リズム＆ドラム・マガジン 2013年3月号

■アーティスト特集1
アリーナを揺らすド迫力のロック・グルーヴ
ドミニク・ハワード［ミューズ］
表紙＆アーティスト特集はUKロックの最高峰に立つトリオ＝ミューズのドミニク・ハワード。最新作『ザ・セカンド・ロウ～熱力学第二法則』を引っさげての来日公演の好機に実現したドミニクの貴重なインタビューを軸に、来日公演で使用した愛器の解説やオープニング・アクトを務めた［Champagne］庄村聡泰によるライヴ・レポート、最新作＆名演の徹底分析など、さまざまな角度から世界最強のライヴ・バンドの“要”に迫っております。来日公演でドミニクが実際に使用したスティックのプレゼントもあり！

■アーティスト特集2
ロックンロール・ドラミングの“新”血脈
MARCY［THE BAWDIES］
60年代ロック、ブルース、ソウルにインスパイアされた熱いロックンロールを武器に、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのTHE BAWDIES。新作『1-2-3』でも、エネルギッシュで骨太なロック・サウンドをかき鳴らしている彼ら。そんな充実感溢れる仕上がりになった今作について、バンドのボトムを担うドラムのMARCYに話を聞いた。ヴィンテージのセットを生かした、力強く豊かなグルーヴを叩き出す彼は、新作の音作り、フレーズ作りについて、どんなことを考え、取り組んだのだろうか。インタビュー、機材詳細の他、『1-2-3』収録曲のプレイ分析、THE BAWDIESのメンバー全員からのコメントも掲載！

■特別企画
受け継がれる英国伝統の“ロック魂”
UK Rock Drummers
feat. マット・トン［ブロック・パーティー］／レニ［ザ・ストーン・ローゼズ］／デイヴ・ラウントゥリー［ブラー］／アラン・ホワイト［オアシス］／ザック・スターキー［オアシス］／フィリップ・セルウェイ［レディオヘッド］／ウィル・チャンピオン［コールドプレイ］／マット・ヘルダース［アークティック・モンキーズ］、etc.
特別企画でフィーチャーするのは、80年代後半のマッドチェスターを先駆けに、ブリット・ポップ、ニューウェイヴ／ポスト・パンク・リバイバルを経て、今日まで続く“UKロック”とそれを彩る凄腕のバンド・ドラマー達。ブロック・パーティーのエンジン、マット・トンのスペシャル・インタビューの他、レニ［ザ・ストーン・ローゼズ］、フィリップ・セルウェイ［レディオヘッド］、マット・ヘルダース［アークティック・モンキーズ］など総勢16名のバンド・ドラマー達が名盤に刻んだプレイを詳しく分析。ぜひドミニク・ハワードのインタビューと併せてチェックしてほしい！

■特集
楽曲の中でより“歌う”ために
“ストローク”でキマるドラミング
feat. TOSHI NAGAI／則竹裕之／神宮司治［レミオロメン］
“アクセント”や“ニュアンス”をつける上で重要な要素となる、“ストローク”。“スティックを振り上げて下ろす”という、当たり前の動きだけに“あまり意識したことがない”など、実は疎かにしている人も多いのではないか？　今回の特集は、そんな“ストローク”をあらためて見直し、楽曲の中でより“歌えるように”なるために、シンプルなフレーズでのストロークに意識を置いて“ニュアンス”を磨く「“ストローク”で変えるドラミング」、そして、TOSHI NAGAI、則竹裕之、神宮司治の3人に独自の切り口で語ってもらう「プロ・ドラマーが語る“ストローク論”」の2本立てでお届け！　これを読めば、きっと自分のストロークが見直したくなる！

■close up！
“単板＆削り出し”のサウンドを再考
ソリッド・シェル・スネアの快感
最新ラインナップ27機種を試奏レポート!!
抜けの良い、存在感のあるサウンドで“これじゃなければダメ！”というドラマーも多いソリッド・シェル（単板ウッド＆削り出しメタル胴）のスネア・ドラム。close up！では、その最新27機種を集め、一挙に試奏！　それぞれの実力をチェックすると同時に、テクノロジーの進歩と共にさまざまなシェルの成型が実現したソリッド・シェル・スネアの“今”を検証する。

■Interview
◎カリーム・リギンス
◎天倉正敬［Jazztronik、JUJU、etc.］
◎中村一太［the cabs］

■新連載！
ライヴ機材からドラマーのこだわりを探る！
The Style of LIVE GEAR
【第1回】富田京子［プリンセス プリンセス］

■無人島スネア
【第42回】山下政人［高橋真梨子、絢香、etc.］

■楽しく演奏するための本格教則講座
どらまがセミナーず
◎  悩める入門ドラマーのためのドラム・ビギナーズ通信
◎ひたすらつづける！スティック・コントロール
◎“菅沼”孝三＆道昭が伝授！変態ハイテク・ドラム講座
◎Kosekingに学ぶ楽器の深～いところ ちょー楽器王

■三浦晃嗣が教える楽曲コピー体験記
今月の1曲、勉強になりました！
「Born To Be Wild」Steppenwolf
ドラム：ジェリー・エドモントン

■Musicians Institute Japan
“OPEN HOUSE”でドラムを学ぶ

■ドラムが叩ける！お宅訪問
アコースティックエンジニアリングが手がけた防音ルームを拝見！

■“ドラムな”最新情報を発信するBeat Square
沼澤尚＆阿部耕作＆屋敷豪太［THE SOLAR BUDOKAN］／あらきゆうこ＆BOBO［くるり］／オラシオ“エルネグロ”エルナンデス

■NEW PRODUCTS
［CUSTOM SHOP CNOPUS］Original Hand Hammered Cymbals 20"＆22"＆24"Ride、18"Crash、14" ＆ 15" Hi-Hats
［GRETSCH］Brooklyn Series 18" Bass Drum、12" Tom 14" Floor Tom kit

■アーティスト・コラム
沼澤 尚『NOW and THEN』
ピエール中野『ドラマーはどこまでわかっていないのか？』
芳垣安洋『ドラム・ノーベル賞！』
岡部洋一『めしのたいこすき、すごいたのしめ』
ビリー・マーチン『ルーツ探求』

■情報ページ
Drummer's Disc Guide
Drummer's Paddle