商品紹介

雑誌

サウンド&レコーディング・マガジン 2010年3月号

定価 1,008円(本体933円+税)
仕様

A4変型判/240ページ

発売日

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内容

ネットで自分の曲を売る方法 2010年度版

■巻頭特集
2010年版
ネットで自分の曲を売る方法
“これからは音楽配信の時代だ!”。この数年間はそう言われ続けながらも、なかなか目に見えるような形での大きな変化を実感することはなかった。しかし、 2010年を迎えネット上では音楽に関連するする面白い現象が起き始めている。一つは、既存の配信サイトを通さずにリスナーに対して直接作品を届けようとするアーティストやレーベルの出現。もう一つはそうしたムーブメントを支えるネット上のツールやサービスが増えてきたことだ。この2つの現象は互いに密接に結びつき、大きな渦となってアーティストとリスナーの新しい関係や、これまで全く想像できなかったような音楽流通のスタイルを生み出そうとしている。まさに大きな転換点を迎えようとしている、クリエイター側から見た音楽とネットの“今”を、ここに整理していきたい。

≪Introduction 2010年の音楽配信事情≫

≪PART1 音楽の“売り方”を知る≫
◎iTunes Storeで曲を売るには?
 CLOSE UP:viBirthが展開するアーティスト・サポート
◎自力で音楽を広める方法
 インタビュー:まつきあゆむ、小林オニキス

≪PART2 ネット上のツールを使いこなせ!≫
◎twitter/USTREAM/YouTube/MySpace
◎インタビュー:口ロロ(クチロロ)、ミト<クラムボン>
◎コラム:ニュース・サイトに載るには?~ナタリー大山卓也氏に聞く
◎インタビュー:津田大介氏が語るテン年代アーティストの生き方

≪PART3 高音質配信は普及するのか?≫
◎高橋健太郎氏に聞くOTOTOYの取り組み

≪PART4 音楽配信の未来はどうなる?≫

■Cross Talk 高野寛 × 高田漣
ギタリストを意識し始めたDAW
昨年の各DAWソフトのバージョンアップで特に目立ったのが、アンプシミュレーターの搭載やその専用コントローラーの登場、さらにシミュレーター機能を備えたオーディオ・インターフェースの登場といったギタリスト向け機能の強化だ。とは言えギタリスト界隈では、ハードウェア主義やビンテージ指向がいまだ根強いのも明か。これらのDAW側からのアプローチに対し、ギタリストたちはどのような感想を抱いているのだろうか? また、これらは、ギタリストたちのステージやスタジオでの所作に、いかなる変化をもたらすものなのか? 編集部司会の下で行われた高野寛と高田漣によるクロストークの模様をお届けする。

≪登場製品≫
◎MOTU Digital Performer 7
◎APPLE Logic Pro 9+APOGEE Gio
◎DIGIDESIGN Pro Tools LE +Eleven Rack

■インタビュー
マッシヴ・アタック
2003年に『100th WINDOW』をリリースしてから7年、イギリスのトリップ・ホップ・ユニット、マッシヴ・アタックが5枚目のスタジオ・アルバム『ヘリゴランド』を引っ提げて帰ってきた。前作の制作時オリジナル・メンバーで関与したのは、3Dことロバート・デル・ナジャだけだったが、本作ではダディー・Gことグラント・マーシャルがカムバック! フィーチャリング・ボーカリストとしておなじみのホレス・アンディーやTVオン・ザ・レイディオのトゥンデ・アデビンペ、ブラーのデーモン・アルバーンが参加していたり、さらにはビークのベーシストのビリー・フラー、ポーティスヘッドのギタリストのエイドリアン・アトリーといった手練れのミュージシャンも参加している。そんな新作で制作の鍵を握っているのが、『メザニーン』以降すべての作品で共同プロデューサーを努めているニール・ダヴィッジ。“これまでのアルバムの曲に比べてずっと自然でオーガニックな仕上がりとなっている”と説明する本作の制作過程について、インタビューしてみることにした。

■インタビュー
矢野顕子+吉野金次
他のアーティストのカバーを中心に構成し、ピアノと歌の一発録音によって作り上げる、矢野顕子のピアノ弾き語りアルバム。1992年に第一作『SUPER FOLK SONG』を皮切りに、1995年に『Piano Nightly』、2000年に『Home Girl Journey』と、ほぼ5年おきに発表され続けてきた彼女のキャリアの中でも大切なシリーズだ。しかし、その制作に無くてはならない存在であるエンジニア、吉野金次氏が2006年に病に倒れ、残念なことにしばらくの間リリースが途絶えてしまった。幸い吉野氏は病の予後も良く、2008年にはすみだトリフォニーホールにて収録された矢野顕子ライブを、iTunes Store限定で配信するためのミキシングで仕事に復帰。そして、このたびレコーディングを行える状態にまで回復し、実に10年ぶりとなる弾き語りアルバム『音楽堂』が完成の運びとなった。レコーディングが行われたのは、アルバム・タイトルにもなった神奈川県立音楽堂。2人へのインタビューを通じて、その模様をつぶさに紹介していくことにしよう。

■ミックス解剖学
フローレンス・アンド・ザ・マシーン「ユーヴ・ゴット・ザ・ラヴ」
by センゾ・タウンゼント
海外のトップ・エンジニアに自身の手掛けたヒット曲のミックス手法を直接解説 していただく本連載。今回登場していただくのは、先月号、マーク・“スパイ ク”・ステントを師に持つセンゾ・タウンゼントだ。彼が手掛けてきた中には、 U2をはじめブロック・パーティー、インターポール、ベイビーシャンブルズ、エ ディターズ、ジェイミー・T、グラハム・コクソン、フレンドリー・ファイアー ズ、ニュー・オーダー、クラクソンズ、カイザー・チーフス、スノー・パトロー ル、フランツ・フェルディナンド、実に多くのアーティストたちが存在する。そ んな彼がイギリス人固有な感性、ポップやラジオへの考え方を反映したと言える フローレンス・アンド・ザ・マシーンのアルバムから「ユーヴ・ゴット・ザ・ラ ヴ」について、彼の持つブリティッシュ・ミュージックへの熱い思いとともに 伺っていこう。

■追悼企画
加藤和彦『ベル・エキセントリック』
~ヨーロッパ三部作の最高傑作はこうして作られた
1967年にフォーク・クルセダーズでデビューしてから、昨秋の突然の逝去まで、終始現役で走り続けた加藤和彦。そんな彼にはいくつかの顔があった。フォークル、サディスティック・ミカ・バンドといったバンド・マンとしての顔。作/編曲家・プロデューサーという裏方としての顔。そしてソロ・アーティストとしての顔だ。そのソロ・アーティストの顔として、1979年から81年にかけ“ヨーロッパ三部作”と呼ばれる作品……『パパ・ヘミングウェイ』『うたかたのオペラ』『ベル・エキセントリック』という3枚のアルバムを残していたことは今ではあまり知られてないかもしれない。これらはYMO周りのメンバーが関与していたこと、海外レコーディングが行われたこと、そしてジャケットのアートワークまで徹底してコンセプトが貫かれたことなどが共通しており、とりわけレコーディング/ミキシングの斬新さは、当時の世界水準で考えても驚くほどレベルの高いものがある。本稿はその三部作中、最高傑作と目される『ベル・エキセントリック』にスポットをあて、その制作経緯を明らかにするものである。

■Special Report
Into Infinityを生んだ街 ロサンゼルスの現在
本誌で2010年10月号より掲載された原雅明氏による連載「Into Infinity」。発端となったのはロサンゼルスのネット・ラジオ局dublabとCreative Commonsによるサウンドとビジュアルを組み合わせたWeb上のプロジェクトで、2009年末には東京/札幌でイベントを開催。日本のアーティストも多数参加し、大きな成果を収めた(関連ニュースは、オフィシャル・ブログ:http://rittor-music.jp/sound/column/into_infinityにて更新中)。連載は先月号で終了したが、今回はそのアウトロとして、ロサンゼルスにあるdublabのスタジオを訪れ、主宰のフロスティらスタッフにインタビューを敢行。同様にロサンゼルスを拠点にレーベルALPHA PUPとイベントLow End Theoryを取りしきるダディ・ケヴ、STONES THROWのピーナッツ・バター・ウルフ、レコード・ショップPoo-Bahオーナーのロン・スタイヴァーズ氏にも話を聞いている。さまざまな立場でシーンを支える彼らの発言を通して、Into Infinityという開放的なプロジェクトを生み出したロサンゼルスの現在の空気の一端をお伝えできれば幸いだ。

■コンサート見聞録
安藤優子@めぐろパーシモンホール 大ホール
2005年、『のうぜんかつら(リプライズ)』のCM採用を機に、お茶の間に“声”や“歌”の音楽的な魅力にあらためて気付かせた安藤裕子。マイペースながらも確かにシンガー・ソングライターとしての才能を提示し続けているのは周知の通りだろう。そんな彼女の最大の魅力である“歌”を、心ゆくまで楽しめるツアー“2010 ACOUSTIC LIVE”が展開中だ。このツアー、その名の通りピアノとギターのみというミニマムな編成で全国各地に安藤の歌を届けるという主旨になっている。ツアーは 2010年の初夏まで行われるが、今回はツアーまっただ中のめぐろパーシモンホール 大ホール公演に潜入。バンドと共にツアーを回るPAの広津千晶氏と、本公演などで機材の選定を行ったムーヴの山本哲哉氏にPAシステムについてお話を伺った。

■US Beat Makers Lab.
デイデラス

■people
◎冨田ラボ
◎アルバム・リーフ

■report
◎冨田ラボが使うSONY PCM-M10
◎アコースティックエンジニアリングが提案するコンパクト・スタジオの姿
◎オーディオI/Oの真価を引き出すNEO d+ FireWire
◎フェア・レポート:The 2010 NAMM Show
◎V-Mixing System導入レポート~サウンド・オフィスの場合
◎ライブ・スペース訪問:亀戸Hardcore

■new products
◎NATIVE INSTRUMENTS Guitar Rig 4 Pro
◎ABLETON Max For Live
◎WAVE ARTS Tube Saturator
◎AUDIOBRO LA Scoring Strings
◎SHURE PG27-LC
◎ALPHA-MODE RM77DX
◎KLARK TEKNIK DN530
◎MACKIE. Thump TH-15A

■LIBRARY
◎BIG FISH AUDIO STUDIO GUITARS The Michael Ripoll Project
◎BIG FISH AUDIO CHINEMATIC PERCUSSION

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 5
◎ABLETON Live 8
◎DIGIDESIGN Pro Tools 8
◎CAKEWALK Sonar 8.5
◎SONY Sound Forge Pro 10

■seminars
◎作曲に悩む人のためのプログラミング講座~ハウス編/Watusi
◎Mic Rec Tutorial/渡邊修一
◎波形編集でトラックを作ろう/飛澤正人
◎ミックス・ダウン研究所/山内“Dr.”隆義
◎シンセで作るオレ流サウンド/H2
◎Q&A
◎現代のPAシステム/志村明

■column
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎HOW TO BUILD OUR STUDIO/赤川新一
◎素晴らしきエンジニア・オーディオの世界/三好敏彦
◎no Pain, no Gain/瀬川英史
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎私の手放せない一品~ヨシダダイキチのシタール

■standards
◎Information

■sound&recording review
◎NEW DISC
◎ENGINEERS' RECOMMEND
◎RE-ISSUE
◎VIDEO
◎BOOKS
◎NEWS