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サウンド&レコーディング・マガジン 2009年8月号

定価:本体952円+税

品種雑誌
仕様A4変形判 / 280ページ / CD-ROM付き
発売日2009.07.15
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内容

復活! 砂原良徳

■巻頭インタビュー:砂原良徳
孤高の電子音楽クリエイターが
サウンドトラックで8年ぶりに復活!
約8年前の本誌2001年6月号で、同じように着物姿で表紙を飾った砂原良徳。最先端のエレクトロニック・ミュージックを提示した『LOVEBEAT』以降、8年に及ぶ沈黙が、今回ついに破られた。日韓共同制作の映画『ノーボーイズ、ノークライ』の音楽を砂原が手掛け、そのサウンドトラックが彼の名義でリリースされるのだ。内容は短い尺のインスト曲を中心とした“いわゆるサントラ”なのだが、丹念にブラッシュ・アップされた一音一音の存在感に誰しもが耳を奪われるはず。豊かな音楽性と音響的な美しさは、紛れもなく砂原のサウンドだ。そんな希代の才能の復活を祝したインタビューをお送りする。

◎砂原良徳インタビュー
◎プライベート・スタジオ:YSSTレポート
◎ミックス&マスタリング・エンジニア:益子樹&北村秀治インタビュー

■特集1
音作りの可能性を広げる“プラグインの重ね技”
DAW全盛の昨今、実にさまざまな種類のプラグイン・エフェクトが存在する。それらを用いての音作り自由度の高さは、プロ/アマ問わず大きな味方となるものだ。しかし! プロと同じプラグインを使っているにもかかわらず、プロの作品で聴けるような音にならない!……なんて読者の方も多いのではないだろうか? それもそのはず、プロの作品は、プラグインの特性を知り尽くしたエンジニアがそれぞれを組み合わせていくことで素晴らしいサウンドを生み出しているからだ。そこで今回は、プラグインの組み合わせ方にフォーカスした特集を企画。エンジニアの中村文俊氏に実戦的な“重ね技”10例を指南していただくことにしよう。

≪重ね技10例≫
1.EQ→コンプ~コンプのノリを良くするためのEQ
2.EQ→EQ~1つ目のEQで現れたピークを2つ目でカット
3.コンプ→EQ~コンプの音質変化をEQで補正
4.コンプ→コンプ~コンプの特性を使い分け
5.コンプ→EQ→リミッター~迫力を出すダイナミクス系3段がけ
6.マルチバンド・コンプ→リミッター~ピークを抑えてから音圧を出す
7.マルチバンド・コンプ→コンプ~不要な音をピンポイントでカットして補正
8.リバーブ→EQ~リバーブはとりあえず深くかける!
9.リバーブ→コーラス~広がりと奥行きを合わせる重ね技
10.EQ→ディレイ~ディレイのフィルター機能をより際立たせるEQ

≪登場クリエイター≫
◎権藤知彦
◎DE DE MOUSE
◎ミト(クラムボン)
◎Riow Arai

■特集2
今どきのオーディオI/Oはミキサー&エフェクターである
DAWを中心とした現代の音楽制作環境において、オーディオI/Oは多様なニーズに応えるべく急速に進化している。10万円を切るクラスでも同時入出力 8chは当然の感がある上、全アナログ入力にマイクプリを搭載している例も少なくない。自宅スタジオ程度ならミキサーレスでもマイクや楽器を常時接続でき、ケーブルを抜き挿しするストレスは多いに軽減されるだろう。バンド録音ではドラムへのマルチマイキングも可能だ。その上、多くの機種がデジタル・ミキサーやエフェクトを内蔵している。複数のモニター・ミックスを作成でき、EQやコンプのかけ録りも可能で、モデルによってはミックスでも活用できる。そのほか真空管プリアンプやマイクプリ・エミュレーション機能の搭載、DAWとの高度な連携機能など、機種ごとに多彩な個性を打ち出している点も見逃せない。もはやオーディオI/Oは単なるAD/DAではなく、かつての外部ミキサーやアウトボードを内包したレコーディング・システムと化しているのだ。その意味では、ユーザーにも相応の知識とスキルが求められる。そこで本特集では高機能モデル9機種をピックアップし、クリエイター/エンジニアのnagie氏に検証していただいた。この中に、あなたの制作システムに適した1台があるはず。既に所有している方でも未知の機能を発見できるかもしれない。決して簡単に理解できる製品ばかりではないが、活用できれば音楽制作の幅は格段に広がるだろう。心してお読みいただきたい。

◎M-AUDIO Fast Track Ultra 8R
 ~シンプルで分かりやすい18chミキサーを内蔵した低価格機~
◎LEXICON I・Onix FW810S
 ~伝家の宝刀リバーブとDBX製ダイナミクスを装備~
◎FOCUSRITE Liquid Saffire 56
 ~11種のマイクプリ特性を選べるLIQUIDプリアンプ搭載~
◎PRESONUS FireStudio Tube
 ~アナログ入力を16chも実装し真空管プリアンプも内蔵~
◎TC ELECTRONIC Studio Konnekt 48
 ~高級感をもたらすリバーブ&ダイナミクスが出色~
◎STEINBERG MR816 CSX
 ~分かりやすい操作性とCubaseとの高い親和性を実現~
◎MARK OF THE UNICORN Trvelar MK3
 ~全入出力にダイナミクスを使用可能なモバイル機~
◎METRIC HALO Mobile I/O 2882 2D Expanded
 ~エフェクトの豊富さとミキサーの自由度はピカイチ~
◎APOGEE Ensemble
 ~定評のあるハイクオリティ・サウンドが何より魅力~

■ケンイシイ 本誌×MySpace連動!楽曲コラボ・コンテスト開催!!
ケンイシイの日本デビュー15周年を記念して、トラック制作コンテストが実現! 本号付属のCD-ROMに収録されたケンイシイによる3曲分のマルチ素材(約200MB)を使い、彼とコラボレーションするがごとく、極上のトラックを作り上げて応募してほしい。出来次第では正式リリースの道も待っている! 応募方法など詳しくは誌面にて。

■Cross Talk Vol.20 Cross Talk Watusi×中塚武
21世紀型MOOGを操る方法
40年以上前に生まれたアナログ・シンセという楽器の祖、MOOGシンセサイザー。創始者ロバート・モーグ博士の遺志を受け継ぐMOOGが現在でもハードウェアのシンセをリリースする一方で、実機からインスパイアされたソフト・シンセも多数存在している。なぜMOOGは根強い人気を持つのか? そしてハードとソフトの差はどこにあるのか? Watusi(COLDFEET)と中塚武、人気プロデューサー両名によるテストで、迫っていきたい。

≪登場する製品≫
◎MOOG Minimoog Voyager
◎ARTURIA Minimoog V2
◎GFORCE Minimonsta
◎IK MULTIMEDIA SampleMoog
※ソフト・シンセのデモ版を付属CD-ROMに収録!

■ミックス解剖学
エルヴィス・コステロ「シークレット・プロフェイン・アンド・シュガーケイン」
by マイク・ピエサンテ
海外のトップ・エンジニアに、自身の手掛けたヒット曲のミックス手法を直接解説していただく本連載。今回紹介するのは、グラミー賞受賞歴もある盟友、T ボーン・バーネットをプロデューサーに迎え、ナッシュビルにてカントリーやブルーグラス・シーンで活躍するミュージシャンたちと録音されたエルヴィス・コステロのニュー・アルバム『シークレット・プロフェイン・アンド・シュガーケイン』に参加したマイク・ピエサンテ。だれもが“透明でブライトなサウンドを求め”る中、自身の求めるサウンドのために膨大な時間をかけてトラック間にテープ・ノイズを挟んできたというピエサンテ。絶対的アナログ志向とも思える彼の作業の中で、いったいどのようなミックス処理が施され、アシスタントいわく“実はだれよりもデジタルを理解している”というPro Tools使いでもあるピエサンテがどういう“マジック”を使うのか、お届けする。

■Classic Tracks
ムーディー・ブルース「サテンの夜」
1966年秋、ムーディー・ブルースの全盛時代は明らかに過去のものとなりつつあった。その2年前、このバンドはソウル・シンガー、ベシー・バンクスのバラード「ゴウ・ナウ!」のカバーをヒットさせたことで一躍脚光を浴びた。しかし、多額の契約金を受け取ったデッカ・レコードとの契約がまだ残っているにもかかわらず、ベーシストのクリント・ワーウィックとシンガー/ギタリストのデニー・レインが脱退し、残されたドラマーのグレアム・エッジ、キーボード・プレイヤーのマイク・ピンダー、マルチ・プレイヤーのレイ・トーマスの3人は途方に暮れていた……。もっとも彼らの運命はそれから間もなく大きな変化を迎えることになる。ワーウィックとレインの後釜にジョン・ロッジとジャスティン・ヘイワードを迎えたムーディー・ブルースは、それまでのR&B色の濃いサウンドからクラシック・ロック/プログレッシヴ・ロックへとそのスタイルを一変させたのである。今回取り上げる『デイズ・オブ・フューチャー・パスト』は、こうした状況の中で誕生した新生ムーディー・ブルース初の作品で、彼らの作品の中で最も成功を収め、最も影響力を持ち、最も名作の誉れ高い傑作となった。エンジニアリングを担当したデレク・ヴァーナルズが、収録曲「サテンの夜」にまつわるエピソードを中心に、当時の制作風景を詳しく語ってくれた。

■コンサート見聞録
クラムボン@NHKホール
デビュー以来、ジャズやロック、エレクトロニカなどの要素をたくみに掛け合わせた独自のポップスを発表し続けているクラムボン。久々にリリースされたバンドの新作『Re-clammbon 2』は2002年のセルフ・カバー作の続編にあたるもので、中には「シカゴ」や「サラウンド」など2回目のリアレンジとなる人気曲も含まれており、持ち味である自由奔放さにあふれたアルバムとなっている。そんな彼らが、本作を引っさげての全国ツアー“Re-clammbon tour”を決行。サポート・ミュージシャンには、アルバムのレコーディングにも参加したtoeのギタリストである美濃隆章と、3rd『ドラマチック』にも参加していたキーボーディスト、皆川真人を招請し、各地のファンを沸かせた。本誌では6月8日のNHKホール公演の取材を敢行。クラムボンのデビュー時よりメインPAを手掛けているベテラン、西川一三氏と、ライブ・レコーディング・エンジニアを担当された星野誠氏にお話を伺った。

■US Beat Makers Lab.
デイム・ファンク

■Mr. Bonzai's Talking
スパイナル・タップ

■people
◎アニマル・コレクティヴ
◎スティーヴン・マーカッセン~ザ・ローリング・ストーンズのリマスターを語る

■report
◎マジカル・ミックス・ダウン・ツアー中間発表!
◎ライブ・スペース訪問:下北沢GARDEN

■new products
◎SSL XLogicX-Desk
◎ARTURIA Origin
◎DIGIDESIGN Venue SC48
◎WALLANDER Wivi Saxophones 1
◎IK MULTIMEDIA Amplitube Fender
◎M-AUDIO Studiophile CX-5
◎BOSE L-1 Compact System
◎RANE Serato Scratch Live SL3

■LIBRARY
◎MUTEKKI KICK FREE REVOLUTION VOL.1
◎SAMPLE MAGIC SM12 Progressive House

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 4
◎ABLETON Live 8
◎DIGIDESIGN Pro Tools|HD8
◎CAKEWALK Sonar 8

■beginner
◎DAWなら誰でも作曲できちゃいます。/横川理彦
◎シンセで作るオレ流サウンド/H2
◎Q&A

■seminars
◎HOW TO BUILD OUR STUDIO 赤川新一
◎素晴らしき電源の世界/三好敏彦
◎CM音楽の作り方/瀬川英史

■column
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎私の手放せない一品~神田朋樹のTECH21 SansAmp PSA-1

■standards
◎Information

■sound&recording review
◎NEW DISC
◎ENGINEERS' RECOMMEND
◎RE-ISSUE
◎VIDEO
◎BOOKS
◎NEWS
◎CONCERT SCHEDULE