立東舎文庫

エッセイ集 微熱少年

864(本体800円+税)

品種書籍
著者松本 _(著)
仕様A6判 / 256ページ
発売日2016.01.20
ISBN9784845627509
用途・商品・シリーズ別

紙の本を買う

内容

作詞家・松本隆の原点 幻のテキストを忠実に文庫化

1975年に刊行された、小説ではなくエッセイ集の方の『微熱少年』をオリジナルに近い形で文庫化。歌謡曲の作詞家としての歩みを始めた時期の貴重な詞論や歌謡曲論から(「歌の詞とはぼくは本質的には恋歌、LOVE SONGだと思っている」......)、プロデューサーとしてかかわった作品のレコーディングの様子を伝えるエッセイ、リズム論、"恋歌"の歌詞20編、ソウル・ミュージックの紹介などを収録。ますむらひろしの絵とのコラボレーション、"春街スケッチ"も鮮烈。「さよならアメリカ さよならニッポン」と書いた松本隆が、その宙吊り状態の中で残した「ぼくの生きた曲がりくねった軌跡」(あとがきより)です。

◎カバーデザイン:羽良多平吉
◎イラストレーション:ますむらひろし

【CONTENTS】
■きわめて独善的なおかつ感傷的な詞論
■春街スケッチ
■浮游塵詞篇 ヒーローとヒロインたちに捧げた恋歌
■ラスパルマスのキリスト
■奇妙な旅の告白
■〈新しい指向〉がぼくの中でうぶ声をあげている
■今ぼくたちをとりまく歌の平凡さ
■なぜ(風街)なのか
■金色のライオン
■肉体がリズムにとける
■ハイカラハクチ型人間
■ぼくはソウルに首ったけ
■真夜中列車にハンカチ振って
■フィラデルフィアから遠くはなれて
■ソウルの歌から
■あとがき

著者プロフィール

編集担当より一言

「そんな僕が今、橋を渡ろうとしている」
この一言に代表されるように、著者が伝説のバンドはっぴいえんどのメンバーからプロの作詞家になる渦中で認められた、さまざまな形態を持つテキストが本書には収められています。
「詞を書く作業はたとえば恋人に贈り物を選んであげるようなものだ」「詞をひとつ書くたびに、体重が一グラムずつ減っていくのではないかと思うほど、自分を切り刻んでいる毎日が続く時」「詞とは……そう、詞とは"やさしさ"だ。感情を越えた"やさしさ"だ」などなど、当然ながら名言続出。また、そのテキストを彩るイラスト:ますむらひろし、デザイン:羽良多平吉というビジュアルチームの素晴らしさも、カバーを見れば一目瞭然ですね!まさに歴史に残る名著です。(編集担当/愛餓夫)