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サウンド&レコーディング・マガジン 2017年2月号

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900(本体833円+税)

品種雑誌
仕様B5変形判 / 248ページ / 小冊子付き
発売日2016.12.24

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内容

奇跡のニュー・アルバムを緊急リリース! ヒップホップ界が誇る“探求の民”の全容に迫る

■巻頭企画
ア・トライブ・コールド・クエスト

Q・ティップ(rap、prog)を中心にアリ・シャヒード(prog、scratch)、ファイフ・ドーグ(rap)、ジェロビ・ホワイト(ap)から成るニューヨークのヒップホップ・アクト=ア・トライブ・コールド・クエスト。1990 年にデビューした彼らは洗練されたプロダクションと理性的なライムでシーンに大きなインパクトを与え、“ニュースクール”ムーブメントを主導。その後もアルバムをリリースするたびに自らのサウンドを更新し、J・ディラという新たな才能を発掘しつつ、ファレル・ウィリアムス、カニエ・ウェスト、ザ・ルーツなど第一線で活躍するヒップホップ・アーティストに多大な影響を与えてきた。そんな彼らが、2016 年10 月に突如18 年ぶりの新作をリリースするとアナウンス。デジタルで先行発売された『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア... サンキュー・フォー・ユア・サービス』はビルボード全米チャートで初登場1位を獲得し、あらためてシーンの注目度の高さを証明してみせた。本稿ではエンジニアのブレア・ウェルズやキーボーディストのBIGYUKIなど関係者の証言からこの“奇跡の新作”を解析するとともに、デビュー作からのディスコグラフィを併載。初期のサウンドに大きな貢献を果たしたボブ・パワー、TOWA TEIらのインタビューも交えつつ、デビューから25 年が経った現在も輝きを失わない“探求の民”の全容に迫る。

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■特集
2017年型サンプリング・ビートの極意

ア・トライブ・コールド・クエストの新作『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア... サンキュー・フォー・ユア・サービス』のリリースにより、あらためて注目を集めているサンプルを使った・ビート。もともとは1980 年代にニューヨークのヒップホップDJ がターンテーブルとレコードを使って発見した“ブレイクビーツ”の概念が元となって生まれたフレーズ・サンプリングですが、DAW やソフト音源の進化によってその手法は日々更新されており、今や他人のレコードを使わなくとも質感豊かなビートを作れるようになりました。サンプリングが依然として現代的なポップスの制作手法として有効なことは、ジ・インターネットやアンダーソン・パークなどが台頭しているシーンの現状からも明らかでしょう。今回はヒップホップを出自としつつ、バンドもののポップスなど幅広い音楽を手掛けるプロデューサー/ドラマーのmabanuaを講師に迎え、最新のビート・メイクの手法を伝授していただきます。

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■特別企画
匠が“アナログ”にこだわる理由
~森元浩二.、甲斐俊郎、高山徹

“太い”“温かい”“丸い““にじむ”……アナログの音を形容する言葉は多数あるだろうが、本当にそれがすべてを言い表しているのだろうか? そんな疑問を抱いた編集部では、このDAW全盛時代においてミックスでアナログ機材を多用するエンジニア3氏に取材。DAW内部でのデジタル処理と対比しながら、仕事を通じた各氏の“アナログへのこだわり”を語っていただくことで、アナログ/デジタルそれぞれの利点をあらためて考えながら、アナログ・アウトボードやコンソールの真価へ迫ってみることにしたい。

■コンサート見聞録
布袋寅泰@NHKホール

アーティスト活動35周年を迎えた布袋寅泰のアニバーサリー・プロジェクト“8BEATのシルエット”。そのプロジェクト第7弾となる全国ホール・ツアー“Maximum Emotion Tour ~The Best for the Future~ ”が12月1日にファイナルを迎え、多くのファンが会場となったNHKホールへ訪れた。本稿では、気になる布袋のギターやサウンド・システム、ライブのPA機材など、多くの機材写真とともにPA面からライブ・レポートをお届けする。

■ミックス解剖学
トゥエンティ・ワン・パイロッツ「ヒーサンズ」 by アダム・ホーキンス

海外のトップ・エンジニアに自身の手掛けたヒット曲のミックス手法を直接解説してもらう本連載。今回登場していただくのはアダム・ホーキンス。ノースカロライナに生まれのホーキンスは、1996年にグリーンズボローにある小さいスタジオで働き始めた。その後ニューヨークへ渡り、ユニーク、ソニー、ヒット・ファクトリーなどのスタジオに勤める。25歳でLAに移ると、トップ・プロデューサーのマイク・エリゾンドと出会い、トゥエンティ・ワン・パイロッツの仕事をすることになり「ストレスド・アウト」「ライド」と、大ヒット曲を生み出した。それに続く「ヒーサンズ」は、映画『スーサイド・スクワット』のサウンドトラックのリード曲で、2016年で最も成功した作品の一つだ。同曲のミックスについて、ホーキンスが自身のスタジオ、アカシア・サウンドで語ってくれた。

■CrossTalk 光田康典×宮野幸子
劇伴から歌モノまで活用できる譜面ソフト最新事情2017

音楽制作において譜面は、レコーディングやリハーサル時などに、各ミュージシャンの共通言語として使用されている。特にオーケストラを扱う劇伴では必須であり、作曲家はその譜面を完成させるまでが作業の一環となっている。一方、ポップス系の歌モノやバンド・アンサンブルにも、マスター譜からピアノ譜など、譜面は幅広く活用されている。現在の譜面作成はソフトウェアが主流だが、古参のMAKEMUSIC Finale、AVID Sibeliusのほか、PRESONUS Notion、STEINBERG Doricoといったタイトルが出そろってきた。今回はこれら4製品について、劇伴を中心にバンド、歌モノとさまざまな場面で譜面ソフトを活用している作曲家、光田康典と、光田のオーケストレーターのほか、さまざまな楽曲やコンサートのアレンジを手掛けてきた宮野幸子の両名に、その使用方法や特長といった“譜面ソフトの最新事情”を語ってもらった。

◎登場製品
AVID Sibelius
MAKEMUSIC Finale
PRESONUS Notion
STEINBERG Dorico

■behind the scene~映像を音で彩る作曲家たち
平沢敦士

映画やドラマ、CM、アニメなど、映像作品を音で彩る作曲家の音楽人生に迫る本連載。今回登場いただくのは平沢敦士氏。中学のときにゲーム音楽に興味を持ち、高校になるとエレキギターを始め、卒業後はバンドでのデビューを目指し上京する。数年間のバンド活動の後、氏はCM音楽と出会い、作曲家としての道を歩むことになる。CM作家の活動を中心に行う中、劇伴作品も手掛けるようになり、TVドラマ『山田太郎ものがたり』『最後から二番目の恋』『三匹のおっさん』のほか、映画、アニメ作品も担当してきた。ここでは、氏のプライベート・スタジオで、これまでの音楽歴を語ってもらおう。

■不定期新連載 oscillator lovers by yukihiro
【第4回】牛尾憲輔(agraph)

本稿はyukihiro(L'Arc-en-Ciel/acid android/geek sleep sheep)が毎回さまざまなゲストとともに、あるテーマを設けて語り合うという不定期連載。今月のゲストは、電子音楽家として多岐にわたる活動を展開し、映画『聲の形』の音楽を手掛けたことも記憶に新しい牛尾憲輔(agraph)。シンセ好きという共通項でyukihiroとも親交があり、L'Arc-en-Cielの最新シングル収録曲「Cradle -L'Acoustic version-」の共同プロデューサーにも抜てきされた。前半はそんな同曲の制作過程をテーマに、後半は二人のシンセ事情についてざっくばらんに語り合ってもらった。

■PEOPLE
Kan Sano
冨田ラボ
yahyel
池田亮司
minus(-)

■Beat Makers Laboratory:TBアーサー

■REPORT
◎ミックス・コンテスト結果発表
◎音響設備ファイル ガジェット通信フロア
◎Inter BEE 2016レポート
◎プロが認める現場仕様のデジタル・ワイアレス・システムLINE 6 XD-V Series
◎音楽制作のための“原音忠実”を貫くACOUSTIC REVIVEケーブル 松浦晃久
◎ライブ・スペース訪問 表参道WALL&WALL

■NEW PRODUCTS
◎PREVIEW
◎STEINBERG Cubase Pro 9
◎APOGEE Element 88
◎ELEKTRON Analog Heat
◎ARTURIA DrumBrute
◎IK MULTIMEDIA Modo Bass
◎SLATE DIGITAL VerbSuite Classics
◎AUDIONAMIX SVC
◎SE ELECTRONICS V7
◎ZOOM Q2N
◎ULTRASONE Edition 8 EX
◎MACKIE. Axis
◎YAMAHA TF-Rack
◎JBL PROFESSIONAL Eon One

■LIBRARY
◎IRRUPT『ANALOG ATTRIBUTIONS』
◎SOUNDIRON『SICK 6』

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase Pro 9 SUI
◎IMAGE-LINE FL Studio 12 Noah
◎ABLETON Live 9 GuruConnect
◎APPLE Logic Pro X 井筒昭雄
◎AVID Pro Tools Fumitake Tamura(Bun)
◎PRESONUS Studio One Linia

■COLUMN
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■SOUND & RECORDING REVIEW
◎NEW DISC
◎ENGINEERS' RECOMMEND
◎BOOKS
◎NEWS

■付録小冊子
音楽制作ツール購入ガイド『サンレコ for ビギナーズ2017』
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