ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法

いちむらまさき(著)

定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
発売日2016.11.25
品種書籍
仕様A5判 / 128ページ / CD付き
ISBN9784845628841

内容

「アドリブってどこを弾いたらいいの?」をなくす本

"アドリブ"と聞くと、"たくさんスケールを覚えないといけないのでは?"とか"理論も勉強しないといけないんでしょ?"と思ってしまいがちですよね。でも、ちょっと待ってください。スケールは覚えなくてもいいんです! まずはドレミファソラシドがわかればOK。そこから本書では、少しずつギターの指板に隠された秘密を解き明かしていくことで、「どこを弾けばいいのか」がわかるという仕組みになっています。その秘密とは、例えば「3弦と2弦でチューニングがずれる秘密」とか「ギター・コードにある秘密」などなど。さらに「ハンマリング/プリングしていいポジション」「チョーキングしていいポジション」といった具体的なテクニックも交えたアプローチも解説し、最後は付属CDのカラオケ音源をバックに、思う存分アドリブっていただきます。ここまでくれば、バンドで「ちょっとここいい感じに弾いて」と言われたとしても、もう大丈夫。これまでとはひと味もふた味も違うプレイができるようになっていることでしょう!

【CONTENTS】
■第1章 アドリブるキッカケを持ってしまおう!
2 音ではじめてみる(CD Track 01)
4 音でアドリブる(CD Track 02)
6 音でアドリブる(CD Track 03)
8 音でアドリブる(CD Track 04)
12 音でアドリブる(CD Track 05)
ここまでのまとめ

■第2章 テクニックを散りばめよう!
チョーキングを使う1(CD Track 06)
チョーキングを使う2(CD Track 07)
コード進行を把握する(CD Track 08)
チョーキングの種類(CD Track 09)
スライドを使う1(CD Track 10)
スライドを使う2(CD Track 11)
経過音を使う(CD Track 12)
ハンマリングとプリング(CD Track 13)
ロング・トーンを使う(CD Track 14)
休符を交える(CD Track 15)
音を止める1(CD Track 16)
音を止める2(CD Track 17)
区切りフレーズ(CD Track 18)
半音下から弾きはじめる(CD Track 19)
複音フレーズを交える(CD Track 20)
飛び道具フレーズ(CD Track 21)
運指を考える(CD Track 22)
例外的な運指に慣れる(CD Track 23)
ここまでのまとめ

■第3章 フレーズ崩しを身につけよう!
ベース・フレーズを崩す1(CD Track 24)
ベース・フレーズを崩す2(CD Track 25)
リフを崩す(CD Track 26)
リフをさまざまなポジションに置き換える(CD Track 27)
オクターブ奏法を使う(CD Track 28)
BOXポジションを崩す(CD Track 29)
あえて崩さない(CD Track 30)
崩しエクササイズ(CD Track 31)
ここまでのまとめ

■第4章 リズムに乗る秘訣!
リズムの基本
テンポ・キープのコツ
リズムの練習方法
リズムの重要性
ミュートのこと
ブラッシングでリズム・エクササイズ(CD Track 32)
カッティング(CD Track 33)
カッティングからアドリブ(CD Track 34)
リズム・チェンジ(CD Track 35)
コード・カッティング1(CD Track 36)
コード・カッティング2(CD Track 37)
裏から弾きはじめる(CD Track 38)
ここまでのまとめ

■第 5 章 ブルース進行でアドリブろう!
シャッフルを知る
ブルース・アドリブは1 ポジションでOK!
まずはコード進行を確認(CD Track 39)
ブルース・アドリブに挑戦(CD Track 40)
E7ポジションを交える(CD Track 41)
繋ぎとエンディング
バッキングの重要性(CD Track 42)
Eブルースを弾こう1(CD Track 43)
Eブルースを弾こう2(CD Track 44)
ここまでのまとめ

■特別ページ 種明かし
そのコードで使える音はほぼ決まっている

■第6章 ギター指板の秘密
ドレミファソラシドの秘密(CD Track 45)
チューニングの秘密
コードの秘密(CD Track 46)
ハーモニーの秘密1(CD Track 47)
ハーモニーの秘密2(CD Track 48)
経過音で繋ぐ
コード・フォームから経過音を導く
Cキーで慣れること(CD Track 50)
ここまでのまとめ

■第7章 指の動きをこう考えよう!
指には役割分担がある
4フレットの並び(CD Track 51)
組み合わせで手癖を増やそう(CD Track 52)
同フレットに移動する手癖を持とう!(CD Track 53)
同音を連続させる練習(CD Track 54)
フレーズを作るとは?

■第8章 コードがわかっていない曲でアドリブ!
6弦の1音でここまで見つかる(CD Track 55)
セブンス音の見わけ方(CD Track 56)
すべてのまとめ
BOXポジション早見表
CD Track 57~59の答え(CD Track 57~CD Track 59)

■コラム
簡単なことに真髄がある
弦をハジケば音は出る
真似の次に崩しがある
絶対音感はいらない
口で言えば上達する
理解よりもトライを先に
「かえるのうた」はハーモニーの基礎
耳コピをするほど手癖は増える

付録ダウンロード

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編集担当より一言

『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』からスタートした、いちむらまさき先生の“覚える”シリーズですが、何と今回は覚え“ません”! “覚えない”ので、とても気軽に“アドリブ”をはじめられます。多分、世界で一番簡単な教則本かも。何しろ第1章の1ページ目は「2音ではじめてみる」ですよ! 次の2ページ目は「4音でアドリブる」です。すごくカンタンそうですよね。でも、本書はそういう音の選び方だけではないんです。チョーキングやハンマリング/プリング、ロングトーンなどの入れどころだったり、演奏がうまくなる“リズム”のノウハウだったりと、“アドリブ”がさまざまな角度から解説されています。そして、文章はとても簡潔でわかりやすく、要点を絞った練習ができるタブ譜が掲載されているので、「今日はこの1ページを集中してやってみよう!」なんて使い方ができます。カンタンだけど、じっくり使える、そんなギター教則本の誕生です!(出版部/永島聡一郎)