ビートルズのコード進行レボリューション#9~弾いて楽しむ9つのコード進行革命とその法則

定価3,278円(本体2,980円+税10%)

品種書籍
著者安東 滋(著)
仕様B5判 / 448ページ
発売日2020.02.21
ISBN9784845634767

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内容

現代ポピュラー・ミュージックの源流はビートルズにあり。
彼らの摩訶不思議なコード進行には9の法則が潜んでいた!?
約200曲に及ぶビートルズ・ソングのコード進行を徹底解析!

「イエスタデイ」、「レット・イット・ビー」、「ヒア・ゼア・アンド・エブリホエア」、「ヘルプ!」、「イン・マイ・ライフ」、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」、「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」、「サムシング」......ビートルズが生み出した数々の名曲は、なぜこうも我々の琴線に触れてくるのか? その答えの一つは "偉大なる素人"と形容されたビートルズならではの掟破りなコード選びにあった。世界中を熱狂させた4人のマジカルなコード進行は、まさに世紀の大発明だったのだ。本書では、約200曲に及ぶビートルズ・ソングのコード進行パターンを徹底的に解析。そこには、ある9つの法則が潜んでいた。彼らのマジカルなコード進行を弾き倒し、自分でも名曲の雰囲気が漂う素敵な楽曲を作ってみよう。

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【CONTENTS】
Revolution#1
ビートルズ進行のツボ、ノンダイアトニック・コードの投入

⚫︎TAKE1 ビートルズ進行のお約束パーツ"♭Ⅶ"【 ♭Ⅶコードの投入アイディア】
KNOW HOW "♭Ⅶ"コードのキャラクターと投入アイディア

⚫︎TAKE2 メジャー進行の中にマイナー圏のコードを交ぜる【モーダル・インターチェンジ】
・PHASE1 甘く切ない響きを生み出す"Ⅳm"【サブドミナント・マイナー】
KNOW HOW ビートルズ流、Ⅳmコード投入術
・PHASE2 代理コードを利用するアイディア【サブドミナント・マイナーのバリエーション】
KNOW HOW サブドミナント・マイナーの代理コード
・PHASE3 鮮やかな場面転換を演出する"Ⅰm"【トニック・マイナー】
KNOW HOW トニック・マイナーの活用術
・PHASE4 ダークな色彩感の個性派コード"Vm"【ドミナント・マイナー】
KNOW HOW ドミナント・マイナーはこう使え!
・PHASE5 モーダル・インター・チェンジの総合サンプル
KNOW HOW ビートルズ印の"鉄板アプローチ"

TELL ME WHY 逆モーダル・インターチェンジ?

Revolution#2
ビートルズ印の転調とその技法

⚫︎TAKE1 メジャーkeyとマイナーkeyの入れ替え【ビートルズ印の転調感が噴出!】
KNOW HOW Keyチェンジの実践ポイント

⚫︎TAKE2 転調の距離感【keyチェンジのセンスを磨こう!】
KNOW HOW ビートルズが常用するkeyチェンジ

⚫︎TAKE3 転調のノウハウ:その1【"直接転調"でインパクト満点!】
KNOW HOW ダイレクトに転調するコントラスト

⚫︎TAKE4 転調のノウハウ:その2【"V7"で自在にkeyチェンジ】
KNOW HOW 転調の手前にV7の"布石"を打つ

⚫︎TAKE5 転調のノウハウ:その3【"共通コード"でスムーズに転調!】
KNOW HOW 共通コードでスムーズに転調!

Revolution#3
ドミナント7th周辺のカラフルなアイディア

⚫︎TAKE1 ダイアトニック進行に加えるドミナント7thのスパイス【ドミナント7thの投入アイディア】
・PHASE1 メジャー keyに組み込むセカンダリー・ドミナント
KNOW HOW セカンダリー・ドミナントでスパイスを効かせる:その1(メジャー key)
・PHASE2 マイナーkeyに組み込むセカンダリー・ドミナント
KNOW HOW セカンダリー・ドミナントでスパイスを効かせる:その2(マイナーkey)

⚫︎TAKE2 ドミナント7thの分割アイディア :その1【ツー・ファイブ分割】
KNOW HOW ツー・ファイブ分割の使いどころ

⚫︎TAKE3 ドミナント7thの分割アイディア :そ の2【フォー・ファイブ分割】
KNOW HOW "フォー・ファイブ分割"で作り出すダークな和音展開

⚫︎TAKE4 連続するドミナント・モーション【ポップ&キャッチーに連鎖させるドミナント7th】
KNOW HOW ドミナント7thの連続モーションを活用する

TALL ME WHY 裏コード"とは?

⚫︎TAKE5 解決しないドミナント7th【ビートルズならではのスペシャル・マジック!】
KNOW HOW 斬新なハーモニー・センスの秘密を探る

⚫︎TAKE6 2度のメジャー・コードで作るポップ&キャッチーな和音展開
KNOW HOW ポップに響く2度メジャーの投入アイディア

Revolution#4
クリシェの活用アイディア


⚫︎TAKE1 マイナー・コードに投入する定番クリシェ【マイナー・クリシェの活用術】
・PHASE1 王道クロマティック・ライン【半音下降するマイナー・クリシェ】
KNOW HOW ビートルズ流マイナー・クリシェ活用術
・PHASE2 ♭7th音から半音下降するライン作り【マイナー・クリシェのバリエーション進行】
KNOW HOW バリエーション進行の効用とキャラクター

⚫︎TAKE2 メジャーkeyに投入する定番クリシェ【メジャー・クリシェの活用術】
KNOW HOW メジャー・クリシェの投入アイディア

⚫︎TAKE3 5th起点の定番モーション【オーギュメント・クリシェの投入アイディア】
KNOW HOW ビートルズ流のオーギュメント・クリシェ活用術

Revolution#5
ベース・ラインの"縛り"

⚫︎TAKE1 王道の下降ベース・ライン【スケールを辿るベース・ライン】
・PHASE1 トニック&サブドミナントを起点にするポップなベース・ライン【メジャー・スケールを順に下る常套句】
KNOW HOW メジャーkeyをポップに飾る王道ベース・ライン
・PHASE2 ロック・フィールを生み出すクロマティック・ライン【♭7th音を経由する下降ベース・ライン】
KNOW HOW ♭7th絡みの下降クロマティック・ラインを考察する

⚫︎TAKE2 ステイさせるベース音【低音弦をキープするペダル型ベース】
KNOW HOW トニック・ペダルとドミナント・ペダル

Revolution#6
半音進行のトリック

⚫︎TAKE1 クロマティック進行作りの多彩なアイディア(その1)【パッシング・コードで埋める】
KNOW HOW 半音モーションを作り出す5個のアイディア その1:2種類の"パッシング・コード"

⚫︎TAKE2 同その2【"裏コード"で作る、半音下降モーション】
KNOW HOW 同その2:"裏コード"の活用術

⚫︎TAKE3 同その3【ドミナント7thの"3度ベース"でつなぐ】
KNOW HOW 同その3:"3度ベース"の活用術

⚫︎TAKE4 同その4【モーダル・インターチェンジの和音を投入】
KNOW HOW 同その4:モーダル・インターチェンジ系コードの活用術

⚫︎TAKE5 同その5【"♭Ⅶ"を組み込む】
KNOW HOW 同その5:"♭Ⅶ"を含む定番クロマティック進行

Revolution#7
魔法のスパイス=ディミニッシュとオーギュメント

⚫︎TAKE1 ディミニッシュで技あり! 【ビートルズ流Dimの使い方】
・PHASE1 コードの間を埋める【パッシング・ディミニッシュ=経過的ディミニッシュ】
KNOW HOW ディミニッシュの3大用法 その1:パッシング・ディミニッシュ
・PHASE2 目標コードの手前に置く【アプローチ・ディミニッシュ=装飾的ディミニッシュ】
KNOW HOW 同その2:アプローチ・ディミニッシュ
・PHASE3 同じルートで連結【オグジュアリー・ディミニッシュ=補助的ディミニッシュ】
KNOW HOW 同その3:オグジュアリー・ディミニッシュ

TELL ME WHY ディミニッシュ・コードの基礎知識

⚫︎TAKE2 オーギュメントの使いどころ【ビートルズ流のAug投入アイディア】
・PHASE1 ドミナントで黄昏れる!【Vaug】
KNOW HOW オーギュメントはこう使え! その1:Vaug
・PHASE2 多彩な投入アイディア【オーギュメント使いのバリエーション】
KNOW HOW 同その2:クリシェ作りとドミナント7thの置換

TELL ME WHY オーギュメント・コードの基礎知識

Revolution#8
やっぱり土台はダイアトニック !

⚫︎TAKE1 循環コード進行 【メジャーkeyの定番コード・パターン】
・PHASE1 循環コードでループ!【パターン化されたダイアトニック進行:その1】
KNOW HOW "循環コード"の定番パターン
・PHASE2 循環進行の多彩なモチーフ【パターン化されたダイアトニック進行:その2】
KNOW HOW 循環コードパターン作りのいろいろなアイディア

⚫︎TAKE2 順に進む! "ウォーク・アップ"と"ウォーク・ダウン"【 順次進行】
KNOW HOW 順に移動させる愛用コード・パターン

⚫︎TAKE3 ジグザグに移動する"4度進行"【サイクル・オブ・フィフス】
KNOW HOW ビートルズ流"4度進行"の活用アイディア
TELL ME WHY " 5度進行"もあるぞ!

⚫︎TAKE4 シンプルな3コード進行【主要3和音】
KNOW HOW "3コード"はポップ・チューンの大基本

TELL ME WHY 2コードもあるぞ!

⚫︎TAKE5 まだまだあるぞ!  多彩なアイディア【ダイアトニック進行のバリエーション】
KNOW HOW ダイアトニック進行の多彩なアイディア

⚫︎TAKE6 マイナーkeyのダイアトニック進行【短調を構成するコード群】
・PHASE1 マイナーkeyの基本コードはこれ!【短調のダイアトニック・コード:その1】
KNOW HOW マイナーkeyの基本コードを知る
・PHASE2 マイナーkeyのバリエーション・コード【短調のダイアトニック・コード:その2】
KNOW HOW マイナーKeyのバリエーション・コードを操ろう!

⚫︎TAKE7 平行調の入れ替え【平行調へのkeyチェンジ】
KNOW HOW 平行調をチェンジする基本アイディア


Revolution#9
ロックンロール/ブルージィ系のコード進行作り

⚫︎TAKE1 ブルース進行/ロックンロール進行に沿った楽曲【定型フォーマットの活用】
KNOW HOW ブルース進行とロックンロール進行

⚫︎TAKE2 ブルース進行をアレンジしたコード展開【オリジナル進行作りのアイディア】
・PHASE1 コード・アレンジの基本アプローチ【コード進行と小節数のアレンジ】
KNOW HOW ビートルズ流コード・アレンジのツボ
・PHASE2 サブ・パートを合体させるアイディア【"基本フォーマット+α"の曲構成】
KNOW HOW ブルース進行とサブ・パートを合体させるアイディア

⚫︎TAKE3 ロックンロール・フィールのオリジナル進行作り【ビートルズ印のコード展開術】
・PHASE1 7thフィールの3コードを素材にしたオリジナル進行【主要三和音の構成アイディア】
KNOW HOW 7thフィールを効かせた3コード・アレンジのツボ
・PHASE2 2部構成のアイディア【オリジナル進行と2ndパートの連携】
KNOW HOW 2ブロック構成のイメージとキャラクター作り

⚫︎TAKE4 7thフィールを強調するコード展開【ドミナント7thの連携アイディア】
KNOW HOW ドミナント7thの連続アプローチ

⚫︎TAKE5 "ブルー・ノート"のトッピング【ブルース・フィールの強調】
KNOW HOW ブルー・ノートを含ませたブルージィな和音

TELL ME WHY ビートルズ印のキャッチーなリフ・ワーク
COLUMN 大好きなロックンロールをカバー!

Bonus Track ビートルズあるある !
⚫︎TRACK1 スケールに沿ったコード進行
・TAKE1 ペンタトニックを土台にしたコード展開
・TAKE2 ジョンの斬新な発想

⚫︎TRACK2 ビートルズ印の隠れスパイス、"Ⅵm"と"Ⅰm"の分割アイディア
TAKE1 メジャーkeyの"Ⅵm"をツー・ファイブに分割する
TAKE2 マイナーkeyの"Ⅰm"をツー・ファイブ分割する

⚫︎TRACK3 これもマスト! リズム面の多彩なアイディア
TAKE1 半端な拍の挿入
TAKE2 スリリングに響かせる変拍子
TAKE3 半端な小節数(奇数小節)
TAKE4 リズム&テンポ・チェンジの罠を見破れ!(その1:拍子を変更する斬新なアイディア)
TAKE5 リズム&テンポ・チェンジの罠を見破れ!(その2:"2拍3連"がキーワードの巧妙なトリック)

⚫︎TRACK4 イントロなしで、いきなりスタート

・ビートルズ御用達のコード・フォーム
・アナライズ記号一覧
・曲目索引(収録アルバム別)
・おわりに

著者プロフィール

編集担当より一言

ビートルズが好きで、作曲に興味があって、コード理論も勉強したいなーと考えている人にはぜひお薦めしたい一冊です。元々は、10年以上も前にギター・マガジン内で企画した12ページ程度のミニ特集だったのですが、単行本化にあたり、あれも入れたい!これも入れたい!と言っているうちに、合計448ページの大ボリュームとなりました。が、その分、ビートルズのコード進行分析本においては他に例を見ない充実の仕上がりになったと思います。

ポイントは、ビートルズらしいコードが使われている部分を、【MAGICAL CHORD】という枠で目立たせている点。例えば、本書の1曲目は『オール・マイ・ラヴィング』を解説していますが、視覚的に♭7th(ビートルズの鉄板コード)の使用箇所がわかるようになっているので、細かい理論はわからなくても、弾くだけで“なるほど、これがビートルズ的コードか!?”と、納得していただけるかと思います。とは言っても、文面だけではなかなか伝わり切らない部分もあると思いますので、書店で見かけた際にはぜひ中面も覗いてみて下さい。この一冊があれば、もしかしたら映画『イエスタデイ』の主人公のようなミラクルが起きるかもしれません。
(第2メディア・コンテンツ事業部/坂口 和樹)