2025.03.17発売
『にっぽんのマスター・ビルダー&リペアマン紳士録』が発売に!日本を代表するギター・ビルダーとリペアマンの人となり、仕事歴、仕事上の哲学を深掘り
60年代からこの方、日本は世界に大量のギターを輸出してきました。テスコとグヤトーンをはじめとして、多数のギター・メーカーが製造したギターは世界中を席巻し、かなりの外貨を稼いだのです。その頃は、確かにあまり品質の良くないものもありました。しかし、70年代を迎えると、めきめきと技術力を上げ、外国製品と肩を並べるほどのギターを作るようになりました。そうやって偉大な先人がエレキ・ギター作りの道を敷いてくれたのです。本書には、そんな時代に育ちギターに憧れたギター・ビルダーとリペアマン7人が登場します。日本にエレキ・ギター作りという産業が根付き、クラフトマンやリペアマンという選択肢が職業として登場した黎明期に、彼らはそれぞれの道を選びました。そして、今に至るまでしたたかに歩み続けています。その技術力は世界に誇るレベルです。彼らがどのようにしてギターに興味を持ち、高い技術力を身につけてきたのか、本書のねらいはそこを明らかにすることにあります。