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2017.12.22

キーボード・マガジン

accessデビュー25周年企画〜浅倉大介インタビュー|キーボード・マガジン2018年WINTER号より

Text by Keyboard Magazine/Photo by Takashi Yashima

デビュー25周年となる2017年は、いつも以上にパワフルな活動を続けてきたaccess。
キーボード・マガジン2018年WINTER号では、その25周年を記念した特別企画として、
彼らがこの1年に行ってきたライブのうち、9月から10月にかけて開催された
"access 25th Anniversary TOUR 2017 double decades + half"の
模様をレポート。10月1日に行われた中野サンプラザ公演をグラビアで紹介している。浅倉大介本人に、ライブの感想を語ってもらったので、その一部をここに公開しよう。

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"根底にある部分は変わっていない。それもaccessらしいかなと思います"

─"access 25th Anniversary TOUR 2017"のツアーの感触はいかがでしたか?

浅倉 今回のツアーのキーワードの1つとして、"オリジナル・リスペクト"がありました。accessはデビュー当初から、リリースした後ライブを重ねるごとにいろんなアレンジを加えて、曲をどんどん変化させてきました。でもこうやって長い間活動していると、途中からaccessを知ってくれた方や、最近知ってくれた方が増えてきて、もしかしたら、オリジナルに近い状態の生演奏を聴いたことがない人が多いんじゃないか?ってふと思ったんです。それで25周年の節目のコンサートとして、オリジナル・リスペクトで、生演奏でどこまでできるかをテーマにしたんですが......新鮮でした。当時のフレーズが鳴った瞬間に、そのときの気持ちが蘇ってきて。ステージもそうだし、お客さんもそう感じてるんだというのが分かりましたね。

─オリジナル・リスペクトをするにあたって、改めて昔の曲を聴き直したり?

浅倉 はい、オリジナルCDを全部聴き直しました。シンセのソロとか、ギターとの絡み方とか、こんなことしてたんだ!みたいに驚くことも多かったですね。音色としては、今のサウンドになっているんですが、それらのフレーズをきちんと再現することによって、25年という時間を表現できるかなと。ただaccessの音楽というのは、デジタル・テクノロジーを駆使して、進化とともに作ってきたものなので、あえてオリジナルをリスペクトするということになったら、すごく大変なことにもなりました。

─どんなところが苦労したんでしょうか?

浅倉 当時との一番大きな違いはBPMです。BPMが違うと時代感が変わってしまうので、一番のこだわりはそのBPMを再現するということでした。まずライブ用のデータをいろいろ調べたんですが、時代とともにジワジワとBPMが上がってきているんですよ。でもオリジナル・リスペクトするならそこは徹底して当時のBPMに戻したかった。そこで、入っている波形やシーケンスのデータを、当時のマルチトラックから取り込み直したりしました。データの管理は大変でしたが、BPMを戻したことによって、当時のグルーブをリスペクトできた。そのときの時間が共有できたんじゃないかなって思います。

──音に対する客席の反応は?

浅倉 今回のツアーでは、歴代のシングル曲を日替わりで網羅するコーナーもありました。シングルについては、イントロの音が鳴った瞬間の0.5秒で、この曲だ!って分かる印象的な音になるようにこだわって作ってきたので、その最初の音が鳴るたびに、会場が一緒にタイムスリップする感覚があって楽しかったですね。

(続きはキーボード・マガジン 2018年1月号 WINTERにて!)



キーボード・マガジン 2018年1月号

1,500(本体1,389円+税)

品種雑誌
仕様A4変形判 / 172ページ / CD、ビンテージ・シンセ・カレンダー付き
発売日2017.12.09

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