MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2011年3月号

定価1,153円 (本体1,048円+税10%)
発売日2011.02.15
品種雑誌
仕様A4変形判 / 272ページ / CD-ROM付き

この商品は現在、在庫切れとなっております。

内容

CD-ROM連動シンセ大特集 
~音作りの基本から最新ハード&ソフトのレビューまで!

■CD-ROM連動特集
WE LOVE SYNTH
~ハードもソフトもやっぱりシンセは面白い!
これまでに聴いたどんな楽器や声とも異なる、未来的で甘美な響き。1950年代の登場以来、シンセサイザーの電子音は多くのリスナーをとりこにしてきました。今やロックからテクノに至るまでジャンルを問わず、その音色を耳にしない日は無いほどです。DAWにもソフト・シンセが付属するのは当たり前の昨今。豊富なプリセットから音色を選ぶのもいいですが、音作りのメカニズムを理解すれば自分だけの特別な音色を使って作曲ができ、曲への愛着も一層増すことでしょう。本稿では音楽ジャンルの移り変わりから見たシンセの歴史に始まり、CD-ROMにデモ版を収録したソフト・シンセ=FAW Circleを教材としてオシレーターやフィルターを用いた音作りの基本を丁寧に解説。ほかにもTOWA TEIによるグッド・ルッキングなシンセサイザーのベスト10、人気のAPPLE iPadアプリKORG iMS-20のパッチング・テクニックの紹介、さらに現在国内で流通しているハード&ソフト・シンセの全ブランドを網羅した計25Pに及ぶレビュー記事などを併載。これを読めばシンセのすべてが分かる、サンレコ流一大シンセ特集!

≪特集内コンテンツ≫
◎シンセ目線で見る音楽50年史
◎サンレコ過去記事から抜粋!~あのサウンドはあのシンセで作られていた
 ~マッシヴ・アタック、ネプチューンズ、電気グルーヴ、フライング・ロータス、他
◎付録CD-ROM収録のソフト・シンセで学ぶ 実践シンセサイザー講座
◎クリエイターが語る“俺のシグネチャー・シンセ・サウンド”
 ~KREVA/ジェラルド・ミッチェル/トーマス・フェルマン/向井秀徳
◎Denkitribe直伝☆ KORG iMS-20のパッチテク
◎今ひそかにモジュラー・シンセが熱い!
◎Good Lookin' Synth Selected by TOWA TEI
◎特別漫画レポート “俺シン”番外編 楽器ショップFive G訪問!の巻
◎grooveman Spot&Masaya Fantasistaが語る中古シンセ掘りの魅力
◎CD-ROMで聴き比べる! DAW付属ソフト・シンセの実力はいかに?
 ~ABLETON Suite 8/APPLE GarageBand 11/APPLE Logic Studio/AVID Pro Tools 9 Software/CAKEWALK Sonar X1 Producer/IMAGE-LINE FL Studio 9 Signature Bundle/INTERNET Singer Song Writer 9 Professional/MAGIX Samplitude11 Pro/MOTU Digital Performer 7/PRESONUS Studio One Pro/PROPELLERHEAD Reason 5/STEINBERG Cubase 6
◎ 最新ハード&ソフト・シンセ・レビュー

■Cross Talk Y2 PROJECT × 竹中直純
~Netduettoが切り開く「ネットで生演奏すること」の可能性
YAMAHAが昨年発表した、インターネットを介してリアルタイムでセッションを行うという技術、Netduetto。 ASIO対応のオーディオI/Oを使うことで、国内であればわずか数十ms程度の遅れで音声が伝達できるというものだ。昨年からさまざまな現場で試験的に用いられてきたが、今年に入ってWindows対応のアプリケーション、Netduettoβが無償で配布され、これを使って遠隔セッションを楽しんでいるミュージシャンも増えてきた。DAWソフトのデータやオーディオ・データをネットを介してやりとりすることが当たり前となってきている昨今、 Netduettoのように“リアルタイムで”セッションできることに、どんな価値が見いだせるのか。YAMAHAのネット技術開発チーム、 Y2PROJECTのメンバーお二方と、1990年代から坂本龍一のオペラ『LIFE』などさまざまなライブのインターネット中継を手掛けてきた竹中直純氏とのCross Talkで、その可能性を探っていきたい。

■ミックス解剖学
KTタンストール「フェード・ライク・ア・シャドウ」
by ルアディ・クシュナン
海外のトップ・エンジニアに自身の手掛けたヒット曲のミックス手法を直接解説してもらう本連載。今回登場していただくのは、イギリスの代表的なスタジオ、メトロポリスで経験を積み、現在はプライベート・スタジオの“ルバーブ”を拠点にフリーで活動を続けるプロデューサー/ミックス・エンジニアのルアディ・クシュナン。“質が高いサウンドに仕上げる”という部分に対して近視眼的にならず、より音楽的な視点からミックスを行うという彼独自の理念は、エンジニアリングの現場から退いていたある時期に開花したものだという。こういった彼のポリシーはアコースティックなシンガー・ソングライター、KTタンストールのニュー・アルバム『タイガー・スーツ』を見事にダンス・ミュージックへと昇華させたことからも明白だ。本稿ではそのミックス・スキルに迫っていきたい。

■CLASSIC TRACKS
グリーン・デイ「バスケット・ケース」
カリフォルニア州北部出身の3人によって1987年に結成されたバンド、グリーン・デイ。彼らには“パンク・ロック”や“ネオ・パンク”“ポップ・パンク”など、実にさまざまなレッテルが張られている。また、どのような先人パンク・バンドが切り開いた道をたどって来たかについても、多くの言説が交わされてきた。コアなパンクスの中には、インディーズ系のルックアウト・レコーズからメジャー系のリプリーズ・レコーズへとレーベルを移したグリーン・デイを裏切り者と呼び、メジャー転向後の彼らの音楽性を認めない者さえいる。だが、張られたレッテルや音楽的系譜が何であれ、グリーン・デイが過去20年間以上にわたりメインストリームでも受け入れられる新しいパンクのスタイルを確立しようと尽力してきたことは事実に相違ない。そんな彼らのメジャー・デビュー・アルバム『ドゥーキー』に収録された「バスケット・ケース」は、グリーン・デイの楽曲の中で最も世に知られた作品のひとつだろう。本稿では『ドゥーキー』の録音を手掛けたエンジニア=ニール・キングのコメントから、「バスケット・ケース」をはじめ同アルバムの制作過程を見ていく。

■US Beat Makers Lab.
ザ・スミージングトンズ

■people
◎THE野党
◎鈴木慶一
◎空気公団
◎YAMAAN
◎シーフィール

■report
◎The 2011 NAMM Show
◎アーティスト・インプレッション:森田昌典が試すCD-R/DVD-R バーベイタム Phono-R & ARLEDIA
◎ライブ・スペース・レポート:新宿BLAZE

■new products
◎SSL Nucleus
◎AVID Pro Tools MBox Pro
◎RUPERT NEVE DESIGNS Portico 5017
◎BENCHMARK MPA1
◎PLAYTECH Jammer KB
◎EQUATION AUDIO Bag Amp BA-875
◎STUDIO PROJECTS LSM
◎LINE 6 XD-V70

■LIBRARY
◎SAMPLE MAGIC SM20 Electro
◎IMPACT SOUNDWORKS Kptp Nation

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 6
◎ABLETON Live 8
◎AVID Pro Tools 9
◎CAKEWALK Sonar X1

■seminars
◎ヒップホップ ビート・メイク道場/SUI
◎サンレコ打ち込み手帖/木本ヤスオ
◎カンガルー・ポーの『マイク1年生』/中村公輔
◎エフェクターの基礎知識/渡辺正人
◎作曲に悩む人のためのプログラミング講座~エレクトロ編/Watusi
◎シンセで作るオレ流サウンド/H2
◎Q&A

■column
◎Independent Cities
◎Max for Liveで作る自分専用デバイス
◎THE CHOICE IS YOURS/原雅明
◎素晴らしきビンテージの世界/三好敏彦
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎私の手放せない一品~オオルタイチのCASIO SK-1

■sound&recording review
◎NEW DISC
◎ENGINEERS'RECOMMEND
◎RE-ISSUE
◎VIDEO
◎BOOKS
◎NEWS

BACK NUMBER