MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2011年5月号

1,132(本体1,048円+税)

品種雑誌
仕様A4変形判 / 232ページ / DVD-ROM付き
発売日2011.04.15
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内容

細野晴臣が38年ぶりのフル・ボーカル作『HoSoNoVa』を発表!

■巻頭インタビュー
細野晴臣
新作『HoSoNoVa』制作詳報!
細野晴臣の新作『HoSoNoVa』は、1973年にリリースされた彼のファースト・ソロ『HOSONO HOUSE』以来、何と38年ぶり(!)に全曲で自身のボーカルをフィーチャーしたアルバムである。タイトルはボサノバをもじったもののように見えるが、実は“細野+場”という意味も含まれており、埼玉県狭山市のプライベート・スタジオで作り上げた『HOSONO HOUSE』のように、仲間の助けを借りつつも自分のスペース=場で作り上げた作品なのだ。ここ数年、1940~50年代のアメリカ音楽に傾倒している、という話は伝わってきていたが、果たして手元に届けられた本作はそんな香りを残しつつも、モダンな響きを持ったものとして仕上がっている。ご本人そしてエンジニアの原口宏氏へのインタビューのほか、ゲスト・ミュージシャンを集めて音響ハウスで行われたレコーディングの模様を写真で紹介しつつ、アルバム制作について詳細にレポートしてみることにしよう。

■DVD-ROM付録連動特集
リミックスの過去/現在/未来
~ディスコ・エディットからマッシュアップまで年代別の手法を紹介
本誌にも頻繁に登場する“リミックス”という言葉。そもそもはニューヨークのDJがラジオでヒットした曲をディスコでかけやすいように編集したことから始まったものだが、DAWによる波形編集やタイム・ストレッチなどの進化により1990年代には一気にアートフォーム化。最近リリースされた相対性理論やスーパーカーの新作からも明らかだが、バック・トラックの総入れ替えや声素材をオシレーターのように使ったインスト・トラックまで、今やその意味合いは大きく広がっている。今回の特集ではリミックスの歴史/変遷を時系列的に解説。気鋭のビート・メイカー=インナー・サイエンスに同一素材をさまざまな形でリミックスしてもらい、その制作手法をレポートしていく。また、近年はWebをプラットフォームにマッシュアップなどオーディオ・ファイルの自由な改変が押し進められているが、その最もエッジィな形であるInto Infinityやヤマハの新技術sonote technologyを紹介。そして巻末では、曽我部恵一が本誌のために特別に提供してくれたマルチ素材を元にリミックス・コンテストを開催する。付録のDVD-ROMとともにリミックスが持つ無限の可能性をあらためて感じてほしい。

◎リミックスの歴史 by Watusi
◎著名クリエイターが選ぶリミックス名盤はこれだ!~石野卓球/grooveman Spot/DE DE MOUSE/DJ JIN/DJ Kiyo/Dub Master X/HIROSHI WATANABE
◎実践リミックス講座 by インナー・サイエンス
◎リミックスのゆくえ by 原雅明
◎音の“質感”をとらえるヤマハの新技術sonote
◎リミックス・コンテスト presented by 曽我部恵一

■Cross Talk 會田茂一 × 菅井正剛
iPad用GarageBandの実力を検証!
APPLE iPadの登場と同時に、音楽制作用アプリや音源アプリなど、膨大なアプリがリリースされているのは周知の通り。とは言え、“iPadでこんなことができればいいな”と青写真は描けども、まだまだ実際の制作にiPadを本格的に組み込んでいるという事例は多くはない。そんな中、iPad2と同時に、iPad用アプリケーション版のGarageBandが発表された。APPLE Macに付属しシンプルな操作性が人気のDAWソフトだが、今回iPad用アプリとして生まれ変わったGarageBandは、iPadの持つ直感的な操作性との親和性を強め、全く新たなDAWの形として提示されたものとなっているようだ。果たして本アプリは、サウンド・クリエイターたちが音楽制作にiPadを用いるようになる決定打になり得るのだろうか? 今回は、GarageBandで楽曲制作を行うギタリスト/プロデューサーの會田茂一と、會田の作品でエンジニアを務めてきた菅井正剛を招き、クロストークを行った。

■プロデュースの技法
スティーヴ・ブラウン
~ルーマー『シーズンズ・オブ・マイ・ソウル』
昨年末、イギリスでデビュー・アルバム『シーズンズ・オブ・マイ・ソウル』をリリースした女性シンガー・ソングライター、ルーマー。イノセントで表情豊かな声で歌われる、古き良き時代のポップスを思わせるような仕上がりのこの作品は、全英で3位にチャート・インするなどの好評を博し、わずか3カ月でイギリス国内だけでも50万枚ものセールスに達した。彼女の歌声には、バート・バカラックやエルトン・ジョンなどの巨匠も魅せられているという。そんな彼女のデビュー作、生楽器を中心とした自然な広がりが感じられるサウンドを耳にすると、熟練のプロデューサーが携わり、ぜいたくな環境を制作されたに違いない……と誰もが思うだろう。しかし本作を手掛けたスティーヴ・ブラウンは、作曲家としては長いキャリアを持つものの、ポップス・アルバムをプロデュースするのは今作が初めて。しかもその大半は彼のプライベート・スタジオで制作されたというから驚く。そんな二人がいかにしてタッグを築き、本作を作り上げたのか。ブラウンとルーマー、二人の話から、この快挙に至る過程を描いていきたい。

■ミックス解剖学
パール・ジャム『ライヴ・オン・テン・レッグス』
by ブレット・エリアソン
海外のトップ・エンジニアに自身の手掛けたヒット曲のミックス手法を直接解説してもらう本連載。今回登場していただくのは、アメリカン・ロックの人気バンドを数多く手掛けるエンジニア、ブレット・エリアソン。レコーディングの世界から自身のキャリアをスタートさせたエリアソンは、パール・ジャムのマネージャー、ケリー・カーティスとの出会いを機にライブPAの仕事にも取り組むようになった。そんな彼はスタジオとライブ、いずれの特徴も理解した上でのミックス・ワークが行える稀有(けう)なエンジニアだ。エリアソンが手掛けたパール・ジャムのニュー・ライブ・アルバム『ライヴ・オン・テン・レッグス』では、過去7~8年間のさまざまなライブ録音から厳選した楽曲群が、あたかも1つのショーに聴こえるようエディットされている。本稿ではその具体的なテクニックに迫っていく。

■Classic Tracks
メタリカ「ワン」
1983年に『キル・エム・オール』でデビューし、1986年の3rd『メタル・マスター』でゴールド・ディスクを獲得する順風満帆の中、メタリカは最大の不幸に直面する。ツアー中にバスが転倒する事故が起こり、クリフ・バートン(b)が急逝してしまったのだ。バンドを継続することこそ彼の遺志と考えたメンバーは、ジェイソン・ニューステッドを新ベーシストに迎え、新作『メタル・ジャスティス』の収録に臨む。しかし1988年にリリースされたこのアルバムは、ベースがほとんど聴こえないという仕上がりで、今なお物議を醸している。それでもなお名作として、現代のラウド&ヘビー・ロック・シーンにまで影響を与え続ける本作。今回は、この問題作で共同プロデューサー兼エンジニアを務めていたフレミング・ラスムッセンに登場いただき、シングル曲「ワン」を中心に、本作のレコーディング・セッションの様子を振り返っていく。

■短期集中連載
大滝詠一
『A LONG VACATION』30周年リマスター盤を語るvol.2
大滝詠一のロング・セラー・アルバム『A LONG VACATION』が今年3月21日で発売30周年を迎え、そのタイミングに合わせて同日に『ロンバケ30th Edition』(30周年盤)が新装発売された。驚くべきは、本邦初公開であるオリジナル・カラオケ(通称“純カラ”)に加え、ボーナス・トラックとしてロンバケ・サウンドの象徴とも言える「君は天然色」(以下「君天」)の“オリジナル・トラック”なるものまで収録されていること。前号ではマスタリング関連をお送りしたが、今号ではロンバケ前夜その2から、いよいよ『ロンバケ』の制作風景、さらには「君天」オリジナル・トラックについて大滝の解説とともに踏み込んでみる。

■US Beat Makers Lab.
アリ・シャヒード

■people
◎砂原良徳
◎相対性理論
◎スーパーカー
◎高野寛

■report
◎ARTURIA Analog Experience The Laboratory 49
◎My Favorite UAD-2 Plug-Ins
◎「ミックス・ダウン集中講座コンテスト」最終発表
◎コンサート見聞録:ビル・ラズウェル&DJ Krush with Kangaku Orchestra@世田谷パブリック・シアター
◎ライブ・スペース・レポート:STAR LOUNGE

■new products
◎KORG Kronos-61
◎MOTU 828MK3Hybrid
◎TASCAM US-600
◎ROLAND Duo-Capture
◎CELEMONY Melodyne Essential
◎IZOTOPE Stutter Edit
◎D16 GROUP D16 Classic Boxes Collection
◎SHURE Beta 181/S
◎CARVIN C1648P
◎OTO MACHINES Biscuit

■LIBRARY
◎LOOPMASTERS PRiNCE FATTY CRUCIAL DUB
◎SONICCOUTURE MORPHEUS

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 6
◎ABLETON Live 8
◎AVID Pro Tools 9
◎CAKEWALK Sonar X1

■seminars
◎新連載・入門!デトロイト・テクノ塾/DJ Q'HEY
◎ヒップホップ ビート・メイク道場/SUI
◎サンレコ打ち込み手帖/木本ヤスオ
◎カンガルー・ポーの『マイク1年生』/中村公輔
◎エフェクターの基礎知識/渡辺正人
◎Q&A

■column
◎Independent Cities
◎Max for Liveで作る自分専用デバイス
◎THE CHOICE IS YOURS/原雅明
◎素晴らしきビンテージの世界/三好敏彦
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎私の手放せない一品~吉良知彦のLINE 6 Pod XT

■sound&recording review
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