実はアクセス◎!?
“穴場”新松戸の広々&充実のサービスを誇るスタジオ

sound studio PACKS

S1スタジオは18畳。動画撮影にはうってつけの広さだ。ちなみにスタジオ施工はアコースティックエンジニアリングが手がけたそうで、スタッフ曰く「響きもオススメです!」とのこと。

レンタル機材も非常に充実。メタル・スネアやチャイナ・シンバル、10"タムやツイン・ペダルが取り揃えられている他、動画撮影用のスマホ・アタッチメント(マイク・スタンドなどに取りつけ可)を無料で貸し出している。

ドラム・レコーディング用マイク・セット。写真左よりSHURE SM57×2、audio-technica ATM 25、RODE NT5×2、SENNHEISER e604×3。価格は何と¥500/1h!

常駐キットはパールのMasters Maple Reserve MRS。サイズは、22"×18"BD、12"×8"TT、13"×9"TT、16"×14"FT。打面ヘッドはレモで統一されており、バス・ドラムがパワーストローク3コーテッドで、タム類がピンストライプ。シンバルはすべてセイビアンAAXシリーズで、奏者左手側より14"ロック・ハッツ、16"ロック・クラッシュ、18"ロック・クラッシュ、 20"ロック・ライド。スネア・ドラムもキットと同じシリーズでサイズは14"×5"。フット・ペダルもパールでエリミネーターREDLINEのP-2050C(ダブル・チェーン・ドライヴ)。

部屋の広さ、音の響き、
レコーディング環境とすべてお勧めです

sound studio PACKS
桒原 篤(くわはら あつし)さん

 今回、新松戸店のS1スタジオをお勧めしたのは、ドラムの収録ということですので、ある程度広さがあること、音があまり反響しすぎないこと、機材を入れて作業しやすい部屋ということで選ばせていただきました。常設キットは横長の部屋の中央に置いてありますが、動画の“引き”を十分に取りたいということでしたら、ドラム・マットを動かして縦の奥行きを生かして撮影することも可能です。音の収録に関してもスタジオパックスは非常に充実しておりまして、ドラム・レコーディング用マイクは1本だと¥100~200/1h、バス・ドラム、シンバル×2、タム×3、スネア・ドラム、ハイハットの一式でも¥500/1hというリーズナブルな価格で提供しております。PCなどはお客様の持ち込みとなってしまうのですが、最近始めたサービスで、例えばこの新松戸店に弊社のレコーディング・エンジニアを派遣して、インターフェースなどを用意してもらい録音することも可能です。こちらも¥1,500/1h(マイク・レンタル料とは別料金)となっているので、非常にお勧めですね。こういったサービスを利用されているお客様は多く、毎年誌上ドラム・コンテストのレコーディングは何組か録らせていただいているんですよ。新松戸は東京からもアクセスが良いですし、もちろん柏方面からも近い立地ですので、ぜひ利用していただきたいですね。

Special Report

小室響[ete]がS1スタジオ活用法を紹介!

ここでは、コンテスト応募経験もあるという、気鋭の3ピース・バンド=eteの小室響に、S1スタジオへ入ってもらいどのような撮り方がお勧めか、レポートしてもらった!

Profile●こむろひびき:ポエトリー・リーディング×ギター・ロックを軸に独自の音世界を展開する3ピース・オルタナティヴ・ロック・バンド、eteのドラマー。吹奏楽部でパーカッションを担当していたこととドラマーである実父の影響で15歳よりドラムを始める。尚美ミュージックカレッジ専門学校卒業、Bonney Drum Japanエンドーサー。影響を受けたドラマーは松下マサナオと阿部将大。

小室響イチ押しアングル①は、自らも試したことがあるというマイク・スタンドからスマホ・アタッチメントを介して上から撮影した構図(カメラは内側からのインカメラ)。インパクトがある!

小室響イチ押しアングル②は、スタジオの端にスマホを立てて撮った構図。こちらもカメラはインカメラとなっており、「iPhoneだとインカメラで撮る方がブレが少ないし映像を自分で確認しながら撮影できる」とのこと。

1カメでも鏡を背にすることで
手元も足元も全部見えるんです

 実は僕自身も、誌上ドラム・コンテストに応募したことがあるんです。当時は本格的な録音機材を全然持っていなくて、すべてiPhoneで撮っていました。そのとき応募した動画は真上から撮影したものだったんですけど、いろいろとアングルを試していく中で、(真上からのアングルが)自分のパフォーマンス的に合っていると思ったんです。あと、ポイントになったのは今回紹介したように、鏡を背にすることで足の動きも見えるように撮ったんですけど、理由はそうすることで手元も足元も1つのカメラで全部補えるからです。録音機器に関しては、僕もライヴのモニターで活用しているヤマハのEAD10をはじめ、今は簡易的に良い音で録れる機材が本当に充実しているから、今回応募できる人はうらやましいです(笑)。

今回試させてもらったS1スタジオでは、やっぱりドラム・レコーディング用マイク・セットは借りてみたいですね。タム類やシンバルそれぞれにマイクを立てて録るのはセルフではやったことがないので、どんなクオリティになるのかも楽しみですし。もちろん、エンジニアを派遣するサービスを利用して、プロに任せてしまうのも良い作品を収録する近道だと思います。ドラム・キットをはじめ、機材も良いものが揃っていて、そういった面でもモチベーションは上がると思いますし、練習だってはかどると思います。“叩いてみた動画”を収録する際にも、綺麗なスタジオの方が画的にも観ていて良いですよね。僕もそういう基準でスタジオを選んでいます。ドラム・コンテストと聞くと、敷居を高く感じたり、“無理”と思う人もいると思うんですけど、今は録音機材の進化で収録そのものが簡単になってきているし、それなりのクオリティで作れると思います。自分の実力を試せる場でもあると思うので、気軽に撮って応募してほしいなと思いますね。

Information

店舗名:sound studio PACKS 新松戸店 S1スタジオ
住所:〒270-0034 千葉県松戸市新松戸4-14-2 KARAFUビル2F
JR常磐線/武蔵野線『新松戸駅』徒歩3分 流鉄流山線『幸谷駅』徒歩1分
電話:047-711-5002
営業時間:[月~木]8:00~23:30[金]8:00~0:00[土]0:00~0:00[日]0:00~23:30
年中無休(年末年始除く)、近隣コインパーキング有り
個人練習料金:¥600円/1h(1名での利用)
URL:http://studio-packs.jp