ムダ話が得意になる本

番組のオープニングトークに学ぶ60秒のムダ話テクニック

元祖爆笑王(著)

定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
発売日2012.11.22
品種書籍
仕様四六判 / 208ページ
ISBN9784845621637

内容

あいさつの後にするちょっとした話に困っていませんか?

会話をするときにいきなり本題から入る人は、相手から"残念な人"の烙印を押されてしまいます。ある程度のムダ話をして信頼を作ってこそ、コミュニケーションを円滑に進めることができる......なんてことは、皆さんが日々実感していることでしょう。ただ、たかがムダ話といっても、何を話せば良いのか、どういうタイミングで話すべきかなど、苦手な人にはなかなか難しいもの。そこで、テレビやラジオ番組の「オープニングトーク」を見本に、ムダ話の方法を解説する本の登場です。番組のオープニングトークは、60秒程度の短いムダ話と言えるものですが、本題に入る前に視聴者を引き付ける重要なテクニックが隠されています。バラエティ番組を中心に手掛けるベテラン放送作家・元祖爆笑王が、それらを1つ1つ紐解き、一般のムダ話に応用できるように解説。ムダ話が下手で困っている人、初対面だと緊張して身構えてしまう人、話す内容が思いつかない人などのために、具体例を盛り込みながら、その場の空気を暖めるムダ話のやり方を紹介します。

【CONTENTS】
■はじめに
番組のオープニングトークにヒントあり!

■序章:60秒のムダ話から始めよう
◎なぜムダ話が必要なのか
◎緊張状態を緩和させるのがムダ話
◎ムダ話が必要な場面は意外に多い
◎あいさつの後にちょっとしたムダ話を
◎ムダ話を60秒以上続ける必要はない
◎CM枠もお笑いネタも60秒
◎60秒をどのように使うのか
◎ムダ話は知っていることを話すだけ
◎ムダ話が得意になるための11の力

≪PART1:ムダ話基本編≫
■第1章:準備力~トーク番組にも事前準備はある
◎テレビのトーク番組が面白く作られている理由
◎日常のささいな出来事をメモしておこう
◎面白いだけがムダ話ではない
◎行列ができている場所には取りあえず行ってみる
◎自分の興味がないことこそ情報収集すべし
◎「人間引き出し」を作ろう
◎記事のタイトルだけでもチェックする習慣を
◎「共感」をテーマに情報を集めよ

■第2章:自然力~背伸びをしない等身大の話を
◎背伸びをした話は必ず生敗する
◎知ったかぶりは絶対にNG
◎程度によっては自虐ネタもアリ

■第3章:強心力~タレントも本番前は緊張する
◎緊張は思い込みから来るもの
◎あいさつと名刺交換は緊張を和らげるチャンス
◎目上の人とのムダ話は言葉遣いに注意
◎会議、プレゼンなどで大勢を相手にする場合
◎タレントだって緊張する

■第4章:尊敬力~ムダ話でも相手の立場に立とう
◎相手に立場に立って「共感」を生む
◎説教にならないように注意すぺし
◎NGワードを事前に知っておこう
◎「ヨイショ」も気遣いのうち
◎「空ヨイショ」は絶対にNG
◎ムダ話が自漫話にならないように注惹
◎成功の陰にはヨイショあり

≪PART2:ムダ話実践編≫
■第5章:観察力~目の前の相手や物に注目せよ
◎相手の容姿や持ち物から話題を拾う
◎周囲にあるモノから話題を拾う
◎地域の街並みやお店を話題にする
◎相手の話し言葉から話題を拾う
◎話題に困ったときの「テキドニセイリシ」

■第6章:判断力~空気を読んで話題を決める
◎テレビ番組における判断力とは?
◎話題やネタの中から「最も旬な話題」を選ぶ
◎相手の話の流れをつかみ、適切な返しをする
◎相手との共通点を探すために

■第7章:表現力~伝え方次第で話の印象は変わる
◎芸人のふるまいを表現力の参考にしよう
◎まずは明るく大きな声でムダ話をすべし
◎話に合った表情で伝えることが大切
◎目を見て話せば相手との距離が縮まる
◎身振り手振りを使って話を克明に伝えよう
◎話を生き生きとしたものにするには擬音が効果的
◎例え上手はムダ話上手

■第8章:質問力~話のキャッチボールをするために
◎番組のMCや漫才に質問テクニックを学ぼう
◎話を質問で終わらせるクセをつける
◎相手が話したくなるような質問をしよう
◎途切れずに質問をするには「画」を浮かべる
◎名前を呼ぶことが相手との距離を縮める

≪PART3:ムダ話応用編≫
■第9章:連想力~会話はいくらでも続けられる
◎相手の話の最後の言葉から連想する「しりとり連想法」
◎同じ言葉で別の意味を連想する「ダジャレ連想法」
◎五十音を順番に思い浮かべる「あいうえお連想法」
◎多くのキーワードを連想する「逆連想ゲーム」
◎連想力アップのための訓練をしよう

■第10章:構成力~ストーリー性があれば完壁
◎肝心な言葉を最初に言ってはいけない
◎「が、しかし」「ところが」を意識して話をする
◎話の入口=つかみの重要性
◎自分がムダ話を終わらせる方法
◎相手のムダ話を終わらせる方法
◎笑い話は相手を楽しませようと思う気持ちが大切
◎自分の話に自分でツッコミを入れてみる

■第11章:対処力~うまく続かないときの処方箋
◎ムダ話が不発に終わったら瞬時に別の話題へ
◎オチに気付いてもらえなかったら2回言ってみる
◎相手の言葉が聞き取りにくかったら「しりとり連想法」
◎相手の名前を忘れてしまったら自分の名前に絡んで質問
◎NGワードを言ってしまったら

■おわりに
ムダ話は目的ではなくその先のためのクッション