MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2008年8月号

定価1,026円 (本体933円+税10%)
発売日2008.07.15
品種雑誌
仕様A4変形判 / 324ページ

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内容

表紙・巻頭インタビュー:シガー・ロス

■表紙
シガー・ロス
プロデュースにフラッドを迎えた開放的な新作『残響』が完成!
白夜の国=アイスランドのイメージそのままの、柔らかで神秘的なサウンドで世界の音楽ファンを魅了してきたシガー・ロス。アコースティックな演奏を大胆に取り入れたライブ・ドキュメント『ヘイマ』の制作を経て、このたび5作目となるオリジナル・アルバム『残響』が届けられた。プロデューサーに、これまでニュー・オーダーやU2を手掛けてきた名匠フラッドを迎え、キャリア初となるアイスランド以外の国(アメリカ、イギリス、キューバ)でのレコーディングを敢行。これまで以上に陽性の“開放感”にあふれた内容となっている。今回、弊誌ではヨンシー・パーギッソン(vo、g)、ゲオルグ・ホルム(b)、キャータン・スヴィーンソン(k、ac.p)、オーリー・レイソン(ds)の談話のほか、フラッドの独占インタビューにも成功。かつてない制作ペースを見せるバンドの“今”の姿を伝えたい。

■特集
ビギナー必見!録音・打ち込み・編集・ミックスなど重要機能をチェック!
あなたの欲しいDAWはどれ?
現代の音楽制作において、DAW(ディー・エー・ダブリュもしくはダウと読みます)はとても重要な存在です。このソフトは録音/打ち込み/編集/ミックスといった音楽作りにかかわる一連の工程をすべて網羅できるもの。つまり、あらゆるクリエイター志望者にとってDAWはとても有効なツールなのです。ただし、DAWはあまりに高機能ですし、いろいろなメーカーからたくさんの数がリリースされています。何も知らない人にとっては選ぼうにも判断しづらいものとも言えます。そんな方々のために、本企画では7つのDAWについて、それらの基本かつ重要な機能を、音楽制作の流れとともに紹介していきます。

◎STEINBERG Cubase 4
◎MARK OF THE UNICORN Digital Performer 5
◎ABLETON Live 7
◎APPLE Logic Pro 8
◎DIGIDESIGN Pro Tools LE 7.4 Software
◎MAGIX Samplitude 10 Studio
◎CAKEWALK Sonar 7 Producer Edition

■特別企画
パソコンの隣に置きたくなる
テーブルトップ・シンセ
最近、市場をにぎわせつつあるのがコンピューター・デスクに置けるテーブルトップ型のシンセサイザーです。ソフト・シンセの進化が一段落した感もある現在、ハードウェアから発せられる実体感あるサウンドに再び注目が集まっている表れと言えるでしょう。しかもソフト・シンセを放棄するのではなく、制作の中心はあくまでDAWに置きつつ、リードやベースなどワンポイント的にテーブルトップ・シンセで“個性を加える”のが旬な使い方。魅力的なサウンドはもちろん、ルックスも制作意欲をかき立ててくれる8機種を紹介します。

◎ACCESS Virus TI Snow
◎DAVE SMITH INSTRUMENTS Prophet '08 Module
◎ELEKTRON Monomachine SFX-60 MKII
◎FUTURERETRO Revolution
◎MFB Synth Lite II
◎MOOG Minimoog Voyager Rack Mount Edition
◎ROLAND Sonic Cell
◎WALDORF Blofeld

■Cross Talk Vol.07 田中信一×山内"Dr."隆義
~10万円マイクプリに録り音を託せ!
マイク・プリアンプの高級機で知られるブランドが、価格を抑えた1chモデルをリリースし始めている。良い音でとらえることに注力しながら、DAWシステムを中心としたデスクトップ環境を見据えラック・マウント型にせず、DI入力も併装。こうしたスペックからは、個人で所有/使用することを想定しているのは明らかだろう。アマチュアにも手が届く価格を実現したまるで夢のようなこれらのモデルは、果たして本当に“プロが愛する名機の音”を万人へもたらしてくれるのか? エンジニアの田中信一、山内"Dr."隆義の両氏が10万円マイクプリの真価を検証していく!

≪Gears of This Month≫
◎FOCUSRITE ISA One
◎GRACE DESIGN M101
◎GROOVE TUBES The Brick
◎UNIVERSAL AUDIO Solo/610

■ミックス解剖学
ファイスト「ワン・トゥー・スリー・フォー」
by ルノー・レタン
海外のトップ・エンジニアより自身の手掛けたヒット曲を例にミックス作業の工程を解説してもらい、その秘密に迫る本連載。今回はフランスのエンジニア、ルノー・レタンに登場いただく。日本では紹介される機会の少ないフランスのエンジニア事情だが、レタンはこれまで母国フランスではジャン・ミッシェル・ジャールをはじめとした多くの有名ミュージシャン作品に携わっており、世界的なアーティストとしてはBECKやビョークのプロダクションに参加した経験もある腕利きだ。そんな彼の仕事の中から、今回はAPPLE iPod NanoのCMソングとして日本の音楽ファンの記憶にも新しいファイストの「ワン・トゥー・スリー・フォー」を採り上げる。共同プロデューサーに名を連ね、ミックスはもとよりレコーディングまでを手掛けたその作業はいかなものだったのだろうか?

■Classic Tracks
ブロンディ「ハンギング・オン・ザ・テレフォン」
1975年ニューヨークで結成され、翌年『妖女ブロンディ』でデビュー以来、現在まで約6千万枚のアルバム売り上げを記録しているブロンディ。1978年に発表された3rdアルバム『恋の平行線』は最高級のハイテク・ポップ・ロックが凝縮された作品で、当時のニューヨークで活躍していた彼らによる極上の 38分間の演奏が堪能できる一枚だ。プロデュースを手掛けたのは、以前から時代を象徴する音楽スタイルを確立し続けてきたベテラン・プロデューサーのマイク・チャップマン。『恋の平行線』は彼が手掛けてきた数多くの作品の中でも最高傑作の誉れ高いアルバムの1つである。今回は、1978年夏に行われた本作の制作過程についてマイク・チャップマン本人から話を聞くことができた。

■Mr. Bonzai's Talking
ウォルター・ベッカー
~14年ぶりのソロ・アルバムをリリース
1994年リリースの1st以来、ウォルター・ベッカーが2枚目のソロ・アルバムを14年ぶりにリリース。1980年『ガウチョ』を最後にスティーリー・ダンを解散したベッカーは、ハワイでの休養後、プロデューサーとして活動を再開する。1993年にドナルド・フェイゲンの『カマキリアド』を手掛け、フェイゲンは逆に1994年ベッカーの初ソロ作『11 tracks of whack』をプロデュース。スティーリー・ダンもツアーを開始し、2000年には『トゥ・アゲインスト・ネイチャー』を発表、グラミー賞で初のアルバム・オブ・ザ・イヤーも獲得した。2008年夏、スティーリー・ダンはまたツアーに出るが、その前にベッカーはプロデューサーにラリー・クラインを迎え 14年ぶりのソロ・アルバム『Circus Money』を完成。今回はマスタリングが行われたバーニー・グランドマン・マスタリングを訪れ、ベッカーに話を聞くことにした。

■US Beat Makers Lab.
DJマグス

■people
◎トリッキー
◎フライング・ロータス
◎アシャ
◎pupa
◎細野晴臣

■report
◎スタジオ・レポート:ビクタースタジオ
◎マジカル・ミックス・コンテスト一次審査発表
◎製品開発ストーリー:CROWLEY AND TRIPP
◎ライブ・スペース訪問:西心斎橋 CLUB DROP
◎ライブ・スペース訪問:十三 FANDANGO

■new products
◎T.C. ELECTRONIC Desktop Konnect 6
◎VESTAX VCI-300
◎AKAI PROFESSIONAL MPD32
◎ALESIS SR18
◎AKG C214
◎RUPERT NEVE DESIGNS Portico 5015
◎DENON DN-S1200
◎MACKIE. SRM150
◎NATIVE INSTRUMENTS Guitar Rig Session
◎MARK OF THE UNICORN Electric Keys
◎CYCLING'74 Max/MSP5
◎IMAGE LINE FL Studio 8

■PLUG-IN EFFECTS
◎IK MULTIMEDIA Amplitube Metal
◎MCDSP DE555

■LIBRARY
◎MUTEKKI VENGEANCE VOCAL ESSENTIALS VOL.1
◎Sonic Reality Ocean Way Drums

■DAW AVENUE
◎STEINBERG Cubase 4
◎ABLETON Live 7
◎DIGIDESIGN Pro Tools |HD7
◎CAKEWALK Sonar 7
◎MARK OF THE UNICORN Digital Performer 5

■beginner
◎DAWなら誰でも作曲できちゃいます。/横川理彦
◎リズプロ/Watusi
◎Q&A

■seminars
◎HOW TO BUILD OUR STUDIO 赤川新一
◎スターリング流マスタリングの神髄~クリス・アセンズ
◎素晴らしき電源の世界/三好敏彦
◎CM音楽の作り方/瀬川英史

■column
◎Good Job! ~Nourah/今津甲
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎Vintage Gear Gallery:VICTOR AD-0126/DA-0126

■standards
◎Information

■sound&recording review
◎NEW DISC
◎IMPORTED DISC
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◎VIDEO
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