作詞の勉強本

「目線」と「発想」の拡大が共感を生む物語を描き出す鍵となる

1,944(本体1,800円+税)

品種書籍
著者島崎 貴光(著)
仕様A5判 / 224ページ
発売日2015.12.25
ISBN9784845627585

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内容

共感を呼ぶ言葉と物語を紡ぎ出す技術を学べる本

多くのリスナーの共感を呼び、コンペでの採用率を上げるための作詞法を学べる本です。本書ではまず、「目線」と「発想」を「拡大」することで、キーワードやシチュエーションをあらゆる角度から描く力を身に付けます。これにより、作詞家に必須の想像力を向上させ、ストーリーの選択肢を格段に広げることが可能となります。次に、この技術を複合的に使用して、与えられたテーマを共感性の高い物語に発展させる手法を紹介します。いわば、「あらすじ作り」の練習です。さらに、このあらすじを歌詞に置き換えていく際に必要となる「キャッチーな表現力」も磨いていきます。その後、実際の作詞の工程をつぶさに紹介することで、歌詞としてどのように仕上げたらいいのかを丁寧に解説していきます。シンガー・ソングライターからプロの作詞家志望者まで、幅広く活用していただける作詞本です。

【CONTENTS】
■序章 作詞を勉強する前に知っておいてほしいこと
■第1章 目線の拡大
■第2章 発想の拡大
■第3章 物語の描き方
■第4章 キャッチーな表現を生む方法
■第5章 歌詞の書き方
■第6章 仕上がりのチェック方法
■第7章 プロに学ぶエトセトラ

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【詳細CONTENTS】
■序章 作詞を勉強する前に知っておいてほしいこと
序章-1 「作詞」の概念
序章-2 作詞家ができること
序章-3 「目線」と「発想」について
序章-4 どこに向けて作詞をするのか?
序章-5 「作詞脳」を作ろう
序章-6 王道と流行を知ることの大切さ
序章-7 本書で学んでいただきたいポイント

■第1章 目線の拡大
1-1 「客観的な目線」で想像
1-2 言葉の「言い換え」を想像
1-3 「相手の目線」を想像
1-4 目線の「方向」を変えて想像
1-5 自分目線を「拡大」して想像
1-6 目線の先を「枝分かれ」させて想像
1-7 「絞り込み&拡大」で想像
1-8 目線を「逆転」させて想像
1-9 見えないものに目を向ける「想像」
1-10 「ズーム」を駆使して想像
1-11 「木」と「森」を「見る」想像
1-12 時間経過の描き方1
1-13 時間経過の描き方2
1-14 時間経過の描き方3

■第2章 発想の拡大
2-1 連想ゲームで想像
2-2 イメージ派生の訓練1
2-3 イメージ派生の訓練2
2-4 表記変換でイメージを広げる
2-5 「たられば」自問自答法1
2-6 「たられば」自問自答法2
2-7 「たられば」自問自答法3
2-8 「異変」を想像してみよう

■第3章 物語の描き方
3-1 選択肢を「考察」する
3-2 「考察」の練習1
3-3 「考察」の練習2
3-4 共感を呼ぶための設定が重要
3-5 物語の背景を考える
3-6 年代別に背景を考える
3-7 他者の経験に学ぶことも大切
3-8 テーマから物語を生み出す練習
3-9 結論への導き方
3-10 共感度の高い歌詞を作るために1
3-11 共感度の高い歌詞を作るために2
3-12 共感度の高い歌詞を作るために3
3-13 共感度の高い歌詞を作るために4

■第4章 キャッチーな表現を生む方法
4-1 歌詞における表現とは何か
4-2 組み合わせで表現する1
4-3 組み合わせで表現する2
4-4 「変換」で新表現を生みだす
4-5 「断定」で新表現を生みだす
4-6 目線を拡大して表現を練り上げる
4-7 一部分の表現を変換してみよう
4-8 「意味」から表現を生みだす
4-9 インパクトのある表現
4-10 強い感情を盛り込む
4-11 ある部分を残してほかを変える
4-12 壮大さでインパクトを出す
4-13 主人公を分離して描く
4-14 テーマの状態から発想する
4-15 表現のパワーを変える

■第5章 歌詞の書き方
5-1 作詞の工程について
5-2 テーマを決める
5-3 大まかな「設定」/「方向性」を考える
5-4 大まかな「主人公像」を考える
5-5 「背景」を考える
5-6 「展開」=「起承転結」を考える
5-7 「起」「承」「転」の作り方
5-8 いったん整理してみよう
5-9 「起」と「承」のあらすじを考える
5-10 サビの作詞
5-11 Aメロの作詞
5-12 Bメロの作詞
5-13 「題名」を付ける

■第6章 仕上がりのチェック方法
6-1 チェック・ポイント一覧
6-2 歌って確認
6-3 言葉の切り方で印象は大きく変わる
6-4 抑揚(リズム)を意識
6-5 余韻も重要な要素
6-6 2番の描き方
6-7 英語は使ったほうがよい?
6-8 使わないほうがよい言葉とは?

■第7章 プロに学ぶエトセトラ
7-1 キャッチコピーに学ぼう
7-2 異性の言葉と言葉遣いを知る
7-3 譜面が「読める」必要はあります!
7-4 作詞家が用意すべき環境
7-5 メロディの文字数に注意 
7-6 メロディを覚えて効率アップ 
7-7 その場しのぎでの「キミ」は避けよ
7-8 「僕」「私」の多用にご用心!  
7-9 テイストに統一感を 217
7-10 既成曲に歌詞を書く訓練は最後でOK
7-11 脱、表面的な歌詞宣言!
7-12 歌詞の表記方法
7-13 4つの大敵!
7-14 作家事務所へ入るには
7-15 作詞家を夢見る人たちへ......

◎Tips
「路地裏理論」でオリジナリティを高めよう

◎column
1 初めて味わった挫折の想い出
2 書き移す、蛍光ペン、読み漁る
3 渋谷のカフェ
4 w-inds.から学んだリアル
5 SMAP「はじまりのうた」の意味
6 身近な存在に、2つのため息(笑)
7 プロ作家育成講座「MUSiC GARDEN」

著者プロフィール

編集担当より一言

本書のカバーには、カフェの写真があしらわれています。これはデザイナーの方のアイディアで、島崎さんからもすぐに大賛成をいただいたのですが(その理由は本書のコラムで判明します)、皆さんはここからどんな印象を受けるでしょうか?あるいは写真の中のどこに注目しますか? ぜひ、自分が物語の主人公になったつもりで想像してみてください。あなたはカフェでアイディアを練っている作詞家かもしれませんし、彼女を待っているのかもしれません。あるいは、つい今しがた目の前の相手が席を立っていってしまったのかも。では、その理由は?そして、そもそも、あなたは誰ですか? 島崎さんいわく「歌詞を作ることは物語を作ること」……本書でその楽しさを存分に味わっていただければと思います。(出版部/永島聡一郎)