MAGAZINES

サウンド&レコーディング・マガジン 2007年11月号

定価1,026円 (本体933円+税10%)
発売日2007.10.15
品種雑誌
仕様A4変形判 / 332ページ / CD付き

この商品は現在、在庫切れとなっております。

内容

アンダーワールド、180曲ものデモからイーノやU2が厳選! 優秀な耳たちが作り出した至高のサウンド

■表紙
アンダーワールド
180曲ものデモからイーノやU2が厳選!
優秀な耳だけが作り得る至高のサウンド
UKが誇る世界的なダンス・ミュージック・ユニット、アンダーワールドが5年ぶりとなる新作『OBLIVION with Bells』を発表した。そこで聴けるのは、80'sリバイバルが蔓延するシーンからは全くかけ離れた、ダーク&ロングな美しい世界。その成り立ちも変わっており、180曲もの候補曲を作った上で、著名アーティストたちの意見を参考にして収録曲をセレクトしていったという。メンバーのカール・ハイド&リック・スミスの肉声はもちろん、彼らの新しいプライベート・スタジオの全容も公開する。

■特集
Webで始める“1人レーベル”
~作った曲は即アップロード!販売そしてプロモーションも!!
一生懸命作った音楽は、できれば多くの人に聴いてほしいもの。その一手段として自身のWebサイトにMP3をアップロードするのも結構ですが、肝心のサイトに来てもらえなければ、せっかくの苦労も水の泡……。しかし、近年のインターネット・シーンでは、自作曲をより多くの人に聴いてもらったりダウンロード販売の手助けをするWebサービスが増えてきています。例えば流行のソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を利用すれば自分と好みの似たリスナーにダイレクトに音を届けるチャンスが開けますし、ほかにもデモに詞を付けてくれたり、iTunes Store、着うたなどへの配信を代行してくれるサービスまで、実にさまざま。今回はそうしたWebサービスを整理して紹介してみます。音楽の流通形態が大きな転換期を迎えている現在、実は“1人レーベル”は決して夢物語ではないのです。

■特別企画
ハードウェア・ルネッサンス~指先から復活する音楽力~
ソフトウェア全盛のように見える昨今、実はハードウェアがじわじわと復権を遂げつつある。なぜか。理由はさまざまに考えられるが、編集部ではハードウェア最大のメリットを、ソフトでは難しいとされる“操作と音の変化の一体感”ではないかと仮定し、個性あふれる4製品を取り上げて検証していくことにした。それらはいずれもその“形と音”に歴史があり、現代的な技術も導入されているという点においても、モノとして揺るぎない強度を持つ製品ばかり。そこに込められた開発者の意図、それを使うユーザーの意見などから、各製品がいかにしてその“形と音”を保ち続け、また進化してきたのかを見ていきたい。

◎Phase 1:MOOG Minimoog Voyager
◎Phase 2:KORG Zeroシリーズ
◎Phase 3:UNIVERSAL AUDIO 1176LN
◎Phase 4:AKAI PROFESIONAL MPCシリーズ
◎Special Talk:岩井俊雄+小山田圭吾~YAMAHA Tenori-on
◎Special Interview:梯郁太郎(ローランド特別顧問)

■特別付録CD!
raster-notonオリジナル・コンピレーション
カールステン・ニコライが主催者の1人であり、坂本龍一のcommmonsが日本におけるディストリビュートを行っているレーベル“raster- noton”。これまでにエレクトロニカ・シーンにおいて非常に重要な作品を多数リリースしているが、今回、そのraster-notonがレーベル・サンプラー的なオリジナル・コンピレーションCDを特別に提供!

■SPECIAL INTERVIEW
ラリー・クライン
~ハービー・ハンコック『リヴァー』、そしてジョニ・ミッチェル『シャイン』を語る
約40年にわたり常にトップ・アーティストとして活躍してきたシンガー・ソングライター、ジョニ・ミッチェルが、9年ぶりのオリジナル・アルバム『シャイン』をセルフ・プロデュースで制作。時を同じくして、ハービー・ハンコックが彼女にささぐアルバム『リヴァー:ジョニ・ミッチェルへのオマージュ』をリリースした。この両作をつなぐキー・パーソンがラリー・クラインだ。かつてはミッチェルの夫であり、彼女の作品の多くでプロデューサー兼ベーシストとしてかかわってきた彼は、『リヴァー』に共同プロデューサーとして参加。ティナ・ターナー、ノラ・ジョーンズ、コリーヌ・ベイリー・レイらをゲストに迎え、珠玉の名曲の数々をハンコックとともにジャズ流に解釈していったそのプロセスを、独占インタビューで明らかにしていただく。さらに、インタビューではベーシストとして2曲に参加した『シャイン』についても言及。ジョニ・ミッチェルの音楽を最も深く知る男が、新作の制作風景を明かす。

■ミックス解剖学
ジョー・チッカレリ:ザ・ホワイト・ストライプス「イッキー・サンプ」
トップ・エンジニアのミックス手法を、本人に直接解き明かしてもらう本連載。今回はフランク・ザッパ作品などで知られるベテラン、ジョー・チッカレリに登場いただき、一切コンピューターを使わずに行われたという、ザ・ホワイト・ストライプスの制作の秘密に迫っていく。フルアナログの作業ではあるが、ゆめゆめ時代錯誤と思うなかれ。オールド・スクールな手法の焼き直しではない、モダンなロック・レコーディングのアイディアが満載となっている。

■Classic Tracks
スティーヴィー・ワンダー「楽園の彼方へ」
“リトル・スティーヴィー・ワンダー”という名義で12歳にモータウンからデビューしたスティーヴィー・ワンダー。13歳にして既に全米チャート1位を獲得し、その後も次々とヒット曲を発表していく。その中でも1976年にリリースした『キー・オブ・ライフ』は全米アルバム・チャート1位に14週間連続も輝き続けた作品。ジャズ、ファンク、ポップスが見事に融合されたクロースオーバーの名作だ。アメリカだけで1,000万枚以上のセールスを記録し、 2005年には全世界で1億枚以上のセールスを記録したことにより全米レコード協会のダイヤモンド賞を受賞している。今回は本作品で初めてタッグを組んでエンジニアリングを担当したゲーリー・オラザバルとジョン・フィッシュバッハに「楽園の彼方へ」を中心に『キー・オブ・ライフ』の制作過程を紹介してもらう。

■コンサート見聞録
くるり@鎌倉芸術館

■US Beat Makers Lab.
プリンス・ポール

■Mr. Bonzai's Talking
クリス・ストーン

■people
◎ムーム
◎畠山美由紀 with ASA-CHANG&ブルーハッツ
◎瀧澤賢太郎
◎オーブ
◎ホセ・ゴンザレス

■new products
◎ALESIS IMultiMix 8 USB
◎YAMAHA MG206C-USB
◎KORG KM-402/KM-202
◎M-AUDIO Pulsar II
◎AKG Elle C
◎AUDIO-TECHNICA ATH-M50
◎DENON DN-HP700
◎T.C. ELECTRONIC C400XL
◎RUPERT NEVE DESIGN 5014
◎NEVE 8801
◎CHANDLER LIMITED Germanium Compressor

■beginner
◎DAWなら誰でも作曲できちゃいます。/横川理彦
◎リズプロ!/Watusi
◎バンド・レコーディング入門物語/鈴木鉄也

■seminars
◎スターリング流マスタリングの神髄~クリス・アセンス
◎明解!目で見るサラウンド講座/加納洋一郎
◎素晴らしき電源の世界/三好敏彦
◎CM音楽の作り方/瀬川英史

■column
◎Good Job!~宇川直宏/今津甲
◎A LOG-BOOK/半野喜弘
◎そこのにいさん どこ向いてんのよ/戸田誠司
◎電気オンチのためのBluesな自作エフェクター講座/畑野貴哉
◎祐天寺浩美のお部屋一刀両断
◎Vintage Gear Gallery:TUBE-TECH MP1A

■sound 0-1 コンピューター・ミュージック&アート
0-1 topics
◎STEINBERG Wave Lab Studio6
◎MARK OF THE UNICORN Mach Five 2

■PLUG-IN EFFECTS
◎WAVES API 2500
◎WAVES API 550B
◎EVENTIDE Precision Time Align
◎T.C. ELECTRONIC Tube-Tech CL1B for PowerCore

■LIBRARY
◎BEST SERVICE『GALAXY II』
◎TOOKTRACK『EZX CLAUSTROPHOBIC』
◎BEAM HEADS SAMPLING LIBRARIES『The CHATARO DRUMS/URBAN BEATS』
◎SONIC REALITY『R.A.W. STYLE PAK 05:VINTAGE SOUL GROOVES』

■0-1 avenue
◎STEINBERG Cubase 4
◎ABLETON Live 6
◎DIGIDESIGN Pro Tools|HD7
◎CAKEWALK Sonar 6
◎MARK OF THE UNICORN Digital Performer 5

■0-1 standards
◎0-1 SQUARE

■standards
◎Information
◎Q&A

■sound&recording review
◎NEW DISC
◎IMPORTED DISC
◎RE-ISSUE
◎VIDEO
◎BOOKS
◎NEWS
◎CONCERT SCHEDULE

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