商品紹介

書籍

始まりを告げる《世界標準》音楽マーケティング

戦略PRとソーシャルメディアでムーヴメントを生み出す新しい方法

著者 高野 修平
定価 1,944 円(本体1,800円+税)
仕様

A5判/272ページ

発売日
ISBN 9784845623808
タグ 音楽ビジネス
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電子版あり

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billboard-JAPAN RASMUS FABER x 高野修平
ラスマス・フェイバー氏と高野修平氏の対談記事がビルボード・ジャパンに掲載されています。

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kilk recordsの主宰者、森大地氏がさまざまなゲストを招いて音楽業界について語り合うOTOTOYの対談企画に、著者の高野修平氏が登場!

内容

音楽マーケティングのルールを超えていく

激動の音楽市場に世の中を動かす
マーケティングの新しいルールが示された
村山直樹(株式会社A-Sketch副社長/所属アーティスト:ONE OK ROCK、flumpool、NICO Touches the Walls他)



近年、日本の音楽業界でもソーシャルメディアの重要性は認知され、マーケティングとしてどう活かすかといった状況になりつつあります。しかし世界では戦略PRとソーシャルメディアを組み合わせて、世の中を動かす、ムーヴメントを起こす音楽マーケティングが始まっています。本書ではダフト・パンクを始め、ビヨンセ、ワン・ダイレクションやサカナクション、ONE OK ROCK、きゃりーぱみゅぱみゅといった国内外のアーティストのマーケティングを分析するだけでなく、SpotifyやEDM、新しい音楽の指標やアワードの構築など、音楽を取り巻く壮大なテーマで、これから新時代を迎える音楽マーケティングのフェーズに対して、新しい方法論を説いています。音楽業界だけでなく、音楽を活用したいと考えるあらゆる業界のマーケティングにも活用できる誰も書けない音楽マーケティングの新しい未来が、そこにあります。

【CONTENTS】

■第一章 「世の中を動かすルール」の変化
◎01 新しい世の中の動かし方
これからのムーヴメントについて/「自分ゴト化」「仲間ゴト化」「世の中ゴト化」
◎02 ブリットポップを検証する    
イギリスを動かしたブリットポップムーヴメント/ムーヴメントはブリットポップからクールブリタニアへ
◎03 ムーヴメントの特性と条件
世の中を動かす4つのワード/ムーヴメントを生み出したEDM/ムーヴメントの称号『社会記号』
◎04 日本中へ進撃する『進撃の巨人』ムーヴメント
3つのティッピングポイント/アニメ化でついに世の中が動いた『進撃の巨人』/『進撃の巨人』の二次創作と「終わらないニュース」/世の中にムーヴメントを起こす新しいルール
◎05 『水曜どうでしょう』が巻き起こしたうねり
なぜ地方ローカル番組がムーヴメントを生み出せたのか/「仲間ゴト化」から「世の中ゴト化」へのジャンプ/『水曜どうでしょう』がムーヴメントになった背景
◎06 日本の朝を変えた『あまちゃん』
背景にあったクチコミとニュース/全世代オールTalk-ableという前代未聞の荒技/ムーヴメントとソーシャルメディアとニュースは連関する/流行語と社会記号を生み出した『あまちゃん』/ムーヴメントは新しい経済圏を生み出す
◎07 ムーヴメントの萌芽を生み出すキーパーソン
データサイエンティストを必要とする音楽業界/アイアン・メイデンのビッグデータマーケティング戦略/世の中に仕掛けるPRパーソンの重要性/「世の中を動かすルール」は変わった

■第二章 戦略PRと音楽
◎01 エンターテインメントはニュースになりやすい
PRが情報を届ける/PRが「世の中ゴト」を作る
◎02 戦略PR概論(特別対談:本田哲也×高野修平)
PRと広告の違い/「情報取引」と「客観的視点の付与」と「100%コントロール出来ない」/パブリシティとPRは違う/戦略PRとはなにか?/“空気”を作るということ/戦略PRにおけるテーマ設定/世の中のムードと密接なのが音楽/商品マーケティングではないテーマ設定で考える/“空気”づくりに必要な要素「おおやけ」「ばったり」「おすみつき」/戦略PRは日本国民全員がターゲットなのではない/戦略PRで失敗するパターン/PR First, Advertising Second/マムフォード・アンド・サンズが売れた背景にもあった3種の神器
◎03 音楽で戦略PRを実行する方法
音楽と社会的関心ゴト/直接的文脈で作り出すテーマ設定/間接的文脈で作り出すテーマ設定/アーティストを扱う場合の「戦略PR」の着地点/多様な戦略PRの展開を可能にする音楽製品/世の中を動かすこと

■第三章 ソーシャルメディアと音楽
◎01 ソーシャルメディアを整理する
ソーシャルメディアは魔法の杖ではなかった/ソーシャルメディアは生活者主体の公園である/ソーシャルメディアの強みは潜在層を動かせること/ソーシャルメディアの中のクチコミ
◎02 音楽とfacebookの関係について考える
音楽はfacebookページに不向き?/エッジランク問題の解/音楽におけるfacebookページとの向き合い方/アーティストのfacebookページはエンゲージメント率を見る/ソーシャルメディアで語られないのは存在しないことと同じである
◎03 ソーシャルメディアと音楽の融合
音楽は【所有】から【共有】へ移行する/ふたつに分けられる【共有】/フジロックの写真と大和田常務のコラ画像から見る【共有】と【拡散】の違い/【共有】から始まる物語を作る/「自分ゴト化」と「仲間ゴト化」がソーシャルメディアの得意領域
◎04 『トライブ』と『クワトログラフ』
音楽を「自分ゴト化」してもらうきっかけの『クワトログラフ』/4つのグラフを組み合わせる『クワトログラフ』/音楽は出会ったときが新曲/『トライブ』とはなにか?/1、000人のライトファンより、100人のエヴァンジェリストを作る
◎05 音楽において重要な【共有】【共感】【共鳴】    
クチコミを誘発させる3つの条件/【共有】→【共感】→【共鳴】のサイクルを回す/データから導き出すEDMムーヴメント/【共鳴】はファン階層の階段を飛び越える/【共有】→【共感】→【共鳴】のサイクルは二重構造/意識変容と態度変容を【共有】→【共感】→【共鳴】のサイクルは可能にする/ソーシャルメディアのその先へ

■第四章 音楽で世の中を動かす方法
◎01 生活者は音楽に興味がなくなった?
ソーシャルグラフとインタレストグラフが同一だった時代/無知無関心層を振り向かせる「他人ゴトの自分ゴト化」/僕らはほとんどのことに無関心である/音楽を「高関与領域生活習慣」にする
◎02 エヴァンジェリストと戦略PR
語られる音楽の単位の壁を設計する/『ファンブリッジ』を超えていく/エヴァンジェリストから伝わる音楽の伝搬=直接的文脈/ニュースから伝わる音楽の伝搬=間接的文脈/エヴァンジェリストと戦略PRで音楽を届けるふたつの伝搬
◎03 ファン以外にも広げる武器としての『ソーシャルトピック』
『ソーシャルトピック』を生み出す/エミネムの逆説的発想のプロモーション/『ソーシャルトピック』を生み出す条件
◎04 今までのムーヴメントとこれからのムーヴメント
ムーヴメントを起こす際の注意点/ムーヴメントが終息しても、活性化する仕組み/ムーヴメント後も応援し続けてくれるファンを作る
◎05 『エクスパンデッドユニバース』がムーヴメントを生み出す
話題性を生み出すために、売れるために、必要なこと/スター・ウォーズとキットカットとエクスパンデッドユニバース/エクスパンデッドユニバースとタイアップの違い/AIとPerfumeのエクスパンデッドユニバース/エクスパンデッドユニバースはアーティストの色を作る/ムーヴメントは「発見」と「復権」のふたつに貢献する
◎06 音楽を取り巻く新しい環境の構築
日本で権威ある音楽アワードが必要なふたつの理由/本屋大賞の影響力に学べること/新しい音楽の指標を作り出す/音楽をコミュニケーションツールとして復権させる
◎07 音楽サービスの「仲間ゴト化」と「世の中ゴト化」
コミュニケーションサービスか? 音楽サービスか?/音楽サブスクリプションサービスが「世の中ゴト化」を目指す意味/Huluが教えてくれた生活者とマーケティングメッセージのギャップ/フリーミアムも一定の武器にしかならない/聴き放題ではない、新しい価値を訴求/音楽サービスとソーシャルメディアを連結させる方法/音楽サービスの魅力をソーシャルメディアでブーストさせる/『エンターテインメントグラフ』を制する者にユーザーは集まる

■第五章 音楽マーケティングのルールを超えていく先駆者たち
◎01 音楽マーケティングは新しいフェーズへ
デヴィッド・ボウイの世の中を動かす仕掛け/既存の音楽マーケティング戦略を放棄したビヨンセ/マーケティング戦略に最初からソーシャルを組み込む
◎02 JAY-Zとサムスンが仕掛ける音楽マーケティング
最大級のスケールで実施したプロモーション/ムーヴメントを加速させる仕掛け
◎03 波を起こし続けたアーケイド・ファイア
アーケイド・ファイアが仕掛けた「盛り上がりの種」/「終わらないニュース」を仕掛ける
◎04 きゃりーぱみゅぱみゅが到達した世の中の動かし方
きゃりーぱみゅぱみゅに見る「世の中ゴト化」/日常生活にきゃりーぱみゅぱみゅが浸透する/unBORDEが切り拓くレーベルムーヴメント/セレンディピティレーベル型とブランドレーベル型
◎05 ロックバンドはムーヴメントを起こせるか?
サカナクションのマスメディア活用方法/“つながる会話”を生み出すサカナクション/「T字型」のファン醸成の仕方/エンターテインメントとアンダーグラウンドの中間を射抜くサカナクション/リアルとソーシャルメディアをつなげるONE OK ROCK/各ソーシャルメディアの戦術を分ける/日本は市場の一部という世界目線
◎06 世界を動かしたワン・ダイレクション
マスメディアとソーシャルメディアを組み合わせた戦略/ワン・ダイレクションが世界を席巻した理由/日本におけるワン・ダイレクションの「世の中ゴト化」/戦略的なPRとソーシャルメディアと広告を掛け合わせる
◎07 日本中を巻き込んだ『恋するフォーチュンクッキー』ムーヴメント    
二次創作で増殖し続けるミュージックビデオ/AKB48ではなく、『恋するフォーチュンクッキー』の「世の中ゴト化」
◎08 音楽サービスや音響メーカーが起こすムーヴメント
うねり始めるSpotifyの胎動/ライフスタイルを変えたヘッドフォン「Beats by Dr.Dre」/内部的自己満足マーケティングと外部的自己満足マーケティング
◎09 ダフト・パンクの世の中を動かす壮大なマーケティング戦略
画期的だった『Random Access Memories』のプロモーション/【共有】→【共感】→【共鳴】のサイクルを回すダフト・パンク/ダフト・パンクが実現する『世の中を動かす方法』/世の中を動かす未来

著者 プロフィール

高野 修平(たかの しゅうへい)

1983年。東京都生まれ。 インターネット広告代理店セプテーニ入社。web制作会社を経て、現在はデジタルマーケティング、ソーシャルメディアマーケティング支援会社トライバルメディアハウスにてコミュニケーションプランナー/サブマネージャーとして所属。 音楽業界ではレーベル、事務所、放送局、音響メーカーなどを支援。 音楽業界以外にも様々な業種業態のコミュニケーションプランニングを行っている。 音楽においては日本で初のソーシャルメディアと音楽ビジネスを掛けあわせた著書『音楽の明日を鳴らす-ソーシャルメディアが灯す音楽ビジネス新時代-』、『ソーシャル時代に音楽を”売る”7つの戦略-“音楽人”が切り拓く新世紀音楽ビジネス』を執筆。講演、寄稿など多数。 また、THE NOVEMBERSのマーケティング、コミュニケーションプランニングなども手がけている。
◎blog ⇒ http://takanoshuhei.com/
◎twitter ⇒ https://twitter.com/groundcolor
◎facebook ⇒ https://www.facebook.com/takano.shuhei

編集担当より
ひとこと

大規模なムーヴメントとなっているダフト・パンクやビヨンセ、サカナクションなどの事例を取り上げているので、「マーケティングなんて俺達には関係ないよ!」と思っているミュージシャン/クリエイターの方々もいるかもしれません。
でも実際は、ソーシャルメディアやYouTubeが発達したおかげで、どんな人でも同じ武器を持つようになったのが、今の時代なのです。そうした状況の中で、いかに次の一手を打ち、楽曲をリスナーに届けるのか。本書ではそういった根源的な考え方を、メジャーもインディーズも関係なく使えるものとして、提示しています。フェス大好きな音楽愛に満ちた若きマーケターからの音楽へのラブレター、ぜひ受け取ってください!
(出版3部/蕎麦夫)

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