2025.01.20発売
その演奏にはジャズのすべてが詰まっていた!『チャーリー・クリスチャンで始める最強のジャズ・ギター入門』が発売
一般的なジャズ・ギター教則本とは異なり、スケール&アルペジオの練習や、ツー・ファイヴ・フレーズは登場しません。というのも、チャーリー・クリスチャンの時代には「スケールやアルペジオを数オクターブに渡って上下する」、「コードをツー・ファイヴに分解して弾く」といったアドリブ法は開発されていなかったからです。だけど、クリスチャンの演奏を聴いて「ジャズっぽくないな~」と感じる人はいないはず。それは、上記のような手法はジャズの方法論の一部であって、すべてではないからです。
ジャズのスタンダードは、極論すればトニックとドミナントの繰り返しで成り立っています。これをフレーズとして表現できればジャズを感じさせるアドリブが可能です。実際、チャーリー・クリスチャンのアドリブはそのような構造になっています。本書は彼が愛用したフレーズを「トニックで弾くフレーズ」と「ドミナントで弾くフレーズ」に大別し、コード・フォームと紐付けて学んでいきます。トニックとドミナントを2~3種類ずつ身につけて、実際の演奏キーに合わせて弾くことができれば、もうジャズ・アドリブが弾けているはず!
本書の嬉しい副次効果として、チャーリー・クリスチャンが残した名演がさらに素晴らしく聴こえるというものがあります。今から80年以上前にこんなすごい演奏をしているとは......やはり早世の天才でしたね。



















