MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2010年8月号

定価1,026円 (本体933円+税10%)
発売日2010.07.15
品種雑誌
仕様A4変形判 / 288ページ

この商品は現在、在庫切れとなっております。

内容

HIFANA~オーディオ+ビジュアルの万華鏡『24H』

■巻頭インタビュー
HIFANA
オーディオ/ビジュアルの万華鏡『24H』
制作の拠点となったプライベート・スタジオを初公開!
リズム・パッドやパーカッション、ターンテーブルを自在に操り、ビート・メイカー/パフォーマーとして世界基準の活動を続けている KEIZOmachine!とジューシーによるユニットHIFANA(ハイファナ)が新作『24H』を完成させた。アルバムは2枚組仕様(CD+DVD)となっており、DVDには全12曲すべてのミュージック・ビデオを収録。一軒家を改造したプライベート・スタジオ=Potato Studioにオーディオ/ビジュアルのスタッフが集結して制作された本作は、これまで以上にゲスト・ミュージシャンや映像との連携が深まった濃密な傑作となっている。今回はメンバーの2人に加え、エンジニアのUrban氏、映像のGo Matsumoto氏、Yoshikazu Takano氏にも参加いただき、Potato Studioでの創作の模様をくまなくレポートしていく。

■特集
パソコンで曲作りするなら
オーディオ・インターフェースをGET!
コンピューターで曲を作り始めたいと思っている皆さん! この夏こそ、その感性とアイディアを集結させた名曲を完成させて、ネットで公開したり、友人に聴かせたりして音楽制作の楽しみを味わってください! ……え? “そうしたいけど、どういう機材をそろえればいいか分からない”って? そんな皆さんに朗報!! 本特集を読めば、パソコン・レコーディングの基礎知識から必要なモノまで丸分かりです。中でも特に注目してほしいのは、プロ並みの音質で録音できるツール=“オーディオ・インターフェース”。本特集では、5万円以下で手軽にGETできるオーディオ・インターフェース16機種を徹底レビュー! さらにそのオーディオ・インターフェースやMacに無償で付属する音楽制作(DAW)ソフトの機能も紹介しちゃいます! これがDAWライフの入り口だ!

≪レビューを行ったオーディオ・インターフェース≫
◎ALESIS IO | 2 Express
◎APOGEE One
◎ART USB Dual Pre Project Serise
◎CAKEWALK V-Studio 20
◎DIGIDESIGN MBox 2 Mini
◎ECHO AudioFire 4
◎FOCUSRITE Saffire 6 USB
◎ICON Cube Mini
◎LEXICON I・Onix U22
◎LINE 6 Pod Studio UX2
◎M-AUDIO Fast Track
◎NATIVE INSTRUMENTS Audio Kontrol 1
◎NOVATION Nio 2 | 4
◎STEINBERG CI2 +
◎TASCAM US-100
◎TC ELECTRONIC Impact Twin

≪紹介するバンドルDAWソフト≫
◎ABLETON Live Lite 8
◎APPLE Garage Band
◎CAKEWALK Sonar 8.5 LE
◎DIGIDESIGN Pro Tools LE 8 Software
◎MAGIX Samplitude 9 SE
◎STEINBERG Cubase LE 5

■Cross Talk 森元浩二.×赤川新一
LEXICONリバーブの伝説
高品位なデジタル・リバーブのブランドとして広く知られるLEXICON。DAWソフト内部でのミックス・ダウンが増えた現在でも、“LEXICONが無いと仕事にならない”と言うエンジニアも多く、LEXICONのハードウェア・リバーブは今なおプロの現場で重用されている。そんなLEXICONが、今年、満を持してプラグイン・エフェクトのリバーブをリリースした。これは従来のハードウェアの代わりとなり得るものなのだろうか? そしてなぜ LEXICONリバーブが重用されているのか? エンジニアの森元浩二.、赤川新一の両氏がLEXICONの持つ伝説を解き明かす!

■LIVE REPORT
パット・メセニーが語る『オーケストリオン』の秘密
ギター・シンセや最初期のDAWシステムなど、常に新しいテクノロジーと対峙し続けてきたジャズ・ギタリスト、パット・メセニー。昨年リリースしたソロ・アルバム『オーケストリオン』では、この作品のために開発した大掛かりな自動演奏装置=オーケストリオン・システムとの“共演”で話題を呼んだ。しかし、 CDだけでは“自動演奏装置”の仕組みに不明な点が多かったのも事実。どのようにメセニーがたった一人でさまざまな楽器を操り、音を奏でるのか、さまざまな憶測が流れていた。そんな中、メセニーはこの6月にオーケストリオン・システムを携えて東京・大阪・名古屋での来日公演を敢行。ここでは東京公演の模様と、公演に先駆けて行われたメセニー自身によるオーケストリオン・システムの解説とを併せてお届けしていきたい。

■コンサート見聞録
Sound Horizon@代々木体育館
サウンド・クリエイターのRevoを中心とした“幻想楽団”を名乗るグループ、Sound Horizon。SEやナレーションを交えて繰り広げられる“物語音楽”で多くのファンを獲得し、6月に発売となった最新マキシ・シングル『イドに至る森へ至るイド』がオリコンデイリーチャートで1位となり話題を呼んだ。そんなSound Horizonが代々木競技場第一体育館ライブ『国王生誕祭休日スペシャル2010』が、全国11カ所のTOHOシネマズに3D生中継。今回の「コンサート見聞録」では、この中継の舞台裏をレポートしていく。

■CLASSIC TRACKS
ボブ・ディラン
「ローランドの悲しい目の乙女」
壊れていないものには余計な手を加えない方がいい。しかしボブ・ジョンストンによるボブ・ディランのプロデュースを見る限り、この常識は必ずしも正しくない。1965年の夏、ディランは通算6枚目のスタジオ・アルバム『追憶のハイウェイ61』をプロデューサーのトム・ウィルソンの下で制作していた。しかしディランの新たな音楽的方向性を示す「ライク・ア・ローリング・ストーン」をレコーディングすると、ふたりは突如としてたもとを分ってしまう。ジョンストンはウィルソンの後釜として『追憶のハイウェイ61』の残りの曲を任され、全体を通してロック・バンドを本格起用したディラン初のアルバムを手掛けたプロデューサーである。ちなみに1965年6月に行われた「ライク・ア・ローリング・ストーン」のセッションと7月末から8月頭にかけて行われた『追憶のハイウェイ61』の残りの曲のセッションの間、ディランはニューポート・フォーク・フェスティバルに出演している。エレキギターを携えてステージに上がったディランに対し反感を覚えたファンがブーイングを浴びせたことで有名なコンサートだ。ディランのそうした音楽的変化は『追憶のハイウェイ61』にも反映され、収録曲は鋭く攻撃的なサウンドに満ちていた。“これ以上のレコードを作ることはできないだろう。あまりにもよくできたアルバムだ”と本人が自負するように、ボブ・ディランの最高傑作と呼べる一枚となった。今回はそんな折に制作された『ブロンド・オン・ブロンド』の秘密に迫ろう。

■ミックス解剖学
スラッシュ「バイ・ザ・ソード」
by エリック・ヴァレンタイン

■US Beat Makers Lab.
テイク

■people
◎acid android
◎M.I.A.
◎High Speed Boyz
◎バッファロー・ドーター
◎iLL
◎佐久間正英

■report
◎クラブ・ミュージック・シーンに革命をもたらすオールインワンDJミキサー~PIONEER DJM-2000
◎エンジニアがミックスで使うUNIVERSAL AUDIO UAD-2
◎アコースティックエンジニアリングが提案するコンパクト・スタジオの姿
◎製品開発ストーリー:ARNIS SOUND TECHNOLOGIES
◎ライブ・スペース訪問:Sweet Emotion

■new products
◎KORG MicroStation
◎ACIDLAB Bassline 2
◎AKAI PROFESSIONAL APC20
◎ARTURIA Analog Experience The Factory 32
◎MOTU Ethno Instrument 2
◎AUDIO-TECHNICA AT4080/AT4081
◎AKG C414 XLS
◎FOCAL CMS40
◎MACKIE. Pro FX8
◎PIONEER CDJ-350/DJM-350
◎TASCAM DR-680
◎ROLAND CS-10EM

■LIBRARY
◎ZERO-G VOCAL FACTORY
◎BEAM HEADS ONE UP DRUMS

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 5
◎ABLETON Live 8
◎DIGIDESIGN Pro Tools 8
◎CAKEWALK Sonar 8.5
◎MAGIX Samplitude 11

■seminars
◎作曲に悩む人のためのプログラミング講座~ハウス編/Watusi
◎波形編集でトラックを作ろう/飛澤正人
◎ミックス・ダウン研究所/山内“Dr.”隆義
◎シンセで作るオレ流サウンド/H2
◎現代のPAシステム/志村明
◎Q&A

■column
◎Independent Cities
◎[新連載]Max for Liveで作る自分専用デバイス
◎THE CHOICE IS YOURS/原雅明
◎素晴らしきエンジニア・オーディオの世界/三好敏彦
◎no Pain, no Gain/瀬川英史
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎私の手放せない一品~野崎良太(Jazztronik)の下村音響 Compact 11

■standards
◎Information

■sound&recording review
◎NEW DISC
◎ENGINEERS'RECOMMEND
◎RE-ISSUE
◎VIDEO
◎BOOKS
◎NEWS

BACK NUMBER