痛快! クラシックの新常識

許 光俊(著)

定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
発売日2010.12.20
品種書籍
仕様四六判 / 192ページ
ISBN9784845618989

内容

クラシックがおもしろくなる!?  (秘)裏話をギッシリ詰め込んだ常識破りの入門書!!

クラシックの音楽評論を中心に、現在多方面で執筆中の許光俊氏による、究極のクラシック入門書が誕生しました。氏が長年『ピアノスタイル』に寄せてきたコラムをまとめた「大作曲家の素顔」に加え、クラシックを楽しむための基礎知識を伝授する「クラシックの常識・非常識」や、どの音源から聴いたらいいかわからない人のための「クラシック名盤ベスト25」を収録。大作曲家の秘話や、超有名曲誕生の裏話など、クラシック雑学を多数収録。クラシックを聴き始めようと思っている人や、もう一度クラシックを聴き直そうとしている人、この本をパスポートに、ぜひぜひクラシックを楽しみましょう!

【CONTENTS】
■第1章:クラシックの常識・非常識――クラシックを楽しむための基礎知識!
◎クラシックは当時のポップスだった?
◎クラシックとポップスの違いとは?
◎作曲家はなぜ男ばかり?
◎ チャイゴ? ショスタコ? ドヴォコン? いったい何?
◎演奏家によって音楽が姿を変えてしまうワケ
◎演奏家の個性を楽しむ
◎不幸でないと大作曲家になれない?
◎現代人が作ってもクラシック?
◎クラシックCDの探し方
◎クラシックを聴くと頭がよくなる?
◎ スコアを見ながら楽しむ
◎楽譜に仕込まれた暗号がある?
◎ブラヴォーはクラシックの儀式?
◎クラシックではPAを使わない?

■ 第2章:大作曲家の素顔――超有名曲の裏に隠された真実を知る!
◎ベートーヴェンの『月光』ソナタは美少女に捧げられたのだが......
◎ 曲名は人まかせ? のショパン
◎命と引き替えの名曲~シューベルト最後のソナタ
◎大人が夢見た『子供の情景』
◎女殺しの音楽とは?
◎お医者さまには頭が上がりません~『ピアノ協奏曲第二番』
◎内気な男が書いたピアノ曲~『三つの間奏曲』
◎アルカンの練習曲『鉄道』
◎ムソルグスキーの『展覧会の絵』
◎孤独なチャイコフスキーの『悲愴』
◎「音楽の父」バッハの『トッカータとフーガ ニ短調』
◎ストーカー、ベルリオーズの『幻想交響曲』
◎お下劣・モーツァルトの『おやすみなさい』
◎神だけを信じたブルックナーの『交響曲第八番』
◎駆け抜ける青春~『ラプソディ・イン・ブルー』
◎静かな悲しみ~『亡き王女のためのパヴァーヌ』
◎逃げ道がない世界のための音楽
◎遅咲きの苦労人
◎やりたい放題のワガママ人生
◎苦悩する愛~『交響曲第六番』
◎シュトラウスは露出狂でナルシスト!?
◎変転する作曲家、ストラヴィンスキー
◎浮世離れの四重奏曲~『時の終わりのための四重奏曲』
◎誰でも弾けるピアノ名曲? ~『四分三十三秒』
◎祖国への交響詩~『モルダウ』
◎フクザツな女心を音楽で描写したプッチーニ
◎水彩画のようなピアノ~『無言歌集』
◎ハイドンはステキな老後のために取っておけ
◎未完のオペラが豪華に~『ダッタン人の踊り』
◎流麗なメロディはヴェネツィアの孤児のため
◎伝説のゴマスリ音楽? ~『水上の音楽』
◎人間の感情を歌った初期バロックの天才
◎名手のごひいきスカルラッティのソナタ
◎紳士淑女に顔をしかめさせた『中国の不思議な役人』
◎実は教訓の宝庫『ペール・ギュント』
◎ふわふわトロトロ、ドビュッシーの印象主義音楽

■第3章:クラシック名盤ベスト25――これを聴けばあなたもクラシック通!
◎ バッハ『マタイ受難曲』
◎バッハ『トッカータとフーガ』
◎モーツァルト『フィガロの結婚』
◎モーツァルト『フルートとハープのための協奏曲』
◎ベートーヴェン『交響曲第五番「運命」』
◎ベートーヴェン『交響曲第六番「田園」』
◎ウェーバー『魔弾の射手』
◎ シューベルト『冬の旅』
◎ショパン『ノクターン集(夜想曲全集)』
◎ワーグナー『ジークフリート牧歌』
◎ブラームス『クラリネット五重奏曲』
◎ドヴォルザーク『交響曲第九番「新世界から」』
◎ブルックナー『交響曲第八番』
◎フォーレ『レクイエム』
◎ フランク『ヴァイオリン・ソナタ』
◎チャイコフスキー『ピアノ協奏曲第一番』
◎マーラー『交響曲第二番「復活」』
◎シェーンベルク『浄夜』
◎プッチーニ『ラ・ボエーム』
◎シベリウス『ヴァイオリン協奏曲』
◎ストラヴィンスキー『春の祭典』
◎プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』
◎ロドリーゴ『アランフェス協奏曲』
◎オルフ『カルミナ・ブラーナ』
◎レスピーギ『ローマの松』

■付録
シチュエーション別クラシック名曲案内