NEWS RELEASE

  • 立東舎

2018.12.14

改変箇所200ページにも及ぶ手塚治虫の問題作が、雑誌連載当時のオリジナルの構成により初単行本化!

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インプレスグループで料理・文芸関連の出版事業を展開する立東舎(所在地:東京都千代田区 発行人:古森 優)は、書籍『アラバスター オリジナル版』(手塚治虫著)を2018年12月15日に発売します。

『アラバスター』は、『週刊少年チャンピオン』誌に1970年12月から翌年6月まで計26回にわたって掲載された、"黒手塚"を代表する作品です。しかし単行本化にあたっては、物語の本筋は変わらないものの、主人公の設定からコマ割り、セリフなど随所に変更が見られ、改変箇所は実に200ページにも及んでいます。また、単行本では使用されなかった連載時の扉やカラーページ、カラー扉が存在するため、本書ではできる限り連載時のオリジナルの状態に近づけて単行本化を行なっています。さらに巻末には関連資料も掲載し、『アラバスター』の世界観を遺漏なく1冊に収めました。

本作の主人公は、F光線で体が半透明化したことから、自身の醜さゆえに美しいものを憎み、「畸型城」をアジトに破壊工作を繰り返す怪人・アラバスターと、呪われた出自を持つ美少女・亜美。物語は彼らを取り巻く人々を巻き込みながら、悲劇的な結末へと導かれていきます......。

作品の主題となるのは、人間の奥底に潜む「復讐/憎悪」の心と「歪んだ愛」。欲望が渦巻く世界で翻弄される人々の運命を描いた問題作です。手塚治虫の自己評価は低かったと言われている『アラバスター』ですが、連載時からのファンも根強く存在し、さらには"黒手塚"を再発見した若い世代からも注目の作品となっています。今回は、『ダスト18』同様にB5サイズの大判で単行本化、その迫力に圧倒されることは間違いないでしょう。

企画・編集・執筆:濱田高志
ブックデザイン:米川裕也(オフィスアスク)

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書誌情報
書名:アラバスター オリジナル版
著者:手塚治虫
定価:4,104円(本体3,800円+税)
仕様:B5正寸 /528ページ
発行立東舎 / 発売リットーミュージック
商品情報ページ http://rittorsha.jp/items/18317414.html

P011:巻頭のカラー部分。主人公の設定が全集版では黒人に変更されている
P058:全集版では、警官の帽子や髪の色が米国仕様になっている
P096:亜美の幼児期の表現。オリジナル版では体が透けている
P135:オリジナル版のカラー扉を収録
P224:スタイル画のような亜美のカットは、全集版では掲載されなかった
P242:ロックのナルシシズムが全開で名高い鏡のシーンも、オリジナル版はより濃厚
P289:書き文字のセリフが、全集版では活字化されている場合も多い
P485:オリジナル版では迫力のある見開き表現だが、全集版では左ページは非掲載

PROFILE 手塚治虫(てづか・おさむ)
1928年、大阪府豊中市生まれ。兵庫県宝塚市で少年時代を過ごす。46年マンガ家としてデビュー。翌年発表した「新寶島」等のストーリーマンガにより、戦後マンガ界に新生面を拓く。62年アニメーション作家としてデビュー。翌年から放映したテレビアニメ「鉄腕アトム」により、テレビアニメブームをまきおこす。89年2月9日没。


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