沖仁スタイル フラメンコ・ギター page 19/30
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065PART 3 LESSON 1 LESSON 2 さて、フラメンコの曲種を理解する上でまず立ちふさがる高いハードル、それは12拍子というリズムです。4拍子に慣れている僕たち日本人からはちょっと馴染みの薄いリズムなので、最初....
065PART 3 LESSON 1 LESSON 2 さて、フラメンコの曲種を理解する上でまず立ちふさがる高いハードル、それは12拍子というリズムです。4拍子に慣れている僕たち日本人からはちょっと馴染みの薄いリズムなので、最初はノリにくいでしょう。でもフラメンコの代表的なリズムなので、ここは避けて通れません(これが、いまいちフラメンコを取っ付きにくいものにしている要因かもしれませんね)。 まずはこのリズムの仕組みを頭で理解してみましょう。このリズムのおもしろさ、心地良さを知ったら、きっとヤミツキになりますよ! 図は俗に「フラメンコ時計」と呼ばれる、12拍子をわかりやすく表わしたものです。 ○のついた数字がアクセント。リズムは時計が時間を刻むのと同じで、いつまでもぐるぐると回ります。12拍子の曲を聴きながら、この時計が今何時を指しているかイメージできると良いですよ。 また、フラメンコではリズムのことを「コンパス」という呼び方をします。「この曲のコンパスかっこいいね」とか、「あいつのコンパス最悪!」などという使い方をします。 そしてコンパスには小節という意味もあります。12拍で1コンパスとなり、フレーズの最小単位です。フラメンコでは1小節、2小節ではなく「1コンパス、2コンパス」と数えることも覚えておきましょう。少しだけお勉強①12拍子のお話