評伝 福居良 世界をめぐる北のジャズ

栗山 慎二(著)

定価2,640円 (本体2,400円+税10%)
発売日2026.06.19
品種書籍
仕様四六判 / 272ページ
ISBN9784845644438

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内容

なぜ、彼の音楽は世界中で愛されるのか?
YouTube、Spotifyで圧倒的な再生数を誇る
日本人ジャズ・ピアニストの決定的評伝!

札幌を拠点に活動し、生前は「知る人ぞ知る」存在だったジャズ・ピアニスト、福居良(1948-2016)。しかし、死後にその音楽は海外から再発見され、YouTubeやSpotifyを通じて瞬く間に広まった。なぜ、彼は世界的なリスナーを獲得するに至ったのか? テレビ局でディレクターを務め、生前の福居とも交流を持った著者・栗山慎二が、多数の関係者への取材を通じてその人生をつまびらかにしていくとともに、彼が生み出した音楽の魅力に迫ります。旅芸人一家での幼少期、22歳で始めたピアノでレコード・デビューしたいきさつ、そして世界中を虜にする名曲「メロウ・ドリーム」の誕生秘話をはじめとする各作品の背景など、これまで語られることのなかったエピソードの数々が、貴重な未発表写真とともに綴られていきます。

CONTENTS
第1章 「ライブ」で始まった人生
第2章 「遅れて誕生した」ジャズ・ピアニスト
第3章 定まらない居場所
第4章 「本拠地」で自分の道を追及へ
第5章 充実の円熟期のなかで
第6章 世界が注目する「Ryo Fukui」




編集担当より一言

DJカルチャーの文脈で一部では知られていましたが、実は本書の企画をご提案いただくまで、福居良さんの音楽がここまで世界中で聴かれているとは知りませんでした。日本のシティ・ポップやフュージョンがインターネットを通じて世界に広まっている状況と似ています。もし福居良さんがご存命だったら、近年、海外公演を成功させている高中正義さんや杏里さんのように、世界中からライブのオファーが舞い込んでいたことでしょう。本書はなぜ福居良の音楽が多くの人を惹きつけるのか、著者の丁寧な取材により、その答えに迫ろうという内容です。私がとくに印象的だったのが、彼の象徴とも言える1stアルバム『シーナリィ』は、福居良の音楽に惚れ込んだディレクター伊藤正孝氏が当時務めていたレコード会社に提案するも却下され、自費を注ぎ込んで制作に至ったという経緯でした。伊藤氏は2022年に亡くなったそうですが、若き日の彼の衝動が、50年後に世界中に伝播していると思うと胸が熱くなります。そんなエピソードの数々を、ぜひ本書でご確認ください!
(編集担当/服部 健)

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