MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2005年7月号

定価1,026円 (本体933円+税10%)
発売日2005.06.15
品種雑誌
仕様A4変形判 / 小冊子×2(WIRE紹介、スクールガイド)付き

この商品は現在、在庫切れとなっております。

内容

表紙:OASIS

■表紙/巻頭アーティスト
オアシス

メンバーが語る新作『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルース』&デビュー作からのサウンド変遷を分析

ひずみまくった骨太ギターと重厚なリズム・セクションがどっしりとしたグルーブを紡ぎ出し、ロックの本質を語りかける。かと思えば、繊細なアコギ の響きや十八番とも言える泣きメロが美しい情景を映し出す。デビューから約11年経ったオアシスだが、6thとなる新作『ドント・ビリーヴ・ザ・トゥルー ス』でもその本質は全く変わっていない。だが、サウンドはより研ぎ澄まされ、これまでにないほど深化を遂げた。打ち込みなど表層的なアプローチは極力控 え、しっかりと腰を据えながら堂々とプレイする姿は、もはやロックの達観者。これまでノエル(g、vo)とリアム(vo)のギャラガー兄弟が中心だったバンドの体制も、アンディ・ベル(b)とゲム・アーチャー(ds)という名うてのメンバーの加入により変化が起こり、本作はメンバー4人が均等に曲を持ち 寄って作り上げられたというのも興味深いところだ。そんな彼らの視線の先に今映っているものは一体何なのだろうか? ここではアンディ・ベルの最新インタ ビューとともに、本作の全曲分析、そして彼らのサウンド変遷を振り返りながら、本誌ならではのアプローチでオアシスというバンドに迫っていく。

■特集
新たなテクノロジーが切り開いた クローン系プロセッサーの世界

~FOCUSRITE Liquid Channel、WAVES Q-Clone、T.C. ELECTRONIC Assimilator

科学の最先端技術によって可能となった“クローン人間”。そのモラルの是非がテレビなどでしばしば取り上げられているが、我々レコーディング業界 の人間も決して他人事ではない。クローン技術の波は着実にレコーディング機材にも押し寄せている。特定の機材をシミュレートするのではなく、適時さまざま な機材や音源のサウンド特性を本物そっくりに再現する……そんな“クローン系プロセッサー”が続々と登場し始めたのだ。これらの登場によって、さまざまな 名機のサウンド特性を1台で自由に切り替えたり、1台しか手持ちの無いビンテージ機材を仮想的に何台も併用したり、はたまたある名盤のサウンド特性を自ら の作品に取り込んだりと、現場での可能性が何倍にもい広がっていくことは必至。早速、この新技術に関する知識を整理しつつ、クローン系プロセッサーの最右 翼3機種を紹介していこう。

■特別企画
満喫! フィールド・レコーディングの夏


気が付けば梅雨の終わりはすぐそこ。暑い夏がやって来る。だからこそ、ここであえて宣言しよう。夏だからこそ外に出かけるべきだと。なぜ? それ は魅惑の録音方法……“フィールド・レコーディング”に最適なシーズンだから。しかし、“それ何?”という人も居るかもしれない。はたまた“どうやって 録って、そのサウンドをどう使うの?”という方も多いだろう。そこで、本企画ではフィールド・レコーディングについて、名盤紹介からレコーダーの歴史&現 行製品レビュー、フィールド・レコーディングの達人3名による録音現場のレポートを用意。多角的に第一歩を踏み出すための情報を紹介していく。街や自然の 中に出掛けて得た、波の音やジェット機の音、雑踏から生み出されている不思議なサウンドなど、すべてがDSPやサンプリングでは代替できない魅力的な素 材。これらは、あなたの作る音楽へ新たな彩りを加えてくれること間違いナシ! なお、レコーディングしたサウンドはWebサイトにアップしているので、こ ちらも併せて聴いていただきたい。

■プロデュースの技法
會田茂一


EL-MALO、FOE、HONESTYといった自身のレギュラー・バンドに加え、最近ではLOSALIOSにも参加するなど、ますます活動の幅 を広げているロック・ギタリスト會田茂一。“アイゴン”の愛称で多くのミュージシャンや音楽ファンから愛されている彼は、1990年代中ごろから自身のバ ンド活動で追求し続けている独自のロック・サウンドをフィードバックする形でプロデューサーとしての活動も始め、これまでYUKI、CHARA、 bloodthirsty butchersなどの作品を手掛けてきた。そして今年、CMソングとしてヒットした木村カエラのシングル『リルラ リルハ』をきっかけに、彼の生み出すサウンドが広く世間にも浸透。一躍“時代のプロデューサー”として注目を集め始めている。そんな會田は今、プロデュー サーとして何を考え、どんな音楽を世に放とうとしているのか。じっくりと話を聞いてみよう。

■インタビュー
半野喜弘
カールステン・ニコライ
レイ・ハラカミ
ゆらゆら帝国
Mr. Bonzai's Talking:ポール・ハスリンガー
JUZU a.k.a. MOOCHY
ロイクソップ
ジョン・レジェンド

■レポート
コンサート見聞録:ムーンライダーズ
イベント・レポート:"SOUNDZ FROM GERMANY" festival 2005
スペシャル・レポート:回向
メーカー・レポート:SPLヒストリー
ライブ・スペース訪問:Zher the ZOO YOYOGI

■新製品レビュー
DIGIDESIGN Venue
EVENTIDE H8000
MILLENIA HV-3C
DYNAUDIO ACOUSTICS BM5A / BM9S
THERMIONIC CULTURE The Phoenix
SONY MEDIA SOFTWARE Sound Forge 8
SOFTADVANCE Kazetachi AD 1.5 / Kzaguruma
EDIROL UA-101
プラグイン・レビュー soft machine
WAVE ARTS FinalPlug
WAVE ARTS MasterVerb
WAVE ARTS MultiDynamics
WAVE ARTS TrackPlug
WAVE ARTS WaveSurround

■連載セミナー/コラム
明解! 目で見るサラウンド講座 加納洋一郎
0から始めるレコーディング! CUBE JUICE
目指せ! PAキング 佐藤恭一
良い音を作るためのデジタル・オーディオ基礎知識 山口雅彦
素晴らしき電源ケーブルの世界~特別編 三好敏彦
月刊 宅&録マガジン 佐藤洋介
CM音楽の作り方 瀬川英史
オフィス・インテンツィオ・ヒストリー
~音楽制作を陰でささえるクリエイター集団 土屋真信
A LOG-BOOK 半野喜弘
プラグイン・エフェクト使いこなし5つの心得 nagie
DAW世代に贈るミキサーの基礎知識 本澤尚之
Oscillation For Neighborhood Psycho 澤井妙治
She Came in through the "MICROSOFT Windows" 戸田誠司
魁Reaktor道場 NUMB
Eureport 後藤英
祐天寺浩美のお部屋一刀両断
Vintage Gear Gallery:ROLAND SDD-320

BACK NUMBER