2023.01.20発売
『ゆでめん』から53年、はっぴいえんどとは何だったのか? その正体を現代の視点から描き出す一冊『はっぴいえんどの原像』が発売
今なお強い影響力を放つはっぴいえんど。細野晴臣、大滝詠一、松本隆、鈴木茂から成る70年代日本の伝説的バンドです。それだけに、やれ日本語ロックの先駆だの、シティポップの元祖だの、伝説だけが一人歩きしている感もありますが、等身大のはっぴいえんどについて真っ向から綴った本はこれまでありませんでした。果たしてはっぴいえんどとは何だったのか? 著者のサエキけんぞうさんと篠原章さんは、中学生時代からリアルタイムではっぴいえんどを追いかけていた筋金入りの記録者です。あまりに入れ込みすぎて、メンバーとも交流を持ち、プライベートな会話を共にしたこともしばしば。歴史の表舞台には出てこないエピソードまでを吸収しています。そんな二人が、持てる情報と情熱を注ぎ込んで書き上げたのが本書です。原体験という強い武器を駆使して描くはっぴいえんどの姿は生々しく、まさに"原像"と呼ぶべき正体を明らかにしています。ファンは必読です。