MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2010年5月号

定価1,153円 (本体1,048円+税10%)
発売日2010.04.15
品種雑誌
仕様A4変形判 / 236ページ / CD付き

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内容

特別付録CD!  相対性理論『シンクロニシティーン/リコンストラクチャーズ』

■巻頭特集
相対性理論
◎エンジニアが語る『シンクロニシティーン』制作レポート
4月7日にニュー・アルバム『シンクロニシティーン』を発売する相対性理論。謎につつまれたイメージのある彼らだが、本誌ではその制作過程を、レコーディング/ミキシングを務めたエンジニア・立川真佐人氏へのインタビューを通じてレポートする。そこから浮かび上がってきたのは、メンバーたちのサウンドに対する確固たる信念と飽くなき追求の姿であった!

◎『シンクロニシティーン/リコンストラクチャーズ』を語る
~鈴木慶一、渡邊琢磨、大谷能生、渋谷慶一郎
特別付録CDには、これまで相対性理論と共演経験のあるアーティスト……鈴木慶一、渡邊琢磨、大谷能生、渋谷慶一郎の4人に、『シンクロニシティーン』のサウンドを再構築していただいたトラックを収録。彼らの魅力について音でもって批評していただくとともに、その再構築テクニックについて明らかにしてもらった。

■インタビュー
◎やくしまるえつこ と d.v.d
相対性理論の新作『シンクロニシティーン』が発売となる同日、ボーカリストであるやくしまるえつこは、d.v.dとの共作アルバム『Blu-Day』をリリースする。d.v.dとは、“drums,visual,drums”の略という通り、ItokenとJimanicaという2人のドラマー兼トラックメイカーと、映像作家である山口崇司の3人から成るグループ。音と映像とがリンクした彼らのパフォーマンスは日本のみならず海外でも高い評価を得ているが、果たして両者のコラボレーションはどんな作品を生み出したのか? d.v.dのメンバー3人に制作の詳細についてインタビューを行った。

◎永井聖一
永井聖一は相対性理論にギタリストとして参加している一方で、CM音楽の制作を手がけたり、最近では3月に発売されたスパングル・コール・リリ・ラインのシングル『dreamer』をプロデュースしたりと、その活動の幅を広げている。今回のインタビューでは幼いころから現在にいたるまでの、彼の音楽遍歴を振り返ってもらいつつ、彼の特徴とも言うべきキャッチーなギター・リフがどのように作られているのかを語っていただく。

■特集
今度こそコンプをマスターする!
ジャンルを問わず、今日の音楽制作において欠かせないエフェクターがコンプレッサー。大きな音色変化がないため効果が判別しづらいエフェクトと言われているが、音の粒をそろえる、音像に迫力を出す。音を締める、音圧を上げるなど、レコーディング/ミックスを含めた音楽の制作過程で大きな役割を果たしている。本特集では、レコーディング/ミックスにおける楽器/用途別にコンプレッサーの使用法を詳細に解説。同時にDAW付属プラグイン・コンプのレビューや、海外/国内のヒット曲のミックスで使用されているプラグイン・コンプの機種や設定方法を紹介。難しいと言われることの多いコンプの使い方は、この特集を読めばOK!

≪Part 1 コンプレッサー徹底活用法~レコーディング編/ミックス編≫
[登場するシチュエーション]
◎不安定なボーカルを安定した音量で録りたい!
◎コーラスをまとめたい!
◎アコースティック・ギターのピッキングのニュアンスをそろえたい!
◎ひずみ系エレキギターを太くしたい!
◎アコースティック・ピアノをオケになじませたい!
◎ドラム全体にパワー感を出したい!
◎クラブ・ミュージックにトータル・コンプをかけてパワー感を出したい!
ほか

≪Part 2 あのヒット曲はこのコンプでミックスされた!≫
[登場する楽曲]
◎中孝介「花」
◎いきものがかり「帰りたくなったよ」
◎JUJU「桜雨」
◎Dragon Ash「Callin'」
◎福山雅治「はつ恋」
◎布袋寅泰「BORN TO BE WILD」
◎ジョン・レジェンド「Save Room」
◎ビヨンセ「デ・ジャ・ヴ」
◎ファーギー「ビッグ・ガールズ・ドント・クライ
◎マドンナ「フォー・ミニッツ」
◎レディー・ガガ/「ジャスト・ダンス」
ほか

≪Part 3 DAW付属プラグイン・コンプの実力を検証!≫
[登場するDAW]
◎ABLETON Live 8
◎APPLE Logic Pro 9
◎CAKEWALK Sonar 8.5 Producer
◎DIGIDESIGN Pro Tools LE 8 Software
◎MAGIX Samplitude 11 Pro
◎MOTU Digital Performer 7
◎PRESONUS Studio One Pro
◎STEINBERG Cubase 5

■Cross Talk 高山博 × 金澤ダイスケ
~ギターを鍵盤でかき鳴らせ!
ロックやポップスには欠かせない楽器、ギター。その6本の弦からなる独特のボイシングや奏法を、キーボードの演奏や打ち込みで再現するのは非常に難しいものとされていた。ところが最近になって、ギターのサウンドはもちろん、こうした奏法までを再現してくれるソフト音源が増えてきている。これらは、キーボーディストにとっての、あるいはDTMでの制作にどのような変化をもたらすのだろうか?

≪登場製品≫
◎MUSIC LAB Real Guitar 2L、Real Strat、Real LPC
◎APPLIED ACOUSTICS SYSTEMS Strum Acoustic GS-1、Strum Electric GS-1

■コンサート見聞録
Chara@C.C.Lemonホール
デビュー以来、特徴あるボーカル・スタイルで独自の世界観を表現し続けているシンガー・ソングライター、Chara。女性を中心にファッションやライフ・スタイルに至るまでおおいに影響を与えているのは周囲の通りだ。昨年末にリリースされた最新アルバム『CAROL』では、これまでのカラフルでポップな印象とまた違った向きの、生々しくドープな世界観を表現することに成功。音楽へ対する硬派な姿勢が伝わる新機軸として評価が高い。そしてこのたび、 “breaking hearts Tour 2010”と銘打った全国ツアーを敢行。『CAROL』を引っさげ、名越由貴夫、Curly Giraffe、権藤知彦といった一流のミュージシャンたち。2月11日の横浜BLITZ公演から3月28日のJCBホール公演まで、全18公演を行った。小誌では、このスペシャルなバンドのサウンドがいかに聴衆へと届けられるのかをお伝えするべく、ツアーの中盤である3月13日C.C.Lemonホール公演の舞台裏に潜入。本ツアーのPAエンジニアを務められたAcousticの武田雅典氏にPAシステムから機材選定、ミックスなどに至るまで、 “Charaのコンサート・サウンド”について明かしていただいた。

■CLASSIC TRACKS
パブリック・エネミー
『ブラック・スティール・イン・ジ・アワー・オブ・カオス』
「パブリック・エネミーについて驚かされることの1つは、実際のレコード・ セールスはそれほどでもなかったのに、結成から22年以上経った今なお俺のところにインタビューの話が舞い込み、そうした取材を通してこのグループの存在が 後世の人々に語り継がれていることだ」。ハンク・ショックリー)はそう語る。ショックリーは、耳障りなマルチ・テクスチャード・ラップ、ロック、パンクなどといった多様な音楽スタイルのサウンドをヒップホップに採り入れる 独自のプロダクション・アプローチを確立したプロデューサーであり、聴けばすぐにそれと分かる特徴的なサウンドは、LL・クール・J、ビッグ・ダディ・ケイン、ベル・ビヴ・デヴォー、EPMDといったアーティストの曲でも耳にすることができる。その原点とも言えるパブリック・エネミーの作品にはハンク・ショック リー、チャックD、エリック・サドラー、キース・ショックリーからなるザ・ボム・スクアッドというプロデュース・チームの一員として深くかかわり、その活動を通してヒップホップという音楽に対する世間一般の評価をかつてないほど高い域にまで押し上げ、同時にポップ・ミュージック・シーン全体を新たな領域へと導くのに一役買ったのだ。今なお語り継がれる名プロデュース・チーム、ザ・ボム・スクワッドが作り出した名曲の秘密とは?

■US Beat Makers Lab.
ジョン・フォルテ

■people
◎DE DE MOUSE
◎トクマルシューゴ
◎カーリージラフ
◎DJ YOGURT&KOYAS
◎小坂忠

■report
◎製品開発ストーリー:TAC SYSTEM NML RevCon-RS
◎最先端のデジタル・ケーブルNEO d+シリーズ
◎V-Mixing System導入レポート~クラウス・シュルツェの場合
◎ライブ・スペース訪問:渋谷PLEASURE PLEASURE

■new products
◎GARRITAN Garritan Personal Orchestra 4.0
◎MAGIX Samplitude 11
◎CAKEWALK Mobile Sound Canvas
◎AKAI PROFESSIONAL LPK25/LPD8
◎YAMAHA Pocketrak W24/C24
◎TASCAM HS-P82
◎DOEPFER Dark Energy

■LIBRARY
◎SAMPLE MAGIC SM16 Deep Tech-House
◎LOOPMASTERS MAD PROFESSOR REEL 2 REEL RAGGAE

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 5
◎ABLETON Live 8
◎DIGIDESIGN Pro Tools 8
◎CAKEWALK Sonar 8.5
◎SONY Sound Forge Pro 10

■seminars
◎作曲に悩む人のためのプログラミング講座~ハウス編/Watusi
◎Mic Rec Tutorial/渡邊修一
◎波形編集でトラックを作ろう/飛澤正人
◎ミックス・ダウン研究所/山内“Dr.”隆義
◎シンセで作るオレ流サウンド/H2
◎現代のPAシステム/志村明
◎Q&A

■column
◎Independent Cities
◎THE CHOICE IS YOURS/原雅明
◎HOW TO BUILD OUR STUDIO/赤川新一
◎素晴らしきエンジニア・オーディオの世界/三好敏彦
◎no Pain, no Gain/瀬川英史
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎私の手放せない一品~おおはた雄一のDEARMOND FHC

■standards
◎Information

■sound&recording review
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