立東舎

ULTRASEVEN X 15年目の証言録

八木 毅(編)

定価2,970円 (本体2,700円+税10%)
発売日2023.05.20
品種書籍
仕様A5判 / 352ページ
ISBN9784845638680

『ULTRASEVEN X 15年目の証言録』(立東舎)刊行記念
八木毅(著者・監督)+与座重理久(ジン)トークイベント

会場:紀伊國屋書店新宿本店 アカデミック・ラウンジ
日時:2023年6月4日14時スタート

詳細は下記よりご確認ください。
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1683896965/

内容

『ウルトラセブン』放映40周年作品!
総勢28名のキャスト、スタッフが明かす舞台裏!

『ウルトラセブン』放映40周年を記念して製作された『ULTRASEVEN X』は、メイン監督とシリーズ構成を八木毅氏が務め、SFやホラー、怪奇テイストに溢れた作風が特徴となっている。深夜枠だからこそ可能となった「大人向け」の異色『ウルトラ』作品は、いかにして構想され、撮影されていったのか。主要キャスト4名に加え、プロデューサー、監督、脚本家、デザイナー、作曲家、スクリプター、カメラマン、照明技師、アクション監督、スーツアクター、CGチームの面々がその創作の舞台裏を明かす。さらに最終話に出演したオリジナル『セブン』のダン(森次晃嗣)とアンヌ(ひし美ゆり子)も参加し、『SEVEN X』のみならず『セブン』の思い出までを披露。八木監督だからこそ聞き出すことができた、秘話が満載の証言録です。

【CONTENTS】
PART1 キャスト編
与座重理久 闇があって未知な部分を背負った主人公というのは一発で入りました
加賀美早紀 素直な気持ちで、台本通りに操られようみたいな感じで
脇崎智史 僕の今のアクションは『SEVEN X』が原点です
伴アンリ この作品に出られたことは私の人生にとっては「光栄」です

PART2 監督編
八木毅 あらためて見返してみたけど、やっぱりとても冒険しているね
鈴木健二 撮っているときはやりたいことを全部できた
梶研吾 一撃必殺は、セブンXの強さをとにかく強調したいという意図から
小中和哉+長谷川圭一 やろうとしていてできなかったことを積極的に入れていった

PART3 脚本家編
小林雄次 ダンとアンヌの再会は最初からやろうと思っていました
太田愛 『SEVEN X』を見ないと人生の損ですよ
福田卓郎 なぜかまた名刺を出す宇宙人が出てきてしまった(笑)
金子二郎 『SEVEN X』では「自分らしさ」を出せました
林壮太郎 他者との共存みたいなテーマは僕の中にもずっとあるみたいです

PART4 スタッフ・アクター編
表有希子 若手は若手で頑張っていたけど、ベテラン勢のフォローもあった
内田哲也 曲がりなりにも独特の世界観は作れたという自負はあるかな
齊藤高広 そのときの感覚でいろいろな足し算・引き算の繰り返しだった
島貫育子+高橋義仁+佐藤才輔 スクリプターと撮照が明かす現場の日々
小池達朗+新上博巳 スーツアクターの実力がそのヒーローの実力であってはいけない
早川哲司+上田和彦+小嶋律史+島田友晴 歴史ある円谷CGチームの経験を生かした集大成

PART5 初代ウルトラセブン編
ひし美ゆり子 2人が白い服を着て笑い合っているあの一瞬はハッピーなのよね
森次晃嗣 本家本元のダンとアンヌが最後に出て画面的にも締めているのかな

COLUMN 全話解説

ジンを演じた与座重理久氏のインタビュー。「オーディションには受からないだろうと思っていた」など、意外な事実が明かされています

「証言録シリーズ」恒例の八木監督による全話解説コラム。今回も臨場感あふれる筆致で現場の雰囲気を伝えてくれます

メインライターの小林雄次氏のインタビュー。八木監督との信頼関係に裏打ちされた、創作秘話は必読です

本書には内田哲也氏によるデザイン画も多数掲載。『ULTRASEVEN X』の世界観を、より深く知ることができます