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サウンド&レコーディング・マガジン 2011年9月号

1,008(本体933円+税)

品種雑誌
仕様A4変形判 / 240ページ
発売日2011.08.12
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内容

山下達郎~新作『Ray Of Hope』完成、すべての音楽家に向けたメッセージを完全収録!

■巻頭インタビュー
山下達郎
シンガー・ソングライター的アプローチで制作された
6年ぶりのニュー・アルバム『Ray Of Hope』完成
すべての音楽家に向けた達郎のメッセージを完全収録!
長きにわたりポップス界の頂点に君臨する山下達郎が、待望のオリジナル・アルバム『Ray Of Hope』をリリースした。前作『SONORITE』から6年とブランクは空いたものの、その間にドラマ/映画/CMのタイアップ曲を数多く手掛け、常に最前線で我々の耳を楽しませてきた達郎。新作はバラード3部作を含むそれら先行ナンバーを9曲収録しつつ、さらにANTARES Auto-Tuneを使った実験的ファンク・チューンなども加えた豪華内容の全14曲。レコーディング面においても、前作から取り入れたAVID Pro Toolsに対する研究をより一層重ね、ナチュラルかつ表現力豊かなサウンドへと仕上げている。ここでは、そんな山下達郎へロング・インタビューを敢行。彼の含蓄ある言葉の数々は、きっと読む者の世代を超えて“音楽家とはどうあるべきか”を解き明かすヒントとなるに違いない。彼が拠点としているプラネット・キングダム2stの写真および、エンジニア中村辰也氏のコメントとともに、サンレコに向けた達郎語録を堪能いただきたい。

■特集
2カ月連続特集
音楽メディアの未来を考える[前編]
アナログ・レコードは生き残るか?
技術の進歩とともに、レコーディングからリスニング形態に至るまで激動の時代を私たちは迎えている。特にリスナーにとっては、CDで音楽を聴く行為が薄れ、新たな局面が浮き彫りになっている。1つは、音楽データをダウンロードで購入するという形態。以前はMP3などの圧縮音源ばかりであったが、ここ数年で16ビット/44.1kHzよりもハイクオリティな“ハイレゾ音源”のダウンロード販売も増えている。他方注目したいのが、アナログ・レコード。ポピュラー・ミュージック黎明期を支えた長寿メディアだが、独特な音質に加えて“モノ”としての価値の高さから、レコードをリリースするアーティストは意外に多い。アメリカでは今年度のレコード売り上げが前年比25%増になると言われているほどだ。この対照的な音楽のリリース形態を2カ月にわたってお送りするのが本企画。その前編として、まずアナログ・レコードに着目。ダウンロード音源に比べると圧倒的に不便であり、制作費がかさばる故に採算の取りにくいメディアだが、今レコードでリリースするアーティストたちはどのように考えているのだろうか? レコードの基礎知識、アーティスト・インタビュー、レコード音質検証コーナーを通して多角的に考えていく。

◎レコードの基礎知識/西谷俊介(東洋化成)
◎アーティスト・インタビュー/ダニエル・ラノワ、佐野元春、曽我部恵一
◎レコード音質検証コーナー/渡辺省二郎、本間昭光、寺岡呼人

■特別企画
夏休み特別企画
まつきあゆむが牛尾憲輔(agraph)に
MIDIの使い方を教えてもらう
まつきあゆむというアーティストをご存じでしょうか? 自身の楽曲をネット直販という方法で販売し、Twitterなどで大きな話題を呼んだシンガー・ソングライターです。彼はギターをはじめほとんどの楽器を自分で演奏&DAWに録音し、しかる後に波形編集をバキバキに行って最終的な曲へ構築するという、きわめて現代的な制作方法を行っていますが、しかし、ある日、Twitterでこんなことをつぶやいてました。“MIDI分からん……”。あんなにDAWを使いこなしているように見えるまつきでさえ、MIDIって難しく思えるものなんだ、ということに編集部は驚き、お節介ながら彼にMIDIの基礎をたたきこむ!という企画を思い付きました。で、先生をだれにしようかな……と考えたんですが、いました、適任者が。電気グルーヴのレコーディングやライブのサポート、そしてagraph名義でアーティスト活動も精力的に行う牛尾憲輔です。弊誌がDommuneで不定期に行っている番組「うちこみ!」でも、実に的確に打ち込みについて説明してくれる彼なら、必ずやまつきをMIDI使いにしてくれることでしょう。実は2人は同い年なので、先生と生徒というよりは友達同士のタメトークという雰囲気ではありますが、それがかえって小難しくなりがちなMIDIというテーマを分かりやすいものにしてくれているはず。ということで、MIDI初心者の皆さん! これを読めば絶対アナタもMIDIを使えるようになりますよ~。

■Cross Talk mabanua × Yasu2000
宅録用オーディオI/Oの音質は
上位機と普及機でどれくらい違うのか?
DAWによる音楽制作で、音質を大きく左右する存在のオーディオ・インターフェースだが、宅録ユースに適したシリーズだけを見ても、メーカーがそれぞれに趣向を凝らした製品をラインナップされている。それらを大きくカテゴリー分けすると、2イン/2アウトの小型機、8つ以上の入出力を持った上位機、そしてその中間のいわゆる売れ筋の普及機という3つになるだろう。そして宅録ユーザーがオーディオ・インターフェースを新調しようと思うときに悩ましいのが、上位機か普及機、どちらを選んだらいいかだ。もちろん、チャンネル数や機能では上位機に軍配が上がるだろうが、予算的に普及機の価格は魅力的。だとすると、気になるのは音質の面で上位機と普及機にどれくらいの差があるかだ。今回は、発売されたばかりのROLAND Quad-Capture、MOTU Audio Express、そして昨年Pro Tools 9と同時期に発売され大いに話題となったAVID Pro Tools MBoxという3つのオーディオ・インターフェースを、それぞれの上位機と比較試聴してみることにした。

≪登場機種≫
◎AVID Pro Tools MBox
◎AVID Pro Tools MBox Pro
◎ROLAND Quad-Capture
◎ROLAND Octa-Capture
◎MOTU AudioExpress
◎MOTU UltraLite-MK3 Hybrid

■ミックス解剖学
ビヨンセ
「アイ・ケア」 by ジョーダン・ヤング
海外のトップ・エンジニアに自身の手掛けたヒット曲のミックス手法を直接解説してもらう本連載。今回登場していただくのは、現在26歳の若きエンジニア、ジョーダン・ヤング。学生時代、地元であるカナダのトロントでDJ活動を行っていたヤングは、将来の道をエンジニアと決め2005年にニューヨークのスタジオで働き始めたという。そこで経験したラッパーとの仕事が契機となり、R&B/ヒップホップ界との交流を深めていったそうだが、昨年彼をネクスト・レベルに引き上げるオファーが舞い込んできた。それは、1年間のオフから返り咲くディーバ、ビヨンセのニュー・アルバムを録音しないかというビッグな話だったのだ! 彼が手掛けることになったその作品は『4』と銘打たれ、今夏に発売。新進エンジニアの生んだ音とはいかなるものなのか? 早速迫っていこう。

■プロデュースの技法
クレイグ・ストリート
~マデリン・ペルー『スタンディング・オン・ザ・ルーフトップ』
ボブ・ディランやロバート・ジョンソンを敬愛し、ブルースを根に持つ女性シンガー・ソングライター、マデリン・ペルー。ブルージィなサウンドにジャズの歌唱スタイルを織り交ぜたしなやかな歌声は“21世紀のビリー・ホリデイ”とも評され、大きな期待と注目を集めている。その彼女の最新作『スタンディング・オン・ザ・ルーフトップ』は、名匠クレイグ・ストリートを迎えて制作されている。ノラ・ジョーンズやカサンドラ・ウィルソンなどの個性派シンガーを多く手がけるストリートは、本作でも持ち前の手腕を発揮。一癖持つ一流奏者たちが奏でるミニマムなサウンドの中で、独自の響きを持つマデリンの歌を見事にとらえたプロダクションは、マデリンが掲げる“最小限の表現”を体現した力作となっている。アーティストと密接にコミュニケーションを取り、彼らが内に秘めるポテンシャルを解放していくという、クレイグ・ストリートのならではプロデュース・ワークの詳細を検証していこう。

■Classic Tracks
ジ・オーブ
「リトル・フルッフィ・クラウズ」
1980年代末のレイブ・カルチャーから派生したチル・アウト・ミュージック。その先駆け一端を担ったのがアレックス・パターソン率いる、ジ・オーブである。彼らの代表曲である「リトル・フルッフィ・クラウズ」は、サンプリングを主体にした実験的なサウンドで、彼ら独自のジャンルでもある“アンビエント・ハウス”を定義づけ、チル・アウト・ミュージックの代表曲として知られる。リッキー・リー・ジョーンズの語りやパット・メセニーのギター・フレーズ、さらには映画音楽のハーモニカなど、膨大なサンプルネタをコラージュして構成した点でも、同曲は革新的であり、当時に引用アーティストから著作権絡みの訴訟を受けるという、いわく付きの曲でもあった。それもあり、アレックス・パターソンはこれまで同曲について多くを語らなかったが、近年では再びこの曲をプレイするようになった。ここでは制作過程から訴訟まで、その一部始終を自身に語ってもらった。

■Beat Makers Laboratory
トッド・テリー

■people
◎久保田麻琴
◎fennesz+sakamoto
◎Open Reel Ensemble
◎OLDE WORLDE

■report
◎My Favorite UAD-2 Plug-Ins
◎JBL PROFESSIONALの新小型ニアフィールド LSR2325Pの実力を徹底検証!
◎コンサート見聞録:FUJI ROCK FESTIVAL'11
◎日々進化していくYAMAHAのデジタルPAミキサー環境~第1回 StageMixでLS9をリモート・コントロール!
◎ライブ・スペース・レポート:MOGRA

■new products
◎ROLAND Jupiter-80
◎MFB Megazwerg
◎IMAGE LINE FL Studio 10
◎STEINBERG Portico 5033 EQ/5043 Compressor
◎WAVES MPX Master Tape
◎EASTWEST Quantum Leap Spaces
◎FOCUSRITE Scarlette 18I6
◎MILLENNIA HV-35 For API500
◎RADIAL Workhorse & 500 Series
◎SHURE Beta 98AMP/C
◎ELECTRO-VOICE RE320
◎SHURE SRH940
◎PIONEER HDJ-1000-K

■LIBRARY
◎FRESHTONE LOST TAPES VOL.1
◎WAVE ALCHEMY SYNCUSSION DRUMS

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 6
◎ABLETON Live 8
◎AVID Pro Tools 9
◎CAKEWALK Sonar X1

■seminars
◎入門!デトロイト・テクノ塾/Q'HEY
◎ヒップホップ ビート・メイク道場/SUI
◎サンレコ打ち込み手帖/木本ヤスオ
◎カンガルー・ポーの『マイク1年生』/中村公輔
◎Q&A

■column
◎Independent Cities
◎THE CHOICE IS YOURS/原雅明
◎素晴らしきビンテージの世界/三好敏彦
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎私の手放せない一品~高田漣のCASIO CZ-101

■sound&recording review
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