脱出ゲームブック vol.1

人狼村からの脱出

狼を見つけないと、殺される

SCRAP(著)

定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
発売日2012.05.25
品種書籍
仕様四六判 / 208ページ / 人狼村マップ、容疑者リスト、捜査シート、新聞、しおり付き
ISBN9784845620715

新作ゲームブック『人狼村からの脱出』特設ページがオープン!
https://www.rittor-music.co.jp/dgamebook/

内容

15万人以上を動員する体感型イベント「リアル脱出ゲーム」、初の書籍化! 謎が詰まった新感覚ゲームブック!

その村では、村人に扮した狼が、夜な夜な人を襲っているという。
不可解な呪文、あやふやな目撃証言、難解なパズル──。
あなたはこの本に隠されたすべての謎を解き明かし、
物語のエンディングに辿り着くことができるだろうか?

※本書は、リアル脱出ゲームの名作イベント「人狼村からの脱出」をモチーフに、謎やストーリーを一から考案した、新作ゲームブックです。

【リアル脱出ゲームとは?】
ある場所に参加者が閉じこめられ、あちこちに隠された謎や暗号を解きながら、制限時間内に「脱出」を試みる体験型ゲームイベント。自らが物語の主人公になれる快感、謎やロジックを解き明かす知的興奮、関門を通過するスリルといった魅力から幅広い人気を集め、これまでにのべ15万人以上を動員。2007年より不定期開催され、2011年には常設型のイベントも始動、2012年には全国ホール・ツアーを敢行し、中国・アメリカなどでの海外公演も成功させるなど、その勢いはとどまるところを知らない。

■ゲームブックの新スタイル
あなたの選択によってストーリーが展開していくゲームブック。ただし、単なる昔のゲームブックの復刻ではありません。練り込まれたシステムとテキスト、パズルにより、デジタルゲームでは味わえない極上の物語を楽しむことができます。

■謎解き・パズル要素を融合
物語を進めるためには、数々の謎やパズルを解かなければいけません。もちろん、SCRAPの名作イベント公演およびアプリ版の「人狼村からの脱出」とは全く異なる、本ならではの謎をふんだんにご用意しております。

■じっくり取り組める捜査システム
付録の人狼村マップには場所ごとに番地が振られており、その番地を元に村のあちこちを巡ります。各所で聞き込みをして得られた手がかりは、捜査シートに記入。徐々に真相が分かっていく過程に、あなたは興奮を覚えるでしょう。

■5日間、毎日捜査シートを埋めていく
付録には、5日分の新聞と捜査シートも用意されています。あなたは毎朝届く新聞をチェックし、気になる場所へ訪れなければなりません。そして、捜査シートの記入欄をすべて埋めると、次の日の物語に進むことができるシステムです。

■エンディングはWebで
このゲームブックだけでは物語は終わりません。5日間の捜査を終えたら、指定のWebサイトにアクセスしてください。そこで容疑者の中から、犯人とその根拠を記入して正解すると、エンディングストーリーを読むことができます。

【!ATTENTION!】
★ネタバレ、攻略方法について、ブログやTwitter、facebookなどインターネット上に掲載しないでください。
★誰もがクリアできるほど簡単ではありません。ご了承の上ご購入ください。

編集担当より一言

個人的にいま一番面白いと思っているイベントが「リアル脱出ゲーム」です。これは、参加者が会場に閉じこめられ、制限時間内に仕掛けられた謎を解き明かせれば脱出成功という、単純に言えばそれだけのイベントです。しかし、主体的に行動し、他の参加者とも協力して、自分だけの物語を作れるこのリアル脱出ゲームは、他のイベントにはない興奮を味わえます。脱出率が約10%と極めて低いのも、挑戦意欲をかきたてられるところです。

数年前からスタートしたこのイベントは、回を重ねるごとに人気と規模を拡大し、昨年は東京ドームで、今年は全国ZEPPツアーを開催中(5/27まで)。その合間には海外公演も成功させるなど、音楽業界が羨むぐらいの勢いです。

そんなリアル脱出ゲームの興奮を、手軽な形で味わえないか…と思い、主催しているSCRAPに打診してから早1年、ようやく実現したのがこの本です。内容はいわゆる「ゲームブック」で、途中途中にパズルや暗号などの謎が仕掛けられており、謎を解かなければ物語を進めることができません。難易度はリアル脱出ゲーム同様に高く、最後まで辿り着ける人は限られると思います。それでも、デジタルゲームにはない極上体験を覚えることができるでしょう。

なぜリットーミュージックから発売するのか?という疑問はさておき(笑)、まずは挑戦してみてください。これがクリアできたら、僕はあなたを尊敬します。(編集担当/大塚)