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ピアノの正しい演奏姿勢とフォームを身につけよう

理想的な演奏姿勢をキープしましょう

 ピアノの前に座って最初にすること、それが演奏姿勢や指のフォームのチェックです。正しい姿勢と指のフォームを身につけるとピアノが弾きやすくなり、上達のスピードがアップします。だからこそ、自己流の変クセがつかないうちに、きちんと体に覚え込ませることがとても重要になるのです。

椅子の高さから調節していきます

 正しい演奏姿勢の基準となるのがイスの高さです。まずは比較的浅めに腰掛けて、そのまま両手を鍵盤の上に軽く置いてみましょう。イスが高すぎると肘の角度が90度より大きくなります。逆に低すぎると90度より小さくなります。これらは両方ともNGなので、肘の角度がほぼ90度になるように椅子の高さを調節してください。また、脇を空けて肘を横に張るような威張ったポーズも×。猫背もよろしくありません。スッと背筋を伸ばして、両脇を軽く締めるようにしたら、肩を上下に動かしていったんリラックスさせます。その状態で肘がほぼ90度なら演奏姿勢としては完璧!です。

肘、腕、手首の角度をチェックしましょう

 肘をほぼ90度にしたときに手首と腕の角度がそろっているか確認します手首が腕より高くても低くても弾きにくくなります

指のフォームをチェックしましょう

 鍵盤の上で指が反り返るくらい力を入れて手のひらを開き、そこから一挙に力を抜いたときのふんわりした丸みのある形が理想のフォームです。指が立ちすぎても寝すぎても弾きにくくなってしまいます。
 爪が伸びていると、鍵盤にカチカチ当たって弾きにくくなりますから、ピアノを弾く前には深爪しない程度に短く切りそろえておくようにしましょう。



 『できるゼロからはじめるピアノ超入門』は、大きな図や写真を使ってピアノの弾き方を詳しく解説しています。本の中身を少し紹介しますので、あわせてご覧ください。