転調テクニック50

イマジネーションが広がる実践的コード進行集

1,944(本体1,800円+税)

品種書籍
著者梅垣 ルナ(著)
仕様A5判 / 144ページ / オーディオとMIDIデータ収録のエンハンスドCD付き
発売日2017.07.19
ISBN9784845630547

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内容

作曲の幅を転調で広げよう!

作曲中に「もうヒトヒネリしたいな」と思うことってありますよね。でも、良いアイディアが浮かばなくて行き詰まってしまう......。そんなときにオススメなのが転調です。平歌からサビへ向かうとき、あるいはサビをさらに盛り上げたいときなど、転調を使うとさまざまな場面で感情の移り変わりをダイナミックかつ繊細に表現でき、スパイシーで彩り豊かな楽曲に仕上げることができます。

本書ではポップスで活用しやすい50の転調パターンを掲載しました。1パターンは最長でも9小節とコンパクトなので、的確かつ簡潔に転調のコツを学べます。また多くのパターンは定番的なコード進行を利用しているため、作曲ネタとしても利用可能。本書で転調の面白さにどっぷり漬かってみてください!

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【CONTENTS】

■INTRODUCTION 転調の基礎知識
SECTION 1 転調とは?
SECTION 2 近親調と遠隔調
SECTION 3 各キーのダイアトニック・コード
SECTION 4 本書の読み進め方

■CHAPTER 1 シンプルなアプローチ
01 マイナー系楽曲の展開作りに便利に使える短3度上
02 ノーブルなカノン進行の短3度下転調
03 各コードに共通する音を利用した「メロディ系」アプローチ
04 「Ⅰm」から「Ⅰm」へ短2度下げるだけでも効果的
05 マイナーからメジャーへ美しく展開したいときは平行調
CHAPTER 1のまとめ

■CHAPTER 2 「Ⅴ7」をクッションに活用
06 メジャー・キー同士で落ち着いた雰囲気作りに
07 メジャー・キー同士の短3度上で華やかな展開に
08 エンディングを盛り上げる全音下パターン
09 マイナー・キー同士の全音下でドラマチックに
10 半音上への転調はエンディング前のサビに効果的
11 セカンダリー・ドミナントで滑らかに下属調へ
12 マイナーからメジャーへのセカンダリー・ドミナント技
13 属調の関係にあるメジャー・キーをセカンダリー・ドミナントでつなぐ
14 全音上へのアプローチも「V7」でバッチリ
15 大サビへの展開に有効な「V7」の平行移動
16 明暗の対比が面白い同主調でのアプローチ
17 マイナーからメジャーへ同主調でポジティブな展開を
CHAPTER 2のまとめ

■CHAPTER 3 「Ⅴ7」の応用テクニック
18 元キーの裏コードを使う.メジャー・キー版
19 元キーの裏コードを使う.マイナー・キー版
20 転調先の裏コードをクッションに使う
21 セカンダリー・ドミナントの裏コード技①
22 セカンダリー・ドミナントの裏コード技②
23 ツー・ファイブ・ワンで華やかな展開を作る
24 ツー・ファイブ・ワンで重厚なサウンドへ
25 マイナー・キーのツー・ファイブ・ワン
26 オン・コードを利用した転調テクニック
27 F6(onG)を利用してかわいらしさから荘厳さへ
CHAPTER 3のまとめ

■CHAPTER 4 「半音」「全音」&さまざまなクッション技
28 ポジティブ感を演出するメジャー・キーへの転調
29 ツー・ファイブからの半音移動で彩りを加える
30 ツー・ファイブからの半音移動で真逆のイメージに
31 ヒネリを加えたツー・ファイブ+半音移動
32 半音の平行移動で循環コードの最初のコードに
33 平行移動したコードからツー・ファイブ・ワンを作る
34 明るいイメージを急激に重くするアプローチ
35 全音上の平行移動は美しい響きが魅力
36 「Ⅳ -Ⅴ -Ⅰ」で作る調性のグラデーション
37 サブドミナント・マイナーで明暗を滑らかに
38 マイナー・ツー・ファイブ・ワンの「切なさ」を加速させる手法
39 「Ⅰm」を「Ⅰ」に置き換えてナチュラルにメジャー・キーへ
CHAPTER 4のまとめ

■CHAPTER 5 ディミニッシュ&オーギュメントのアプローチ
40 ディミニッシュで瞬時に世界感を変える
41 パッシング・ディミニッシュで滑らかに転調
42 オーギュメントでインパクトを打ち出す
43 オーギュメントでメジャーからマイナーへ
CHAPTER 5のまとめ

■CHAPTER 6 連続転調
44 短3度上の転調の中にもうひとつ別のキーを潜ませる
45 半音技と裏コード技で3つのキーを渡り歩く
46 2段階の転調をナチュラルに
47 ツー・ファイブ・ワンを利用したテクニカル系アプローチ
48 オン・コードを使ったスムーズな連続転調
49 ツー・ファイブ・ワンでおしゃれに連続リハーモナイズ
50 メジャー・セブンスの平行移動で明るくさわやかに
CHAPTER 6のまとめ

■APPENDIX 転調に役立つ音楽理論
SECTION 1 度数
SECTION 2 ダイアトニック・コード
SECTION 3 コードの機能
SECTION 4 代理コード
SECTION 5 定番コード・テクニック

著者プロフィール

編集担当より一言

本書は梅垣ルナさんの前著、『もう途中で投げ出さない! イメージを1曲に仕上げる作曲テクニック』がヒントになって生まれました。

『もう途中で投げ出さない! イメージを1曲に仕上げる作曲テクニック』ではバラエティ豊かな5曲の作曲テクニックが解説されているのですが、その中には転調に関するさまざまなノウハウも登場しています。それらが、いずれも現代のポップス作曲にマストと思われるものばかりだったのです。
そこで編集部は、転調にフォーカスした書籍の執筆を梅垣さんに依頼。すぐにご快諾いただき、50パターンもの非常に実用的な転調コード例を考案していただきました。

おそらく、転調を含んだコード進行自体は50どころか、数限りなく考えられると思います。しかし、音楽的に成立させやすく、応用も容易な形でまとめるとなると、これは非常に難しい作業であったことは間違いありません。それを梅垣さんは豊富な作曲経験と卓越したアイディアで見事に具現化してくださいました。

同時に、参照用の音源も制作していただいたのですが、これがまたとても素晴らしいんです! 本書はコード進行解説がメインなので、サウンドに関する解説は掲載していませんが、興味のある方は参照音源をぜひじっくり聴き込んでみてください。そして付属のMIDIデータも分析してみるとよいでしょう。それだけでも皆さんのアレンジに役立つヒントをたくさん発見できると思います。そんな楽しみ方もできるのが『転調テクニック50』なのです。 (出版部/永島聡一郎)