MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2014年4月号

1,008(本体933円+税)

品種雑誌
仕様A4変形判 / 248ページ
発売日2014.03.15

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内容

大橋トリオ~“良い音”を追求する職人アーティストの制作工房

■巻頭インタビュー
大橋トリオ
“良い音”を追求する職人アーティストの制作工房

作曲家などの活動を経て、2007年、シンガー・ソングライターとしてデビューを果たした大橋トリオ。これまでオリジナル/カバーを含め13枚のアルバムをリリースしてきた大橋が、キャリア初となるベスト・アルバムをリリースした。ピアノを軸にギター、ベース、ドラムなどマルチプレイヤーでもある彼の紡ぐ音楽は、流麗なメロディに乗るスモーキーなボーカル、生音にこだわったオーガニックな楽器サウンドを一貫して追求してきたものだ。今回編集部は、現在の大橋の拠点であるプライベート・スタジオ、Trio’s Homework Studioを訪れ、これまで、どのように“良い音”を目指して楽曲を作ってきたのか、作曲法からアレンジ、機材、スタジオ、録音へのこだわりまで多角的に話を聞いた。さらに、ベスト盤からの新曲「KOE」のマルチトラック・データも提供していただき、本素材を使ったミックス・ダウン・コンテストも同時に開催決定! 大橋にミックス手法も語ってもらっているので、参考にし、ぜひチャレンジしていただきたい。
(*マルチトラック・データの提供およびコンテストの受付は終了しております)

■追悼企画
大滝詠一
『EACH TIME』30周年盤への道
~関係者が明かす大瀧サウンドの裏側

30年前の1984年3月21日にリリースされた『EACH TIME』は、大滝詠一自らの手によりマスタリングされて本年3月21日に30周年記念盤として発売になる。本誌としてはもちろん大滝自身にインタビューをし、詳細な解説をお願いしたいところではあったのだが、本人急逝のため、実現は不可能となってしまった。そこで本号では、『EACH TIME』をはじめ大滝作品に深いかかわりを持ったエンジニア吉田保とミュージシャン井上鑑にご登場願い、さまざまな角度から大滝詠一について語っていただいた。大滝サウンドを聴く際、一層の深み/楽しみとして読者にお伝えできればと思う。なお、今回は両氏のほかにも関係者の方々に取材を行ったのだが、本誌の急なお願いにもかかわらず“大滝さんのことだから”と時間を割いてくれた。この場を借りてお礼を申し上げる。


■特集1
楽曲の印象をがらりと変える「転調テクニック」

楽曲制作をしていて、1曲の中で雰囲気が単調で、もっと印象を変えたい!と思うことがあるでしょう。そのために、楽器アレンジを工夫したり、コード進行をいろいろ変えてみたりしたことがあるはずです。本特集のテーマである“転調”は、その楽曲の印象をがらりと変えるための一番の近道と言える手法。近年の楽曲では、ほとんどの曲で転調が使われており、1曲の中でさまざまな表情を付けているのです。本特集では、その転調のテクニックをすぐに使えるライトな方法から、ちょっと難解だけど劇的な転調まで、実際の有名曲を例に解説していきます。自分の理解できる範囲から勉強して、ぜひ自身の楽曲に生かしていきましょう。本特集の最後には、日本の転調楽曲を作る第一人者とも言える小室哲哉氏のインタビューも掲載しているので、併せてチェックしてください!


■特集2
EQが上達する5日間トレーニング

ミックス作業で絶対に欠かせない定番エフェクト=EQ(イコライザー)。パラメーターをいじれば簡単に音色が変化するため、“分かったつもり”で何となく使っている方も多いと思う。しかし初心に戻ってEQの基本的な使い方をしっかり見直せば、あなたのサウンドはもっと良くなるはず。今回はミックス時のEQ入門に焦点を絞り、音例とともに1日1テーマをクリアする5日間コースを用意した。講師は、第一線で活躍中の敏腕エンジニアである三好敏彦氏。実際の音例/素材をガイドにしながらプロ直伝のパラメーター・コントロールを身に付けて、あなたのプラグインEQをフル活用してほしい。


■特集3
NATIVE INSTRUMENTS Maschine徹底攻略マニュアル

反応の良い16個のドラム・パッドを備えたハードウェアと、“使える音”が満載のソフトウェアを1対1で対応させ、ビート・メイクの新しいシーンを開拓したNATIVE INSTRUMENTS Maschine。直感的な操作感と、ソフトウェアならではの豊富な音色ライブラリーを統合し、ヒップホップ/テクノなどのビート・メイカーは言うに及ばず、最近はトレント・レズナー(ナイン・インチ・ネイルズ)やフアナ・モリーナなど世界的なロック系のアーティストも“Maschineが作曲のインスピレーションとなっている”と発言している。このように、アーティストにとってとても魅力的なプロダクトであることがあらためて認識されつつある一方、DAWとは一味異なる世界観/操作性の製品だけに、“いまひとつ使い方が分からない”“DAWとの連携する方法は?”というユーザーも少なくないのではないだろうか。そこで今回は、最新のフラッグシップ・モデルMaschine Studioを使ったプロダクションを、Maschineユーザーであるビート・メイカーのKOYASが写真/画面と連動して詳細に解説。Maschineを購入したものの十分に使いこなせていないユーザーや、新規導入を考えている方は、ぜひ参考にしていただきたい。


■Cross Talk Cross Talk 渡辺敏広 × 甲斐俊郎
復元機&次世代FETコンプで考える
UREI 1176LNが愛されてきた理由

FETコンプレッサーの傑作、UREI(UNIVERSAL AUDIO)1176LN。1960年代末に登場したこのコンプレッサーは、レシオやアタック&リリース・タイムなどのパラメーター可変幅が大きく、さまざまな用途に使える一台として今なお多くのエンジニアが日々のレコーディング&ミックスで使用している。その人気は、このコンプをモデリングしたプラグインが多数あることからもうかがえるだろう。一方、ハードでも本家UNIVERSAL AUDIOの復刻モデルは言うに及ばず、最近になってそんな1176から影響を受けつつ、独自の機能を加えたFETコンプも登場してきている。今回はこうしたハード・コンプにスポットを当て、あらためて1176LNの魅力について考えてみたい。
≪登場機種≫
◎UNIVERSAL AUDIO 1176LN
◎LINDELL AUDIO 17XS MKII
◎MOHOG AUDIO Mofet76
◎SLATE PRO AUDIO Dragon


■ミックス解剖学
『アナと雪の女王』より「レット・イット・ゴー」
by デヴィッド・バウチャー

 海外のトップ・エンジニアに、自身の手掛けたヒット曲のミックス手法を直接解説してもらう本連載。今回登場していただくのはデヴィッド・バウチャー。ジョージア州アトランタで育ち、マイアミ大学で音楽エンジニアリングを学んだバウチャーは、ニューヨークのさまざまスタジオでエンジニアとしてのキャリアを開始。1998年にロサンゼルスに移住しボブ・クリアマウンテンにアシスタントとして3年半従事した。その後ミッチェル・フルームの下で積み重ねてきた業績でその名をはせている。今回取り上げるディズニーによるアニメ・ミュージカル『アナと雪の女王』のサウンドトラックは、全32曲が収録され、大きく2つのセクションに分かれており、それぞれ異なるエンジニアによってミックスが行われた。バウチャーはメイン・タイトル曲となった「レット・イット・ゴー」を含むブロードウェイ調の歌曲10曲を担当し、そのほかの劇判用のオーケストラ楽曲はケイシー・ストーンが手掛けている。ここでは、タイトル曲「レット・イット・ゴー」のミキシングについて、バウチャーに詳細を語ってもらった。


■behind the scene~映像を音で彩る作曲家たち
松本晃彦

映画やドラマ、CM、アニメなど、映像作品を音で彩る作曲家の音楽人生に迫る本連載。今回登場いただくのは、作編曲家の松本晃彦氏。音楽一家に生まれた氏は、幼少期から音楽に触れ、大学在学中から音楽活動を本格化させ、アレンジャー/サポート・キーボーディスト/プ ロデューサーとして活躍。その後、映像作曲家として『踊る大捜査線』シリーズや『リターナー』『GOEMON』『サマーウォーズ』『汚れた心』な ど、ドラマ/映画/ゲーム音楽を手掛けている。近年では海外作品への参加をするなど活動の幅を広げており、一方で、玉置浩二のサウンド・プロデュースを並行して行うなど、多岐にわたり活動を続けている。常に新しいことへの挑戦をし続ける氏の映像作家としてのスタンスについて、拠点であるプライベート・スタジオ、Studio Lightsにて話を聞いた。


■コンサート見聞録
蓮沼執太フィル@KAAT 神奈川芸術劇場

ラップトップによるエレクトロニック・サウンドやバンドを率いた生演奏、アート・スペースでのインスタレーションなど、さまざまな形態で自らの音楽を表現してきた蓮沼執太。彼が中心となり2010年に結成された総勢15名のアンサンブル=蓮沼執太フィルが舞台芸術の祭典『TPAM in Yokohama 2014』の中で「作曲:ニューフィル」と銘打ったコンサートを行った。本公演では、楽器演奏だけでなくPAや照明、衣装、美術といったセクションごとのスコア、さらには観客を演奏に参加させるための指示書までが用意され、コンセプチュアルな形で進められた。ここではサウンドの面にフォーカスし、その模様をお伝えしていくとする。


■Beat Makers Laboratory:クリストファー・ラウ

■people
◎矢野顕子
◎the HIATUS
◎OLDE WORLDE
◎Throwing a Spoon
◎アディソン・グルーヴ
◎ウォーペイント
◎Voices From The Lake

■report
◎スペシャル・レポート:東映デジタルセンターDub1
◎My Favorite UAD-2 Plug-Ins~高藤大樹
◎YAMAHA CLユーザー・レポート
◎ECLIPSE TD-M1ユーザー・レポート~高木正勝
◎GENELEC Mシリーズ~RAM RIDER
◎BEATS New Studio~田中隼人
◎SONICWIRE~D.O.I.
◎ライブ・スペース訪問:渋谷BURROW

■new products
◎UNIVERSAL AUDIO Apollo Twin
◎TASCAM PROFESSIONAL SOFTWARE Sonar X3
◎ROLAND FA-06
◎SPL Crimson
◎JBL PROFESSIONAL M2
◎PMC Twotwo.6
◎PRESONUS Sceptre S8
◎AUDIO-TECHNICA ATH-M50X
◎MCDSP AE400

■LIBRARY
◎SAMPLE MAGIC DETROIT TECH
◎BIG FISH AUDIO ELEVATE

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 7
◎ABLETON Live 9
◎APPLE Logic Pro X
◎AVID Pro Tools 11
◎TASCAM PROFESSIONAL SOFTWARE Sonar X3 Producer
◎PRESONUS Studio One 2

■column
◎新連載・サンプル大学グルー部ビートメイ科 SUI
◎ツナガル ロクオン 草間敬
◎skmt 2013 to 2014 坂本龍一
◎MUSIC SAFETY RESEARCH 奥田泰次
◎DE DE MOUSEのさっき何話してたっけ?
◎oscillator lover yukihiro
◎THE CHOICE IS YOURS 原雅明
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ 戸田誠司
◎素晴らしきビンテージの世界 三好敏彦
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎音楽と録音の歴史ものがたり 高橋健太郎
◎Independent Cities
◎私の手放せない一品~ジム・オルークのLITTLE LABS IBP Junior

■sound&recording review
◎NEW DISC
◎ENGINEERS' RECOMMEND
◎BOOKS