にっぽんセクシー歌謡史

定価2,200円(本体2,000円+税10%)

品種書籍
著者馬飼野 元宏(著)
仕様四六判 / 592ページ
発売日2021.05.21
ISBN9784845635160

紙の本を買う

電子版を買う

▼本書「第7章 セクシー歌謡全盛時代」を全文公開中!
https://www.rittor-music.co.jp/pickup/detail/17295/

▼『にっぽんセクシー歌謡史』に登場する楽曲からセレクトしたSpotifyのプレイリストを公開中!

【にっぽんセクシー歌謡史 Mix on Spotify】

https://open.spotify.com/playlist/17Jpveo0Yh6oyOalcWja9t?si=pbz2WO8QSQ6jzN4iq_bbZQ

内容

奥村チヨや山本リンダといったセクシー系歌手のルーツを探り、
その進化と変貌のプロセスを検証する。

かつて昭和の高度成長期に、歌謡界を席巻した「お色気歌謡」。その歴史は古く、ルーツは昭和初期に遡る。日本の音楽シーンの歴史をたどってみても、お色気歌謡の流行は、経済が上向きの時期に何度かの隆盛が起きており、殿方の夜のお供から、まだ性の何たるかも知らぬ少年たちまでを、各時代で魅了し続けてきた。ことに70年代に大きな成功を収めた幾多の女性歌手たちは、テレビの歌番組全盛とリンクして、ビジュアル面を強調することで一時代を築く。この時期を中心にした女性歌手による歌謡曲を「セクシー歌謡」と呼び、奥村チヨや山本リンダといったセクシー系歌手のルーツを探り、その進化と変貌のプロセスを検証する。ある時期を境に急速に衰退し、いつしか音楽シーンから消え失せてしまったこのジャンルを、あくまで「音楽史的な側面」から紐解き、お色気が日本の音楽史に与えた影響について、関係者の証言も交えてまとめていく。

青春ノイローゼになる手助けをしてくれたディーバたちに感謝感謝! みうらじゅん

【CONTENTS】
第1部 お色気歌謡の時代 昭和初期〜60年代終盤まで
 第1章 昭和初期に始まったエロ歌謡とは何か
 第2章 鶯芸者とお座敷ブーム
 第3章 浜口庫之助とお色気歌謡
 第4章 ムード歌謡の隆盛と日本の高度経済成長期
 第5章 GS時代とゴーゴーガール〜サイケな時代のお色気百花繚乱期
 第6章 映画産業衰退期とお色気女優の歌手仕事
 第7章 セクシー歌謡全盛時代

第2部 セクシー歌手トップ4の履歴書
 奥村チヨ
 辺見マリ
 山本リンダ
 夏木マリ

第3部 70年代以降のセクシー歌謡
 第8章 酒井政利の熟女再生路線
 第9章 喪失歌謡
 第10章 セクシー系ガール・グループの歴史
 第11章 80年代以降のセクシー歌謡

編集担当より一言

まさかこんな大作になるとは思いませんでした。なんと全592ページ! お色気歌謡とかセクシー歌謡とかいろんな呼ばれ方をしてきた、ある種の特殊歌謡の歴史を戦前に遡って詳細にまとめたのが本書です。著者の馬飼野さんとはこれまでに何冊も本を作りましたが、歌謡曲に関する知識は膨大で、ことあるごとに驚かされてきました。よくそんなこと知ってるな~と感心することしきり。そういった「よくそんなこと知ってるな~」がこの本にはこれでもかと詰め込まれています。戦前の芸者が歌うエロ歌謡、ガールグループの爽やかなお色気歌謡、情念たっぷりな熟女のセクシー歌謡、常に殿方の心をソワソワさせてきた桃色歌謡の全貌が解き明かされます。分厚い本ですが、文字は大きくしましたし、文章が平易なので、スラスラと読めてしまうでしょう。好事家でなくても楽しめる愛すべき歌謡曲本です。
(編集担当/野口広之)