内容
Charやジェフ・ベックに匹敵する自由なスケール感を身につけよう
ギタリストの多くが弾くスケールは「マイナー・ペンタトニック主体」ですが、それでは遅かれ早かれマンネリに陥ります。その枠から出られぬ理由は「本当のスケール練習&活用法」を知らないから。巷によくあるスケール練習法は実はただの筋トレなのです。
本書のテーマは、「モード、コードの真実」を紐解き、その結果得られる「本当のスケール練習方法」を、"ロック"を通して読者のみなさんに伝えることです。
❶モード
この言葉から多くはジャズを連想するでしょう。しかし実はロックとモードの相性は抜群。モードを上手く使うロック・ギタリストがCharやジェフ・ベック。例えばCharの「LEGAL FICTION」は非常にわかりやすいドリアン・モードの曲ですが、この曲を「奇妙な音楽」なんて思う人はいないでしょう。こんな風にモードは普通にロックの世界に存在しています。
❷コード
言葉足らずなものが多いコード理論書ですが、実は視点を変えればコードの本質は一夜にして理解でき、テンション・ノートに悩むことなど、絶対になくなります。本書でコードの知識をアップデートしてください。
❸スケール
スケール練習。よく見かける「音階を上がって下がるスケール練習」を100時間行ったとしても、気の利いたフレーズのひとつも思い浮かばないでしょう。あれは運指とピッキングのトレーニングをするための筋トレであって、音楽を創作して演奏することとはほぼ無関係なのです。
本書で、❶❷❸の関係をきちんと理解すれば、スケールを自由自在に操れるようになります。ぜひともあなたのギター・プレイや作曲に反映してください。
今回の【新装改訂版】では、情報として古くなった部分を削除、登場する用語や表現をよりわかりやすく正確なものに修正、アヴェイラブル・ノートについての解説を追加など、ブラッシュアップされました。誌面と連動した音源も、時代に合わせて付録CD収録からダウンロード/ストリーミング対応となりました。ぜひ【新装改訂版】、ご活用ください。
【CONTENTS】
Step1 「スケールが親、コードが子供」だった!
Step2 これまでのスケール練習は単なる筋トレだった!
Step3 モードはカッコよくてカンタンだった!
Step4 モードはロック/ブルースに活用できた!
Step5 マイナー・ペンタトニックを飛び越える方法があった!
Step6 9日間でコンテンポラリー・フレーズをマスターする練習方法があった!
コラム
アヴェイラブル・ノートという考え方、モードな曲紹介