MAGAZINES

ギター・マガジン 2016年3月号

定価838円 (本体762円+税10%)
発売日2016.02.13
品種雑誌
仕様A4変形判 / 226ページ

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内容

表紙:デレク・トラックス(テデスキ・トラックス・バンド)

■Featured Guitarists 1
デレク・トラックスと10人のスライド・マスターたち
Derek and Other Assorted Sliders

オーブリー・ゲント/ブラインド・ウィリー・ジョンソン/デュアン・オールマン/エルモア・ジェイムス/ホップ・ウィルソン/ハウンド・ドッグ・テイラー/ジェリー・ダグラス/ジョニー・ウィンター/マディ・ウォーターズ/サン・ハウス

今や世界最高のスライド・ギタリストと呼ぶにふさわしいデレク・トラックス。その進化のスピードはとどまることを知らず、もはや異次元のギタリストへと成長を遂げている。先頃発売されたテデスキ・トラックス・バンドの3rdアルバム『レット・ミー・ゲット・バイ』でも、歌声なのかギターなのか? はたまた押弦なのかスライドなのか? もはや解析不能と言える独自の演奏スタイルをストイックに突き詰めている。今回は、最新作を語るデレク&スーザンのインタビュー、彼が影響を受けたと語る10人のスライド・マスターの考察、過去に発売された作品を総まとめにしたディスク・ガイドなどを通し、今一度デレク・トラックスの正体に迫る。

■Featured Guitarists 2
KANA-BOON
新世代のロック・アイコン

2013年にデビューし“4つ打ちロック”と呼ばれるダンサブルな楽曲を主流とするムーブメントの象徴的存在となったKANA-BOON。この数年で瞬く間にスターダムへと駆け上がり、日本武道館を始めとするアリーナ公演を次々と成功させるなど、新世代バンドの中で頭ひとつ抜けた人気を誇っている。そんな彼らが3rdアルバム『Origin』を発表。本作は谷口鮪(vo, g)の作る多彩な曲調と、古賀隼斗(g)の堂々たるロック・ギターを楽しめる会心作となった。今回は、制作背景を中心に率直な言葉を語ってくれたインタビュー、レコーディングで使用した機材紹介、奏法分析などをお届けする。国内若手シーンの現状をその目で確かめてみてほしい。

■Featured Guitarists 3
和嶋慎治(人間椅子)
闇から光を照らす情念のギター弾き

人間椅子から新作『怪談 そして死とエロス』が届いた。死、恐怖、エロス、悲哀といった題材、そして純和風でおどろおどろしいハードロック・サウンドは一切変わらない。だが、そこにある種のキャッチーさ、普遍性のようなものが明らかに加わっている。さらに多くの人々に届くべき作品だ。ギタリストの和嶋慎治は十八番のブルージィでハードなフレーズに安定した冴えを見せつつ、和音階や複雑怪奇なコードの多用など、自身の独自性をとことん追求。その創造世界はますます巨大化しているようだ。そんな和嶋の音楽にかける情念をじっくりと探っていこう。

■The Instruments
One Control
ポケット・サイズで驚異の音色

2010年に日本で誕生したOne Controlというエフェクター・メーカーをご存知だろうか?
小さな見た目ながらもライブやレコーディングで最大限の実力を発揮するペダル、またスイッチャーやパワーサプライなど痒いところに手が届く便利なアイテムの製作で、現場のギタリストから大きな支持を集めており、今や日本国内だけでなく海外でも話題のメーカーである。今回、東京スカパラダイスオーケストラの加藤隆志による代表機種の試奏や、プロ・ギタリスト25人へのアンケート、エフェクターの設計を行なうビルダー、ビヨン・ユールへのインタビューを通して、One Controlの魅力に迫ってみたい。

■奏法特集
本気のカッティング道場
~気軽に入門しないでください~

ギタリスト必修のプレイ・スタイルといえばカッティング! どんなジャンルの楽曲にも要求されるスタイルであり、リズム感やフレーズ・センスの実力がバッチリと問われてしまう奏法です。それだけに、日々のトレーニングの積み重ねが非常に重要。そして、トレーニングに近道はありません。仕組みを頭で理解したら、地味な反復練習あるのみ。そこに楽しみを見出せるものだけがカッティング・マスターになれるのです。さあ、本気の人だけ、この“カッティング道場”に入門してください。

■Special Program
追悼 デヴィッド・ボウイ ~Ziggy played guitar...

■Event Report
The NAMM Show 2016

■新連載GM WORKSHOP
高田漣のスライド・シネマ・パラダイス
~ボトルネックで楽しむ映画音楽の世界

Duran
Walking with NEO BLUESMAN
~ブルース・ギター超絶アレンジ講座

■新連載
ビンテージ・エフェクター・カフェ
Maestro Fuzz Tone FZ-1A

■Interview & Gear
GRAPEVINE

■インタビュー
◎ビリーギボンズ
◎メガデス
◎エリック・ジョンソン
◎浅井健一
◎東京カランコロン
◎takekings
◎岩谷啓士郎
◎go!go!vanillas

■GM SELECTIONS
「DAYDREAM」山下達郎
「ステイ」デヴィッド・ボウイ

■連載
◎トシ矢嶋のLONDON RHAPSODY
◎ジャキーン!~ 『SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん』番外編(長田悠幸×町田一八 )
◎吉野寿(イースタンユース)のヨノナカバカナノヨ
◎プロのペダルボー道 ~kubota(JiLL-Decoy association)    
◎イチから知りたいレス・ポール学

■Musicians Institute Japan誌ギター・クリニック
■FREE THE TONEスペシャル・セミナー    
■GRETSCH横山健の新シグネチャーを味わう    
■ROLLYが弾くYAMAHA THRヘッド・アンプ    
■ギターを思いっきり弾けるプライベート・スタジオ

■New Products Review
◎GIBSON MEMPHIS/LARRY CARLTON SIGNATURE ES-335
◎FENDER/BASSBREAKER 007 COMBO
◎LSL INSTRUMENTS/SUPER 70'S T BONE DX
◎KING SNAKE/DETROIT FOUR
◎GRECO/WS-STD
◎PAUL REED SMITH/CE 24
◎PROVIDENCE/HEART BREAKER AH-102TRSC
◎UMBRELLA COMPANY/FUSION BLENDER
◎ALBIT/SUPERDRIVE DISTORTION SD-2

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