MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2011年2月号

1,008(本体933円+税)

品種雑誌
仕様A4変形判
発売日2011.01.15

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内容

特集:これから始めるPro Tools 9

■特集
これから始めるPro Tools 9
初心者&乗り換え組は必読!
“プロツー使い”になるための勘どころ
この10年で音楽のレコーディングをはじめ、さまざまなスタジオのデファクト・スタンダード DAWの地位を確立したAVID Pro Tools。スタジオのみならず、多くのクリエイターにも普及し、音を扱うあらゆる仕事に欠かせない存在として認知されるようになった。そのPro Toolsは今まで、自社のハードウェアとの組み合わせで動作していたのだが、新バージョンPro Tools 9からCore Audio/ASIOに対応し、他社製オーディオI/Oとの併用が可能に。こうしたPro Toolsのオープン化を期に、他社DAWソフトのユーザーからも熱い視線を浴びている。その理由として“業界の共通言語”としての利便性のみならず、オーディオ編集の使い勝手や、すべてが同一時間軸上に収まる構造など、さまざまなポイントが挙げられるだろう。この特集では、新バージョンのポイントを押さえながら“Pro Toolsの作法”をあらためて紹介し、なぜ多くのユーザーがPro Toolsで音楽を生み出し、仕事をしているのかを解剖していく。初めてPro Toolsに触れようとしているクリエイターも、これを読めばPro Toolsの“勘どころ”がつかめるはずだ!

◎Pro Tools 9への進化
◎Pro Tools 9の新機能
◎Pro Tools 9をゲットする4つの方法
◎これだけ覚えれば始められるPro Toolsの基本テク
◎Pro Tools 9のソフト音源
◎ユーザーが教える“勘どころ”……真鍋吉明(the pillows)/DJ MITSU THE BEATS(GAGLE)/まつきあゆむ/SUI(K7BP)/飛澤正人/TSUTCHIE

■Cross Talk インナー・サイエンス × 原雅明
~The Bridgeがつなぐトラック・メイクとDJのギャップ
オーディオのループ素材(クリップ)をBPMに追従させながら重ねたりエフェクトをかけられる自由度の高さで、ビート・メイク、ひいては自作のビートを使ったライブ・パフォーマンスに大きな進化をもたらしたABLETON Live。一方のSERATO Scratch Liveは、タイム・コードが入ったバイナルをインターフェースにすることにより、ハード・ディスク内の曲ファイルをターンテーブルを使ってプレイできるようにしたエポック・メイキングな製品として、多くのプロフェッショナルDJたちに愛用されている。このLiveとScratch Liveを文字通り“橋渡し”する新しいテクノロジーがThe Bridgeだ。これによりLiveのクリップをターンテーブルを使ってプレイできるようになったほか、LiveのエフェクトをScratch Live上でも操作できるようになるなど、自作トラックを使ったライブ・パフォーマンスとDJプレイのギャップを一気に埋める革新的な技術として大きな注目を集めている。今回はラップトップを使ったライブのほかDJとしても高い評価を得ているインナー・サイエンスと、自身のミックス作品も含めデジタルDJ テクノロジーに造詣の深い原雅明を迎え、The Bridgeがもたらす制作/パフォーマンスの変化について語っていただいた。

■スペシャル・レポート
大友良英「アンサンブルズ2010―共振」
2008年に山口情報芸術センター(YCAM)で行われ話題を呼んだ「大友良英/ENSEMBLES」展。ランダムに発音する合計123台のターンテーブルを大友がコンポーズし、音楽的な空間を生成する“without records”など4つのインスタレーションにより構成されたもので、その模様は本誌でもレポートを行ったので記憶にとどめている読者も多いだろう。そしてこの度、その発展型とも言えるインスタレーション= “アンサンブルズ2010―共振”が、昨年の10月末から2011年の1月16日にかけて茨城県水戸市の水戸芸術館にて開催された。合計7つの部屋に配置されたターンテーブル、ワイアー、ドラム、ピアノの弦……などなどから音を発し、ときとして壮大な“オーケストラ”となるようにコンポーズされた大掛かりなものとなり、足を運んだ観衆たちは一同にその独特の雰囲気に浸りきることとなった。今回はYCAMでスタートした“アンサンブルズ”が水戸の地で新たな形で花開くこととなった経緯と、本インスタレーションがどのようなものであったのかを、大友本人はもちろん、作品制作にかかわったYCAMの伊藤隆之、美術家の毛利悠子、音響作家の堀尾寛太の3人に取材を行うことで振り返っていくことにしよう。

■ミックス解剖学
テイラー・スウィフト
「マイン」by ジャスティン・ニーバンク
海外のトップ・エンジニアに自身の手掛けたヒット曲のミックス手法を直接解説してもらう本連載。今回登場していただくのは、カントリー・ミュージックが盛んなことで知られる街、ナッシュビルにプライベート・スタジオを構えるミックス・エンジニア、ジャスティン・ニーバンク。今年2月に予定されている来日公演も話題のシンガー・ソングライター、テイラー・スウィフトの最新アルバム『スピーク・ナウ』には、従来のカントリー・ミュージックのイメージを覆す新感覚のサウンドが収められている。そんな彼女の美しい歌声と演奏の持つダイナミズムを十分に生かす音作りを行った張本人こそが、このニーバンクなのだ。カントリー・ミュージックとしては珍しく、プラグインのみで処理された本作のミックス。そこに秘められた彼のミックス哲学を、具体的な作業工程とともにお見せしよう。

■CLASSIC TRACKS
エルヴィス・コステロ「オリヴァーズ・アーミー」
“1978年にベルファストを訪れたとき、ほんの子供に過ぎない兵士たちが戦闘服に身を包み、自動火器を手に闊歩(かっぽ)しているのを見た。その瞬間、金で雇われた若者たちが帝国陸軍の一員として、世界中に進駐するイメージが頭の中にどっと流れ込んで来た”……2002年に再発された『アームド・フォーセス』(1979 年)のライナー・ノーツで、エルヴィス・コステロはこう振り返っている。失業問題が深刻化していた1970年代のイギリスでは、無職の若者を軍に雇い入れるという政策が打ち出されていた。派兵範囲は北アイルランドから、香港や南アフリカなどにも波及。アルバム収録曲の「オリヴァーズ・アーミー」はそのような社会的背景から生み出されたのだった。そしてその歌詞は、国の政策を痛烈に皮肉っている。シングル化された本曲はイギリスで50万枚のセールスを記録。チャート2位に入るなど、コステロ最大のヒットのひとつとなった。本稿ではアルバムのミックス・エンジニア=ロジャー・ベヒリアンから聞いた本曲の音作りや当時のコステロに関する興味深い話題の数々を、貴重な写真とともにお届けする。

■US Beat Makers Lab.
DJヌマーク

■people
◎ジ・オーブ feat. デヴィッド・ギルモア4
◎坂本真綾
◎鈴木祥子
◎ 石橋英子
◎まつきあゆむ
◎毛皮のマリーズ

■report
◎製品開発ストーリー:WAVES Tony Maserati Collection
◎ コンサート見聞録:チャットモンチー@中野サンプラザ
◎ライブ・スペース・レポート:日本橋三井ホール

■new products
◎RME Fireface UFX
◎MACKIE. Onyx Blackbird
◎CAKEWALK Sonar X1
◎INTERNET Sound It! 6.0 Premium
◎RODEC-SHERMAN Restyler
◎TOFT AUDIO DESIGNS ATB 8
◎UNIVERSAL AUDIO 4-710D
◎ROLAND VR-5
◎SHURE Beta 27
◎JZ MICROPHONES V47/V67
◎KRK KNS8400
◎SOFTUBEValley People Dyna-mite
◎DENON DN-F650R&RC-F400S

■LIBRARY
◎WAVE ALCHEMY DEEP TECH&PROGRESSIVE
◎BIG FISH AUDIO ELECTRI-FRIED BLUES

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 5
◎ABLETON Live 8
◎AVID Pro Tools 9
◎CAKEWALK Sonar X1

■seminars
◎ヒップホップ ビート・メイク道場/SUI
◎サンレコ打ち込み手帖/木本ヤスオ
◎ カンガルー・ポーの『マイク1年生』/中村公輔
◎エフェクターの基礎知識/渡辺正人
◎シューゲイザー・サウンド入門/NARASAKI
◎ 作曲に悩む人のためのプログラミング講座~エレクトロ編/Watusi
◎シンセで作るオレ流サウンド/H2
◎Q&A

■column
◎Independent Cities
◎Max for Liveで作る自分専用デバイス
◎THE CHOICE IS YOURS/原雅明
◎素晴らしきビンテージの世界/三好敏彦
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎私の手放せない一品~會田茂一のELECTRO- HARMONIX Deluxe Memory Man

■sound&recording review
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