リットーミュージック

トモ藤田&ジム・ケリー 
ギター・セミナー

『ギタリストのための演奏能力開発エクササイズ』シリーズより抜粋

exercise11 1音ストローク・エクササイズ(5弦)

表紙イメージ『ギタリストのための演奏能力開発エクササイズ3~リズム/グルーヴ強化編』
(インストラクター:トモ藤田)
「PART1 ピッキング/ミュート編」より

主な目的

●左手によるミュートをタイトにするためのエクササイズです。また、基本的なオルタネイト・ピッキングを安定させることが目的でもあります。

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練習方法

●5フレットは人差指で、7フレットは小指で押さえます。

●ミュートはすべて左手の指でコントロールします。

【5フレットを押さえる時】

※1弦から4弦は人差指の裏側で、6弦は人差指の先で軽く触れてミュートします。
※さらに残りの指で5弦以外が鳴らないようにうまくミュートします。<

【7フレットを押さえる時】

※左手小指以外の指を弦から離さないようにしてミュートします。
※さらに小指の裏側で高い弦もミュートします。

●ここでは5弦を使っていますが、6弦を使ってみるのも良いですし、慣れたらシンプルなベースラインやリフのようなものを弾くのも良いでしょう。

ポイント

●常に2本の指を使った2点ミュートができるとハーモニックス音が出ません。

●注意する点は、左指に力を入れすぎないこと。力が入りすぎると、6弦などを押さえてしまって音が鳴ってしまいます。

●音の移動の際に、左指があまりフレットから離れすぎないように注意しましょう。使っていない指もなるべく弦から離さないようにすれば、きれいなミュートが可能です。

●ファンクをプレイする時、初心者や中級者の中には他の弦のノイズを防ぐために右手ピッキングを小さく振る人がいますが、それではオルタネイトにならなかったり、グルーヴ感がなかなか出ません。右手は大きく振り、ミュートはすべて左手の指で行いましょう。

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