歌、楽器、ダンスが上達!

リズム感が良くなる「体内メトロノーム」トレーニング

長野 祐亮(著)

定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
発売日2017.05.25
品種書籍
仕様B5変形判 / 176ページ / CD付き
ISBN9784845630486

内容

全年齢対象、誰でもリズム感が良くなるゲーム感覚トレーニング

ダンスする時、カラオケなどで歌う時、楽器を弾く時、特に重要なのが「リズム感」。リズム感が良くなると音痴も改善されます。スポーツや語学でもリズム感は大切だと言われています。何歳からでもリズム感は上達できます。
ドラマーである筆者が有名ミュージシャンの言葉や自身の経験から実感した、リズム感を鍛える良い練習が「1、2、3、4などのカウントを歌いながら演奏する方法」。リズムの基本となる4分音符のリズム(1、2、3、4)を常に意識できるようになると、歌、演奏、ダンスは格段に上達するからです。ダンサーの方は「1、2、3、4」の1セットを2回繰り返して「1、2、3、4、5、6、7、8」と数えながらやっても良いでしょう。
その練習方法の効果的なパターンを「体内メトロノーム」トレーニングとしてまとめたのが本書です。特別な道具はいらない「カウントを歌いながら、さまざまなタイミングで拍手」する方法ですで、いつでもどこでもできます。
徐々に「1、2、3、4」の間を多様にとらえた難度の高いカウントも出てくるので、脳トレーニングや音ゲー感覚で楽しみながら挑戦できます。リズム感に重要な「ウラ拍」も自然に身につきます。
このトレーニングをしていくと、同時に複数の音を聞き分ける力も向上します。カラオケ、共演者、バックトラックの音をしっかり聞く余裕が生まれるのです。
さぁこの本を使って、「揺るがないリズム感=体内メトロノーム」を身につけましょう!

【CONTENTS】
リズムやカウントの基礎知識

初級◆基本となる「体内メトロノーム」を身につけよう
 4拍子でパ!を叩こう!
 3拍子でパ!を叩こう!
 また4拍子でパ!を叩こう!
 3拍子でパパ!とパン!を叩こう!
 4拍子でウパ!を叩こう!
 4拍子でパンウパ!を叩こう!
 4拍子でパンパパウパに挑戦しよう!

 まとめトレーニング!

中級◆パパパの「体内メトロノーム」を身につけよう
 4拍子でパパパ!を叩こう!
 3拍子でパパパ!を叩こう!
 3連符のウラ拍を意識してみよう!
 3連符のパウン!やウンパ!の組み合わせ!
 2小節1セットで3連符のパウン!やウンパ!

 まとめトレーニング

上級◆もっと細かいカウントの「体内メトロノーム」を身につけよう
 4拍子でパパパパ!を叩こう!
 パパパパ!のウラ拍をマスターしよう!
 パン!やウパ!をミックスした細かいリズムを叩こう!

 まとめトレーニング

応用◆カウントが変化する「体内メトロノーム」を身につけよう
 1打ずつでリズム・チェンジ!
 連打でリズム・チェンジ!
 ウラ拍も混ぜたリズム・チェンジ!

 まとめトレーニング

コラム◆もっともっとリズム感を良くするために
01 自立したリズムが大切
02 時計のゲーム
03 合奏してみよう
04 シンコペーションを知ろう
05 4分音符を叩きながらパ!を歌う

付録ダウンロード

電子版用の音声データはこちらからダウンロードできます。

編集担当より一言

ダンス・スタイルやギター・マガジンといった音楽系雑誌編集部にいた私ですが、良いダンス、良い演奏、それの決め手はやはり「リズム感」……よく実感したものです。どんなに複雑な振り、凄い指使いをしたところで、リズム感が良くなければ台なしなのです。
シンプルかつ有効なリズム感上達方法のひとつとして本書はお役に立てると思います。中には「1人でカウントと拍手をやるのが難しい!」という方もいるでしょう。そういう方は「1、2、3、4」のカウントだけを繰り返して2~3分録音して、それに合わせて拍手だけ……そんな練習から始めてもいいんです。
他にも本書の素材は自由な方法で、リズム感向上に活用してほしいと思っています。「カウントは大人、拍手は子供」「カウントは子供、拍手は大人」など、役割を分担させて2人でやれば、お子様のリズム感を楽しく育むことができます。吹奏楽部やバンドの仲間などの複数人で「同じエクササイズ」、あるいは「異なるエクササイズ」を同時にやったりするのも、全員のリズム感を合わせる練習になって良いと思います。
「1&、2&、3&、4&」×2をワンエイトとしてカウントしながらやるのもダンスをされる方には効果的かと思います。
本書の「1、2、3、4」のカウントに「5」を加えてやってみれば「5拍子」の練習、4拍子と3拍子のエクササイズを繋げれば「7拍子」の練習になるでしょう。他にも使い方はさまざま。ゲーム感覚で楽しみながら、皆様のリズム感が育っていくことを祈っています。(出版部/杉坂)