立東舎 乙女の本棚

赤い部屋

江戸川 乱歩(著)/寿 なし子(著)

定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
発売日2025.05.16
品種書籍
仕様B5変形判 / 80ページ
ISBN9784845642588

内容

人気シリーズ「乙女の本棚」第47弾は、文豪・江戸川乱歩×イラストレーター・寿なし子のコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。

ああ、何という恐しくも楽しい遊戯だったのでしょう。

赤い部屋には、異常な興奮を求めて集った男たちがいた。そのなかの1人が、彼らが欲しているような奇妙な身の上話をはじめる。

江戸川乱歩の名作が、想像力を掻き立て物語を深く考えてしまうような作品で話題のイラストレーター・寿なし子によって描かれる。名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

編集担当より一言

5月の乙女の本棚シリーズの新刊は、イラストレーター・寿なし子さんが登場です! 美しさと、よくみるとぞわっとするような感覚を併せ持った素敵なイラストが特徴で、SNSなどで見かけることも多い作家さんです。取り上げる小説は江戸川乱歩の名作『赤い部屋』。夜な夜な刺激を求めて赤い部屋に集う男たち。その新入りが話し始めたのは、彼の殺人の数々で……という、いかにもこのシリーズにぴったりな内容となっています。様々な殺人方法が語られるなか、それぞれのイメージを上手くイラストに落とし込んでいく様子がとても素敵な1冊になりました。今回、タイトルにも入っている「赤」がやはり重要なのですが、書籍のカバーや帯でも、ここぞとばかりに赤色を大量に使用しています。表紙イラストの階段の上にある部屋から、ぼうっと赤い光が出ているところが特にお気に入りです。日本文学にそこまで馴染みのない方でも読みやすいと思いますので、ぜひどうぞ!