地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ・ブログ

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2009年03月13日
小林さんによる『この世の地獄物語』全曲コメント
[ 地獄シリーズ:ギター ]

GM4月号のインタビューに掲載しきれなかった、小林さんによる『この世の地獄物語』全曲コメントを公開します。
ぜひ本誌インタビューを併せて、ご覧になってくださいね。

Tr.1 深海の序曲
泣きのメロディがいっぱい入ってますので,チョーキングの音程などにも十分注意してコピーしてほしいですね。

Tr.2 幻の楓
地獄カルテットのテーマ的な曲で初めて合わせたナンバー。出だしのキメの6連符から,リフの超高速ユニゾンがポイントですけど,相当速いですよ。僕は指先をプルプルと痙攣させるようにして弾く,プルプル・ピッキングでやってます。

Tr.3 存在の成りゆき
地獄カルテットは全弦1音下げチューニングが基本で,この曲はさらに6弦をC音まで下げてます。ダウンの速いスピードのリフから入り,スウィープ,変拍子とかなりワザのオンパレードですね。途中でタッピングを加えたスウィープが出てくるので,ぜひチャレンジしてみてほしいです。

Tr.4 愛想くらいの知恵
ワウを駆使したキャッチーな曲ですね。ベースとのユニゾンで同音を2回ずつピッキングして動くフレーズが出てくるんですが,プルプルいってますよ,すごいことになってますから(笑)。

Tr.5 勇者の孤独
これも6弦ローCです。ドロップはしてますが,僕の頭の中ではDマイナーのイメージで弾いてますね。一番思い出深いのはベースとのユニゾンで,まあ超絶ペンタなんですけど,MASAKIさんは指弾きで3本も4本も使って弾いてたんですが,ギターでは無理なんで,いろいろ試してワイド・ストレッチで逃げたことでしょうか。

Tr.6 永遠の微笑
これもドロップC。イントロが難しくて,歌に入るまでをどんだけ練習したんだってことですよ(笑)。ユニゾンから入ってスウィープ,タッピング・ユニゾンと続きますからね。

Tr.7 天国への道は険し
ペンタの変則弾きみたいなエコノミー・ピッキングでのメロディですかね。テクニカル・フュージョンみたいな展開が,そのまま行かずに泣きに行くっていうところでしょうか。“メタルは忘れないよ!”的なところが地獄カルテットらしいところかな、と(笑)。

Tr.8 罪と罰の戦
これはライブでも最後のほうにやることが多いです。テンポはもしかしたらこれが一番速いかもしれませんね。でも展開も多くて、スピード・メタルのまま行かないっていう曲。

Tr.9 朝の許しを待ちて
MASAKIさんのラテンっぽいタッピングがあったりして,雰囲気のいい曲ですね。僕はボサ・ノヴァとかすごく好きなんですけど,これまでまったくもって披露する場がなかったんです(笑)。これはついに俺のアコギを披露する時が来たかって感じでした。スパニッシュの要素を取り入れましたが、ウマくいったと思います。“地獄”の曲だと忘れてしまう瞬間が訪れますよ(笑)。

Tr.10 狼少女の嘆き
「バラード」とみんなで呼んでいた曲。アコギのストロークも入れてあります。美しい曲でありつつヘヴィにも展開していく,その重さをどれだけ表現できるかって部分を聴いてほしいところです。僕らは“地獄系”ですけど,ブラック・サバス的なおどろおどろしさにはならないんですよ(笑)。ちなみに,メタルのバラードだと,スティール・ハートの「シーズ・ゴーン」という曲が好きですね。

Tr.11 詩の苦涙
仮タイトルは「♯3変態」ってついてました。このプログレっぽい変態チックな感じが好きです。わりと不思議な音階を入れたりしてますし,アコギ的な展開になったりして,面白いですよね。カッティングっぽいコード感を出したり,オルタードっぽくしてみたり,ホール・トーンみたいだったりのイメージを入れたり,プログレの面白みを出したつもりです。

Tr.12 心酔の宴
MASAKIさんの中では時代劇風ってことで,なぜか沖縄の打楽器,三板(さんば)を入れてあったりします。アルバムの中で一番凝っていて,ギターはユニゾンもリフもポジションが遠いですし,けっこう大変なんですよ。

投稿者: 編集部|10:07



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