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最強プレイヤーズ・コンテスト2009「サックス編」過去のお知らせ(アーカイブ・ページ)

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 全国の楽器奏者たちが参加する誌上コンテスト、"最強プレイヤーズ・コンテスト"。最終審査をライブ形式で行なうこのコンテスト、今年は我がサックス&ブラス・マガジンも参戦することになりました! 記念すべき第1回は、アルト・サックス、テナー・サックスの2部門で腕を競い合っていただきます。課題曲はどちらも「I Got Rhythm」。音源制作&模範演奏を担当してくれたのは、本誌付属CDのサックス演奏でお馴染みの岡淳さん。アドリブ・パートを完コピするか、独自のアドリブに挑戦するか、その選択は応募者の自由です。全国のサックス・プレイヤーの皆さん、栄光の舞台に立ってみませんか?

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最終審査結果発表第1次2次通過者審査コメント結果発表について課題曲(サンプル)

最終審査
最終審査結果発表

11月7日(土)パシフィコ横浜 アネックスホール2にて行われた 最終選考の結果を速報でお知らせします。
今後、コンテスト時の写真やダイジェスト動画も、本サイトでアップしていく 予定ですので、お楽しみに!

アルト・サックス部門

  • 中島 朱葉(和歌山県・16歳)
  • 鎌倉 淳(神奈川県・38歳)
  • 貞光 健太(神奈川県・30歳)
  • (敬称略)

テナー・サックス部門

  • 福代 亮樹(京都府・23歳)
  • 武田 幸夫(福井県・57歳)
  • 福島 惣一郎(福岡県・37歳)
  • (敬称略)

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第1次2次通過者

第2次審査通過者 (敬称略、アイウエオ順)

アルト・サックス部門/3名

●鎌倉 淳(神奈川県・38歳)●貞光 健太(神奈川県・30歳)●中島 朱葉(和歌山県・16歳)

テナー・サックス部門/3名

●武田 幸夫(福井県・57歳)●福島 惣一郎(福岡県・37歳)●福代 亮樹(京都府・23歳)

第1次審査通過者(敬称略、アイウエオ順)

アルト・サックス部門/8名

●入江 美香(兵庫県・30歳)●鎌倉 淳(神奈川県・38歳)●貞光 健太(神奈川県・30歳)●渋谷 菜々子(神奈川県・15歳)●寺崎 幸永(京都府・45歳)●中島 朱葉(和歌山県・16歳)●宮木 健次(京都府・57歳)●牟田 和弘(大分県・42歳)

テナー・サックス部門/8名

●樗木 雄介(神奈川県・43歳)●小野 卓(静岡県・59歳)●小松 佳代子(長野県・35歳)●鈴木 雅臣(広島県・33歳)●武田 幸夫(福井県・57歳)●福島 惣一郎(福岡県・37歳)●福代 亮樹(京都府・23歳)●三富 悠斗(東京都・25歳)

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審査コメント

【岡 淳(課題曲制作)からの審査コメント】

 応募された皆さんの演奏をひとりひとりじっくり聴かせていただくのは、とても楽しい体験でした。同じ曲をサックスという同じ楽器で吹いているのに、吹き手によってこんなにも違ってくるんだということを改めて認識しました。それは演奏技術の差ということ以前に、まずは音色であったり、リズムの乗り方、歌い方の「クセ」、あるいはアピールのポイントの違いであったりという、まさに「個性」の部分で、そういった意味で今回応募された方の誰をとってもそれぞれ非常に「個性的」だったと言えます。聴いていると、お顔はわからないそれぞれのプレイヤーの吹いている姿が頭に浮かんでくるようでした。一聴して「個性的」に聴こえる演奏もあれば、模範演奏として用意された譜面をひたすら正確に吹くことを心がけた演奏もありましたが、私にとってはいずれも等しく個性的に感じましたね。自分自身「個性」を表現することが最大の命題であるミュージシャンとして、自分の個性はどこにあるのかということを改めて振り返らされる体験となりました。

 一方で選考の作業は楽しいと同時に苦しいものでもありました。どれをとってもそれぞれの人となりがにじみ出ている演奏に対して、甲乙を付けるというのは本当につらいものです。また、評価のポイントがさまざまなことも選考を難しいものにしました。音色、リズム、アーティキュレーション、アイディア……、それぞれ良い部分悪い部分が違っている、それをおしなべて「総合点」のようなものにしていかなければいけないのも大変でした。最終的な結果としてアルト、テナー各3名の2次審査通過者が選考されたわけですが、惜しくも次点で選に漏れた方々との差はわずかでした。アルトもテナーも予想していた以上にレベルの高いプレイヤーが多かったです。

 今回のコンテストの性質上、録音された演奏の技術的なレベルを選考の基準にしました。中にはもともとウマくて、さほど練習することもなくパッと録音したプレイヤーもいれば、夏の間必死になって練習し、その上達の成果を録音したプレイヤーもいたと思います。そういった努力、個人的な進歩などは評価の対象になり得なかったことは、私としては心苦しいことでした。ただ、審査結果とは関係なく、今回のコンテスト応募が練習への励みになったり、進歩のきっかけとなった人がいたとすれば、私はこのコンテストに関わることができて良かったと思います。

 余談ですが録音された音も、録音機材の違いや録音場所の違い(自室、練習スタジオ、屋外、田んぼ!!などなど)によって実にさまざまで楽しかったです。

(岡 淳/サックス・プレイヤー)

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【サックス&ブラス・マガジン編集部 審査コメント】
 本企画は、ギター・マガジンなどの姉妹誌で、2年に1回行っている誌面連動の楽器腕試しコンテスト。今回初の参加となるサクブラには、男女比7:3、年齢は15歳〜68歳まで、文字通り老若男女の幅広い層からの応募がありました。模範演奏に少しだけ自分らしさを加味してプレイする人、自由奔放なアドリブを展開しまくる人、くり返されるテーマ部分を徐々に変化させていく人、etc。応募者と同じ数のバリエーションを聴かせてくれました。予想していた以上に演奏の平均レベルが高いことにも感動。そんな中、審査の決め手となったのは、リズム感やノリの部分。そういう譜面にはできない要素において印象的な方達が僅差で審査を通過しました。残るは最終審査の“ライブ演奏”。今回選ばれた6名の方が、“生”でどんな演奏を聴かせてくれるのか、楽しみです。

(杉坂功太/編集長)

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 サクブラ初参加の“最強プレイヤーズ・コンテスト2009”、たくさんのご応募を頂きありがとうございました。こちらも初の審査をやらせてもらったわけですが、“サックス歴半年でこんなに吹けるの?”“こ、このアドリブは斬新だ!”などなど、応募者のレベルの高さ&個性爆発の演奏には驚きの連続でした。審査にあたって特に重要視したのは、“リズム”と“アーティキュレーション”。持てるテクをフル活用したギリギリの演奏も個人的には好きですが、少し余裕を持って吹けるフレーズを情感たっぷりに演奏していた人が、最終的に勝ち残ったという印象です。とはいえ10代〜60代までの幅広い世代が、自分の思うままにサックスを楽しんでいるのはうれしい限り。編集部のデスク横で最近は眠りがちなMyサックスを思いっきり吹きたくなりました。

(河原賢一郎/編集部)

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 応募頂いたみなさま、本当にありがとうございました。サクブラ初参加のコンテストということで“応募がくるかしら……”と内心ドキドキしていましたが、フタを開けてみると想像以上の演奏レベルの高さにビックリ! 審査をするにあたって大きなポイントとなったのは“ピッチ”“リズム感”。アルト、テナー両部門とも、このふたつを最後までキープしつつ、個性や気持ちをより強く表現できた方が最終審査に選出されたと思います。個人的には、アドリブだけでなく、テーマ部分でもオリジナリティが発揮されている演奏が印象深かったです。今回は音のみの審査ではありましたが、応募者ひとりひとりのキャラクターが演奏から伝わってきて、音楽の面白さを改めて感じました。最終審査に選出された方々、ライブ演奏を楽しみにしています!!

(山口祐佳/編集部)

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結果発表について

2009年11月7日(土)『楽器フェア2009』(会場:パシフィコ横浜)アネックスホール2にて。また、グランプリおよび準グランプリはリットーミュージックのホームページ上にて11月初旬に発表。誌面での発表は、サックス&ブラス・マガジンVolume.13(2009年11月28日発売)。最終審査進出者6名(アルト、テナー、それぞれ3名ずつ選出)の音源は、サックス&ブラス・マガジンVolume.14(2010年2月28日発売)にて付属CDに収録予定。また、エントリー・シートの情報も誌面に掲載しますので、あらかじめご了承ください(住所、電話番号、E-mailアドレスなどの個人情報は掲載しません)。
sample-sound

課題曲(サンプル)

右のプレーヤーにて課題曲の一部をお聴きいただけます。

※リスト内の曲名をクリックすると再生がはじまります。
※各サウンドは、試聴用に圧縮・エンコードされておりますので、実際の付録CD音源より音質が劣化しています。また、再生開始から45秒でフェイドアウトしています。
※こちらのサウンドをお聴き頂くには、最新のAdobeFlashPlayerが必要です。

Message From 岡 淳

 こういったオーディションやコンテストといった場合に限らず、聴き手に良い印象を与えるためには何が必要か、ということはさまざまな要素がありひと口には語れません。ただ、音色とリズムが非常に大切であることは間違いありません。どんなに速くてファンシーなフレーズでも、ショボい音色やヘナヘナのリズムで演奏したのでは聴き手の心には届きません。逆にすごくシンプルなフレーズだとしても、それを豊かな音色としっかりしたリズムで演奏すれば、心にぐっと響きます。自分の能力以上に背伸びをしないで、今の自分を最大限表現できるような演奏を心がけてください。では健闘を祈る!

message-photo◎PROFILE:おか・まこと:1963年東京生まれ。12歳でフルートを、16歳でテナー・サックスを手にする。大学在学中より宮ノ上貴昭&スモーキンなどで、ジャズ・シーンに頭角をあらわす。1990年に米国バークリー音楽大学に奨学生として迎えられ渡米。94年帰国し、日本国内での活動を再開。自己のグループ"KAIMA"でアルバムをリリース。吉岡秀晃、酒井俊、綾戸智絵、akiko、吉澤はじめ、orange pekoeなどと共演する他、中川ひろたか、平井堅、中島美嘉などの作品にも参加。現在はサックス奏者4人からなるユニット、サキソフォビア他で活動。プライベート・スタジオであるMockory Hill Studioでは、本誌付属CDの収録音源の多くの録音も手がけている。
インターネットホームページ: http://www.oka.net/

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