新時代ミュージックビジネス最終講義

新しい地図を手に、音楽とテクノロジーの蜜月時代を生きる!

山口 哲一(著)

定価1,980円 (本体1,800円+税10%)
発売日2015.09.24
品種書籍
仕様A5判 / 176ページ
ISBN9784845626700

刊行記念“ニューミドルマン・リレートーク”開催(参加費無料)!
第1回は、10月3日18時スタート。
ゲストに石川真一郎氏(株式会社ゴンゾ代表取締役社長)をお迎えし、ホストの山口哲一氏と熱いトークを展開予定です。ネットワーキングタイムも用意されているので、ぜひご参加ください!
http://newmiddleman.peatix.com/

内容

39のトピックで音楽ビジネスを解説。もはや実践あるのみ!

大きな変革の時期にある音楽業界。ソーシャル化、クラウド化が進み、これからは旧来の音楽業界人だけではなく、さまざまなプレイヤーが入り混じって、アーティストや音楽作品とリスナーを結びつけていくことになるでしょう。それが、ニューミドルマンと呼ばれる人々です。
では、その新時代の音楽ビジネスの生態系(エコシステム)はどのようになっており、どのような役割が求められ、お金の流れはどうなるのでしょうか。本書では、日本と世界の現状を整理しつつ、"ミュージックビジネスのこれから"を実務にまで踏み込み提案していきます。超実践的な、新時代の音楽ビジネス論です。

【CONTENTS】
■Chapter1 音楽ビジネスが置かれている環境
◎クラウド化による本質的な変化
◎ソーシャルメディア普及が音楽の聴き方を変える
◎グローバル化する市場

■Chapter2 鼎談「経営戦略視点で音楽ビジネスを捉えると?」
石川真一郎+東博暢+山口哲一
◎PANDORAやSpotifyの時価総額が高い理由
◎AppleやGoogleにとっての音楽の価値
◎Facebookが進む道
◎ストリーミングサービスは集約されるか?
◎"クールジャパン"対"ハリウッド"の戦い方
◎ニューミドルマンに望むこと

■Chapter3 日本の音楽ビジネスの仕組み
◎人口が減少する日本と成長するアジア市場
◎コンサート>CDの時代とオリコンチャート形骸化
◎著作権徴収額は増えている!
◎知っておくべき権利の話
◎日本の特殊性を示すカラオケとレンタル
◎日本の音楽配信事情:着うた、iTunes、dヒッツ
◎洗練された仕組みを持つ日本の音楽業界
◎お金の流れと収益構造

■Chapter4 世界の音楽ビジネスの現状
◎海外の国別市場規模とフィジカル、配信シェア
◎代表的な世界の音楽サービス
◎世界のコンサート市場
 INTERVIEW 竹下フランク
◎エイベックスもビクターもインディーズ!
◎音楽とITの祭典SXSWから学ぶべきこと
◎アメリカにあって日本には無いもの

■Chapter5 ニューミドルマンの道・新時代型エージェント
◎新時代型エージェントに求められる専門性
◎インディペンデント性と法人設立
◎アーティストとの契約、レコード会社との契約
◎デジタルメディア活用の考え方
◎デジタルコミュニケーション法
◎海外市場攻略の基本
◎異業種の企業と連携する
 INTERVIEW 高野修平
◎テクノロジーと音楽の関係
◎アーティストの意識改革とマインドケア
 INTERVIEW 小杉茂
◎付録:新人バンド育成計画例

■Chapter6 ニューミドルマンの道・ITイノベーター
◎活躍する80年代生れの起業家たち
◎クラウドファンド活用~マクロ生態系の再構築
◎新時代型FCシステム~ミクロ生態系の再構築
◎ストリーミングに付随した音楽サービス
◎音楽こそビッグデータ活用
◎イノベーションを起こす
◎2010年代後半は日本での起業がオススメ

■巻末特別対談
田坂広志+山口哲一
紆余曲折しながら、ときに逆行しながら、歴史は進む

■ミニ用語集