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2019.10.23

リズム&ドラム・マガジン

大喜多崇規×村松 拓が語る"歌とドラムの関係"

取材/文:リズム&ドラム・マガジン編集部 撮影:鈴木千佳

結成10年以上が経つ今もなお国内バンド・シーンの第一線で活躍し続けるロック・バンド、Nothing 's Carved In Stone。リズム&ドラム・マガジン19年12月号に掲載となるインタビューでは、ドラムの大喜多崇規とギター&ヴォーカルの村松 拓の対談で、"歌とドラム"の関係から見たバンドの変化、最新作『By Your Side』についてたっぷりと語ってもらった。ここではその内容を一部抜粋し、バンド結成当初を振り返ったお互いの第一印象や、大喜多のドラミングと村松のメロディの関係性に迫る。

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メロディありきのフレーズ構築

●まずは、デビュー10周年おめでとうございます。

大喜多 & 村松 ありがとうございます!

●結成当時を振り返ってみていかがですか?

大喜多 僕はひなっち(日向秀和/b)とFULLARMORでやっていたんですけど、当時は1年に1回ライヴをするくらいの活動頻度だったんですよ。だから、タク(村松)が入ってきて、ナッシングスが本格的に動き出したときはうれしかったです。

●お互いの第一印象は?

大喜多 もともとうまかったし、"声がカッコいいな"と、初めて一緒にやったときに思いましたね。半年くらい曲作りしながらヴォーカルを探していて、何曲か出来上がった状態でタクが入ったから、最初の歌録りは(村松は)まだいなかったんですよ。

村松 俺が入る前に3人で曲作ってたんだよね。オニィ(大喜多)は、パワフルだなっていうのが第一印象で。周りのメンバーもめちゃくちゃ音がでかい中、生音でこんなに叩けるのかと。ウブ(生形真一/g)の、アンプで増幅しているギターの音に負けないドラムを叩く人だなって思いました。

●メンバー全員がそれぞれ違うバンドから集まる形でナッシングスが始動したわけですが、曲作りで行き違いはありませんでしたか?

村松 当時はなかったですね。好きなようにやるのがこのバンドだと初めから感じていたので。やりたいことをやって、それが1つになるならそれでいいと思っていたから、それを矯正しようとすることはなかったかも。

大喜多 バンドが始まったばかりのときは、みんなそれぞれ自由にやりながら、どういうふうになるのかを模索していて。それから何年も重ねてきて......。でも、タクが作ってくるアコースティック・ギターがメインの曲になって、また変わってきたよね。

村松 うん、俺が作った曲のイメージに合わせてドラムを叩いてくれるときは「もうちょっとこうしてみて」とか、一緒に作っていく感じになったかな。オニィのドラムはタイム感もすごく繊細じゃないですか。"間"を大事にするドラマーだから、それが生きてくるドラムになるように、俺からもアプローチしたくなるというか、そういうのはあったかもしれないです。

大喜多 しっかりコミュニケーションが取れるようになってから、そういうリクエストを言い合うようになったと思います。デモの段階でタクの歌とアコギがある場合は、それに合わせてどれくらいドラムがあると、歌い手として気持ちいいのかを感じながら言ってくれて。だから僕もそこに対して、何とか表現できるようにしていきました。

●村松さんのメロディに寄り添って、大喜多さんがフレーズを構築していく感じですか?

大喜多 デビュー当時は、タクがメロディを持ってくることが多くて、それに対してどうアプローチしていくか、僕らの間だとある かもしれないです。タクの歌やギターのメロディは、僕らが演奏する上で反応するものだと思うから、それなしに作り上げることはできないと思います。

村松 そう、いつもメロディに合わせてドラムのアプローチも変えてくれるから、ブレスを意識してくれてるのかなと思ったりします。

●そういう積み重ねがあって、徐々にバンドとして強固なものになっていったんですね。

大喜多 そうですね。インディーズで数年やってから、音源をリリースしてデビューみたいな形とは違っていて、メンバーが決まって曲を作り始めたっていうのがあるから、バンドの始まり方は少し変わっているかもしれないですね。

本誌では引き続き、お互いの関係性を掘り下げて話を進めていきながら、大喜多のドラミングの変化や制作エピソードについてなどが語られている。さらに、今作『By Your Side』の中から5曲を抜粋し、ドラム・プレイを譜面つきで分析! このインタビューの続きは、10月25日(金)発売の「リズム&ドラム・マガジン」2019年12月号にて!

▼「リズム&ドラム・マガジン 2019年12月号」コンテンツ内容
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