ギター・マガジン

意味も知らずにロックンロールを歌うな!? -チャック・ベリーに捧ぐ-

歌詞とコードと“ダニー”のイラストに加え、意外と役立つ英語フレーズ付き

1,620(本体1,500円+税)

品種書籍
著者小出 斉(著)
仕様四六判 / 192ページ
発売日2017.08.21
ISBN9784845630813

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内容

チャック・ベリーが生んだロックンロール
そこに込められた本来の意味を歌詞から読み解く!

ブルースで歌われている本来の意味を、歌詞の方面から読み解く本『意味も知らずにブルースを歌うな!』の続編は、"ロックンロール"がテーマ。ロックンロールと言えばチャック・ベリーだが、ジョン・レノンが"彼はロックンロール詩人だ"と語ったように、彼の書く詞は本当に興味深いものばかり。

「ジョニー・B.グッド」や「リーリン&ロッキン」などを聴けばわかるが、その言葉選び/韻の踏み方は現代のラッパーも舌を巻くほどで、1950年代当時の他のロックンローラーとは一線を画しているのだ。

ストーリーテラーとしても素晴らしく、恋愛、車、学校生活といった10代の若者の日常をテーマにした曲から、「ジョニー・B.グッド」の続編で田舎少年の母親を主人公にした「バイ・バイ・ジョニー」、"彼女に電話をつないで欲しい"と切に歌う「メンフィス・テネシー」といった心に染みる曲まで、2〜3分という短い時間の中に、さまざまな世界を描ききっているのだ。

そんなチャックが遺したロックンロールの数々を、歌詞の方面から徹底的に解説する本書。歌本としても役立つ原詩とコード譜、ザ50回転ズ/ダニーが書き下ろしたイラスト、各楽曲に登場する英語フレーズ付き! 楽しく英語の勉強をしながら、チャック・ベリーのロックンロールを歌い継ごう!


【CONTENTS】

■ロックンロール賛歌~ティーネイジャーよ、永遠に

Roll Over Beethoven ロール・オーヴァー・ベートーベン
School Day スクール・デイ
Rock'n'Roll Music ロックンロール・ミュージック
Sweet Little Sixteen スウィート・リトル・シックスティーン
Reelin' And Rockin' リーリン・アンド・ロッキン

■Motorvatin'!~車で行くよどこまでも

Maybellene メイビリーン
No Money Down ノー・マネー・ダウン
Down Bound Train ダウン・バウンド・トレイン
You Can't Catch Me ユー・キャント・キャッチ・ミー
Back In The USA バック・イン・ザ・USA
No Particular Place To Go ノー・パティキュラー・プレイス・トゥ・ゴー
Promised Land プロミスト・ランド

■ラブ・ソング〜恋人を巡る物語

Thirty Days サーティ・デイズ
Brown Eyed Handsome Man ブラウン・アイド・ハンサム・マン
Havana Moon ハヴァナ・ムーン
Carol キャロル
Anthony Boy アンソニー・ボーイ
Nadine ネイディーン

■嗚呼人生〜これが私の生きる道

Too Much Monkey Businessトゥ・マッチ・モンキー・ビジネス
Johnny B. Goode ジョニー・B.グッド
Almost Grown オールモスト・グロウン
Memphis Tennessee メンフィス・テネシー
Bye Bye Johnny バイ・バイ・ジョニー
You Never Can Tell ユー・ネヴァー・キャン・テル
Darlin' ダーリン

■コラム

1. チャック唯一の全米No.1ヒットは史上最強の下ネタ曲
2. バック・トゥ・ザ・服役〜転んでも只では起きなかったチャックの刑務所生活
3. 世界一カバーされたロックンロール曲「ジョニー・B.グッド」!?

Chronicle〜チャック・ベリーと歩むロックンロール史

著者プロフィール

編集担当より一言

大いに誤解されそうなタイトルですが、もちろん“意味も知らずに”ブルースやロックンロールを歌っても問題なし。でも歌詞の内容を知ったうえで歌ったほうがもっと楽しめること間違いなし。“ブルース編”に続く第二弾 “ロックンロール編”は、なんと全曲チャック・ベリー推し。巧みな言葉選び、圧倒的な押韻の数、思わず引き込まれるストーリーをたった2~3分に落とし込む技術は、もはや敵なし。ジョン・レノン、キース・リチャーズ、ボブ・ディランの原点がここにあり。歌の意味を知って今改めて思うこと、チャック・ベリーは偉大なり……。

以上、語尾を“なし、なし、推し、なし、あり、なり”と無理矢理に韻を踏んでみましたが、実はチャック・ベリーの楽曲も、本当に驚くほど多くの韻が踏まれています。しかも、韻を踏むために、学校では習わないような難しい英単語も多数登場するわけですが、これらはきっと彼が少年院/刑務所にいる時に、辞書を片手に一生懸命勉強した賜なのでしょう。そういったことを踏まえて彼の音楽を聴いてみると、不思議とギターの説得力・聴こえ方も変わってきますし、まだまだチャック・ベリーは過小評価されている!と実感した次第です。ザ50回転ズ/ダニーさんのチャック愛に溢れたイラストも素晴らしい仕上がりなので、そちらも合わせてお楽しみ下さい!(ギター・マガジン書籍編集部/坂口和樹)