LONDON RHAPSODY

4,104(本体3,800円+税)

品種書籍
著者トシ 矢嶋(写真)
仕様特殊判型 / 204ページ
発売日2019.07.09
ISBN9784845633968

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内容

70〜80年代のロンドンにて、
伝説級ミュージシャンを撮影した
写真家・トシ矢嶋の初となる作品集!

こんなに素晴らしい写真集がなぜ今まで出なかった?

70年代から80年代のロンドンがいかに濃密で面白かったか。
その貴重な、しかも美しい写真で綴られる記録。
現在の音楽界に失われた躍動がここにある。
――――細野晴臣

本書は、写真家・トシ矢嶋の初となる作品集です。
トシ矢嶋は、加藤和彦の後押しで75年に渡英、00年代初頭までロンドンに滞在した写真家。70年代中期から80年代初頭、激動のUKミュージック・シーンに身を投じ、パンク、ニューウェイブ、スカ/レゲエ、プログレ、ハードロックなど、さまざまなジャンルのミュージシャンをフィルムに収めてきました。被写体はポール・マッカートニー、ボブ・マーリィ、エリック・クラプトン、ポール・ウェラーといった伝説のミュージシャンばかり。ライブ・ステージのみならず、時には自宅などのパーソナルな空間へ足を運び、シャッターを切ることを許された稀有な日本人カメラマンとして広く活躍しました。
そんなトシ矢嶋がおもに70年代中期から80年代初頭にかけて撮影した作品群を一挙に紹介。作品の点数は100を超えます。当時の麗しきロンドンの風景や、撮影時の仰天エピソードなども織り交ぜながら、氏がたどった"ロンドン・ラプソディー"をぜひ追体験して下さい。

コンテンツ
●LONDON RHAPSODY(写真コーナー)
●RHAPSODY WITH MUSIC LOVERS
・ポール・マッカートニーの光と影
・ジェフ・ベックのホット・ロッドな田園生活
・ジョニー・ロットンにツバをかけられた!
・忘れられない76年のパンク・フェスティバル
・ザ・クラッシュがあの名盤を生んだ瞬間
・マイ・ブラザー、ボブ・マーリー
・ポール・ウェラーのファッション談義
・オフィスの床に寝ていた"迷い猫たち(Stray Cats)"
・オジー・オズボーンのビル・ワード髭焼き事件
・リッチー・ブラックモアのサイキック・リサーチ
・エリック・クラプトンが真にリラックスした瞬間
・イギー・ポップの雄弁なる日本食トーク
・ロバート・フリップが放った沈黙の空気
・イエスで著名な幻想画家、ロジャー・ディーンの仕事場
●特別対談 トシ矢嶋 × 小山田圭吾
●コラム
・大恩人、加藤和彦さん
・シャーデーとの甘美なひと時
・トシ矢嶋カバー・アート集
・本書を見ながら聴いてほしい15枚

(登場するミュージシャン)
ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロン・ウッド、クイーン、ボブ・マーリィ、エリック・クラプトン、エルヴィス・コステロ、デヴィッド・ボウイ、セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュ、ザ・ジャム、ポール・ウェラー、ザ・ポリス、U2、ザ・スペシャルズ、マッドネス、ロリー・ギャラガー、ブライアン・フェリー、ブライアン・セッツァー(ストレイ・キャッツ)、モリッシー、トレイシー・ソーン、シャーデー、ボーイ・ジョージ、デヴィッド・バーン(トーキング・ヘッズ)、ジャパン、リッチー・ブラックモア、ブラック・サバス、イギー・ポップ、ロバート・フリップ(キング・クリムゾン)、スティーヴ・ハケット(ジェネシス)、加藤和彦、YMO、ほか

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編集担当より一言

今から5年半前の2013年、『ギター・マガジン』にてトシ矢嶋さんのフォトエッセイ『LONDON RHAPSODY』が始まり、僕が編集担当をしてきました。

毎月、トシ氏と会って新たなポジ・フィルムを借りるのが恒例なのですが、そのたびに一緒にランチへ出かけるのがとっても楽しみでした。というのも、毎度毎度、トシさんから出てくるロンドン在住時の話がめちゃくちゃおもしろいから。セックス・ピストルズのメンバーと大喧嘩したとか、ボブ・マーリィの名盤『Live!』が録音されたライブを会場で見ていた(!)時の雰囲気だとか、数えきれないほどの名珍エピソードが湯水のごとく湧き出すのです。氏の話をいつか本にまとめて、貴重なエピソードと写真をまとめた一冊を出す。このことは大きな目標でした。

いざ本を作ることが決まって、氏の持つ大量の写真群をひと通り見せてもらうと、これがもう、レジェンドたちが平気のように被写体として出てきます。それもライブ写真だけではなく、楽屋や野外、さらには自宅へお邪魔し、伝説的スターのリラックスした表情をフィルムに収めているのです。断言しますが、これだけ近い距離で、彼らの人間的な表情を、いくつも撮影できた日本人フォトグラファーはこのトシ矢嶋以外にはいません。

また、今回の写真集は75年~83年ぐらいのロンドンを舞台にしています。この時期のロンドンの音楽シーンがいかに激動で、多様性に富み、魅力的だったか。これはオビのコメントを書いてくださった細野晴臣さんも言及しているとおり、あの時にしかなかった奇跡だと思います。当時の最高にクールなロンドンの空気を感じ取れる保存版の写真集、ぜひ手にとっていただけたら嬉しく思います。
(ギターマガジン編集部・副編集長/山本 諒)