MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2005年1月号

定価1,026円 (本体933円+税10%)
発売日2004.12.15
品種雑誌
仕様A4変形判 / 352ページ / 小冊子『SOUND & RECORDING MAGAZINE for BEGINNERS』付き

この商品は現在、在庫切れとなっております。

内容

表紙:坂本龍一

■表紙/巻頭アーティスト:坂本龍一
エレクトロニカやジョビンを経たことで得られた"新しい耳"に基づき
自作曲を再アレンジしたピアノ・アルバムの制作過程

坂本龍一が自作をピアノ用に再アレンジした新アルバム『/04』は、単なるピアノ・アルバムではない。ここ数年の彼の活 動......MORELENBAUM2/SAKAMOTOにおけるアントニオ・カルロス・ジョビンへの取り組み、『音楽図鑑』を想起させるバラエティに富んだ内 容のソロ・アルバム『CHASM』、そして高橋幸宏+細野晴臣のユニット"スケッチ・ショウ"とエレクトロニカなコラボレーションを果たした"ヒューマ ン・オーディオ・スポンジ"......それらを経たからこそ得られた"新しい耳"に基づいたアレンジメントが施され、あるときはピアノ・ソロで、あるときはピア ノの多重録音で、さらには弦楽器奏者をゲストに迎えるなどして、いろいろな響きを持った作品になっているのだ。取り上げられた曲も「Merry Christmas Mr.Lawrence」といったおなじみの曲から、YMO時代の「Perspective」さらには『B2UNIT』に収録されていた「Riotin Lagos」などおよそピアノに似つかわしくないものまで、実に多彩。録音はニューヨークと東京で行われたが、東京でのレコーディング模様を追いつつ、作 品の全貌に迫ってみることにしよう。

■特集
プライベート・スタジオ2005
~endive、クラムボン、今井了介、アパッチ田中、Tuppence Records、渡部高士、女子十二楽坊、ZAZEN BOYS

1991年より始まったこのプライベート・スタジオ特集も既に14回目。いまや機材面だけを見れば、プライベート・スタジオの内容は商業スタジオ と何ら変わらぬほどの充実ぶりを見せるほどとなった。しかも、特集が始まった当初は自宅の一角にスタジオ・スペースを設ける例が大半であったが、今日では 機材面だけでなく防音/遮音、居住性、作業効率などのクオリティ向上を求めた結果、自宅とは別にスタジオ専用スペースを設けるケースも増えている。また個 人だけでなく、レーベルや所属事務所がアーティストと共に理想の制作環境を追求していくといった例も珍しくない。その上プライベート・スタジオを他のアー ティストへ開放することによって、多様なコラボレーションの道を見出そうとしている動きもある。"プライベート・スタジオ"という言葉はここへきて多義的 なものに変容し、それは音楽シーンの多様性とそのまま結びついているようだ。特に今回はそういった様子が如実に表れており、今後の音楽制作の形を探る上で も非常に興味深い資料となるだろう。

■特別企画
圧縮に負けない音を作る方法
~音楽配信向けマスタリングの必要性を問う

iPodの爆発的な普及、そしていよいよ上陸とのうわさが高まるiTunes Music Storeに代表される音楽配信ビジネスの勃興。2005年、リスナーが聴く音楽は"圧縮された音楽"であることが当たり前のことになるだろう。これまで "圧縮は音が悪くなる"と敬遠していた音楽制作側も、もはやその存在を避けては通ることはできない。今、必要とされているのはその音質を改善すること...... そう、20年という時間を費やしてCDの音を良くしていったように、圧縮された音でもいい音になるよう努力することではないだろうか。本企画はそのきっか けとなることを目指し、圧縮にまつわる事柄の徹底的な検証を行ってみたものである。まずはMP3などの圧縮フォーマットの仕組みを解説。次にさまざま音楽 配信会社への取材を通じて、サービスの現状や圧縮作業=エンコードの実態を調査。さらには実際のところ圧縮でどのくらい音が変わるのか、そしてどうすれば "圧縮に耐え得るサウンド"を作ることができるのかを、日本有数のマスタリング・スタジオであるバーニー・グランドマン・マスタリングにて実験してみるこ とにした。

■スペシャル・レポート
槇原敬之コンサート"cELEBRATION"
~レコーディング&サラウンド・ミックスの舞台裏に迫る!

2004年7月3日に行われた槇原敬之のコンサート"cELEBRATION"が、CDと5.1chのDVD Videoという2パッケージで発売された。これらは単なるライブ盤ではない。槇原と多数のスタッフが共に力を合わせて取り組んだ数々の"挑戦"の記録 だ。それは映像を見ていただければすぐに分かる。舞台にはドラム、ベース、ギター、ピアノ、パーカッションという編成のバンド以外に、81名からなるオー ケストラと82名のコーラス隊が並んでいるのだ。これだけの大編成をまとめ上げることが容易でないことはすぐに想像できるだろう。実際、PAのオペレート はケンテックの近藤健一朗氏をはじめ、ハウスとモニター合わせて5名のエンジニアが担当。同時にライブ・レコーディングには吉野金次氏と赤川新一氏という ベテラン・エンジニアが参加した。その上、槇原作品の良き理解者であるエンジニアの飯尾芳史氏がプランニングの段階から参加し、PAやレコーディングなど できめ細かいサポートを行っている。DVD/CDのミックスを手掛けたのも飯尾氏だ。こういった"挑戦"がいかにして成し遂げられたのか、コンサート当日 の時点から振り返ってみよう。

■インタビュー
トム・マクレー
リョウアライ
ブラインド・ループ・マスター
ジ・オーパス

■レポート
Classic Tracks:セックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・UK」

パンク・ロックのオリジネイターと言えば、ご存じセックス・ピストルズをおいてほかにないだろう。1970年代後半のイギリスに混乱と暴動をもた らし、メンバーの破天荒な振る舞いは今なお伝説として語り継がれているほど。デビュー・アルバム『勝手にしやがれ!!』で彼らが提示したパンク・ロック は、初期衝動だけで楽器をかき鳴らすといった極端な音楽だったが、新たな価値観を生み出そうとするその爆発的なエネルギーは今なお多くの若者をとりこにし 続けている。今回のCLASSIC TRACKSはその『勝手にしやがれ!!』に先駆け、彼らが1976年にリリースしたデビュー・シングル曲「アナーキー・イン・ザ・UK」をフィー チャー。かのパンク・アンセムの制作に参加した大御所エンジニア、ビル・プライスのインタビューを通してレコーディングの模様を探っていく。

■イベント・レポート:エレクトラグライド2004
~ザ・デザイナーズ・リパブリックの世界に迫る

製品開発ストーリー:ABLETON Live 4
フェア・レポート:Inter BEE 2004
短期集中連載2MACKIE.の新しいクリーンナップ・トリオ:Digital X Bus. 200
ライブ・スペース訪問:川崎Serbian Night

■新製品レビュー
NEW PRODUCTS
FOSTEX DV824
EDIROL R-1
MACKIE. Big Knob
TOFT AUDIO DC-2
MARK OF THE UNICORN Digital Performer 4.5
M-AUDIO Fast Track USB
プラグイン・レビュー soft machine
AUDIO EASE Altiverb 4.0
DIGDESIGN Revibe
SONY Oxford Reverb
TRILLIUM LANE LABS TL|Space
WAVES IR-1V2

■連載セミナー/コラム
明解! 目で見るサラウンド講座 加納洋一郎
0から始めるレコーディング! CUBE JUICE
目指せ! PAキング 佐藤恭一
良い音を作るためのデジタル・オーディオ基礎知識 山口雅彦
素晴らしき電源ケーブルの世界~特別編 三好敏彦
月刊 宅&録マガジン 佐藤洋介
CM音楽の作り方 瀬川英史
オフィス・インテンツィオ・ヒストリー
~音楽制作を陰でささえるクリエイター集団 土屋真信
テクノロジカル・サウンドスケープ 佐々木敦
A LOG-BOOK 半野喜弘
プラグイン・エフェクト使いこなし5つの心得 nagie
DAW世代に贈るミキサーの基礎知識 本澤尚之
Oscillation For Neighborhood Psycho 澤井妙治
She Came in through the "MICROSOFT Windows" 戸田誠司
魁Reaktor道場 NUMB
Eureport 後藤英
祐天寺浩美のお部屋一刀両断
Vintage Gear Gallery:AKG C12/C24/C12A

■付録小冊子
『Sound & Recording Magazine for Beginners 2005』

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