MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2015年9月号

定価916円 (本体833円+税10%)
発売日2015.07.25
品種雑誌
仕様B5変形判 / 252ページ

リットーミュージック会員のご登録(無料)はこちら

内容

今こそ踏み出せ!“有名ボカロP”への道

■特集1
今こそ踏み出せ!
“有名ボカロP”への道

2007年にCRYPTONから発売された初音ミクを皮切りに、動画共有サイトのニコニコ動画などで大きな盛り上がりを見せたボーカロイドのシーン。その中心に居たボーカロイド・プロデューサー=ボカロPの中には、ニコニコ動画へアップした曲が高い人気を博し、やがてメジャー・デビューを果たす人も現れました。そうした“有名P”が続々と登場したことで、ボカロPは一過性のものではなく、音楽クリエイターの一つのスタイルとして定着。現在もインターネット/リアルを問わず、数多くのボカロPが活躍しています。本特集では、これから有名Pを目指し活動し始める人へ向けて、役立つ情報を凝縮。ボカロ・シーンの概説/調声テクニック解説/アーティスト・インタビューの大きく三本立てでお送りします。ここに書かれていることを糧とし、有名Pへの道をばく進していきましょう!

◎シーン解説~かごめP
◎調整テクニック解説~虹原ぺぺろん
◎アーティスト・インタビュー~八王子P、n-buna、Mitchie M

■特集2
創立20周年特別企画
クリプトン・フューチャー・メディアのすべて

札幌を拠点とするクリプトン・フューチャー・メディアが2015年7月21日で創立20周年を迎えた。“音で発想するチーム”のコンセプト通り、音源ソフトウェア、最新のサンプル・パック、多種多様な効果音など、おおよそ“音色”に関するすべてを取り扱う同社。Vocaloid用のバーチャル・シンガー・ソフトウェア「初音ミク」の成功以降は、インターネット時代に即した音楽制作システムの構築や、3D映像とバンド演奏が融合した大規模なコンサートを海外でも成功させるなど、音楽業界での存在感を増しつつある。今回弊誌は、一貫してクリエイター目線に立った製品/サービスを提供してきた同社に敬意を表し、特別企画ページを制作。代表取締役の伊藤博之氏のロング・インタビューに加え、同社が提供するサービスの紹介、初音ミクの開発レポート、提携するデベロッパーの紹介など、“サンレコ目線”でクリプトン・フューチャー・メディアのすべてを明らかにします!

◎代表取締役:伊藤博之氏インタビュー
◎クリプトン・フューチャー・メディアの業務紹介
◎『HATSUNE MIKU EXPO 2015 in Shanghai』の舞台裏に潜入
◎Vocaloid&初音ミクの開発者インタビュー
◎D.O.I.が語る安室奈美恵×初音ミクのコラボ曲
◎デベロッパー紹介~VIENNA SYMPHONIC LIBRARY/TOONTRACK/PROJECT SAM
◎読者プレゼント・コーナー

■特集3
新たなサウンド・ステージを提示した
Studio One 3の「進化」と「実力」

さまざまなDAWが存在する中、2010年にPRESONUSから登場したStudio One。生みの親は、ドイツの名匠ヴォルフガング・クンドゥルス氏で、STEINBERG Cubaseも手掛けたソフト開発者だ。2011年にはVer2にアップデート。64ビットのオーディオ・エンジンの搭載による音質の良さ、ドラッグ&ドロップによるシンプルな操作性、シングル・ウィンドウの搭載、CELEMONY Melodyne Essentialの統合、マスタリング時のDDP書き出しまで対応するプロジェクト画面など、さまざまな特徴を備えており、その認知度を上げてきた。そして2015年5月、満を持してver3にアップデートされたStudio Oneは、一体どんな進化を遂げているのだろうか? ここでは、Studio Oneの国内第一人者、田辺恵二氏によるナビゲートの元、まだStudio Oneを使ったことない人も、Ver2を使っていて最新バージョンが気になっている人も、すでにVer3を使っている人も役立つ内容で、Studio Oneの「進化」と「実力」に迫っていきたいと思う。

※連動音源のダウンロード期間は終了しておりますので、ご購入の際はご注意ください

■Interview
SEKAI NO OWARI

今年1月にこだわりにこだわったアルバム『Tree』をリリースし、大きな話題を呼んだ4人組バンドSEKAI NO OWARIが、最新シングル「ANTI-HERO」を7月29日にリリースする。映画『進撃の巨人』の主題歌ということで注目を集める本曲は、ゴリラズやカサビアンのプロデューサーとして知られる、ダン・ジ・オートメーターとともに、サンフランシスコでレコーディングを行ったという。そのサウンドを聴くと、これまでの彼らのイメージを覆す、革新的な仕上がりとなっている。今回の制作過程、こだわりについて4人のメンバー=Nakajin(g)、Fukase(vo)、Saori(ac.p)、DJ LOVE(DJ)に話を聞いた。

■コンサート見聞録
“LUNATIC FEST.”@幕張メッセ

国内屈指のロック・バンドとして不動の人気を誇るLUNA SEA。彼らが幕張メッセに同志を集めてフェスティバルを開催し、2デイズで60,000人もの観客を動員して大成功を収めた! 本稿では1日目の模様について音響の面からレポートしていこう。

■ミックス解剖学
ケンドリック・ラマー「ジーズ・ウォールズ feat. ビラル、アンナ・ワイズ&サンダーキャット」
by デレク・アリ

海外のトップ・エンジニアに、自身の手掛けたヒット曲のミックス手法を直接解説してもらう本連載。今回登場していただくのはデレク•アリ。アリはポーランド系と黒人の両親を持つ貧しい家庭に育ち、スタジオ・キャリアの最初からケンドリック・ラマーと組んでいた。現在25歳のアリは、7年という短期間なキャリアの中で、ラマーの1st『Section. 80』、商業的に大成功を収めた『グッド・キッド、マッド・シティー』でもエンジニアリングを務めている。これだけの成功を収めたということは賞賛に値するが、今年発表した3rd『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』でも全米並びに全英トップを記録した。ここでは、新作の中から3人のボーカリストをフィーチャーした「ジーズ・ウォールズ feat. ビラル、アンナ・ワイズ&サンダーキャット」のミックスについて解説してもらおう。

■behind the scene~映像を音で彩る作曲家たち
岩崎琢

映画やドラマ、CM、アニメなど、映像作品を音で彩る作曲家の音楽人生に迫る本連載。今回登場いただくのは、岩崎琢氏。幼少期から音楽を学び、東京芸術大学作曲科へ進学した氏は、卒業後ポップスのアレンジャーとして仕事を開始する。バンド活動を経て、アニメ『るろうに剣心』の劇伴をきっかけに、以降さまざまなアニメ音楽を手掛けることとなる。近年は、ライブを行うなど、活動の幅を広げている岩崎氏だが、一体どのような音楽人生を過ごしてきたのか? プライベート・スタジオを訪れ話を聞いた。

■PEOPLE
◎テイ・トウワ
◎GLIM SPANKY
◎the telephones
◎SCREEN mode

■Beat Makers Laboratory:オーソン

■REPORT
◎名古屋学芸大学 メディア造形学部/映像メディア学科
◎30万円あったらコレを買う! 金澤ダイスケ(フジファブリック)
◎プロを魅了するUNIVERSAL AUDIO Apolloシリーズのクオリティ
◎テン年代☆インディー白書 CICADA
◎ライブ・スペース訪問 LIVEHOLIC

■NEW PRODUCTS
◎ROLAND System-1M
◎STEINBERG Nuendo 7
◎MAGIX Samplitude Pro X2
◎APOGEE Groove
◎ZOOM UAC-8
◎GRACE DESIGN Felix
◎SSL VHD Pre Module / LMC+ Module
◎JR SOUND HA-202
◎L.R.BAGGS Session Acoustic DI
◎ROYER R-122 MKII
◎PIONEER RM-07
◎CLASSIC PRO PA Combo
◎NEU LiveActive 4
◎TASCAM DP-24SD

■LIBRARY
◎EVOLUTION SERIES WORLD PERCUSSION / TAIKO
◎LOOPMASTERS DEFECTED HOUSE - COPYRIGHT

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase Pro 8
◎IMAGE-LINE FL Studio
◎ABLETON Live 9
◎APPLE Logic Pro X
◎AVID Pro Tools
◎TASCAM PROFESSIONAL SOFTWARE Sonar Platinum
◎PRESONUS Studio One

■COLUMN
◎無垢なるダイア、ここに眠る! の子
◎音楽クリエイターのためのイメージ・トレーニング! 中脇雅裕
◎Bedroomで逢いましょう。 Neat's
◎サンプル大学グルー部ビートメイ科 SUI
◎THE CHOICE IS YOURS 原雅明
◎素晴らしきビンテージの世界 三好敏彦
◎Berlin Calling 浅沼優子
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎音楽と録音の歴史ものがたり 高橋健太郎
私の手放せない一品~富澤タク(グループ魂)のMAESTRO Echoplex EP-1

■SOUND & RECORDING REVIEW
◎NEW DISC
◎ENGINEERS' RECOMMEND
◎BOOKS
◎NEWS

BACK NUMBER