plug+ by Rittor Music

自分らしく音楽を始める。

スタイル検索

1)マッチド・グリップ

マッチド・グリップとは左右が同じ持ち方のグリップを指します。自然に棒を持つ時の形が基本なので、ビギナーにも親しみやすいでしょう。手の甲の向きで、ジャーマン、アメリカン、フレンチといったタイプにも分けられますが、実際にドラム・セットを叩く時は、いろいろなスタイルを自由に使い分けていきます。



持ち方について

持ち方画像1~2

【1】スティックの下1/3ぐらいの場所を、人差指の第一関節と第二関節の間くらいに乗せます。

【2】次に人差指で支えた場所をつまむように親指を添えます。


持ち方画像3~4

【3】続いて中指を添えて3本の指で持つようなイメージを持ち……

【4】さらに軽く薬指と小指も軽く添えます。


持ち方画像5~6

【5】その状態から手の甲を返します。

【6】両手とも同じように持ち、左右対称のハの字型に揃えれば、マッチド・グリップの完成です。


持ち方画像7

【7】自分の目線から見たマッチド・グリップの完成形。最初の練習では、このフォームを崩さないように叩いてみましょう。

力の入れすぎに注意!

持ち方画像8

スティックは一本およそ50グラム前後しかありません。これは、一歳くらいの赤ん坊でも持ててしまう軽さです。実際、小さな子供にスティックを渡すと、無邪気に、ある意味とてもリラックスした状態 で振り回します。ところが、大人になればなるほど“頑張らなくちゃ!”という意識が働くのか、強く握ってしまいがちです。そうなると、手のひらどころか、腕全体がガチガチになってしまい、演奏もぎこちな くなってしまいます。ですから、言葉こそ“グリップ”ですが、“握る”という感覚よりも“持つ”という意識でスティックを軽く扱えるようにしたいですね。自然に構えた時、左の写真のように手のひらの中に 空間ができるようなイメージを持ってみるといいでしょう。

このセミナーはムック『DVD&CDでよくわかる!はじめてのドラム』の内容を抜粋したものです。
より幅広い知識を得たい方は、ぜひ本書をごらんください。
spacer