内容
コード進行に合わせて自由にベースが弾けるようになるロングセラー教科書の改訂版
勘や手癖に頼って演奏していて、いまいち自信を持ってプレイできていない、あるいはフレーズにマンネリを感じている、そんなベーシストの皆さんのためにベース・ライン作成のセオリーを詳細に解説した教科書の決定版が本書です。
2012年の初版以来ロングセラーを記録してきた本書ですが、この度テキスト、用語、譜例に関して、より時代に沿ったもの、よりわかりやすいものへと変更・修正した改訂版が登場しました。連動音源は付録CDでしたが、そちらも時代に合わせてストリーミング・ダウンロード対応へと変更しています。300ページ以上のボリュームにぎっしりと詰め込まれた詳細な理論+音楽的なエクササイズが、必ずやあなたを次の扉へと導いてくれることでしょう。
どんな曲でも、どんなコードでも、音楽的なベース・ラインを奏でられるはずです。また、ベース・ソロに関する解説も多く含まれているので、さらに高度なプレイを目指す方にもオススメです。本気で上手くなりたいベーシストのための、価値ある1冊です。
【CONTENTS】
■PART1 ダイアトニック・コードへの対応
≪Chapter0 音程≫
◎1オクターブ内の音程
◎転回音程(Inverting Intervals)
◎1オクターブ以上の隔たりがある音程
≪Chapter1 三和音≫
◎三和音の構成音
◎各トライアドに対するダイアグラム
≪Chapter2 四和音とモード≫
◎I:アイオニアン(Ionian)
◎II:ドリアン(Dorian)
◎III:フリジアン(Phrygian)
◎IV:リディアン(Lydian)
◎V:ミクソリディアン(Mixolydian)
◎VI:エオリアン(Aeolian)
◎VII:ロクリアン(Locrian)
◎四和音とモードのまとめ
≪Chapter3 マイナー・セブンス・コードとモード≫
◎ジャズではドリアンを第1に選択
◎エオリアンとフリジアンが選択される場合
◎メロディック・マイナー・スケールの練習
≪Chapter4 サスフォー・コード≫
◎サスフォー・コードに有効なスケール
◎サスフォー・コードの機能
≪Chapter5 ベース・ラインの作成(1)≫
◎コード・トーンを中心としたベース・ラインの作成
◎スケール的(モード的)アプローチ
◎曲に対してスケール的アプローチを用いる
◎テンション・ノートを意識したベース・ライン
◎ベース・ラインのイメージ作り
■PART2 発展的なアプローチ
≪Chapter6 ドミナント・セブンス・コード≫
◎リディアン♭7thスケール(Lydian ♭7th Scale)
◎オルタード・スケール(Altered Scale)
◎ディミニッシュド・スケール(Diminished Scale)
◎ホール・トーン・スケール(Whole-Tone Scale)
◎フリジアン♯3(Phrygian ♯3)
≪Chapter7 II-V(ツー・ファイブ)≫
◎II-Vに対するベース・ライン
◎フレーズはボキャブラリー
≪Chapter8 ディミニッシュド・コード≫
◎ディミニッシュド・コードに有効なスケール
◎ディミニッシュド・コードの機能
◎メジャー・セブンス・コードの変化形
≪Chapter9 マイナー・メジャー・セブンス・コード≫
◎最も一般的なメロディック・マイナーの使い方
◎ライン・クリシェ(Line Cliche)
≪Chapter10 三和音に対応するスケール≫
◎メジャー・トライアド
◎マイナー・トライアド
◎オーグメンテッド・トライアド
◎ディミニッシュド・トライアド
≪Chapter11 分数コード≫
◎4種類の分数コード
≪Chapter12 クロマチック・アプローチ≫
◎クロマチック・アプローチの2つの手法
◎クロマチック・アプローチの実例
◎クロマチック・アプローチの拡大
≪Chapter13 ベース・ラインの作成(2)≫
◎II-7からV7へ
◎V7からI△7へ
◎II-7-V7-I△7-VI7進行の連続
◎IIΦ7からV7へ
◎V7からI-7へ
◎IIΦ7-V7-I-7-VI7進行の連続
■PART3 実践的なノウハウ
≪Chapter14 ブルース≫
◎ブルース・スケールとコード進行
◎フレーズとしてのブルース
≪Chapter15 ペンタトニック・スケール≫
◎メジャーとマイナーのペンタトニック・スケール
◎内在するペンタトニック・スケールの割り出し
◎実際の演奏にあたっての注意点
≪Chapter16 リハーモニゼイション≫
◎リハーモニゼイションの実例
◎II-V進行によるクロマチック・アプローチ
◎リハーモニゼイションを行ないやすい場所
◎ペダル・ポイント(Pedal Point)
◎オスティナート(Ostinato)
≪Chapter17 ヘミオラ≫
◎ベース・ラインやソロにヘミオラを組み込む
≪Chapter18 アウトサイド≫
◎さまざまなアウトサイド
≪Chapter19 ラテン音楽≫
◎アフロキューバン(Afro-Cuban)
◎ブラジリアン(Brazillian)
≪Chapter20 イントロとエンディング≫
◎イントロ(Intro)
◎エンディング(Ending)
≪Chapter21 ベース・ラインの作成(3)≫
◎2ビート(2 Beat)
◎4ビート(4 Beat)
◎インタープレイ(Interplay)
◎シャッフル(Shuffle)
◎バラード(Ballad)
◎ダブルタイム(Double-time Feel)
◎ジャズ・ワルツ(Jazz Waltz)
◎変拍子(Odd time signature)
◎3/4拍子⇔4/4拍子
◎ボサノバ
≪Chapter22 ベース・ソロ≫
◎空間を置いたソロでの組み立て方
◎"弾かない"と"弾けない"
≪Chapter23 演奏を聴く≫
◎聴くことから始まる
■APPENDIX
◎A:ベース・ライン&ベース・ソロ実例集
◎B:連動音源解説