2012年03月27日
石井清登と増田俊郎のライブが決定!

柳ジョージ&レイニーウッドを支えたギタリストであり,
ギター・マガジン2月号の柳ジョージ特集にもご登場いただいた
石井清登と,まっすんこと増田俊郎のライブが行なわれる。
増田俊郎といえば,トシ・スミカワの名で作詞家として
柳ジョージの一連の作品に関わっていたことでも有名。
長い付き合いのベテラン・ミュージシャン同士が
どんなサウンドを紡ぎ出してくれるのか非常に楽しみだ,
ライブは下北沢ラ・カーニャと伊那メルティング・ポット(長野県)
の二箇所。詳しくは以下を参照していただきたい。
■2012/5/19(Sat)
伊那 メルティング・ポット
長野県伊那市坂下区旭町1890アースコートビル
0265-76-8717
10,000円(飲み放題・おつまみ付き)
Open 19:00/Start 20:00 (オープニング・アクト有り)
☆3/9(Fri)よりメルティング・ポット店頭にてチケット発売開始
問合せ:メルティング・ポット 0265-73-8717 (Mon~Sat 19:00~0:00)
■2012/5/20(Sun)
下北沢 ラ・カーニャ
世田谷区北沢2-1-9第二熊崎ビルB-1
03-3410-0505
http://www1.ttcn.ne.jp/LaCana/
Open 18:30/Start 19:00
予約 3500円+1drink order/当日 4000円+1drink order
☆予約方法:下記アドレスに、タイトルを「ライブ予約 5月20日分」とし、ご予約人数、お名前、ご連絡先住所、電話番号をご記入の上、ご送信下さい。
受付E-mail:lacana1980@mac.com
当日の入場はご来場順となります。
2012年02月10日
中川イサトのライブ 3/17に開催

日本のアコースティック・ギターの第一人者で,
本誌やアコースティック・ギター・マガジンでもお馴染みの
中川イサトのライブが西荻アコースティックカフェで行なわれる。
定員は30名,予約制なのでお早めに。
日時:2012年3月17日(土) Open 18:30/Start 19:30
会場:アコースティックカフェ(東京都杉並区西荻北3丁目7-9 レジュイールB1)
出演:中川イサト
料金:前売3,000円/当日3,300円(+ワンオーダー)
定員:30名限定
問い合わせ:アコースティックカフェ
TEL:03-6915-0299
e-mail:cafe@triad.aas-member.com
詳しくはコチラを。
2012年01月16日
ギター・マガジン2月号品薄ですが
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ギター・マガジン2月号はおかげさまで大好評で,
ネット書店では軒並み品切れを起こし,ご迷惑をおかけしています。
ですが,書店・楽器店にはまだまだ在庫がございます。
ぜひともお近くのお店に出かけるか,問い合わせをしてみてください。
なにとぞよろしくお願いします。
福山雅治特集,ジョージ・ハリスン特集,柳ジョージ特集,
クリーン・ブースターの試奏大会など,大変ディープな内容となってます。
ぜひともゲットして下さい。
2011年11月02日
明日から楽器フェア

▲リットーミュージックのブース
明日から2年に一度の楽器フェアです。
場所はお馴染みとなったパシフィコ横浜。
楽しいブースやイベントが盛りだくさんなので,ぜひお出かけ下さい。
リットーミュージックでは,恒例となった
最強プレイヤーズ・コンテストの決勝大会を開催するほか,
教則本の著者たちによるクリニックを行ないます。
お見逃しなく。
2011年10月26日
徳武弘文還暦スワンプツアー 絶賛開催中!
▲サムズアップのステージより。
このブログでもお伝えしてきた徳武さんの還暦ツアーが開催中です。
日曜日の横浜サムズアップを見てきましたが,素晴らしいステージでした。
ビール飲みながら見るのに最高!
リズムとメロディで体があったまって,ウキウキしてきました。
アメリカン・ルーツ・ミュージックの本当にいいところを堪能しました。
ジェリー・マギーとのフィンガーピッキング合戦は,
思わず手に汗握るほどスリリング。
それをふたりともニコニコ笑いながら軽々こなすのに驚きました。
ジェリーはベンチャーズでの知名度が高いですが,
やはり真骨頂はルーツ系の音楽でのプレイだとはっきりわかりました。
そしていよいよ登場,マーク・ベノ。
あの伝説のマーク・ベノです。名盤『雑魚』を作った人です。
狭いステージにぴたりと収まってギターを弾き,
歌い始めると,一瞬であのゆるやかでコクのある世界が広がりました。
声がいい! これぞスワンプ・ミュージック。
バンドの演奏もグルーヴィで最高でした。
まるで夢のようなステージです。
このツアー,残すところあと三日です。
ギターを弾く人だけでなく,アメリカン・ミュージックを愛する人は
ぜひお見逃しなく!!
◎10月27日(木)大阪 ジャニス
開場18:00/開演19:00
◎10月28日(金)名古屋 ボトムライン
◎10月30日(日)東京 Mt.Rainier Hall
開場16:30/開演17:00
詳しくはトムス・キャビンのサイトへ。
2011年10月20日
ついに出た!井山大今の1st

2009年の今剛特集の際に,レコーディング中であることが伝えられた
井山大今のアルバムが,ようやく完成!
詳細はコチラをクリック。
いや〜,長かった。
内容はと言えば,それはもう素晴らしいのなんのって。
井上鑑,山木秀夫,高水健司,今剛という
国内最高峰のミュージシャンが火花を散らしています。
というわけで,12月号では今さんのインタビューを掲載します。
写真は井上さんとの2ショット。
2011年09月28日
Line6 POD HDの使い方マニュアルが付録に

ピック特集が大反響のギター・マガジン10月号ですが,
実はこんな付録を付けています。
アンプ・シミュレーターとしてもはや定番となった
POD HDの使い方を解説した小冊子です。
名付けて「POD HDシリーズはじめてマニュアル」。
POD HD,POD HD500,POD HD400,POD HD300
の「こんなことしたいんだけど,どうすれば?」の疑問に答えます。
例えば!
プリセットの音色を変えるには?
ライブでプリアンプとして使うには?
ライブでエフェクターとして使うには?
オーディオ・インターフェイスとして使うには?
PCと連動して何ができる?
などなどです。
ぜひ10月号を買ってゲットしてください。
2011年09月26日
異色対談が実現

発売中のギター・マガジン10月号では,
ちょっと珍しい組み合わせの対談を掲載している。
CHOKKAKU,真鍋吉明(the pillows),田中義人という
ジャンルも世代も超えた3人に集まっていただいた。
おわかりの方も多いと思うが,ギター・マガジンでもプッシュしてきた
ギター・コンピレーション『TIME MACHINE』の “搭乗員”である。
打ち込みを多用し,ダンス・ミュージック的解釈で演奏された
3人のトラックは,ギター・インストの新たな可能性を感じさせる。
対談は,ギター談義から使用プラグインの話まで盛り上がりを見せた。
ぜひとも誌面でご覧いただきたい。
そして,参加ギタリスト全員で演奏されたボーナストラック
『HUNGARIAN DANCE NO.5〜TIME MACHINE FORMATION』を
本誌付録CDに収録し,譜面も付けたので,ぜひともチャレンジしてみてほしい。
2011年09月16日
ロバート・ジョンソン生誕100周年/カントリー・ブルース・ギター講座

今年は,ロック・ミュージックにも多大な影響を与えた,
偉大なブルースマン、ロバート・ジョンソンの生誕100周年。
それを記念して,フィンガーピッキングの第一人者である
打田十紀夫によるトーク&ライブ・イベントが行なわれる。
今年10月に本場米ミシシッピーで開催される記念フェスティバルに、
日本人として唯一ゲスト出演する打田氏が
フェスティバル出演での貴重な体験談や写真なども交えながら、
アコギによる魅力的なブルース・ギター・スタイルを解説するという内容。
ライヴ&トーク形式なので,ギターを弾かない人でも楽しめる。

▲打田十紀男
場所と日時は以下のとおり。
「ロバート・ジョンソン生誕100周年/カントリー・ブルース・ギター講座」
10月29日(土)
14:30~17:30
@西荻アコースティックカフェ
ぜひとも足を運んでみよう。
2011年09月05日
ギター・マガジン10月号は校了しました!

ギター・マガジン10月号は校了しました!
400号記念号です。
記念企画はギタリストのピック!
400人分集めました。
CDとLINE6 POD HDはじめてマニュアルの二大付録で,13日発売です。
2011年08月16日
Dr.K&ジェリー・マッギーからメッセージ
徳武弘文のLet's Swamp Tourに先駆けて、
ジェリー・マギーとのメッセージ動画がアップされた!
スワンプとは何か? その核心が語られる!
ツアー・スケジュールはコチラ。
2011年08月10日
ギター・マガジン9月号できました!

表紙は布袋寅泰×今井寿×雅-MIYAVI-×永井聖一。
GUITARHYTHM SESSIONの名にふさわしいメンツが集まった。
発売は8/12(金)です。(13日ではなく)
2011年08月05日
Marc Benno with Dr.K and Gerry Mcgee動画
2005年に行なわれた伝説のハイドパーク・ミュージック・フェスのあと,
横浜サムズアップで3人が共演。
「Good Times」
「Lost In Austin」
これがその時の模様です。
う〜む,これぞスワンプ!
アメリカ音楽の奥深さを感じます。
このあたりの音楽が好きな人は
ぜひ10月のDr.K還暦記念ツアーに足を運んでみて下さい。
■Dr.K還暦記念 Let's Swamp Tour
10月23日(日)横浜 サムズアップ
10月27日(木)大阪 ジャニス
10月28日(金)名古屋 ボトムライン
10月30日(日)東京 Mt.Rainier Hall
チケット問い合わせはトムスキャビンまで。
2011年08月02日
SHERBETSの『FREE』が素晴らしい!

SHERBETSの新作『FREE』が素晴らしい。
ロックでしかもビー・ジーズを思わせる
壮大なバラードソングがあったりして,とにかく全曲最高! 音楽だ。
浅井健一はスゴイ!
徳武弘文の還暦ライブ!

Dr.Kこと徳武弘文の還暦ライブツアーが行なわれる。
それもなんと,マーク・ベノ,ジェリー・マギーとの
スワンプ・ツアーというのだからたまらない。
マーク・ベノといえば,あの名盤『雑魚』で知る人ぞ知る,
スワンプ・ミュージックの権化みたいな人で,
ジェリー・マギーは今でこそベンチャーズの一員として有名だが,
もともとはバリバリのスワンプ系ギタリスト。
米国南部特有のブルージィでじんわりとゆるいサウンドを堪能できるに違いない。
楽しみです。
■スケジュールは以下のとおり
10月23日(日)横浜 サムズアップ
10月27日(木)大阪 ジャニス
10月28日(金)名古屋 ボトムライン
10月30日(日)東京 Mt.Rainier Hall
チケット問い合わせはトムスキャビンまで。
出演:Dr. K Band
徳武弘文 G
加藤実 Key
六川正彦 B
高杉登 Dr
with
Special guests
Gerry Mcgee &
Marc Benno.
2011年08月01日
ギター・マガジン9月号もうすぐ校了

9月号の表紙。
デビュー30周年を迎えた布袋寅泰と今井寿,雅-MIYAVI-,永井聖一
の豪華フォト・セッションでお届けする。
2011年07月29日
シマトネリコにカブトムシ
思い切り個人的な話ですが,
近所の家のシマトネリコの木にカブトムシが来るというので,
付近一帯が騒然となっております。
ぎょぎょ! それは見に行かなくっちゃということで,
会社に行く前に寄ってみると,おばちゃんたちが木の前で会議中。
「ほんと,不思議なのよ〜」
「去年までこんなことなかったのにね〜」
というわけです。
見ると,メスが一匹,樹液をすすっておりました。
なんでも,2〜3日前から黒山のように突然カブトムシがたかりだし,
集団で木の皮をはいでしまった模様。
見れば,あっちこっちに樹液がしたたっています。
もちろん近所の子供は大喜びで,
あっという間に取り尽くしてしまったそうです。
が,また来るてんで,夜は子供の集会所のようになってるとか。
おもしろいです。
そんなこともあるのかといろいろ検索してみると,
実は同じようなことがけっこうあっちこっちで起こっているんですね。
新聞のニュースにもなってました。
↓
カブトムシ、庭木を占領 町田の民家
ちょっとまた見てみよう。
2011年07月28日
渡辺香津美 マーメイド・ブールヴァード

香津美さんの『マーメイド・ブールヴァード』といえば,
アルファレコード時代の知る人ぞ知る名盤で,
長らく再発が待ち望まれているが,
現在,ソニーの「オーダーメイドクラブ」により復刻が検討されている。
ユーザーのリクエストにより規定数に達するとめでたく再発となるので,
香津美ファンはぜひとも一票投じていただきたい。
詳細は下記まで。

アルファレコードと言えば,
個人的にどうしても復刻してもらいたいアルバムがある。
それは,タンゴ・ヨーロッパの『乙女の純情』。
超テクガールズバンドの1stである。
ぜひとも再発候補に!
久々に
気づけば,ブログがオカオカにジャックされっぱなし。
いかんですな,このていたらく。
TWITTERを始めたら,ブログがすっかり億劫になってしまいました。
そういう人多くないですか。
というわけで,久々の変酋長日記です。
ギター・マガジン8月号はコーネル・デュプリーの表紙で
好評発売中ですので,皆様よろしくお願いいたします。
先日の中村とうようさん逝去のニュースにはびっくりしました。
音楽評論の大先達であり,ロックやポップス評論の先鞭を付けられた方です。
音楽がデータでなかった幸せな頃から,すべてをつぶさに見届けられ,
その胸中はいかようだったのでしょうか。
ご冥福をお祈りいたします。
さきほどDroogのミニ・アルバムを聴きました。
いいですね。若いのにいい時のパンクを知ってる。
ギターの音が胸に突き刺さるほどシャープで好きです。
ギター・マガジン9月号は布袋寅泰30周年記念特集。
昨日,表紙ができました。
今回は,布袋 with 今井寿×雅-MIYAVI-×永井聖一という,豪華版です。
鬼怒無月さんから久々にメールが来ました。
梅津和時KIKI BANDの米国〜カナダツアーの時の
動画を送ってくれたのですが,これがのけぞるほどのカッコ良さ!
ぜひ,皆さんもご覧下さい。
極太でスリリングな鬼怒さんのギターがいやというほど味わえます。
↓
Viva 中央線Jazz
イズモヤ
QWAIというバンドのラジオに招かれて,ゲスト出演してきました。FM FUJIです。
僕は昔からエアチェック(死語)小僧だったので,FMは好きなのです。
彼らはギター・マガジンを始めリットーの雑誌のファンらしく,
オファーを受けたので快諾しました。
たまたま,彼らとは同郷だったので,ローカルトークにも花が咲きました。
だいたい年に2回ぐらいバンドをやるのですが,
その機会が先日ありました。
さる山奥の豪華ロッジにPAやらドラムセットやら機材を持ち込んで,
本格的なセッティングで音出し(Sクンお疲れ様でした)。
酔っぱらってほとんど記憶がないのですが,楽しかったです。
ギター・マガジン9月号はようやく入稿を終えて,現在校正中。
企画は盛りだくさんですのでお楽しみに。
そうそう,これまでなんどか紹介してきた
ギター・コンピレーション・アルバム『TIME MACHINE』が
完成したので,それの特集もやってます。
綴じ込み付録という変わった趣向でお届けしますので,お楽しみに。
明日からはフジロックですね。編集部からはフェス隊長のBが今年も行きます。
校正片付けてから行けよ〜。
フェスと言えば,今年は京浜ロックはあるのでしょうか。
昨年は,山口富士夫の出演で話題となったフェスです。
川崎の工業地帯にある巨大公園で行われました。
ステージがトレーラー二台ってのがロックでしたね。
海辺の公園なので対岸には”工場萌え”のスポットが大きく見えて大満足。
ぜひ今年も。
個人的には,八ヶ岳に登ってきました。
特に赤岳,阿弥陀岳の岩場では,岩登りの快感を初体験。
これはヤバイッす。クライマーへの道をまっしぐらか(?)
数年ぶりにナッシュビルでギブソン・サマージャムが
行われたので,編集部Sが取材に行ってきました。
この模様はしばらくしたらお届けします。
音楽が今売れない理由は,なんでもかんでも”一山いくら”にしてしまったこと。
世の中がそういう構造になってしまったこと。金を払わなくてもすむのですから。
私見ですよ,念のため。
いい音楽はいくらでもあります。
グレン・ティルブルックのライブDVDが発売。
とてもいいです。スクイーズの中心人物だった人で,
日本ではあまり人気がないのですが,僕は昔から大好きでした。
素晴らしいメロディをたくさん生み出したソングライターであり,
ギタリストとしての腕前も一級品です。
「グッドバイ・ガール」「イズ・ザット・ラヴ?」「テンプテッド」
「ブラック・コーヒー・イン・ベッド」など名曲多数。
生粋のブリティッシュ・ポップ(ブリット・ポップではない)が
お好きな方はぜひ!
長文失礼。
それでは皆様よい夏を。
2011年05月17日
ギター・マガジン編集スタッフ募集!
突然ですが,現在,ギター・マガジン編集部ではスタッフを募集しています。
ギターが弾けて音楽や楽器に興味のある人をお待ちしています。詳しくはコチラをご覧下さい。
2011年05月04日
ギター・マガジン・フェスティバル終了
ギター・マガジン・フェスティバルに
たくさんのご来場をいただきありがとうございました。
速報レポートはこのブログでご覧下さい。
全アーティストの使用機材、およびフェスの詳細につきましては、
ギター・マガジン7月号でレポートします。
2011年04月30日
明日はギター・マガジン・フェスティバルです
前日リハーサルは無事終了し、
あとは皆様をお迎えするだけとなりました。
お天気が心配ですが、
ぜひともお足をお運び下さるようにお願い致します。
素晴らしいライブになります。
2011年04月29日
明日はリハーサル
今日、ギター・マガジン6月号を校了しました!
明日はギター・マガジン・フェスティバルの会場リハです。
皆様、あさってTOKYO DOME CITY HALLで会いましょう!
2011年04月28日
5/1のタイムテーブル
ギター・マガジン・フェスティバルのタイムテーブルを貼っておきます。
たくさんのご来場をお待ちしています。

アマゾンのポスター部門で1位

まもなく発売される『ギター・マガジン30周年ブック』ですが,
アマゾンのポスター部門で堂々の1位(予約)となってます(;^_^
まあ,ポスター付きであることは確かなんですが。
どうぞお楽しみに!
2011年04月25日
リハ後のダージリン
昨日,都内某スタジオで行なわれたダージリンのリハに行ってきた。
なんと,古田たかし(d)さんの参加も決定!
考えてみれば,佐野元春バンドで3人は一緒なのだ。
古田さんは,ギタマガ・フェス当日Charバンドとの掛け持ちとなる。
あそこのキメをこうして,そこはちょっと暴れる感じにして。。。。
という具合に,意見を出し合いながら,瞬く間にアレンジが固まっていく。
1時間ぐらいで通しリハにこぎ着けて,
めでたく当日のセットリストが固まった。
ボ・ガンボスではギタリストとしても鳴らしたキョンさんが
あのギターを弾くことに! お楽しみに。
高中正義からフェス前予習動画が到着!
5月1日 15:00 〜 16:00 ギターマガジンフェス予習
Walk Don’t RunやDiamond headで腰振ってどうするの?
高中
(ちなみにこの中に間違い探しがひとつあります)
2011年04月21日
ギター・コンピ『TIME MACHINE』
ギター・マガジン5月号でも触れたが、
松原正樹が発起人となって作られるギター・コンピが熱い。
『TIME MACHINE』と名づけられたこのアルバム。
松原さんを始め、岩見和彦(NANIWA EXP)、野呂一生、
CHOKKAKU、梶原順、真鍋吉昭(the pillows)、
西村智彦(Sing Like Talking)、田中義人、安達久美の
総勢9人のギタリストが集合し,タイムマシンをテーマに
それぞれが思い思いの時代をギターで表現する企画だ。
まさに時空を超えたパノラマを楽しめそう。
発売は9月予定!
詳しくはコチラを。
2011年04月05日
野呂さんが
野呂さんのHPをチェックしていたら,
被災地への応援動画がアップされていました。
オリジナルソングです。
以下は野呂さんのHPに書かれたご本人のメッセージです。
「東北地方太平洋地震におきまして、被災された皆様、
そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興をお祈り致します。
今回の災害は本当に大変なもので私の音楽という力で
少しでも協力できればという思いで、曲を作りましたのでお聴きください。
義援金のご協力をお願いします。」
2011年03月15日
松原正樹×野呂一生の対談 そして初セッション
ギター・マガジン・フェスまで二ヶ月を切りました。
おかげさまでチケットの売れ行きは好調です。
プレミアムシートはすでに売り切れで,一般席もわずかですので,
まだ迷って(?)らっしゃる方はぜひお越し下さい。
さて,先週,出演者の松原さんと野呂さんの対談を行ないました。
このおふたり,長いキャリアにもかかわらず,
セッションの機会もなければ,言葉を交わしたことすらなかったそうです。
(理由はお互いシャイだからとか)
ところが,お互いの存在はいつも気になっていて,認め合っていた模様。
今回のライブが初共演となります。これは見逃せないですね。
対談のあと,簡易的なセッションをしてもらいました。
初めてとは思えないほど息もぴったりで,
素敵なブルース・ギター・セッションとなりました。
この様子は動画に収めたので,後日公開します。
対談はギター・マガジン5月号に掲載しますのでぜひお読み下さい。
また,ギタマガ・フェスのオフィシャルサイトに
高中正義のメッセージ動画と
渡辺香津美&小沼ようすけのセッション動画をアップしているので,
ぜひ見てみて下さい。
2011年03月14日
被災者の皆様にお見舞い申し上げます
大変なことが起きてしまいました。
地震や津波で亡くなられた方、
怪我をされた方に心よりお見舞いを申し上げます。
被災地域にはギターを弾く人、
そして弊紙読者もきっといらしたと思います。
心が痛みます。
津波の映像を見ていると、この世のものとは思えず、涙がボロボロ出てきます。
ギター・マガジン編集部は全員無事です。
地震の時は、次号の会議中でした。
経験したことのない大きな揺れで、一巻の終わりかと思いました。
これは世界にとっての一大事で、何がどうなるのか想像も付きません。
でも、僕らは頑張ってギター・マガジンを作ります。
そして、ひとりでも多くの方が無事であることを祈ります。
2011年03月07日
ギター・マガジン4月号校了しました!

ギター・マガジン4月号校了しました!
表紙はLUNA SEAのSUGIZO&INORANです(初!)
発売は3月12日(土)です。
2011年02月21日
4月号表紙はLUNA SEAのSUGIZOとINORAN
先週,ギター・マガジン4月号の表紙を撮影した。
再始動したLUNA SEAのSUGIZOとINORANである。
記念すべき初表紙を2人ともとても喜んでくれた。
SUGIZOいわく「25年来の夢」とのことで,こちらもうれしくなる。
取材にはこちらのリクエストのすべてにこたえてくれ,
とても充実した内容になった。
写真もカッコイイので,ぜひとも期待してほしい。
インタビューを聞いていて深く感動したのは,
2人ともギターの求道者だということ。
それも「人のやらないことをやる」という条件を課した上での
追求をデビュー前から続けてきたのだ。
僕は考える人が好きだ。
あの緻密なギター・アンサンブルが
血のにじむような試行錯誤のくり返しから生まれたことを知り,納得した。
撮影中に少しさわったSUGIZOのESPギターが意外に軽いのに驚いた。
INORANのジャズマスターは真新しい光を放っていた。
現在,ナカムーが鋭意編集中です。
全20ページ。ご期待下さい。
2011年02月07日
ゲイリー・ムーア訃報
ゲイリー・ムーアが亡くなったとのメールが
昨夜,携帯に飛び込んできた。
え,そんなばかな。
去年来たばっかりだし,すこぶる元気のいいステージだった。
58歳。早すぎる。ご冥福を祈ります。
昨年の公演のライブレポートを再掲載します。
2010年04月28日
ゲイリー・ムーア最高! ライブレポ

Photo:Yuki Kuroyanagi
ギター・マガジン5月号でも特集した
ゲイリー・ムーアのライブに行ってきた。
場所は水道橋のJCBホール。
多少遅れてスタートしたのは,わざとじらしたの?
たぶんそうだ。余裕だ,貫禄だ,格が違う。
いやもう最高!
ジャイアンみたいにのっしのっしと舞台に上がった瞬間に,
アリーナは総立ち。まるで条件反射だった。
そして,ふてぶてしく大音量のギターをぶちかました。
その迫力,音の太さ,ヌケ方,そして色気。
うへ〜,やっぱこの人,凄い。
ギタリストはこうでなきゃ!
見せ場を作るのがギタリストの仕事。
そのことを改めて痛感する。
その立ち居振る舞いのすべてが,
ギタリストはこうあるべきという姿なのだ。
ステージ下手のマイクで歌いながら,間奏になると中央に進み出て,
延々とガッツのあるソロを弾きまくる。
自慢のフィードバックが決まる。
これでもかというほどソロを弾きまくる。
すごいすごい,だんだんテンションが上がってくる。
どこまで行くんだ〜???
しかしそれが飽きないのである。
その堂々たる演奏は魅力があった。
清々しいほどカッコよかった。
基本的には全曲このパターンで,
まってましたとばかり,会場からは大声援。
中には黄色い声も飛び交う。
基本的にはスロー・ブルースが多かったのだが,
みな座ることを忘れたようで,突っ立ったまま固唾を呑んで見守っていた。
レス・ポールとマーシャルが,またいい音。
こうやって鳴らすんだと,その顔に書いてあった。
5月号のインタビューで語っていたとおり,
全曲ブルースだったが,その実態は完全なハードロック。
というより,ゲイリー・ムーアだった。

Photo:Yuki Kuroyanagi
考えてみれば,洋楽ってこういうものだった。
スケールが違うのだ。
洋楽が一番洋楽らしかった頃の洋楽のアーティストの
最高のステージを見た,という感触だ。
目の前にいるのは,間違いなくギター・ヒーローだった。
なぜ今は新しいギター・ヒーローがいないのかと質問されることがある。
「状況証拠」はいくらでもあげることができるが,
決定的な答えはこれまで見いだせずにいた。
しかし,この夜,わかった。
当人がギター・ヒーローを目指さないからだ。
いわば自覚の問題なのである。
別にギター・ヒーローなど目的としなくても
ギターは弾けるし,楽しい。
しかし,それではダメなのだ。
なりふりかまわずギター・ヒーローを目指す人でなければ。
そして,そういう人を育てなければ。
その中から一握りのギター・ヒーローが生まれる。
増やそうじゃないか,ギター・ヒーロー。
と決意しながら,ホールをあとにした。
ちなみに,今日,プク編がゲイリーの機材取材に行っている。
レス・ポールのほかには,ファイアーバードを使っていたが,
これがまた意外(失礼)とよく似合っていた。
終わってみれば,12曲しかやってないのに,
ギター・ソロは100曲分ぐらい聴いた感じ。
演奏時間の半分以上がギター・ソロだった(驚)。
アンコールの「パリの散歩道」泣けた。
あの得意のロングトーンに泣けた。
今夜が最終公演。
4/28(水) 東京国際フォーラム ホールA 18:00 open/19:00 start
お見逃しなく。
GARY MOORE 4/27(火) JCB HALL
01. Oh Pretty Woman
02. Bad For You Baby
03. Down The Line
04. Since I Met You Baby
05. Have You Heard
06. All Your Love
07. I Love You More Than You'll Ever Know
08. Too Tired
09. Still Got The Blues
10. Walking By Myself
ENCORE
11. The Blues Is Alright
12. Parisienne Walkways
2011年02月03日
ギター・マガジン3月号校了しました!

ギター・マガジン3月号校了しました!
付録CDでは,生形真一,手島いさむの強力セミナー,
そして,いわゆる新素材を用いたギターのサウンド比べを収録してます。
そして,昨年再始動したLUNA SEAの
SUGIZO,INORANのライブ機材および最新インタビューを掲載。
表紙はジェフ・ベック(&イメルダ・メイ)です!
2011年01月24日
エリック・ジョンソンの新作『UP CLOSE』

エリック・ジョンソンの新作『UP CLOSE』が素晴らしい!
冒頭からアップテンポでディレイのたっぷり効いた
官能的なフレーズが飛び出してくる。
ブルースナンバーもちゃんとある。
なにひとつ変わらぬ音色と美しいメロディ。
どっしりとしたこの世界観がたまらない。
国内盤はないが,amazonなどでは買えるぞ。
2011年01月13日
ギタマガ・フェス出演者第一弾発表!

5月1日,東京は水道橋のJCBホールで行われる
ギター・マガジン・フェスティバルの出演者第一弾が決定しました!
昨年の秋頃から徐々に出演交渉を重ねてきましたが,
ギター・マガジン30周年を記念するに相応しい
日本のトップ・ギタリストが集結します。
詳しくは特設サイトをご覧下さい。
こんな機会は二度とないかもしれません。
ぜひともお越し下さい!
2010年12月27日
ギター・マガジン2月号はほぼ校了しました!

ギター・マガジン3月号はほぼ校了しました。
表紙はTRADROCKを1年かけてやりきったChar。
例によって超ロングなインタビューをお届けします。
そして,創刊30周年記念対談「だからギターは素晴らしい」パート2。
今回は
鮎川誠×澤竜次×(黒猫チェルシー)×オカモトコウキ(OKAMOTO'S)
Ken Yokoyama×JIM&TAXMAN(The BAWDIES)
土屋公平×田中義人
吉野寿×星野源(SAKEROCK)
の豪華4本立てです。
発売日をお楽しみに!
そして,皆様よいお年を。
2010年12月16日
三島タカユキさんのギターウルフ写真展
いつもギター・マガジンでカッコイイ写真を撮ってくれる
ロックなカメラマン,三島タカユキさんの写真展が行なわれる。
題して『三島タカユキ写真展☆FIRE TOUR DIARY US2010 / GUITAR WOLF』。
2010年9月から10月にかけて行なわれた
ギターウルフの5年ぶりのアメリカ・ツアーに同行した際のものだ。
詳しくはコチラを見てほしい。
ちなみに,これまで三島さんに撮ってもらった
ギター・マガジンの表紙を並べてみた。





2010年12月14日
直島銭湯 I LOVE 湯

大好きなアーティスト,大竹伸朗さんが送ってくれた最新刊。
ありがとうございます!
2010年12月09日
ジョン・レノン スーパーライヴ
今年も行ってきた。
斎藤和義,奥田民生,吉井和哉の3ショットがグッと来た。
吉井の「ヤー・ブルース」はかなりカッコよかった。
奥田の「リトル・チャイルド」は選曲の妙。
斎藤は「ジェラス・ガイ」の日本語版で,3年前と同じだったが,
これまたこの人が歌うといい。

これが今年のオノ・コード。
2010年12月06日
ギター・マガジン1月号校了しました!

ギター・マガジン1月号校了しました。
今月も創刊30周年企画が続きます。
だからギターは素晴らしい!と題した対談を4つ。
ベテランVS若手のギター放談をお楽しみ下さい。
渡辺香津美×小沼ようすけ
押尾コータロー×雅-MIYAVI+
土屋昌巳×會田茂一
寺内タケシ×イザベル=ケメ鴨川(キノコホテル)
2010年11月05日
ギター・マガジン12月号校了しました!

創刊30周年記念号,校了!
ギター・マガジンが選ぶ史上最も偉大なギタリスト100人が決定!
CD企画も満載です。
2010年10月20日
ギター・マガジン創刊30周年ギター・セッション
左から高田漣,鈴木茂,山内総一郎
ギター・マガジンは12月号で創刊30周年を迎える。
僕が変酋長になって12年。長い。でも早い。
The Times They Are a-Changin'
禍福はあざなえる縄のごとし,いい時もあれば悪い時もある。
これまでもそうだったが,これからもそうだろう。
読者の皆様,今後ともよろしくお願いいたします。
というわけで,12月号では記念ギター・セッションを付録CDに収録する。
そのためのレコーディングを先日,行なった。
ギターは鈴木茂をリーダーに,
高田漣,山内総一郎(フジファブリック)という豪華な布陣。
3人のギタリストでビートルズ「ジ・エンド」
さながらのソロ合戦をやってもらった。
ぜひともご期待を!
2010年10月10日
京浜ロック・フェスに行ってきた

京浜ロックに行ってきた。
昨日からの雨で空模様が心配されたが、
午前中にはやんで、午後からはからりと晴れた。
暑いくらいの気温で、半袖で十分だった。
東扇島東公園は、それはそれは広大な公園で、
埋め立て地のかどっこに位置し、対岸には工場萌え垂涎の工場地帯を望み、
やさしい海風が吹き抜けぬける気持ちのいいロケーションだった。
そして空がでかい。上空を遮るものが何もないのだ。
空が高くなるこの季節、工場と、空と海を眺めるだけでも、
ここに来る価値はある。そこにロックがあるのだから、何も言うことはない。
ライブ会場は、公園内の芝生の広場で、100メートル四方ぐらいだろうか。
一般的な小学校の校庭ぐらいの感じだった。
そこにトレーラーを二台据えて、ステージとして使用。
広場のぐるりをケバブやタイラーメンなど、
色とりどりの屋台とフリマが取り囲む。
客は思い思いにシートを敷いたり、
イスやテーブルを広げたりして、のんびりしている。
運営はほとんどがボランティアだというから頭が下がる。
まさに手作りのフェス、心のこもったフェスだった。
フジロックやサマソニなんかだと、
あっちも行かなきゃ、こっちも観なきゃと、気が急くが、
ここは一旦腰を据えたらどこにも行かなくていいので気が楽だ。
ライブの合間に、海風に吹かれながら、
対岸の工場の美しさをじっくり観察できるのもいい。
さて、肝心のステージのほうだが、これがまたよかったのである。
ロック・フェスって本来こういうもの?
そういう根元的な魅力があった。
出てくるバンドがユニークづくしということもあったが、
トレーラーのステージから出てくる音は、ロックだった。
なんだろう、このごつごつした感じ。
シナロケ最高! 鮎川さんのギターはやっぱりカッコイイ!
東京ローカル・ホンク+鈴木茂、熱い!
SAKEROCK、ストレンジ!
そして山口冨士夫! 本当に出てきたよ。
マフラーを顔にぐるぐる巻きにした異様な風体で、
両脇をスタッフに支えられてゆっくりとステージに上がる。
客席から、ふじお〜、ふじお〜の声援が飛ぶと、
気安く呼ぶな!と一喝。
そこから悪態をつきまくる。
335を手にして、なんとソロパフォーマンスが始まった。
すぐに、熱い!とマフラーをとって顔面をあらわに。
本当に山口冨士夫だった。客席からは割れるような拍手と声援。
弾き語りのような、罵倒芸のようなステージが続く。
病み上がりなだけに本当にギターを弾けるのかと心配だったが、
これがまったくの杞憂で、しっかりと鳴らされたコードのトーンは
驚くほど音楽的だった。やはりこの人はロックの怪物だ。
しばらくすると乗ってきて、だんだん止まらなくなった。
最後には、鈴木茂と久保田麻琴も加わったセッション。
まさか鈴木茂と山口冨士夫のセッションが観られるとは夢にも思わなかった。
誰もが息を飲んだに違いない。
ものすごいものを観た。
僕は舞台裏に先回りして、
冨士夫さんがステージから下りてくるところを目撃したが、
やはり両脇をスタッフに抱えられながら、顔をくしゃくしゃにしていた。
そして、久保田麻琴が駆け寄ると、満面の笑顔で
ありがとうありがとうと何度も繰り返していた。
茂さんにも挨拶すると、いつも冷静な茂さんが顔を上気させていた、
ローカル・ホンクとのステージ、そして冨士夫さんとのセッション。
どちらも手応えがあったはずだ。それはギターの音が語っていた。
京浜ロック・フェス、最高!
本当に最高だった。来年も来るぞっと。
2010年10月09日
チャボのライブに行ってきた!

チャボさんの還暦ライブに行ってきた。
今日はチャボさんの誕生日なのだ。
人柄のあふれ出たハッピーなステージだった。
盟友・早川岳晴との息もぴったりだ。
なんと4時間超え!
体力も必要だが、並の集中力ではこれだけの時間はもたない。
しかも、一切飽きさせないディープな内容だった。
チャボさんのギターは今日も歌っていた。
人間味と詩情があふれ出るこんなギターは誰にも弾けないだろう。
先月から、日本を代表するベテランギタリストのライブを立て続けに観ている。
チャー、渡辺香津美、高中正義、そして仲井戸麗市。
おしなべて皆ギター生活約40年。すこぶる元気がよい。
これだけ長く一線でいられることはほとんど奇跡なのだ。
スタイルも違えば性格もまるで違う。
そして、いつでもギターの新しい魅力を僕らに見せつけてくれる。
明日は京浜ロックに鈴木茂を観に行く。
2010年10月08日
ジェフ&エイモスのライブに行ってきた

ジェフ・マルダー&エイモス・ギャレットのライブを観てきた。
クアトロは超満員。
もの凄い熱気で盛り上がっている。
これぞアメリカン・ルーツ・ミュージックの良心。
素晴らしいステージだった。
エイモスのギターはまるで魔法のようで、
とろけるようなフレーズに心も溶けた。
アンコール、中村まりをボーカルになんと「真夜中のオアシス」。
あのソロを目の前でエイモスが弾いた。
なんたる至福の瞬間。
生きててよかった。
2010年10月05日
ギター・マガジン11月号は校了してます

ギター・マガジン11月号は校了しました。
表紙は久々のクラプトン。
2010年09月30日
ブギーボーイ・イクトのライブに行ってきた!

Photo:Toshi Ueda
久々にイクトさんのライブに行ってきた。
今はひとりで,14インチのタイコを足で踏みながら
ギブソンSGで電撃スライドギターをぶっ放している。
いや〜,カッコイイ! 理屈など何もない。
一生かけてブギする男,それがブギーボーイ・イクトだ。
終演後,一緒に飲んだビールはうまかった。
こんなに心が躍るライブはめったにない。
下は4月のライブから。イクトを体感せよ!
2010年09月25日
ベース・マガジン カスタム・オーダー・ベース試奏会 生放送中
ベース・マガジン主催のカスタム・オーダー・ベースの試奏会が
USTREAMで生放送中です。
坂本竜太と日向秀和が珠玉の10本を弾き倒す!
2010年09月19日
シルバーウィーク
もはや死語か。
昨年の今頃がそう呼ばれていた。
5連休だったっけ。
今年はそれほどでもないが、やはり連休には苦しめられる。
2010年09月15日
誌上ギター・コンテスト二次審査

たくさんのご応募をいただいた誌上ギター・コンテストの二次審査を行なった。
審査員は、僕、プク編、本誌メインライターの安東さん、宮脇さんの4人。
このメンツで固定してから久しいが、それぞれ審査のツボを心得ているので
審査はスムーズに進む。
それでも写真の時点で4時間近く経過している。
じっくりととり組むとこうなるのだ。
終わってみれば、5時間ほど。準備も含めれば1日がかりである。
接戦もあったが、最後には全員が納得の結果でお開きとなった。
今年は、番狂わせがありそうだ。
お楽しみに。
ご応募いただいたすべての皆様、本当にお疲れさまでした。
なお、一次審査の結果はギター・マガジン10月号で発表している。
P209を見てください。
森山良子@中野サンプラザ

今年はもう秋はこないのかな,
日本はエヴァみたいな常夏の環境になっちゃったのかなと
本気で思いかけた頃,一個の台風が秋を運んできた。
というか夏を吹き飛ばした。
どこにいたんでしょう,この秋は?
台風一過で秋になるとはまことに不思議だが,
そもそも地球には四季があるということが昔からとても不思議で,
どうやらそれは地軸の傾きが原因だというから,なおさら不思議。
そのメカニズムを知りたくて,ものの本を読むのだが,
生まれついての文系脳ではさっぱり理解が進まない。
誰かわかるように解説してくれないだろうか?
ところで,先週から今週はライブ三昧。
観られる時には観ておきたい。
昨日は森山良子のライブに行ってきた。
言わずと知れた国民的シンガーはマーティン愛好家としても有名なので,
ギター・マガジン読者,アコギ・マガジン読者もよくご存じだろう。
楽しいコンサートだった。
リサイタル,と昔風に呼びたくなるような素敵なステージで,
古いヒット曲から,最新アルバム『LIVING』からの曲まで
新旧取り混ぜて,さらにはユーモアも取り混ぜて,
たっぷりと観客を魅了した。
とにかくトークが面白い。
観客のほとんどがシニア層ということもあって,
同年代に苦笑を誘うような物忘れネタを連発し,グイグイとつかむ。
そして,ウブだったあの頃の恋の話,
あこがれのあの人に街で再会したら,私だってもしかして。。。。
というふうに,甘酸っぱい気持ちで会場を満たしていく。
それもそのはずツアーのタイトルは「ロマンティックな衝動」なのだ。
途中挟まれる小芝居がまた爆笑。
才能豊かな人だな〜。
ゆるゆる流れるようにコンサートは進んでいく。
「この広い野原いっぱい」「歌ってよ夕陽の歌を」「悲しき天使」。
どれも60年代以降のフォークの洗礼を受けた人にはお馴染みの曲だ。
その歌唱力と表現力の素晴らしさ。
国民的シンガーの所以である。
物忘れネタにからめて歌ったのは,
最近親しくしているという村上ゆきからプレゼントされた
「Ale Ale Ale」(アレアレアレ)。
ものの名前が出てこない森山さんの様子をコミカルに歌った名曲(?)だ。
そして,マーティンOO-45Sで弾き語った「さとうきび畑」。
繊細なボイシングのフィンガーピッキングがじんわりと胸に響く。
歌の力とはこんなにも強いもの。
歌う人のギターはやはり素晴らしい。
昔から森山良子の音楽には,洗練された洋楽のセンスがあって,
そこが魅力なのだが,昨夜もジャジィなオリジナル曲が光っていた。
ギターに三好“3吉”功郎,ウッドベースに納浩一という
ジャズを知り尽くした面々が抜群のサポートを見せる。
3吉さんのギターの歌心に胸が熱くなる。
もう20年ぐらい前だが,
森山良子がムッシュかまやつ(2人はいとこ同士)
のライブにゲストで参加したのを観たことがある。
そこでやはりマーティンOO-45Sを弾きながら歌った
カントリー・スタンダードの「Mr.Sandman」が未だに忘れられない。
あのはじけるようなスウィング感,満面の笑顔,包容力抜群の歌。
歌い踊り,ギターを弾いて,ステージをはね回る昨夜の森山さんは
その頃とまったく変わっていなかった。
稀代のエンターテナー。
そんな言葉が浮かんださわやかなライブだった。
2010年09月07日
たむらぱん@O-EAST

念願のたむらぱんのライブに行ってきた。
たむらぱんの素晴らしさについては、このブログでも何度も書いてきたが、
ライブもやっぱり素晴らしかった。
最初にたむらぱんを知ったのはコロムビアのウエブサイトで、
当時のシングル「ぶっ飛ばすぞ」を聴いた時だった。
一瞬で心をつかまれた。
なんていい声、いいメロディ。
そして、知的で素敵な言葉遊びのセンスにピリリと効いた毒。
もうすべてがジャスト。
長いこと、ガールポップを聴いてきたが、
こんなに胸がときめくのは遊佐未森以来だ。
(音楽性はまったく違うが)
なんというビタースウィートなオルタナ・ポップ。
彼女はギターを弾かないのだろうか?
まっさきにそう思ったが、残念ながら弾かないようだ。
あ=、取材の機会は失われたと、落胆、、、、、。
1stアルバムも2ndアルバムもとても完成度が高くて、
毎日のように聴きまくり、ほぼ歌えるようになってしまった。
文句なしの名曲揃い。
ここでまた思う。彼女はギターを弾かないのだろうか?
残念。
ライブでは好きな曲をいっぱいやってくれた。
「アミリオン」「ちゃりんこ」「ぶっ飛ばすぞ」
「マイ・ホーム・タウン」「ハリウッド」などなど。
基本的にモータウンのような3分間ポップなので、1曲が短く、
いいメロディを繰り返してスパッと終わる。
この潔さも好き。
なんだかぐだぐだと寄り道したりしないのである。
それでいて、随所にあるオルタナ系ギターのハードサウンド。
それもまた好き。
もしいま僕が高校生だったら、絶対コピーしてた。
バンドでやっても楽しいに違いない。
ステージをしばらく観ていた思ったのは、
ちょっと不思議なくらいオリジナルだなということ。
その不思議さは、ステージを歩いているのではなく、
床から2センチぐらい上の空気中を歩いている感じ。
そんな芸当を何食わぬ顔でやってのける人。
全19曲のメニューをたっぷり披露してくれた。
新曲の「ラフ」もまた素敵な1曲だ。
終演後の打ち上げには関係者がわんさか残っていた。
ほんの一瞬だけ、彼女と言葉を交わすことができた。
ギターは好き、という思いがけない言葉をもらったので、
ぜひ、ギターを弾いて下さいとお願いしておきました。
最後に、ちょっと古いが『ハイ・フィデリティ』式にたむらぱんのトップ5は、
1.ぶっ飛ばすぞ
2.ちゃりんこ
3.ゼロ
4.アミリオン
5.スクランブル街道
です。
頑張れたむらぱん!
2010年09月05日
西慎嗣のMix Nuts@Liquid Room

西慎嗣のMix Nutsライブに行ってきた。
サザンの松田弘が開催しているBEAT CLUBというイベントへの出演で、
場所は恵比寿リキッドルーム。
普段観てるライブとずいぶん客層がちがうな〜、
なんだかアウェイな雰囲気、、、、とおののいているうちに、
ライブが始まり、Mix Nutsは二番目に登場。
その前にMix Nutsを説明しておくと、
16年前に西さんと松田さんがやっていたバンドで、
江戸屋からたった一枚アルバムを出している。
懐かしい。実は一度もライブを行っていないらしく、
今夜が初のステージになるのだ。
アウェイな雰囲気を西さんも感じ取ったのか、
はじめのうちはぎこちなかったが、そのうちノってきた。
テイラーのエレキを弾いている。
音楽性はスティーリー・ダンを彷彿させるグルーヴィなものが多く、
コードチェンジやリズムがけっこう複雑。
松田弘自らリハ不足と言っていたが、そこはご愛敬。
西さんはやっぱり歌がいい。
高い声も出る。あのしゃがれ声は本当に心にしみる。
ギターもよく抜ける音で独特の節回しを聴かせる。
変拍子の難曲を乗り切ったあと、ゲストで斎藤誠が登場。
西さんの1stソロアルバム『NISHI』に入っている
「Don't Worry,MAMA」は実は斎藤の曲で、それをツインギターで演奏した。
そして定番の「Sunset Blues」で終了。
終了後、西さんと話したところ、
どうやらこのバンドは続くらしく、今日はご挨拶といったところだろう。
今後が楽しみだ。
そして、自分のオリジナルばかりをやる
パーマネントのバンドを作りたいと言っていた。
そうこなくっちゃ!
本物の名手の本格的活動再開がうれしい。
現在は徳島を拠点に活動している西さん。
10月には山崎まさよしとのデュオで阿南市にてライブを行なう。
お近くの方はぜひ。
2010年09月04日
Char TRADROCK LIVE@品川きゅりあん

素晴らしいライブだった。
約3時間の長丁場を少しも手を抜くことなく、
すさまじい集中力で、全力を出し切った。
特に後半の演奏には息を飲むほどの緊迫感が漂い、
絶対に客をうならせずにはおくものかという
Charさんの強い意志が感じられた。
死闘、という言葉さえ思い浮かぶ。
演奏とはうらはらに、MCはセンス・オブ・ヒューモアの連発だったが。
TRADROCKを展開しながら身につけた有形無形の何かが
Charさんのギターに明らかに加わっていた。
それはどこかこの世ならぬもの。
そう感じる瞬間が間違いなくあった。
僕はそのたびに背筋を伸ばさずにはいられなかった。
ギターの表現の閾値をおのれで上げて、そこを越えようとしているのだ。
きっとそれに終わりはない。
Charさんは、まだまだうまくなりたいと思っている。
そしてさらに高い完成度を追求している。
ブログなので個人的思いも交えるが、僕は完全に心を持って行かれ、
感動のあまり、ライブ後、数時間たった今でもボーッとしている。
そして、Charさんの来し方行く末、今の気持ちなどに思いを巡らせている。
これでも30年以上ファンをやっている身なので、
今Charさんが新たな指標を持ってプレイし、
これだけ完成度の高いライブを見せてくれたことが何よりも嬉しい。
つまるところ、何を弾こうがCharはCharなのだ。
今日、最も強く心に刻んだのはこのことである。
展開中のTRADROCKは残すところあと2作。
JIMIそしてJIMMYである。
僕は未聴だが、今夜のライブでその片鱗はうかがえた。
JIMMYの曲では、チョーキングの音が
いつもより1音ぐらい上がっていたのが印象に残る。
お疲れのところ、楽屋で乾杯してくれたCharさん
ありがとうございました。
そして本当にお疲れさまでした。
2010年09月02日
ダダリオのリックとデヴィッド
世界的な弦メーカー,ダダリオの社長と副社長であるリックとデヴィッド。
ニューヨークからの訪問者。
日本の暑さに閉口していたようだが,快く取材に答えてくれた。
ダダリオ弦のボールエンドの色は誰がいつ決めたんですか?
なんて質問もしてみた。
ギター・マガジン10月号

表紙はサンタナ。
ギター・マガジン独占取材。
ニューヨークまで足を運んだ。
特別企画は,Girls Bandのギタリスト!
砂漠のオアシス(?)
お楽しみに!
2010年09月01日
渡辺香津美の銀座プレミアムライブ

台風のせいだろうか、ここ数日湿気が増した。
太陽も容赦なく照りつけ、いっこうに涼しくなる気配がない。
年が明けたと思ったら、あっという間に8月も終わり。
毎年思うが、本当に早い。
今日は打ち合わせと編集会議で1日つぶれ、
終了後、あわてて香津美さんのライブを観に行った。
デビュー40周年を迎える香津美さんの今年は実に精力的で、
とにかくいろんなセッションを重ねている。
先日は忙しいスケジュールを縫って、
若大将との対談も受けてくれた。
今日は、週末の東京ジャズのプレミアムライブで
いわば前哨戦みたいなもの。
できたばかりの銀座ヤマハホールで行なわれた。
やっぱり銀座も暑かった。
ドラムはレニー・ホワイト、ベースは納浩一という布陣のトリオ。
ポール・リード・スミスのシングルカットを弾く香津美さんは、
しょっぱなから体でグルーヴしていた。
圧巻の演奏。香津美さんがノっている。
手の動きに目が追いつかない。
インタープレイの連続で、メンバー同士に火花が散っている。
それぞれがそれぞれの演奏を煽って、頂点に達する。
手に汗握る緊張感をたっぷりと味わわせてくれた。
いつもとちょっと音色が違う気がした。
クリーン度が増したような気がするのだ。
香津美さんはいつものようにニコニコ。
第一部は、香津美さんはフュージョン・セットと呼んでいたが、
実態はファンキー・セットと言っていいだろう。
とにかくものすごいグルーヴだった。
やはり香津美さんの根底にはロックがある。
ベテラン揃いのトリオだが、その若々しい演奏に仰天した。
休憩を挟んで第二部は、ジャンゴ・ラインハルトの孫である
ダヴィド・ラインハルトがゲストで登場。
香津美さんとのデュオで「ヌアージュ」と
「マイナー・スウィング」をさらりと決めた。
まだ20代だというダヴィドは香津美さんに負けず劣らずの飛ばし屋で、
ネックを縦横無尽に動き回るスピードは無限大。
繊細なコードワークも印象的だ。
ステージの揺れ方は一気にグルーヴからスウィングに。
その後、元のトリオでコルトレーンの「インプレッションズ」などを披露。
これも筆舌に尽くしがたいほどの出来。
ライブ中、一瞬たりともステージから目を離すことができなかった。
5日の東京ジャズでは、あの名盤『トチカ』が再現される模様。
こちらにも期待したい。
2010年08月24日
荒野へ

先月行ったオレゴンの話をアウトドア好きの友人にしたら、
映画『Into The Wild』を薦められた。
この夏休みにDVDで観たが、それはそれは素晴らしい映画だった。
アメリカの大自然、それは想像を絶する世界。
オレゴンで多少なりともそれを実感していたので、見る目にも力がこもる。
何不自由なく生きてきた若者が大学卒業と同時にすべてを捨てて旅に出る。
目的地はアラスカ。
バックパックを背負い、ヒッチハイクを繰り返し、
ヒッピーの村で人情に触れ、野草を食べ、山で猟をして生きる。
そしてたどり着いたアラスカの大地に消える。
映画は実話で、主人公の生き方に魅せられた作家が、
彼の足跡を訪ね歩いて、一級のノンフィクションとしてまとめ上げた。
それが写真の本。
読むと映画のシーンがひとつひとつリアリティを以てよみがえる。
本の役割は人間の内面を描くことだが、それがしっかりとできている。
まるで自分が主人公となってアメリカ大陸を歩いている気になるのだ。
原作も映画も発表当時かなり話題になったらしいが、
うかつにもまったく知らなかった。
映画にも出てくる
パシフィック・クレスト・トレイルの旅にいつかは行きたいと思いながら、
締め切りの合間にこれを読む。
2010年08月23日
残暑 そして締め切り間近

今日はとりわけ残暑が厳しい。
さっきちょっと外へ出てきたが,
今日の日差しの強さは僕的には今夏最高に思える。
どうなんだろうか?
先月行ったオレゴンの日差しがこんな感じだったなと思い出す。
昨日は日比谷野音で行なわれた
プログレッシヴ・ロック・フェスに行ってきた。
個人的には野外とプログレは不似合いなように思えるが,
やっぱりプログレは野外で聴きたいという人もけっこう多いらしい。
炎天下,蝉時雨の大合唱の中始まったフェスは,
予想通り暑かったが,
それでも客席の大半を日比谷の森が日陰にしてくれたので,
熱中症患者を出さずにすんだようだ。
ときどきいい風が吹いて,汗を乾かしてくれた。
出演は,四人囃子,ルネッサンス,スティーヴ・ハケット・バンド。
森園さんは,あまり声が出ていなかったが,
ギターはますます年季が入って,凄みを増していた。
ルネッサンスのギターがアコギしか弾かないので仰天。
ハケットはやっぱり良かった。
どこで見てもハケットはハケットで,微動だにしない。
終わり間近で,
「しかし,暑いね〜。でも,蝉の鳴き声もなかなかいいもんだね」
(変酋長意訳)なんて言っていた。
詳しいレポートはまた後日。
2010年08月20日
スティーヴ・ハケットを観た

今日、スティーヴ・ハケットにインタビュー。
その後、チッタのライブに行ってきた。
長いこと、ギター・マガジンの編集をやっているが、
スティーヴ・ハケットにはまるで縁がなく、担当したことは一度もなかった。
ハケットといえばもちろんジェネシス。
デビューから今に至るまで第一線で活躍しているにもかかわらず、
大量の食わず嫌いを生んでいる希有なバンドである。
僕の世代では、フィル・コリンズがリーダーシップをとった
80年代以降をなじみとする人が多いが、
“原理主義者”に言わせれば、
ジェネシスとはピーター・ガブリエルが在籍した時代を指す。
変なヒラヒラの衣装で狂ったように踊るガブリエルは今の目から見ても、
インパクトが強烈で、かつ異様であるが、
その色気といったら絶大で、全盛期のデヴィッド・ボウイに比肩するのではないか。
女性で言ったら、花顔柳腰。
プログレのイメージからはかけ離れている。
スティーヴ・ハケットはその実力に比して、
過小評価されているギタリストの筆頭格であろう。
実際、今日のライブを見て、その確信を強めた。
いわゆる“型”にはまらない人なのである。
何かがどこかが少し人と違う。
なんだろうこの違和感は。
これほどファンタジックでドラマティックなギターを弾く人はあまりいない。
研究対象として非常に面白い貴重種のようである。
大満足のライブ。
プログレとは何かという問いは非常に難解だが、
ハケットは、いやハケットこそはプログレであると確信をもって言うことができる。
それも真の意味でProgressiveなのだ。
ライブに来た客の熱狂ぶりがまた異様であった。
渾身の力を振り絞って盛り上がっていた。
ステージのハケットは笑顔の紳士で、体で喜びを表わしていた。
2010年08月17日
クレイジーケンバンド

CKBの新作『MINT CONDITION』が最高!
40過ぎてライブもCDも心の底から楽しめる音楽は本当に少ないが,
CKBは裏切らない。
いつものようにノッサンにインタビューした。
今回は,特別ゲストとして剣さんとギターの新宮さんに加わってもらった。
この3ショットはバンド内でもかなりのレアケースのようだ。
CKBは前作からメジャーレーべルに移籍したが,
剣さんいわくいろんなことから解放されたそうで
それが間違いなく音楽に表われている。
とにかく完成度の高いアルバムだ。
それにしても,サングラスを外した剣さんの瞳はつぶらだった。
ノッサンは,変わらず職人的仕事でアルバムを盛り上げている。
ファイアーバードのカッティング最高!
随所で聴けるソフト&メロウ,そしてファズぶりぶりのソロもグー。
ノッサン,新宮さんの使用ギターもたくさん撮影した。
そして一応付記しておくと,機材の撮影中に,
出入りのために開け放ったドアから覗いていた女子が数人。
まるで物怖じすることなく、
なんかこちらが面食らうほどガン見している。
しかもみんなとびきり可愛い。
なんかどっかで見たことあるな〜と思ったら,聞こえて来るのは韓国語。
これはもしかして,いま大人気のあのグループ?
と思ったが,名前が出てこない。
あとで知ったが,なんとあれはKARAだったのだ。
あ〜やっぱりな〜。
そう,あのお尻フリフリの!
どうやらうちの取材の直前に剣さんと対談していた模様。
これに関しては剣さんのブログをご覧下さい。
これで僕らもオシリ合い(?)
「ミスター」最高!
こちらも40過ぎても心から楽しめる!!
2010年08月11日
誌上ギター・コンテストに動画到着
誌上ギター・コンテストは昨日締め切った。
多数の応募ありがとうございます。
課題曲を演奏した動画もちらほら到着している。
動画は今後も投稿OKなので、ぜひ送って欲しい。
投稿後、
gm@rittor-music.co.jp
までメールを。
2010年08月10日
ギター・マガジン9月号できました!

ギター・マガジン9月号が完成。
表紙はプリンス。
以前の,Gibson Through The Lens展に出ていたこの写真を見て,
ずっと表紙に使いたいと思っていた。
カメラマンを探し出しオファーすると,快諾してくれた。
そして,あのオリアンティの大特集。
今月はCD付き。
トモ藤田,安達久美のスペシャルセミナー,
そして,夏にピッタリのアコギバイヤーズガイドを収録。
インタビューも盛りだくさんでお届けする。
2010年08月09日
高中正義より新作『軽井沢白昼夢』リリースのごあいさつ
今年も夏に高中の新作が出た!というわけで,
ギター・マガジン9月号でロング・インタビューを行なった。
そして,軽井沢の自宅に秘蔵してあったギター・コレクションを撮影。
新作でメインギターとして使ったポール・リード・スミスから
懐かしのあのギターまで一挙26本を大公開!
2010年08月05日
青い珊瑚礁の作者

ご縁があって,昨日,小田裕一郎さんにお会いした。
現在はニューヨーク在住だが,
里帰りを兼ねて自身の作品のプロモーションにやってきたとのこと。
その途中で,編集部に寄って下さった。
若い読者は知らないかもしれない。
小田さんが松田聖子の「青い珊瑚礁」を始めとする
初期ヒット曲の作曲者だということを。
僕ら世代には,小田さんといえば,松田聖子を筆頭に,
数々の大ヒット曲を生み出したあこがれの作曲家である。
聖子の初期二枚のアルバム『SQUALL』と『North Wind』は
以前このブログでも書いたが,実はまるまる小田さんの作曲。
3作目の『シルエット』は半分を作曲。
松田聖子が天性のシンガーであることは間違いないが,
その成功は小田メロディに負うところが大きいと断言できる。
ほかのアーティストに書いた曲もいくつか挙げてみよう。
サーカス「アメリカン・フィーリング」
田原俊彦「恋=DO!」「グッドラックLOVE」
桜田淳子「ミスティ」
ピンクレディー「愛・GIRI GIRI」
石川優子「クリスタル・モーニング」
石川秀美「ゆれて湘南」
etc.
アニソンも数多く手がけられている。
杏里「Cat's Eye」
『六神合体ゴッドマーズ』などなど。
このほかにCMソングも数多く作曲し,
当時は引く手あまたで寝る間もないほど忙しかったという。
あるとき,本場の音楽に触れなくてはとアメリカに渡り,
そこでショックを受けたことで,
ミュージシャンとして出直すことを決めた。
いろんな話を聞くことができた。
そもそも聖子のデビュー曲「裸足の季節」はCMソングで,
サビしかなかったその曲にあとからメロディを足して仕上げた話,
「青い珊瑚礁」をあえてサビから始める手法で
当時の歌謡曲の常識を破った話,
小田さんの指示で聖子のアルバムに
ミュージシャンをすべてクレジットしたこと……
驚きの連続だった。
小田さんによると,
アルバムにミュージシャンを
すべてクレジットすることを始めたのは自分だという。
これは確かに時代的に符合するのだ。
80年,『SQUALL』を買って,歌詞カードを見た時,
曲ごとにミュージシャンが書かれているのがどれだけ新鮮だったか。
そこにクレジットされた,松原正樹,今剛,青山純といった
名前を確認して,それ以降,僕はクレジットチェッカーになった。
さかのぼってみれば,ニューミュージック系のアルバムには
クレジットはあるものもあったが,
歌謡曲系にはほとんどなかったのは事実である。
そして,たしかに80年を境に,ミュージシャンのフルクレジットは
急速に増えていくのである。
70年代の歌謡曲にミュージシャンが
ほとんどクレジットされていないことが残念だと小田さんに伝えると,
「コロムビア・オーケストラとかビクター・オーケストラとか
まとめてクレジットされるなんてのはとんでもない。
音楽は人間が演奏しているのだから,個々にクレジットするのが当然」
だからこそ自分が始めなくてはならないのだと思ったという。
小田さんは実は相当凄腕のギタリストでもある。
というかそもそもがギタリストで,
十代の頃,沢田研二とあるバンドのボウヤをやっていたことや,
その後GSのバンドとして活動したことなど,
延々続く興味深いストーリーをお聞きしたが,それはまたの機会に。
今はもっぱらニューヨークでジャズをプレイしている。
最新作を聴かせていただいたが,度肝を抜かれた。
ギター・コレクションもかなりの規模をお持ちのようだ。
いつか取材の機会をいただきたい。
うれしい出会いだった。
2010年07月30日
ギター・マガジン in フジロック!

MUSEのマシュー表紙のギター・マガジンが苗場に!
MUSEのライブは今夜。
2010年07月24日
オレゴンから材 その5
我々の訪問をジョン・ペイジは大歓迎してくれた。
さっそく,庭のテラスでお茶でも飲みながら話そうということになった。
お菓子とお茶を持って,木漏れ日の降り注ぐデかいテラスへ。
ジョンのうしろを行くのは,J.W.ブラック。
元フェンダーカスタムショップの伝説のマスタービルダーである。
2010年07月16日
オレゴンから材 その4
オレゴン州南部のサニーバレーというところに
ジョン・ペイジは住んでいる。
フェンダーカスタムショップの創設者であり,
長いこと総責任者を務めた筋金入りのギター・ビルダーである。
カリフォルニアを去って,今はここ。
森の中の広大な敷地を手に入れ,快適なワークショップを建てて,
気ままなギター作りを心から楽しんでいる様子である。
杉本氏とジョンは30年来の友人で,
常日頃,ギター作りについてメールのやりとりをしているというが,
長いこと会っていないそうなので,それでは対談をしませんかと提案した。
ジョンが快諾してくれて,この日の対面が実現した。
杉本氏も心ウキウキの様子だ。
グランツパスから山を縫ってひたすらハイウェイを走る。
まわりが山深くなってくる。
日本で言えば信州のような風景で,郷愁を覚える。
出口を下りたところにあるガソリンスタンドでジョンは待っていた。
大きなピックアップ・トラックに乗って。
2010年07月14日
オレゴンから材 その3
クラマス・フォールズのCook Woodsを出て,飯を食った。
入ったレストランで,ミルクティのつもりで,
“Iced Tea with milk”というと,ウエイトレスに怪訝な顔をされた。
テーブルについて待っていると,
アイスティと一緒にパックの牛乳が出てきた(´Д`)
となりで杉本さんが笑っている。
そうだった,Creamと言わなければいけなかったのだ。
もちろん,牛乳はありがたくいただきました。。。
そこから延々,宿泊地のGrants Passまでドライブ。
夜が明るい。21時でも十分に明るい。
日本を出てから,何時間だろう。
長い一日が終了。
iPadが作る雑誌の本当の未来

ギター・マガジン8月号はMUSEのマシューが表紙。
さて,世の中の出版社はどこも電子書籍の話で持ちきりだろう。
小社も例外ではなく,この時代,編集者たるもの,
まるで無関心ということではいられない。
御社の紙の本を電子書籍にしませんか?
この時代に生き残るにはそれしかありませんよ。
特に雑誌は。
もっともらしい甘言。
理にかなっている。
だが,本当にそうか。
いろいろ見て思うのは,
小説とか単にテキストだけのものはいいかもしれないが,
我々のような音楽専門誌にはあまり意味がない。
もし,ギター・マガジンが電子書籍化したら,
読者は当然のように,サウンドや映像が出てくるものと思うだろう。
わからない用語があれば,クリックすればリンクで正解に飛ぶと思うだろう。
ん,でもそれはウェブとどこが違うの?
同じなのである。
それなら紙の本を電子化しようなどと思わずに,
始めからウェブサイトを作ればいい。
課金できるかできないかの違いは大きいが,
本質的にはどこも違わないのである。
それに,300ページ近くもあるギター・マガジンを
いちいち電子ブック化して,それをiPad上で本当に読むのか?
読めるのか? 無理だろう。
僕はiPad上の雑誌の電子化は,進めば進むほど,
むしろ紙の雑誌の価値を高めていくような気がしている。
こんな重たい金属板で雑誌が読めるか!ってわけだ。
特集ごと,テーマごとの切り売り,
小さい単位での分割販売,そしてゲーム感覚のコンテンツならありだろう。
僕らはこっちのほうに活路を見いだすべきなのだ。
それ以外は,まとまった紙の本で読むのがベスト!
そういう未来がやってくる。
これが負け犬の遠吠えとなるか,
先見の明となるかは何年後かにはっきりする。
そして,読書のコツは賢明な飛ばし読みにある。
これが理解できないと,電子書籍に未来はない。
2010年07月13日
オレゴンから材 その2
Cook Woodsの店内は広い。
ヘンな言い方だが,所狭しと木材が並べられている。
外は灼熱だというのに湿気がほとんどないので,中は暑くない。
▲熱心に目当ての材を検分する杉本氏。
▲店内は材,材,材の山。
▲社長のクリス・クック氏と。この人物が相当に面白かった。
ロイ・ブキャナン奏法 by 安東滋
ギター・マガジン8月号のロイ・ブキャナン特集と連動した動画をアップ。
本誌と照らし合わせながらチェックして下さい。
2010年07月10日
オレゴンから材 その1
Sugi Guitarsのマスタービルダー、
杉本眞氏を追いかけてアメリカはオレゴンに来ている。
材には徹底的にこだわる杉本氏の、
そのこだわりぶりを解明するには
その買い付け先までついて行くしかないと思ったからだ。
全米にいくつもの買い付け先を持つ杉本氏だが、
今回はオレゴン州クラマス・フォールズという小さな(面積は大きな)町の
だだっぴろい乾燥地にポツンと建つCook Woodsを訪ねた。
すさまじいところだった。
店内には天地左右をぎっしりと使ってありとあらゆる材木が陳列されていた。
切削のための巨大なカンナやバンドソー、
そのほかよくわからないマシンがたくさんある。
社長自らがアフリカなどに原木を探しに行き、
船便で運んだ材をこのトレーラーで引き上げに行くという。
巨大。
杉本氏いわく「ここは宝の山、もしくはおもちゃ箱」だそうで、
ていねいにあっちを掘ったりこっちを掘ったりしている。
そして、数時間かけて目当ての材を見つけ、迷いに迷って買う材を決めた。
こちらの気候はカラッカラで、湿気というものを知らないよう。
全部が紫外線ではないかと思うような灼熱の太陽が降り注ぎ、
気温は日中38度ぐらいになる。
砂漠ではないが、それに近い感じがある。
それでも、じめじめしていないので日陰に入れば涼しさを感じる。
アメリカの空気。オレゴンの空気。
回りを見渡せば、山。
それも乾いた山が町のぐるりを取り囲んでいる。
2010年07月06日
若大将と香津美

ギター・マガジン8月号は校了しました!
今回,こんな素敵な対談を行なった。
加山雄三と渡辺香津美。
奇しくもデビュー50周年と40周年。
香津美12歳の折に,映画館で見た『エレキの若大将』は
その後の運命を決定づけたと言っても過言ではないそう。
うれしいね〜,今日は最高の日だ,と喜ぶ若大将。
エレキ少年に戻ったふたりの対談をぜひご堪能あれ。
この取材を行なったのは6/1。
校了までに首相が代わった。
僕らは僕らの仕事をするしかない。
それは政治家も同じなのだが。
サッカーで盛り上がるのもいいが,心はひとつではない。
今日,高中の取材。
これは9月号で。
明日からアメリカに取材に行ってきます。
2010年07月01日
軽井沢通信
7/21に待望の新作『軽井沢白昼夢』を発売する高中さんより
新作動画が届けられた。
胸にカメラをつけて,ギターを弾きながら撮ったらしい。
この発想は,さすが宇宙人!
軽井沢の緑がまぶしい。
仕事の手を休めて,一息つこう。
2010年06月30日
ギター・マガジン8月号校了間近

ギター・マガジン8月号は校了間近。
表紙巻頭特集はMUSEのマシュー・ベラミー。
フジロックを前に,自らのサウンドの秘密,
そして機材の全貌について語った貴重な最新インタビュー,
愛用のマンソン・ギターのギャラリーも掲載する。
お楽しみに!
2010年06月10日
ローウェル・ジョージ奏法 動画
アメリカ南部のルーツ・ミュージックを貪欲に吸収したファンキーなサウンドで人気を博したリトル・フィートの中心人物であるローウェル・ジョージ。うねりまくるセカンドライン・ビートを縫っていく豪快なスライド・ギターは、いつまでも語り継がれていくに違いない。ギター・マガジン7月号のホワイト・ブルース・ヒーローズでは若くして逝ったこの伝説のスライド・ギタリストを取り上げている。この動画と7月号に載せたTABを参考にローウェルのプレイにトライしてみよう。
2010年06月09日
ギター・マガジン7月号できました!

ギター・マガジン7月号ができた。
今号はいつもの13日発売ではなく,11日(金)発売ですので
お忘れなきよう,みなさまよろしくお願いいたします。
2010年06月02日
ギター・マガジン7月号 表紙はTak Matsumoto

ギター・マガジン7月号は校了間近。
表紙巻頭特集は,ラリー・カールトンとの共演アルバムを発表した
Tak Matsumoto。
そして,今月号はCD付き。
お待たせのコンテスト音源も収録している。
挑戦者を待つ!
2010年05月28日
誌上コンテストのチャンピオン 佐々木君と峰くん

おかげさまでギター・マガジンの誌上ギターコンテストは
プロ・ギタリストを多数輩出している。
その中の3人に集まっていただいて鼎談を行なった。
峰正典,佐々木秀尚,そして菰口雄矢。
コンテスト常連の読者なら覚えておいでだろう。
それぞれの経歴,なぜコンテストに応募したか,
現在,プロとしてどのような活動をしているか,
コンテストで賞をとったことで人生にどんな影響があったか。
さまざまなことを語り合ってもらった。
3人に共通しているのはとにかくギターが好きなこと,
ギターを練習するのがまったく苦にならず,
いくら練習してもしすぎることはないと思っていることだった。
僕は彼らの応募作品の内容をまだはっきり覚えているが,
賞を取るべき人が取っているのだと,実感した。
7月号ではコンテストを実施する。
対談の内容はそこで。
3人に今年の課題曲を聴いてもらい,攻略法を拝受した。
写真は佐々木くん(左)と峰(右)くん。
ものすごい実力を持った期待の星だ。
(菰口くんは,残念ながら都合で退席)
2010年05月24日
TRADROCK by Char 9月にライブ!
CharがいよいよTRADROCKのライブを行なう。
これはギター・マガジン読者はもちろんのこと
ギター弾きなら見逃せない。
◎品川区民芸術祭2010
9月4日(土) 場所:きゅりあん 8F大ホール(JR大井町駅前)
詳しい情報は,きゅりあんまたはZicca.netまで。

2010年05月18日
はんだづけカフェって……
秋葉原にはんだづけカフェなるものがオープンしたらしい。
以下,オフィシャルサイトより引用
はんだづけカフェは、電子工作のための道具や場所をシェアすることができるオープン・スペースです。 LEDを光らせたこともないような初心者から、電子回路を使ったインタラクティブな作品を作るアーティスト、 自ら基板を設計してしまうようなギークまで、様々な人が集まって、そこにいる誰かとちょっとした会話をしたり、買ってきたパーツをハンダ付けしたり、そういうことができる場所です。
実はカフェと言っておきながら、お茶はでないのですが、ネット環境やハンダごてなど、ちょっとした作業ができる環境を用意しています。将来的には3Dプリンタやレーザーカッターなどを導入した本格的なツールシェアリングも実現できればと思っています。 また、ワークショップやイベントの企画、スペースのレンタル等も予定しています。 誰もが気軽に訪れることができる、電子工作やD.I.Y.のハブとなる「場」それがはんだづけカフェです。
ということなので,エフェクター自作派には快適スペースかも。
9mm滝クンもどうですか?
2010年05月17日
コンテストは今年もやります
ギター・マガジン読者の皆様,こんにちは。
今年は誌上ギター・コンテストはないのかというお問い合わせを
ここ数日いただいておりますが,告知しなくてすいません。
今年もやります。
6月13日発売の7月号付録のCDに課題曲を収録します。
例年と傾向をガラリと変えておりますのでどうぞお楽しみに!
2010年05月13日
MOOG GUITAR


MOOG GUITARの発表会に行ってきた。

昔からスイッチのいっぱい付いたギターにはわくわくするが,
これもそんな一台。
サステインが驚異的。
気持ちいいくらい伸びる伸びる。
2010年05月11日
デイヴ・メイスン奏法を動画で
60年代イギリスのサイケデリック・グループ、トラフィックに加入したのを皮切りに、その後さまざまなミュージシャンと交流しながらソロ・アーティストとして70年代に黄金期を築いたデイヴ・メイスン。
バリバリとブルースを弾くタイプではないが、彼のギターの根底にブルースの歌心があるのは確かである。メロディアスなギターとソングライティングを得意とし、時にはファンキーに、時にはアダルト・オリエンテッドに、そして時にはトロピカルにと、流行のサウンドも取り入れながら作り上げた作品群は今をもって色あせることはない。
このたび、黄金期に当たるCBS時代のソロ・アルバムが一挙にリイシューされたのを機に、ギター・マガジン6月号でその足跡を振り返ってみた。ギタリストだけにはとどまらないデイヴ・メイスンの魅力を記事と動画でたっぷり味わってほしい。
2010年05月07日
ギター・マガジン6月号校了

ギター・マガジン6月号は校了しております。
表紙巻頭特集は9mmの菅原と滝。
思い起こせば,今は存在しない某問屋のプロモーターが,
2日酔いだといってアポに遅れ,
酒臭い息を吐きながら持ってきたうちの一枚が9mmだった。
ビターとふたりで応対したのだが,
その酒臭さに閉口したことを覚えている。
それが4年ぐらい前だろうか。
頂戴したサンプルの中で最もまぶしい光を放っていたのが9mmだった。
カッコよかった。
今のようなメタル色はまだなかった。
彼らが瞬く間にスターダムに上ったのは周知のとおり。
もちろん実力である。
ギターの破壊力も折り紙付きだ。
撮影の合間に,菅原君に「変酋長のメインギターはなんですか?」
とあっけらかんと聞かれて,おもしろいことを聞く奴だなと思った。
大抵の人は,まず「変酋長もやっぱりギターを弾くんですか?」とくる。
そこをすっとばして,いきなりメインギターは何かと聞いてきた菅原君,
キミにLOVE!!! これでいいのだ。
ガンバレ9mm!!!
2010年05月06日
iPadを初体験

うわさのiPadを触る機会があったので,いじくり回してきた。
一番気になっていたのはその大きさだが,思っていたよりも小さい。
しかも薄い。
もっと分厚いものを想像していたが,10ミリ弱といったところだろう。
全体にiPhoneをそのまんま相似形で拡大したような感じだ。
裏側はiPhoneと同様にコンター加工というか面取りされていて,
角張ったところがない。
操作は直感的でイージー。
はっきりいってこれは素晴らしい。
たぶん生き残るだろう。
サンプル版の電子ブックを読んでみたら,
画面上で指を滑らすだけですいすいページがめくれて,
まるでストレスがなかった。
ただ,おおざっぱに20ページぐらいまとめてめくったりはできないようだ。
これがストレスと言えばストレス。(機能を発見できなかっただけかも)
そしてこれが肝心な点だが,重い……。
片手で持つと,ズシリと持ち重りがする。
トレーニング用の軽量ウエイトを持ったような感じがした。
これでは寝転がって読むのはつらい。
のちの課題であろう。
写真はギター・マガジンおよび新書を重ねて大きさを比較したところ。
だいたいの感じがわかるだろうか。
僕らは好むと好まざるとにかかわらず,
こんなものに将来を左右されなくてはならない。
諸行無常を痛感する。
2010年04月28日
ゲイリー・ムーア最高! ライブレポ

Photo:Yuki Kuroyanagi
ギター・マガジン5月号でも特集した
ゲイリー・ムーアのライブに行ってきた。
場所は水道橋のJCBホール。
多少遅れてスタートしたのは,わざとじらしたの?
たぶんそうだ。余裕だ,貫禄だ,格が違う。
いやもう最高!
ジャイアンみたいにのっしのっしと舞台に上がった瞬間に,
アリーナは総立ち。まるで条件反射だった。
そして,ふてぶてしく大音量のギターをぶちかました。
その迫力,音の太さ,ヌケ方,そして色気。
うへ〜,やっぱこの人,凄い。
ギタリストはこうでなきゃ!
見せ場を作るのがギタリストの仕事。
そのことを改めて痛感する。
その立ち居振る舞いのすべてが,
ギタリストはこうあるべきという姿なのだ。
ステージ下手のマイクで歌いながら,間奏になると中央に進み出て,
延々とガッツのあるソロを弾きまくる。
自慢のフィードバックが決まる。
これでもかというほどソロを弾きまくる。
すごいすごい,だんだんテンションが上がってくる。
どこまで行くんだ〜???
しかしそれが飽きないのである。
その堂々たる演奏は魅力があった。
清々しいほどカッコよかった。
基本的には全曲このパターンで,
まってましたとばかり,会場からは大声援。
中には黄色い声も飛び交う。
基本的にはスロー・ブルースが多かったのだが,
みな座ることを忘れたようで,突っ立ったまま固唾を呑んで見守っていた。
レス・ポールとマーシャルが,またいい音。
こうやって鳴らすんだと,その顔に書いてあった。
5月号のインタビューで語っていたとおり,
全曲ブルースだったが,その実態は完全なハードロック。
というより,ゲイリー・ムーアだった。

Photo:Yuki Kuroyanagi
考えてみれば,洋楽ってこういうものだった。
スケールが違うのだ。
洋楽が一番洋楽らしかった頃の洋楽のアーティストの
最高のステージを見た,という感触だ。
目の前にいるのは,間違いなくギター・ヒーローだった。
なぜ今は新しいギター・ヒーローがいないのかと質問されることがある。
「状況証拠」はいくらでもあげることができるが,
決定的な答えはこれまで見いだせずにいた。
しかし,この夜,わかった。
当人がギター・ヒーローを目指さないからだ。
いわば自覚の問題なのである。
別にギター・ヒーローなど目的としなくても
ギターは弾けるし,楽しい。
しかし,それではダメなのだ。
なりふりかまわずギター・ヒーローを目指す人でなければ。
そして,そういう人を育てなければ。
その中から一握りのギター・ヒーローが生まれる。
増やそうじゃないか,ギター・ヒーロー。
と決意しながら,ホールをあとにした。
ちなみに,今日,プク編がゲイリーの機材取材に行っている。
レス・ポールのほかには,ファイアーバードを使っていたが,
これがまた意外(失礼)とよく似合っていた。
終わってみれば,12曲しかやってないのに,
ギター・ソロは100曲分ぐらい聴いた感じ。
演奏時間の半分以上がギター・ソロだった(驚)。
アンコールの「パリの散歩道」泣けた。
あの得意のロングトーンに泣けた。
今夜が最終公演。
4/28(水) 東京国際フォーラム ホールA 18:00 open/19:00 start
お見逃しなく。
GARY MOORE 4/27(火) JCB HALL
01. Oh Pretty Woman
02. Bad For You Baby
03. Down The Line
04. Since I Met You Baby
05. Have You Heard
06. All Your Love
07. I Love You More Than You'll Ever Know
08. Too Tired
09. Still Got The Blues
10. Walking By Myself
ENCORE
11. The Blues Is Alright
12. Parisienne Walkways
2010年04月14日
ジェフ・ベックは美しい

Photo:Masayuki Noda
昨日,国際フォーラムでジェフ・ベックを観た。
ナラダのドラムは期待通りで,ジェフに合う。
なんといってもパワフルだった。
スネアのパン!という音も気持ちよい。
さすがは『ワイアード』のドラマー。
ちゃんとしたライブレポートは別稿にゆずるが,
簡単な感想を書いてみよう。
ギュッと濃縮された過不足のない90分。
この無駄のなさが音楽には大事なのだ。
ベックのギターは歌っていた。
ハードに歪ませる曲,ゆったりと奏でるバラード,
そのどれでもベックは気持ちよく歌っていた。
本当に音が美しい。
1秒たりとも飽きさせないのだが,その理由は
ベックのギターは人間の声のようなものだからだろう。
僕は,人間の声にかなう楽器はないと経験的に知っている。
しかし,ベックのギターは楽々と声を凌駕するのだ。
声にももちろんいろいろあるだろう。
もし,最上の声があるとしたら,
ベックのギターはそれと同じか,それ以上なのだ。
声と表現力,ベックのギターはそれに尽きると思う。
アームを駆使し,スライドバーも使い,
フレットとフレットの間にある微妙な音階を表現する。
まさに歌ではないか。
こんなこと今更書いても仕方がないが。
そして,音の消え際がたまらなく美しい。
「オーバー・ザ・レインボー」最高!
終わったあとの投げキッスがさわやかだった。
アンコールの「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」は
レス・ポール&メリー・フォードの大ヒット曲。
ベックがレス・ポールのファンであることは知られていたが,
その演奏はまさに完コピ。
エコーのかけ具合とかもそっくりだった。
最後に「誰も寝てはならぬ」。
もちろん客は誰も寝てないのだが,
寝てるとしてもこの曲で飛び起きただろう。
エンディングにかけてゆっくりと盛り上がっていく様は圧巻で,
何か鬼気迫るものを感じさせた。
感動がこみ上げてきて,会場は嵐のような拍手。
最後の最後は「哀しみの恋人達」だった。
ストラトで弾いた。
ここでも投げキッス。
心にグッときた。
ズシリときた。
発売中のギター・マガジン5月号はジェフ・ベックを大特集しています。
2010年04月08日
“黒船”来日!

昨日,ジョー・ボナマッサのライブに行ってきた。
会場は前回よりひとまわり大きい恵比寿リキッド。
満足のライブだった。
とにかくこれでもかとブルースを弾きまくる。
その音は現代のギタリストらしくつややかで,よどみがなかった。
圧巻だった。
ギター・マガジン4月号の連載ホワイトブルースヒーローズで
彼を「ブルースの未来を託された若き達人」と評したが,
まったくもってどんぴしゃりだと改めて思った。
今日は大阪でライブ中。
2010年04月02日
ギター・マガジン5月号

ギター・マガジン5月号は鋭意校正中!
表紙巻頭特集はジェフ・ベック。
TRADROCKを語るCharの独占インタビュー第二弾も掲載。
そして,ギターにとって一番大事な部分,
ネックの壮大な特集もお届けします。
2010年03月18日
TRADROCKインタビュー第二弾

Jeff,The Bについて聞くために戸越銀座に通う。
今回も超ロングインタビューになった。
2010年03月17日
Evernoteでテープ起こし

噂のEvernoteでテープ起こしをすることを思いつき,
やってみたら,便利なことこのうえない。
その取材に関するWEBページや写真などに
まとめてタグをつけて保存しておくこともでき,
必要なものを一瞬で呼び出せる。
もちろん自宅のパソコンでも同じものを呼び出せるので,
作業効率が上がる。
Evernote LOVE!
2010年03月12日
徳武さんのカントリー・ギター動画
ギター・マガジン4月号では
ラストショウに関する徳武弘文のインタビューを掲載している。
ロングかつディープな内容なのでぜひチェックしてほしい。
その際に,ちょっとしたカントリー・ギターのセミナーを
やってくださいとお願いすると,快く引き受けてくれた。
さすがはDr.K! あ〜なるほどと目からウロコが落ちること間違いなし。
動画に対応したTAB譜はギター・マガジン4月号にあるので,
あわせてチャレンジしてほしい。
2010年03月05日
トップ・ギタリストの直伝講義録 予約2位
3/8発売の『トップ・ギタリストの直伝講義録』が
現在,アマゾンの楽譜・スコア・音楽書部門の予約で第2位!
皆様ありがとうございます。
題名通りトップといきたいが,上にはコブクロが……。
さすがです。
2010年03月04日
ギター・マガジン4月号校了!

表紙はKen Yokoyama。
最新作『Four』は、思わずギターが弾きたくなる傑作。
2010年03月01日
ギター・マガジン3月号アマゾンで品切れ

Charが表紙のギター・マガジン3月号がアマゾンで品切れになっている。
とりあえず,現在は「出品者からお求めいただけます」の状態。
みなさま,ありがとうございます。
インプレス・ダイレクトでは
新品がお買い求めいただけますので,ご利用よろしくお願いします。
2010年02月28日
Younger Than Yesterday
ザ・ラストショウのライブを観に行ってきた。
年が明けてから息つく間もない慌ただしさで、
ろくにライブも行けなかったのだが、
今日は腰を落ち着けて観ることができた。
スイートベイジルはSOLD OUTの大盛況。
ベテランでしかも腕達者の演奏には、
いぶし銀などという決まり文句がつくものだが、
そういう感じはあまりなく、むしろ若々しい演奏で、
Younger Than Yesterdayとはこういうことかと思った。
徳武さんは上機嫌でテレキャスターを弾いていた。
ラストショウ名物「タイガー・ラグ」をばっちり決め、
ムッシュかまやつをゲストに迎えた「オレンジ・ブロッサム・スペシャル」では
超絶カントリー・リックを次から次へと放った。
村上律のペダルスティールとの高速ユニゾンでは会場から大喝采。
太田裕美がゲストで登場し、「木綿のハンカチーフ」を歌った。
歌もののバックが真骨頂の面々だけに、これはもう感涙ものの名演奏。
素晴らしかった。
今後、春のツアー、そしていくつかのライブがある。
ますます楽しみである。
2010年02月24日
TRADROCKを観ながら
TRADROCK ERICを観る。
「目が釘付け」という言葉があるが,
ギター弾きなら誰でもそうなってしまうのではないか。
ギター・マガジン3月号のインタビューでチャーさんが言ってた
「一筆書きのギター」とはこういうことかとわかる。
ちなみに,そのインタビューは約38000字あったものを
23000字ほどに縮めたので,割愛した部分がかなりある。
その中に,ストラトのどのピックアップを使って弾くかというくだりがあった。
とても興味深い内容なのだが,スペースの都合と話の展開上,
泣く泣くカットせざるを得なかった。
機会を見て,発表したいと思う。
2010年02月23日
TRADROCKを聴きながら

ギター・マガジン4月号は締め切り真っ直中。
TRADROCK ERICを聴きながらひたすら入稿に邁進。
いん・ざ・さんしゃいん・おぶ・ゆあ〜ら〜〜〜ぶ
2010年02月21日
トップ・ギタリストの直伝講義録
現在鋭意校正中。
ギター・マガジンのCD企画にご登場いただいた
名手の直伝セミナーを集大成した別冊である。
古くは2000年にさかのぼるものもあるが、驚くほど古びていない。
校正しながら一緒に弾いてみると、
目からウロコが次々とはがれていく。
やはりプロというのはすごい。
手抜きがまるでないのだ。
渡辺香津美、松原正樹、内田勘太郎、近藤房之助、
竹田和夫、山岸潤史、吾妻光良、徳武弘文、DAITA、鈴木健治、安東滋……
もしも、この11人のセミナーを完全にマスターしたならば、
超一級のギタリストになれることを保証する。
2010年02月20日
ギターを弾こう

毎度お馴染みインタビューのカセットテープ。
信頼性随一のうえに,起こしが早い。
僕の仕事はギタリストと話をすることである。
当然ながら相手はギターを弾く。
つまりギターを弾かない人には基本的にインタビューをしないわけで,
考えてみれば,不思議だなと思うことがときどきある。
インタビューをしながら,
世の中にはなぜギターを弾く人と
弾かない人がいるのだろうと考えることがよくある。
つまり世界はギターを弾く人と弾かない人に二分される。
なぜだろう?
みんなギターを弾けばいいのに。
インタビュー相手が増えるのは大歓迎である。
2010年02月19日
徳武さんとラストショウ

先日,Dr.Kこと徳武弘文さんの取材に行ってきた。
伝説のバンド,ラストショウについて聞くためだ。
久々の取材だったが,ニコニコと迎えてくれた。
初期作品2枚とライブ・アルバムの紙ジャケ発売,
そしてなんと新作も発売されて,
この素晴らしいバンドのサウンドが聴けるようになる。
ラストショウは明らかに過小評価されているバンドで,
本来ならば,はっぴいえんどやムーンライダーズなどと
同様の評価を得てもまったくおかしくない。
よくあるJ-POPのディスクガイドなどで,
ラストショウに関しての記述は数行程度ですまされることが多いのだが,
ワカッテナイとしか言いようがない。
温故知新を旨とする若い人たちにこそぜひ聴いていただきたい。
Dr.Kといえば,日本を代表するカントリー・ギターの名手である。
よく使われるカントリーリックを披露して下さいとお願いすると,
快く引き受けてくれ,演奏してくれた。
その模様はいずれ,Rittor Music Portにアップする。
目にもとまらぬ驚異のスーパーリックをとくとご覧あれ!
その徳武さんの誌上セミナーを収録したこんなムックも現在編集中。
『トップ・ギタリストの直伝講義録』は3/8発売。
写真で抱えているギターは,ムーンのジャズマスター・タイプ。
Dr.Kモデルである。
2010年02月18日
クラプトン&ベック O2アリーナ・ライブ

話題のエリック・クラプトン&ジェフ・ベックの共演ライブが
ロンドンはO2アリーナで行なわれた。
YouTubeにその模様が続々とアップされており,
ファンにはうれしいものの,
何かが間違っているような気がしてならない・・・・
それはさておき,ジェフはホワイトのストラト,
クラプトンはダフネブルーのストラトがメインで,
両者とも,フェンダーカスタムショップ製である。
別冊『フェンダーカスタムショップ』では
ジェフ・ベック・モデル,エリック・クラプトン・モデルの
変遷についても取り上げているので,チェックして欲しい。
さらに,発売中のギター・マガジン3月号では,
フェンダーカスタムショップのアーティスト・モデルを特集。
もちろん,クラプトン・モデルもベック・モデルも試奏している。
ちなみに,ギター・マガジン4月号では
O2アリーナの共演ライブをレポートしているのでお楽しみに。
2010年02月16日
フェンダーカスタムショップの本 アマゾン音楽書 予約でも1位

『フェンダーカスタムショップ』,
アマゾン新刊・予約 楽譜・スコア・音楽書の部でも1位です。
ありがとうございます!
ちなみに2位はサックス&ブラス・マガジンVolume14。
こちらは2/27発売。
現在鋭意校正中です。
フェンダーカスタムショップ本 書店用ポップ

営業部のOがパウチしているところをパチリ。
お疲れ様!
「永久保存版」フェンダーカスタムショップの本はもうすぐ発売。
2010年02月15日
フェンダーカスタムショップ本 1位
ギター・マガジン別冊『フェンダーカスタムショップ』が
アマゾンのエレキ・ギター部門で現在1位(予約段階で)。
そんな部門があったのねという感想はおいといて,気分はいい。
予約してくださった方、ありがとうございます。
2/25発売。もう少しお待ち下さい。
2010年02月12日
Charの表紙は5年ぶり
Photo:Takayuki Mishima
ギター・マガジン3月号は明日発売。
Charの単独表紙は5年ぶりだ。
TRADROCKに対する思いの丈をたっぷり語ってくれた。
2010年02月11日
フェンダーカスタムショップの本 まもなく校了


フェンダーカスタムショップのすべてを凝縮した
別冊が大詰めを迎えている。もう少しで校了だ。

校正のお供は,再発なったラストショウの
『アリゲーター・ラジオ・ステーション』。
Dr.Kのテレキャスターから繰り出されるスーパーリックが心地よい。
フェンダーの音は暖かい。
あらゆるギタリストに愛される所以である。
2010年02月10日
ギター・マガジン3月号できました

ギター・マガジン3月号ができあがった。
Charの独占ロング・インタビューほか、
東京事変の浮雲初フィーチャー,
フェンダーカスタムショップのアーティストモデル試奏、
マッスルショールズ期のデュアン・オールマン特集など
読みどころ満載で、13日発売です。
2010年02月09日
満員電車のモラル
所用があって久々に青山陽一さんにメールしたところ,
YouTubeのオフィシャルページの案内が。
グランドファーザーズの頃からだから,
もう20年以上前から聴いているが,
僕はこの人のギターとコード感が大好きで,ずっとあこがれている。
フィンガーピッキングが冴え渡るこの曲をどうぞ。
2010年02月04日
フェンダーカスタムショップの本

ギター・マガジン3月号を校了したのも束の間,
フェンダーカスタムショップの本を校正している。
詳しくは編集担当のS口がいずれ書くと思うが,
カスタムショップの魅力が隅々まで伝わる決定版なので
ぜひご期待いただきたい。
カスタムショップのストラトを愛用する
Charさんや高中さんにもご登場いただいている。
2月25日発売。
コチラもどうぞ。
2010年02月03日
ギター・マガジン3月号表紙

ギター・マガジン3月号はまもなく校了!
表紙はお伝えしているようにChar。
ファイアーバードが似合うこの写真はもちろん撮り下ろし。
久々にたっぷりと語ってくれたインタビューを掲載する。
TRADROCK NOW RECORDING!
本誌独占!
2010年02月02日
日本のロック2

1stを聴けば,2ndも3rdも聴きたくなるのが人情。
やっぱりカッコイイ。
ギター・マガジン3月号はもうすぐ校了。
Char特集は巻頭12ページ。
2010年01月29日
日本のロック

Charの1st。76年作。
僕の日本のロックの原体験はこれである。
誰がなんと言おうと,永遠に色あせない不朽の名盤。
このアルバムからもらったものは計り知れない。
今回の取材後に,無性に聴きたくなった。
聴けば聴くほど,Charの言葉の意味がわかる。
2010年01月28日
ラルクのtetsuya本発売!

ベース・マガジン編集部入魂の『tetsuya L'Arc~en~Ciel』が発売されている。
取り下ろしロングインタビューと撮り下ろしグラフに加え,
ベース・マガジンでこれまで行なったインタビューを再編集。
使用機材も詳しく紹介している。
ミュージシャンとしての姿勢,人となり,音楽性など
tetsuyaのすべてがわかる決定版だ。
ぜひとも書店・楽器店で手にとってみてほしい。
2010年01月26日
音楽
昨日,チャーのレコーディングにお邪魔した。
現在進行中のプロジェクトのレコーディングだが,これは本当にすごい。
旧知のミュージシャンとくり広げる演奏は素晴らしく,
当たり前だが,音楽は人間からしか生まれないことの不思議を思う。
逆に,楽器を持った人間が集うと,音楽が生まれることの不思議を思う。
一人より二人,二人より三人,三人より四人。
だから僕らはバンドをやるのだ。
一連の音源を聴かせてもらっているが,
チャーのやりたいことがこれではっきり見えた。
2010年01月21日
チャー38000字

チャーさんのインタビューをようやく起こし終わった。
約2時間半。なんと38000字。
新たに立ち上げたZICCAというレーベル,
そして現在レコーディング中の作品についてじっくり語ってもらった。
取材直前に聴かせてもらった音源には,
チャーのギターのすべてが詰まっていた。
ぞくぞくするほどのスリルを感じた。
う〜む,このインタビュー,どうまとめよう・・・。
2010年01月19日
小沢健二ツアー
小沢健二がツアーをやるらしい。
びっくり。
詳しくはコチラを。
もう,20年ぐらい前に六本木インクスティックで見た
ロリポップソニックのライブが走馬燈のように頭をよぎる。
グレッチ使ってたっけな〜とか。
オフィシャルサイトにロングインタビューがあるが,
やはり時は人を変えるのだと思わされる。
ライブはぜひ見に行きたい。
2010年01月18日
厳寒と熱気の倉庫撮影
先の土日で次号表紙アーティストの撮影をしてきた。
誰あろうCharである。
場所は都内近郊のとある倉庫。
映像収録中にお邪魔して,撮影。
土曜のロケハンでは,芯から冷えるほど寒かった倉庫も
本番ではスタッフの熱気と強力な温風器のおかげで汗をかくほど。
いい写真が撮れた。
やっぱりCharはカッコイイ!
ブログ用に1枚とリクエストすると,快くこたえてくれた。
そう,Charさんは実はとてもサービス精神旺盛な人なのだ。
2010年01月15日
戸越銀座

先週,軽井沢へ行く前,戸越銀座であるギタリストの取材をした。
戸越銀座といえば,もちろんChar。
久々だが,元気そうで,変わらず精力的で,カッコよかった。
そういえば,白石一文,直木賞受賞の一報。
受賞作品はまだ読んでないが,これまでの経歴からは順当に思える。
この人の作品を読むたびに,心臓がひりひりする。
『不自由な心』が好き。
2010年01月14日
ギター・マガジン2月号は発売中!

ギター・マガジン2月号は発売中!
ニルヴァーナ絶頂期のライブ『ライブ・アット・レディング』
全曲のコード進行を掲載。
ほか,ジョニー・マーの大特集,ギブソンP-90特集など
読みどころ満載の内容です。
スコアではミッシェルの「ゲット・アップ・ルーシー」も掲載。
書店・楽器店でお求め下さい。
さて,今年は年の初めから取材続きで,
先週は,厳冬の軽井沢へ行ってきた。
高中正義の取材だ。
さえぎるものは何もなく,大地にふりそそぐ陽光。
耳を切る冷気なのに気持ちいい。
いや〜,いいところでした。
絶対に仕事で行くところではありません。。。。

写真は,高中邸のベランダから見た離山。
別名テーブルマウンテンと呼ばれているそう。
写真では遠くに見えるが,目と鼻の先なので,
走りに行きたくてうずうずした。
今年は年頭から山に縁がある。
2010年01月13日
元旦の富士山
昨年末に1年ぶりのバンド(ふたつも)をやったので,左手の指先が硬い。
この感覚はとても懐かしい。ちょっと皮もむけてきたりして。
パソコンのキーボードを打つには不向きだが……。

今年は元旦から山を走ってきた。
頂上からは360°のぐるりが見渡せる。
眺め最高! 富士山最高!

山は上から見ると面白い。
アポロチョコのようだ。

ついでに,ガキの頃によく遊んだダムを眺めた。
この川は相模湾に続いている。
2010年,今年もギター・マガジンをよろしくお願いします。
2009年12月25日
ギター・マガジン2月号校了!

ギター・マガジン2月号は今日校了!
表紙巻頭特集は,ニルヴァーナのカート・コバーン。
P-90ピックアップの大特集も掲載。
みなさま良いお年を!
ってまだ仕事は終わってないが。
2009年12月21日
高中正義からクリスマスプレゼント
高中さんからクリスマス動画が届いた。
やっぱり宇宙人?(笑)。
おもしろ〜い!
2009年12月18日
こりゃおもろい! ミニ・エレキ

布袋表紙のこの本は!?
大人の科学だった。
付録はなんとミニエレキ。
もちろん自作キットで,アンプも内蔵してるらしい。
これはすごそうだ!
サイトを見てみると動画が。
うへ〜,猛烈に作ってみたい。弾いてみたい。
2009年12月17日
湯川潮音やっぱり最高

『Sweet Children O'Mine』
気づけば暮れもだいぶ押し詰まってきた。
あと10日あまりで今年も終わる。
入稿や校正のお供として最近聴いているのが湯川潮音の新作。
これがもう最高に素晴らしい。
ありきたりな言い方をすれば,
若い頃のメリー・ホプキンを
現代に甦らせたようなスウィートボイスの持ち主で,
とにかくその声とアレンジセンスがとびきり上質なのである。
今日も聴く。
ちなみにこれはカバー集で,
メロディの良さがくっきりと浮かび上がった
「Don't Look Back In Anger」(オアシスのカバー)が白眉。
その他の曲はコチラを参照。
来日中のガンズの「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」も収録。
ギター・マガジン編集部は現在モーレツに校正中。
2009年12月14日
ノッサンが今日 Apple Store心斎橋でインストア

ギター・マガジン1月号は好評発売中!

さてさて,ノッサンこと小野瀬雅生が久々のソロ・アルバムを
配信限定で発売したので,過日インタビューに行ってきた。
6曲入りのミニ・アルバム形式で配信だけというのは
非常に時代に合っていると思う。
すべてギター・インスト。
70年代へのリスペクトが感じられるロックなアルバムだ。
インタビュー内容は1月号をご覧いただきたい。
ちなみに,インタビューでは触れていないが,
ノッサンが写真で持っているギターはコンバットのモデル。
ストラトタイプは久々だということで,大いに気に入っている模様だ。
そして,新作発売を記念して東京・大阪のApple Storeで
ノッサンのインストア・ライブが行なわれる。
大阪は12月14日,すなわち今日。Apple Store心斎橋店にて。
19:00スタートなので,お時間のある方はぜひ足を運んでいただきたい。
また,東京は27日(日)。Apple Store銀座にて。
2009年12月11日
ガンダム・アンプラグド発売中!

ついに発売された『ガンダム・アンプラグド』。
押尾コータロー,DAITA,SUGIZO,DEPAPEPE,
手島いさむ,小沼ようすけ,鈴木Daichi秀行など
錚々たるギタリストたちが参加した,
ガンダムソングのアコギカバー集である。
これが素晴らしい!
とにかく愛のあるカバーが揃った。

ギター・マガジン1月号では,
機動戦士ガンダムと押尾コータロー,DAITAの表紙コラボが実現。
巻頭企画で,押尾,DAITA,鈴木Daichiの対談を掲載している。
そして,「翔べ!ガンダム」「風にひとりで」,
「哀 戦士」,「長い眠り」のギタースコアを掲載。
ぜひ,聴いて読んで弾いて楽しんでいただきたい。
ソニーのオフィシャルサイトではガンダム芸人の第一人者若井おさむ主演のCMも見られる。
2009年12月10日
つよし

長渕剛のアコースティックライブに行ってきた。
見るのは,7年ぐらい前の横浜スタジアム以来で,
アコースティックというのは初めて。
開演前から“つよし,つよし”の大コール。
冒頭にこれまでの歴史をまとめたダイジェスト映像が流れる。
長髪に痩身の若者が,大人の男に変貌を遂げていく過程が描かれていた。
それにしても,デビュー当時の映像は初々しい。
さわやかな笑顔がたまらない。
「巡恋歌」,「順子」,「祈り」。
夢中で長渕を聴いていたあの頃を思い出す。
宇宙大の声援に迎えられ長渕が登場。
ライブは「巡恋歌」で始まった。
ギターの音が抜群にいい。タカミネ。
ひとりで弾いているとはとても思えない分厚い音。
そこからあっという間の3時間半。
知っている曲は数えるほどだったが,思わず歌わされていた。
感動がじわじわと心臓に染み込んでくる。
孤独の歌と恋の歌。
恋の歌が圧倒的にいい。
痛いところをつかれたという感じ。
人の心をつかんで離さないぬくもりがある。
鼻の奥が熱くなった。
本当の仲間はどこにいる?と何度も問いかけ,
ここにいる,と結ぶ。
僕は「祈り」が一番好きなので,やってほしかったのだが,やらなかった。
不勉強で申し訳ないが,あまりやらない曲なのだろうか。
「順子」が聴けたのはうれしかったが。
同行のナカムーとオカオカを見ると,
顔を上気させ,その目はやはりうるんでいた。
終演後,楽屋を訪ねたら,思いがけず一緒に写真を撮ることに・・・・
ナカムー,オカオカとともに緊張してレンズに収まった。
あ〜,あの写真どっかに使われるのかしら・・・・
見たくない〜。きっとオレ馬鹿面。
今日はNHKホール2日目。
もう一度見たい衝動にかられている。
2009年12月09日
ダブル・ファンタジー

29年前,このアルバムが出た時のことははっきり覚えている。
待ちに待って,レコード屋に買いに行った。
その前に,ラジオでさんざん流されていた「スターティング・オーバー」は
すでにギターでコピーしていた。
訃報を聞いたのは,そのすぐあとで,
その時のこともよく覚えている。
僕と同世代の(あるいはそれ以上の)ロックが好きな人に,
あの日,何をしていたか,そして何をしたかを聞いてみると,
皆,一様に長い話を語り出す。
このアルバムに正しい聴き方などあるはずもないが,
あの頃,ヨーコの曲をスキップするという人が多かった。
気持ちはよくわかるが,いい曲も多い。
特に「YES, I'M A ANGEL」は戦前にエディ・キャンターが歌った
「MAKIN' WHOOPEE」を下敷きにした素敵なジャズソングで,
ヨーコのやわらかい声によく合っている。
それに「KISS KISS KISS」のギターのフィードバックとかものすごくカッコイイ。
昨日武道館で聴いたヨーコの声は若々しく素敵だった。
このアルバムの頃とあまり変わっていない。
ジョン・レノン・スーパー・ライヴに行ってきた09

行ってきた。
9回目となるこのイベント、今年も満員。
映像出演のキヨシロー最高!

これが今年のオノ・コード。
詳しくはまたレポート予定。
2009年12月08日
今日

年末進行真っ只中。
もう台割を組まなくてはならない。
締め切りが来週に迫っている。
今日はギター・マガジンにとって
とても重要なアーティストの事務所の社長とお会いし,
今後の展開を聞くことができた。
正直驚いたが,とても「らしい」なとも思った。
いずれここでも発表することができると思う。
4月にジェフ・ベックの来日決定!
今年のクラプトンとの共演から一年ぶりとなる。
新作の噂もある。
これはおそらく,6月号で語っていたジミヘン形式のトリオ・バンドだろう。
S口がフェンダー・カスタムショップから無事帰国。
かなりの成果を持ち帰った。
あとは,本にするだけだ。頼むよ。
そういえばエヴァ・ストラト,エヴァ・テレ,今どうなってる?
たむらぱんのニュー・シングル発売決定!
懇意のプロモーターがサンプル盤を届けてくれた。
やっぱいい曲。素晴らしい。
なんだかビジュアルからインディっぽさが消えた。
ようやくたむらぱんの時代到来か。ガンバレ大好きたむらぱん!
これからとなりの武道館へ
ジョン・レノン・スーパー・ライヴを見に行ってきます。
2009年12月07日
これだけのユーミンソング

素晴らしいアルバムが出る。
ユーミンが作詞または作曲した曲のコンピレーションだ。
タイトルは『Pure Lips〜Yuming Composisions』で,
収録曲と歌い手は次の通り。
いずれ劣らぬ名曲ばかりで,相当レアな録音もある。
1.赤いスイートピー/松田聖子
2.まちぶせ/石川ひとみ
3.時をかける少女/原田知世
4.Woman“Wの悲劇”より/薬師丸ひろ子
5.少しだけ片想い/三木聖子
6.雨音はショパンの調べ/小林麻美
7.青春のリグレット/麗美
8.白いくつ下は似合わない/アグネス・チャン
9.6年たったら/五十嵐夕紀
10.グッドラック・アンド・グッドバイ/岡崎友紀
11.ワンダフルcha-cha/山下久美子
12.二人は片想い/ポニー・テール
13.甘い予感/アン・ルイス
14.卒業写真/ハイファイセット
15.ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ/原田知世
16.Rock’n Rouge/松田聖子
収録曲について語りたいことは山ほどあるが,
まずはジャケットにひとこと。
素晴らしい! 最高!
ほしのあきを聖子カットにして,
松田聖子全盛期のジャケットのオマージュにするという
誰もが思いつきそうで思いつかないアイディア。
当時の聖子の年齢より10歳ぐらいは上のほしのあきを起用するのは
大胆とは言えるが,ピタッとはまっている。
「これはウケ狙いでしょ。もっと若い堀北真希とかのほうが」
なんて編集部Fは言っていたが,いやこれはど真ん中ストレート。
正統な継承だと僕は思う。
ジャケ買い必至の素晴らしいデザイン!
(つづく)
2009年12月05日
ギブソン・スルー・ザ・レンズ そしてDUSK TIGER

©Baron Wolman/fotobaron.com

表参道のポール・スミス・スペース・ギャラリーで開催中の、
GIBSON THROUGH THE LENSオープニングレセプションに行ってきた。
これは、世界的な写真家であるロス・ハルフィン、ジム・マーシャル,
ニール・プレストンなどが撮影した
ロック・レジェンドたちの雄姿を集めた写真展である。
もちろん、その手に握られているのはギブソンまたはエピフォンのギターだ。
ビートルズ、ジミー・ペイジ、マーク・ボラン、
ジミ・ヘンドリックス、ピート・タウンゼント、ザック・ワイルド、
ウエス・モンゴメリー、スラッシュ、ジョー・ペリー、
BB.キング、アンガス・ヤング、ポール・ウエラー、グレイトフル・デッド、
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ミック・ジョーンズ、
フランク・ザッパ、ジョン・フォガティ、ロイ・オービソン、ニルヴァーナ、
プリンス、マドンナなどなど、多くの素晴らしい写真が展示されている。
ギター・マガジンでフィーチャーしたことのある写真もいくつかあった。
こうして眺めてみると、とにかくそのかっこよさに目を奪われる。
特に僕が気に入ったのは、エピフォンのブロードウェイを弾くプリンスの写真。
何とも色気の漂う写真で、絶品だった。
いつかこれをギター・マガジンの表紙に使いたいと思ったほどだ。
これだけの写真が一堂に会する機会はまれである。
ぜひ一度足を運んでみてほしい。
場所等は以下のとおり。
展示会場: Paul Smith SPACE GALLERY
東京都渋谷区神宮前5-46-14 TEL: 03-5766-1788
展示期間: 第1期 12月5日(土) ~ 12月17日(木) (定休日なし)
第2期 12月18日(金) ~ 12月29日(火) (定休日なし)
*第1期と第2期では出展される作品の一部が変更になります。
展示時間: 11:00-20:00(最終日12月29日は18時まで)

さて、その会場で実はスペシャルなサプライズがあった。
かねて噂されていたギブソンの新製品、DUSK TIGERが登場したのだ。
これは、ギブソンがロボット・ギター、DARK FIREでとり組んできた
ロボット・テクノロジーの新機軸である。
デジタルでありながら音はアナログという、
DARK FIREのコンセプトを進化させ、
さらなる豊富なトーン・プリセットとチューニング・プリセットを搭載。
全体的な使い勝手を向上させている模様。
ここではサウンド・チェックはできなかったが、
ギター・マガジン2月号でその全貌をお届けする。
2009年12月03日
エヴァ・ストラト,エヴァ・テレ オークション開催中!


このブログやリットーミュージックポートでもお伝えした
フェンダー・エヴァンゲリオン・ギターの
オークションが開催されている。
ちょっとこちらをクリックしてみてほしい。
さあ,ギターは誰の手に?
ちなみにこのギターを製作したのは
フェンダー・カスタムショップのマスタービルダー,ユーリ・シスコフ。
先のプレミアムギターショウでも見事な腕前をふるっていた。
そのフェンダー・カスタムショップを,只今,編集部S口が取材中。
速報を随時お届けする。
2009年12月02日
布袋のカバーアルバムがいい!

布袋寅泰の新作『MODERN TIMES ROCK'N ROLL』が素晴らしい!
T.レックス、チャック・ベリー、エルヴィス・プレスリー、
ステッペンウルフなど、ロックレジェンドたちの
永遠の定番ソングを愛を込めてカバーしたアルバムだ。
とりわけいいと思ったのは
エドガー・ウィンター・グループの「フランケンシュタイン」、
ロキシー・ミュージックの「LOVE IS THE DRUG」、
クラフトワークの「THE MODEL」、
そしてルベッツの「SUGAR BABY LOVE」。
ルベッツはNEW EDIT VERSIONとして生まれ変わった。
極上のバブルガムソングは、BOOWYにも通じる。
2009年11月30日
時間よとまれ

明日から12月。
止めたい、真剣に。
でも止めようはない。
時間はどういうわけか未来へしか流れないが、
人の心は簡単に時空を超えて過去へ飛んでゆける。
心も未来へしか飛べないようになりたいものだ。
ウソだけど。
2009年11月29日
ヒューケト・ナイトに行ってきた

ヒュース&ケトナーの25周年記念ライブに行ってきた。
場所は下北沢GARDEN。
SPECIAL ROCK NIGHTと銘打たれただけあって、
出演バンドは若手からベテランまで筋金入りのヘヴィ系。
メインアクトは山本恭司と
ドイツからやってきたトーマス・ブルグを2トップにいただくスペシャルバンド。
どこを切ってもロックロックロック。
ヒューケトの爆音が会場に轟いた。
恭司バンドにガルネリウスのsyuが参加。
ツイン・リードで、なんとバウワウの「シグナル・ファイア」をキメた。
うお〜、これは燃える!!完璧なユニゾンとハモリだった。
日本が誇るギター・インストの傑作で、僕が若かりし頃の、必須曲だ。
僕は恭司パートはとても無理だったので、
光浩パートをよくコピーしていた。
恭司さんがMCで言っていたが、ご本人が19歳の時に作った曲だそう。
この時代の曲は実によくできている。
目にもとまらぬスピード、起承転結、
磨き抜かれたハーモニー、ここぞというキメ。
良くも悪くも今の時代にはない安定感なのだ。
ギター・インストとはこうあるべきというお手本のような楽曲である。
これは今の時代に“発見”されるべき定番と言える。
失礼ながら僕も忘れていたが,こういう構築美がインストには必要なのだ。
誰か,どこかで調べて曲をゲットし,
ツインギターで猛練習してYouTubeに上げて欲しい。
「シグナル・ファイア」最高!
とまれ,久々に聴いて感動した。syuあっぱれ! 最高だった。
トーマル・ブルグは予想以上の凄腕で、
生粋のライブミュージシャンであることを証明した。
実はノッサンも出演予定だったのだが、
急な発熱でどうしても出られなくなったと恭司さんがMC。
その後、会場にいたマネージャーに尋ねたら、
ノッサン自身、相当残念がっておられた模様だ。
なにはともあれ、轟音ナイト、大成功!
2009年11月27日
コペンハーゲン・パーク

柳ジョージの最高傑作と信じて疑わない
『Y・O・K・O・H・A・M・A』。79年の3rdアルバム。
昨年紙ジャケで再発された。
懇意のディレクターから再発の知らせを聴いた時、
誌面で絶対紹介しますと即答していた。
みなと横浜、異国情緒、フェンスの向こうの風景。
今なら陳腐にしか聞こえないそんなうたい文句が
ピタリとハマる内容で、またそれがあこがれの時代だった。
圧倒的なコーラスワーク。
抜群の完成度。とにかく楽曲が粒ぞろいで、演奏も素晴らしい。
メンバーの力量がうかがい知れる。
ヒット曲「雨に泣いてる」で有名だが、それよりも何よりも
「コペンハーゲン・パーク」が圧倒的にいい。
カラオケもないあの頃、一緒に歌った人のことを思い出す。
2009年11月20日
ペンシルビル

ペンシルビルが好きだ。
狭小の敷地に立つ間口一間の機能美。
いったいこの隙間にどうやって建てたのだろうと想像すると心が躍る。
バブルの頃から東京にはこの手のビルが乱立したので,
思わぬところで発見しては,ひそかに鑑賞していた。
市ヶ谷の編集部付近にあるこのビルは,なかなか秀逸で,
僕の中ではかなりの美人の部類に入るのだが,
この土地はいわゆる「鬼門」で,
ここ15年で建物がくるくると入れ替わってきた。
なんとなく札付きの感がある。やけどしそうな感じ。
モスバーガーだったこともあり,弁当屋だったこともあり,
更地にされて,駐車場になったこともある。
5年ほど前に,いきなりご覧の通りのビルが建った。
これはまさしくペンシルビル。
この土地の代々続く因習を吸い上げて,上へ上へと伸びたのだ。
ふふふふふ。
今,一階はその名も「大衆酒場」という名前の大衆酒場になっている。
ここがけっこう流行っていて,
いつも行ってみようと思うのだが,まだ機会がない。
間口は一間ほどだろう。
後方に長く伸びたスペースをうまく活用し,
座るスペースもちゃんと確保。アジアの雰囲気だ。
ペンシルビルを見かけると,
階上のフロアがどうなっているのか無性に気になる。
そして一度でいいから住んでみたくなる。
この,狭苦しくてながっぽそく後ろにのびたスペースに
何も置かず,タタミを敷き詰めて,そこに寝転がったら,
どんなにか心地よいだろうと思うのだ。
誰にも知られずに,ひっそりと。
あ〜,せまい,たのしい,だいすき。

そんなことを思いながら,今日もビルの前を通り過ぎた。
2009年11月18日
買いました

結局アマゾンで。
罪悪感。
久々にタワレコ行こうと思ってたのに時間が取れず。
期待通りの内容。
プリファブ・スプラウトで外れたことは一度もない。
2009年11月17日
アニメタウン 上井草

ガンダム発祥の地,サンライズへ行ってきた。
場所は西武新宿線の上井草で,
駅に降りると,発着メロディがなんと「翔べ!ガンダム」。
掲示板にはガンダムのポスターと「かみいぐさ アニメタウン」の文字が。
し,知らなかった。上井草はアニメの町? 不明を恥じ入ります。

ケロロ軍曹いわく「アニメとラグビーのまちであります」。

そして改札を抜けると,ガンダムの像!!
おおお〜!!
商店街を歩いてあっという間にサンライズに到着。
ビルの外壁には,ガンダム,ケロロ,そして犬夜叉完結編などなど,
制作アニメのラインナップがずらり貼ってある。
そうか,犬夜叉完結編もそうなのか。俺見てるし。深夜……
琥珀の,桔梗の運命は? そして奈落はどうなる?……
なんか感動。
そんなことはいいとして,ギター・マガジン1月号企画の内容を詰めてきた。
乞うご期待。
2009年11月16日
ジョー・ボナマッサ本人降臨動画 ぞくぞくと
ブルースギターのニューヒーロー、ジョー・ボナマッサが直伝するブルースギター講座。ここでは、伝説の凄腕ギタリスト、故ダニー ・ガットンから教わったことをもとにレクチャーしてくれました。ジャズ,カントリー、ロカビリー、それらのハイブリッドスタイルをお楽しみ下さい。動画に対応したTAB譜をギターマガジン12 月号(11/13発売)に掲載しています。
ブルースギターのニューヒーロー、ジョー・ボナマッサが直伝するブルースギター講座。ここではスライドギターを伝授。オリジナルデモから,ライ・クーダー・スタイルまで変幻自在のスライドをギターを堪能してください。動画に対応したTAB譜をギターマガジン12月号(11/13発売)に掲載しています。
2009年11月13日
GUITAR HARMONIZE Vol.2のライブレポ

写真提供:ヒルトップスタジオ
大変遅くなってしまったが,
GUITAR HARMONIZE Vol.2のライブレポをアップした。
リットーミュージック・ポート ギターチャンネルをチェックしてほしい。
ギタリストだけのイベントは僕もいつも考えているのだが,
どうやればいいのか難しい。
とてもヒントになるイベントだった。
さすがは香津美さん!
ギター・マガジン12月号発売されました!

ギター・マガジン12月号は今日発売です!
映画『It Might Get Loud』について語り下ろした
ジミー・ペイジの独占インタビューを掲載。
半年に一度のCD付録号。
2009年11月12日
プリファブ・スプラウト

プリファブ・スプラウトの新作が出てるらしい。
ネットで知った。明日、買いに行かなくては。
写真は大傑作の『TWO WHEELS GOOD』(Steve McQueen)。
トーマス・ドルビーのプロデュース。
85年作品だが、今聴いてももちろん色あせない。
「When Love Breaks Down」は絶世の名曲。
2009年11月07日
最強プレイヤーズ・コンテスト終了!
最強プレイヤーズ・コンテストが終了した。
大成功だったと思う。
出場した最強プレイヤー、最強ゲスト、最強審査員、最強協賛各社、
最強スタッフ、そして最強のお客様。
みんなみんなありがとうございました!
2年後にまた会いましょう!
2009年11月06日
楽器フェア
楽器フェアに行ってきた。
舞台はパシフィコ横浜。
毎回、みなとみらい駅のエスカレーターを上るたびに、
光陰矢のごとしと思い知る。
風景がまるで変わらないので、そのせいもある。
10時過ぎには会場到着。
いい天気だ。
今日はやることが山ほどある。
まずは会場をひとまわり。
日頃お世話になっている出展者のみなさんのブースに挨拶。
ときどき、長く話し込む。
11時過ぎに待ち合わせ。
テイラーのブースでギタリストの西慎嗣に会う。
その後、事務所の人を交えて、打ち合わせ。
詳しくは書かないが、西さんは30年ぐらい前から
僕のあこがれのギタリストなのだが、
どういうわけかこれまでご縁がなくて、取材の機会もなかった。
それが、ここ数ヶ月ある縁があって急接近。
昨夜は赤坂で西さんのライブを見たのだった。
驚いたことに山崎まさよしがゲスト参加していた。
夕べ、明日楽器フェアで会いましょうということで別れ、
今日の再開となった。
1時間ばかり話し込んだ。
初めて「時には恋人さながらに」を聴いた日の感動と、
それからも憧れ続けたことを僕は語った。
いろんなことを根掘り葉掘り聞いた。
チャーとの交友、ビンテージ・ギターの購入歴、
現在の音楽活動、音楽性の根幹に関わること、などなどである。
快くしゃべってくれた。うれしかった。
今後、誌面に登場して欲しいとお願いすると、これも快諾してくれた。
子供のような笑顔がとても印象的である。
その後、再度ブース回り。
各社工夫をこらしている。
音楽の楽しさ、楽器の楽しさはここにいる人たちに間違いなく支えられている。
午後になり、集客も増えてきた。
▲ヤマハのテノリオン
ギター以外にも楽しい楽器をたくさん見つけた。
例えば、ヤマハのテノリオン。
これは画期的!
そういえば、3月に見たアジカンのライブで
彼等がこれを使っていたことを思い出した。
楽しい。ひとしきり試奏に夢中になる。
13:30からテイラーのブースにて西慎嗣のライブ。
12弦のアコギをまるでエレキのように軽々と弾きこなすその力量に驚愕。
ゆうべも同じギターを弾いていた。
ライブ途中で手がつったようだが(笑)。
西さんはギターもいいが、歌がいい。
昔からまるで変わらないあのしゃがれ声。
この人が歌うとカバーでも西印になる。
そこが昔から好きなのだ。
みたびブース回り。
その後、プレミアムギターショーへ向かう。
SUGIギターズの杉本眞と谷川史郎によるトークイベントを見る。
日本屈指のギタービルダーである杉本さんは、
開始時間前、いつものようにひょうひょうとした風情で、
ステージの横に立っていたので、話しかけた。
▲SUGI GUITARSのマスタービルダー杉本眞
開口一番、今度またいい材を探しにアメリカへ行くんだ、
という話が飛び出した。
いつもギターのことしか考えていない。
それが当たり前だというような自然体。
もはや神仙の域に達した感じさえあった。
杉本さんと話していると、山で湧き水に出会ったようなすがすがしさを覚える。
それもそのはず、杉本さんはアウトドアの達人でもあるのだ。
信州松本に住み、高地の四季を知り尽くしている。
それがギターの音に出ていることは間違いない。
SUGIのギターからは清流の音が聴こえる。
その後、プレミアムギターショーをじっくりと見て回る。
そして、楽器フェアにとってかえし、
テイラーのブースで小坂忠のライブ。
DR.Kこと徳武弘文も参加した、ゆる〜いステージだった。
「機関車」「ほうろう」など、忠さんのソウルフルな歌をじっくり味わった。
その後、再びブースへ。
懇意の出展社の社長と打ち合わせをかねてお茶。
久々に話し込んだ。
明日は最強プレイヤーズコンテスト決勝大会。
そのヘルプのために、会場へ行く。
スタッフ一丸となって準備をしている。
その熱意に感謝。
明日の成功は間違いないだろう。
2009年11月05日
ギター・マガジン12月号校了しました!

ギター・マガジン12月号は昨日,校了してました!
ジミー・ペイジ最新インタビューを掲載。
半期に一度のCD付き。
今日から楽器フェアがスタート。
土曜日は最強プレイヤーズ・コンテスト決勝です。
2009年10月29日
U2 ようつべ

U2の360 TOURがYouTubeにアップされている。
なんと2時間を超える長尺。
ところで,『It Might Get Loud』という映画がある。
ジ・エッジ,ジミー・ペイジ,ジャック・ホワイトが主演した映画で
現在アメリカで公開中。
この映画に関するペイジのインタビューを12月号で独占掲載する。
2009年10月28日
トノバン作曲

大事な曲を忘れていた。
カッチャンの「ナンシー・Chang!」。
この曲をこの時代の中川勝彦に書き下ろすというのは素敵すぎる。
2009年10月26日
ノッサン in Germany ヒュース&ケトナー工場ツアー
CKBのノッサンにお願いして,
ドイツのアンプメーカー,ヒュース&ケトナー工場に行っていただいた。
現地ミュージシャンのトーマス・ブルグとのセッションをご覧あれ。
ギター・マガジン11月号ではヒューケトの大特集。
2009年10月23日
夏男の秋動画が到着 軽井沢の紅葉
高中さんからまた動画が到着。
軽井沢の紅葉は美しい。
向こうに見える山の稜線もきれいだ。
走りに行きたい。
2009年10月21日
高中正義による加藤和彦追悼動画 「さよなら」

昨日,高中さんから突然の電話。
加藤さんの追悼のために
ミカ・バンドの「さよなら」を演奏して,YouTubeに上げたいという。
高中さんらしいやり方だと思った。
渾身のプレイがすでにアップされている。
2009年10月20日
スーパー・ガス

「家をつくるなら」何度聴いても素晴らしい。
40代以上の人ならCMソングとして一度は聴いたことがあるはずだが、
ぜひともフルコーラスを聴いてみてほしい。
こんなに豊かな音楽を加藤和彦という人は作っていたのだ。
このみずみずしいメロディは、いまの10代、20代が聴いても
何の違和感もなく受け入れられると確信をもって言える。
本当に特異な音楽家だったと思う。
2009年10月19日
加藤和彦訃報

加藤和彦さんの訃報を土曜日に聞いた。
僕はそれほどどっぷりだったわけではないが,
日本のポップス史上に残る名曲をたくさん書かれた。
CMでよく流れていた「家を作るなら」が懐かしい。
「不思議なピーチパイ」や「白い色は恋人の色」も好きだ。
対面インタビューはないが,一度だけ電話でインタビューしたことがある。
98年に亡くなった大村憲司への追悼コメントをもらうためだった。
あの時も軽井沢に電話した。
ギターに対する造詣が深く,言葉の端々に気品が感じられた。
憲司の『春がいっぱい』の中の「FAR EASTMAN」
ではふたりのギターの共演が聴ける。
「僕がロン・ウッドみたいなギターを弾いている。
憲司と僕がいるとルーズな感じが出せるんですよ」と語っておられた。
憲司と加藤さんには,どこか通じるブリティッシュテイストがある。
その味がたっぷりと味わえる極上のポップソングである。

姉妹誌のアコースティック・ギター・マガジンVol.39
では和幸をフィーチャーした。
先ほど,同誌の編集長と話をしたら,やはり衝撃を受けていた。
ご冥福をお祈りいたします。
2009年10月16日
ボナマッサのプレゼント

ジョー・ボナマッサから読者にもらったプレゼント。
もちろん愛用品。
詳しくはギター・マガジン11月号で。
2009年10月13日
ギター・マガジン11月号は発売中です

ギター・マガジン11月号は今日発売です。
ニール・ヤングの最新独占インタビューを掲載。
ぜひともご覧下さい。
懐かしいところでは,キャロルの「ファンキー・モンキー・ベイビー」
のスコアなんかも取り上げています。
2009年10月12日
オリジナル

昨日は、渡辺香津美presentsのGUITAR HARMONIZE Vol.2、
今日は高中正義の野音ライブに行ってきた。
香津美ライブは、野呂一生、是方博邦、
矢堀孝一、マーティ・フリードマンが出演。
去年よりもギター度が増して、しかも主旨がぎゅっとまとまっていた。
香津美のやりたいことがはっきりわかった。
見応えがあった。全員がギター小僧に回帰。
これでもかというほど弾いていた。
やっぱ抑えるなんて無理だ。
マイケル・ジャクソン「スリラー」、
ABBA「ダンシング・クイーン」このセレクションは秀逸。
ギターハーモナイズの看板に偽りはなかった。
高中野音は、久々に雨の心配のない晴天。
しかし、筋金入りの高中ファンは用意がいい。
会場には、ちらほらカッパを用意していた人もいたようだ。
これは杞憂に終わり、ライブは最高に盛り上がった。
ジオラマギターの電車が動いた。
拍手喝采。
30年変わらない世界観がある。
紛れもない高中の音だった。
今朝たまたま見たテレビで、楳図かずおのまことちゃんハウスを紹介していた。
大好きな楳図先生の家に目は釘付け。
おろち、赤ん坊少女、漂流教室、まことちゃん、わたしは真悟・・・
この作品群の圧倒的なクオリティ。すさまじい。
御歳73歳だという楳図先生は、
漫画の中でビチグソロックを熱唱していた時のイメージそのまんまだ。
グワシ!
オリジナルとはこれでなくしてなんだろうと思った。
楳図は楳図でしかない。
他に何かが入り込みようがない。
楳図なのだ。いや、なのら。
で、夜、高中はやっぱり高中であって、他の何物でもないと思ったのだった。
2009年10月09日
ジョー・ボナマッサ本人降臨動画をアップしました
ブルースギターのニューヒーロー,ジョー・ボナマッサが直伝する ブルースギター講座。簡単なエクササイズとスケールトレーニング にチャレンジしてみてください。動画に対応したTAB譜をギター マガジン11月号(10/13発売)に掲載しています。
2009年10月07日
パイレーツ・ロックとハイエイタス

昨日、映画『パイレーツ・ロック』を見た。
すごい。圧倒されて、体が熱くなった。
詳しくはまた。
今日は、新木場コーストでハイエイタスを見た。
短いながらも気合いの入ったステージ。
全力だった。
新曲を3つ披露。
細美のギターは、曲の骨格。
太い。そしてしなやかだ。
2009年10月05日
気になる映画

先月,『キャデラック・レコード』を見た。
チェスレコードの創始者レナード・チェスの物語で,
マディ・ウォーターズやリトル・ウォルターなどのブルースマンとの交流,
そしてその音楽ビジネスの実態が生々しく描かれている。
キャデラックが報酬。
なるほどそうだったのかと合点がいくこと多数。
ビヨンセもよかった。
今,気になってる映画はこれ。
『パイレーツ・ロック』。
ウェルかめ
とのニュース。
NHKの朝ドラは,
ある時期(25年ぐらい前か)までは欠かさず見ていたこともあって,
新作が始まるたびに,なんとなく気にはなっているのだが,
今回は,地方の小出版社で奮闘する夢多き女性編集者の話だとか。
いつにも増して気になる。
でも初回視聴率はよくないらしい。
どうしてだろう?
編集者という題材のせいか?
いや,タイトルのせいかも。
ドニー・フリッツ 圧巻
伝説のスワンプシンガー、ドニー・フリッツを見てきた。
デレクでもないドゥービーでもないアメリカの音。
その奥深さに心底しびれた。
とにかくバンドが素晴らしい。
これがマッスルショールズの音か。
プロ中のプロだった。
職人中の職人だった。
知らないギタリストだった。
不勉強を恥じ入る。
トムスキャビンの麻田さん、ありがとうございます。
2009年09月28日
デレクとドゥービー 続報
僕が見たのは2日目だったが,
初日はあまり音が良くなかったらしい。
何人かの友人と,編集部員からそのことを聞いた。
そのことに触れたブログも見かけた。
そういうこともあるだろう。
ただし,2日目はまったく問題なかった。
これははっきりと言える。
ちなみに,ドゥービーのジョン・マクフィーがメインで弾いていたギターは
LINE6のヴァリアックスだったようだ。
2009年09月26日
デレクとドゥービー

国際フォーラムで、デレク・トラックス・バンドと
ドゥービー・ブラザーズのライブを見てきた。
デレクはやっぱり最高!
一段とスライドギターの切れ味が増した。
あの素晴らしいピッチ感と音の明瞭度。
まるで音が見えるよう。視覚的な音なのだ。
ギターはいつものSGがメインだったが、
途中、テスコのSS-4Lを使った。仰天。
豪快なスライド。いい音だった。
アメリカの音だった。
後半ではスプロのデュアルトーンらしきギターも使っていた。
二部はドゥービー。
ステージに一斉にメンバーが登場。
うわっ、人数多っ!
ツインドラムを従えて、前列に6人ずらりと並んだ様はまるで大喜利で、
ちょっと笑ったが、その重厚な存在感に圧倒された。
会場は総立ちして拍手で迎えた。
音を出した瞬間に感じるスタンダードの貫禄。
アメリカのロックを作った先駆者の音だ。
トムとパットの二枚看板は健在だった。
トムはおおむねPRSをプレイ、
パットはピンク系のストラトだった。
出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでサポートに徹する。
ジョン・マクフィーは、メイプルネックのストラト系ギターをメインに、
リゾネイター・ギターやフィドル、そしてハモニカなど
縦横無尽の活躍で芸達者なところを見せた。
それにしてもコーラスのうまいこと。
全員総出の分厚いコーラスは、それはそれは強力だった。
ひとりひとりがリードを取れるほどのうまさがごく自然に身に付いているのだ。
アメリカのバンドの基礎体力のすごさを見た。
こういうところは残念ながら日本のバンドはまだかなわない。
マッチョなチャールズ・ブロンソン
もしくは佐藤蛾次郎を思わせる風貌のトムは、
プロレスラーさながらのアクションで客を煽る。
熱くそして男臭い。
やっぱりドゥービーはこれでなくちゃ。
パットは貴公子然とした風貌で華やかにリードをとる。
本編ラストで、トムが「ロング・トレイン・ランニング」
のカッティングを始めた瞬間、体が震えた。
なんという音楽的なカッティング。
このカッティングが曲を呼び込んだのだ。
それはアンコールの「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」でも同じだった。
同じコードを同じタイムで弾こうとも、絶対にこうはならない。
それほどまでに独特のグルーヴを持つカッティングだった。
となりでパットが同じカッティングの仕草をしていたが、
小さく音を絞っていたのが印象的だった。
サビの大合唱でライブは終わった。
途中デレクの飛び入り参加もあった。
完成された演奏と分厚いコーラス。
アメリカンロックの醍醐味を味わって幸せだった。
30日に追加公演。見てない方はお見逃しなく。
2009年09月25日
高柳昌行の貴重な映像集がリリース

日本ジャズ界の鬼才・高柳昌行のライブDVDが出た。
近年,高柳のアーカイブを粛々と復刻している
JINYA DISCからのリリースで,丹念な仕事を続ける社長のSさんに頭が下がる。
The Complete works of JOJOと銘打たれたこのシリーズは,
第一回発売が『action direct 1』と『JAZZ 1』の2作品。
前者は,ノイズ/フリー・インプロヴィゼーションを追求した
action directの定例公演を収録したもの,
後者は名古屋のジャズクラブでのライブを収めたもので,
おもにモダンジャズのカバーをやっている。
どちらも,凄まじい引力で見る者を引きつける。
10月には第二弾の発売も予定されている。
フリーとは何か,前衛とはなにか,そういうのはよくわからない。
人をとらえて離さない何か,それだけが問題だ。
2009年09月23日
ブラック・クロウズ新作

ブラック・クロウズの新作『ビフォア・ザ・フロスト』がいい。
いつ聴いても半永久保証の音。
アメリカのロックの音。
スタジオライブだという。
こんな演奏ができるなんて。
やっぱり素晴らしい!
2009年09月22日
僕という運命について

ギター・マガジン10月号でも紹介したが、
深町純の70年代〜80年代初頭の作品4枚が復刻された。
その中には、僕が待ちに待った大村憲司参加の『六諭』が含まれている。
僕ならずとも憲司ファン待望のこの作品は、
バンブー、カミーノ期の脂の乗り切っていた憲司が
サイドプロジェクトのような形で参加していた
深町純21stセンチュリー・バンドの75年の録音である。
初期の憲司を知るには大変貴重なアルバムであり、
また、大村憲司というギタリストが
どれだけの計り知れない才能に満ちていたかを証明してくれる1枚でもある。
残念ながら僕はこの作品をリアルタイムで聴いたわけではなく、
YMOで憲司を初体験してからさかのぼったクチだ。
そこには紛れもない憲司がいた。
80年代以降、マクラフリンばりの速弾きにはすっかり興味をなくし、
手数を抑えてむしろ“弾かない”美学を貫いていく憲司が、
最も弾いていた、これでもかと弾いていた、爽快なまでに弾いていた、
エネルギッシュで若々しく、躍動感にあふれ、
まるでアスリートさながらの瞬発力で
ストラトやテレキャスターを縦横無尽に操っていた、青春の記録だ。
憲司のギターは地味だという人がけっこういる。
さらにはまったく評価しない人もいて、
それはそれで自由なのだが、僕は途端にその人の耳を信用できなくなる。
これはこれで自由だろうから、放っておいてください。
とまれ、憲司のギターの一面にしか過ぎないが、
あまり憲司を評価しない人にもぜひ聴いてもらいたい。
ちなみにドラムは村上ポンタである。
75年の東京。
時はジャズロックからフュージョン・ブームが花開いていく頃。
あちこちに若い才能のあるミュージシャンがいっぱいいた。
この時でなければ生まれなかった希有な出会い。
そこから音楽が生まれた。とてつもない音楽である。
赤い鳥解散後、神戸組の憲司とポンタはまさに日の出の勢いだった。
怖い者は何もなかっただろう。
のちに高中正義が語っているが、この頃の憲司を見て、
とてもかなわないと思ったという。
鈴木茂にしても渡辺香津美にしても仲井戸麗市にしても、
同世代の東京勢は、憲司のすごさを身にしみて感じていたという。
憲司のよき理解者であった近藤房之助にインタビューした時、
憲司のギターは「音の消え際が美しい」と言っていたが、
これほどまでに憲司のギターを正確に評した言葉はないと思った。
そう、1音のたった1音の消え際が、
この世のものとは思えないほど美しいのである。
その意味は、これを聴けば必ずわかる。
自信満々のスリリングなプレイが張り巡らされ、
これぞ憲司という品格のある音が鳴り響いているのであった。
僕は初めて憲司のライブを見た時に、
その歌心あふれるフレーズに涙がとまらず、
ギターというものはこういう風に弾くものなのかと
心底驚愕したのを今でも覚えている。
ときどき、自分はなぜギター・マガジンの編集など
やっているのだろうと考えることがある。
まったくもって不思議である。
元を正せばビートルズやチャーなど、
ギターへの誘いがあったことが要因だが、
そこに決定打を加えたのが憲司ではなかったかと思う。
若き79〜80年の日々、ゴルフ場のキャディのバイトから帰って、
何気なくつけたテレビに映っていたYMO。
そこで狂ったようにギターを弾いていた憲司。
あれを目の当たりにした時のショックは今でも忘れることができない。
大村憲司という名を初めて知った瞬間であった。
あれ以来、僕の頭の中にはいつでも憲司のギターの音が鳴っている。
それは何物にも代え難い最高の音として、
リファレンスであり続けているのかもしれない。
2009年09月18日
香津美とマーティのスペシャルセッションand手
先日のブログでもお知らせしましたが,
渡辺香津美とマーティ・フリードマンの対談を
ギター・マガジン10月号で行ないました。
インタビューが終わって,
撮影の合間に,自然発生的にセッションが始まりました。
その模様をご覧下さい。
最後には手比べ。
二人が出演するGUITAR HARMONIZE VOL.2は
10月11日,赤坂ブリッツにて開催です。
ボナマッサ見てきました

見てきました。
予想以上によかった。
粗でも野でもなく、ギターの音に品がある人だと思いました。
代官山UNITは超満員で、知り合いにたくさん会いました。
10年ぶりぐらいに会った人もいたな。
機材も撮りました。
写真はギターのケース。
詳しくはまた。
明日(もう今日か)はインタビューです。
2009年09月16日
ジョー・ボナマッサのライブ

今日はこれからジョー・ボナマッサの機材取材とライブに行ってきます。
どんなギターが聴けるのか楽しみです!
安東師匠のポール・コゾフ奏法分析動画をアップしました
ギター・マガジン2009年10月号「White Blues Heroes」に連動。安東滋によるポール・コゾフ奏法分析のソロ篇。詳しいTAB譜,解説は,ギター・マガジン2009年10 月号(9/12発売)にあります。
ギター・マガジン2009年10月号「White Blues Heroes」に連動。安東滋によるポール・コゾフ奏法分析のリフ篇。詳しいTAB譜,解説は,ギター・マガジン2009年10 月号にあります。
みんな見てね〜。
2009年09月15日
異色対談! 渡辺香津美とマーティ・フリードマン

発売中のギター・マガジン10月号で
渡辺香津美とマーティ・フリードマンの対談を行ないました。
この対談,10月11日に行なわれるイベントGUITAR HARMONIZE VOL.2
の意気込みを語ってもらうために企画したものなのです。
GUITAR HARMONIZEといえば,
昨年は渋谷CCレモンホールで行なわれた
渡辺香津美提唱によるギターイベントです。
小沼ようすけ,野呂一生,山本恭司など名うてのギタリストが出演して
その美しいハーモニーで秋の渋谷の夜を華やかに彩ったのでした。
その第二弾が,今年は赤坂ブリッツに舞台を移し,
めでたくまた開催されるというわけです。
出演者は,渡辺香津美,野呂一生,是方博邦,矢堀孝一の
ギター・マガジンでもお馴染みの面々。
それに,マーティ・フリードマンも参戦して,
威力倍増のイベントになりそうです。
10月号の対談では,マーティがイベントに出ることの喜びを語り,
香津美が構想を語るなど,大いに話に花が咲きました。
「しゃべるより早くセッションしたいよ」というマーティの言葉に
香津美も大ノリ気で即席セッションが実現。
ふたりともギター小僧に戻っていました。
写真は仲良く手を並べた手香津美とマーティ。
「なんか形が似てるよね〜」とはしゃぐふたりでした(笑)。
チケットはコチラまで。

2009年09月11日
ギター・マガジン10月号できました 明日発売です

ギター・マガジン10月号できました。
今月は通常より一日早い12日,つまり明日発売です。
アベフトシ特集,全35ページになりました。
2009年09月09日
9mmの武道館に行ってきました

9mm Parabellum Bulletの武道館ライブに行ってきました。
ここのところ、激務でしばらくライブに行けずに、気づくとサマソニ以来。
というわけで、今日は絶対行くべしと心に決めていました。
2009年9月9日で9のゾロ目の今日は
彼らにとって特別な日だったようです。
奇しくも今日はビートルズのリマスター盤発売の日。
だからどうしたというわけでもないですが、
レボリューションはやっぱNo.9ということですかね。オッホッホ。
武道館は、それはもう息苦しいほどの満杯状態。
本当に空気が薄かったです。
定刻にやや遅れて始まったステージは、
いつもどおりすさまじいハイテンションでした。
ギター・マガジンの連載コラムでもお馴染み、
ギターの滝君は、いつにも増してこれでもかと動き回ります。
バレリーナのように高速回転し、ステージ上を転げ回り、
ステージと天井に頭を打ち付けんばかりに振る頭はまるでアンガス・ヤング。
あれでよく血管きれないなと心配になるほどでした。
それでもきちんとギターを弾いている。
あれははっきり言って人間業じゃないです。
音もすさまじかったです。
いつにも増してメタルなサウンドでした。
いや〜、9mmカッコイイ! 最高です!
本編たっぷり2時間。
そしてアンコールの大満足でした。
汗かいたな〜。
2009年09月08日
10月号の付録はこれです

もうすでにオフィシャルの方にはアップされてますが,
10月号の特別付録はこれです。
『永久保存版 ギター・ケーブルの本』。
ケーブルなんて何でもいい,なんて人,もはやこの時代にはいませんよね?
ん,ん,ん,あまりこだわってない?
そんな人にも,とことんこだわっている人にも
ぜひ読んでいただきたいのがこの付録小冊子です。
全26ブランド55本のケーブルを徹底試奏。
そのサウンドの傾向をチェックします。
いわゆる高級ケーブルと呼ばれるものと,
比較的コストパフォーマンスの高い,
入門者層にもおすすめのケーブルを紹介していますので,
お役に立つこと請け合いです。
楽器店に行く前に,じっくり読んでみてはいかがでしょう。
もちろん,楽器店に行く時のお供にもどうぞ。
というわけで,ギター・マガジン10月号はすでに校了しています。
2009年09月04日
陰陽座 直伝動画アップしました!
日本へヴィメタル界の至宝=陰陽座の瞬火、狩姦、招鬼の3人が、最新作『金剛九尾』のハイライト・プレイを直伝! バンド10周年を飾るにふさわしい入魂のプレイをじっくりと確認してほしい。ギター・マガジン10月号(9/12発売)では、ア ルバムに関するインタビューを掲載。そちらもぜひチェックして下 さい!!
2009年09月01日
高中動画10000再生突破!
ギター・マガジン特製,高中正義の「はじくぜ!BABY」の動画が
10000再生を突破しました! みなさんありがとう!
この曲の1コーラス分のTAB譜がギター・マガジン9月号にありますので,
ぜひともチェックして下さい。

ちなみに,高中さんが動画で使っているワーミー・ペダルがこれです。
2009年08月31日
考える時間
常日頃思っていることですが、
考える時間って、本当に無駄ですよね。
もう涙が出るぐらいに無駄、無為、虚無・・・・
考えることが無駄だと言ってるんじゃありません。
いくら考えても答えが出なくて、
考える時間が長引いてしまうのが無駄なんです。
何を考えるにしても、瞬時にひらめいて、
的確・適切な答えをひねりだせれば、
一度きりの大切な人生をずいぶん無駄にすごさなくてすむと思うのです。
そうすれば仕事もうまくいって、言うことナシ。
我々のような仕事の場合、考える時間の長短は死活問題で、
何をするにしても短いほうがいいに決まってます。
企画の内容を考える、企画のタイトルを考える、キャッチを考える、
取材予定の段取りを考える、どうやって企画を通そうか考える、
カメラマンは誰にしようか考える、どうやれば売れるか考える、
あれとこれの優先順位を考える、どこへ行こうか考える、
レコ評をどう書こうか考える、企画のリードを考える、
インタビューの質問を考える、次号の内容を考える、
ブログに何を書いたらいいか考える・・・・・とかね。
タイトルなんかパッと思いつきで決めればいいと思う人もいるでしょう。
どっこいそうはいかないんです。
これがいくら考えても浮かんでこないことがあります(その方が多い)。
かっこよく言えば、無からの創造。
しかし、実はこれまでのインプットから引っ張り出してくるしかないわけで、
乱暴に言えば、結局は、どれだけ自分の中に詰め込んで、
似たような場数を踏んで、吐き出してきたか。これに尽きます。
以前にも書いたような気がしますが、
やっかいなのは、物事の本質を表す言葉は
おそらくひとつかふたつしかないということ。
答えが出ない時でも、本質の正体はもやもやとわかっています。
これはこういうことなんだろうと。
もう直感と言っていいです。
でも、なかなか言葉にできない。
時間がかかります。
インタビューの前説として書くリードなんか、
書くべきことはわかっているのにもかかわらず言葉が出てこない。
地獄です。
で、幸いにして言葉をひねり出した時に感じるのは、
結局はロジカルに考えると、そこにしかたどり着かないということ。
しかも、たいていの場合、それは直感の告げていた場所なんです。
なのになんで時間がかかるんだ!?
ごくまれに、瞬時に答えが出ることもあります。
これはもう人知を超えたものとしか言いようがないというか、
そういうこともあるとしか言いようがありません。
ふと口をついて出た言葉が、ピタリと物事の本質を言い表し、
誰が見てもその通りに違いないと自信を持てる瞬間、
たま〜にそういう瞬間があります。こういう時はうれしいです。
ま、いずれにしても熟慮したことと直感が告げたことが
結局は同じになるパターンというのは本当に多いです。
それなら、論理的思考を心がけ、
初めから直感が不当な偏見を含まないように
頭を鍛えておく他はないわけですが、
じゃあどうやって鍛えたらいいのかよくわかりません。
この方法をまた考えなくてはなりませんね。
ただ世の中には、何かにつけ瞬時に答えを出し、
あれこれ迷わずすぐに決めて、しかも結果もOK、という人がいます。
いるんですよ、こういう人が。
どうしてこういうことができるのか不思議でしょうがない。
こういう人の能力にあやかることはできないのでしょうか。
これは余談ですが、おいらには30年以上も考え続けていることが山ほどあって、
折に触れてはその答えは何かと追求したりするわけですが、
まあ、見事に徒労に終わるわけです。もう疲れました。
考える時間の短縮。
40過ぎたおいらの目下のところの目標はこれです。
何事も瞬時に答えを出すべし。
もう人生も半分すぎちゃったし、これからもこの調子で考え続けたら、
いくら時間があっても足りませんので。
結局、人間は考えないのが一番ラクなんです。
たぶんそういうことなんでしょう。
それはそうと、ギター・マガジン10月号はもうすぐ校了です。
現在、猛烈に校正中。
2009年08月27日
オープン・コードは気持ちE!
突然ですが,オープン・コードすなわち開放弦を含んだ
コードの音って気持ちいいですよね。
開放混じりのローコードをじゃらんとやった時の快感は
誰にでもあるはずです。
でも,CとかDとかの基本的なコードだけじゃなくて,
ちょっと変わったコードだともっと面白いかも。
コードネームで言えば,Em7(9,11)とかG#m7(9)などなど。
なんだか難しいコードですが,開放弦を使って押さえれば意外と簡単なんです。
しかも,響きがとってもグー。
というわけで,リットーミュージックポートの
ギターチャンネルで「魅惑のオープンコード」という連載を始めました。
筆者は『オープン・コード事典』などの著書もある渡辺具義さん。
まずは,セミナーのページに飛んでみて下さい。
お馴染みの指板図くんがありますね。
クリックして音を出してみましょう。
ちょっとスゴイでしょ。
なんだか難しいコードばかりですが,なかなかキレイな響きでしょ?
指板図くんで響きを確かめたら,実際にギターで弾いてみて下さい。
そうオープンコードは気持ちEんですよ。
連載は24回にわたって続きます。
毎回毎回,きれいな響きのオープンコードが出てきますので,
チェックしてくださいね。
2009年08月26日
トワイライト

今日も編集部全員,一心不乱に校正と原稿書きをしています。
もうちょっと頑張ろう。
ふらっと外に出ると,一口坂の夕暮れ。
2009年08月25日
校正は腹が減る
ギター・マガジン10月号の締め切り真っ只中の編集部です。
付録小冊子の校正を一心不乱にしていたら,
猛烈にお腹がすいたため,ちょいと買い物へ。
それにしても,入稿と校正は腹が減る。
やったものでないとわからないと思いますが。
で,ビルの外へ出た途端,秋の風。
おいおい,まだ8月だよ。
なのに,空気がすっかり秋に入れ替わっています。
今年の夏はさほど暑くもなかったし,もう終わっちゃいそうだよ。
でも,夏ってこんなもんだったよなと
30年ぐらい前の記憶を反芻しています。
さて,腹ごしらえもしたし,もいっちょやるかね。
緊張感の漂う編集部では,
小冊子付録担当のオカが鬼の形相で,PCとにらめっこ。
もう少しなので,ガンバレ。
2009年08月24日
魔法の黄色い靴
昨日の夜は,世界陸上の女子マラソンに釘付けでした。
尾崎好美銀メダル万歳! しかし惜しかった。
あのまんま金もいけるかと思ったのですが。
終盤,先頭集団が4人に絞られたとき,
鮮やかに目立っていたのは黄色い靴。
お〜,あれはアディダスのアディゼロジャパン!(たぶん)
尾崎を始め,3人が同じシューズをはいていました(たぶん)。
実はあのシューズあこがれなんです。
エリートランナー用なので,
おいらの実力では到底無理。
しかしすごいな。
チューリップのデビュー曲で「魔法の黄色い靴」という名曲がありますが,
まるで魔法のように軽やかな足取りなのでした。
久々にチューリップを聴いてみよう。
ただいまコンテスト審査中!
最強プレイヤーズ・コンテスト【ギター・マガジン】編は
先日,応募受付を終了しました!
ただいま,編集部全員で一次審査の真っ只中です。
そんな中,今日も届いたこの動画。
なかなかの実力者ですね〜。
覆面もグー。
応募はしてくれたでしょうか。
動画投稿は今後も受け付けてますので,
応募を終えて一息ついている人など,
どしどし投稿して下さい。
やっぱり,みんながどんなレベルなのか気になると思いますしね。
2009年08月21日
100万ドルのジョニー・ウィンター奏法
ジャズ・ギタリスト進化論,クロスオーバー・ギタリスト列伝と
ここのところ,往年の名手を取り上げる連載ものを続けていたわけですが,
その第三弾として「ホワイト・ブルース・ヒーローズ」という企画を
ギター・マガジン9月からスタートさせました。
おもに70年代,ブルース魂とロック魂を併せ持ち,
英米から続々と登場したホワイト・ブルースのギタリストたち。
その存在は,現在も大きな影響力を持っています。
記念すべき第一回は,ジョニー・ウィンター。
その魅力をこの記事でしっかりと味わって下さい。
奏法分析はおなじみ安東さんが担当し,動画も交えて解説してくれました。
まずは動画をじっくりとご覧下さ〜い。
2009年08月20日
レアケース(?)
こないだ,PASMOのチャージ金額が残り少ないことに気づき,
駅の券売機にかけより,チャージしました。
一万円札を崩したかったので,3000円分チャージして
おつりを受け取ろうとすると,ぎょぎょっ!
お札が二枚しか出てきません。
あ〜飲まれた!と一瞬思いましたが,
よく見ると,出てきたのは5000円札と2000円札でした。
うひょ〜,2000円札??? こんなところから。
この時のなんとも言えないもどかしい気持ちわかるでしょうか。
すんげえレアケース。普通,PASMOチャージして2000円札出てくるか?
でも,なんかありがたい気もする。
しかし,2000円札なんて久々だな〜。たぶん見たのは3回目ぐらい?
長いこと生きてるのに,3回目かよ。ちょっとうれしい気もするな。
別に得したわけではないんだがな。
かように列挙したさまざまの気持ちが,
ものすごい速さで頭をかけめぐったのです。
それと同時に一つの確信も……。
それは,きっと俺はこの2000円札を取っておくだろうなということ。
とっておかないまでも,ぐずぐずといつまでも使わないだろうなということ。
別にすぐ使えばいいんです。
価値は変わらないんだから。
以前の二回はどうしたっけな。
手元にないので使ったか,どっかにしまって忘れたか……
う〜ん,思い出せません。
困った,どうしよう。
というわけで,あれから10日ぐらいたちましたが,
あの2000円札は今だに財布の中です。
まったくもってこの性格をなんとかしたいのですが,
40過ぎてそれは無理だろうと考えると泣きたくなります。
さてさて,いよいよ締め切りが近くなり,編集部はざわざわしてきました。
ギター・マガジン10月号は猛烈に編集中です。
今年の夏はなんだか暑さが気抜けしたようですね。
37度とかそういう日がほとんどなかった気がします。
ま,昔はこれが普通だったんですけどね。
だから,なんだか今年の夏は昔の夏みたいだなと思っているのです。
心なしかセミの声にも力がないような気がするよ。よよよ。
2009年08月19日
ラーメンと本
おととい,行きつけのラーメン屋で
いつものように塩ラーメンを食べたのですが,
麺を口に入れた途端に違和感。
あ〜,麺変えたな(-_-)とわかりました。
なんだかきしめんみたいな平べったい感じになってる。
いつもなら,円柱形のストレートな麺で,
その舌触りとコシがとても気に入っていたのに。
スープはいつもと同じでした。
だからまずくはない。
でも,どうしても残る違和感。
う〜ん,と考えながら食べきったところで,
厨房のお兄さんに
「麺変えました?」と問うと,
この質問を今日は何度も受けてきたのでしょう。
途端に気まずそうな顔になり,
「はい。好みが分かれるみたいなんです。
また違うのに変えますけど」とかなんとか言ってる。
「前のが全然よかったすよ」というと,
「はあ,またよろしくお願いします」ですと。
う〜ん,どうなるんだろう。
前のに戻して欲しいな〜。
でも,新しい麺を気に入るお客のほうが
圧倒的に多い可能性もないとは言えない。
そうなると,変えないでしょう。
そんなことを考えながら店を出たのですが,
これはもしかしたら雑誌も同じことかもしれないと
光の速度でそんな考えが浮かんだのでした。
スープの味は同じでも麺を変えたら,お客は来なくなるかも……
ギター・マガジンにとって麺とは? スープとは?
基本的に同じ味を貫いてきたつもりだけど,
食べる側からすれば,変わったと感じているかも。
そりゃあ,時代によって出汁の加減もいじったり,
麺の硬さも変えたかもしれません。
でも,いつでも最高の味をお届けしたいと考えています。
これは変わりません。
麺は? スープは? 味は?
そんなことをモゴモゴとつぶやきながら,
今日も仕事をしております。
2009年08月18日
トマトは高い

最近,トマトが高いですよね。
今日も隣のデリにコーヒーを買いに行ったついでに
野菜売り場をのぞいてみると,なんと4個で398円!
これは高いです。場所柄仕方がないんですけどね。
おいらは野菜が大好きで,食うのも好きですが,
見るのがまた好きなんですよ。
スーパーとかで野菜売り場をうろうろしていると,
この上なく幸せな気持ちになります。
特に深夜のスーパーがいいですね。
人もまばらで,雑音のないなか,ゆっくり野菜と対話。
これは本当にいいストレス解消です。

そんなわけで,ベストセラーになった
『からだにおいしい野菜の便利帳』という本を書店で見つけたときは,
即買いしました。
お〜,俺が欲しかったのはこういう本だよ,と。
おいら,別に菜食主義でも草食系でもないんですけど,
野菜ってのはおいしいと,40過ぎた頃から思うようになりました。
編集部の若い者とたまに一緒に飯を食いに行くと,
とんかつについてくるキャベツの千切りをまるまる残したりしていますが,
こういうとき「野菜食え」と、星一徹の形相で思わず説教したりしています。
あ〜,年取るってやだね。
こないだ,たまたま食べた,
バーニャカウダ・ソースをかけたブロッコリーはうまかったな〜。
友人に言わせると,トマトは果物だそうで,高いのも仕方がないらしい。
なるほどそうなのかなと思ったりします。
うまい冷やしトマトが食いたいな〜。
さあ,仕事に戻ろう。
ギター・マガジン9月号は発売されておりますので,
ぜひともチェックして下さい。
編集部は夏休みもあけて,いよいよ10月号の入稿に突入です。
今回はかなり面白い付録がありますのでご期待下さい。
2009年08月17日
世界は日の出を待っている

レス・ポールの伝記本。
なんと上下二巻で,今思うと冷や汗が出ますが,
何を隠そう,94年においらが編集してリットーミュージックから出した本です。
原書はメアリー・アリス・ショーネッシーという
優れたノンフィクション・ライターが書いたもので,
よくぞここまでというほど詳細に
レス・ポールの人生とその発明の軌跡を追いかけています。
大谷淳さんというこれまた優れた翻訳家が精魂込めて訳してくれました。
あれからもう15年。
訳者との丁々発止を今も懐かしく思い出します。
残念ながら在庫はありませんが,
どこかの古書店で見つけたら,
ぜひとも手にとってみてください。
至らぬ点もいっぱいあるのですが,
おいらにとってはやりたいことがすべてできた稀有な機会であり,
内容もそう悪くはないはずですので。
2009年08月14日
レス・ポール訃報

エレクトリック・ギターの父、レス・ポール氏が亡くなりました。
享年94歳。
昨年は伝記映画が公開されたり、
一昨年は、ニューヨークで行なわれたサイン会の様子をこのブログでレポートしました。
そして、ギター・マガジンの取材には何度も応じてくれました。

「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」「世界は日の出を待っている」
「ノラ」「テネシー・ワルツ」「トップ・オブ・ザ・ワールド」
「バイ・バイ・ブルース」「ウィスパリング」などなど
そのギターから生み出された音楽は、
現代のポピュラー・ミュージックの原型です。
すべての元にレス・ポールがあると言っても過言ではないのです。
あまりにも偉大な才能の喪失を悼みます。
2009年08月09日
サマソニ3日目報告
サマソニ3日目に行ってきました。
ずいぶん久しぶりだったんですが、
いや〜、楽しかった〜。
昼頃に幕張に到着。
気温も湿度も高く、今にも泣き出しそうな空でしたが、
すがすがしい夏を感じました。

まずは幕張メッセ内をひとまくり。
ついでに腹ごしらえ。
博多ラーメンうまかったです。

しばらくしてシーサイド・ビレッジに移動。
一面の芝生がキャンプサイトになっていて、
みんなゆったりのんびりしていました。

すみっこに小さなステージ。
ここだけほかとは別の時間が流れていました。
見たかったハミングキッチンのライブを見ました。
このブログでは何度も書きましたが、
こういうところで見るとまた格別でした。
芝生にねっころがっていたら、
あまりの気持ちよさに動きたくなくなり、
すっかり根が生えてしまいました。
ここは風も気持ちいいし、素敵じゃないか。
仕事じゃなかったら、ここに1日いたいと思いました。
やがて、曽我部恵一がステージに登場。
けっこう人も集まってきました。
のっけからサニーデイ時代の「恋に落ちたら」で、みんな拍手喝采。
やっぱいい曲です。思わず口ずさみました。
ここら辺で、雲行きがいよいよ怪しくなってきました。
千葉の各地でゲリラ雷雨が発生しているとのアナウンスが流れ、
会場に注意を促しています。

きりのいいところで、シャトルバスに乗って再度メッセ内へ。
着いた途端に、ついに雨が降ってきました。
豪雨です。危機一髪。
マキシマムザホルモン目指して一目散。

マウンテンステージは人人人。
すぐにメンバー登場。
初めからすさまじいテンションで演奏が始まります。
相変わらず尋常じゃない。
すごかった、ひたすらすごかった。
上ちゃんのチョッパーに感動感動また感動。
もちろん亮君もすさまじかったです。
そこから歩いてマリンスタジアムへユニコーンを見に。
運のいいことに雨はやんでました。
ところが、着く頃にはポツポツと。
入り口には長蛇の列ができていました。
アリーナは先ほど降った雨で水浸し。
シューズが埋まりました。サンダルで来ればよかった。

すぐにユニコーンが登場。
2曲目の「服部」ぐらいから再び強い雨が。
「WAO」では豪雨が襲いました。
再結成ユニコーンを見るのは初めてだったんですが、
予想以上に演奏はしっかりしていて(失礼)、びっくりしました。
やはりさすがに年の功(?)というか貫禄。格が違う。
ズシリズシリと本物の音が響きます。
ステージ上の気合いもすごかった。本気でした。
「すばらしい日々」そして「ヒゲとボイン」は泣けた。
いい曲だ。ユニコーン、最高!
ずぶぬれで、エンディングを迎えました。
ビヨンセどうしようかなと迷いましたが、
身も心も疲れ果てたので、帰ることにしました。
楽しかった。ありがとうサマソニ!
2009年08月08日
アベフトシ特集

皆様、たくさんのコメントをありがとうございます。
アベ特集、やります。
今、編集部では静かに熱く、準備を進めています。
未発表で最高にカッコイイ写真も出てきました。
ギター・マガジンがやります。
2009年08月07日
夏の夜にドーグ・ミュージック

『HOT DAWG』
今さんも大好きだと言っていたデヴィッド・グリスマン。
暑い夜にはとびきりの清涼感をもたらしてくれます。
スウィングでもないブルーグラスでもない
グリスマン・オリジナルのドーグ・ミュージック。
アコースティックな楽器の素晴らしさが
これほど感じられる音楽があるでしょうか。
おいらは特にこれが好き。
みずみずしくそしてモチモチっとした感じがたまりません。
・・・そして、嗚呼、大原麗子さんが亡くなってしまいました。
勝手ながらおいらの中の永遠の美人の基準。
十一と夏代・・・・天国で再び共演されることを願います。
2009年08月05日
ギター・マガジン9月号は校了してました!

ギター・マガジン9月号は,おとといすでに校了してました!
報告が遅れてすいません。
エディとマイケル・ジャクソンを表紙に,
マイケルが起用したギタリストたちの仕事ぶりをたどります。
スラッシュ,ジェニファー・バトゥン,スティーヴ・ルカサーなど
ギター・マガジン読者なら誰でも知っている
プレイヤーたちがマイケルの音楽を彩りました。
そして,再三テレビで流された例の最後のリハの映像で
ポール・リード・スミスを弾いていた若き女性ギタリスト,オリアンティが登場!
マイケルとの想い出をコメントにしてくれました。
オリアンティといえば,近年の楽器フェアで
ポール・リード・スミスのデモンストレイターとして
来日したことがあるので,記憶にある方もいるでしょう。
若き才媛のコメントに注目して下さい。
他には,コーラス,フェイザー,フランジャーなど
いわゆるモジュレーション系エフェクトの使い方を研究する特集も充実。
新連載の「ホワイト・ブルース・ヒーローズ」も始まります。
初回はジョニー・ウィンター。
そして,高中正義がついにYouTubeのギター・マガジン・チャンネルに登場。
話題のジオラマ・ギターを駆使して,1曲披露してくれました。
誌面にはおいしいところのTAB譜を載せてあります。
また,新作『夏道』に関するロング・インタビュー,
ジオラマギターの全貌など見どころたくさん。
2009年07月29日
コンテスト動画続々アップ中!
最強プレイヤーズ・コンテストの投稿動画を
YouTubeに続々アップ中です!
昨日はイメージビデオ付きのこんな作品が。
素敵ですね。
そして今日はエクスプローラ・モデルがカッコイイこんな作品。
締め切りは8月10日。
応募作品および投稿待つ!
2009年07月24日
竜之介君からコンテスト動画投稿!
さんまのスーパーからくりテレビで一躍脚光を浴びた
なにわの天才ギター少年,山岸竜之介君から
最強プレイヤーズ・コンテストの動画投稿がありました!
現在10歳ということですが,う〜んウマイ。
立って弾いてこの余裕。素晴らしいですね。
踏んでる場数が違うね。
みなさんもどしどし投稿して下さいね。
竜之介君に負けるな!
ギター編の締め切りは8月10日です。
編集部には日々,応募作品が届いていますが,まだまだ物足りません。
サックス&ブラス編,ベース編,ドラム編,
そしてキーボード編もあわせてお待ちしています!
2009年07月22日
アベフトシ訃報

元ミッシェルガンエレファントのアベフトシさんが亡くなったとの知らせ。
信じられません。
ギター・マガジンでは二度表紙にご登場いただきました。
短い言葉で本質を語る寡黙な男。
誰にも真似できない凄まじいカッティング。
カッコよかった。ひたすらカッコよかった。
あのギターを聴いて体が震え,大人になった人は多いはず。
本当に信じられません。
ご冥福を祈るのみです。
2009年07月21日
皆既日食
明日は皆既日食ですね。
東京では11時過ぎに見られるらしいんですが、
その時間、おいらは重要な会議中で見られずに、
宇宙マニアとしては非常に残念です。
何を言ってるの、変酋長、みっともないぜ!
なんて怒られそうですね。
天気がいいことを祈ります。
皆既日食といえば、宇宙の話ですが、
宇宙の話と言えば、前にも書きましたが、
宇宙航空開発研究機構、通称JAXAというのが
おいらんちから車で10分ぐらいのところにありまして、
(ランニングなら30分弱、よく前を通る)
まあアメリカで言えばNASAなんですが、
そんなものがでんと森の中にあり、
そこでは当然ながら日食の観察もしていると思われます。
JAXAには、年に一度、1日だけ一般公開日というのがありまして、
一般人が中を見学できるのですが、
それが偶然にも今週末なんです。
しかも、今年は特別に2日。
きっと日食の話題満載だろうと密かに期待しています。
いや、行けるかどうかわかりませんが。
日食を英語で「eclipse」というんですが、
おいらはこれを「出る単」でもなければ、
辞書でもなければ、ピンク・フロイドの『狂気』で知りました。
原題は「Eclipse」ですが、邦題は「狂気日食」でした。
ほれぼれしますね。当然皆既日食とかけているわけです。
そしてもうひとつ。
ボニー・タイラーの80年代の大ヒット曲に
「愛のかげり」というのがありますが、
これの原題が「Total Eclipse Of The Heart」。
これは直訳すると、「心の皆既日食」ではないかと思うんですが、
愛のかげり・・・・うまいなあ。
なるほどうなずけますねえ。
誰でも心に、影も日向もあるってことだね。
そうだよ、そう。
しみじみ。
2009年07月16日
スリラーが出た時
こないだの編集会議でマイケル・ジャクソンの話が出たんですけど、
『スリラー』が出た時、みんなは何歳?と
編集部員にふと質問してみると、
「5歳でした」とか「8歳でした」とかそんなのばかり。
あまっさえ「生まれてませんでした」なんて
新人君もいるもんですから、ブルーな気分になります。
「俺は大学生だったよ」と言ったら大爆笑されましたが、
君たち、そこは笑うとこじゃないよ。とほほほほ。
それでも各自マイケルには一家言あるようで、
後追いとはいえ、みんな好きなんですね。
ヴァン・ヘイレンやスラッシュ、そしてスティーヴ・ルカサーが
マイケル作品でギターを弾いていたりするのでなじみがあるんでしょう。
ジャクソン5時代は、デヴィッドTやワー・ワー・ワトソンが弾いていますしね。
マイケルといえば、
おいらは『オフ・ザ・ウォール』が出た時の記憶が鮮烈で
CMで歌い踊るマイケルを見て胸を躍らせたのでした。
あれは思えば高校1〜2年の時。
今でもこのアルバムが一番好きですね。
そしてあの名作3D映画、『キャプテンEO』。
これも激しく好きです。
ディズニーランドで何度も見たっけな〜。
また見たいな、あの3D。
あなたはスリラーが出た時何歳でしたか?
そして何をしていましたか?
2009年07月10日
ギター・マガジン8月号できました!

ギター・マガジン8月号できました!
表紙はウッドストックのジミヘン。
13日(月)の発売です。
2009年07月09日
練習動画 熱烈歓迎!
みなさん、最強プレイヤーズ・コンテストに向けて
練習に励んでいますか?
え、もうとっくに応募した?
ありがとうございます。
締め切りは8月10日ですので、時間はまだまだあります。
応募音源を仕上げる前に、練習風景を動画に撮って
YouTubeに投稿しませんか?
ライバルたちに、腕前を見せつけてやりましょう!
投稿待ってま〜す!
自浄能力
川には自浄能力がありますが、
雑誌にもそれはあるなと思う瞬間が
長年の編集経験で何度かありました。
具体的にどれがどうとは言いませんけどね。
不思議なもんです。
同業者のみなさん、いかがですか?
その能力が働く時というのは、
だいたいの場合、もしかしたらそうなるかもしれないという時で、
結果的には危惧していたとおりになるのですよ。
不思議なもんです。
長いことやってる雑誌というのは、
成長していく生命そのもので、
元気にもなれば、病気にもなれば、
誰かに希望を与える道しるべにもなる。
不思議なもんです。
2009年07月03日
テレキャスター奏法なるもの
ヴィレッジ・シンガーズの小松久さんが
テレキャスターの弾き方に焦点を絞った教則DVDを出しました。
小松さんといえば,大のテレキャスター好きで,
ジェームス・バートンとの交流でも知られます。
バートンとの共演もあり,
近年,バートンが来日した際に,僕もライブを観ましたが,
小松さんがイキイキと楽しそうにテレを弾いていた姿が目に焼き付いています。
その小松さんが教えるテレキャスター奏法は
大変にわかりやすく,
いままで気づかなかったツボに気づかせてくれます。
うわ〜,なるほど,こうやるとテレの魅力を引き出すことができるんだ。
と,思わず感心してしまいます。
このDVDに関するインタビューを8月号に掲載しています。
ぜひ読んでみてください。
2009年07月02日
ギター・マガジン8月号校了しました!
ギター・マガジン8月号校了しました!
表紙巻頭は,夏フェス世代に贈るウッドストック特集です。
そして,ウッドストックのジミヘン!
最強プレイヤーズ・コンテストに動画投稿
リットーミュージックのプレイヤー誌5誌が合同で行なう
2年に一度の最強プレイヤーズ・コンテストが盛大に開催中です。
今回は,練習風景などを動画でYouTubeにアップしてもOKということで,
早速,投稿が届きました。
ギター編の締め切りは8月10日です。
応募お待ちしています。
2009年07月01日
あっというまに
毎年書いてる気がしますが,
6月が過ぎ去り,7月に突入してしまいました。
この速さが信じられません。
今年もあとジャスト半年。
やることやって笑いたいと思います。
2009年06月30日
あきれてものも言えない
『予想どおりに不合理』という本を夢中で読んで,
ふむふむなるほどと感心しっぱなしの変酋長です。
あ〜そうそう。そうなんだよ。
わかっちゃいるのに,そういう行動をとってしまう。
身につまされる事例満載です。
これはどういう本かというと,
例えば「上等の靴下が必要だったのに、
一足ぶんおまけされていた安物の靴下を買ってしま」(発売元の紹介文より)う,
といった人間がとる不合理な行動の事例をひたすらたくさんあげて,
その理由を延々説明し,どうすれば合理的な判断ができるのか研究する内容です。
翻訳書ですが,内容はやわらかく,翻訳も平易。
非常に読みやすい本です。
読みながら目からウロコが落ちっぱなし。
あ〜,ここには俺のことが書かれていると何度も思いました。
と、そんな本を読んだしばらくあとに(読んだにもかかわらず),
おいらがとった行動ふたつ。
いつも履いているランニングシューズを新調しようと思い,
買う物も決めて,とあるショップに行きました。
買おうとしていたのは,同ランクの09年モデルです。
ランニングシューズのランクは走力に合わせて設定されており,
トレーニング用とレース用に大別されます。
おいらがほしかったのはトレーニング用でした。
バーゲン時期ではあったのですが,新製品なので当然割引率は小さいです。
それでも,デザインがとても気に入っていたので,
どうせ買うならそれにしようと決めていたのです。
試し履きもして気に入りました。
ところが,ふと横を見るとそこに,去年モデルではあるが,
トレーニング用とレース用の中間のところに設定された
1ランク上のシューズがありました。
値段はなんと,定価の半額以下。
それを見た途端においらの心はすっかりそちらに奪われて,
あれこれと迷い始めました。
あ〜,これ、去年欲しかったやつじゃん。
あの時はまだ早いと思ったけど、今ならたぶん問題はない。
デザインもカッコいいし。
う〜ん,ちょっと試し履きしてみるか……
さあ,おいらはどちらのシューズを買ったでしょう。
正解です(櫻井翔風に)。半額以下の昨年モデルを買ったのでした。
あとから考えると,まったく理解に苦しみます。
買う物をはっきり決めていたのに。よよよ。
そして昨日の出来事。
昨日は会社を出ようとしたら雨が降っていました。
会社に置き傘はあったので,取りに戻ればよいのですが,
このたった数分が面倒くさい。
え〜い,帰り着く頃にはやんでいるだろう,と
まったく根拠のない,自分に都合のいい判断をして
最寄り駅まで走ったのでした。この時は小雨程度でした。
冷静に考えれば,一年のうちでも最も雨の降りやすい梅雨の季節。
どう考えたって,電車を降りた時に雨がやんでいる可能性はほとんどない。
そんなことはその時点でわかっているのです。
それでももしかしたら,万が一やんでいるかもしれない。
戻るのが面倒くさいあまりに,やんでる可能性に瞬時にして賭けてしまい,
そのまま突っ走ってしまったのでした。
結果はもうおわかりでしょう。
案の定,家の最寄り駅に着いた時には,ざーざー降り。
さすがに傘なしでは帰れないと判断してコンビニで傘を買いました(´□`)
あ〜,もったいない。
実はその前の日,東京ギターショーの帰りにも同じ事をしていたのでした。
降りそうな雲行きにもかかわらず,傘を持つのが嫌で,持たずに出て,
結局帰りに降られて,傘を買いました。
都合,おいらがしたことと言えば,不要な傘を2本増やしたことです。
なんて,不合理な行動。
あきれかえってものが言えません。
あ〜,もうこういうことなくしたい。
もう一回この本読み返そう。
面白さ満点。何度も膝を打ちますよ。
2009年06月28日
TOKYO GUITAR SHOW 終了しました!
午後からあいにくの雨でしたが、
TOKYO GUITAR SHOWは盛況のうちに終了しました!
ご来場の皆様ありがとうございました。
そして、ビンテージ・ギター・カフェにご来店の皆様ありがとうございました。
今日もいろんなイベントが行なわれましたが、
徳武さん親子のギター・デュオ(Mr.サンドマン最高!)、
シャラさんのオベーション・デモ演奏など見所いっぱいでした。
そして、イベントのトリを飾るのが西慎嗣。
このブログでも触れたことがありますが、
西さんはおいらにとってあこがれのギタリストです。
詳しくはいずれ書きますが1stソロ『NISHI.』を高校時代に聴いて、
そのロック度とポップ度が絶妙にブレンドされた音楽にノックアウトされました。
早熟の人で、当時二十歳ぐらいのはずですが、クラプトン直系の円熟のプレイ。
「時には恋人さながらに」というシングルが小ヒットし、
当時、ヤングオーオーだったか、関西系のテレビ番組に出たことがあるのですが、
大上留利子とのデュエットで、それはそれは素晴らしい演奏を披露したのを
今でもはっきりと覚えています。
おいらの中では半ば伝説の人でした。
その西さん。どういうわけかこれまで縁がなく、取材の機会もありません。
生でステージを見るのも初めてでした。
う〜んやはりウマイ。というかイイ。
こういう風にギターが弾けたらどんなにいいだろうというウマさです。
フェンダーのROAD WORNストラトを使っていい音出してました。
時間の関係で短いステージでしたが、
チャーでお馴染みの「Sunset Blues」や
ジミヘンの「Little Wing」などを演奏しました。
そして、ギターもいいが歌もいい。
おいらは西さんの声がたまらなく好きなんですよ。
ちょっとしゃがれた渋い声。
もっと聴きたかったですね。
今は四国を活動拠点にしておられるそうですが、
こちらでもぜひ定期的にライブをやってほしいです。
(勝手なこと言ってすいませんが)
2009年06月26日
明日からTOKYO GUITAR SHOW
たびたびこのブログでも触れていますが,
明日から2日間,
お台場はTFTホールでTOKYO GUITAR SHOWが開催されます。
ぜひみなさん,足を運んでみて下さい。
フェンダー・カスタム・ショップから
ショー用のスペシャル・モデルが展示されるほか,
出展者各店から,これまたスペシャルなモデルが販売されます。
探していたギターが見つかるかもしれませんよ。
そして,リットーミュージックは
“ビンテージ・ギター・カフェ”を出店します。
会場を歩き疲れたら,ぜひお立ち寄りください。
おいしいコーヒーとパンを用意しております。
リットーミュージックのブースで
ギター・マガジン7月号をお買いあげいただくと,
コーヒー100円OFFチケットを進呈,
総額2000円以上お買いあげいただくと,
コーヒー300円OFFチケットを差し上げます。
そして,ギター・マガジン7月号P193にある
割引券をご持参いただくと,すべてのドリンク・フードが
50円割引になります。ぜひご活用下さい。
コレ↓
2009年06月25日
今剛参加のこんなアルバム その5


ユーミンの2枚。
どちらも文句なしの名品ですが,
何が好きってジャケが好き。
特に『悲しいほどお天気』のジャケは,
タイトルの書体も含めて,死ぬほど好きです。
2009年06月23日
チェリーレッドは何の色
締め切りです。
なんだか東京は今期最高気温になったようで,
オカが,暑い暑いとブーブー文句を言っておりました。
そんな中,我が社の宣伝部スタッフが
来たるべき東京ギターショーの打ち合わせをしているところを通りかかると,
いきなり「店長!」のかけ声。
我が社がギターショーで出店する
リアル・ビンテージ・ギター・カフェの打ち合わせらしく,
「当日,アイスコーヒーは何杯売れると思います?」なんて聞いてきます。
あ,いや〜,それはと,ごまかしていると,
みんなで仲良く何か食べているではありませんか。
さくらんぼでした。
どうぞどうぞと薦められたので,いただいたところ,
これがおいしいのなんのって。
思わず,ウマイ!のひとこと。
しかもよく冷やされていて,食べ頃です。
すかさず二個目に手が伸びました。
これは宣伝部スタッフのお父様が作ったものだそうで,
本場山形産,愛情たっぷりの品でした。
ごちそうさま! おいしかったです。
おいらの世代だとさくらんぼといえば,
黄色と相場は決まってるんですが(わからない人も多い?),
この見事なチェリーレッド(上写真)。
チェリーレッドといえば,ギターにもよく使われる色ですね。
来週のギターショーにもぜひご来場下さい。
リアル・ビンテージ・ギター・カフェでおいしいコーヒーをご賞味下さいね。
2009年06月22日
今剛参加のこんなアルバム その4

『NEO DECADENCE』笠原弘子
このネタで書く限り延々と書けそうです。
もう飽きた人はすいません。
声優の笠原弘子の2000年作品。
今さん大活躍のポップ・アルバムです。
全10曲中7曲に参加。
特に「あなたのせいにしないとわたし生きていけないのに」の
クリーントーンのバッキングは、今さんの真骨頂。
これぞ歌ものバッキングのお手本と言えるでしょう。
笠原弘子は今さんの『2nd ALBUM』にもゲスト参加しています。
2009年06月21日
今剛参加のこんなアルバム その3

今日の東京は梅雨らしい空模様です。
なかなか雨がやまないな〜。
さて、7月号で特集している今剛ですが、
新作『2nd ALBUM』がアマゾンのフュージョン・チャートで一位になっていますね。
(6/21 17:00現在)
パチパチパチ! なんせ29年ぶりですから。
ギター・マガジンの特集では、新作に関することはもちろんのこと、
過去のキャリアを振り返るインタビューや、作品リストも掲載しています。
そして、名曲「AGATHA」
(1stの『STUDIO CAT』に収録)のマスター譜面も載せました。
この曲に関しては、今さん自身の譜面チェックを受けているので、
コードネームやボイシングなどはほぼ完璧です。
ぜひともみなさん、コピーしてみてください。
さて、今さん参加のこんなアルバム。
中川勝彦の『FROM RUBERTY』(86年)です。
中川勝彦は、しょこたんこと中川翔子の父親ということで、
今やすっかり知れ渡ってしまいましたが、
もちろん娘が生まれる前から人気アイドルで、
残念ながら若くして亡くなってしまいました。
男のおいらが言うのもなんですが、中川勝彦=通称カッチャンは、
それはそれはいい男で、ちょっとびっくりするぐらい華がありました。
おいらより一つ年上で、同世代なのに神様はまったくもって不公平、
おいらはこんなに地味なのになんで彼は?と
本気で考え込んでしまうほどの魅力がありました。
あのまま元気であれば、
今でも周囲を圧倒するぐらいの男の色気をふりまいていたに違いありません。
80年代の前半ぐらいにデビューして、
昔で言う歌謡ロックのような作品を発表していましたが、
今考えると、これこそJ-POPの雛型と呼べるようなものばかりで、
その企画性、作家性、ファッション性など、
当時のニューウェイブ、ニューロマンティックなどを下敷きに、
突飛とオシャレの中間のところを行く、
なんだかわかりませんが、かっこいい人でした。
当然ながら、女子はぞっこんだったでしょうが、
男子にも嫌みなく受け入れられるというか。
その音楽的感性も素晴らしく、ちょっとジュリーに通じる歌心があり、
ロックと歌謡曲の通奏低音のところを歩いている感じ。
難しい言葉を使うのはやめましょう。
要はシルエットがロックスターだったんです。
のちに、チャーがカッチャンに惚れこんで、
プロデュースを買って出、
アルバム一枚作ってしまったことでもその魅力がわかるというもの。
この人のオーラは独特で、ひとことで言えば「いい男」ですが、
おいらの世代ぐらいまでは
それなりに通用していたいわゆる「ハンサム」ではないんです。
明らかにいまの「イケメン」の部類であり、その走りではないでしょうか。
しかし、その度合いは、今現在、イケメンと称されて人気のある俳優などが
束になってもかなわないようなところがありました。
このジャケットの写真ひとつとっても、それが伝わると思うのですが。
というわけで、前置きが長くなりましたが、
86年の『FROM RUBERTY』に今さんが参加しています。
「クール・ロマンティック」という、まさにカッチャンを象徴するような曲に。
ここでも今さんのバッキングの素晴らしさを堪能できます。
2009年06月19日
SUGIZO取材とクレイジーケン
来週の土日は毎年恒例の東京ギターショーです。
今年、わがリットーミュージックはちょいと面白い趣向で出展しますよ。
名づけて「リアル・ビンテージ・カフェ」。
そう、ムックのビンテージ・ギター・カフェの現実版です。
あの会場はとにかくのどが渇くので、きっと来場者も喜んでくれるはず、
ということで企画しました。
ギター好きにはたまらないこのイベント、ぜひとも足を運んでみてください。
そして、リアルビンカフェもご利用くださいね。
リットーミュージックのブースで商品を買うと、
コーヒーが割引になるサービスも。
あ、実はギター・マガジン7月号にも割引券を付けているので、
東京ギターショーのページを開いて、
目を皿のようにして探してみてください(小さいので)。
今年は、ライブイベントで西慎嗣が出るのでとても楽しみです。
今からワクワクです。
さて、今日はSUGIZOの取材にくっついていきました。
先日のブルーマンとの共演について、編集部ムーがインタビュー。
その裏話はムーがいずれ書くと思いますが、
インタビューとライブレポートは8月号に掲載しますので、ぜひご覧ください。
おいらは実は、LUNA SEAのデビュー時に、
SUGIZOにインタビューしたことがあり、
ずいぶん久々にお会いしたのですが、知的な印象は全然変わっていませんでした。
その後、川崎クラブチッタに飛んでいき、
クレイジーケンバンドのライブを見ました。
なんと3時間超えのステージで、足が痛くなりました。
が、楽しかったな〜。
40すぎると、これくらいゆるいのが最高。
等身大だなとつくづく思いました。
若い人もいっぱいいましたけどね。
クレイジーケンのライブに来てる女性は、なんだか全部綺麗に見える。
そういう感じがいいじゃありませんか。オッホッホ。
ギターののっさん、今日も頑張ってました。
リバースヘッドのSTタイプを使っていたけど、あれはなんだろう。
2009年06月18日
デジタル化の本質
デジタル化の本質とは確認回数を増やすということに尽きるな〜と
何かにつけ思う今日このごろです。
無限とも思える確認回数の中には、明らかに不要なものがたくさんあり、
それでも憑かれたように人はそれを繰り返す。
昔はそうじゃなかった、というのは単なる親父のぼやきですが、
人間同士の信頼ののりしろは案外あてになるもので、
昔にさかのぼればさかのぼるほど、大きかったと間違いなく言えます。
そういうもんじゃなかったですかね、ご同輩。
消滅した仕事が増えた分、誕生した仕事も多い。
差し引きゼロという感じがするなあ。
なんかTomorrow never knowsな気分ですよ。
人が幸せだと感じるとき、実は未来のことなど考えていない。
40過ぎてやっとそんな真実に気づきます。
できないことはできない時代のほうが人間はおおらかだったことは間違いなく、
できてしまうばっかりにしなければならないという日常。
これが現代なんでしょう。まあ、ぼやきですけどね。
オッホッホ。
そんなことはどうでもいいとして、
8月号の締め切りがもうすぐそこまで来ています。
2009年06月17日
今剛参加のこんなアルバム その2
以前書いたような気がしますが,
おいらが今さんのギターを最初に意識したのは松田聖子の
『SQUALL』と『North Wind』というどちらも80年のアルバムでした。
以降,聖子作品は必ず買っていましたが,
80年代中盤あたりまでは,まったくハズレというものがなく,
大瀧詠一のプロデュースの場であったり,
佐野元春,杉真理など当時の新進シンガーソングライターの発表の場であったり,
細野晴臣の腕の見せ所であったりと,
とにかくバラエティに富み,かつ質の高い作品ばかりでした。
よっぽの聖子ファンでない限り,チェックしてないかもしれませんが,
宝石のようなガールポップが満載ですので,ぜひとも一聴を。
参加ミュージシャンも当然ながら超一流。
ギタリストで言えば,今さん,松原正樹,鈴木茂,
芳野藤丸,松下誠,村松邦男,徳武弘文,吉川忠英などなど。
もうたまりませんよ。
そんな中,写真は82年の『Candy』。
当時の聖子は,一年に2枚,夏と冬に1枚ずつアルバムを出すのが習わしでした。
こちらは冬物。
(ちなみに夏物はおいらが勝手に聖子史上最高傑作と信じて疑わない
『Pineapple』というアルバムですが,長くなるのでここでは語りません)
『Candy』は,月並みに言えば,おろしたてのカーディガンのような
ぬくもりに満ちた和やかなアルバムです。
あったかいんですよ(しみじみ)。
おいらはこのアルバムを聴いている時は性善説を支持します。
アルバムの帯にはこんなキャッチコピーがありました。
「こころはバロックカラー,いま,あなたとティータイム」
……これはいまだに意味不明ですが( ´△`)
この作品でも今さんはギターを弾いています。
「未来の花嫁」という,タイトルを聞いただけで胸が甘酸っぱくなる
ポップソングがそれで,松原さんとのツインでプレイする
何気ないバッキングが素晴らしく心地よいのです。
名品。
2009年06月12日
ブルーマン ロックの日
しつこいのは承知で書いていますが,
ギター・マガジン7月号は今日発売されました。
ぜひとも書店・楽器店で手にとってご覧下さい。
ところで,先日,ブルーマンのショーを見てきました。
そう,あの話題のブルーマンです。
6/9,ロックの日,この日はスペシャル・ゲストでSUGIZOが登場しました。
おいらは二回目だったんですが,いや〜,面白かった。
計算し尽くされたパフォーマンスとユーモア感覚,そして風刺眼。
時には客席をいじりまくり,実際に客をステージに上げたりもします。
時間を忘れる面白さ。ちょっとほかに比べるものが見あたりません。
リピーターが多いということですが,それもうなずけます。
そして,SUGIZOがカッコよかった!
やっぱり圧倒的に華があります。
じ〜ん。感動。
この日のステージの模様はギター・マガジン8月号でレポートします。
ブルーマンはロングラン中ですので,興味のある方はぜひ。
2009年06月11日
たむらぱんノウニウノウン
大好きなたむらぱんの2nd アルバム『ノウニウノウン』。
今回も素晴らしい音楽です。
とにかくおいらはこの人の声を初めて聴いた時から
一瞬でその虜になり、以来、とりつかれたようにリピートしています。
なんといっても声が好き、曲が好き、アレンジも好き。
言葉をメロディに乗せるときの符割のセンスが抜群で、天才的です。
字余りとか字足らずとか一切なし、適度にゆるさのあるジャスト感。
これがたまらんのです。
もちろん捨て曲なしですが、「ちゃりんこ」がダントツのベスト1。
この時代にまだまだこんなに
素敵なポップソングが生まれるなんて、奇跡とさえ言えます。
「ゼロ」も超名曲。
もっともっと売れて欲しいな、たむらぱん。
2009年06月10日
今剛参加のこんなアルバム
ギター・マガジン7月号はあさって発売です。
今さん特集で,
今さんがこれまでに参加したアルバムを網羅しようと頑張ったんですが,
とても無理でした。
数人のライターさんにリスト作成を依頼。
手持ちのレコードやCDをすべて洗い出してもらい,
さらには自分自身も同じことをし,とにかくクレジットを調べまくりました。
その中で見つけたのが冒頭の一枚。
モデル・女優としても活躍する市川実和子の1stアルバムです。
99年に出たので,もう10年前ということになりますが,
まあ,昨日のことのように感じます。
どっかで書いたような気もしますが,シングルの「ポップスター」が
ポテンヒットしたぐらいで,アルバムの存在はほとんど話題にならず,
よっぽどのガールポップ好きでなければ完全スルーというのが,
当時のこのアルバムの評価じゃないでしょうか。
しかし,知る人ぞ知るように,プロデュースは大瀧詠一で,
ミュージシャンは当然のごとくナイアガラ系を中心としており,
作家人は,大瀧を始め鈴木慶一,平松愛理,筒美京平など豪華メンツ。
相当質の高いポップ・アルバムなのです。
ギター的に言えば,鈴木茂と村松邦男の絶対安心アンサンブルで,
聴きどころ満載。ガールポップ好きにはぜひチェックしてほしいです。
大瀧系のアルバムには今さんは参加してないだろうなと思いながら,
CD棚をしらみつぶしに見ていると,あるじゃないですか。
「22才のMELLOW」にペダルスティールで参加していました。
アレンジは井上鑑なので,なるほどと思いました。
さすがですね〜。とても心地よい演奏です。
今さんファンもぜひチェックを。
2009年06月09日
the HIATUSの使用アンプ
ギター・マガジン7月号は6/12発売です。
通常より1日早いので,チェックよろしくお願いします。
再三お伝えしているように,表紙巻頭特集はthe HIATUS。
細美武士とmasasucksの取り下ろしインタビューを含む16ページです。
撮影の時には,細美,masa両氏に
ギター・マガジン特製ミニ・アンプを弾いてもらいました。
ふたりともいたくこのアンプを気に入った様子で,
気持ちよさそうにプレイしていました。
今回は,誌面にもアンプが登場しているのでチェックしてみてください。
というわけで,恒例のサインをもらいました〜。
2009年06月05日
ギター・マガジン7月号校了しました

ギター・マガジン7月号が校了し、ほっと一息ついております。
内容はすでにオフィシャルにアップされておりますので、ご覧ください。
表紙は、先日も予告しましたが、the HIATUSの細美武士とmasasucks。
待望の新作についてたっぷり語ってもらいました。
ほかでは読めない内容満載です。
そして、今剛特集もお見逃しなく。
取材を開始したのが、4月終わりの井山大今のライブからなので、
ほぼ一ヵ月、今さんを追いかけ回しました。
あれもやりたいこれもやりたいで、さまざまなオファーを出し、
全部やったらそれこそ一冊の本になるくらいの量でしたが、
断腸の思いでサイズを小さくし、それでも全25ページ。
今さんファン、いや全読者の方、お楽しみにしてください。
記事内に、今さんが昔からよく聴いているレコードやCDを
紹介するコラムを作ったのですが、その中の一枚に
写真のトーマス・ドルビーの
『エイリアンズ・エイト・マイ・ビュイック』(88年)があります。
ぼくら世代には大変懐かしいアルバムで、
今さんが持ってきてくれたCDをみてびっくりしました。
しかし、なるほどな〜とも思いました。
この人は、「彼女はサイエンス」なんて大ヒットも持つ、
エレクトロ・ポップの大御所で、ギターとはあんまり関係なさそうなんですが、
この『エイリアンズ〜』は、従来のそんなイメージを覆した
ジャズでファンクな人力グルーブのアルバムです。
80年代の一番いいところを、一番いい音で聴かせてくれる傑作ですね。
あまりにも懐かしくて、棚から引っ張り出して聴いたら、音がいいのなんのって。
もちろん曲もいいし、チョッパー・ベースと80sディストーション・ギター満載。
スティーリー・ダン的洒脱なセンスもあり、今聴いてもまったくOKでした。
1曲目は、もろにビッグ・バンド・ジャズで、
なんでこの時代にこんなことをやったんだろうと驚きますが、
発想はブライアン・セッツァー・オーケストラとよく似ているのかもしれません。
出た当時、おいらはこれをLPで買って聴いてました。
ちょうどその頃、LPとCDが共存していた時代で、
次第に、LPが消えていくその端境期です。
このジャケットを見るとそんなことも思い出しますね。
CDはいつだったか、その後買ったのでした。
トーマス・ドルビーはプリファブ・スプラウトの『スティーヴ・マックイーン』や
『ラングレー・パークからの挨拶状』のプロデューサーでもあり、
パッと華が咲いたようなあか抜けたセンスが大好きでした。
プリファブのアルバムに外れは一切ありませんが、
やはりこの2枚がダントツで好きです。
ところで、今さんは若い頃かなりのレコードおたくだったようです。
その研究心と好奇心の旺盛さが記事を読むとよくわかりますよ。
2009年05月29日
言ってはいけないこと
というのがこの世にはあるんですよね。
その種の言葉は言った本人は忘れても
言われた人はいつまでも覚えている。
言ったそばからすべてを失ってしまう言葉があるんです。
自戒しなければ。
そして忘れないようにしよう。
オッホッホ・・・・そんなことはどうでもいいとして、
このところ、聴いている音楽といえば、
たむらぱんの新作『ノウニウノウン』と今さんの『2nd ALBUM』。
いや〜、いい。どちらもいい。最高です。
そして、今さんとのインタビューがきっかけで
棚の奥から引っ張り出してきたジョニ・ミッチェルとか
フライング・バリット・ブラザーズなんかを聴いてます。
今回の今さんとのインタビューはサプライズのオンパレード(死語)で、
これまで謎だったというか、
思ってもみなかったルーツ的なことが芋づる式に出てきました。
今さんが上京してきた70年代の初め、
きっと東京は希望と猥雑なエネルギーにあふれ、魑魅魍魎が跋扈し、
人間の汗と体臭と音楽が混じり合う、濃密な空間だったことでしょう。
そこには夢があったと思われます。今の時代にはないものが。
今さんと話していて、なんかそんなことを感じたんですよ。
うれしくなりました。
ちょうどその頃、天地真理とか桜田淳子とか山口百恵とかに夢中だったおいらにも
それなりに夢はあったなと思うのでした。
おしまい。
2009年05月24日
RADWIMPS野田と桑原の手
先週、細美武士とMasasacksの取材のことを書いてから、
あっという間に一週間がすぎてしまいました。
日頃、忙しい時こそブログを書けと言ってるおいらにあるまじき怠慢。
今日は、体にムチ打って書くことにしましょう。
て、そんな大げさなことじゃないすけど。
さてさて、ギター・マガジン6月号はとっくの昔に発売されています。
こんな大事なことを書いていないおいらは変酋長失格です。
恒例の最強プレイヤーズコンテストを始め、
ジェフ・ベックの最新インタビュー、RADWIMPSのロングインタビュー、
そして、国産STタイプを結集してCDにサウンドを収録と、
おいらが読者だったら、目から鱗が落ちるような企画を満載しています。
ぜひチェックしてください。
というわけで、冒頭の写真はRADWIMPSの野田洋次郎(上)と桑原彰(下)の左手です。
クールな野田とウォームな桑原。
このふたりの関係は、おもしろいなあと取材に立ち会っていて思いました。
話もかなり面白かったです。
取材のあとで、事務所の社長と少ししゃべったんですが、
ほかでは言ってないことをかなり言っていたとおっしゃってました。
そうそう、先週、実はZEPPに彼らのライブを観に行ったんですよ。
若いっていい!一も二もなくそう思いました。
そして、スゴイ才能だな〜と。
俺にもあれくらいの才能があれば、ギター・マガジンの編集なんかやらずに、
ギターを弾いてるんだけどな。オッホッホ。
2009年05月17日
細美武士&Masasucks取材
今日はthe HIATUSの細美武士&Masasucksの表紙撮影&取材を行ないました。
撮影は本人納得のいくまで行ない、いい写真が撮れました。
カメラマンのMさん、デザイナーのMさん、お疲れ様でした!
そしてインタビュー。
担当Bが細美さんに対しました。
いちギタリストとしてより、いち音楽家として、
細美武士という人が、どれだけの才能と大きさを持っているのか、
そして、どこまで音楽に純粋なのか、
はっきりと浮き彫りにできた取材になりました。
図らずもおいらは感動してしまった。
Bとおいらの目を交互に等しく見て話すその真摯なまなざし、丁寧な受け応え。
ときおり言葉が抑えられなくなるようでもありました。
そして、ギター・マガジンとしては一番肝心な、ギターに対する考え方。
これも実は歌いながら弾くギタリストとして
ゆるぎない信念があることがその口から語られました。
歌とギター。それはこの世で最も美しいものかもしれません。
7月号を楽しみにしてください。
2009年05月16日
Imaginat Blow2を観てきました
YouTubeやニコニコ動画を舞台に活躍するギタリストたちのイベント、
Imaginat Blow2を観てきました。
出演者は、地獄男、Terrani、ェド船長、NAKAO☆、
Jerry C、ぎんじねこ&かるあ、海賊王、TEST。
スペシャルゲストは我らが西川進。
普段、ネットで観ているギタリストたちが、
ライブでどんなプレイをするのか興味津々でした。
いや〜、長丁場・・・・。しかし、面白かった!
あんな感じだろうとか、こんな感じだろうとか
いろいろと想像していたんですが、いい意味で予想を覆されました。
皆に共通しているのはギター・インストへのすさまじいまでの情熱。
これは間違いありません。
情熱というと月並みなんですが、やる気とかポジティブとか
迷いのなさとか、もう半端ではないくらいの熱い思いが伝わってきました。
こんな時代が来たんだ、そう思いました。
このイベントのテーマ、「Second Impact」は
そういうことだと確信しました。
パフォーマーのみなさん、お疲れ様でした。
2009年05月15日
ハミングキッチン
なんだか東京はここ2日、秋みたいな陽気でした。
涼しいは涼しいんだけど、冬に向かう涼しさ。
これから夏がくるっていうのに。
こんな陽気だと、センチメンタルな気分になってしまうじゃありませんか。
秋の物思いの季節の気分に。
人間の気持ちは、季節に容易に左右されます。
こんなにも。
その昔、潮の満ち引きが月の引力によるものと知った時、
大変な驚きでしたが、妙に納得したものでした。
海すらそうなんですから、ましてや人間をや。
ま、そんなことはどうでもいいとして、
今日もあわただしく、記事の発注などをしたあと、
下北沢にハミングキッチンを見に行ってきました。
前にもこのブログで書いたので覚えている人もいるでしょうか。
いいんです、音楽が、声が、ギターが。
待望のアルバム『Strange Tomatoes』が出たばかり。
最近、FMを聴いていると、よくかかります。
唯一無二の、力のあるイシイモモコさんの歌声。
素晴らしい。
ゆったりとまっすぐ、ハイトーンで突き抜けてくるその声。
心底リラックス。
ライブは初めて見ました。
ラ・カーニャは満員。
足の踏み場もありません。
二部構成の後半から見ました。
胸の奥が揺れ動くほど感動しました。
声に刺されました。
眞中やすさんのギターもいい。
粒立ちがはっきりた力強いフィンガーピッキングに衝撃を受けました。
この人、うまい。
CDとおんなじ音でびっくり。
使っているギターはギルドのアコースティックでした。
あんな素敵な音がするんですね。
ドラムは上原ユカリさんで、びっくり。
シュガーベイブの上原さんです。
で、ゲストになんと小坂忠さんが登場。
「ほうろう」と「機関車」をやりました。
うわ〜、小坂忠を見られるなんて。
よく通るソウルフルな歌声で、往時とそれほど差を感じさせません。
モモコさんとのハモリもぴったりでした。
アンコールでは、またゲストの登場。
それがなんと細野晴臣さんで、これまた仰天。
「Chow Chow Dog」をやりました。
これはかなりすごい瞬間だな。
目の前で細野さんが歌ってる。
手ぶらで・・・・って変な言い方ですが。
ちょっと感動でしたね。
そのあとまた小坂さんが登場して
「People Get Ready」を熱唱。
豪華ゲストもさることながら、やっぱりハミングキッチンがよかったです。
イシイモモコさんの天賦の才。
この筋の音楽が好きな人は体感することをオススメします。
きっと感動して、胸が躍ります。
また見たい。
何年たっても……
膨大なテープ起こしが待っている。
60分テープで7本は,俺史上最長かも。よよよ。
何年たってもこればっかりはつらいです。
おいらは,もう20年ぐらいテープ起こしをやってるんだよな(しみじみ)。
あ,最近はPCレコーダーでも録ってるんですよ。
でも,起こしの作業がテープの方が圧倒的に早い。
比べものになりません。
だからおいらはテープを使う。
2009年05月14日
今さん取材スナップ
昨日の夜、寝ていて突然足がつりました・・・・
なんか夢を見ていたような気もするのですが、
足が痛くなってきたなと思ったら目が覚めて、
グワッ!つってる!!
あわてて足の親指を顔の方向にひん曲げて、食い止めましたが、
何度もぶり返して、なかなかとまりません。
・・・テテテテテテ。
ようやく治まりましたが、右のふくらはぎが棒のようになって、
気を抜くとすぐつりそうでした。
すぐまた寝ちゃったようですが。
友人などから、同様の話を聞いたことがありますが、
んなことあるわきゃねえだろ、とまったく信じてませんでした。
ところが、本当にあるんですね。まるで金縛りです。
さて、写真は取材時の今さん。
ライブを見た人なら知っていると思いますが、
ピースサインがトレードマークです。
2009年05月13日
今さん取材第二弾
変酋長です。
昨日はほぼ半日かけて今さん取材第二弾を敢行しました。
ご縁あって、新作をレコーディングした都内某スタジオをお借りし、
そこでロングインタビュー&機材撮影。
335にダンカン、1st『STUDIO CAT』のジャケにも写っている
ハグストロームのソリッド・ギターなどなど。
さらには、影響を受けたアルバムを10枚ばかり持ってきていただき、
それについてのコメントももらいました。
今さんの好きな音楽やルーツは、
これまでまとまって語られたことはほとんどないと思います。
意外なものばかりで、腰が抜けそうになりました。
2009年05月11日
今さん取材第一弾
今日、今さん取材第一弾を行ないました。
当社スタジオで約3時間のロングインタビューでした。
新作『2nd Album』のことをたっぷり聞き、
そのあと、ギターを始めたきっかけや、
影響を受けたギタリストのこと、
パンタ&ハルのこと、パラシュートのこと、
1stソロの『STUDIO CAT』のこと、
なんでビンテージ・ギターを使わないのか、
最初のレコーディングセッションは何だったのか
といったことなどなど。
いや〜、長いことお疲れ様でした。
明日は都内某スタジオにて第二弾を行ないます。
2009年05月09日
今剛の機材撮影に行ってきました
久々に晴れて気持ちのいい今日,
市川で行われる井上陽水のライブのサウンドチェックにお邪魔して,
今さんの機材を撮影してきました。
音楽を作る現場というものはいいものですねえ。
と,編集屋のおいらは遠い目……。
今剛特集は,着々と進めておりますので,ファンの方はご期待下さい。
あ,参加作品が見つかったらぜひコメント欄に。
2009年05月07日
トランジスタ・ラジオ
瀬川深の『ミサキラヂオ』という小説がとても面白くて、
このところ夢中で読んでいました。
おそらく三浦半島あたりをモデルにしたと思われる、
太平洋に突き出た半島のひなびた港町にある小さなFMラジオ局。
地元の実業家が「町に文化の発信基地を」と一念発起して
ある日突然、ラジオ局を立ち上げます。
「これといった特徴のない漁村」、
「ここ半世紀、景気のいい話なんかありゃしない」
そんな町に住む人びとがやがてラジオに集ってきます。
ある物はDJとして、ある物は常連投稿者として、
ある者は、自作の演歌を流すスポンサーとして、
ある者は自作の詩や小説を朗読する演者として、
ある者は、ネットから落とした音のかけらをコラージュする音楽家として・・・
そこに生まれるゆるやかなつながり。
恋もあれば涙もあり笑いもある。
小さな町にたくさんの人が住んでいる。
あらゆる才能が住んでいる。
そしてあらゆる物語がある。
大きな話だけが物語なのではない。
「人間は、小さなものがたりを守るので精いっぱい」なのです。
それを小さなラジオがゆっくりゆっくり可視化していきます。
さらには人間の孤独までもをも。
それぞれの物語りを生きる人びとが、「いっとき交わる場所」。
それがミサキラヂオなのでした。
かなりの長編ですが、うんちくたっぷりに細をうがつ描写で読ませます。
読後、じんわりとした感動に包まれます。
おいらはFMが好きなので、たまたま読んだのですが、当たりでした。
さて、この連休中にFMラジオをよく聴いていたんですが、
忌野清志郎逝去のあとということもあって、
RCサクセションがよくかかっていました。
ラジオで聴く「トランジスタ・ラジオ」は感動的でした。
FM独特のリミッターのかかった、ぎゅっとしたあの音が大好きです。
「内ポケットにいつも、トランジスタ・ラジオ」・・・
清志郎のラジオ(AM?)への愛情が伝わってきます。
ミサキラヂオとトランジスタ・ラジオ、
うるっときて甘酸っぱい感じがよく似ています。
こんな気持ちうまく言えたことがない、ですが。
2009年05月06日
ラプソディー・ネイキッドを聴きながら
遅まきながら、清志郎さんの逝去を悼みます。
『RHAPSODY』にやられてから、ほぼ30年。
あの衝撃も感激も少しも色あせることはありません。
「ギター弾くしか能のないやつさ〜……ギター、仲井戸麗市!」
と清志郎が叫んで、チャボのスライドが鳴るあの瞬間のカッコよさ。
今思い出しても鳥肌が立ちます。
あれをリアルタイムで聴いたからこそ、リアルに感じる清志郎の死。
僕ら世代にはそれがあります。
『PLEASE』『BLUE』『BEAT POPS』・・・
どれも大切なLPです。出るたびにむさぼるように聴きました。
ギター・マガジンでは何度か取材の機会をいただきました。
2007年9月号のスティーヴ・クロッパー特集では、
他ならぬクロッパーのことならと、体調が優れないのを押して、
インタビューに応じてくれ、愛情あふれるコメントをいただきました。
ロックよりも反骨よりも
音楽にとって大事な人が亡くなりました。
ご冥福をお祈りします。
2009年04月30日
井山大今のライブに行ってきました
先日,目黒のブルースアレイジャパンに
井山大今のライブを見に行ってきました。
え,だれだって?
井=井上鑑(k)
山=山木秀夫(d)
大=高水健司(b)
今=今剛(g)
というわけです。
いや〜,すさまじいライブでしたよ。
日本で最強のミュージシャンが集結しているんですから。
うまいとかスゴイとか,それはもう決まってますから,
ひとこと,いい。
そういうライブでした。
複雑に張り巡らされたキメが,ビシッと決まるこの快感。
背筋がゾクッとするほどでした。
今さんはプレイもいいけど,音が素晴らしい。
音ですよ,音。
アンコールでは今さんの定番曲「Agatha」も演奏されました。
それまで座ってプレイしていた今さんが
いきなり立ち上がったので,会場は大盛り上がり。
近々アルバムもリリースされる予定ですので,
決まったら,ここでもお伝えします。
終演後,今さんとシャンパンで乾杯しました。
2009年04月27日
今剛レコーディング参加作品教えて下さい
連休の谷間ですが,皆様いかがお過ごしですか?
今剛さんの2ndソロ・アルバムが発売されることは先日お伝えしましたが,
この機会に,今さんの特集をやろうと考えています。
今さんといえば,パラシュート,パンタ&ハル,松田聖子,井上陽水などなど
数々のレコーディングに参加していますが,
何しろ数が膨大すぎて,すべてを把握するのは不可能……。
それでも,できるだけ明らかにしたいと考えています。
そこでお願いなのですが,
読者の皆様で,今さんが参加している作品をご存じの方は
ぜひともコメント欄にご一報いただけないでしょうか。
恐れ入りますが,正確を期すために,
クレジットが確認できるものに限らせていただきます。
待ってま〜す。
2009年04月21日
今剛の2ndソロ・アルバムがついに完成!
先日,今剛さんから突然のメール。
「ソロアルバムが遂に完成いたしました!」
うお〜! ついについにですか。
あの幻(?)の1st『STUDIO CAT』以来,なんと29年ぶり!
すんごいことですよ,これは。
今剛ですよ,今剛。
ここ数年お会いするたびに,しつこく「ソロはまだですか?」と聞いてたおいら。
何曲かはレコーディングが済んでるとそのたびに言われてました。
それがついに!
そして,今日その音が届いたんですが,
いや〜,ものすごく完成度が高いです。
目の詰まった束の太いとろけるような音のギター・ソロが満載で,
ジャンルを超越した心地よいサウンド。
これぞニッポンが誇る今剛だと,自信を持って言い切れます。
これはもう宝ですよ。
もちろん,取材しますので,今さんファンは乞うご期待。
2009年04月13日
編集スタッフ募集!

業務連絡です。
ギター・マガジンおよびアコースティック・ギター・マガジンでは
現在,編集スタッフを募集しています。
我こそはと思う人は,ぜひともご応募下さい。
詳しくはコチラをご覧下さい。
一緒に素敵な本を作りましょう!
2009年04月10日
ギター・マガジン5月号できました!
ギター・マガジン5月号できました!
現代の3大ギタリスト特集ほか,充実の内容ですのでぜひご覧下さい。
インスト特集は,超実用的な企画で「My エフェクト・ボードの作り方」。
ライブの時,スタジオ練習の時,足下に雑然と大量のエフェクターを並べていませんか?
そんなギタリストにエフェクト・ボードの構築法を教えます。
さてさて,5月号ができたと思ったら,編集部はすぐさま6月号の編集に突入しています。
なにしろ,今月は連休進行ですからね。締め切りが早いんです。
それではまた。
2009年04月06日
春ですね。ギター・マガジン5月号校了しました!

校了に追われているまに,すっかり春の陽気になりました。
ギター・マガジン編集部は,先週末,
外堀の土手で花見をしました。
なんとたまたまテレビのニュース番組に取材されましたが,
あれは放送されたのかな。
おいらの失言の連発で編集でカットされたかもしれません。よよよ。
週末もお天気は崩れず,今週もいい天気がつづくようなので,
今年は桜が長持ちしそうですね。
さて,ギター・マガジン5月号は先週末に校了しました。
表紙巻頭特集は,「現代の3大ギタリスト」と銘打った,
ジョン・フルシアンテ,ジョン・メイヤー,デレク・トラックスの特集です。
表紙は,初のイラスト!
本誌でいつも描いていただいている泰山さんに,
気合いの入ったイラストを描いてもらいました。
どうでしょうか。この表紙の感じ。
ほかには,Myエフェクト・ボードの作り方,耳コピ必勝マニュアル,
アル・ディ・メオラ特集,Ken(ラルク アン シエル)特集,
ラム・オヴ・ゴッド特集などとなっております。
スコアではユニコーンの「おかしな二人」も取り上げてます。
詳しくはコチラをご覧下さ〜い。
2009年03月27日
浸る一枚

吉井和哉の最新アルバム『VOLT』最高です!
とにかく曲がいい。リフがいい。グラマラス。
白眉は間違いなく「ヘヴンリー」で,今度バンドやる時はもうこれと決めてます。
ランニングする時,最近はこのアルバムばかりです。
全10曲のちょうどいいサイズ。
昔のロックを知ってる人にはこれが一番です。
ギター・マガジン4月号には吉井さんのインタビューも載せていますので,
ぜひご覧下さい。
そんなわけで,芋づる式にイエモンが聴きたくなり,
校正しながらやっぱり好きだな〜と浸っている次第。
2009年03月25日
号外おそるべし
あ,水曜日が更新されてる。
おまけに花咲さんも。
今回も面白いですね。ゲラゲラ笑いました。
ところで,WBCで日本が優勝して,あっちでもこっちでも大変な騒ぎですね。
よかったよかった。個人的にはあまり関心はないんですが……。
昨日,懇意のカメラマンが編集部に写真を届けに来てくれたんですが,
来るなり,最高の笑顔で「勝ちましたね」とひとこと。
こんなおいらでもそれでわかってしまう。
それが,朝青龍が勝ったのでも,稀勢の里が勝ったのでもないことを……。
そして,「ええ,すごかったですね。ichiroの逆転打」などと,
ソツなく返してしまう。そりゃおいらも常識ある社会人ですから,
笑顔で語ってみせるわけです。
しかし……オリンピックとかワールドカップとかWBCとか
いわゆるスポーツの国際大会で,
日本人が一致団結して日本を熱狂的に応援しているのを見ると,
おいらはいつも不思議でしょうがありません。
根元的に言いますと,日本人はなぜ日本を応援するのかという疑問もありますが,
ここでは一丸となって応援することに疑問を絞りましょう。
こういう時の応援のメカニズムというか,
一丸となるメカニズムがどうなっているのか本当に知りたいです。
別にこういう現象が悪いといってるんじゃなくて不思議だと言ってるだけですよ。
というのは,おいらはどうもそこに入れないからなんです。無理。
付近で何かが異様に盛り上がっていて,その理由がわからないと,
一歩引いて見てしまう。観察してしまうんですね。
カメラマンの梅佳代さんがあるインタビューでこんなことを言ってました。
編集部の「梅佳代さんは祭りに入れないタイプだったりします?」
という質問に答えて,
「入れない。なんかテンションが上がらないんですよね。
みんなと同じように。自分が“鬼”じゃないかって思う時がある。
ワールドカップのときとか,街がすごかったじゃないですか。
あの状況がドン引きなんですよ」(広告批評2008年1月号)
これを読んだとき,そうそう,そうなんだよ,と百回ぐらい膝を打ちました。
そして,この人は信用できると思いました。
(別にそれ以外の人が信用できないということではない)
まさしく同じ気持ち。ちょっとうれしくなりましたね。
圧倒的な少数派でしょうが。
だから梅さんの写真が好きなのかな〜。
まあ,40年以上も生きてきて,
こういう性向がこの先変わるとは思えないので,それはそれでいいんですがね。
WBCといえば,勝ったすぐあとに街角には新聞の号外が配られたようです。
テレビのニュースで見ましたが,町の人は我先にと奪うようにして
号外をもらっているんですね。スゴイ勢いで。
これはちょっと圧巻でしたね。
すごい,ネットに押されて
存亡の危機に瀕しているはずの新聞がこんなに求められている。
こういうのアリなの?
タダだから? ニュースの内容がビッグだから?
そのどっちもなんでしょうけど,
紙の新聞がこんなに人々に求められる瞬間があるんだということに感激しました。
これなら,いっそのこと新聞はすべて号外にすればいいとまで思いました。
ネットには当然ながら,あちこちに速報が出たはずです。
情報を得るだけならそれで事足りる。
さらにいえば,街で盛り上がっている人々は,すでに勝敗の結果を知っている。
それなのになぜ号外に飛びつくんでしょう。
これはぜひ究明してみたい現象です。
あの号外の大半はおそらく読み捨てられてゴミ箱行きの運命でしょう。
それでも後生大事にスクラップしておく人も一定数いるはずです。
号外おそるべし。
ちなみに,おいらは長いこと生きてきて,東京で働いてますが,
号外というものを只の一度ももらったことがありません。
いかなる大事件・大ニュースの時でも,
いつも夜のニュースとかで,号外が出たことを知り,
ああ,またもらえなかったなとひとり傷ついているのです。
なんで俺だけが……と(俺だけじゃないけど)。
たぶんこの先もずっと号外をもらえないのでしょう。
号外が出るとき、俺は絶対街にいない。
これは自分内マーフィーの法則(死語)として定着し,
もはや運命とあきらめております。
シクシク。
2009年03月24日
第二の人生
しばらく前のエントリーで,
おいらが中学時代に足繁く通っていた故郷のレコ屋のことを書きました。
数年で閉店してしまったんですが,
なんと店舗はまだ残っているという情報を,今日もらいました。
情報をくれたのは,社内の人間なんですが……。
他部署に勤務するFという男で,
実はおいらの故郷にある大学にその昔通っていたことがあり,
しばしば“地元”ネタで盛り上がったりするのですが,
彼は学生時代にそのあたりをよくウロついていた縁で,
そのレコ屋に心当たりがあったというのです。
というわけで,たまたま“里帰り”したFが撮ってきてくれたのが冒頭の写真。
いや〜,懐かしい! レノンだ,レノンだ。
たしかに,たしかに。目から汗が……。
そう,こういう感じだった。
当時,こんなこぎれいな店はあんまりなかったんですよ。
「スナック レノン」でもいい気がしますが……
今見ると,思ったより小さいです。
それにしても,閉店から30年ぐらいはたってるはずですが,
ほぼ当時のままで残ってるとは驚きです。
会社なんかとっとと辞めて,ここでレコ屋でもやって,
第2の人生でも送るかと,本気で考えてしまいますね。オッホッホ。
今度,田舎に帰ったらこの目で確かめてみることにします。
ありがとー,F。
ところで,最近,本谷有希子の小説にハマっております。
『腑抜けども,悲しみの愛を見せろ』『生きてるだけで,愛』『江利子と絶対』,
どれもこれもなんかエクストリームな若い女が主人公の凄まじく面白い話です。
おいらの世代には絶対書けない内容だな。でもむりやり共感。
さて,ギター・マガジン編集部は例によって締め切り真っ只中です。
そろそろこの辺の桜も咲いてきました。
また花冷えの季節ですね。
2009年03月19日
締め切り前にこの一枚

ずいぶん暖かくなってきました。
今年は桜が狂い咲きの予感ですね。
そんな中,ギター・マガジン編集部は俄然締め切りの様相です。
あれやこれやと慌ただしい中,ネタ不足なので苦し紛れにこの一枚。
ビー・ジーズの60年代のアルバムです。
畢生の名曲「マサチューセッツ」も入ってます。
大ヒットシングルですが,こうしてアルバムのつながりで聴くと,
また違った晴らしさが発見できます。
2009年03月18日
久々に今日の一枚

今日はレコ評会議があり、いろんな新譜を耳にしました。
小坂忠とかダン・ヒックスとかいいのがたくさんありました。
小坂忠といえば、アルファ〜ショーボート時代の作品がボックス化されました。
待ってましたの紙ジャケです。
『ほうろう』は比較的入手しやすかったですが、
『ありがとう』とか『もっともっと』はあらやるディスクガイド本で
名作の太鼓判を押されているにもかかわらずほぼ入手不可能で、
血眼になって探し回った人も多かったと思います。
一部曲がカットされてはいますが、この機会に入手するのがいいかもしれません。
そして、『ほうろう』を始め
小坂忠の多くのアルバムでギターを弾いているのが鈴木茂。
ほぼ一ヶ月前のあの事件以来、心配していましたが、
昨日、執行猶予付きの判決が出て、まずはホッとしました。
茂さん、心から復帰を待ってます。
あの素晴らしいギターをまた聴かせてください。
小坂忠の新作『Connected』では佐橋佳幸が
鈴木茂と見まがうばかりの、素晴らしいスライドギターを弾いていました。
さすが、佐橋さん。オマージュですね。ニクイですよ。
ドラムは高橋幸宏、ベースは小原礼という黄金コンビのこのアルバム。
ソウルフルでもあり、意外にポップな音楽性にびっくりしました。
冒頭の写真は『ほうろう』。
茂ファン必聴!
『BAND WAGON』に匹敵するほどの名プレイが聴けます。
2009年03月17日
ジェフ・ベックとシッカロール?

ジェフ・ベックとエリック・クラプトンを表紙に
ギター・マガジン4月号は発売中です。
そのベックですが,表紙の写真で右手が白っぽくなっているのがわかりますか?
これ,どうやらパウダーのようなのです。
シッカロール(死語)か?
詳しくはわかりませんが,汗対策でしょうか。
ベック初のDVD『ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラブ』には
最後にステージを去っていくところで,
白い粉を空中にまき散らすシーンがありますが,
同じものではないかと思われます。
空中の粉がストップモーションになって,なんとも印象的な場面です。
なんというパウダーなんでしょうかね。
equipmentのひとつとして取材してみたいです。
2009年03月12日
アニソンといえば

『ルパン三世'71MEトラックス』
ギター・マガジン4月号ではアニソン特集をしていますが,
アニソンといえば,やはりルパン。
特においらの世代は第1シリーズのルパンが一番馴染み深いです。
というわけで,写真はテレビ放映第一シリーズのサントラなんですが,
これはもう,目からウロコの宝庫です。
実はこのサントラのことを,ノッサンこと小野瀬雅生さんが
3月号の連載コラム「小野瀬雅生のKey Of Life」で書かれていまして,
懐かしいな〜と引っ張り出してきたのです。
これには主題歌からエンディングテーマから,
短いジングルのようなもの,さらにはSE的な断片など,
劇中で使われたありとあらゆる音楽が詰め込まれており,
まるで,当時のまんまでアニメを見ているかのよう。
素晴らしい一枚です。
おいらの世代の自慢は、
こういう素晴らしい音楽に耳を鍛えられているということ。
テレビを付ければルパンのヤマタケさん、
石立鉄男シリーズの大野雄二、バカボンやキャンディ・キャンディの渡辺岳夫、
われら青春や徹子の部屋のいずみたく、
レナウンや秘密のアッコちゃんの小林亜星、
などなど、それこそ余人を持って代え難しの、
ひと握りの才人たちの音楽に日常的に接していられたことです。
これは、財産です。
さてさて、紹介したサントラには、
“謎の女,峰不二子,女盗賊か女スパイか〜”なんてナレーションも入ってます。
聴いてみて。
2009年03月11日
ギター・マガジン4月号できました!

今日は,『COFFEE AND CIGARETTES』のサントラをBGMに書いています。
ついこないだのことのようですが,もう5年も前の映画で,
当時,ジャームッシュでこのテーマだったら,
つまらないわけがないなと,友人を呼び出して,
渋谷のとある映画館に一目散に見に行きました。
見たらもう映像は素晴らしいわ,音楽は素晴らしいわで悶絶しました。
ホワイト・ストライプスのふたりや,
トム・ウェイツにイギー・ポップなんかも出ています。
まさにジャームッシュの世界。
興味のある人はレンタルしてみてください。

さてさて,ギター・マガジン4月号ができました!
表紙は,しつこいようですが,ベックとクラプトンです!
他にアニソン特集(一部YouTubeに動画をアップ),
スコット・ヘンダーソン特集,
チャットモンチーの橋本絵莉子特集などです。
あさって発売です!
2009年03月10日
YouTubeにアニソン動画をアップしました
先頃からこのブログでもお知らせしているように,
西川進さんによる「God knows...」の実演動画をYouTubeにアップしました!
ぜひともお楽しみ下さい。
ギター・マガジン4月号に譜面を掲載しています。
●西川進が「God knows...」をセルフコピーしてみた(コメント篇)
●西川進が「God knows...」をセルフコピーしてみた(オブリ・パート篇)
●西川進が「God knows...」をセルフコピーしてみた(おいしいとこ弾き篇)
●西川進が「God knows...」をセルフコピーしてみた(バッキング篇)
2009年03月09日
校了後にしみる一枚
ユニコーン盛り上がってますね。
アルバム『シャンブル』はオリコン一位。
ツタヤなんかで見ても、レンタルの上位です。
ツアーのどこかで見に行きたいものです。
好きなのは「与える男」とか「ヒゲとボイン」ですね。
ライブでやってほしいな。
ところで、最近よく聴いている奥田民生のアルバムと言えば『E』。
この世代ならではの70年代へのオマージュ的アルバムで、
傷天とか太陽にほえろ的なノスタルジーが漂います。
この男臭さがいい。
2009年03月07日
春一番が吹いた日

今日の東京は久々にいい天気です。
日射しをありがたいと感じるだけで、生きててよかったと思います。
たしか、先月の中頃に春一番が吹いたはずなのですが、
予想していたとはいえ、その後は寒さがぶり返し、荒天続きでしたね〜。
早く春がこないかなっと。
というわけで、春一番で思い出したのがこのアルバム。
The Changの『DAY OFF』です。
今では知る人ぞ知る名盤でしょうか。
95年発売ですから、なんともう14年も前の作品です。
当時は、ネオアコや渋谷系の流れと並行して
ソウルやアメリカン・グッドタイム・ミュージックに影響されたバンドが
ひっそりと浮上していた時代で、ロッテン・ハッツ、
そこから派生したヒックスヴィルやグレイト3、
Tokyo No.1 Soul SetにこのChangなどがライブシーンで人気を得ていました。
Changは石井マサユキの弾くジャジィかつスウィート・ソウルなギターと、
懐かしさのにじむグッド・メロディが売りのバンドでした。
クラブミュージックの匂いも多分にあって、
当時盛んに喧伝されていた
レア・グルーヴなるものの系譜にあるとも言えるでしょう。
ラップらしき曲もあるのですが、日本人のヒップホップにありがちな
思わず赤面してしまう、
ほんとにこれでいいのかなと思うような青臭さがまるでなく、
さらりとカッコよく決めています。ロックですね。
なんというか、遅れてきた70年代という感じはあるかもしれません。
古き良きATG映画の一場面のような。
このアルバムの冒頭に収められているのが「春一番が吹いた日」という曲で、
これは、懐かしい歌謡曲のようなメロディをワウ・ギターと
グルーヴィなアレンジで軽快に聴かせるポップの傑作です。
とにかくメロディがいい。
石井マサユキの声がまたさわやかなハイトーンで、
嫌な臭みというものがまったくなく、すんなり耳に入ってきます。
しかも、ギターはなにげに相当のテクニシャン。
アルバム全体に言えることですが、
コーネル・デュプリーなどのソウルやジャズに影響を受けた石井さんのプレイは、
いい具合にこなれまくったベテラン・ギタリストのそれで、歌心抜群。
当時20代後半と思われますが、完全にできあがっており、
要所要所にニクいダブルストップや、アウトフレーズを炸裂させて、
玄人筋の音楽ファンをもうならせます。
当時、渋谷クアトロだったと思うんですが、
ライブを見た時に、この人は本当にウマイ!と確信した記憶があります。
フェンダー・ローズ・ピアノ、
サックスにフルートなども取り混ぜたグルーヴは、
ジェイムス・テイラー&セクションのようでもあり、
その完成度の高さは今聴いても驚嘆します。
肩の力の抜けたさらりとした感じがたまりません。
これは、音楽がデータになるかならないかギリギリのところの作品なんですが、
あちら側かこちら側かと言われれば、間違いなくあちら側。
そう、データではない本物の音楽です。
言葉遣いのセンスもいいんですよ、
たとえば曲名を列挙してみましょう。
「人生は軽いタッチ」
「なんてことないさ」
「今日の雨はいい雨だ」
「LAZY DAY」
「でかけるべきだ」
「毎日を変えておくれ」
なんて、ちょっといいでしょ。
そのゆるさの度合いがわかると思います。
歌われているのは、下北沢か吉祥寺あたりで一人暮らしする男とか
2人で暮らす恋人同士が、休みの日(DAY OFF)に何しよっか、
と考えてること、そんな感じです。
あ〜、なんかめんどくさいんだ〜、
あ〜、今日はやる気が出ないんだ〜
あ〜、コーヒーでもいれようかな〜
なんて歌っていたり。
あ〜、下北沢で一人暮らし、おいらもあこがれるよ、よよよ。
今でもこのアルバムは中古盤屋でときどき見かけますが、
不当に思える安い値段が付いていることが多いです。
逆に言えば、だまされたと思って買っても損はないと思います。
【水曜日】の鳩ちゃんが、ラジオからふと流れてきたのを聴いたとしても、
絶対気に入ると思います。リラックスして聴ける極上のゆる〜いアルバムです。
The Chang 最高!
石井マサユキは現在TICAで活躍中です。
2009年03月05日
ギター・マガジン4月号校了しました!

ギター・マガジン4月号は今日校了しました!
ジェフ・ベック&エリック・クラプトンを表紙巻頭に,
チャットモンチーの橋本絵莉子特集,DAITA特集,アニソン特集,
スコット・ヘンダーソン特集,
ジェイムス・タイラー&ジョー・エックス・ギターの特集など
充実の内容を詰め込んでおります。13日発売です。
詳しくはコチラをご覧下さい。
また,アニソン特集の選曲も書いておきます。
●ドラゴンボール「魔訶不思議アドベンチャー!」
●北斗の拳「愛をとりもどせ!!」
●北斗の拳2「TOUGH BOY」
●聖闘士星矢「ペガサス幻想」
●機動戦士ガンダム「長い眠り」「血塗られたザビ家」
「ガンダム大地に立つ」「戦いへの恐怖」
●ルパン三世「ルパン三世のテーマ'78」「ルパン三世のテーマ'80」
●カウボーイビバップ「TANK!」
●涼宮ハルヒの憂鬱「God Knows...」(ギタリスト西川進による直伝譜面付き)
●新世紀エヴァンゲリオン「残酷な天使のテーゼ」「次回予告」
以上です。
おたのしみに!
今日は鎌倉でアジカンのライブを観てきます。
2009年03月04日
ギブソンのアコギを弾いてきた
すでにアコギ・マガジンのブログでもレポートしてますが,
昨日,ギブソンジャパンの銀座オフィスにて
ギブソン・アコースティック・モンタナ・ディビジョンの
2009年新製品発表会がありました。
トラディショナルなスタイルからニューフェイスまで
たくさんのラインナップがありましたが,とても気に入ったのが冒頭の写真。
Songwriterという近年のモデルです。
モンタナ・ディビジョンのマスタービルダーである
レン・ファーガソンがデザインしたモデルで,
ボディのくびれのところに特徴があるスタイルです。
ボディは薄目で,ネックは弾きやすく,とてもいい感じでした。
あと,これもよかったな。
エルヴィス・コステロ・モデルです。
モンタナ工場には一度も行ったことはないんですが,
とてもいいところらしいので,ぜひ行ってみたいと思います。
2009年03月03日
ギター・マガジン4月号はもうすぐ校了
2月連続でハーフ・マラソンを走ったため,
まったく疲れが取れない変酋長です。
ちょいと頑張りすぎたな。年甲斐もなく。
それもこれも,東京マラソン抽選落ちの腹いせで,
ハーフをふたつ走ればフルだろと,半ばやけで申し込んだんでした。
……しばらく,もうレースはいいやって感じです。
もうすぐですね,東京マラソン……,出たかったよ,よよよ。
先月も書きましたが,諸星大二郎のライフワーク『西遊妖猿伝』が随時刊行中で,
2月にも新たに2冊出ました。即買いで読みふけっております。
さらに,ユリイカの諸星特集号が! 買いに行かなきゃ。
これまでもユリイカは,高野文子,楳図かずお,水木しげる,
大竹伸朗などの特集で何冊買わされたかわかりません。
やりがいがあるだろうな,この本。
さてさて,よく見ているサイトにコミック・ナタリーというのがあるのですが,
そこでムチャクチャおもしろいWEB漫画を見つけました。
双方とも,冬川智子という人の漫画ですが,いや〜,おもしろい。
興味のある人はぜひ。
この漫画家さんに,ギャルバン漫画でもお願いしたいです。
というわけで,ギター・マガジン編集部は校了作業の真っ只中です。
内容はコチラをご覧下さい。
表紙の色校をアップしようと思っていたら,先を越されちゃいました。
2009年03月02日
恐るべし,ベックとクラプトン
昨日はとあるハーフマラソンに出てきたんですが,
雨,気温5度,北北東の風8mの三重苦で往生しました。
それでもなんとか完走。
土地柄,砂浜に海の幸の屋台がずらりと並んでいたのですが,
体が冷え切ってしまって,とても寄る気にはならず,
参加賞の大根をもらうと,ほうほうのていで帰りました。
さて,先週はジェフ・ベックとエリック・クラプトンのレポートを書きましたが,
ちまたのブログを拝見すると,このライブに触れたものがたくさんありますね。
どこを見ても絶賛の嵐で,否定的なものは見かけませんでした。
おもしろかったのは,男子トイレの混雑ぶりに触れているものが多かったこと。
たしかにそうなんですよ。
通常,込むのは女子トイレと相場は決まっているのですが,
このライブに限っては,男子トイレが尋常ではないほど込んでいました。
おいらも仕事では20年以上ライブに行ってますが,
これほどの混雑ぶりを見たのは初めてです。
男子トイレは混んでも,トイレからややはみ出す程度で,
長蛇の列になるなんてことはなかった。
それがこの日は……。
いい気分でビール飲んで,いいライブを観れば,そりゃそうなりますよね。
おいらは休憩の時にトイレに行こうと思ったのですが,
凄まじい長さの列を見て,とても無理と判断して,そのまま我慢。
なんとかなるもので,終了後に,北与野の駅ですませました。
ところが! ここでもやはり男子トイレに列ができておりまして,
少々待たされました。
恐るべし,ベックとクラプトン。
このライブは,チケット代が17000円でした。
客層は40〜50代の男性が最も多かったと思われるのですが,
17000円出して,この世紀の一瞬を見に来ようという
人のパワーはハンパじゃないと思います。
まさにロック世代と呼べる,
この世代(おいらも含む)のパワーがあれば不況なんか吹き飛ばせる!
そう思いませんか。ご同輩。
ロックの力で経済危機を乗り切ろう! トイレは近いけど……。
2009年02月27日
ジェフ・ベックとエリック・クラプトンの共演 ライブ・レポートその3
Photo:ニシムラユタカ
ジェフ・ベックとエリック・クラプトン,
ニコニコと笑いながら2人はステージに出てきました。
そのなんともゆるい登場の仕方。
なんだか拍子抜けしたのはおいらだけではないでしょう。
拍子抜けというか,肩の力が抜けてホッとした感じ。
あ〜,ほんとにほんとだ。ベックとクラプトンが一緒だ。
あらららら〜という感じ。
うまく言えませんが,人間は奇跡を見慣れていないので,
目の前でその種の出来事が起きているのを見ると,
半信半疑のまま見とれざるをえないのでしょう。
そう,見とれたというのが一番近いですかね。
ここに集った人は,ふたりが一体どのような登場の仕方をするのか
それぞれに思いを巡らせていたと思います。
さぞやセンセーショナルな演出で舞台に上がるのか,
一方が先に弾いていて,あとから一方が加わるとか,
いろんな想像をしたことでしょう。
そして,この世紀の登場の一瞬を目に焼き付けようと
まばたきも我慢して,ステージを凝視していたことでしょう。
そしたら,意外と普通のゆるい感じで出てきたので,面食らった,
でも,よかった,そんな気持ちだったかもしれません。
会場は総立ち。嵐のような拍手。
これは誇張ではありません。
何しろ目の前にいるのはジェフ・ベックとエリック・クラプトンなんですから。
何度も言いますが,ベックとクラプトンなんですよ。
会場には歓喜の光が溢れました。
この瞬間を目撃できたことを全員が誇らしく思ったことでしょう。
そして,共演が始まりました。
マディ・ウォーターズのカバー「YOU NEED LOVE」です。
マイクに向かいギターを弾き始めるクラプトン。
その右側で躍動しながらプレイするベック。
同じストラト弾き同士で,片やメイプル指板(クラプトン),
片やローズ指板(ベック)というのが面白いなと思いました。
弾き手によって音色はまるで変わるわけですが,
指板による違いも確実にあるなと思いました。
どちらの音もまったく文句の付けようがなく,
ストラトキャスターというギターの素晴らしさを再認識しました。
果たしてレオ・フェンダーはこの瞬間を想像したでしょうか。
地球上で一番か二番のギタリストふたりが同じステージで,
ストラトを弾くこの場面を。
僕にはこれが偶然だとは思えません。
ストラトはもしかしたらこの日のために生まれてきたのかもしれない,
そんなことすら思いました。
まったくプレイ・スタイルの異なるふたり。
それは歌うギタリストと歌わないギタリストの対比でもありました。
SUNG GUITAR HEROとUNSUNG GUITAR HERO。
やはりクラプトンのギターは歌あってのギターであり,
ベックはギターそのものが歌。
それが見事な均衡を保っています。
もとよりこれは戦いではありません。
でも,ふたりとも本気でしたし,
やってるうちに競争心が湧いてきたとしてもまったく不思議ではありません。
それが男ってもんでしょう。
ところが,頑張っていたクラプトンも,ギターだけをとってみれば,
ベックの鬼のような凄さに舌を巻いた一瞬があり,
こりゃかなわん,という表情をしました。
対して,ベックは出るところは出ましたが,総じて抑制を効かせていました。
最後の方になると,役割が完全にできあがっていて,
歌とギターで圧倒するクラプトンとギターで圧倒するベックの力が相乗効果に!
堂々たる貫禄と弾きっぷりのクラプトン,
若々しく華を振りまいて飛び回るベック,
その姿の対比は,さながら王様と王子様でした。
アンコールはスライ&ザ・ファミリー・ストーンのカバーでした。
意外だけど,かっこよかった。すごいグルーヴだったな。
すべてを終えて,メンバー一同整列。
ベックだけが先に引き上げようとしたのをクラプトンが呼び戻して,
列に加わり全員で肩を組んで一礼。また一礼。
メンバー全員の顔に喜びと満足があふれていました。
会場は大興奮状態で,涙やら鼻水やら笑いやら叫びやらが飛び交っています。
こんなにいいものを見られるなんて,生きてて本当によかった。
遠くから来てよかった。とにかくよかった。素晴らしかった。明日も見たい。
大半の人がそう思ったことでしょう。
最高のギタリストは最高のステージをやるしかありません。
まったく期待を裏切ることのなかったベックとクラプトンはやっぱり最高で,
これからもギターの素晴らしさを僕らに教えてくれることでしょう。
ERIC CLAPTON & JEFF BECK
1. YOU NEED LOVE
2. LISTEN HERE -COMPARED TO WHAT
3. HERE BUT I'M GONE
4. OUTSIDE WOMAN
5. LITTLE BROWN BIRD
6. WEE WEE BABY
ENCORE
7. WANT TO TAKE YOU HIGHER
2009年02月25日
ジェフ・ベックとエリック・クラプトンの共演 ライブ・レポートその2
◎第二部 エリック・クラプトン 2/21 さいたまスーパーアリーナ
怒濤のようなジェフ・ベックのステージが終わり,しばしの休憩。
ステージ上では,素早く機材の転換が行なわれました。
アンプやドラムのセッティングが終わると,
手前のほうに椅子を並べだしたので,
あ〜今日はアンプラグドからかなと考えていると,予想通り。
18:27分頃,エリック・クラプトンがアコギを抱えて登場し,
椅子に座って弾き始めました。「DRIFTIN」です。
白の半袖開襟シャツにジーンズという格好は,
先日見た武道館の時と同じでした。
2曲目はメンバーも加わっての「レイラ」。
お馴染みのゆる〜い感じのアレンジで進んでいきます。
次の「MOTHRLESS CHILD」でクラプトンは12弦ギターに持ち替えました。
カポ4でした。
次の「RUNNING ON FAITH」までがアンプラグド・セットで,
「TELL THE TRUTH」でエレキ化。
ソニック・ブルーのストラトに持ち替えて,悠々と奏で始めます。
ベックが元気よくステージ上を飛び回っていたのに比べて,
クラプトンはどっしりとマイクの前に腰を据え,
さすがの押し出しでプレイしています。
ソロにも気合いが入っていて,お馴染みのペンタトニックを中心にした
必殺のアドリブを延々と展開。
やっぱ,これをやらしたらクラプトンの右に出るものはいないというか,
もともとロックでペンタのアドリブを始めたのは
クラプトンという説もあるくらいで,このブルージィなフレーズをお手本に
世界中のギタリストがギターを学んできたのだと改めて実感しました。
これを指して「スローハンド」と言った人はまことに言い得て妙というか,
ネーミングの天才です。遅いのに速い,速いのに遅い。
反対の賛成!というわけで,
まさしく本物のスローハンドをおいらは凝視し続けました。
そして,言うまでもないですが,音がメチャクチャいい。
どっしりと抜ける音。
いまさら言うのもなんですが,クラプトンはソロの時,
左手の小指はほとんど使わないんですね。
次にはエレクトリック・ブギー・アレンジの「BEFORE YOU ACCUSES ME」。
アンプラグドのアルバムでもやってた曲ですね。
ドイルとの掛け合いも素晴らしかったです。
そして待ってましたの「COCAINE」。
ソロでは感極まっているのがよくわかりました。
ラストは「CROSSROADS」。スカ風のアレンジでした。
そんな感じで意外とあっさり終了。
クラプトンはステージを去っていきました。
なんかベックのレポートと比べると,さらっとしてるなと自分でも思うのですが,
まるで世界観が違うということですね。
ベックはワザで圧倒したのに対して,
クラプトンは存在感で圧倒したという感じで,
新鮮さとかは特にないけれども,堂々としていた,それに尽きます。
王様の風格ですね。もちろんクラプトンは本気でした。
それは誰もがわかったのではないでしょうか。
クラプトンご一行がバックステージに引き上げると,
ローディがぞろぞろと出てきて,セッティングを変更しています。
そして,幕をかぶされていたジェフ・ベック用のマーシャルがあらわに。
お〜,第三部は休憩をはさまずに,このまま突入か!
ものの5分もたたないうちに,出てきました。二人仲良く上手から。
これから世紀の共演が始まるのです。
(つづく)
ERIC CLAPTON SET LIST
1. DRIFTIN
2. LAYLA
3. MOTHERLESS CHILD
4. RUNNING ON FAITH
5. TELL THE TRUTH
6. QUEEN OF SPADE
7. BEFORE YOU ACCUSES ME
8. COCAINE
9. CROSSROADS
2009年02月22日
ジェフ・ベック、エリック・クラプトンの共演 ライブ・レポートその1
2人とも本気だった。最高だった。この一言に尽きる。世界的ギタリストの共演は、すべての人の期待を裏切ることなく、こうあるべきという理想をはるかに超えて、ロックの歴史に刻まれた。それがここ日本であったことを、僕らは誇っていい。そして、その瞬間を目撃できたことを誇っていい。会場を見渡せば、元ギター少年とおぼしき中高年世代、さらには筋金入りの洋楽リスナーとおぼしき一団が、分厚い角煮のようになって、あっちこっちに固まっている。男女取り混ぜて20代、30代も多かった。しかし、やはり中核は「30年ロックを聴いてきました」と顔に書いてある強者だったことは間違いないだろう。なぜそれがわかるのかって? わかるのである。それがわからないようで音楽雑誌の編集長など務まらない。彼らは、この夜思ったに違いない。オレは30年ロックを聴いてきて、本当によかったと。
というわけで、こんばんは、変酋長です。
ギター・マガジン誌面でのレポートならこんな感じになるわけですが、
堅苦しいのと、意外と時間がかかるので、
ブログらしく、くだけた感じで続けますね。
◎ジェフ・ベック、エリック・クラプトン
2月21日(土) さいたまスーパーアリーナ
この夜の構成は一部がジェフ・ベック、
二部がクラプトンで、三部が共演という三部構成でした。
まずはベック編をレポートします。
上下白のシャツとパンツ、そしてブーツも白でジェフ・ベックは登場しました。
ギターは白のフェンダー・ストラト・ジェフ・ベック・モデルです。
白ずくめのジェフには、どこか王子様のような凛々しさがありました。
機嫌良さそうに手をあげて客席にアピール。
幸運なことにステージから10mぐらいのところに座ったおいらは、
もう間近でジェフの一挙手一投足を見ることができました。
くわえて、ステージ左右の巨大スクリーンには、
これでもかとばかりにベックの手元が大映しになっています。
「THE PUMP」から始まったステージは、とにかくファンキーに進みました。
ベックはとにかく機嫌が良さそうで、ノリノリ(死語)。
タル嬢のベースはブリブリ(死語)。
メンバー全員一丸となって、とにかく楽しそうなのです。
そして何より素晴らしかったのはベックのギターの音です。
マーシャルのアンプを使っていましたが、
おいらの位置にはPAからだけでなく、直の音も飛び込んできたため、
その輪郭の太さには驚愕。
なんだかいろんな倍音をこねあげて作ったら、
こんな音になったという、誰にも真似できない音がはっきりわかりました。
心臓を串刺しにされるというのはこのことです。
そしてそのプレイ。
もう信じられないとしか言いようがありません。
近年のベックは、フィンガーピッキングに徹し、
ストラトのアームを操りながら、変幻自在のサウンドをはじき出してきましたが、
わかるのはそこまでで、一体どうやって弾いているのかわからない、
「解明は不可能」とサジを投げた人も多かったはずです。
しかし、その全貌をこんなに間近で観て、さらに巨大スクリーンで観て、
想像した以上にはるかにものすごいものだとわかりました。
要はものすごい運動量なのです。
親指と人差指(+中指)を的確に使い分け、
6弦から1弦までを動き回って上下にヒット。
その合間に、アームを握ったと思ったら、
小指(薬指?)でボリューム奏法を行ない、
気が付くと、いつの間にか、ピックアップ・セレクターをチェンジしている。
ありとあらゆる場面でこれです。
とにかくベックの右手は常にせわしなく動き回り、
その高速のゆえにかえって止まって見えるぐらいでした。
その動きはとにかく音楽的で、それそのものがグルーヴでした。
おいらのすぐ近くの席で見ていた女性が、
「指がエロイ!」と思わず発したのを聞きましたが、
いや〜、まさしく言い得て妙。
そうそう、そういうことなんだよ。激しく同意。
ベックは、ステージアクションも一段と上達(?)したようで、
先日の国際フォーラムの時よりも、手を上に上げたり、
客席を鋭く指し示したり、ギターを高々と抱え上げたりして「見せ場」を作ります。
ビリー・コブハムのカバーである「STRATUS」は
近年のベックのセットリストに欠かせない曲ですが、本当にすごかった。
とにかく倍音だらけのギターの音。
ベックの音は昔から分厚いですが、
あれはやっぱり倍音のせいだと思うんです。
普通、誰が弾いてもあんなに倍音のある音は出ないんですが、
なんでああなるんですかね。感動。
そして「ANGELS」。これもすさまじい。
お家芸のスライド・プレイを披露してくれたので、穴があくほど見つめました。
ガラスのスライドバーを中指にはめ、親指と人差指でメロディを弾きます。
途中、バーをはずして次のパートを弾き、
またはめて、クライマックスではそのバーを右手に持ち替えて、
ハイポジションからリア・ピックアップの上あたりまですべらせて
メロディをつむいでいくのです。
この音程コントロールの確かさ。
いや、もう人間じゃありません。
並の耳ではできないというより、他の誰もできないんじゃないでしょうか。
このプレイは、ハーモニクスのように聞こえ、幻想的な雰囲気を醸し出します。
右手でスライドを弾いている間、
左手は12フレット付近のネックを握り込んでミュートしていました。
ライブは続きます。
大定番「レッド・ブーツ」で客席を湧かせ、
一転、エモーショナルな「ポーク・パイ・ハット〜ブラシ・ウィズ」のメドレー。
すごい。圧巻。もうノックアウトです。
あ〜、ギターというのはこういう風に弾くんだな、
とおいらは口をあけたまんま、つぶやきました。
その次がちょっとサービスな演出で、
タル嬢がフロントに進み出て、ぶりぶりと弾き始めると、
なんとベックが左隣に並んで、ベースのネックをわしづかみ。
左手はフレットを押さえ、右手はタッピングし始めたのです。
タル嬢は変わらず弾き続けています。
つまり、ベース二人羽織ですね。
ベックがバッキング担当、タル嬢がメロディ担当で、
世にも見事なファンキー・セッションが行われたのです。
その時のベックの楽しそうなこと!
最後の最後のほうでタル嬢のプレイから「フリー・ウェイ・ジャム」
のフレーズも飛び出していました。
そしてこれまた大定番の「蒼き風」をやって、
ラストは「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」。
待ってました! これしかないす。
終始シェイクハンドでネックを握り込み、低音弦をミュート。
高音弦側でメロディを紡いでいます。
右手は技のデパート(死語)。
その分厚さと迫力においらは悶死寸前でした。
おいらは7日の国際フォーラムのライブも見ていますが、
あきらかに段違いに今日の方が調子がよかったです。
とにかくグルーヴが全然違った。
さらに言えば、おいらは何度もベックのステージを観ていますが、
あらゆる面で今日が最高だったと断言できます。
客席も大満足の様子。
顔を上気させて拍手を送っています。
アンコールは「ピーター・ガン」でした。
ステージを終えてベック本にも本当に満足そうでした。
全力を出し切ったのではないでしょうか。
その顔にはやり残したことなど何もないように見えました。
ご機嫌そうに引き上げていくベックの顔が忘れられません。
音楽の3要素は、リズム、メロディ、ハーモニーだとするならば
ジェフ・ベックを構成する要素はあとふたつあります。
「スリル」と「バイブレーション」。これです。
そのことを、晴れやかに確信した最高のライブでした。
ジェフ・ベック最高!
俺は、30年以上ベックを聴いてきて本当によかった。
30年以上、ベックをお手本にギターを弾いてきて本当によかった。
ありがとう! ジェフ・ベック。
(つづく)
2/21 JEFF BECK SET LIST
1. THE PUMP
2. YOU NEVER KNOW
3. CAUSE WE'VE ENDED AS LOVERS
4. STRATUS
5. ANGEL
6. LED BOOTS
7. GOOD BYE PORK PIE HAT/BRUSH WITH THE BLUES
8. JEFF & TAL SOLO(FREE WAY JAM)
9. BLUE WIND
10. A DAY IN THE LIFE
ENCORE
11. PETER GUNN
2009年02月21日
ベックとクラプトン
いまその歴史的共演を観てきました。いやもう素晴らしかったです!言葉がありません。両雄は並び立つんですよ。あのふたりのギターが目の前で同時に鳴っていたなんて今も夢のようです。ベックとタル嬢のベース二人羽織りも最高でした。携帯から書いてるんで不自由です…。詳しくはまた書きますね。あ〜明日も行きたくなってきた。
2009年02月20日
西川進がGod Knowsをセルフコピーしてみた

みんな大好きアニメソング……
というわけで,ギター・マガジン4月号では
アニソン特集をやることになりました。
写真は本誌コラムでもお馴染みの西川進さんですが,
あの人気アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の
劇中歌「God Knows」を弾いているのは西川さんということで,
「ぜひとも本人実演して下さい〜!」とオファーすると,快く引き受けて下さいました。

で,先日ですが,当社のスタジオにお招きして,再現してもらいましたよ。
この様子はYouTubeにアップする予定です。
2009年02月17日
松原正樹ソロ・デビュー30周年記念ライブのDVD&CD
先週末の春一番が嘘のように,今日はすっかり冷え込んでます。
寒暖の繰り返しで,体調を崩しやすいのがいやですね。
花粉もずいぶん飛んでるようです。
あれやこれやで季節は気まぐれですが,これもまた春の兆し。
春が待ち遠しいですね。
……とまあ,よくあるメルマガの時候の挨拶風に始めてみました。
それはそれとして,ギター・マガジンにもたびたびご登場頂いている
名手・松原正樹さんのソロ・デビュー30周年記念ライブが
昨年11月25日に行われたのですが,その時の全貌を収めた
DVD&CDが同時発売されることになりました。
発売日は少し先で,4月22日です。
その予告編ビデオが届いたので,ちょっと見てみて下さい。
この夜はおいらも観に行っていましたが,
とにかく熱狂的な松原ファンが大集結といった感じで,
会場全体が熱く盛り上がっていました。
バンドのメンツもすごかったですね。
列挙しますと ,今剛(g),岡沢章(b),渡嘉敷祐一(d),
斉藤ノブ(perc),井上 鑑(k),南部昌江(k,cho)という布陣。
なんといっても,今さんの参加が目玉ですね。
「魂のギター兄弟」である松原&今コンビのツイン・ギターが炸裂!
予告編ではそのへんも観られますよ。
「AGATHA」とかもう最高!
タイトルは『松原正樹30th Anniversary Live』。
Tahara-inc/Rocking Chair Recordsより。
余談ですが,久々のソロ・アルバムを鋭意制作中とのウワサの今さんに
この日,楽屋を訪ねて,つっこんでみたのですが,
機嫌よさそうに「もうすぐもうすぐ」なんて言ってましたっけ。
こちらも期待して待つことにしましょう。
2009年02月16日
クラプトン東京初日

昨日,エリック・クラプトンのライブを観てきました。
今回はデレク・トラックスがいなくて残念だなと思いながら武道館へ。
東京初日となったこの日は,3階まで超満員で,
変わらぬ人気の高さを実感しました。
「テル・ザ・トゥルース」で幕を開け,
「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」などをじっくりと演奏。
サポート・ギタリストはドイル・ブラムホールで,
クラプトンと息のピッタリ合ったプレイを聴かせていました。
クラプトンはエンディング付近で延々ソロをとる場面が非常に多く,
けっこう感極まって,ついつい長くなってしまったような曲もありました。
使用ギターは,ソニックブルー(に見えた)のストラトと黒のストラト,
それに数本のマーティンなどでした。
ドイルはSGとストラトなど。
「アイ・ショット・ザ・シェリフ」,「レイラ」,
「コカイン」など定番曲もそれなりにやりましたが,
ブルースナンバーがけっこう多かったですね。
中盤はアンプラグド・コーナーで,
「ドリフティン」,「ザッツ・オールライト」などを演奏。
意外なところでは,ジョージ・ハリスンの
「イズント・イット・ア・ピティー」をやってました。
ソロ・パートをドイルのスライドとハモるのですが,これが極上の美しさ。
全体的に,完成された大人のライブ。
いままさに現在形のクラプトンという感じで,
まったりと見応えがありました。
ツアーはまだまだ続きますよ。
そして,いよいよ二大ギタリストの共演が!
2009年02月13日
確認かくにん
なんでもかんでも確認確認で,ほんとにうんざりしますね。
もちろん確認は仕事の基本中の基本なんですが,
必要のないところまで確認してしまって,余計に仕事を増やしたり。
それもこれもネットのせいだと断言できます。
昔は,物理的に確認が不可能だったことまで今はネットでできてしまう。
だからやらなければならないのか,やる必要ないのか。
昔は信頼関係ののりしろの範囲で、おおむねやる必要はなかった。
それを判断するのは人間なんです。
人間なんですよ。よよよ。
さてさて,そんなことはどうでもいいとして,
今日は旧知のプロモーターさんに
ハミングキッチンというバンドを紹介されたんですが,
これが素晴らしいんですよ。ずっと聴いてます。
ゆったりとノスタルジックで,声も素敵。
上のリンクでMySpaceに飛んでみて下さい。
今日は春一番が吹いたようです。
外は暖かいですね。風強いけど。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:18
2009年02月12日
漫画モード

今日エレベーターで一緒になったサンレコのKが
「最近,僕も諸星大二郎にはまっているんです」
と突然,真顔で話しかけてきました。
お〜,おまえもか。素晴らしい。
モロ友がまたひとり。
「西遊妖猿伝」は一気に読み終わり,さらに諸星を一冊読破。
最近すっかり漫画モードで,今は「もやしもん」を読んでいます。
おもしろいですよ。
今日も取材と打ち合わせに明け暮れました。
ギター・マガジン3月号は明日発売ですので,ぜひともご覧下さい。
ジェフ・ベックの「ア・デイ・イン・ザ・ア・ライフ」,
デレク&ドミノス(エリック・クラプトン)の「愛の経験」をスコアで収録。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:30
2009年02月10日
ギター・マガジン3月号できました
ジェフ・ベック見てきましたよ!
なんだかニコニコしてとても楽しそうなステージでした。
ギター・マガジン3月号のギター・スコアでも取り上げた
「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」は本編ラストに演奏しました。
いや〜,さらに進化している。
エンディングのオーケストラが不協和音を奏でるところから
ラストのジャ〜ンまでをギターで再現。
大興奮の演奏でした。
詳しいレポートはギター・マガジン4月号をお楽しみに。
今日は都内某所で,
貴重なビンテージ・ギターのメンテ作業にお邪魔しました。
いや〜,目もくらむようなすごいのばかり。
先々の誌面でお目にかけますね。
そして,ギター・マガジン3月号できました。
13日発売ですので,ぜひ店頭で。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:01
2009年02月06日
ジェフ・ベックの来日公演始まる
いよいよ今日からジェフ・ベックの来日公演が始まります。
おいらは明日見に行きます!
2/13発売のギター・マガジン3月号では、
ジェフ・ベックの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」をスコアにしています。
そう、ライブ・バージョンです。
いうまでもなくビートルズの曲ですが、
もうまったくのオリジナルといってよいプレイ。
校正しながら、その素晴らしさに圧倒されました。
どうすればああいう発想でギターが弾けるんだろう。
もう、最初のフレーズに見られる、何気ない和音の使い方がすごい。
一つも無駄な音がなく、ギター一本と感じさせない奥行きのある音世界。
ジェフ・ベックを初めて聴いて、30年以上たちますが、
いつもいつも、これ以上に新しいギター・プレイを聴いたことがない。
誰かが言った、この言葉。
「世の中にはギタリストが二種類しかいない。
ジェフ・ベックとジェフ・ベック以外だ。」は
言い得て妙というよりは、物理法則みたいな普遍の真理。
そう思わずにいられません。
明日が楽しみ!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:52
2009年02月05日
つぶやき
只野仁がゴールデンに移って苦戦。
ですと。
そりゃそうだろうよ。誰が考えたってわかるよ。
だって見れないし。金曜の深夜だからよかったわけで。
と,はてなハイクのようなつぶやきを書いてみました……。
ところで,昨日は某所で,素晴らしいビンテージ・ギターをたくさん見ました。
本物です。いや〜,あれだけあると圧巻。死ぬかと思いましたよ。
企画のアイディアがふつふつと。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:29
2009年02月04日
レースのあとで

こないだの日曜日,とあるハーフ・マラソンのレースに出てきました。
なんとか完走して,そのあと,近隣の天然温泉につかり,
精も根も尽き果てて,ヘロヘロになって家に帰り着くと,
テレビでちょうどサザエさんをやっていました。
そのまんまビールを飲みながら,ぼ〜っと眺めやりましたが,
この世界では携帯もないし,ネットもない,廊下には黒電話,
マスオさんは麻雀で帰宅が遅くなることを公衆電話から連絡している。
ワカメは「オヤツ断ち」して,願をかけている。
なんだろう。このゆるぎない安堵感は。
サザエさんなんて,年に数回見るか見ないかなのに,
もし,日曜の夜にテレビをつけて
サザエさんがやっていないなんて想像もできません。
金融危機だろうと,不景気だろうと,
まあそのうちなんとかなるだろうと思いますが,
サザエさんが終わってしまったら,世界は本当に終わりだ!
それはあってはならない事態で,想像するだけで恐怖です。
サザエさんを見るか見ないかというのは,
翌日の月曜日の日本人の行動にけっこう影響を与えていると思うのですが,
どうでしょうか。根拠はないですが。
逆に言えば,サザエさんが放映されているうちは,日本は大丈夫だ。
そんなことを,足をマッサージしながら考えました。
さて,ギター・マガジン3月号は昨日無事に校了しました。
2月はカレンダーで4行しかないため,
あれやこれやともう4月号の編集が始まってます。
ここのところ,おいらの最も好きな漫画家,
諸星大二郎先生の新刊ラッシュが続いています。
読まなくちゃいけない本やら漫画やらたくさんあるんですが,
またまた買ってしまいました。
西遊妖猿伝大唐篇の新装刊二冊(講談社版)。
これは潮出版社版16巻の章立てを変更したものらしく,
この先も続々刊行されるものと思われます。
潮版は誰かに貸したまんま戻ってこないので,
こらえきれずにまた買ってしまいました。
なんと,西域篇の連載も始まったらしいので,こちらも楽しみです。
諸星漫画にハズレは皆無ですが,いやはや,
これはもう著者畢生の大スペクタクル巨編。
こんなにおもしろい冒険譚はそうそうありません。
先週もすでに二冊,諸星先生の新刊を買ったのでした。
まだ読んでないですが。
もやしもん,ぼくらの,夏目友人帖,聖☆おにいさん,ソウル・イーターなどなど
つんどく漫画が増大中。終末に一気読み予定。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:07
2009年02月03日
ギター・マガジン3月号はもうすぐ校了

今日は節分,明日は立春です。
冬来たりなば春遠からじですね。
昨晩,帰りのエレベーターで
キーボード・マガジンの編集長Yと一緒になりました。
世間話をしながらとぼとぼと駅へ向かったのですが,なんだか忙しそうな様子。
ふ〜,とひとつ大きな溜息をついたので,
「忙しいの?」と聞くと,
「次はキーボード・マガジンとピアノ・スタイルが同時に出るんですよ」とY。
実は二誌は同じ編集部で作っているのです。
それで,てんてこまいの様子。
両誌の読者ならご存じかと思いますが,
キーボード・マガジンは昨年から季刊化され,
3月,6月,9月,12月の発行になりました。
ピアノ・スタイルは隔月で,1月,3月,5月,7月,9月,11月の発行です。
「年に二回,発行の月が重なるんですよ」
あ〜大変だなあと思い,
「それって,なんだか日食みたいだね」と感想を漏らすと,
「ぎゃははは,そうですね」とYは笑っていました。
がんばれよ〜!!
さて,昨日の朝ですが,編集部に向かう電車の中,
ドアの角っこのところに寄りかかって読書していると,
とある駅で若い女性が,突進するように乗り込んできて,
そのまんまドアに密着するようにうつぶせにもたれかかりました。
その勢いにびっくりしたのも束の間,しくしくと泣き出したのです。
時々見かけると言えば見かけますが,こういうとき,
どういうわけか,つられて少し心がチクリとします。
そして,今朝,やっぱり編集部に向かう電車の中で,
目の前に座っていた若い女性が,携帯を見ながら突然しくしく泣き出したんです。
あ,またか。
自分のせいではないとはいえ,女性の涙を見てなぜか感じる一抹の不安感。
自意識過剰でしょうか。それが男ってもんでしょうか。
しかも,この時,おいらは重松清の『その日の前に』を読んでいて,
十分に感極まっていたところでした。
こいつはヤバイ。
思わずもらい泣きしそうなところでふんばって,電車を降りました。
ちょっと前に,出社前にアゲハ蝶が2日連続で
目の前を横切った体験をブログで書いたことがありましたが,
あの時とは違う感慨が胸にこみあげました。
それだけの話なんですが……。
二度起きるとなんだか書きたくなるってこと。
ギター・マガジン3月号はもうすぐ校了予定です。
表紙巻頭特集はデレク・トラックス!
パット・メセニー特集,現行マーシャル特集,ストレイテナー特集など,
充実の企画が目白押し!
ご期待下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:04
2009年01月30日
腹違いの姉妹
ギター・マガジン3月号は佳境を迎えています。
週明けの校了にむけてまっしぐらの金曜日,
デレク・トラックス・バンドの新作
『オールレディ・フリー』をBGMに書いてます。
いや〜,何度も言いますが,いい。素晴らしいアルバムです。
間違いなくロックの歴史に残る名作となるでしょう。
ギター・マガジン3月号では
取り下ろしインタビューで「クラプトン後」のデレクの頭の中をのぞいています。
さて,昨日のことですが,編集部イチの衝動買い男の異名をとるSが
会社に来るなり興奮状態でおいらのところに来ました。
見ると手になにやらギターを持っています。
「テスコを買いました〜!」とS。
自宅近くの某ショップでたまたま見かけたテスコを即決した模様。
「これはテスコの中でもレアなんでしょうか?」と
なんでもかんでもレアにこだわる
最近の若者の特徴をむき出しにして聞いてきます。
これでもおいらはビザール・ギター博士の異名をとる男ですから,
そのギターを一瞥しただけで,即座にアイデンティファイし,
製造年から製造工場まで割り出しました。
数々のビザール・ギターを見てきたおいらがですが,
このギターの現物は初めてでしたので興味津々。
ボディはラワン,ネックはメイプル,
いわゆるゴールドフォイル・タイプと呼ばれる
テスコ・オリジナルのピックアップ。
ボディはムスタングに似たタイプで,ヘッドストックはフェンダー・タイプ。
なるほどこれはレアだな。
これらを総合すると,
67〜68年に河合楽器の工場で作られた輸出用のモデルに間違いありません。
テスコは67年に河合楽器に買収されたあと,
おもに河合の工場で作られるようになるのです。
通常このタイプは,ピックガードにイカシた花柄模様が入るのですが,
それは割愛されており,ドット・ポジションや
ノー・バインディングのネックなどから廉価モデルであることがわかります。
いわゆるスチューデント・モデルですね。
当時,大量生産され海の向こうへ旅立って行ったはずですが,
何かのはずみで里帰りしたのでしょう。
基本的には日本では見かけないモデルです。
レアではあるが,ギターとしてはやや難あり,
というのがフェアな評価かな〜と思いましたが,
どっちみちギターというのは本人が気に入ればいいわけですし,
プレイしてみると,なんともチープで可愛らしいのですよ。
あ〜,やっぱりおいらの還るところはここだなと夢見心地にひたっていると,
あることに気づきました。
ヘッドのテンション・ガイドを見て下さい。
ガイドの下を通った6弦があさっての方向にぐにゃりと折れ曲がっています。
どう見ても無理があるのですが,こういうのを見ると,もうダメなんですよね。
この一点だけでたまらなく愛しくなってくる。
あばたもえくぼってやつですかね。オッホッホ。
実は編集部には前々からもう一台,テスコがありました。
Bがいつも校正に使っているWG-2Lというモデルです。
これは63年頃のモデルで,都内の自社工場で作られたものです。
極太のネック,ラワン・ボディにラワン・ネック,
シーソー式のピックアップ切り換えスイッチなど,
時代を感じさせる仕様です。
姉妹を並べてみました。可愛いですね。
日本のギター製造技術の変遷が手に取るようにわかります。
一見あまり変わらないように見えますが……。
ビザール・ギターって素敵ですね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 10:58
2009年01月21日
ページをめくる指先が
あっという間に一月も中盤を過ぎ,
もう二月がすぐそこまで来ています。
陰暦で一月を睦月,二月を如月といいますが,
おいらはこの陰暦の月の呼び方をどうしても完璧に記憶できません。
睦月・如月・弥生までは間違えることはないんですが,
次の四月が怪しい……
ん,なんだっけと10秒ぐらい考えて,卯月が出てきて,
その次は五月なので迷わず皐月。
で,次でまたつっかえる。
葉月だったよな,と昔読んだ「さわやか万太郎」を頼りに思い出しますが,
実は水無月で,このあたりで投げ出したくなり,
気を取り直して続けると,もうまったく出てこない。
お手上げ……ということで,辞書やらネットで調べて,
あ〜文月か〜。
となると次が葉月だな(正解),
で,この辺からは俄然自信が出てきます。
九月は秋の夜長で長月で,十月は神のいなくなる神無月,
のこりはふたつ,霜月,師走でフィニッシュだ!
というわけなんですが。
おいらは毎年元旦を迎えると,
トイレに貼ったカレンダーとにらめっこして,
今年こそは陰暦の月の呼び方を完璧に記憶するぞと心に誓うのです。
睦月・如月・弥生・卯月・皐月・水無月・文月・葉月
長月・神無月・霜月・師走…… ブツブツ
まあ,一月いっぱいぐらいは覚えていられますが,
だんだん怪しくなってくる。
とにかく最大の難関は,水無月と文月で,
ここのブロックさえクリアすれば,
あとは比較的スムーズに,通しで暗唱できるのですが,
何年たってもこれができません。
いい記憶法があれば誰か教えて下さい。
それともうひとつの難問。それは干支です。
干支はもう壊滅的に記憶できません。
どう頑張っても,ね・うし・とら,までを平仮名で記憶しているだけで,
この三つを漢字にすることすらできず,
そのあとのつながりはさっぱり覚えられず,
自分の生まれ年の干支がどこに位置するのかも不明。
毎年毎年,年賀状のシーズンになると,
ああ,今年は〜年だったんだと思い出すだけで,
根本的に干支に関心がないということが原因と思われますが,
たった十二の干支を覚えるということが何十年生きていてもできません。
世の中の大半の人は,意外と干支をきちんと記憶して
こだわっているということをおいらも経験的に知っているので,
干支の話になると,途端においらはブルーになります。
ただ,干支だけは覚えようと考えたことすらないんだよな。
なぜだろう。陰暦は覚えたいと思うのに。
この違いが一体何に起因するのか,この先の人生で考えないといけないな。
さて,近頃すっかり真冬の寒さになりました。
電車の中で本を読んでいても,ページをめくる指先がかじかんで,
数枚いっぺんにめくれてしまい往生しています。
しかも,年末にバンドなんかやったもんだから,
左手の指先が硬いままで自由にならず,
おまけに空気が乾燥しているので,手指から脂が分泌されずカサカサで
紙が指先に着いてこないのです。
これはギタリストの宿命なんでしょうかね。よよよ。
桜庭一樹の『ファミリー・ポートレイト』をもう少しで読み終わります。
あ,こないだふと立ち寄った古本屋で見つけたのが冒頭の一冊。
手元にバカボンが全然なかったので,
なんか買わないとと思いながら時間が過ぎていましたが,
おいらを待っていたかのように棚に一冊。
おもしろいな〜。元気が出るよ。
げらげら笑いました。
ギター・マガジン3月号は鋭意編集中。
デレク・トラックスの大特集だ!
デレクの新作最高! ほんと素晴らしいですよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:20
2009年01月09日
ギター・マガジン2月号できました!
新年一発目のブログです。
今日,ギター・マガジン2月号ができあがってきました!
表紙巻頭はジョン・フルシアンテ。
本誌独占インタビューを掲載しています。
いつもながらディープでロングな内容です。
才気あふれる言葉の数々にはただ感動。
13日に発売ですので、ぜひ店頭でご覧下さい。
さてさて,実は年末にちょっとばかしバンドをやりました。
実に久々でおっかなびっくりだったんですが,
案じるより団子汁(死語),やってみると,いやー楽しかった〜。
やっぱライブってのは気持ちいいもんですね。
このために,家でひたすらコピー。
リハは二回だけでしたが,スパルタ式に異常な集中力でこなしました。
ライブは予想外に楽しかったです。
本番の日の朝,鏡を見たら口元に吹き出物ができていたので,
あら,ちょっといやだわ,などと一気にブルーになったのですが,
男の子ですから気にしないことにしました。
それで,まあなんとか終えてみると,左手の指先が硬いのですよ。
お〜,忘れていたこの感覚。
最近は,試奏と校正でしかギターを弾かないからな(汗)。
本気でやるとこうなるのね。
思えば中坊の頃,日々硬くなっていく指先がなんとなくいとおしかったけなあ。
ところが,これがある限度を超えると
ボロボロとむけてくるので,往生したものです。
しかも,あかぎれみたいに血がにじんで痛いのなんのって。
いい想い出ですが,その感覚までまざまざと甦って心が甘酸っぱくなりました。
うん,バンドはいい,といまさらながらに思ったのでした。
次は何をやろうかな。オッホッホ。
ギターがうまくなるにはどうしたらいいかという質問をよく受けますが,
それは人前で演奏すること。これが最も近道です。
要は人前で演奏するために払う努力と本番で人前にさらされる緊張の体験が
プレイをグングン上達させるのですよ。
そういう当たり前のことを実感させられました。
おいらはそのあたりを怠ってきたので,あんまりうまくないんですがね。
だいたいギターがうまかったらギター・マガジンの編集なんかやってませんよ。
ギタリストをやってます,ちきしょーめ。
トホホホホ。次は何をやろうかな。
そうそう,デレク・トラックスの新作が出ます。
間違いなく最高傑作と言える出来で,最近はそればかり聴いています。
クラプトンとやった経験が確実にフィードバックされており,
なんというか枯れ木に花を咲かせてしまう
クラプトンの天賦の才をうまく学んだ感じがします。
ひとことでいうと,垢抜けたアルバムで,
一般のロック・ファン(変な言い方ですが)でも十分OKでしょう。
当然ですが,ギター・マガジンの3月号ではデレクを大フィーチャーします。
あ,クラプトンとベックの共演も決定しましたね。
ギター・マガジン編集部は盆と正月がいっぺんに来たような騒ぎですよ。
そうそう,こないだ『ノン子36歳(家事手伝い)』という映画を見ました。
何を隠そうおいらは主演の坂井真紀のファンなので気になっていた映画でした。
ちなみに,坂井真紀のファンだというと,
大抵の人に「マニアックですね」と言われるのですが,どうしてかしら……。
それはそうと,非常におもしろい映画でした。
じわじわと盛り上がる男女の恋心を淡々としたロケーションで描くのですが,
この監督はリアルをよくわかっていると思いました。
おまかに関東近郊の人間関係というものも。
ああいう神社もああいうお祭りも,おいらの田舎にもあったよ,よよよ。
坂井真紀の相手役が,本誌にもたびたび登場してくれた
SAKEROCKの星野源なんですが,彼がいいんですよ。
俳優として素晴らしいです。
年上の女に,すぐに「すいません」と言ってしまう20代の男,
そういう男,まわりにいませんか?
おまけに自信たっぷりに頓珍漢な夢を持っている男,
そういう男を見事に演じているのですが,あれは地なんでしょうか?
まあ,興味があったら見てみてください。
書いてて気づいたけど、このタイトルは『アイコ十六歳』のもじりなんだな、きっと。
昨日は古川昌義&SHUUBIのライブを観てきました。
ふたりのコラボアルバム『PLEASE』の発売記念ライブで,
この日を心待ちにしていたファンに温かく迎えられたいいステージでした。
年頭からいい歌をたくさん聴いた幸せな夜でした。
今日見たニュースで気になったのは,牟田悌三さんが亡くなったことです。
もはや中高年の人しか知らないかもしれませんが,
昭和が最も平和だった時代に,ケンちゃんシリーズなど数々の
テレビドラマに出ていた味わいのある俳優です。
ご多分に漏れず,ケンちゃんシリーズは制覇していたおいらは,
この人の醸し出すちょっととぼけた「お父さん」な雰囲気が好きでした。
ローカルな話ですが,富士急ハイランドにその昔,
ワンダーモノレールという乗り物がありました。
園内を一周しながら,洞窟に突入して,怪獣がガオーッ!みたいな
イージーゴーイングなアトラクションでしたが,
モノレール内の案内役のナレーションを担当していたのが牟田さんでした。
もちろん録音テープですが。
ちょっと正確ではないかもしれませんが,
モノレールが進み始めると,
「やあ,こんにちは。牟田悌三のおじさんだよ」という挨拶があり,
探検隊のリーダーさながらに窓の外の景色を案内するのです。
冒頭の「牟田悌三のおじさんだよ」というひとことを聞くと,
この牟田悌三はあのケンちゃんの牟田悌三と同じなのだよな,
と頭の中で必死に確認して,この牟田悌三はあの牟田悌三だよな,
ほかに牟田悌三はいないよな,としつこいくらいに確認して,
なんだか不思議な安堵感にひたることができたのでした。
ガキの頃に何度も乗りましたが,乗り物そのものよりも
牟田さんの声を聞きたくて乗っていたような気がします。
安らかにお眠り下さい。
なにはともあれ,今年もギター・マガジンをよろしくお願い致します。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:37
2008年12月25日
ギター・マガジン2月号校了しました!
ギター・マガジン2月号校了しました!
表紙巻頭は,3年ぶりのソロ・アルバムをリリースするジョン・フルシアンテ。
本誌独占の取り下ろしインタビューをお届けします。
新作についてタップリ語ってくれたほか,
独自のギター練習法も明かしてくれました。
2月号の詳しい内容はコチラをご覧下さい。
今年もご愛読ありがとうございました。
来年もギター・マガジンをよろしくお願いいたします。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:12
2008年12月14日
締め切りとライブ
現在,2月号の締め切り真っ直中のギター・マガジン編集部です。
頑張って入稿しろよ〜。


そんな中,おとといは奥田民生,昨日はアジカン見てきました。
いや〜,シンプルなギター・ロック・バンドはやっぱり最高!
頭をガツンと殴られた気分です。
詳しく書きたいですが,今日はちょっと時間がありません。
これから矢野顕子+マーク・リーボー見に行ってきます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:55
2008年12月11日
ギター・マガジン1月号できました!

ギター・マガジン1月号できました!
ジェフ・ベック特集他,ラウドパーク,ビザール・ギター特集,
ロドガブのライブ機材,先頃急逝したハイラム・ブロックの特集など
盛りだくさんの内容です。

先日,恒例のジョン・レノン・スーパー・ライヴに行ってきました。
チャーと奥田民生の共演がカッコよかったです。
これが今年のオノ・コード。

投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:19
2008年12月05日
ギター・マガジン1月号校了しました!
ギター・マガジン1月号は本日校了しました!
表紙は2月に来日を控えたジェフ・ベック。
久々のビザール・ギター特集やラウドパーク特集もあります。
詳しくはコチラを。
安堵するまもなく,年末進行の2月号に突入です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:19
2008年11月26日
愛志野レイラのステッカー
タワレコ新宿店とのコラボでこんなステッカーを作りました。
本誌の漫画でお馴染みレイラです。お店に行くともらえますよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:12
2008年11月23日
デヴィッドTウォーカーを見てきました
昨日の夜、ビルボード東京でデヴィッドTウォーカーを見てきました。
六本木ミッドタウンはもうクリスマスの装い。
地球温暖化に影響を与えそうなイルミネーションが
あっちこっちで光っていました。
ビルボード東京は満員でした。
時間通りに開演。
デヴィッドはものすごい拍手で迎えられると、
ギターを抱えておもむろに弾きだしたのはあのフレーズ。
右手で下から上へ上から下へスウィープを繰り返すように
ストロークしながら、左手では必殺のコード・トリル。
あのとろけるようなシグネイチャー・リックでした。
もう一発で引き込まれました。
全編インスト。
流れるようなメロディを奏でます。
淡々と・・・いや、そうではなく、
顔を上気させ、けっこうハードな演奏です。
強いピッキング、ファンキーなカッティング、
想像していたよりもずっと激しいステージで、
もっとメロウな演奏かと思っていたんですが、
いい意味で裏切られました。
感極まって立ち上がり、大いにアピールしたり。
自分の曲のほかに、マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」
バリー・ホワイトの「愛のテーマ」、
ミニー・リパートンの「ラヴィン・ユー」など必殺のスタンダードも披露。
怒濤のメロウ・ギターでした。
スゴイ! バリバリの現役!
使用ギターはフラットトップのシンボディタイプでした。
ギター・マガジン1月号ではインタビューと使用機材の紹介をしますので、
ファンの方は楽しみにしていてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:55
2008年11月19日
こがらし
今日の東京はすっかり晴れ渡っています。
先週までのどんよりとした雲行きがウソのようですね。
さっき,ちょっと外に出てみたら,木枯らしが吹いてました。
いよいよ冬ですね。しみじみ。
ちなみに木枯らしは「凩」と書くのをご存じですか。
泉鏡花だったか夏目漱石だったかの小説で
初めてこの字に出会ったときは往生しました。
とっさに漢和辞典で読み方を調べたものです。
今じゃそんなことしなくても,おおむねネット検索ですむわけですが,
これはこれで便利で特に申し上げることはございません。
ただ,漢和辞典を引くという行為が今はほとんど
絶滅してしまっていることは悲しく思いますね。
編集部のおいらの机には,未だに漢和辞典が常備してあり,
一年に一回か二回ではありますが,参照するときがあります。
そのたびに,ああ,辞書っていいなと思いますよ。
この辞典は,実は中学に入学した時に買ってもらったもので,
それを未だに使っています。
木枯らしといえば,天地真理に「木枯らしの舗道」,
小泉今日子に「木枯らしに抱かれて」という名曲があります。
興味があったら,どっかで検索して聴いてみて下さい。
木枯らしの季節,おいらの心にもすきま風が吹き荒れています,よよよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:03
2008年11月17日
ザ・フーのライブを観てきました!
たったいま,ザ・フーのライブを観てきました。
武道館は満杯でした。いや〜,よかった。
なにがいいって,テンポとリズムが昔と全然変わってないこと。
ポリスしかりチープ・トリックしかり,
往年のベテラン・バンドが再結成したり,
久々の来日を果たしたりして,昔の曲を演奏すると,
全然ありえないゆるいテンポだったり,
絶妙な前ノリのところをラクな後ノリで演奏していて,
心底ガッカリする場面が多々ありますが,
そういうことが一切ありませんでした。
ちっとも問題なかった。素晴らしい!
さすが,フー! さすがピート!
そのリズムの中心は間違いなくピート・タウンゼントで,
やはりリズム・ギターの鬼だなと思ったのでした。
切れ味の鋭さも全然変わってなかった。
ああいうギタリストになりたいものです。
観客は生粋のフー・ファンと思しき人で埋め尽くされていました。
ピートが右手をブンブン回すたびに大きな歓声。
1曲1曲を体で味わっていました。
おいらの隣の席にはたまたま某有名バンドのギタリストがいたのですが,
彼も衝動を抑えきれずに腕を振り上げたり,
頭をかきむしったり,声を上げたりで大変な騒ぎです。
感激上手というのか,
体で喜びを表現できる人をおいらは心底うらやましいと思います。
昔から,物事をおおむね外側から見てしまう性格なもので,
よくいえばこういう商売に向いているとも言えますが,
ときおり,当事者として熱く入り込めない自分が
無性に寂しいと思ったりもします。
本当はとっても感動しているのに、それを外に出せないだけなんですけどね。
AB型だから仕方ないよね、おっほっほ。
フーのライブを観ていて,なぜかそんなことを考えたのでした。
そう,みんな熱く盛り上がっていました。
大興奮で大感激で。
冒頭の写真は暗くて見えないと思いますが,
武道館の正面にあった垂れ幕です。
何度も書きましたが,ギター・マガジン12月号では
表紙巻頭でピートの特集をしています。
ぜひともご覧下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:38
2008年11月12日
ギター・マガジン12月号できました!
ギター・マガジン12月号は明日発売されます。
来日間近のザ・フー,ピート・タウンゼントが表紙。
CD付きです。
CDのレーベルはこんな感じです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:49
2008年11月04日
ギター・マガジン12月号校了しました!
ギター・マガジン12月号校了しました!
表紙巻頭特集は,初の単独来日間近,
ザ・フーのピート・タウンゼントです。
内容はコチラをご覧下さい。
半年に一度のCD付録号です。
ギター・コンテストのグランプリも決定!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 22:43
2008年10月27日
歪みエフェクター・ブック絶賛発売中!
いや〜,あっという間に一週間あいてしまいました。
先週もあれやこれやでてんやわんやで,
なんとか締め切りをクリアし,週末は楽器フェスティバルに出かけ,
気づいたら,もう校正真っ只中という状況です。
仕事の合間には最近,向田邦子の小説ばかり読みあさってます。
『思い出トランプ』とか『隣の女』とか。
もう何度読み返したかわかりませんが,読むたびにハッとさせられます。
この人の小説は,読めば読むほど心にグサグサと突き刺さってくるので,
読んだが最後、一巻の終わり、
読む前とは同じ人間ではいられないというようなところがあります。
自分探しの旅などというわけのわからない行為で
あっちへフラフラこっちへフラフラするヒマがあったら
向田邦子の一冊でも読めばいいのにと,老婆心ながら思いますわ。
いやでも自分と向き合わざるを得ませんから。オッホッホ。
それにしても,この人の小説全体を貫いている「許容」のまなざしに
いつもいつも心打たれます。なんて優しいんだろう。
なんて暖かいんだろう。内容は毒々しくて,とても恐いのに。
許容ですよ,許容。人間は許容なんです。ブツブツ……。
まあ,そんなことはどうでもいいとして,忘れちゃいけない。
ついに発売されました。
『ギター・マガジン 歪みエフェクター・ブック』が!
まずはこの特設ページに飛んで見てください。
どんなすごい本かわかりますよ!
世の中に星の数ほどあると言われる歪み系エフェクターの中から,
定番30機種を選び出し,
さらにはネクストスタンダードと目される注目の60機種をセレクト。
GALNERYUSのsyu,そしてお馴染み末原康志の
名料理人ふたりがそれぞれの歪みの味を見事に引きだしてくれました。
いや〜,圧巻です。とにかく特設ページで味見をしてみて下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:57
2008年10月20日
塩次伸二さん逝く
すでに各種報道,ギター・マガジン・オンラインでも
お伝えしていますが,塩次伸二さんがお亡くなりになりました。
ギター・マガジンでは,先日,山岸潤史さんとの対談を行なったばかりでした。
つつしんでご冥福をお祈り申し上げます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:53
2008年10月17日
30年
今日はおとぎ話の『理由なき反抗』をBGMに書いています。
このバンド、いいですね〜。
若いのにきちんとビートルズを消化している。
そしてキャロルの匂いも。愛聴盤になりそうです。
さてさて、明日からラウドパークということで、
編集部イチのヘヴィメタル・キッズのオカは朝から落ち着かない様子でした。
どうやら今夜は前夜祭のようで、夜遅くどこやらへ出かけて行きました。
おいらはといえば、今日はひたすら台割とテープ起こしに追われました。
明日は野音で9mmのライブです。久々なので楽しみ。
ライブと言えば先週から今週にかけていくつか行ったのですが、
書きそびれました。
先週の金曜日は柳ジョージ&レイニーウッド、
土曜日は高中正義、そして昨日は仲井戸麗市。
柳ジョージは名盤『YOKOHAMA』を含む、
初期の5枚が紙ジャケ化されたばかりで、20何年ぶりかに
レイニーウッドと一緒にやるということで非常に楽しみでした。
高中は恒例の秋野音。例のジオラマギターを使いましたよ。
チャボは、朗読も交えた静かな舞台で、独自の世界を見せてくれました。
皆、30年以上も一線で活躍している人です。
おいらには30年以上も聴き続けているアーティストがたくさんいる。
つくづく幸せなことだと思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:57
2008年10月15日
アンプの使い方
最近,めっきりスタジオに入っていない変酋長です。
初めてスタジオに入った時のワクワク感は
今でもはっきり覚えてますが,あれは本当にいいもんですね。
なにしろおいらが育った田舎にはスタジオそのものが存在せず,
練習場所といえばもっぱら空き家か倉庫と相場は決まってましたから,
冷暖房が効いていてしかも防音(当たり前)という
ちゃんとしたスタジオで初めて練習した時は,
それはそれは涙がちょちょぎれるかと思いました。
今を去ること25年ぐらい前ですかね。四半世紀も昔のことです。
時は残酷……。
スタジオのあの独特のひんやりとした感じが好きです。
で,誰もいないスタジオが特に好き。
なんか引きこもりたくなりますね。
ここで一生ギターを弾き続けられたらどんなに楽しいだろうとか。
ああ,こういう隠れ家が欲しい。よよよ。
松原正樹さんちには地下にスタジオがあるんですが,
あそこにお邪魔すると,ああ,いいなあと心底思います。
しかもプロトゥールズ甘美,いや完備。
先日は渡辺香津美さんの事務所にもお邪魔したんですが,
ここにも実にいい感じのスタジオがあって,思わず住み着きたくなりました。
さて,スタジオといえばアンプ。
アンプを制す者はサウンドを制します。
エレキギターはアンプで鳴らしてこそナンボのもの。
自宅では大きな音が出せない人もスタジオなら思い切り鳴らせます。
でも,初心者にはなかなか使い方がわかりませんよね。
そんな人のために,ギター・マガジン11月号では
スタジオによく置いてある定番アンプ5機種を選定し,
その攻略法を特集しています。
そのアンプとは
ローランド JC-120
マーシャル JCM2000
フェンダー ツインリバーブ
マーシャル JCM900
メサ・ブギー デュアル・レクチファイア
です。きっと一度は遭遇したことあると思います。
これら5機種の基本的な音作りの方法を紹介し,
さらには今人気の国内5バンドのサウンドに迫る方法を研究しています。
バンプ・オブ・チキン,エルレガーデン,
アジアン・カンフー・ジェネレーション,
マキシマムザホルモン,チャットモンチー,以上5つのバンドです。
これから本格的な文化祭シーズンです。
ぜひとも自分のサウンド作りの参考にしてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:57
2008年10月14日
バックナンバーは大切に
ギター・マガジン11月号はAC/DCの表紙ですでに発売されています。
AC/DCといえば,最新作の『ブラック・アイス』を
iTUNESでは販売しないことにしたそうです。
その理由は,ロイター通信の取材による
ブライアン・ジョンソン(vo)のコメントによれば
「きっと自分は昔かたぎなんだろうが、
iTUNESは注意しないと音楽を殺すことになる」 からとか。意味深ですね。
おいらはこの気持ちは痛いほどよくわかりますよ。
常日頃「音楽がデータでなかった頃の幸せな話」と題して,
音楽に関してあれこれ書き散らかしてるおいらにはね。オッホッホ。
いいか悪いか,そんなことは誰にもわかりません。
誰にもわかりませんよっと。
さて,話は突然変わりますが,雑誌屋という商売は,
歴史が長ければ長いほど,バックナンバーの数が積もり積もって増えていくもの。
曲がりなりにも創刊以来30年近くたつギター・マガジンも例外でなく,
バックナンバーは増え続けています。
それだけならいいんですが,
雑誌屋は身辺整理,在庫整理,資料整理などがことごとく苦手な人種でして,
中には潔癖性で大変几帳面という,
まるで絶滅危惧種のような性格の持ち主もいることはいますが,
とにもかくにも日々の編集作業に追われに追われて,
資料やらCDやらお菓子の袋やら写真やらクロスやらTシャツやら,
役に立つのかどうかわからない有象無象をデスクサイドに積み上げて,
あわやその中で悶死寸前というような輩が普通に見られます。
え,お前はどうなんだって?
まさか,おいらに限ってそんなはずないじゃないですか。オッホッホ。
そんな編集屋ですが,毎月の記事を作るのに,
過去の記事を調べたりする機会が毎日のように生じます。
バックナンバーは所定の棚に収められているのですが,
上で述べたような環境ですから,まあつい扱いが粗くなったりするのです。
「見たら元に戻すように」と日頃クチを酸っぱくして説いておるのですが,
まあ,記事作りに集中してしまうと,
ついうっかりデスクサイドの山に埋もれたりするわけです。
仕方ないなとは思うものの,そうなるとバックナンバーの棚に欠本が生じてきて,
次に閲覧する人が目当ての本が見つからずに往生することになります。
そのたんびに,○年の○月号持ってる人いますか?と聞いてまわったり。
こないだ,くだんの棚の惨状に一念発起して整理することにしました。
う〜む,やはりない。あれがない。これがない。
ダブリを処分したり,ない本をあっちからこっちから入手したりして,
棚と格闘すること数時間。なんとかかなりの精度で補完を成し遂げ,
汗びっしょりになりました。なんという達成感。
あ〜,美しいなと棚を眺めることしきり。
この美しさを乱すものは死刑!(死語)としみじみ思いました。
というわけで,この棚をこのままキープするにはどうしたらよいかと真剣に悩み,
貼り紙でもしておくかと思い立ちました。
そして,そこらへんのプリント失敗紙の裏に
「バックナンバー 読んだら戻せ すぐ戻せ」
とやや字余りながら日本古来の五七五の約束にのっとった
標語が即座に頭に浮かび,それをマジックで大書。
ここまでは熱に浮かされたように体が動いていたのですが,
セロテープで棚の扉に貼ろうとした途端,ハッと我に返りました。
そのあまりにへたくそな字,そしてその文句。
どこかで見たことあるな〜。
そう街のあっちこっちで見かけるVOWな貼り紙です。
「犬のひとり歩きはいけません」とか
「当店は消費税は廃止します」とか。
ハッと我に返ったおいら。
危うく社内VOWを生み落とすところだった。
でも,ああいう貼り紙は,冗談でも何でもなく,
おそらく本物の気持ちの発露として書いているんだろうなと
いうことがイヤと言うほどわかったのでした。
というわけで,せっかく書いた“傑作”標語はめでたくゴミ箱行きとなりました。
社内の人,もしおいらが同じようなことをしようとしていたら,止めてください。
何はともあれバックナンバーは大切に。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:39
2008年10月10日
体育の日

今日は10月10日です。
10月10日といえば,昔は体育の日と相場は決まっていたものですが,
近頃じゃめったにそんなことはありません。
祝日法だかなんだかで,祝日が土日にくっつけられるようになり,
多くの国民にとっては好都合となったのでしょうが,
半面,その悪影響をまともに被ったのが世に言う編集者という人種でしょう。
月刊誌はもちろんのこと,週刊誌もひいこら言ってるものと思われます。
特に9月は敬老の日と秋分の日があり,月に3連休が二度。
ゴールデンウイークや年末ほどではないですが,
このダブル3連休が締め切りにじわじわと効いてくるのですよ。
ギター・マガジンは締め切りが毎月25日前後なので,
もろにパンチをくらうというわけです。
で,体育の日はというと?
いや,それほど影響なかったな,オッホッホ。
ま,たまにはゆっくり休むことにしましょう。
読みたい漫画もあるし。
で,ギター・マガジン11月号は明日発売されます。
いつもの13日ではありませんので,なにとぞよろしくお願いします。

投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:49
2008年10月09日
ギター・マガジン11月号できました

ギター・マガジン11月号できました。
発売はあさっての11日です。
現在,別冊の歪みエフェクター・ブックをモーレツに校正中。
こっちは明日校了予定です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:46
2008年10月07日
おっと危ない
うっかり三日も間をあけてしまいました。
放っておくと,あっという間に一月ぐらいたってしまうので,
体にむち打って書いています。
土曜日は中野サンプラザへジャニス・トリビュートを見に行ってきました。
なかなか濃密なライブでした。
詳しくはギター・マガジン・オンラインでレポートしますが,
森園さんは珍しくレス・ポールを使っており,それが非常に印象的でした。
終了後,打ち上げの席で森園さんと握手して,そのことを聞くと,
「ジャニス(の音楽)はレス・ポールじゃないと負けちゃうんだ」とのこと。
なるほど,マーシャルとの組み合わせで響かせるクランチサウンドは分厚く,
ややファズがかった感じで,音楽にぴたりと合ってました。
サックスとトランペットのホーンセクションも参加していたのですが,
これも森園さんのたっての希望で導入されたそうです。
見事にマッチしてました。
今週は,現在製作中の『歪みエフェクター・ブック』の校正で幕を開け,
今日もその続きでてんやわんや。
そして,夕方から誌上ギター・コンテストの最終審査をやりました。
課題曲を作ってくれたノッサンをお招きして約3時間。
最終審査に残った音源を聴きながらノッサンは,深く感銘を受けていました。
「みなさん,うまい。そして楽しんで弾いてくれたことがうれしい」
としきりに繰り返すノッサン。
審査は真剣そのもので,「なるほど」「うまい」「大人だなあ」
「ちょっと行き過ぎたかな」などと感嘆しながら,
一つ一つの作品のいいところ,惜しいところなどを的確に挙げてくれました。
その視点の確かさに感動しました。
さて,グランプリは誰か?
それは,まだ先ですが12月号をお楽しみに。
二次審査通過者は,11月号(10/11発売)で発表します。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:57
2008年10月03日
今日はCKB、明日はジャニス・トリビュート
昨日校了したばかりですが、今日もあわただしい一日でした。
とにかく会社での仕事を終えると、一目散にCCレモン・ホールへ。
クレイジーケンバンドのライブなのでした。
それはそれはもう楽しいステージでした。
あ〜リラックス。このゆるさがたまらない。
ファンキー・ホーン・セクションのパワーに腰がくだけそうになりました。
大人の音楽ですね。
我らがノッサンのギターも素敵でした。
ファンキーなカッティングから、
70年代ハードロックそのものの轟音まで、変幻自在。
3時間の長丁場でしたが、ステージから目を離す隙がありませんでした。
また行きたいです。
終演後、楽屋でノッサンと握手。
達成感に満ちた笑顔で迎えてくれました。
さて、明日は、中野サンプラザでスペシャルなイベントがあります。
明日が何の日かご存じですか?
実はジャニス・ジョプリンの命日なんです。
あの日から28年、2人の「マリ」がジャニスの死を悼みます。
名付けて
Rock Legends Pearl
出演は、
金子マリ、森園勝敏、岡井大二、鳴瀬喜博、佐藤準から成る
COUNTER MOON(つまり“四人メディスン”あるいは“スモーキー囃子”)、
そして夏木マリ、斎藤ノブ、久米大作、樋口昌之、ichiro、高橋“jr.”知治
から成るGIBIER du MARIの2バンドです。
オープニングは、あのBand of Shige Rolloverということで、盛り上がり必至。
おいらもしっかり見てきます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:57
2008年10月02日
ギター・マガジン11月号校了しました!
ギター・マガジン11月号校了しました!
表紙巻頭特集は,結成35年を経てなおパワー全開のAC/DCです!
9年ぶりの新作を発表したAC/DCの
我らがアンガス・ヤングの最新インタビューを含む大特集です。
クロスオーバー列伝はロベン・フォード,
そして,あのマーク・リボー特集も。
発売は10/11です(通常より2日早い)。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:09
2008年09月29日
お知り合い
なんだかすっかり寒くなりました。
先週までは半袖だったのに、今日はとてもそんなわけにはいきません。
おまけに雨。秋がつるべ落としのようにやってきました。
季節の変わり目にみなさん風邪など引かぬよう。
ギター・マガジン編集部は、ようやっと入稿が終わり、
今は鋭意校正中なのですが、これがなかなかはかどらんのですよ。
もう少しの辛抱ですが。
さて、今日は表紙のデザインの相談のために、
このブログでもたびたび書いている
デザイナーのMさんのところに行ってきました。
Mさんは最近、引っ越しをされて、事務所が新しくなりました。
Mさんの事務所に行くと、仕事とは関係ない話もして、
ついつい長居してしまうのですが、今日はこのブログの話になりました。
こないだおいらがジョー・ウォルシュのことを書いたのを読んだというのです。
「ロスからの蒼い風、僕も持ってますよ」とMさん。
「そうなんですか。あれ、ものすごくいいすよね」とおいら。
「いや、実はちゃんと聴いたことなくて・・・」
「あ、そうなんすか。ぜひ聴いてください」
すると、Mさんはそそくさとレコード棚に向かい、
すっと目当てのジャケを引き抜きました。
まったく迷いがありませんでした。さすが。
「おお、LP!」とおいら。
「ジャケが好きで買ったんですよね。あんまり聴いてないんですけど」
「いや、いいので聴いてください」
と同じような会話を繰り返した後、
見開きジャケを見開いて中を見ると、忘れていた写真が。
そう、こうだったよ。
そこには、テーブルとともに水中にいるウォルシュが写っていました。
しかもにっこり笑って。変なポーズで。
そうか、そうなると一概に苦しい感じでもないのだなと、
先日の「But Seriously,Folks」の解釈を
改めなくてはいけないのかも、と思いました。
てなわけで、冒頭の写真はMさんの事務所で撮った
『ロスからの蒼い風』のアナログ盤です。
おいらもアナログは未だに持ってますが、Mさんと違って、
引っ張り出すのに10分以上はかかりそうだし、
アナログプレイヤーは押入に眠っているので聴くのはとても無理。
CDで我慢するしかありません。
どんなにデジタルリマスタリングしようが、
アナログに勝る音はありません。これは断言できます。
打ち合わせも終わり「絶対聴いてくださいね」と言い残して事務所を出ました。
というわけで、これがMさんのレコード棚(一部)。
これであなたもお知り合いです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:47
2008年09月26日
てんこ盛り
話を最前からの『ロスからの蒼い風』に戻しましょう。
長いこと音楽を聴いてきましたが、このアルバムは
おいらという人間を形成するのにものすごい影響力を持った作品で、
月並みな言い方をすれば、無人島に持って行くレコードには当確、
ビートルズとユーミンを除けば、
人生名盤ベスト10には確実に入ります。
たった8曲しか入ってないのですが、捨て曲なし。
その邦題が示すとおり、カリフォルニア的な明るさ満載で、
そこにストレンジなプログレ風味と日向の匂いとユーモアを足し、
ハードなギターで彩ったという感じ。
何より曲がいいです。
その昔、ジョー・ウォルシュは
ジェイムス・ギャングというバンドをやっていたわけですが、
当時からメロディメーカーとしては抜群でした。
このバンドはバッドフィンガーと同じように、
不当に過小評価されていますが、見逃してはいけません。
こんなにハードで、ポップで、メロウなバンドはそうそういません。
ギターリフも断然かっこよく、コピーせずにはいられません。
70年代アメリカン・ハード・ロックの一番おいしいところがてんこ盛り。
だまされたと思って聴いてみてください。
オススメ曲は「ウォーク・アウェイ」と「ファンク#49」です。
検索してみ。
『ロスからの蒼い風』には、
そんなジョーの才能がはち切れんばかりに詰まっています。
押しも押されもせぬメガヒット・バンドの
いちギタリストのソロ・アルバムというものが
こんなにも幅広い音楽性を持ち、かつフリーで、ユーモアに満ち、
なんだかやりたいことをやりたいようにやっているとは。
感動と同時に爽快感すら味わわせてくれます。
のちにイーグルスのライブの定番となる「Life's Been Good」
なんかもう鼻血ブーのかっこよさ。
ハードなリフが素晴らしいです。そして粘っこいジョーのギター。
この粘っこさこそジョーの真骨頂。
そうですよね、御同輩。
イーグルスの「駆け足の人生」はジョーのこの持ち味が端的に表れた曲で、
イントロのリフからスライド・ギターのソロまで、
ジェイムス・ギャングの曲と言っても過言ではありません。
原題の『But Seriously,Folks』の意味を今まで考えたことはなかったけど、
これはジャケと関連していると考えるのが妥当ですよね。
船上で食事中だったとおぼしきジョーが水中に沈んで行く写真ですが、
これはつまり「せやけど、めちゃきついで、あんたら」
ということなんでしょうかね。
あてずっぽうで解釈してみました。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 00:17
2008年09月25日
大興奮
昨日(の昼)、なんとか締め切りを終えたので、古川昌義プロデュースのライブを
六本木スイートベイジルに見に行ってきました。
ゲストボーカルは辛島美登里で、生「サイレント・イブ」に感激しました。
古川さんはジャズからカントリーまでなんでもこなす名人ですが、
そのプレイは決して渋臭いものではなく、常にツヤツヤしています。
フレーズが若々しくて明るいんですよ。
満足のライブでした。
帰りに久々に青山ブックセンターに寄ってみました。
2年ぶりぐらいかな。
変わらず営業していたので歓喜。
見ているうちにどんどんはまりこみ、
あれも欲しいこれも欲しいという状態になりました。
やっぱり品揃えが違うなあ。もう大興奮です。
それにしても、こんな本、一体誰が買うんだろうというものが山ほどあります。
愛しいなあ。一件丸ごと買い占めたい、と妄想しました。
それにしてもおいらはここにある本のほとんどを読んでないのだよな。
と途端に自己嫌悪に陥り、自分のバカさ加減がイヤになりました。
おいらはホントに何にも知らないのだと。
イヤだイヤだ。
そして、漫画売り場に行くと、いろいろあるじゃないですか。
諸星大二郎の『栞と紙魚子』の新刊とか、楳図かずおの豪華本とか。
おまけに山上たつひこの『光る風』が完全版になって出ていたので仰天。
う〜む、2500円か。今日はやめとこ。
いつなら買うんだ?
というわけで、ギター・マガジン11月号は校了に向けてまっしぐらです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 00:35
2008年09月24日
一目散
今日が締め切りなので,編集部内は活気に満ちております。
この活気を読者の皆様にも見せてあげたい。いや,ウソです。
さて,昨日の続きですが,
町内に新しくできたレコード店に足繁く通っていたおいらですが,
実際にここでレコードを買った記憶はほとんどありません。
なぜならば,レコードというものは高いからです。
3000円ぐらいするんです。
坊主頭の中坊にとって3000円が大金であるのは
今でもそれほど変わらないでしょう。
(そうでもないか,携帯代に比べれば)
当時からおいらはゲリラ的にバイトをしていましたが,
もらえる給料はたかが知れています。
そんなおいそれとレコードなんて買えるもんじゃないんですよ。
そうこうするうちに,思わぬ事態に。
なんとその店が閉店することになってしまったのです。
2年ぐらいしか続かなかったと思います。
どうしてだろう。売れ行きがよくなかったのかな。
今から考えれば,中古盤専門店にして,明大前とか下北沢あたりでやれば,
それなりに繁盛したと思われるのですが。
どう考えても,土地にマッチしていなかった。それは否めません。
ある日訪れた店先に,閉店のお知らせを見つけた時は衝撃でした。
おわっちゃうのね……。
そこには閉店セールのお知らせがありました。
思わず目を見張りました。
セール中はなんとレコード一枚1500円だというのです。
レコードは再販商品ですから値引きはできないのですが,
そんなこと中学生のおいらは知りませんから特に疑問も持たずに喜びました。
まったく現金なものです。
セールのある日,意を決して店に向かいました。
1500円を握りしめて。
前々からアタリをつけていた一枚がありました。
当時,おいらはイーグルスが大好きで,
特にジョー・ウォルシュが好きだったため,
店に行けば,ウォルシュの『ロスからの青い風』を引きだしては眺め,
溜息をついて買おうかどうか迷い,
また元に戻して帰るという行為を繰り返していたのです。
しかし,1500円なら買える!
店に飛び込んだおいらは一目散に目当ての場所に行き,
スッとこのレコードを引き抜いて,さっとレジに持って行ったのです。
この間,おそらく数秒,まったく迷いはありませんでした。
長くなりましたが,こうして買ったのが『ロスからの青い風』というわけです。
これだけなら,よくある思い出話で,
アルバム自体にそれほど思い入れもないわけなんですが,
なんといっても,内容が素晴らしかったので,執着しているというわけです。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:07
2008年09月23日
空腹
先週から取材と原稿書きの繰り返しで根を詰めております。
原稿書きに集中すると、気づいた時には空腹でフラフラということが多く、
まるで運動とは縁のないように思える編集者などという仕事が
意外とカロリーを消費する仕事だということがわかります。
いや、半端じゃないですよ。あの腹の減り方は。
それがゆえに、締め切りの時は一日中何かを口に入れているなんて
編集者はざらで、これはどこでも同じではないかと思います。
ま、だから太るんですがね。不健康ですね。
集中と空腹は比例する
これは普遍の物理法則としてぜひとも教科書に載せていただきたいです。
それはさておき、写真はジョー・ウォルシュのソロ・アルバム
『But Seriously,Folks』です。
邦題の『ロスからの蒼い風』のほうが通りがいいかな。
これも昨日書いた八神純子のアルバムと同じ年の78年の作品です。
つまり30年前。時は残酷ですね。
これにはいくら書いても書き尽くせぬほどの思い出と思い入れがありますが、
かいつまんで書きましょう。
当時中学3年生だったおいらは、前にも書きましたが、
ギターとエアチェックに明け暮れる毎日で、その合間を縫っては
学校に行ったり、レコ屋に行ったり、バイトに行ったり、
カセットテープを買いに行ったりしてました。
たぶん中1か中2の時だったと思うのですが、
関東近郊の片田舎にある小さなおいらの町に新たなレコード屋ができました。
それまでは、当時はどこにでも見られた楽器屋兼レコード屋が一件あるだけで、
まあ、お世辞にも品揃えはよくなかったのですよ。
田舎ではごく普通の現象ですが、歌謡曲と演歌が中心で、
それはそれでよかったのですが、とにかく洋楽の品揃えが貧弱でした。
おこがましい言い方をすると、
日頃エアチェックで鍛えた耳には物足りなかったのです。
だからギターの弦を買う時ぐらいしかここには行かなくなってしまいました。
そんな時に、ある日突然(トワエモアか)、
なんだかシックな(死語)レコード店が突然出現したのです。
商店街からはちょっとはずれた、静かな住宅街の一角に突然。
この衝撃を文章にするのは難しいですが、そうですねえ、
昔、『あこがれ共同体』というドラマがありましたが、
あれに出てくる表参道のしゃれたレストラン、そんな感じなんですよ。
わかりませんかね。
だから、坊主頭の中坊だったおいらには入りづらいことこのうえないです。
実はおいらの町にはれっきとした大学があって、この店はその近くにありました。
おそらくは大学生の需要を当て込んだのでしょう。
当時の大学生はそれほどオシャレではないし、
ベルボトムにチューリップハットとか無精ひげに下駄履きなんていうのが
主流でしたから、その手の大学生をよく店で見かけました。
思い切って入店したのはいつのことだったでしょうか。
外から眺めると、こぎれいな店内はまるで夢のようでした。
整然と並べられたレコードが輝いていました。
店名は忘れもしませんが「レノン」でした。
清潔な店内にぴったりの名前で、
もちろんジョン・レノンからの連想であることは間違いありません。
当時からビートルズ狂だったおいらはすっかり気に入りました。
この店は品揃えが洋楽中心で、初めて入った時から仰天。
あれもあるこれもある。
お〜、おれが来たかったのはこういうレコード屋だよ、と大興奮。
レコード会社が発行している
キャンペーン用のカタログみたいなものも置いてあって、
無我夢中でもらってきました。
レジにはいつも、優しそうなおばあちゃんがいました。
品がよくて、いつもニコニコしていて。
八千草薫をもっと小柄にしたような感じの。
聞いてみたことはありませんが、
あのおばあちゃんがオーナーだったのでしょうか。
大変失礼ながら、おばあちゃんと渋い洋楽の品揃えのギャップに
いつもとまどいながら通ったことを覚えています。
この店で何よりよかったのは、
カウンターでレコードをかけていることです。
それの何が珍しいのかって?
いやだって、レコードをかけ終えると、
おばあちゃんがするするとレジを出て、
商品のレコードをさっと選んでさっと抜き取り、
そのまま持って行ってかけるんです。
え〜っ!!!!! 衝撃でした。
何が衝撃なのかって?
いやだって、商品ですよ。貴重な洋楽ですよ。
それをあんなに惜しげもなく。あ〜もったいない。
ここでおいらはレーナード・スキナードのレコードを初めて聴いたことを
はっきりと覚えています。
A面が終わるとB面にひっくり返し、それも終わるとクリーナーでさっとふいて、
ジャケットにしまい、するすると元に戻しに行き、また次のレコードをかける。
この一連の動作をまるで魔法のようにスムーズに行なうのです。
あと仰天したのが、リクエストをしてよいということです。
つまり、聴きたいレコードを試聴させてくれるんですよ。
一人一枚だったと思います。
なんでこんなことまでしてくれるんだろうと、おいらはただただ驚くばかり。
客層の中では明らかに小僧で、
小心者のおいらはなかなかリクエストができずに往生しました。
のちのち上京して、中古屋めぐりを始めた時に、
こういうシステムはそれほど珍しくないということを知るのですが、
いたいけで紅顔の美少年だったおいらには感動的でした。
まあ、音楽がデータでなかった頃の幸せな話です。
というわけで、まだジョー・ウォルシュにたどり着きませんが、
もう疲れたので、明日にします。
おやすみなさい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 01:56
2008年09月22日
往生
台風は去ったはずなのに、今日は帰りに大雨に降られて往生しました。
しかし、なんですね。
ブログを書くのをちょっとさぼると、見事にアクセスが激減します。
おいらの尊敬する寺内タケシさんは、ギターは弾かなきゃ音が出ない、
と会えば必ず力説しますが、むむむ、まさに至言。
その言葉を借りるなら、ブログは書かなきゃ誰も見ない。
当たり前です。とほほほほ。
というわけで、深夜にブログを書くのがこのところの習慣になっています。
意外に楽しかったりして。
写真は八神純子のデビュー・アルバム『思い出は美しすぎて』です。
もはや八神純子を知らない人もたくさんいると思いますが、
ヤマハのポプコンから出てきて、
70年代後期から80年代にかけて一世を風靡したシンガー・ソングライターです。
「みずいろの雨」とか「パープル・タウン」とか知りませんか。
このアルバムが出たのは78年。ちょうど30年前ですね。
もうそんなになるかね。時は残酷。
そのサウンドは当時の最先端、
フォークでも歌謡曲でもない、これぞニュー・ミュージックという音です。
ボサノバ・タッチあり、西海岸AORサウンドあり、
素朴なエレピ・サウンドあり、
もうそこら中に才能があふれ返っていて、まぶしいくらい。
今考えると78年というのは、世の中的におおむね心配事のない平和な時代で、
そういう幸せな空気も確実に反映しているものと思われます。
この当時の日本人はまだアメリカ西海岸に本気で憧れていましたから。
ミュージシャンのクレジットがないのが残念ですが、
ギターのプレイを聴くと、おそらく水谷公生ではないかと思います。
(違ったらすいません)
余談ですが、水谷さんは70年代中盤から後半にかけて
一番の売れっ子だったスタジオ・ミュージシャンですが、
まったくといっていいほど資料が見あたりません。
インタビューも見たことありません。
いつかその仕事をまとめたいという野望を抱いています。
それはさておき、おいらは八神純子が好きなんですよね。
今はあまり活動が伝わってきませんが、
特にこのアルバムに入っている
「さよならの言葉」という曲は、もう絶品中の絶品。
この上なく美しいワルツです。
初めて聴いたのは、コッキーポップだったか、
あおいくんと佐藤くんだったか、とにかく当時の深夜放送で、
眠気が一気に覚めて聞き惚れた記憶があります。
めくるめくストリングスをバックに歌われる
るーるる、るーるる、らーらら〜ら〜らら〜らというリフレインがもう最高です。
また放送されないかと常に気を付けていて、
エアチェックできた時はうれしかったなあ。
この曲はオリジナルではなく、小野香代子という人の曲で、
当時ポプコンでグランプリを取りました。
イントロのハーモニー・ギターからもう鼻血ブーなほどの感涙ですが、
そのあとに続く歌がもう筆舌に尽くしがたいです。
世の中にこんないい曲があるんでしょうか。
小野香代子バージョンもあるらしいのですが、
不勉強ながら聴いたことがありません。
ちょっと探してみなければ。
と思い立ち、検索してみたら、即ヒット。
YouTubeに動画があるじゃありませんか。初めて聴いたよ。
まったく恐ろしい時代になったものです。
ふむふむ、こっちのバージョンは
スウィング・フィールでアコースティックなのだな。
おいらは八神バージョンのほうが好き。
あ、こっちもYouTubeにある。音だけですが。
このアルバムは当時はディスコメイトというレコード会社から出ていましたが、
その会社はつぶれてしまい、そののちNECアヴェニューという会社に移籍、
(写真のCDはNECアヴェニュー盤)、その会社もまたつぶれてしまい、
その後もいろいろ動いたようですが、今は結局原盤権のある
ヤマハミュージックコミュニケーションズが出すことにしたようです。
あ〜よかった。今でも手に入るんだ。
若い人にもぜひ聴いてもらいたいです。
永遠に色あせない名盤ですのでだまされたと思って。
俺はこの曲を30年も聴いてるんだよなあ。
今も突発的に聴きたくなって引っ張り出してきたのです。
ちっとも飽きないし、いつ聴いてもいいんだよな。
なんでだろう。素敵だなあ。
さあ、明日は締め切り。
ひとつ頑張るとするか。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 00:23
2008年09月21日
走馬燈
天高く馬肥ゆる秋ですね。
どういう意味かはよくわかりませんが。
写真は羅針盤の『せいか』というアルバムです。
これもよく聴いた作品で、発売は98年ですから、
なんともう10年前です。ほんとかしら。
改めて聴いてみると、10年前の編集部のメンバーの顔や、
当時の編集会議の様子、締め切り直前のドタバタなど、
走馬燈のように思い出されます。
匂いもそうですけど、音楽もまた
過去をはっきりと思い出させてくれるもののようです。
「せいか」「アコースティック」「クールダウン」「光の手」・・・
1曲1曲隅々まで体にしみこんでいる。
これを聴くと、山本精一という人が天才であることがはっきりとわかります。
メロディと言うよりは「しらべ」と呼ぶのがぴったりの優しい旋律、
大地のようなスケールの大きさに圧倒されます。
若い人にはぜひ聴いてもらいたいです。
今月は久々に渡辺香津美さんにインタビューしたり、
アメリカからやってきたグレッチの社長にインタビューしたり、
ある新しいアンプの試奏を古川昌義さんにお願いしたりで、目が回りそうです。
それにしてもプロが弾くと違う。おいらが弾いたのと全然音が違った。
古川さんの演奏にさすがだなあと思ったのでした。
今朝、編集部に行く前に、
いつものリブロを時間をかけて「パトロール」したのですが、
その時天啓が下りてきました。
平素は確信を持っていることでも、
もしかしたら自分は大変なミスを犯しているんじゃないかというあの一瞬の電撃。
これが答えかどうかはよくわからない。
それでもおそらくは飛翔につながる。そんなひらめきでした。
さあ、締め切りだ。
今月はいつもより早いので編集部はてんてこまいです。
頑張って入稿しろよ〜。
『せいか』が心地よいです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 00:11
2008年09月20日
僕らが旅に出る理由
そんな歌がありましたね。
あの小沢健二の『LIFE』からもう14年だなんて、時は残酷。
当時、カラオケでよく『ドアノック』を歌って盛り上がったっけ。
先日、ランニングのおともにipodにこのアルバムを入れて走ったら、
けっこういい感じでした。「ラブリー」とかね。
「いちょう並木」はけっこう泣ける。しみじみ。
若い人はもしかしたら小沢健二そのものを知らないかもしれませんが、
今でも色あせない時を超えた名盤ですので、
だまされたと思って聴いてみてください。
そうすれば、人が旅に出る理由がわかるかもしれません。
あ、いや、どっちみちおいらにはよくわからないんですがね。
今週あたまにWEEZERフェスを見に行ってきました。
WEEZERは初めて見たけど、音がよくないのでびっくり。
同じ条件でやってたアジカンやゴーイング・アンダーグラウンドは
ばっちりよかったので、やっぱりそういうことなんでしょう。
曲がいいだけに残念です。
というわけで、今週は締め切りに突入です。
各種取材や原稿書きに明け暮れておりますが、
今日はどうにもスランプでした。
あるアンプの記事を作るのに、リード文と申しまして、
記事の導入文みたいなものを書いていたのですが、
これがどうにも書けないのです。
これを業界用語で、リード地獄といいまして、
記事のあたまに付けるたった200〜300字程度の
文章が思考停止したように書けなくなってしまう症状なのです。
編集者なら誰でも経験しているでしょう。
こればっかりは何年やってもちっとも乗り越えられません。
若い頃は、リードが書けないばっかりに徹夜なんていうことも何度もありました。
たかがリードされどリードというわけですが、
今日は,このリードが書けずに延々時間が経過、
うんうんうなりながら気づくとすぐ一時間、二時間、
途中気分転換に社内をあっちへふらふらこっちへふらふら、
時にはコーヒーを買いに行ったりして、とにかく頭に新鮮な空気を送りこみます。
これで解決できる時もあるんですが、今日は本当に手強かった。書けんのです。
書くべき要素は実は非常に限られており、それほど多くないのですが、
それらの要素をどうしてもうまくつなぎ合わせることができない。
気づくと、言い回しがダブっていたり、体言止めを連発していたりします。
概して物事の本質を言い表わすには、
おそらくは一通りの言い方しかないというのがおいらの昔からの考えで、
そこへ至る道は恐ろしく細くてかつ見えにくいので、
まずはその沿道を歩いてみて、徐々に真ん中へんに寄っていくしかない。
そんな感じなのです。それには恐ろしく時間がかかる。
しかし、ピタリとはまったときの達成感。それは確実にあります。
結局かかった時間は4時間ぐらいだったでしょうか。
たったの5行程度のリードになんということでしょう。
明日また読み返してみてよかったらOKにしよう。
リードをすらすらと書いてしまうタイプの編集者もきっといるんでしょうが、
おいらはあなたとは違うんです。ああ、情けない。
リード地獄を解消する秘訣を誰か教えてください。
現在、関東地方に台風13号が接近中。
明日は晴れてほしいです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 00:57
2008年09月10日
サプライズ
すっかり秋ですね。
先週までは早朝でもモワッとしてましたが,
今日,5時半に起きて,
いつものコースをランニングしてみたら,肌寒いぐらいでした。
音楽を聴きながら走るのもいいですが,
やはり外気の音を聞くのが気持ちいいです。
オノヨーコは,地球の回る音を聞きなさいと言ったけど,
おいらなら,季節の変わり目の音を聞きなさい,と言いますね。
何を偉そうに,オッホッホ。
あれほどやかましく鳴いていたアブラゼミがだいぶ減ったようで,
今はおもにミンミンゼミが頑張っています。
夕暮れに走っていると,
蝉時雨の中を切り裂くようにヒグラシが鳴いていることがありますが,
これがたまらなく和むんです。
松尾芭蕉が「静かさや」と詠んだ蝉の声は,
きっとヒグラシだったろうなと勝手に思っております。
やっぱりヒグラシですね,蝉は。
晩夏になると,アスファルトのあちこちに蝉のなきがらが転がっていますが,
あれは最終的にはどうなるんだろうと大変気になります。
土に帰るわけでも,誰かが埋葬するわけでもないあの可哀想な蝉たち。
時には尋常ではない数のなきがらを見かけます。
山盛りの蝉。
子供の頃は蝉なんてなんでもなかったけど,今はちょっと気持ち悪いですね。
特に,死んでるなと思ってちょっとつついてみたら,
いきなり息を吹き返して飛び去った時のサプライズといったら!
あれは筆舌に尽くしがたいです。
前にも書いたけど,男の子が大人になったかどうかの判断は,
蝉を怖がるようになったかどうかということで,
ほぼ間違いありません(キッパリ)。
世の婦女子の方々,蝉を平気で触れる男はまだ子供,
そう思って間違いないですよ。
というわけで,今日はこれから
ギター・マガジン・チャンピオンシップの二次審査をやります。
一次審査の結果は13日発売の10月号で発表しますので,少しお待ちを。
力作多数。熱が入ります。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:27
2008年09月04日
ギター・マガジン10月号校了しました!
ギター・マガジン10月号校了しました!
表紙巻頭特集はメタリカ!!
ジェイムズ・ヘットフィールド&カーク・ハメットの
最新撮り下ろしインタビューを含む大特集です!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:23
2008年08月26日
ギター・コンテスト只今審査中!
ギター・マガジン・チャンピオンシップに多数のご応募ありがとうございました!
現在,編集部では厳正に審査中です。
新設のジュニア部門にも力作の応募があり喜んでいます。
さああ,一次審査通過者は何人でしょうか?
ギター・マガジン10月号で発表しますのでご期待下さい。
というわけで,社会人は夏休みも終わり,
北京オリンピックも終わりました。
うっかりギター・マガジンを買い忘れてる人いませんか?
書店に売るほどありますので,お忘れなく。
おいらは夏が暑くなればなるほど,
人生のうちで一番ギターを弾いていた高3の夏を思い出します。
当時,初めて組んだ本格的なバンドの練習に明け暮れていました。
初めてベースとドラムが入ったバンドだったんで,もう嬉しくて嬉しくてね。
片田舎の町なので,むろんスタジオなんかありません。
メンバーの親戚の家に空き家があって,そこを練習場にしてました。
田舎とはいえ,まわりに住宅はあったんで,
真夏だというのに,雨戸をしめきって,サウナ状態での練習でした。
もちろんエアコンなんかないんですよ。
もう汗だくでしたね。それでも楽しかったなあ。
秋に行なわれる学園祭に向けての練習でした。
匂いほど過去を思い出させてくれるものはないと言いますが,
あの締め切った一軒家に立ちこめた男だらけの汗の匂い。
今でもはっきりとよみがえります。
おいらには人並みの夏の想い出なんてまるでないんですが,
夏といえばあれなんですよね。歓迎すべき想い出じゃないですが。
あの頃フジロックとかあったらなあとか,
ネットがあったらなあとか,携帯があったらなあとか,
いろんなことを思いますが,あっても結局同じだったかなとも思います。
さて,ギター・マガジン編集部は例によって締め切り真っ只中です。
メタリカの新作最高!
個人的に最近のヘヴィローテーションは湯川潮音の『灰色とわたし』です。
西慎嗣畢生の名盤『NISHI』が,ついについに紙ジャケでリイシュー。
涙。感激。ファンは速攻買っときなさい。
これについては稿を改めます。
気づけばフロスト警部の新作が出ている。
前作から7年。待ちくたびれたよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:39
2008年08月19日
サザンの夏
お久しぶりです。
ギター・マガジン9月号はとっくの昔に発売されていますので,
ぜひとも書店などでお手にとってご覧下さい。
さて,こないだの日曜日,
日産スタジアムへサザンのライブを見に行ってきました。
まさかの雨で仰天しました。
猛暑の中を走ると思っていたら,突然の低気温で拍子抜けした
北京オリンピック女子マラソンの選手のような気分でした。
この日は早起きしてマラソンを見ようと思ったら,
昨日までの猛暑が嘘のように涼しいのでびっくりし,
北京と関東の気候は連動するのだなと思い,
やっぱり同じアジアね〜などと感慨にひたったのでした。
そういう人多くないですか?
ま,それはそれとして,サザンです。
開演時間の一時間ほど前からかなりの雨。
駅からスタジアムへ歩く道は,傘を差す人々で大渋滞。
普段は10分もかからないところを20分以上かかりました。
ライブは6時ジャストに開演。
あ〜,サザンのライブに来たよ,よよよ。
感動的でした。
全46曲。コッテコテのステージでした。
いつものようにエロ混じりの。
あの曲もこの曲もやりましたが,
それでもやってない曲がずいぶんあります。
それだけ名曲が多いってことね。
人並みに40年以上生きてると,サザン抜きの人生は避けて通れないわけで,
時系列で演奏されるヒット曲の数々に青春の想い出を重ねたのでした。
まさに走馬燈のようです。
なにしろ30年ですからね。
あっという間の夢のTONIGHTってことですね。
サザンのいない30年を想像してみよう。
生まれるはずのドラマは生まれず,
生まれるはずの恋も生まれず,
生まれるはずの命も生まれなかったかもしれません。
そんなのは不毛ですね。
歌も演奏もよかったけど,やっぱりよかったのは原坊のMCでした。
これがなきゃ,サザンじゃないんだよな。
詳しいレポートはギター・マガジン・オンラインにまた書きます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:46
2008年08月08日
ギター・マガジンはもうすぐ発売
今週は,マーク・リボーにインタビューしたり,
レス・ポールの伝記映画の試写を見に行ったり,
佐橋佳幸の『TRUST ME〜deluxe edition』
発売記念ソロ・ライブを見に行ったり,
イギリスからやってきたブライアンとランチをしたりと,
けっこう書くネタはたくさんあったんですが,
肝心の書く時間がまったくありませんでした。
リボーはいい人でした。のちのち特集すると思います。
レス・ポールの伝記映画,これはお薦めです。
見ていて涙が溢れてきました。
佐橋さんのライブもよかった。その前の長いトークも面白かった。
来週時間があれば詳しく記したいと思います。
ギター・マガジン9月号は,通常より一日早い12日発売です。
どうぞお忘れなく。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:57
2008年08月06日
ギター・コンテスト締め切り間近!
6月号以来実施しているギター・マガジン・チャンピオンシップですが,
いよいよ締め切りが近づいてきました。
締め切りは8月11日,来週の月曜日です。
今週末が最後のレコーディングのチャンスかも。
月曜の消印有効ですので,どしどし応募して下さい!
編集部にはぞくぞくと作品が届いています!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:23
2008年08月05日
賛成の反対
ギター・マガジン9月号は昨日校了しました。
表紙巻頭アーティストはジョン・メイヤーです。
ツアー中のジョンをキャッチして
最新インタビューと最新ライブ機材写真をゲット。
20ページを超える大特集となっています。
他には,日本が誇る名手・鈴木茂特集(完全保存版),
今剛が弾き倒す高級シールド22本の実力テストなど,
オリンピックもぶっとばす強力な内容です。
さて,サックス&ブラス・マガジンのブログで編集長Sも書いておりますが,
赤塚不二夫先生が亡くなりました。
謹んで冥福をお祈り致します。
バカボンやおそ松くん,レッツラゴンなど数々の作品を振り返ると,
自分がいかに赤塚漫画に影響を受けているかしみじみと感じます。
先日たまたまケーブルテレビでやっていた『元祖天才バカボン』を見たのですが,
子供の頃にはわからなかったシュールな笑いがはしばしに宿っていて,
やっぱりすごいなと思ったのでした。
「41歳の春だから〜」と歌うエンディングテーマの作曲者は
渡辺岳夫であることを確認してこれも納得。
あの西から昇ったお日様が東に沈んでいくような哀愁と物悲しさ,
まるで日曜日がもうすぐ終わってしまうような寂しさ,
アニメのエンディングテーマとして
間違いなく最高峰であると確信を持って言えます。
高校野球を見ていて,ああ自分は球児たちの年齢をすぎてしまったのだなと
感慨にひたった経験は男なら誰でもあると思いますが,
バカボンパパの年齢をすぎてしまうというのはなんだかショックで,
しかし長く生きていればその時は確実にやってくるということを知るのです。
おいらは赤塚漫画はおもにアニメで知った世代で,
雑誌連載はあまり読んだことがないのですが,
小学校の頃は,授業中にケムンパスとべしの絵をノートやら机やらに
しょっちゅういたずら書きして喜んでました。
単行本で読んでいたのはレッツラゴンだけで,
だからかどうか知りませんが,一番印象に残っているのはこの作品で,
この漫画の強烈で邪悪な匂いは鼻の奥にしみついています。
あ〜,猛烈に読み返したくなりました。全巻大人買いしよっと。
実は今でも,何かの原稿がうまく書けなくて,
手がキーボード上で宙に浮いているとき,
おもわず「これでいいのだ」と打ってしまいます。
これでいいのだこれでいいのだこれでいいのだこれでいいのだこれでいいのだ……
延々と打ち続けた末に,何かいい文章が浮かぶということはよくあります。
レレレのおじさんが「お出かけですか?」と聞いたら,
「お帰りなのだ!」とパパが答える,定番のやりとり。
こういう当意即妙の受け答えができる大人になりたい,
と思って,長いこと生きてきました。
まだまだ修行が足りません。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:59
2008年07月29日
宇宙の音
元宇宙飛行士でアポロ14号で月に行ったエドガー・ミッチェルが
「(アメリカ)政府は宇宙人の存在を隠蔽している」という主旨の発言をして
大変な話題になっているようです。
宇宙オタクのおいらとしては,とても見過ごすことはできません。
トンデモ系のよくある出来事としてとらえても,それはそれで面白いのですが,
発言したのがエドガー・ミッチェルとあらば捨て置けません。
ん,エドガー・ミッチェル?
立花隆の『宇宙からの帰還』に出てくるエド・ミッチェルのことか?
とピンと来たおいらは,早速同書を引っ張り出して
ページを繰って確認すると,おおやっぱりそうだったかと感激。
『宇宙からの帰還』はおいらの座右の一冊で,
人生の中でこれほどインパクトを与えられた本はめったにありません。
初めて読んだのは80年代の中盤ぐらいで,
それ以来5年に一回ぐらいは今でも読み返しています。
エド・ミッチェルは立花さんが取材した数々の宇宙飛行士の中でも,
特に印象深い話をたくさんしています。
だから,信じるというのも子供っぽいですが,
この手の話は半分は浪漫ですからね。
エドの発言をいろいろ調べてみると,
宇宙人は存在していて,彼らは60年も前から地球にコンタクトをしてきているが,
政府はそれを隠蔽している,ということのようです。
存在している(?)ことと,
コンタクトしてきている(?)ということは別のことですが,
そんなことどっちでもいいですよ。
でも,いるだろうね。オッホッホ。
というわけで,現在,ギター・マガジン編集部は校正の真っ只中。
暑いですが,頑張っております。
昨日は編集Bがへとへとになってフジロックから帰ってきました。
9月号はジョン・メイヤーと鈴木茂の大特集。
そして,インスト企画はお待ちかね。
7年ぶりのシールド(ケーブル)特集です。
高級ギター・シールド22本を名手・今剛が弾き倒します。
おなじみのギタリスト・アンケートは92人を達成。
果たしてどんなシールドを使っているのか?
今日のBGMはサニー・ランドレスの『フロム・ザ・リーチ』でした。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:11
2008年07月27日
4年ぶりのスリップノット
メタリカの新作もいよいよということで、
最近自分の中のメタル熱がぐんぐん上がっています。
そんなところへ、BEATALLICA。知ってますか?
ビートルズをメタリカ風にカバーするというバンドですが、
メタリカのメンバーもお気に入りとか。
「レボリューション」や「浮気娘(Run For Your Life)」
のカバーなどなどかっこいいです。
百聞は一見にしかず、まずはMySpaceに飛んでみてください。
何を隠そう、その昔、おいらはモタリカという
メタリカのカバー・バンドをやっていたので、
ああ、こういう手もあったのかとポンとヒザを打った次第です。
次にはヘタリカとでも改名して、チャレンジしてみたいと思います。
あの当時使っていた、フロイドローズ+
ディマジオのスーパーディストーションを一基だけ搭載した
赤のストラト・タイプはいま会社の倉庫に眠ってますが、
そろそろ引っ張り出さないといけません。
そんなところへ、スリップノットの新作が。
次号のディスクレビューで取り上げるので、
聴きたいなと思っていたので、金曜日、
担当のオカにサンプルはないかと尋ねると、
「今日、試聴会なんです。しかも今から会社で」
というではありませんか。
うちは雑誌が多いので、レコード会社が出張試聴会をしてくれるというのです。
というわけで、すぐさま会場(会議室)へ。
4年ぶりのヘヴィサウンドに酔いしれました。
いや〜、やはりスペシャルでした。
考えていたより肉体的(この言い方も変ですが)で、
コピーしたくなるリフが満載されてました。
一気に一枚聴き通すとさすがにヘヴィ。スカッとしました。
ラウドパークの来日も楽しみですね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 09:09
2008年07月26日
ジャネット・クラインを見てきました
いや、暑いですね。
90年代の中盤ぐらいから、
夏の気温が35度ぐらいになるのは当たり前になってしまい、
もうあまり驚かなくなってしまいましたが、暑いものは暑い。
しかし、おいらどちらかというと寒いほうが苦手で、
暑いのはけっこう我慢できるんです。
しかも冷房が苦手なもので、
なまぬるい風にふかれているほうがラクだったりします。
電車はいつも弱冷房車ですし。
今週は、締め切り週間でした。
まあいろいろとあったわけですが、
23日の水曜日、渋谷のDUOへジャネット・クラインを見に行ってきました。
前から見たかったんですよね。
現代のオールドタイム・レイディ、ジャネット・クライン。
20〜30年代のグッドオールド・ジャズソングを、
ウクレレ片手に当時のスタイルそのままに表現する歌姫。
マレーネ・デートリッヒか中尾ミエかというルックスで、
年齢不詳ですが、とても可愛らしいのです。
オープニングアクトには大阪からやってきた
Sweet Hollyhawaiiansが出演しました。
不勉強ながらこんなバンドがいたとは驚きです。
こちらは戦前のハワイアン・コンボスタイルの4人組で、
ナショナルのリゾネイターを、いい音で鳴らすのです。
一音聴いただけで、ぐにゃりと和みました。
いい、本当に、いい。
戦前の古き良きジャズ、そしてハワイアン。
ソル・フーピー・スタイルのスライドに心からリラックスしました。
ベースはもちろんウッドベース。
他の2人は、ウクレレ、ギター、マンドリンなどを
とっかえひっかえしながら、洒脱なアンサンブルを繰り広げます。
みんな腕達者。
スウィング、フォックストロット、ハワイアン、
4ビートの気持ちよさは、格別でした。
彼らの演奏の前にジャネットがバンドを紹介したんですが、
すぐに引っ込んだと思ったら、我々が座っている関係者席にやってきて、
キャーキャー言いながら、声援を送っています。
なんとも可愛らしい人でした。
そのまま席について、関係者ににっこりしたり、挨拶したり。
さてジャネットの出番です。
職人的ボードビリアンでギタリストのジョン・レイノルズを含む、
パーラーボーイズをバックに登場。
手を振り、愛嬌を振りまき、体をゆらして客席を楽しませます。
なんか楽しい人だなあ。
そしてドリーミーなスウィンギンミュージックをたくさん聴かせてくれました。
ジャネットのウクレレの腕前も確かなものでした。
「I Like You」とか最高!
いいなあ、こういうバンドやりたいなと心から思いました。
胸が躍りました。
これこそ音楽を聴く楽しみです。
途中、バンドだけで披露した「ブルー・ルーム」もよかったなあ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:22
2008年07月15日
憲司と香津美とラリー・コリエル
写真はスティーヴ・マーカスの2in 1CDで,
69年の『Count's Rock Band』と
同年の『The Lord's Prayer』をカップリングしたものです。
マーカスは知る人ぞ知るサックス・プレイヤーで,
ジャズロックの先駆けと言われている人。
この『Count's Rock Band』のほうにラリー・コリエルが参加して,
ぶりぶりのディストーション・ギターを弾きまくっています。
若き日の大村憲司はこれを聴いて一発でノックアウトされ,
以後,コリエルの信奉者になりました。
高校時代には,このアルバムをから名前をとった
カウンツ・ジャズロック・バンドという3ピースバンドを組み,
ヤマハのライトミュージックコンテストに出場。
ロック部門で見事に優勝しました。
演奏したのは,このアルバムに収録されている「テレサのブルース」でした。
ベンチャーズに刺激されてギターを始めた大村でしたが,
やがてはジャズにのめりこんでいきます。
中でも最も心酔したのはウエス・モンゴメリーとラリー・コリエルでした。
名手中の名手として知られた大村ですが,
ウエスを一回聴いただけで完全コピーしたとか,
高校生の身でギブソン・スーパー400(当時のコリエルも弾いていた)を持って,
ギター・クリニックに参加したとか,
その大物ぶりを示すエピソードを残しています。
大村は60年代の終わり頃,コリエルのディストーション・ギターを聴いて,
ジャズロックという新たな地平に自らの方向性を見定めます。
よっぽどのショックだったのでしょう。
ギター・マガジン8月号のコリエル特集で
渡辺香津美もコメントしていますが,当時,
コリエルのディストーション・ギターにはかなりの衝撃を受けたそうです。
コリエルは67年にはゲイリー・バートンの『ダスター』にも参加してますが,
これも大村の愛聴盤でした。
『Count's Rock Band』も『ダスター』も
台頭していくジャズロックの息吹を知るにはもってこいの名盤です。
躍動するコリエルのギターは今聴いても,すさまじく刺激的です。
大村憲司と渡辺香津美はともに日本を代表する名ギタリストで、
ともにベンチャーズを聴いてギターを始め、
ウエス・モンゴメリーとラリー・コリエルを消化して、
それぞれのスタイルを作り上げました。
あの時代、ふたりがコリエルという存在に出会っていて
勝手ながら本当によかったと思います。
憲司、香津美、コリエルの“スーパー・ギター・トリオ”を
見てみたいと心から思いますが、それはかなわない夢なのです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:50
2008年07月14日
ラリー・コリエルを見てきました
今日はブルーノート東京で
オカオカと一緒にラリー・コリエルを見てきました。
ラリー・コリエルといえば、ギター・マガジン8月号の
ジャズ・ギタリスト進化論でも特集しましたが、
それだけに感激もひとしおでした。
客層はきっと年配のジャズファン、と勝手に想像していましたが、
どっこいそんなことはなく、ほとんどが20〜30代とおぼしき男女。
2ndセットは21:30にスタート。
客席のうしろからのっしのっしとコリエルが歩いてきて、
ステージに上がりました。
のっけからジョークの連発。
キーボーディストを指して、「彼は昔はロシアのスパイだったんだ」。
おいらは大爆笑でしたが、あんまり伝わらなかったようです。
巨体に優しい笑顔、ロマンスグレイの髪の毛、
体全体から暖かみが漂う人でした。
プレイの方はもう目が覚めるほどでした。
とにかくタイム感がすごいんです。
スパッと空を切り裂くカッティング、歌心満点のバップフレーズ、
エレガントなアドリブライン、スピード感,そしてガッツ。
最初の方はウエスのカバーなどストレートアヘッドなジャズ中心でしたが、
次第にロック色を強めていき、時にはファンキーにストロークし、
立ち上がってジミヘンばりの轟音をぶちかます一幕も。
やっぱりラリー・コリエルはロック魂の人なんです。
ジャズ・ギタリストでここまでロックなギターを弾く人は見たことありません。
演奏中に顔つきがだんだん
ロックギタリストのそれになっていくのがよくわかりました。
途中アンプから煙が出て、音が出なくなると言うアクシデントもありましたが、
スペアのJCに切り替えて乗り切りました。
それでもさすがの余裕。そのあとの演奏はさらに気合いが入っていました。
まさに気合いのギターです。
ギターは、8月号でも紹介しているパーカーのフルアコでした。
1曲だけパーカーのエレアコも使ってました。
帰り道,オカオカが開口一番,
「いや〜,なんかしゃべり方とか動きとかオジー
(オズボーン)にそっくりでしたよ!」ときました。
「あ〜,なるほど。それは言えるね」
「そこがちょっと面白かったです」
のっそりとした動きとかぼそっと言い切る感じとかがたしかに似ている。
変なところに気が付くもんですね。
じつはオカは,8月号のラリー・コリエル特集を担当したのですが,
その時に,ライターのIさんが書いていた,ラリーのプレイの特徴を
今日のライブでしっかり確認し,
ああ,なるほどこういうことを言いたかったのかと納得したそうです。
とてもいい勉強になりました。
ジャズを静かにゆっくり楽しむのもいいのでしょうが、
エキサイトしながら味わうというのもいいものです。
素晴らしく興奮した夜でした。
若いときの不幸は買ってでもしろといいますが、
名手の演奏は何をさしおいても観ろ、と言いたいです。
それほど貴重な機会だったと思います。
公演は今週まだまだ続きます。
詳しくはブルーノートのHPでチェックしてみてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:57
2008年07月11日
久々のライ・クーダー
『ライ・クーダー・ファースト』
ギター・マガジン8月号のスコアでは、
久々にライ・クーダーを取り上げてみました。
先日、新作を発表したばかりで、
インタビューのオファーをしているのですが、まだOKの返事が来ません。
待ちきれない!というわけで、この1曲。
「ポリス・ドッグ・ブルース」です。
オリジナルはブラインド・ブレイクで、ライお得意のフィンガーピッキングが
軽快に躍るラグタイム・チューンです。
70年のデビュー・アルバム(写真)に入っています。
不滅の名盤ですので、ライ未体験者にもオススメできます。
スコアでは他に、チャットモンチーの「風吹けば恋」、
RCサクセションの「雨上がりの夜空に」も取り上げています。
ぜひプレイしてみてください。
あと、マーズ・ヴォルタのオマー・ロドリゲス・ロペスの来日機材も必見!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:48
2008年07月10日
九人囃子
今日は四人囃子とフジファブリックのライブを見てきました。
場所は恵比寿リキッドルーム。
なんでこの2バンドが一緒にやるんだと前々から気になっていたのですが、
なんとなく納得できる感じもあり、どういう展開になるのか
この目で確かめなくてはといてもたってもいられません。
リキッドは超満員。
一体どっちのバンドのファンなんだ?
見渡すと、ほとんどが20代とおぼしき若年層。
しかし、あきらかに四人囃子ファンと思われる
年季の入った方々も相当数おられます。
なんだか会場のテンションが高い。
温度が高い。
最初に登場したのは四人囃子。
と思ったら、フジファブリックの志村と山内も混じっています。
いきなり始まったのは「一触即発」で、
まさにタイトル通りの爆発しそうな演奏でした。
その後も、キーボードが加わったり、ドラムが加わったりで、
見事に2バンドが溶け合ったステージを聴かせました。
いや〜、かっこいい。変拍子が楽しそう。
森園さんのギターは別格で、一音だけで人を引きつけます。
その後はフジファブリックのステージに。
ここでは四人囃子のメンバーが入れ替わり立ち替わり参加。
まったく違和感のない、それどころか魅力倍増の演奏でした。
フジファブリックの演奏力の高さにも驚きました。
う〜む、四人囃子とフジファブリックに互換性があるとは知らなかった。
親子ほどにも歳の違うバンドですが、
根っこのところに同じものがあるように感じました。
アンコールでは2バンド全員が登場。
“九人囃子”で四人囃子の「カーニバルがやってくるぞ」をやりました。
これがまたスリリングでハイテンション。
とにかく楽しそうにやっていたのが印象的でした。
こういうコラボは素晴らしいですね。
なんでも四人囃子からフジファブリックにオファーして実現したとのことですが、
大ベテランと若手バンドのコラボ、もっとたくさん見たいものです。
「おまつり」では目頭がじんじん熱くなりました。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:48
2008年07月09日
ギター・マガジン8月号できました
久々の変酋長でございます。
うっかりブログを書かないでいたら,
そのまんまあっという間に月日がすぎてしまいました。
この間,別にヒマをもてあましていたわけじゃありません。
いつもどおりてんやわんやの大騒動だったのですが,
それをいちいち書くわけにもいきません。
それはそうと,ギター・マガジン編集部では
現在,編集部員を募集中です。
ギターが弾けてやる気のある若い人を求めていますので,
我こそはと思う人は,どしどし履歴書送って下さい。
詳しくはコチラをご覧下さい。
さて,ギター・マガジン8月号ができました!
今月は流通の関係で,いつもより2日早い11日発売ですので,
みなさま何とぞチェックしていただきますよう。
表紙巻頭特集は,ジョージ・ハリスンとエリック・クラプトン。
ロック界の“親友”の音楽的交流の歴史を総まとめします。
7月号の表紙で,ジョージはどこに?と思った方……,ここにいたんです。
思えば,17年前,東京ドームで見たジョージの来日公演は感動的でした。
二人の結びつきはなんといっても
「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」ですが,
8月号ではこの曲の徹底マスター・スコアを載せました。
クラプトンは,あの有名なギター・ソロの他にも,
かなり細かいことをやってるのがわかって驚きますよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:07
2008年06月27日
いよいよ明日からTOKYO GUITAR SHOW
明日からいよいよTOKYO GUITAR SHOWです。
天気予報によると,どうやら明日はもちこたえそうですね。
ぜひともお台場に足を運んでみて下さい。
これぞというギターが見つかるかもしれませんよ。
ところで,ギター・マガジンの読者はみなさんギターを弾くはずですが,
世の中にはギターを弾かない人がいるんですよ。
不思議だと思いませんか。
この世の人間はふたつに分けられるのです。
ギターを弾く人間と弾かない人間の二種類に。
昨日,電車の中でふとそんなことを考えました。
なんでギターを弾く人と弾かない人がいるんだろうな。
みんな弾けばいいのに。
おいらはギターを弾くのが当たり前で生きてきたもんですから,
弾かないという状況が想像もできないんですが,
たぶん世の中の大半の人はそうじゃないんでしょうね。
ギターなんか一度も弾こうと思ったこともない,
そんな人のほうが圧倒的に多数でしょう。
別に弾こうが弾くまいが勝手ですが,弾いたら楽しいですよ。
うん,絶対楽しいです。
さて,ギター・マガジン編集部は特別取材班を組んで,
TOKYO GUITAR SHOWに取材に行きます。会場で会えるかもしれませんね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:26
2008年06月26日
週末はTOKYO GUITAR SHOW その2
週末はTOKYO GUITAR SHOWです。楽しみですね。
昨年のギター・ショーではいいギターがいっぱいあったんですけど,
なんといっても忘れられないのは
あるショップのブースに展示されていたギブソンES-335でした。
お〜,きれいな335,なになに65万円か……。
と見とれていたのですが,もう一度値段に目をやると,
ゼロがひとつ多い! うげえ〜,と仰天しました。
あの335は誰かに買われて行ったのでしょうか?
気になります。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンのNO.1ストラト,
アンディ・サマーズのテレキャスターなど,
フェンダーのリイシューものも最高でしたね。
なんというか神々しくてね。
EVHのヴァン・ヘイレン・モデルも衝撃でした。
某有名日本人ギタリストが某有名曲でスライドを弾いたという
レス・ポール・ゴールドトップなんかもありました。
へ〜,これがそうか。その世代の人間としては感激でしたね。
あと,フェンダー・サービスセンターのショーケースとか,
テーブルとかイスとか,周辺グッズが展示されているのも楽しいです。
そんなこんなで今年もきっと素晴らしいギターがたくさんあるに違いありません。
実際に試奏できるものも多いですから,この貴重なチャンスをお見逃しなく。
去年のギター・ショーの模様はコチラ。
2007レポート第一弾
2007レポート第二弾
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:10
2008年06月25日
今週末はTOKYO GUITAR SHOW!
ギター好きにはたまらない年に一度のイベント,
TOKYO GUITAR SHOWが今週末の28日,29日に開催されます。
もうすっかりお馴染みとなったこのイベントですが,場所はお台場のTFTホール。
フェンダーのギターを中心に,
最新機種からレアなモデルまで色とりどりのギターが出展されます。
イベントも盛りだくさんですので,ぜひとも足を運んでみてはいかがでしょう。
フェンダー・カスタムショップのマスタービルダー,
グレッグ・フェスラーの実演やジャクソンスターズのマスタービルダー,
マイク・シャノーンのクリニックなど
興味津々のプログラムも予定されていますよ。
出展されるギターの情報はコチラに刻々とアップされています。
ちなみに去年のギター・ショーはこんな感じでした。
2007レポート第一弾
2007レポート第二弾
ギターがいっぱいの空間はワクワクしますね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:11
2008年06月24日
ホワイト・アルバム
うっかり更新しないでいたら,ずいぶん間があいてしまいました。
何度も言いますが,ブログを書かないってなんて楽なんでしょう。
本当に,幸せでした。
こんなに幸せならいっそのことやめてしまえばいいのに。
オッホッホ。
さて,ギター・マガジンはあっという間に締め切りを迎えています。
今月はやたら締め切りが早かったんだよな。
ところで皆様,7月号の『ホワイト・アルバム』特集はいかがでしたか?
おいらも長いこと,この仕事をしていますが,
ミュージシャンにインタビューに行って,
ビートルズの話になると,
大抵の人がホワイト・アルバムをフェイバリットにあげます。
ビートルズのアルバムに順位をつけるのは無理があるとよく言われますが,
おいらははっきりとホワイト・アルバムをベストにあげます。
その次が『アビイ・ロード』,そして『リボルバー』です。
もちろん,他のアルバムも大好きですし,ビートルズ自体が別格なので
意味がないといえばないんですが。
それでもやっぱりホワイト・アルバムが好きですね。
おいらのホワイト・アルバム歴は,ちょうど30年。
つまりリリースから10年後に聴いたわけです。
30年聴き続けてまったく飽きないどころか,
聴くたびに新しい発見やら不明点やらが続出して,
なんとかして解答を見いだそうと頑張ったりもします。
「ブラックバード」「アイ・ウィル」「バースデイ」「ディア・プルーデンス」
「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」などなど,
ことあるごとにギターでコピーしましたが,完全コピーは不可能。
なにがどう重なってるのか,誰がどのギターを弾いてるのかよくわかりません。
そんなホワイト・アルバムの謎を解き明かそうと,
7月号では名うてのビートルマニア3人に集まって頂き,対談を催しました。
本誌のCD企画やビートルズ企画でもお馴染みの
末原康志,大金直樹,天童淳の3氏です。
誌面ではコンパクトにまとめてありますが,
実際には3時間あまりにわたる長時間の対談で,
伝聞・憶測なども大いに交えて非常に面白いトークセッションになりました。
中でも天童さんが語っていた
「ホワイト・アルバムはオルタナの始まり」という意見に深く頷きました。
まさにそうだなと。
ビートルズのアルバムの中でもオルタナであるし,
80年代以降のいわゆるオルタナ系の源流はここにあるのではないかと。
そういえば,80年代アメリカのガレージ・ギター・バンド,
フィーリーズが「シー・セッド・シー・セッド」や
「エヴリボディズ・ゴット・サムシング・イクセプト・ミー・
アンド・マイ・モンキー」をカバーしていたことが思い出されます。
「ヘルター・スケルター」もスージー&ザ・バンシーズを始め,
いろんなアーティストにカバーされていますしね。
末原さんはリアルタイムで買ったそうで,さすがの貫禄。
この企画ではCHABOさんにもホワイト・アルバムについて
インタビューしているのですが,やはりリアルタイムで買ったと言ってました。
ビートルズのアルバムをリアルタイムで出るたびに買う,
先人達はこんなかけがえのない経験をしているのです。
うらやましい限りです。
この素晴らしいアルバムが出てから40年。
50年,100年を経てもその価値はまったく変わらないでしょう。
真剣にそう思います。
ちなみに冒頭の写真は,表紙のオルタナ・バージョンです。
いろいろ事情があって,こんなパターンも作ってみたのでした。
ボツになりましたが。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:24
2008年06月13日
ギター・マガジン7月号発売中

ギター・マガジン7月号は今日発売されました。
表紙巻頭のビートルズ『ホワイト・アルバム』特集を始め,
今月も気合い入れて作りました。
世界的にもきわめて珍しいワー・ワー・ワトソンのインタビューにも成功!
緊張感いっぱいのインタビューをぜひチェックしてみて下さい。
7月号の詳しい内容はコチラでも。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:49
2008年06月06日
ギター・マガジン7月号校了しました

ギター・マガジン7月号校了しました!
表紙はマーティンD-28を弾くジョンとポールです。
『ホワイト・アルバム』40周年を記念する大特集を掲載。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:12
2008年05月30日
五月病
気が付けば今日は5月30日。
こないだ年が明けたと思ったのに,もう半分ぐらいすぎちゃいましたよ。
世の中には五月病などというものがあるらしいですが,
自慢じゃないけど,おいらは一回もなったことないですよ。
雑誌編集者は人並みに五月病にもなれない。
どうやったらなれるのか教えていただきたいです。
生きとし生けるもの,すべてみな時間に追いかけられ,
決して追いかけることなく死んでいくというのは何だか不公平な気がしますが,
それもまた宇宙の定め。
追い求めることはできても追いかけることはできないのです。
しか〜し,追い求めることをやめ,追いかけられなくなったとしたら,
それはそれで寂しいものだというのが人生の要諦ということでしょうか。
ブツブツ。
というわけで,今月も精一杯時間に追いまくられて,
締め切りをクリアしたわけですが,それでも未決事項多数。
人事を尽くして天命を待つというのはあまりしたくない経験です。
話題はガラリと変わり,前から読んでみたかった,
乾くるみの『イニシエーション・ラブ』と『リピート』を読んで
この人,本当にうまいなと思いました。
女性作家だとばかり思ってたんですが,実は男性だとか。
女性のつもりで読んだので,そこにもまんまとだまされたわけですが,
どちらの話も張り巡らされた伏線と緻密な構成にうならされます。
さすが理系という感じ。
両者はまったく違う小説ですが,出てくる男の類型が共通していて、
その愚かしい行動の軌跡を追わずにはいられず,
本筋とは別に引き込まれてしまいます。
男というものがいかに小心で傲慢かということがいやというほど描かれています。
読んだ人で,ここには俺のことが書かれていると思った人,
けっこういるんじゃないかな。
あるいは,もしかしてアタシの彼氏のことでは?と思った人とか。
お前はどうだって? まさかそんなことあるわけないじゃないですか。
オッホッホ。
話の本筋も抜群に面白いので,少々触れておくと,
『リピート』は時間旅行の話で,
意識だけがタイムトリップして過去の自分の体に戻るという物語です。
つまり,未来の経験を持ったまま過去をやり直すことができる。
それを繰り返し,繰り返し,ただし10ヶ月間というのがミソ・・・・・
『イニシエーション・ラブ』はひたすら甘酸っぱい恋愛もので,
順調な恋模様がだんだんと修羅場と化すというよくある話なんですが,
とにかく話の運び方が抜群にうまくて,まったく飽きさせません。
むしろお説教されてるような気分になってくるのはおいらだけ?
そして迎えるラスト,そこには・・・・・・
他にもいろいろ読んでみたくなりましたね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:12
2008年05月13日
ギター・マガジン6月号は今日発売です

ギター・マガジン6月号は今日発売です。
今月は,半期に一度のCD付録号。
今年もやります,ギター・コンテスト。
課題曲は,本誌コラムでもお馴染みのノッサンこと小野瀬雅生!
山あり谷ありの課題曲にぜひ挑戦して下さい。
こちらで課題曲を試聴することもできますよ。
インスト企画は,エピフォンとプラグイン型アンプ・シミュレーターの二本立て。
エピフォン企画では,中国は青島の工場へ取材を敢行。
その広大な敷地でなされる緻密なギター作りをレポートします。
そして,新製品を含む代表機種5本のサウンドを末原名人の試奏により
付録CDに収録。話題のナノマグ・ピックアップを搭載した
レス・ポール・ウルトラの気になるサウンドもばっちり聴けます。
もう一本のインスト企画は,プラグイン型アンプ・シミュレーターです。
最新モデル6機種の音を,これまた末原名人の試奏で収録しました。
あのアンプのあの音にどこまで迫れるのか?
プレイのノウハウは,安東滋先生のお馴染み「常套句」もの。
久々の企画ですが,今回はブルースロックを題材にしました。
思う存分弾きまくってください。
そして,目玉はなんといっても,
ジム・コウプリーとCharによるスペシャル・セッション音源です。
もちろん本誌付録CDでしか聴けません!
インタビューは話題沸騰の男女ギターデュオ,ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ,
ジョー・サトリアーニ,スティーヴ・ハウ,堂本剛など多数。
ギタースコアでは鈴木茂の「スノー・エキスプレス」
ジョー・パスの「ナイト・アンド・デイ」を取り上げました。
気合い入れて弾いて下さい。
なにはともあれ,今月号も高いテンションでお贈りします。
表紙巻頭は,黄金期のストーンズ。
名盤が集中し,ミック・テイラーが在籍した時代のストーンズを特集してます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:21
2008年05月12日
明けりゃダンサーの涙雨

こないだ書いた西条八十の伝記のタイトルにもなっている
“ジャズで踊って踊ってリキュルで更けて”というフレーズは
「東京行進曲」の一節です。
このフレーズ,若い人でも一度ぐらいは聞いたことがあるかもしれません。
「東京行進曲」は佐藤千夜子が歌い,戦前に大ヒットした流行歌で,
作詞は西条八十作詞、作曲は中山晋平。
昭和4年に菊池寛原作の同名の映画の主題歌として発売され、
またたく間に15万枚を売り上げ,
最終的には30万枚に達したというから驚異的です。
当然ながらSP盤です。なに? SP盤を知らない?
お祖父さんかお祖母さんに聞いてください。78回転ですよ。
作曲の中山晋平も説明不要かとは思いますが、
「カチューシャの唄」や「ゴンドラの唄」を始め、
数多くのヒット曲を書いた大作曲家です。
余談ですが、昨年出てベストセラーとなっている森見登美彦の
『夜は短し歩けよ乙女』という小説のタイトルは
「ゴンドラの唄」の“いのち短し恋せよ乙女”
という有名な出だしをもじったものでしょう。
森見の大正ロマンを感じさせる古風な文体と、
アジカンのジャケでも有名な中村祐介が描く
表紙のイラストのレトロな雰囲気があいまって
まるで戦前にタイムスリップしたかのような錯覚を起こさせる素敵なお話です。
話がそれました。「東京行進曲」に戻りましょう。
中山晋平ですから,曲調自体は日本的マイナーメロディで,
演歌と呼んでもいいと思います。
昭和歌謡の元祖であることは間違いないのですが,
全体の雰囲気はなんともモダンで,
昭和の初めがジャズソングの時代だったことを象徴するような曲です。
歌詞になんともいえないロマンがあるのと,
オーケストラの華やかな演奏がそう感じさせるのかもしれません。
千夜子の歌も抜群で,色気のある歌声に魅了されます。
「東京行進曲」のあまりの素晴らしさに,佐藤千夜子という歌手は
どんな人なんだろうなと興味が深まり,また悪いクセがムズムズと……。
そう,CD屋めぐりと文献漁りです。
苦労談は面倒くさいので割愛するとして,
90年代の初め頃に高円寺の古本屋で見つけたのが冒頭の一冊です。
ずばり『ああ,東京行進曲』。
タイトルもさることながら,表紙イラストを見て仰天。
滝田ゆうじゃありませんか。
これだよ,俺が探していたのは!
このタイトルでこのイラストなら買うしかありません。
値段も見ずにレジに直行しました。
結果,大正解。これは佐藤千夜子の評伝だったのです。
著者の結城亮一という人はよく知らないのですが,
千夜子に大変な愛情を持って,その人となりを知るし,
歌手としての功績をきちんと評価し,
涙なしでは読めない感動のストーリーとして描いていました。
多くの資料を渉猟し,たくさんの関係者に取材をしてまとめあげたようです。
出版は1976年。平易な文章に頭が下がります。
こういう本が文庫にでもなるといいんですけどね。
さて,おいらは、中山晋平の作曲では圧倒的に「ゴンドラの唄」が好きで、
一時、オリジナルの松井須磨子バージョンを
躍起になって探しましたが見つからず、途方に暮れていたところ,
佐藤千夜子バージョンに行き着いたので、それで十分満足しました。
それは千夜子バージョンが素晴らしかったからにほかなりません。
おいらはこの千夜子(ちやこ)という名前にものすごく引かれるんですが,
千代という本名だった彼女は,自分で発案して千夜子としたそうです。
そのいきさつもこの本に書かれていますが,
かつては国民的歌手であった佐藤千夜子の名前が
また今世紀によみがえることを切に望みます。
ちなみに滝田ゆうのこのイラスト,感じるところがありますよね,ご同輩。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:31
2008年05月09日
座右の一冊
連休進行を終えたと思ったら,ギター・マガジン・オンラインやら
7月号の内容打ち合わせなどなどで息つく間もないなあと思いながらも,
一息つきたいなと,昨日ちょっと書店回りをしました。
パトロールじゃないですよ。ちょっと寄ろうと思っただけで。
家の近所にあるリブロで,
好みの本が実に機能的に並んでいるのでちょくちょくのぞいているのですが,
昨日はまた,これでもかというほどいい感じの本が置いてあって興味津々。
中でもこんなの出てたんだなと感動したのが
『ジャズで踊ってリキュルで更けて―昭和不良伝 西条八十 』(斎藤憐著)。
文字通り西条八十の伝記なんですが,
著者の斎藤憐は反骨の劇作家として知られ,
あの労作『昭和のバンスキングたち―ジャズ・港・放蕩』を著わした人です。
90年代に入った頃,おいらはこの本を読んで死ぬほどのショックと感銘を受け,
こういう文章を書く人になりたいと思ったのでした。
昭和の初め,日本のジャズソングを担った
ミュージシャンたちの足跡をつづったノンフィクションなんですが,
直接本人達に取材をして,著者一流のユーモアと反骨史観とでも呼ぶべき筆致で
エログロナンセンスな戦前を描き出した傑作です。
出てくるミュージシャンは,ディック・ミネ,フランシスコ・キーコ,
森山久,レイモンド・コンデ,川畑文子,ベティ稲田などなど。
ディック・ミネといえば,あっちのほうの武勇伝がなんといっても有名ですが,
スティール・ギターでスタジオミュージシャン的な仕事をしていたことや
リッケンバッカーのごく初期のエレキをかついで大陸へ慰問に出かけたことなど
日本のギター史的に見て,大変貴重な事実がたくさん描かれていて,
あっちこっちでハッとさせられます。
当時,テスコやグヤトーンの古老を訪ね歩いて取材をしていたおいらに,
とてつもないほどの貴重な情報を与えてくれたのでした。
今でもこの本は座右の一冊です。
その斎藤憐が書いた本ということで,即買い。
西条八十は説明不要でしょうが,戦前には多くのジャズソングを書き,
戦後も流行歌の作詞家として名声を誇った人です。
じっくり読んでみようかと思います。
書店に行くと,いつも発作的に思うのが,
あれも読みたいこれも読みたい,
面倒くさいから一件丸ごと買い占めたいな〜ということ。
まったくそういう身分になりたいもんですよ。ブツブツ。
昨日もこの発作に襲われたので,意を決して店を出ました。
その足で下の階のレコファンに行ったのが運のつき。
200円引きセール中の上,買おうと思っていたザッパの
『Roxy & Elsewhere』を発見したので,これまたゲット。
ザッパは中古でも高いからね〜。200円引きはうれしいよね〜。
キリがありません。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:26
2008年05月08日
あきない、たいくつ
久々に馳星周の小説に没頭しております。
『弥勒世』、分厚い上下巻に難渋しながらもやめられません。
返還前後の沖縄で繰り広げられた暗黒の歴史。
この当時、おいらは子供で、覚えていることと言えば、
返還当日に、右側通行が左側通行に切り替わったことで
交通の混乱が起きないかというネタをニュースで延々やっていたことです。
排気ガスをまき散らしながら道を行くバスの姿をよく覚えています。
子供の記憶はライトですが、本質はもっとヘヴィです。
そのことをこの小説は教えてくれるのでした。
小説には、当時の沖縄の音楽の実相も描かれていて大変勉強になります。
馳は『不夜城』の頃から読み続けてもう十年以上。
『M』、『ダーク・ムーン』など好きな作品がたくさんあります。
さて、もういい加減うんざりでしょうが、今日のBGMもたむらぱんです。
なんでこんなに引きつけられるんでしょうかね。
さっぱりわかりません。
過去を振り返ると同じような現象が何度かありますが、
その中でも最たるものが遊佐未森でした。
たむらぱんとは音楽性も魅力も全然違うんですがね。
この何度聴いても飽きない感じがあの時と似てるな。
そういえば、遊佐のデビュー時のキャッチコピーは
「あきない、たいくつ」だったなと思い出します。
これもたむらぱんにはあてはまりませんが。
そういえば、みなさん、Rock Legendsには行きましたか?
四人囃子、クリエイション、そしてスモーキー・メディスン。
歴史的ライブのレポートをギター・マガジン・オンラインに掲載しています。
まずは4月19日の分から。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:16
2008年05月07日
ギター・マガジン6月号
しつこいのはわかってるんですが,
今日のBGMもたむらぱんの『ブタベスト』です。
聴いても聴いても聴きたくなるんですよ。
それはそうとして,連休も明けて,五月本番。
何が本番かわかりませんが,一年ももう半分ぐらいまできちゃいましたね。
13日発売のギター・マガジン6月号は,半期に一度のCD付録号です。
お馴染み誌上ギター・コンテストは,
クレイジーケンバンドのノッサンこと小野瀬雅生が課題曲を担当。
今回も,完コピ部門とクリエイティブ部門でお送りします。
ぜひチャレンジして下さいね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:15
2008年05月02日
校了し7月号の内容も決めて
しつこいのを承知で書きますと、
今日のBGMもたむらぱんの『ブタベスト』です。
こんなに素晴らしい音楽が他にあるでしょうか。
彼女がギタリストでないのが悔やまれてなりません。
もしギタリストだったら、ギター・マガジンで巻頭インタビューですし、
今おいらが中学生だったら、
あらゆるFM局にリクエストハガキを送りまくったでしょう。
寝ても覚めてもたむらぱん、の日々を送っております。
おいらはポップソングのマニアなんですが、
その中でもガールポップには目がなく、良いガールポップに出会うのを
無上の喜びとしておりますので、たむらぱんに出会って本当によかった。
生きてると何かしらいいことはあるとしみじみ実感しています。
松田聖子に出会った時と同じぐらいの衝撃なんですが、
きっと意味はわからないでしょうね。オッホッホ。
しかしな〜、40過ぎてたむらぱんを聴くのと、
10代とか20代とかで聴くのとは違いがあるのかもしれないと思うと、
時間というものの残酷さを思います。
俺だって、18才ぐらいで出会いたかったよ。
こんなおおらかでハッピーな音楽を若い時に聴きたかった。
だからどうしたって? いや、ただ聴きたかったですよ。
さて、つい昨日、ギター・マガジン6月号を校了し、
すかさず7月号の内容を決める会議を開催。
近年まれに見る難航ぶりでしたが、なんとか内容を固めました。
6月号に負けず劣らずの内容ですので、ご期待ください。
その前に、6月号をまずご賞味くださいね。
今月(正確には先月)もいい音楽をいっぱい聴いたなあ。
たむらぱんがなんと言ってもダントツですが、
バスターのオリジナルアルバムが世界初CD化ということで、
すっかり舞い上がりました。
「すてきなサンデー」。覚えておられますよね、ご同輩。
これほど素晴らしいポップソングがこの世にあるでしょうか。
思い出すだけで心が踊ります。
バスターはポスト・ベイ・シティ・ローラーズの最右翼だった
イギリスのアイドルバンドですが、本当に良質のポップソングをやっていました。
中学の頃、バスターのアルバムが欲しくて欲しくて、
指をくわえてレコ屋で眺めてましたが、それでも買えず、
長じて、中古レコ屋回りをしたところ、もはやジャンク盤扱いで、
どこにも見つからず、たまたま旅行したロンドンの中古盤屋で再会を果たして、
涙ながらにゲットしたのでした。あの時の感激と言ったら。
その後、数十年CD化を待ち続け、このたびようやく実現。
長く生きていると少しはいいことがあるものです。
「すてきなサンデー」がいつでも聴ける喜び、何者にも代え難いです。
そして新譜関連では、ラカンターズ、スーパーフライなどいいものがありました。
それにしても、たむらぱん。
音楽の夢、音楽の希望、音楽の喜び、
言い尽くせぬほどのウキウキとワクワクでいっぱいです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:37
2008年05月01日
ギター・マガジン6月号校了しました

ギター・マガジン6月号校了しました。
表紙巻頭特集は,ローリング・ストーンズ。
今月号は半年の一度の付録CD号です。
そして,なんとチャーが参加したジム・コウプリーのアルバム・セッションから
付録CDにジャム音源を収録! 本物のジャムをぜひ体験して下さい。
詳しい内容はコチラをご覧下さい。
ちなみに今日のBGMもたむらぱんです。
何度聴いても,もう一度聴きたくなります。
ものすごい才能です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:38
2008年04月24日
チープ・トリック武道館に行ってきました
いま,となりの武道館でチープ・トリックを観てきました。
いや〜,感無量ですわ。
「サレンダー」「ドリーム・ポリス」「甘い罠」,
「ハロー・ゼアー」「今夜は帰さない」「永遠の愛の炎」
「ビッグ・アイズ」「カモン・カモン」……
びっくりするぐらいほとんど歌えました。
「サレンダー」では,ほぼ満員の会場が一人残らず
サビをコーラスして武道館が揺れました。
リック・ニールセンは1曲ごとにギターを変え,
昔のようにステージをあっちこっち飛び回りながらギターを弾いて,
サービス精神満点のところを見せてくれました。
フューチュラ,レス・ポール・サンバースト,
ヘイマーのエクスプローラ・タイプ,
そして,5本ネックのヘイマーなどなど。
トム・ピーターソンはやっぱり12弦ベース。
ロビンは,変わらぬブロンドの長髪で,体型も維持して,カッコよかったです。
ギターはリッケンバッカーやテレキャスターを使ってました。
チープ・トリックって,心が躍るバンドなんですよ。
本当に本当に心が躍るんです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:05
2008年04月22日
リフレインが叫んでる
昨日あれから記憶を整理したんですが,
普通に考えると,あの時代にクリエイションより
近田春夫のほうが出番があとというのはおかしいんですよね。
だから,順番は逆だったのかもしれません。
それに,あといくつか知らないバンドが出ていたような気もするのです。
記憶に残ったのはクリエイションと近田春夫だったのでしょう。
この時観た近田春夫のライブで,とても印象に残る曲がありました。
死ぬかと思うほどいい曲で,ライブが終わったあとも,
サビの部分が頭の中でリフレインし続けていました。
残念なことに曲名がわからなかったので,
サビを忘れないように繰り返し繰り返し歌い続け,
しっかりと頭に叩き込みました。
のちのち,どうしてもこの曲がもう一度聴きたくて,
探し回ることになるのですが,手がかりは歌詞の一部とメロディだけ。
エアチェックに青春を捧げたおいらでも
この曲はラジオで一度も聴く機会は訪れず,
もうお手上げ状態で悶々としてました。
大学に入って,中古盤屋回りをするようになると,
近田春夫のアルバムをみつけるたびにチェックしましたが,
ないんですよ。みつからないんですよ。
のちにこの仕事をするようになり,世はCDの時代となり,
過去の近田のアルバムが一斉にCD化されたので,
手に入れては聴きましたが,やはり出てきません。
考えつく限りの音源をチェックしましたが,
今の今までこの曲に巡り会えないでいます。
あれから30年,まぼろしの名曲は今も頭の中でリフレインし続けています。
WEB2.0的な集合知の力で誰か教えて下さい。
サビのラストで「このまま,このまま,このまま」と三回繰り返す曲なんですが。
近田春夫&BEEFのことを思い出したら、
あまりにも懐かしくなり、何気なく検索してみると、
なんとYou Tubeに動画がありましたよ。
「ああ、レディ・ハリケーン」。
当時のヒット曲ですが、うへ〜、こんなのまであるの。
一体誰が録っていて、今誰がアップしているの?
たしかにこんなテクノっぽい感じでしたが、
時代が一回りしたせいかそれほど古さを感じませんね。
今のポリシックスとそう変わらない気もします。
こういうのがまさにニュー・ウェイブっちゅうやつで、
その後、東京で続々と花開いていくのです。
イリアが使っているエクスプローラがカッコいいですね。
なに? イリアを知らない?
お父さんか上司に聞いてください。
ちなみに、ベースは今も上質な歌ものの名手として活躍する沖山優司です。
BEEFは80年にジューシィ・フルーツと名を変え、
「ジェニーはご機嫌ななめ」で一世を風靡します。
1stアルバム『DRINK!』は世紀の大名盤で、
これについて書き出したら3日はかかりますので、ここではやめておきましょう。
ちなみに、You Tubeの動画リンクに
Perfumeの「ジェニーはご機嫌ななめ」が出てきたので仰天。
やってたんですね、こんなの。
今どういうわけか、編集部でPerfumeがブームなので二度びっくりでした。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:44
2008年04月20日
感無量のスモーキー・メディスン
行ってきました。スモーキー・メディスンのライブに。
ベースのナルチョがMCでも言ってましたが、
「34年目にして初のワンマンライブ」に。
チャーの最初のMCは
「アマチュア・バンド、スモーキー・メディスンです」でした。
初めから、どこのハードロック・バンドかと思うほどの太い音。
ナルチョのベースは予想通りのでかい音。
ずっとテンションを保ったままの演奏で、ぐいぐい引き込まれました。
このバンド、いい。心からそう思いました。
おいらが初めてチャーを見たのは、デビューの76年。
「逆光線」でチュチュチュルルと歌いながらアーミングを決めた
あまりのかっこよさにノックアウトされ、
チャーのようになりたいと強烈に思いました。
あれから32年が経つわけですが、あのギターは少しも変わっていません。
あのカッティング、あの太いソロ、あのワウプレイ。
今日この会場には、チャーになりたかった、けどなれなかった
元ギター少年がたくさん来ていたに違いありません。
もちろんおいらもそのひとりです。
チャーの原点をかいま見たこのライブ、感無量でした。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:49
四人囃子とクリエイション Rock Legendsに行ってきました
行ってきました。
JCBホールで行なわれたRock Legendsに。
前半が四人囃子で後半がクリエイションでした。
このホール初めてでしたが、とてもいい会場です。
武道館をぎゅっと縮小した感じの半円筒形で、見やすく、
どの段の客席からもステージまでの距離が
なるべく短くなるように作られているのです。
休憩も入れて2バンドで3時間半の長丁場。
森園さんも竹田さんも素晴らしいプレイでした。
森園さんのメインギターはいつものようにストラト、
竹田さんは意外なことにポール・リード・スミスのシングルカットでした。
終演後楽屋にお邪魔し、おふたりに挨拶すると、
開放感と満足感でいっぱいの様子で、ニコニコしていました。
詳しいレポートは近日、ギター・マガジン・オンラインに掲載します。
明日(もう今日ですが)は、スモーキー・メディスンです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 00:15
2008年04月17日
土曜の半ドン
やればいいじゃないかって?
別に普通に土曜の午後に部屋に閉じこもってFMを聴けばいいじゃないかって?
なにをおっしゃいますか。オッホッホ。
大人になるということは、そういう行為ができなくなるってことなんですよ。
二十歳になるとか就職するとか酒が飲めるとかそんなことじゃないんです。
わかりますよね、御同輩。
それにもう半ドンが無理。
何、半ドンを知らない?
お父さんかお母さんに聞いてください。
要は土曜日に半日で学校から帰ってくるってことです。
現代は大切なものがどんどん失われていく時代ですが、
その中の最重要に位置するのが土曜の半ドンだとおいらは考えています。
半日で終わるというあのわくわくする感覚。
甘酸っぱくて、心が騒ぐたまゆら。
そう、半ドンの土曜の午後は甘酸っぱいんですよ。
当然午前中は授業には身が入らず、
手を抜いてもあまりうるさいことは言われません。
むしろのんべんだらりと過ごすのが前提みたいなところがあり、
クラスの全員が午後のことを考えて夢見心地だったのです。
今日は誰と何しよかなとか、どこ行こかな、とか。
ブラバンの練習に顔を出して、
愛しのクラリネットのあの子に会おかなとか、それは俺か。
学園祭の前とかだと、合唱の練習があったり、クラスの出し物の練習をしたり。
学校行事であっても楽しい、そんな感じでした。
あの時代、半ドンの土曜の午後でなければ
生まれなかったものがたくさんあるはずです。
そんな青春の貴重な1ページを、ゆとり教育とやらが奪い取ってしまったのです。
まったくもって問題ですね。
あの感覚は今の若い人にぜひ体験したもらいたいと思いますし、
したらしたでおそらく喜びを共有できると思うのですがね。
どうなんでしょうか。
ま、おいらはどっちみちエアチェックしてましたけどね。
おいらが就職した80年代の中盤は
まだ週休2日が徹底されていない時代で、しばらくは土曜が半ドンでした。
不思議なことに、社会人になっても、半ドンは同じように楽しいんですよ。
営業職の人も、土曜はラフな格好で来たりね。
この豹変ぶりというか、ゆる〜い感じも好きでしたね。
仕事終わって、そのまんまボーリングに行ったり、
海に行ったりなんてことが普通に行なわれていました。
土曜の午後の何事もゆったりした感じ、あせらなくていい感じが好きでしたね。
牧歌的な時代でした。
半ドンの土曜の午後でなければ生まれなかった恋だってたくさんあるはず。
今度それをテーマにケータイ小説でも書いてみようかと思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:19
2008年04月16日
僕のFM夢中日記〜その4
今に始まったことじゃありませんが,
いろいろなネタを書き散らしているため,
何をどう続けたらいいのかよくわからなくなっている変酋長です。
ここはひとつエントリーを巻き戻してFM日記を書きましょう。
ちょっと前のタモリ倶楽部で,ラジカセ特集をやっていたのを見ましたか?
歴史的な中古ラジカセを専門に売っている店があって,
そこの社長とラジカセ世代の構成作家が登場し,
ラジカセのうんちくを語るというもので,
おいらにとっては目頭が熱くなるような内容でした。
ただ,東芝のアクタスパラボラやおいらが使っていたソニーのラジカセが
全然出てこなかったのが不満でした。
おまけに,メタルテープの歴史は語られましたが,
フェリクロームテープについて何も語られなかったのも大いに不満でした。
どうでもいい人には本当にどうでもいい話題だと思いますが。
それはそれとして,ああいうラジカセを見て
懐かしさを感じる人は40代には多いはずです。
昔は,『カセットライフ』とか『ロクハン』なんていう,
エアチェックや生録の専門誌もあったんですよ。
何度も言いますが。
さて,おいらは,中学生の時の記憶と言ったら,
ギターを弾いていたか,エアチェックをしていたか,
それぐらいしかないというほど両者に明け暮れていました。
あなたは1977年の夏休みに何をしていましたか?
と街角のアンケートで聞かれたとしたら,
迷わず「エアチェックしていました」と答えます。
平日はおもに『軽音楽をあなたに』に没頭していましたが,
週末は週末でお目当ての番組がありました。
土曜日は,おいらのエアチェック人生の中でも最大の山場で,週末の大イベント。
なにしろ,チェックすべき番組が目白押しです。
半ドンで学校から帰ってくると,
まずFM東京の『歌謡ベストテン』にStay in Tune.
「コーセー化粧品 歌謡ベストテ〜ン」というジングルを
覚えている方もいるでしょう。
続けてシリア・ポールのDIATONE『ポップス・ベストテン』をチェックします。
おいらの実家は電波の関係で,FM東京が受信しにくいので,
あれこれ手を尽くして簡易アンテナを作ったりして,
なんとか最良の受信状態まで持って行くのですが,
なかなか改善できず,むりやり録音してみても,
あとで聞くと,ザーザーとノイズが目立ち,いつも歯がゆい思いをしていました。
だから,このふたつの番組は,エアチェックのための曲をチェックするための
プリチェック番組として活用していました。
それでも,初めて聴いたウィングスの「心のラブソング」が
あまりにもいい曲で死にそうになったので,思わず途中から録音開始。
後生大事に,保管していた記憶があります。
そんな曲はいっぱいあるんですけどね。
キャンディーズの「春一番」なんかもそうです。
そしていよいよ本番です。
何より楽しみにしていたのはNHK FMの
『FM リクエストコーナー』でした。
これは全国でやっていた番組ですが,ローカル局の管轄で,
内容は各都道府県に任されていました。
おいらが聴いていた県のこの時代のリクエストアワーは,
テーマ曲が高中正義の「スウィート・アグネス」でした。
高中を知ったのもこの番組です。
まだ「ブルー・ラグーン」が出る前で,
「最近,めきめきと人気が出てきた注目のギタリスト」みたいな
切り口で紹介されていたのを覚えています。
鈴木茂というギタリストを知ったのもこの番組です。
「レイニー・ステーション」。なんてポップな曲なんだろうと思いました。
ご多分に漏れずに,あんな曲にこんな曲,
片っ端からリクエストハガキを出しました。
初めてハガキが読まれた時のうれしさは今でも覚えています。
リクエストしたのはピンク・フロイドの「もしも」という曲でした。
今の若者にはまったくピンとこないと思いますが,
ハガキが読まれる時の高揚感というものは筆舌に尽くしがたいものがあります。
うれしいんですが,それより気持ちがたかぶるんですよ。
なんですかね,あれは。
その次に読まれたのは海援隊の「あんたが大将」。
これもはっきりと覚えています。
リクエストハガキというものは,出し続けていると,
自然と読まれる確率が高くなります。常連化していくのですね。
こちらもDJの趣味や番組の傾向を読み取って学習するので,
これなら読まれるだろうという勘所が身に付いていくわけです。
時には,これはヒット確実というアーティストの新曲をリクエストしてみたり,
DJが好きそうなアーティストの曲を書いてみたり。
そうやってある程度,
番組のプレイリストに関与することができるようになるのです。
リクエストアワーはNHKでしたから,電波状態は問題なく,
さまざまな音楽をエアチェックし,吸収しました。
常にRECボタンをオンにしてポーズをかけ,
目当ての曲がかかったら,すかさずポーズを解除。
あの時の爽快感はたまりませんでした。
土曜の午後,半ドンで帰ってきて,
あとは部屋にこもって,コーヒーでも好きなだけ飲みながら,
ひたすらFMを聴く13時から18時までの時間。
おいらも長いこと生きていますが,
人生の中であれほどまでに幸せだと感じた時はありません。
幸せというものがこの世にあるとしたら,
それは線ではなくて点であると知ったのはこの頃でした。
あの,束の間の,すぐに消えてなくなる
まどろむような時を何度でも何度でも過ごしたい。
あれを何度でも何度でもやりたい。
40過ぎてつくづくそう思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:39
2008年04月11日
ギター・マガジン5月号は明日発売です

すでにあちこちに情報掲載していますが,
ギター・マガジン5月号は明日発売されます。
表紙巻頭特集は,没後10年を経てなお,多大な影響力を放ち続けるhide。
ギター・マガジンでは,hideが初のソロ・アルバム
『HIDE YOUR FACE』を発表した94年と,
2ndソロ『PSYENCE』を発表した96年にhideの取材を敢行しましたが,
その時の貴重なインタビューを再掲載。
ギターと音楽に的を絞り,その音楽性を浮き彫りにした
他では絶対に読めない内容です。
なぜモッキンバード・タイプを弾くのか,
なぜオールドスクールとインダストリアルを同居させられるのか,
X JAPANとは? ソロ活動の意義とは?
そして,ギタリストとしての意識の変化は?
などなど,ひとつひとつ丁寧に答えたインタビューは心に響いてきます。
結果的にラストシングルとなった「HURRY GO AROUND」で
「春に会いましょう」と歌ったhideのポップネス。
本人が完成には立ち会っていないとはいえ,
この1曲をもってしてもhideが真のアーティストだったことがわかります。
この特集にLUNA SEAのSUGIZOが寄せてくれた
「(hideは)究極のポップロックの人」というコメントは
大きな感動を呼び起こします。
これ以上の言葉があるでしょうか。
さて,その他の特集にも触れておきましょう。
まずは長年暖めていた「西海岸スタジー・シーンを支えたギタリストたち」。
数年前に,東海岸のセッション・ミュージシャンを特集したことがありましたが,
いつかは西も,と思っていたものです。
ラリー・カールトン,スティーヴ・ルカサー,ジェイ・グレイドン,
マイケル・ランドウなど,あの時代のあの音を作り上げた名手たちが登場します。
ジェイ・グレイドンとマイケル・ランドウのインタビューは貴重!
GMセレクションではラリー・カールトンの珠玉の名演が聴ける
スティーリー・ダンの「キッド・シャールメイン」を取り上げました。
さらには,プロレスラー蝶野正洋の入場曲として有名な
ロイヤル・ハントの「マーシャル・アーツ」,
そしてあのシュガー・ベイブの「Down Town」も用意しました。
存分に弾きまくって下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:37
2008年04月08日
カッチャン,LAZY紙ジャケ発売
先日,内田春菊の『その水の動く先』を読んで,
うひゃ〜,今の若者はこうなのか,と驚愕したものの,
この人の小説も漫画もだいたいいつもこんな感じだしな,
それに実態を描いてるとも限らないしな,
いやいや,やっぱりこれは正確に現代をなぞっているのかもと思ったり,
いや,現代とは限らず,振り返ってみれば,
俺の田舎の70年代でも実はそんなに変わらなかったのかも,
と,いろいろと想像を膨らませたりしております。
ここには俺のことが書かれている,あるいはワタシのことが書かれている,
と思った人はぜひとも教えていただきたいです。
別に知ったから何がどうなるわけでもありませんが。
さて,近年のにっぽんの紙ジャケCDはすごいことになっていて,
とてもすべてはチェックしきれませんが,
それは洋楽に限らず,邦楽でも相当すごいところまで踏み込んでいるようです。
最近目をひいたのは,なんといっても中川勝彦とLAZYです。
中川勝彦は,今では中川翔子の父親として知られていますが,
この事実を知った時は,びっくり仰天したものです。
しょこたんはあのカッチャンの娘なのかと。
そういえば似ている。ビミョ〜に。
中川勝彦は5枚,LAZYは7枚のオリジナルアルバムが紙ジャケ化されました。
年代はずれますが,どちらもおいらはひととおり通っています。
LAZYのほうが熱中しましたが。
さて,それで何を書こうかな。
まずはLAZYですかね。
今ではLAZYを知ってる人はあんまりいないでしょうね。
でも,高崎晃と樋口宗孝がラウドネスをやる前にやってたバンドといえば,
ピンと来る人もいるでしょう。
初めてLAZYを見たのは,いつものように『ぎんざ NOW!』。
77〜78年のことです。
まったく迷いのないアイドルルックに身を包んだ軟弱男の集団という印象で,
「赤頭巾ちゃんご用心」なる甘い歌謡ロックを歌ってました。
不思議なことにその演奏シーンを強烈に覚えているんですよね。
メンバー全員が最高の笑顔で,
ホップステップジャンプという感じでパフォーマンス。
そのあとでメンバー紹介があって,
ミッシェル,ポッキー,ファニー,スージー,デイヴィーと名乗ったので,
これは冗談かもしれないと思いましたが,みんなニコニコして至って真面目。
ミ,ミ,ミッシェル? ポッキー?
ちなみにスージーは高崎晃で,デイヴィーは樋口宗孝です。
しかし,「赤頭巾ちゃんご用心」は,
世の中にこんないい曲があるのかと思うぐらいに素晴らしい曲で,
サビのフレーズは覚えやすく,頭から離れません。
しかも抜群の演奏力。うまいんです。
なんだか得体の知れない歌謡ロックバンドとしてインプットされました。
あとから知った事ですが,「赤頭巾ちゃん」は都倉俊一の作曲でした。
ああ,むべなるかな。
翌日,学校(中学です)に行くと,
普段はピンクレディーのミー役として
校内に名を轟かせていたKという女子がLAZYの話をしています。
「お,お前,LAZY好きなの?」とチェックを入れると,
満面の笑顔で「YES」との答え。
そして,出てくる出てくる雑誌の切り抜きやら何やらが。
たぶん明星とか平凡だったと思います。
かように,LAZYは基本的に女子のアイドルなのでした。
Kという情報源を確保して勢いを得たおいらは
その後も,LAZYの動向から目が離せなくなるのでした。
そして,どうやらベイ・シティ・ローラーズの
日本版として売り出そうとしていることを知り,なるほどと納得しました。
それにしても,ミッシェル,ポッキー,スージー……とは。
衝撃的でした。あの若々しい笑顔が今も目に焼き付いています。
そういえば,コスチュームもBCRっぽかったな。
後年,NHKのレッツゴー・ヤングにも出ていたな,
とか走馬燈のようにいろんなことを思い出します。
というわけで,このネタしばらく続けます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:10
2008年04月04日
四十にして惑わず
ちょっと前から気になっていたイベントが今日開かれます。
全国キャンディーズ連盟2008大同窓会 CANDIES CHARITY CARNIVAL
うへ〜,正気か,というのが第一印象でしたが,
ラン,スー,ミキの3人娘は出演しないものの,
極めてピュアなイベントであることがわかり,
どういう成り行きになるのか注目しておりました。
当然ながら,デビューの頃からキャンディーズを愛聴し,
「やさしい悪魔」のストラトで弾かれた
絶妙なハーフトーンのフレーズをギターでコピーし,
「春一番」のギターを弾いたのは一体誰なんだろうと30年ぐらい考え続け,
『みごろ!たべごろ!笑いごろ!』を欠かさず視聴し,
学園祭で電線音頭を踊り,その他もろもろ大量の想い出を引きずって
解散までの動きをほぼ把握しているわたくしとしましては,
興味がないわけがありません。
正直,行こうかどうか迷いました。
四十にして惑わずなんて,誰が言ったか知りませんが(知ってますが),
大いに悩み迷ったのです。
おそらく,このイベントに行くことを決断したほとんどの人が同じ思いでしょう。
こりゃ〜,マッチの武道館ライブを笑えんな。
オフィシャルページを見ていると,注目すべきお知らせが。
報道関係のカメラに映されたくない人は,
「あらかじめ仮装・変装・扮装などの自己防衛をお願いいたします」とあり,
会場内ではヒゲ,仮面,カツラなどの変装グッズが販売されているとのことです。
なんと往生際の悪い……いや,切実なことでしょう。
涙なしでは読めません。痛いほどよくわかりますよ,この気持ち。
行けば行ったで,自分と同じような年格好の
四十男で埋め尽くされていると思うと,
かなり衝撃的ではありますが,行ってみたい気もします。
いろいろと仕事もたまってるので,
後ろ髪を引かれながらも,とりあえず,今回は傍観することにします。
参加された方々のブログを注目したいところです。
一体どんなだったのか,ぜひとも教えてください。
あ〜,でも当日券あるんだよな。
の〜したらいいの?(by 伊藤蘭)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:10
2008年04月02日
チャットモンチー武道館を見てきました

おととい,となりの武道館でチャットモンチーを見てきました。
いや〜,もう最高でしたわ。
会場は3階まで満員。
開演前の場内にはオールドスクールのメタルがずっと流れてました。
そしてほぼ時間通りに客電が落ちると,軽快なBGMにチェンジ。
アリーナ後方の出入り口にスポットがあたり,3人娘が入場してきました。
そしてアリーナ中央にしつらえられた小さな台座に上り,
右手をあげてセクシーポーズ(?)。いや,ナイトフィーバーのポーズ(?)。
BGMはピクシーズの「Here Comes Your Man」でした。
拍手喝采と大歓声を浴びながらステージへ。
そして,「チャットモンチー すごい2日間 in 日本武道館」は始まったのでした。
テレキャスターを背負って,演奏を始め,歌い出す前にニコッと笑った
橋本絵莉子の顔のまぶしかったこと。
というわけで,以下は近日,ギター・マガジン・オンラインにてレポートします。
昨日は特に慌ただしかったのですが,
取材先のスタジオ付近に咲いていた桜になごみました。
おもわず撮らずにいられませんでした。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 10:30
2008年03月31日
X JAPANドーム公演初日に行ってきました
書かずばなりますまい。
X JAPAN再結成公演の様子を。
先週末から今朝にかけて早速ワイドショー等をにぎわせておりましたが,
ギター・マガジン変酋長たるこのわたくしも,しっかりと目撃してきました。
音楽に関する歴史の節目に立ち会うことは,無上の喜び。
それが生き甲斐で仕事をしております。
おいらは初日の28日を見ました。
そう,すでにみなさんご存じのように,開場が2時間遅れたあの日です。
我々ギター・マガジン編集部は,
28,29,30日と,手分けして全公演を観戦。
全員に確認したところ,セットリストは日によって違い,
ライブの内容も相当に異なったようです。
というわけで,3日間それぞれのライブレポートを
近々,ギター・マガジン・オンラインに掲載しますので,ご期待下さい。
ここでは,28日のあらましのみ記しておきましょう。
開場が2時間遅れたことで,当然ながら開演時間も遅れました。
5万人からの人間が入場するには相当な時間がかかります。
広い東京ドームを見渡して,満杯になったなと思ったのは1時間半後ぐらい。
ファンはじっと待っています。驚くほどじっと待っています。
おいらもそうでしたが,
会場内には遅れに対して怒ったり焦ったりする雰囲気はあまり感じられず,
むしろ,このぐらいは仕方がないだろうという空気が支配しています。
容認。ただ容認。という感じです。不思議な体験でした。
今朝のワイドショーで,Xファンで有名なレポーター,
東海林のり子さんが開演の遅れについて聞かれ,
「当たり前」みたいに言ってましたが,そういうことなんでしょう。
みんな見知らぬ隣の人と談笑したり,
飲み物を買いに言ったり,トイレに行ったりしている様子で,
ゆったりとしたものでした。おいらの回りの席だけかもしれませんが,
そして始まったのは20:47。記録してましたから間違いないです。
遅延の理由については機材トラブルというのが公式発表ですが,
TOSHIが最初のMCで言ったのが「YOSHIKIが遅れちまったぜ!」でした。
そのあと,TOSHIはYOSHIKIに駆けより,肩を抱いて心底楽しそうに,
YOSHIKIにコメントするようにマイクを向けます。
そこでYOSHIKIははにかみながら大声で「てめえら!」と発しましたが,
そのあとは言葉になりませんでした。
それを受けてTOSHIが「今のを通訳します」と言いながら,
ステージに駆け下りて,「今日は暴れん坊将軍でいくぜ!」と言ったのでした。
そこからは10年前と何も変わらないX JAPANでした。
HIDEの姿は映像で再現され,サウンドは完璧にシンクロ。
黙々とギターを弾くPATAがとても印象的でした。
以下,近日ギター・マガジン・オンラインでレポート予定。
歴史の節目に立ち会ったことは間違いないと言っておきましょう。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:49
2008年03月28日
チャボさんのギター発見にご協力を
チャボさんこと仲井戸麗市氏の楽器が機材車ごと盗まれました。
日々のステージで使用していたギブソン・チェット・アトキンスを始め,
大切な楽器ばかりです。
詳しくはコチラをご覧下さい。
何か情報がありましたら,発見にご協力下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:00
2008年03月26日
締め切り後にしみる一冊

『甘い恋のジャム』
水森亜土
最近,本は読むもので,作るものじゃないなとつくづく思いますが,
変酋長たるおいらがそんなこと言ってちゃあ,話になりませんね。
オッホッホ。ちきしょうめ……。
ブログもまた間をあけてしまいました。
あ〜,ブログを書かないってなんて楽しいんだろう。
クセになる前に書いておきますね。
写真はアドちゃんこと水森亜土のイラスト&ポエム集です。
ちょっと前のギター・マガジンの連載コラムで,
小出斉さんが,アドちゃんのライブを見て
感激したことを書いておられたのですが,
それに触発されて書庫から引っ張り出してきました。
出版は,2002年で,版元はブルースインターアクションズです。
アドちゃんは,ぼくらの世代にとっては,それはそれは特別な人です。
イラストレーター? 画家? 漫画家?
なんだかわかりませんが,あの不思議な雰囲気,
不思議な声,不思議なジェスチャー。
透明のボードに公開で絵を描くというパフォーマンスで一斉を風靡しました。
まさにストリートペインティングの元祖です。
ジャズ歌手としても有名で,現在でもさまざまなところで歌っているそうです。
同世代なら,アドちゃんのイラストの皿やらカップやらハンカチやら,
枕カバーやら,身の回りに何かひとつアド小物があったでしょう。
この本は,何で見たかは忘れましたが,
『甘い恋のジャム』というタイトルにまずクラクラッときて,
いてもたってもいられなくなり,
あちこち探し回って,新宿のタワレコで買いました。
中身は,お馴染みのちょっとエロカワなイラストと夢のようなポエムが満載で,
それはそれはとろけるようにドリーミーです。
ああ,やっぱりアドちゃんはいい。溜息が出ました。
本の中にはこんな紙片が挟まれていました。

うへ〜,ほんとかよ。
これは行かなきゃ。
と発憤しましたが,月末の校了日か何かで行けませんでした。
捨てる技術のないおいらは,当然この紙片を大事にとっておきました。
いつか本物に会いたいと今でも思うこのごろです。
さて,ギター・マガジン5月号はようやく入稿を終えて,
校正作業に突入しております。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:58
2008年03月23日
TOTOとボズを見てきました
昨日、TOTOとボズ・スキャッグスのライブに行ってきました。
パシフィコ横浜は超満員。
この公演は再追加まで出ていますから、
その人気のほどが本物であることがわかります。
コンサートは前半がボズで後半がTOTO。
途中のセット替えも含めて3時間半に及びました。
詳しいレポートはギター・マガジン・オンラインにまた書きますが、
想像をくつがえされるライブでした。
驚いたのはボズがギターをたっぷりと弾いていたこと。
うまいんです。
ギターを手放したのは「WE ARE ALL ALONE」の1曲だけ。
「JO JO」のイントロのあの有名なカッティングリフは自ら弾いたのを始め、
ギターをとっかえひっかえしながら、ほぼ全編で弾きながら歌い、
アンコールでは実にイナタいブルースギターまで聴かせてくれました。
実はおいらボズのライブを見るのは初めてだったんですが、
昔からこうだったんですか? とにかく驚きました。
途中からデヴィッド・ペイチが参加したのも印象的でした。
ラストではルカサーも出てきました。
TOTOは、ずいぶん久しぶりに見ました。
今回は登場からインパクト大。
なんと言ってもベースのリーランド・スクラーの容姿に目を奪われました。
ルカサーをセンターに据えて、そのうしろにペイチ。
ドラムはサイモン・フィリップス。
ルカサーのキャラも手伝って、TOTOというよりルカサー・バンドの趣でした。
音はルカサーの歪みギターを前面に出したハードなもの。
そこらへんのメタルバンドではとうてい太刀打ちできないでしょう。
音の壁がぐんぐん前に前に押し出されてくる感じです。
観客は初めから総立ちで、歓喜のるつぼ。
ルカサーはとにかく八面六臂の活躍です。
完全にバンドを取り仕切り、空間を支配し、
しゃべり踊り笑わせ、バンドを指揮する司令塔。
ギターの方は、とにかく弾きまくり。
フレーズのひとつひとつは昔と全然変わりません。
デビューの頃から完成されていたんだなと改めて実感します。
あの脂っこくてくどい感じの3連速弾きフレーズとか。
それがたまらないのですが。
あと、サイモン・フィリップスは最高でした。
この人のドラム、本当に好きです。
ボズにしろTOTOにしろ、80年代サウンドの一つの原型というか、
定型を作ったアーティストで、聴いてると、
それが少しも変わらずそこにあるということがわかります。
そして、それが日本のポップスに与えた影響とかがじみじみよみがえるのです。
ボズのライブはリラックスして食える、ざるそばのような感じでしたが、
TOTOは、トンカツ屋で揚げ物ばかりたっぷりごちそうになった、という印象。
おなかはしっかり満足です。
その対比がなんとも面白く、予想を遙かに超えていました。
TOTOのアンコール・ラストはボズも呼び込んで、
「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」。
なんとジョー・コッカー・バージョンでした。
ソウルフルな演奏で大団円。
けっこう長くなりましたが、とりいそぎレポートまで。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 08:08
2008年03月18日
僕のFM夢中日記〜その3
平日の午後は,ダッシュで学校から戻り『軽音楽をあなたに』を
エアチェックするのを日課としていたおいらですが,
カセットテープを買うのが大変でした。だって高いんですもの。
当時,カセットテープは,
品質によってさまざまなグレードが出るようになった時代で,
ノーマル,クローム,フェリクロームというのが3大勢力でした。
おいらはクロームとフェリクロームテープを使いたいがために,
その切り換えスイッチが付いたソニーの高価なラジカセを
バイト代をつぎこんで買ったのですが,
今考えると,テープはソニー製。
プリンターとインクの関係だとわかります。
本当は生緑用の外部マイクがついた日立パディスコか
東芝のパラボラというラジカセが欲しかったのですが,
迷いに迷って結局ソニーを買ってしまったことに,
おいらは自分の人生というものを見ています。
俺って,やっぱこういう人間なんだと。
その後の人生を振り返っても,
大事な局面ではだいたい同様の選択をしてきており,
後悔はしてないが,なんだか物足りない。そんな感じです。
この先もずっとこうやって生きていくのでしょう。
三つ子の魂百までとはよく言ったもんです。オッホッホ。
さて,フェリクロームというのは中高生にとっては高嶺の花,
車でいえばランボルギーニ・カウンタックでしょうか。
と『サーキットの狼』に多大な影響を受けていたおいらとしては,
比較の対象としたのでした。
その伝でいけば,ノーマルテープはカローラですかね。
普段買うのはもちろんノーマルテープ。
以前書いたような気がしますが,
カセットテープは街の電気屋で買っていました。
田舎ですから定価です。
今考えるとアホみたいな話だと思いますが,それが当たり前だと思っていました。
これはカセットテープに限らず,
田舎ではけっこうなんでも定価で買うのが当たり前で,
それが知り合いの店だと一割引とか二割引で,
なんだかものすごく得した気分になったものですが,
これはおいらの田舎に特殊な現象だったのでしょうか,
それとも時代のせいだったのでしょうか。
いくら考えてもわかりません。
ところがある日,いつものように商店街を
自転車をかっ飛ばしていたところ,たまたま目にとまったのが一件の質屋。
今で言えばディスカウントショップです。
なんとも入店しづらい雰囲気なんですが,
店頭のショーケースから放たれる妖しい光の誘惑に勝てずに,
勇気を出して入ってみました。
するとびっくり,どうみても新品同様の電気製品や時計などが
おごそかに陳列されています。
そして,ショーケースの片隅にカセットテープが大量にあるじゃないですか。
いつも買ってるソニーのノーマルテープ。
そしてクローム,そしてデュアド。
デュアドというのはフェリクロームテープの商品名です。
そしてその値段にも仰天。
定価より二割方安いのです。
しかも三本とか五本とかのパックになってる。
これは本当だろうか。買ってもいいのだろうか。
ものすごい速さでアタマが回転しました。
買ってもいいのだ,その結論に達するや否や,有り金をはたいて買いました。
クロームとデュアドも買いました。
うれしかった。
デュアドを買ったのはあとにも先にもこの一回きりで,たしか90分テープ。
何を録音しようか死ぬほど悩んで,大事に大事に保管しておき,
結局は『軽音楽をあなたに』で放送されたビートルズの
『レット・イット・ビー』と『アビイ・ロード』を入れたのでした。
感無量でした。
あの時に聴いた「ヒア・カムズ・ザ・サン」の音の素晴らしかったこと。
今でも耳に焼き付いています。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:12
2008年03月14日
涙なしでは
久々に2日も間(ま)をあけてしまいました。
ギター・マガジン4月号はすでに発売されていますので,
ぜひチェックしてください。
今日は,ブリリアントグリーンのベストをBGMに書いていますが,
いや〜,もうデビュー10年ですって。
懐かしい曲が多いな。ほとんど歌えますね。
聴いてると,どういうわけか10年前のギター・マガジンのメンバーの顔や
編集会議の様子までありありと思い出します。
あの頃,よく聴いていたんでしょうな。
「BYE! MY BOY!」や「Hello Another Way〜それぞれの道」が好きです。
ギター・ブログ・ナビを毎朝チェックして,
EITAさんのブログのタイトルに「ラーメン」とあるとなごむ毎日です。
ないとなんだか心配になりますよ。
最近,アリス・カイパースの『冷蔵庫のうえの人生』を読んで感動しました。
産婦人科医の母親と15歳の娘が,
冷蔵庫のトビラに貼ったメモだけで会話をするというストーリーで,
ネタバレになるので詳しくは書きませんが,
涙なしでは決して読めません。よよよ。
ギター・マガジン4月号では
久々にフランク・ザッパを特集しています。
さまざまなギタリストにアンケートで好きなアルバムに点数をつけてもらい,
それをもとに集計してギター・マガジン的ザッパの一枚を選出しましたので,
ザッパの何を聴いていいかわからないというアナタ,
これを参考にザッパの深遠なる大宇宙に足を踏み入れてみて下さい。
ちなみにおいらが好きなアルバムは,『オーバーナイト・センセーション』,
『アポストロフィー』,『ワン・サイズ・フィッツ・オール』,
『アンクル・ミート』,『ホット・ラッツ』などです。
今日は特に本題がありません。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:52
2008年03月10日
僕のFM夢中日記〜その2

『スタッフ!!』
スタッフ
FM番組『軽音楽をあなたに』のテーマだった
スタッフの「いとしの貴女」はこのアルバムに入っていますので、
興味のある方は聴いてみてください。
スタッフと言えば、
ニューヨークの腕利きセッションマンで結成されたグループで、
コーネル・デュプリーとエリック・ゲイルという
ふたりの名ギタリストが在籍していました。
とろけるようなコーネルとゲイルのプレイは
のちの多くのギタリストに影響を与えています。
これはスタッフの1stアルバムで、恐るべき完成度の高さです。
70年代後半のクロスオーバー・ブームを牽引した作品
といっても過言ではないでしょう。
このゆる〜いグルーヴは本当に心地よいです。
何を隠そう、おいらがギター・マガジン編集部に入って
初めてインタビューした人物はコーネル・デュプリーでした。
今さらながら自分でも驚きです。
時は88年(もう20年も前か)、
当時はガッド・ギャングで来日していたと記憶しています。
たしか東京プリンスホテルだったと思うのですが、
そこの喫茶店で、コーネルと
キーボードのリチャード・ティーに(なぜか)そろって取材しました。
コーネルも今は亡きティーも優しい人柄で、
未熟なおいらの質問にしっかりと答えてくれ・・・・
と言いたいところですが、このときはまわりがやたらに騒がしかった上に、
なんだかふたりともバタバタしていて
あまりインタビューに集中してくれなかったことを覚えています。
そして思いがけないオマケがつきました。
なんとその時のインタビューテープが録音されていなかったのです。
すぐに気が付いたので、あわてて通訳のTさんとひたいを寄せ合って、
互いのメモをもとになんとか取材内容を再現。
どうにか記事にしたのですが、ひやひやものでした。
今となっては懐かしい想い出ですが。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:10
2008年03月06日
僕のFM夢中日記〜その1

ギター・マガジン4月号は昨日校了し,
あとは発売を待つばかりとなりましたが,
編集部は早くも5月号の取材に追われ,昨日は半日ぐらい会議をやって,
6月号の内容もほぼ決めてしまいました。
気合い入れて作りますので,待っててください。
4月号の内容はコチラをご覧下さい。
さて,先日サンボマスターの山口隆の『叱り叱られ』を読んで,
深く感銘を受けました。
山下達郎,大瀧詠一,岡林信康,ムッシュかまやつ,佐野元春,奥田民生という
日本のロック&ポップスを作ってきた偉大な先達との対談集で,
ある時は堂々とある時はタジタジとなりながら,
本音トークを繰り広げた優れた著作物です。
詳しくはまたの機会に譲りますが,
ミュージシャン同士のセッションというものは,
サウンドはもちろん素晴らしいですが,トークもまた素晴らしいと改めて実感。
果たしておいらにここまで語らせることはできるのだろうかと,
感嘆半分嫉妬半分で一気に読み進めていきました。
実を言いますと,このうちの4人,
すなわち達郎さん,かまやつさん,佐野さん,民生さんには
実際においらもインタビューしたことがあり,
本人の語り口やら人柄がわかるので,感動もまたひとしおだったと言えます。
その中の佐野さんとの対話の中で,
FMラジオへの憧れを二人が語る場面があります。
佐野さんがその昔やっていたNHK FMのサウンドストリートは
おいらもかじりついて聴いていたくちで,当時の選曲基準や
ラジオの使命とは何かみたいなことを熱心に語る佐野さんは素敵でした。
山口さんも今,J-WAVEで番組を持っていて,
若いのにラジオに対する思い入れは相当なものであることがわかります。
彼のブログでは放送日に,番組でかける曲をアップしていますが,
そのセレクションは相当なこだわりがあるもの。
それは消費の臭いがしないものです。
近年,おいらはめっきり家でFMを聴かなくなってしまいました。
聴くのは車に乗る時ぐらいです。
こんなことじゃいかんな,とたびたび思うのですが,
人生のローテーションの中からFMはいつの間にか消えてしまったようで,
無理に聴こうとしても長続きしないのでした。
まあ,電波状態が悪いとかいろんな理由があるんですけどね。
しかし,この対談を読んで猛省。
やっぱりFMはいいと思い直し,現在,電波状況の改善を画策中です。
その暁には山下達郎の『サンデー・ソングブック』と
山口隆の『OH! MY RADIO』だけは欠かさず聴こうと誓うのでした。
FMといえば,おいらにも語り尽くせぬほどの想い出やエピソードがあります。
中学・高校時代は,FMを中心に生活していたと言っても過言ではなく,
どの曲で何がオンエアされるか常にチェックし,
それをエアチェックすることに情熱を傾け,
成功すれば喜び,失敗すれば落ち込むといった,
まさに人生を左右するものでした。
正確には一喜一憂していただけですが。
おいらの友人には,昔パチンコを中心に生活していたとか,
麻雀を中心に生活していた,といったことを時々自虐的に語る奴がおりますが,
あの感覚に近いかもしれません。
わからないかもしれませんが……。
まあとにかくFMラジオは大事なものだったのです。
まだタイマーを持っていなかった時代は,
学校が終わると自転車をすっとばして家に戻り,
『軽音楽をあなたに』(NHK FM)をエアチェック。これが平日の日課でした。
この番組は,人気アルバムからマニアックなアルバムまで
作品一枚まるごとかけてくれるので,最重要ランクでした。
ある時,一週間だったか二週間だったか忘れましたが,
ぶち抜きでビートルズのアルバムをすべてかけたことがあり,
この時は,何があっても録り逃すものかと,
人生のすべてをこれにつぎ込んで,夢遊病者のように家と学校を往復。
鏡を見たら目が血走っていたことを覚えております。
この番組でもうひとつよかったのは,
オンエア前にかける曲の名前をすべて読んでくれることでした。
アルバム丸ごとの場合は,10曲ぐらい読むのですが,
この番組には気の利いたDJみたいな人がおらず,
おそらく局のアナウンサーだったと思うのですが,
いかにもNHKな感じで淡々とそれは読み上げられるのでした。
曲のタイトルは,邦題があるものはすべて邦題で読まれました。
これはNHKに限らずどこの曲でもそうでしたが,
今もっておいらが邦題にシンパシーを感じるのは,
こうやってラジオで邦題を耳に刷り込まれたからかもしれません。
ビートルズ特集の時ではっきり覚えているのは,
アナウンサーの発音が抜群によかったということと,
原題をまず読んでから絶妙のタイミングで邦題を付け加えたということです。
例えば,「I Saw Her Standind There〜その時,ハートは盗まれた」
という調子で,このあと間髪入れずに
曲がスタートしたことまではっきり覚えています。
「I Saw Her Standing There」に邦題があったこと自体,
今では知る人も少ないでしょうが,こうしてラジオで聴いた邦題は,
決して忘れることなく,アタマの中に残っています。
あと,ウイングスの「Silly Love Song〜心のラブソング」,
「Maybe I'm Amazed〜恋することのもどかしさ」とかですね。
ただし,テープに録音するときは,
必然的に曲名から録音しなくてはならず,これが解決し難い問題でした。
あとからテープを聴き直すと,
音楽と音楽の間に必ず曲名の朗読が挟まれているというわけで,
一旦カセットラベルに書き写してしまうと,これはこれで邪魔臭いものでした,
そこだけあとから消すことはもちろん可能でしたが,
そうするとどうにも違和感のある間(マ)があくことになり,
間抜けなのに間を抜けないという事態で,笑うに笑えないのでした。
間尺に合わない,というのはこのことかと思った次第です。
『軽音楽をあなたに』は,
テーマソングにスタッフの「My Sweetness」が使われていました。
邦題は「いとしの貴女(あなた)」でした。
なんとも素敵なタイトルじゃありませんか。
それと同様にフェンダー・ローズの音が印象的なとても素敵な曲でした。
今でもエレピの音を聴くと,反射的にこの番組を思い出します。
おいらがFMを聴くのに最も愛していた時間帯は土曜の午後でした。
山口さんの本にも同様のことが書かれていたので,ちょっとびっくりしました。
土曜の午後に聴くFM,それはそれは至福の時でした。
あれを何度でも何度でもやりたいと今でもときどき思います。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:49
2008年03月05日
ギター・マガジン4月号校了しました!

ギター・マガジン4月号はたったいま校了しました。
表紙巻頭特集は,フランク・ザッパです。
他にアジアン・カンフー・ジェネレーション,ジョー・パスを特集。
Char,アラン・ホールズワース,you,マイク・ケネリーなどが登場します。
詳しくはまた。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:20
2008年02月29日
指板図くんのブログパーツできました
ギター・マガジン・オンラインにある指板図くんをご存じですか。
オンライン上でコードを作ったり,自分で作ったコードで
コードブックを作れたりと,とても便利なコンテンツなんですが,
このたび,指板図くんのブログパーツができました。
この日本一ちっちゃいかもしれないギターコードブック,
ぜひぜひあなたのブログに貼り付けて下さい。
音符をクリックすると音も出ますよ。
指板図くんの活用法はいろいろ。
おいらは,ちょっとしたテンションコードを作って,
サウンドを確認するのにとっても重宝しています。
ちょっと上のパーツをいじってみてください。
ほらコードが作れて,音も変わるでしょ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:23
2008年02月26日
チャーと森園勝敏の対談を行ないました
先週,チャーと森園勝敏の対談を行ないました。
ありそうでなかった顔合わせですが,これは4月19日と20日に開催される
Rock Legendsというイベントについて語り合ってもらおうという主旨のもの。
と申しますのは,このイベントには,
四人囃子とスモーキー・メディスンが出演するからなのです。
どちらも日本のロック伝説と呼べる重要なバンド。
イベントには,竹田和夫率いるクリエイションも出演します。
以下に概要を記しておきましょう,
Rock Legends公演概要
■4月19日(土)
場所:JCBホール
出演:クリエイション/四人囃子
開場:17:00 開演:18:00
チケット:全席指定 8,000円(税込)
■4月20日(日)
場所:JCBホール
出演 スモーキー・メディスン
開場:17:00 開演:18:00
チケット:全席指定 7,500円(税込)
※JCBホール(JR水道橋 徒歩1分・地下鉄南北線後楽園駅直近)
問い合わせ:SOGO tel 03-3405-9999 http://sogopr.co.jp
主催:テレビ朝日/ニッポン放送
企画・制作:テレビ朝日 後援:ギター・マガジン
チャーさんと森園さんは,同じ東京生まれの同世代(一歳違い),
ベンチャーズにしびれてエレキを始め,
あれよあれよと天才ぶりを発揮し,若くしてプロになったところも同じで,
70年代から浅からぬ交流があった模様。
対バン経験もたびたびで,それがまた同じイベントに出るということで,
個人的な昔話から,バンドの交流関係について,来るべきライブについて,
話は大いに盛り上がったのでした。
四人囃子については,大名盤『一触即発』を始めとする音源が残っていますし,
近年は森園さんも復帰して散発的にライブを行なっていますので,
そのイメージは浸透していると思うのですが,
スモーキー・メディスンは,言ってみれば日本一有名な“アマチュア・バンド”。
チャー,金子マリ,ナルチョこと鳴瀬喜博など,
そうそうたるミュージシャンによるバンドだったにもかかわらず
アルバムを出さないで解散してしまったので,
その音楽は,当時のライブを見た人の頭の中にしかなかったのです。
対談では,スモーキー・メディスンがどういう音楽を目指していたか,
それを森園さんがどう感じていたか,などについても語られました。
また,チャーさんが四人囃子の音楽性に非常に共鳴していたことなども。
この対談はギター・マガジン4月号に掲載しますのでお楽しみに。
現在は奇しくも同じストラト弾き。
撮影の合間に,お互いの愛器を見せっこするふたりなのでした。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:06
2008年02月15日
ポリスのライブを観てきました
行ってきました。ポリスのライブ。
会場に入る前に,東京ドーム敷地内にあるY書店をのぞいて,
ギター・マガジン3月号があるかどうかチェックすると,
どこを探しても見あたりません。
他社から出ているポリス特集号やアンディ・サマーズ自伝などは
大きく陳列されていましたが,ギター・マガジンはありません。
これは売り切れたのでは?と思い,
店員さんに「ギター・マガジンないですか」と聞くと,
「売り切れました」と即答。
アンディ・サマーズの最新インタビューを巻頭に載せた3月号は,
予想通りの反響があったようです。
逆に,ここで反応がなければどこで反応があるのだ,
というわけで,ホッと胸をなでおろした小心なおいらなのでした。
手前みそではありますが,このインタビューは相当に面白いので,
ぜひとも読んでいただきたいと思います。
このたびの世界ツアーでアンディが使用している機材の全貌も解説しています。
さて,東京ドームに入場。
ラッキーなことに,席はアリーナ左ブロックの前から二列目。
ステージからはやや外れた位置ですが,
十分に肉眼でメンバーを確認できそうです。
おまけに,巨大スクリーンがまさに目の前。
この上ない条件でした。次第に興奮してきました。
回りを見渡すと,やはり30代以上の方が大半を占めているように見えました。
男女半々という感じです。
この中には,となりの武道館で行なわれている
近藤真彦のバレンタイン・ライブと天秤にかけ,
泣く泣くマッチを捨てて,
こちらに駆けつけた女子も多いのではないかと推察されました。
なぜそう言えるのかって? だって,丸かぶりの世代ですから。
海の向こうをポリスが席巻している時代に,
たのきんトリオが我が国を席巻していたというのは歴史的事実でありまして,
どちらも等しく愛していたという女子を実際においらは知っています。
だからといって,みんなそうだとは限りませんが。オッホッホ。
なに? たのきんを知らない?
そういう人は親か上司に聞いてください。
まったくの余談ですが,名字が「近藤」というだけで,
中学時代のあだ名が「マッチ」になってしまったという
不運の持ち主を3人ぐらい知っていますが,もはや隔世の感。
今やそんなことはあり得ないでしょう。
未だに呼ばれ続けている人が我が社にもおりますが。
かくしてライブは始まりました。
会場内の怒号がぐんぐん高まり,客電が落ちると,
3人がいきなりすっと現われて,「孤独のメッセージ」をやり始めました。
種々のブログや報道によって,今回のツアーのセットリストは
事前に明らかになっていましたので,ふむふむそのとおりだなと確認。
メンバーはおいらから20メートルぐらいの距離で演奏しています。
これは掛け値なしの感動です。
あのポリスがこんなに近くでプレイしているのですから。
メンバーのテンションは初めから高めで,
当たり前ですが,プロフェッショナルのステージでした。
スティングは鍛え上げられた体で,ほれぼれするようなカッコよさ。
声もよく出ていたし,あのメインのベースを自在に操り,
バンドの司令塔となっていました。
サマーズは,本誌のインタビューでも語っていたように,
とにかくよく動き回り,ドラムのライザーに登ったり,
飛んだり跳ねたり,ロックスターのポーズを決めたりで,
とても65歳とは思えない精力的なパフォーマンスをしていました。
ギターは赤のストラトがメインで,
4曲ほどでフェンダー製シグネイチャーのテレを使ってました。
そのプレイは,ひとことで言うと職人芸。
練りに練られたコードバッキング,そして得意のディレイ技,
演奏のコード感と装飾的な部分を支配しているのは明らかに彼でした。
ポリスの曲をコピーしようとすると,
弾くところが意外に少ないなと思ったりするものですが,
曲の初めから終わりまで,せわしくコードチェンジを繰り返し,
ここぞというところに的確なテンションノートを放り込み,
絶妙なタイミングでディレイの返り音を響かせる彼のプレイは,
やはり一筋縄ではいかない魅力的なものです。
インタビューでも語っていたように,エフェクターの操作は
バックステージでローディが行なっているとのことで,
サマーズはひたすらプレイに専念していました。
その顔は終始仏頂面。
失礼ながら,もはやこれはトレードマークと言っていいでしょう。
広辞苑で「仏頂面」を引いたら,
「アンディ・サマーズの顔」と説明があってもいいような典型的な表情です。
人間ここまで仏頂面で通せるものかと感激すら覚えますが,
コンサートの中に数回,ニコッとする瞬間があり,
その笑顔はたまらないほど魅力的なのでした。
そしてギター・ソロ。これもインタビューで語っていたことですが,
とにかくソロを弾きまくるのです。
これは過去のポリスにはなかったことでした。
多くの曲の間奏で,延々ソロを弾きまくります。
そしてトレモロアームを頻繁に使ってビブラート。
何かに取り憑かれたようなプレイでした。
とにかくソロ,ソロ,ソロ。
親の敵かというほど速弾きのソロを繰り出します。
あまりに多いので,正直言って,トゥーマッチの感は否めませんでした。
ギター・マガジンのおいらでもそう思うのだから,
一般の客は余計にそう思ったかもしれません。
もちろんプレイ自体は素晴らしく,
サマーズのうまさがはっきりと示されたのですが,
帯に短しタスキに長しという日本のことわざもあります。
何事も中庸というのがいいのかもしれません。
スチュワート・コープランド。これはもう素晴らしい!
文句のつけようがない!
大好きなドラマーですが,生で観てさらに好きになりました。
何が好きかって,あのスネアの音。
パンと甲高いスネアの音がたまらなく好きです。
僭越ながらギタリストの視点から申しますと,
バンドというのはドラムが好みに合わないと,
まったくやる気が起きないもので,コープランドみたいに叩く人とは
本当に気持ちよくセッションできるのです。
あ〜,コープランドと一緒にやれたら気持ちいいだろうな,
そしたら死んでもいいなとあり得ない妄想にひたることもできました。
細かいセットリストが気になる人は,いろいろ検索してみてください。
おいらがカウントしたところでは,
昨日は19曲で,大阪より1曲多かったようです。
ただ,メドレーっぽい構成もあったので,違うかもしれませんが。
アンコールの一回目は「キング・オブ・ペイン」,
「ソー・ロンリー」,そして「見つめていたい」。
「見つめていたい」の有名なアルペジオは,原曲とは姿を変えて,
やや簡素な感じになっていました。
これが終わると,スティングとコープランドが
バックステージに引っ込んだのですが,
サマーズは舞台に残って,客を煽ります。
演出に違いないですが,ちょっと仰天。
これまでまるで客とコミュニケートしようとしなかったのに,
一体どうしたの?と面食らいましたが,続けて客を煽り,
ステージ裏に向けて,二人を呼び込んでいます。
そしてここぞというタイミングで「ネクスト・トゥー・ユー」の
ギター・リフを引き出しました。
それに合わせてスティングとコープランドが登場。
怒濤のセッションが開始され,会場は再び興奮のるつぼへ。
以上,ほぼ2時間。完璧なステージでした。
今のポリスが見せうる最高の出来だったことは間違いないでしょう。
ただおいらの中には,ややもやもやとしたものも残っていました。
それは,どうしても全盛時代の
シンクロニシティー・コンサートと比べてしまうからなのです。
あのスリリングなパフォーマンスをビデオで観た時は,
この世のものとは思えないほどの興奮を味わいました。
このライブは80年代当時,LDの定番で,
ロック好きなら一家に一枚的な,ベストセラーでした。
今はDVDになっています。
なに? LDを知らない? 親か上司に聞いて下さい。
あれを観た時の衝撃は忘れることができません。
今回の再結成ツアーの高い評判を各所で聞くたびに,
どんどん期待が高まり,いつの間にかあれと同じものを
見せてくれるのではないかと思いこんでいるようなところがありました。
残念ながら,90%ぐらいと言わざるをえません。
それは仕方がないことというか,当たり前のことなのですが,
それでも夢を見たかったというのは欲張りすぎでしょうか。
いずれにしても,この歴史的な瞬間に立ち会えたことを誇りに思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:48
2008年02月12日
ギター・マガジン3月号は明日発売です

ギター・マガジン3月号は明日発売です。
表紙巻頭特集はB.B.キング,
エイモス・ギャレット特集,ポール・ギルバート特集,
そして再結成ツアー中のポリスのアンディ・サマーズの
ロング・インタビューも掲載。
明日は東京ドームでポリスのライブですね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:56
2008年02月10日
圧巻! レイジのライブ
今日は幕張メッセでレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの
ライブを見てきました。
圧巻!
すさまじいパフォーマンスでした。
言葉で多くを語っても意味がないかもしれません。
一度のライブとして、長くもなく短くもなく、
必要かつ十分な選曲で、恐ろしいほどの完成度で演奏しました。
これほどのライブができるバンドが、
これまで解散していたなど、世界の損失としか思えません。
なにしろ集中力がものすごくて、1曲1曲淡々と進めながらも、
静かに熱く温度を上げていきます。
曲を進めるにつれて、メンバー自身がノッてくるのがありありとわかりました。
そして、臨界点を迎えると全員で一挙に爆発。
この瞬間のグルーヴはすさまじい破壊力です。
いや〜「ブルズ・オン・パレード」カッコよかった〜。
トム・モレロのギター・プレイをひとことで言い表わすには、
大変月並みではありますが、「独創的」。これ以外にありません。
そして、すべてに意味のあるギター・プレイなのです。
お馴染みのワーミーを使ったプレイや、スクラッチなども連発していましたが、
そういった「特殊」奏法も含め、すべてのプレイに物理学的な調和があり、
さらには数学的な美がありました。
本編1時間、アンコール10分、大満足でした。
繰り返しになりますが、この時間に必要かつ十分な選曲で、
ピタッとタイトに体力と集中力のすべてを
注ぎ込んだパフォーマンスだったと思われます。
これ以上でも以下でも、見るほうの感動は殺がれていたでしょう。
アンコール終了後、
ステージ上の4人も明らかに感極まった様子で、サークル状に抱き合って、
喜びをあらわにしていました。
まさに歴史的なライブと断言できます。
今後、語り継がれることになるでしょう。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:53
2008年02月04日
ギター・マガジン3月号校了しました!
ギター・マガジン3月号は校了しました。
表紙巻頭特集は,B.B.キングです。
ザ・ポリス再結成ツアー中のアンディ・サマーズの最新インタビューも掲載!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:55
2008年02月03日
第一発見者

今日は雪です。
子供ははしゃぎ、
犬は喜び庭かけまわり、猫はコタツで丸くなるわけですが、
大人になると単純に喜んでもいられません。
電車が止まる。移動が困難。道が凍る。
などなど、さまざまな障害が発生するので、
そのための対策をとらねばなりません。
なぜならそれが大人というものですから。
大人にとって雪は困りもの。
ユニコーン的にいえば大迷惑、
Mr.ビーン的に言えばカンヌで大迷惑なわけですが、
それでも、なんとなくどこかで心がワクワクするもの。
雪を単純に喜べるかどうかが大人と子供の境目かと思いますが、
いくつになっても、雪が降ってると、
まず第一発見者になりたいと思うのはおいらだけでしょうか。
そしてそれを誰かに教えたい。どうしてだろう。
ギター・マガジン1月号では、
ソロ・ギターのしらべ〜ウインター・ソング特集をやりましたが、
その中でユニコーンの「雪が降る町」を取り上げました。
今日みたいな日にいかが?
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:05
2008年02月01日
マイク・ケネリーを見てきました

校了間際ですが、マイク・ケネリーのライブを見に行ってきました。
想像以上のすごい人。
前半は、テイラーのアコギ1本で
変則チューニングを駆使した超絶・悶絶の弾き語り。
変な3連アルペジオ。弦切りそうなピッキング。
普通のコードはひとつも弾かない。
どうやったらあんな風に弾けるんでしょう。
おまけにギターとピアノを同時にプレイ。歌もかなりうまい。
さすがはザッパ門下。
後半は鬼怒無月を始めとする日本勢がサポートし、
すさまじいインプロヴィゼーション大会に!
最後にやったザッパの「ブラック・ページ」は手に汗握るテンションで、
ハラハラドキドキのユニゾンが炸裂していました。
いや〜、すごい。カッコいい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:40
2008年01月30日
沖縄,料理,勘太郎。
![]()
今日の東京は,やや暖かくてラクでした。
冬の気温としてはこのくらいが妥当ですね。
これから三寒四温ということで徐々に春になっていくのでしょう。
さて,ギター・マガジン・オンラインでは,
今日,内田勘太郎の新コラムをアップしました。
ギター界随一の料理人の異名をとる勘太郎さんが,
得意の腕をふるったレシピ集です。
名づけて「丘の上勘ちゃん食堂のてーげーレシピ」。
ご飯三杯はいける極上の一品をお楽しみ下さい。
丘の上勘ちゃん食堂というのは,
勘太郎さんの「雇われ人」お運びしん子さんのブログの名前で,
ギターブログナビにもリンクされていますが,
沖縄在住の勘太郎さんの演奏活動や
身辺の様子をユーモラスにつづったとても面白いブログです。
ここでたびたび勘太郎さんの手料理のエピソードが出てくるので,
ああ,おいしそうだなあとしげしげ眺めていたのですが,
そのうちふと,料理のコラムを書いてもらえないかなと思ったのです。
おそるおそる依頼してみると,快く受けて下さいました。
この先どんなレシピが登場するのでしょうか。
沖縄,料理,勘太郎……。暖まりますね〜。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:53
2008年01月29日
ジミー・ペイジ記者会見をくわしく
先ほど,ジミー・ペイジ記者会見の詳しい様子を
ギター・マガジン・オンラインにアップしました〜。
ザッパ・プレイズ・ザッパのレポートも上がってます。
今日はギター・マガジン3月号の校正と
ペイジ記者会見にかかりきりで,力尽きました。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:04
2008年01月28日
ジミー・ペイジがやってきた!
ギター・マガジン・オンラインでも発表しましたが,
ジミー・ペイジがやってきました!
あのZEPの再結成ライブ以来,公の場に出るのは世界でも初めてだそうです。
ロマンスグレイの長髪にすらりとした長身のペイジはとてもカッコよかったです。
今回は,昨年出たベスト盤『マザーシップ〜レッド・ツェッペリン・ベスト』と
『永遠の詩(狂熱のライヴ』のプロモーションのためでしたが,
まあ,しゃべるしゃべる。
これでもかというくらいよくしゃべる人でした。
オフィシャルなレポートは明日ギター・マガジン・オンラインに書きます。

『マザーシップ〜レッド・ツェッペリン・ベスト』

『永遠の詩(狂熱のライヴ)』
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:13
2008年01月24日
ギター・マガジン3月号は入稿大詰め
年が明けて,雪が降って,あっという間に
ギター・マガジン3月号の締め切りがやってきました。
編集部の目の色が変わってます。
今日はパット・メセニー・トリオの新作『DAY TRIP』をBGMに書いてますが,
いや〜,素晴らしい。
しょっぱなからぐいぐい引き込まれます。
スリリングなプレイ,リリカルな音色,
メセニー・ミュージックここに極まれり,という文句なしの傑作です。
このトリオを,この演奏を生で見たら,衝撃でひっくり返ってしまうかも。
というかひっくり返りたい。
それほどライブに期待させる作品です。
いろんなギタリストがいろんなギターの弾き方をするわけですが,
ギターとはこういう風に弾くものだと
はっきりと教えてくれるアルバムに出会った時,
ギターを弾いていてよかったなあとつくづく思います。
これは間違いなくそんな作品です。
無理とは思いますが,コピーに挑戦してみようかしら。
なんでこれを聴いているかというと,
3月号のディスクレビューで取り上げたからです。
さきほどやっとこさレビューを書き上げました。
3月号の内容は徐々にお知らせしていきます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:40
2008年01月23日
雪化粧
先ほど、ざっとギター・ブログ・ナビを渉猟したところ、
今日は雪の話題が多いですね。
それも無理もないほど、
首都圏の人は雪の一降りに一喜一憂するのでした。
実はおいらの田舎は、降る時はけっこう降るので、
ある程度心得はあるのですが、
やはり一喜一憂してしまいます。
でもって、大人になってからは雪がまったく楽しくない。
今日は、渋谷のある高層ビルの最上階(あるいは少し下か)にある和食屋で
アメリカからやってきたあるメーカーの人たちとランチをしたのですが、
このビルのエレベーターというのがガラス張りの展望タイプだったため、
渋谷の町並みが一望できるのです。
面白いのはまわりのすべての雑居ビルの屋上が見わたせること。
上に行けば行くほど、一大パノラマが楽しめます。
渋谷の道玄坂周辺の雑居ビルがどんな感じか想像できる人は多いと思いますが、
案の定、目を覆いたくなりました。なんとまあ小汚い。
屋上に一体何があるのか見極めたい気持ちに駆られましたが、
何しろ一瞬のことなので、とても無理。惜しいことをしました。
雪化粧がなかったら、渋谷の本当の姿を見たかもしれません。
ま、だからどうということはないんですがね。
今度はすっぴんの時を見計らって行ってみよう。
このエレベーターはぜひともガイドブックに載せたいものです。
街ミシュランでもあれば、三つ星に決定★★★。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:17
2008年01月22日
ギター・マガジンの発売日前後に思うこと
ブログとは何なのか未だによくわからないおいらですが、
おいらなりに考察していることはありますので、
それについてはいずれ書こうと思っています。
このブログに何を書くかは、
ここ数年の試行錯誤の末に、だいたいのところは固まってきました。
で、その一環として、ギター・マガジンの発売日前後には
ギター・マガジンの内容を書くということでガイドラインを定めたのですが、
これは我ながら自分をほめてやりたいほど
画期的な方策だったと自己満足しています。
なにやら自分ほめ殺しのような修飾語のオンパレード(死語)で、
読みづらくて仕方ありませんが、すいません。
だいたいにおいて、ギター・マガジンの変酋長が
ギター・マガジンのことを書くのは至極当たり前。
書かない方がどうかしているわけですが、
まあ、ブログというものが何なのかよくわかっていないだけでなく、
今だにネットなるものが何なのかよくわからない有様ですので、
これからも試行錯誤を重ねて、精進したいと思います。
何はともあれ、発売日前後にはギター・マガジンの内容を書けばいいという
方法を開発したことで、ものすごく気持ちが楽になりました。
と申しますのは、何を書いていいのかわから〜ん
という状況をとりあえず回避することができるからです。
何? ギターのことを書けばいいじゃないかって。
おっしゃるとおりです。
それはいつもいつも考えるのですが、
ギターのことはギター・マガジンに死ぬほど書いてあるので、
おいらとしてはぜひともそちらを読んでいただきたいのです。
音楽のことを書けばいいじゃないかって?
それもギター・マガジンにたくさん書いているので、
できればそちらを読んでいただきたいのです。
誰が考えてもわかるように、
ギター・マガジン・ブログの題材としてふさわしいのは、
おそらくはギターのことと音楽のことなのでしょうが、
どちらもギター・マガジンにディープに書いてあるわけで、
このブログに書いたところであまり意味はない。
というわけで、ギター・マガジンにはこういうことが書いてある
ということをこのブログに書くことは
非常に正当性のあることのように思われます。
というわけで、やはりギター・マガジンの発売日前後に
ギター・マガジンの内容について書くことは、やっぱり意味があるのでした。
というわけでの連発ですが、今日も内容を書くことにします。
2月号のインスト特集は、メサ・ブギーです。
現地取材を敢行した決定版。
最新機種をDAITAがばっちり試奏して、実に的確なコメントをくれました。
ギター工場もいいものですけど、アンプ工場というのもいいものですね。
工場萌えしてしまいますよ。うっふふふ。
ノウハウ特集は、3連符の徹底トレーニング集と
7th,9thを活用したコード・ボイシングのアイディア集です。
どちらも苦手なギタリストが多いのではないでしょうか。
弱点克服のためにぜひお役立てください。
さて、今日、編集部に来る電車の中で
桐野夏生の『白蛇教異端審問』を読んでいたら、
ネットに関して、自分と考えを同じくするようなことがたくさん書かれてあり、
一心不乱に読み切ってしまいました。
最近、椿屋四重奏をよく聴いています。
ユニークなバンドです。同じようで違う。
さあ、3月号の締め切りも間近。
編集部一同頑張ります。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:48
2008年01月21日
サンボマスターかく語りき
しかし寒い日がつづきますね。
おいらの感覚だと,今日がこの冬一番寒い日です。
ケツから冷え上がってくるこの寒さ,こたえますよ。よよよ。
さて,サンボマスターの新作『音楽の子供はみな歌う』がもうすぐ発売されます。
ギター・マガジン2月号ではサンボ山口隆の最新インタビューを行い,
ミニ奏法分析も付けています。
今回のサンボのアルバムは,全編疾走系のとても明快なロックアルバムで,
その純度には驚かされます。
ギター・マガジンのレビューで,おいらは次のように書きました。
サンボマスター待望の4作目。どこを切っても“渾身”の文字が浮かび上がってくるようなテンションの高さと光のスピードで、ギター・ロックの王道を突っ走る。ライブ盤といっていいほどのこの生々しさに、サンボかくあるべしと思わず膝を打った。新しい音楽性は特に見あたらないが、山口のギターはいよいよ芸風を確立し、格段に凄みを増している。荒々しくレス・ポール・スペシャルをかき鳴らすそのプレイは、もはや至芸というべき領域に達し、黒光りしているのだ。加えて、時折エモーショナルに奏でられるソロは、一音一音に意味がある。言葉がある。胸の奥までじんじんと響いてくる言葉が。ここにロックとソウルはまたひとつ幸せな融合を果たした。
当たり前ですが,サンボも他の誰とも違う音楽をやっています。
本当に不思議です。そして感動します。
2月号では,奥田民生と山口隆のエールの交換というのをやってます。
お互いのページにお互いが出張して,コメントを述べるというもので,
どちらもそのあまりの的確さに笑いました。
奥田が「(山口は)ギタリストの個性っていう点では相当あるでしょう」とやれば,
山口が「あの人が好きな音は土の臭いがする」とやる。
うるわしい兄弟愛みたいなもんですね。
いいミュージシャンは耳も目もいい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:21
2008年01月18日
禅問答
昨日はレミオロメンのライブを見てきました。
なんというか心温まる平和なコンサートでした。
藤巻亮太は,グレッチのカントリー・ジェントルマンをメイン・ギターに,
ストラト,レス・ポール,ムスタングとけっこうめまぐるしく
ギターを換えながらプレイしていました。
ここのところ,人間椅子,バンプ・オブ・チキン,Ken Yokoyamaと
頻繁にライブを見ていることは昨日も書きましたが,
レミオロメンを見ていたら,ふとあることに気づきました。
それは,みんな全然違う音楽だなあということ。
当たり前っちゃあ当たり前ですが,よく考えると不思議だなあと。
なんでみんな違う音楽をやるんだろう。
これは真剣に検討すべきことのように思えます。
おそらくほとんどの人はコピーから始めるはずで,
おいらももちろんそうでしたが,コピーで十分満足。
オリジナルをやろうと思ったこともありますが,
結局満足できるものを作ることができず,
それならコピーの方が断然楽しいので,それ以上の発展はなかったのでした。
今プロで活躍している人でも,
おそらくはコピーから始め,その後オリジナルに移ったものと思われます。
ごくまれに始めからオリジナルをやっていたという人に出くわしますが,
おいらの長い取材経験上,こういう人は第一線に行けないか,
行っても長いこととどまれないことが多いようです。
あくまでおいらの経験談ですよ。
これは想像ですが,コピーからオリジナルに移るには,
オリジナルの方が良いと心から思えなければ無理だと思われます。
おいらも恥ずかしながらオリジナルは作ったことはありますが,
どれひとつとして他人の曲よりいいと思えるものがなかったので,
決して発表しようなどとは考えませんでした。
オリジナルを発表する人は,
自分の曲の方が他人よりいいと判断する人なのではないでしょうか。
いやいやそれだけとは言えません。
善し悪しの問題ではなく,他人とは違う,
というところが判断の根拠なのかもしれません。
少なくとも,他人と同じではオリジナルの意味がありませんから,
「違う」という点は圧倒的な値打ちです。
ふむふむ。だからみんな,それぞれの音楽は違うのだな。
そういうことかな。
でも,「違う」だけでは良いとはいえないかもしれない。
そもそも,「違う」とか「良い」とか判断するのは聴く側の方では?
それはそうですが,少なくとも発表する側が「違う」とか「良い」とか
判断しないものをそもそも発表するわけがなく,
やはり先に作り手の判断が存在するはず。
そうこうして,作り手の判断と聞き手の判断が混じり合って,
太古の昔から音楽は栄枯盛衰してきたのでした。
でも,そもそも音楽であるかどうかは誰が判断するんだろう。
難問です。
ただ,人間椅子とバンプとレミオロメンとKen Yokoyamaが
すべて同じ音楽だったらイヤだ。
それだけはイヤだ。
それはそうと,来週は締め切り。
今日は帰って,「未来講師めぐる」でも見よっと。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:35
2008年01月17日
奥田民生そしてデレク・トラックス
今年は年頭からすでに3つもライブを見に行きました。
人間椅子(+ニューロティカ),バンプ・オブ・チキン,Ken Yokoyama。
そして,今日の夜はレミオロメンを見に行ってきます!
なんかライブ三昧の年になりそうで,ワクワクです。
さて,ギター・マガジン2月号では,奥田民生の特集もしています。
最新作『Fantastic OT9』をみなさんはもう聴きましたか?
これが,さすが民生と膝を打ちたくなるぐらいの傑作です。
なんというか,ロックなんですよ。
これがロックでなかったら何がロックなんだという感じの。
ご本人も,なんとなく“番長”的風格が出てきましたが,
それに相応しい有無を言わせない作品ですね。
ひよっこにはこの音楽は作れないだろうという感じの。
才能の枯れない人というのは本当に才能が枯れないんですね,
冒頭から貫禄がぷんぷん。
一聴,すごいアルバムだなと思いましたよ。
近年はアルバムのギターはほぼひとりでこなす民生さんですが,今回も同様。
いつものレス・ポール・スペシャルやら59年レス・ポールやら
フェンダー・ムスタングやら,エピフォン・カジノやらを使って,
ごっつい音を聴かせています。
インタビューではギターについて詳細に聞いています。
抱腹絶倒のおもしろさでした。
このアルバムを作る過程で奥田民生が気づいたこと。
それは次のやりとりに集約されています,
GM 本当にライブっぽいアルバムですよね。
奥田 今回はバンド全体として録音がうまくいってるんですよ。
自分のイメージと近いっつうかね。“ちょっとこれ,録音の仕方が
わかっちゃったよ”って感じもあるぐらい。
なんだ,ちゃんと弾きゃあいいのかと(笑)。
ツマミいじってる場合じゃないんじゃないかと。
この続きはギター・マガジン2月号でご覧下さい。
![]()
Photo:Masayuki Noda
そしてそして,あのデレク・トラックスがまたやってきました!
昨年11月から12月にかけての公演は大成功。
唯一無二のスライドプレイを炸裂させました。
今回,ギター・マガジンでは小沼ようすけとの対談をセッティング。
ともにジャズにルーツを持つふたりの愛情溢れる対談は,
互いの発言に触発された,インプロビゼーション的発言が行き交い,
まさにトークセッションと呼ぶべきものとなりました。
ギタリストならではのマニアックな内容です。
記事内では,今回のライブでデレクが使用した機材も紹介しています。
デレクが使ったあのビザールギターが何か気になってた人も多いでしょう。
ライブレポートは,ギター・マガジン・オンラインにすでにアップしてますので,
あの公演の模様を味わってみて下さい。3公演を詳細にレポートしています。
【ライブ・レポート】
11月25日 恵比寿ガーデンホール
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:36
2008年01月15日
Ken Yokoyamaの武道館ライブを観た
13日,耳まで凍りそうな寒空の下、
武道館へKen Yokoyamaのライブを見に行ってきました。
昨年のギター・マガジン9月号で取材した時に、
ちらりと武道館に向けた意欲を語っていた健さんですが、
一体どんなライブになるのか楽しみでした。
何しろ武道館といえば、ロックを愛するある世代にとっては特別な場所。
初めてこのライブの構想を聞いた時は、
ああ健さんらしいなと思ったものです。
そういうロックの夢が生きてる場所なんですよ。
その感覚はジャストにわかります。
会場の外には、グッズを買い求める人たちの長蛇の列。
なんでも前日からの徹夜組もあったらしく,
くねくねと蛇行しながら敷地内を人が埋め尽くしていました。
おそるべしKenグッズ。
会場内は、3階のバックステージ席までびっしり埋まった人、人、人。
アリーナは六区画の巨大モッシュピットとなっておりました。
オープニングはブラフマン。びっくりの登場です。
渾身のハードコアなステージに会場が揺れていました。
さて,激しい拍手に迎えられてKen Bandの入場。
そう,登場よりも入場という表現が相応しいように感じました。
初めからいつものKen Bandの演奏です。
最新作『Third Time's A Charm』からの曲も多数盛り込んだ豪快なステージ。
演奏の合間に,舞台を踏みならして全身で喜びを表現する健さん。
「来たぜ!武道館。でっけえ,かっけえ!」
この言葉にすべてが集約されていました。
ギターはニュー・シグネイチャー・モデルの
ESP助六 IGUANAをメインにしてました。
アンプはお馴染みのディーゼルで,よく抜ける音でした。
アンコールも含めて約30曲。
一回目のアンコールが終わると,ちらほらと人が帰り始めたのですが,
ちょうどおいらの位置から,
ギターテクがアコギをセッティングしようとするところが見えたので,
あ,これはまだあるなと思い,待っているとやはりやってくれました。
これはある意味,予想どおりの展開でした。
ライブの最後は「Father's Arm」で締めるだろうなという予感があったので,
いよいよアコギの出番かと,こちらも気合いを入れ直しました。
アコギ一本でSittin' Alone。
まず始まったのは「Over The Rainbow」でした。
CDではエレキで弾いていたものにアコギで挑戦。
正直言って粗かった……。
しかし,そのプレイは最高にエモーショナルで,
さっきまでダイブを繰り返していたアリーナの客が
示し合わせたように地べたに腰を下ろし,体育座りして拝聴するという
清々しい光景を生み出しました。
ここで会場からリクエストを募り出す健さん。
あくまでも自然体です。
ミニー・リパートンの「ラヴィン・ユー」なども演奏されました。
そしてラストのラスト,やはりこの曲。「Father's Arm」でした。
父親の息子に対する気持ちを切々と歌った佳曲です。
最新作の『Third Times A Charm』はある意味堂々たるラブソング集なのですが,
その中でも最大のハイライトと言えるでしょう。
すぐれたパンクロッカーはすぐれたラブソングを書く。
生で聴いて,改めてそのことを思いました。
歌い終わると,かけよってきたスタッフに赤いバスタオルを巻かれ,
健さんは退場していきました。
その後ろ姿は最高に幸福そうでした。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:13
2008年01月11日
ギター・マガジン2月号は明日発売です
ギター・マガジン2月号は
バンプ・オブ・チキンの藤原基央を表紙に明日発売されます。
ジャズ・ギタリスト進化論はグラント・グリーン,
他に,先頃来日して大旋風を巻き起こした
デレク・トラックスと小沼ようすけの
スペシャル・トーク・セッション,
奥田民生特集,メサ・ブギー(海外取材敢行),
7th&9thで彩る魅惑のコード・ボイシング特集,
3連符のトレーニングなどなど,大充実の内容です!
ギター・スコアは
「ハイダウェイ」
ジョン・メイオール&ザ・ブルース・ブレイカーズ・
ウィズ・エリック・クラプトン
「カム・アズ・ユー・アー」ニルヴァーナ
「卒業写真」荒井由実
の3曲。
詳しい内容はコチラをチェックしてください。
昨日はバンプ・オブ・チキンのライブに行ってきました。
ツアー初日のZEPP東京でした。
力というものは目に見えないものですが,
確かに大きな力をこの目で見ました。
今日はイカ天ネタお休みです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:50
2008年01月10日
イカ天と併走した或る編集者の記録 その2
昨日のことですが、高校時代の親しい友人からメールがありまして、
「今日、人間椅子のライブがあるから来ない?」と誘われました。
何を隠そうこの友人、人間椅子がデビューした当時、
マネージャーを務めていたのです。
その後もバンドとは親しい付き合いを続けている模様。
友人Sとしておきましょう。
Sは、このブログをたびたびチェックしているようで、
おいらがイカ天ネタを書いているのを見てメールをくれたのです。
そう言われちゃ、行くしかないと、夕べライブに行ってきました。
もうずいぶん長いこと、見てないしな。
無性に見たくてたまりませんでした。
誘われたのは「大和塊(魂ではない)」という
渋谷のO-EASTで行なわれたイベントで、
人間椅子の他にニューロティカも出演するとのこと。
ニューロティカですよ、あのニューロティカ。
道玄坂を早足で歩いて会場に到着。
会場はほぼ満員で、人間椅子の出番はもう始まってました。
ステージを見た瞬間に衝撃が走りました。
ネズミ男ことベースの鈴木研一は、あのコスチュームではなく、
スキンヘッドに白塗りフェイスというスタイルでしたが。
音楽はまったく変わることなく、あの人間椅子がそこにいました。
サウンドは完全に確立されたもので、ものすごい説得力と迫力。
和嶋慎治はやはりギブソンSGで轟音を鳴らしていました。
途中のMCで「年末のイカ天スペシャルを見た人?」と
ネズミ男が呼びかけると、驚いたことに、
会場の半数ぐらいの人から声が上がりました。
ほとんどが女性客で、20代前半とおぼしき年齢層が過半と思われます。
イカ天はこの年代にも関心あるのね、と改めて思い知らされました。
そしてバンドは、「それではみなさんが審査員です」と叫んで、
イカ天初出演時のあの曲「陰獣」をやりだしたのです。
重低音が鳴り響き、会場は激しく縦揺れ。
終わると、ひとこと「完走!」とネズミ男が叫びました。
意味わかりますよね。
和嶋さんのギター・プレイはより重みを増し、黒光りするようでした。
そのルックスはジョニー・デップに似てきたという説もあるそうで(?)。
人間椅子を見たことのない人もある人も、
何か言いしれぬ存在感を感じたに違いありません。
心にどっしりとのしかかる重しのような。
やはり凄いバンドだと実感しました。
ライブ終了後、楽屋を訪ね、久々に和嶋さんにお会いしました。
思い返せば、デビュー当時に渋谷の公園通りにある喫茶店で
インタビューしてからほぼ20年。
とてもそんな時間が経過したとは思えませんでした。
挨拶を交わし、近況を報告し合い、短くも楽しいひとときでした。
そしてニューロティカのステージを見ました。
これは想像以上に楽しかった。結成24年というので仰天。
帰途、色んな意味でしみじみしました。
20年やりつづけるってのは大変なことだなと。
おいらは早い段階で音楽をあきらめてしまった人間なので、
そのことがよけいに身にしみました。
円山町の木枯らしに吹かれ、とぼとぼ歩いて神泉駅にたどり着くと、
ひとり井の頭線に乗ったのでした。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:45
2008年01月09日
イカ天と併走した或る編集者の記録 その1
昨日はポール・ギルバートが編集部にやってきました。
え,どのポール・ギルバートかって?
あのポール・ギルバートに決まってるじゃありませんか。
何が行なわれたかは詳しく書きませんが,
ゆくゆくのギター・マガジン誌面を楽しみにしていて下さい。
取材の模様は,近々オカオカ日記か担当のBがブログでお知らせすると思います。
ちなみにポールは1.23に新作を発表します。
本領発揮のポップなインスト集ですので,興味のある人はぜひ。
さて,私的イカ天ネタの続きを書きます。
年末のスペシャル番組を見ながらまず思ったのは,
なんか「エンタの神様」を見ているような感じだなということ。
とにかくよりどりみどりのいろんなバンドが現われては消え,
現われては消えたのでした。
中には記憶にないバンドもありましたが,80%ぐらいは覚えてました。
マサ子さん、ノーマ・ジーン、kusu kusu、宮尾すすむと日本の社長、
マルコシ、たま、ブランキー、大島渚、LANPA
フライングキッズ,アンダーテイカー、BEGIN、
AURA、remote、人間椅子……。
なにもかも懐かしい……とイスカンダルから戻った
沖田艦長のように目頭を押さえてしまいました。
こうしてみると,今も昔もまったく変わらないじゃん,というのが実感。
今いるバンドを見渡すと,イカ天全盛時の状況を
そっくりそのままワープさせたような感じさえします。
あの頃は,特殊とか色物とか変わり種とかいう名で
呼ばれたジャンルがすっかり定着して,
何があってもおかしくないという状況になったのが今だと
手に取るようにわかります。う〜ん,面白い。
偉大なる先達がこうして日本のロックを作ってきたのです。
もちろん,さらにその前があるわけですが。
さてさて,気になるバンドを寸評してみましょう。
強烈だったのはマサ子さん。
これは20年早すぎた。今ならありかもしれません。
今出現したら,おそらく21世紀の戸川純と言われて人気が出たでしょう。
戸川純からさほど間がなかったため,不当な色物扱いとなったものと思われます。
初代グランドキングのフライングキッズは,当時からおいらは苦手なバンドで,
どこがよいのかさっぱりわからなかったのですが,
今見てもわかりませんでした。
たしかに演奏力があって,ボーカルの浜崎の歌がすごいのはわかる。
でも,曲が……というのが変わらぬ印象です。
ノーマ・ジーン。
マリリン・モンローの本名がノーマ・ジーンだと知ったのは
このバンドのおかげです。
そういう人は多いのではないでしょうか。
単純にポップで好きでした。
たしかBMGからデビューしたように記憶してます。
この頃のガールズバンドの化粧は,80年代末期に共通の特徴があって,
眉が太くて妙にケバイのですが,
当時はなんとも思いませんでした。
竹の子族とかバブルとかいろんなものがミックスされた
今ではなかなかお目にかかれない貴重な記録でしょう。
remote。イカ天史上でも最大級に物議を醸したバンドですが,
当時のギター・マガジン編集部でも同様でした。
おいらはあの堂々たる歌謡ロックが好きでしたが,編集部では総スカンでした。
今見ると早すぎたシャ乱Qという感じもします。
いや,やや遅いCCBだったのかもしれません。
このバンドは原宿のホコ天を拠点にしており,
間違いなく竹の子ファッションの末裔と言えるでしょう。
たしかワーナーからデビューしたはず。
人間椅子。衝撃でした。
文芸ロックというあるようでなかったジャンルを切り開き,
江戸川乱歩と太宰治の名を広くリバイバルさせました。
おどろおどろしい曲調はブラック・サバス直系。
ギターの和嶋慎治は,
トニー・アイオミよろしくギブソンSGを操り,
津軽三味線の音まで再現して見せました。
kusu kusu。なんというかトロピカルなイキのいいバンド。
今見るとジャニーズ系のボーイズを取りそろえたような感じで,
やっぱり早すぎたのかもという印象。音楽的にはしっかりしていました。
たま,AURA,宮尾すすむと日本の社長,大島渚などは次回に。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:27
2008年01月08日
あけましておめでとうございます
皆様あけましておめでとうございます。
今年もギター・マガジンとギター・マガジン・オンラインを
どうぞごひいきによろしくお願いします。
新年一発目のBGMは髭(HiGE)の『Chaos in Apple』でございます。
昨年最もよく聴いたアルバムのひとつですが,年が明けても気に入ってます。
なんというかスケールのデカいロックで,
旧来の物差しがあんまり通用しないようなタイプだと思います。
不覚にもまだライブを見たことがないので,今年は見に行きたいです。
さてさて,年もあけて2008年。
平成でいえば20年という節目の年であります。
私事ながら,元号が昭和から平成に変わったその瞬間,
自分がどこにいて何をしていたかはっきり記憶しているので,
あれからもう20年もたっちゃったんだよとは到底信じられません。
驚天動地の出来事です。
その変わった瞬間の「気持ち」までありありと思い出すことができます。
昨日のことはすぐに忘れるのに,だいたい20年ぐらい以前のことから
より記憶が鮮明になってくるのは,おいらの記憶力が良いからでしょうか。
それとも悪いからでしょうか。
そんなことはどうでもいいとして,
年末年始,おいらのトピックのひとつは,年末のイカ天スペシャル番組でした。
イカ天の歴史と歴代イカ天キングをずらりとダイジェストで紹介するもので、
出てくるバンドみな、あ、これ知ってる、懐かしい!と
思わず声をあげてしまいました。
アンダーテイカー、マサ子さん、フライング・キッズ、AURA、
たま、ノーマ・ジーン、人間椅子、kusu kusu、マルコシアス・バンプ、
BEGIN、ニュース、グイーン、LANPA、そしてブランキー。
思わずテレビの前に正座して,食い入るように見てしまいました。
いつの間にか,ずるずると前に進んでいたようで,
気づくと,顔面が画面まで20センチぐらいのところまで近づいていました。
いや,全然飽きなかった。文字通り目が釘付け。足がしびれました。
平成の御代と同時にスタートしたこの番組,
当然ながら昨年末の時点で19周年なのですが,
これがほぼ20年前の番組かと思うような発見がいくつもありました。
イカ天が始まった時,
おいらはギター・マガジン編集部に入ってほぼ半年。
まだ紅顔の美少年の面影をとどめている頃でした。
編集者として駆け出しの頃、
あの怒濤のような無我夢中の時代をおいらはイカ天と併走していたのでした。
あのバンドもこのバンドも取材しました。
思い返すと万感胸に募ります。
しばらく私的イカ天ネタを書いてみようと思います。
というわけで,BGMはたまの『きゃべつ』。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:17
2007年12月28日
今年もご愛読ありがとうございました!
今年もギター・マガジンをご愛読いただきありがとうございました。
来年もなにとぞよろしくお願い致します。
2月号の表紙巻頭特集はバンプ・オブ・チキンの藤原基央です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:27
2007年12月26日
ウエスを制す者はジャズ・ギターを制す その2
いよいよ暮れも押し詰まりました。
1月から12月まで12ヶ月あったとはとうてい信じられないのは
おいらだけではないでしょう。10ヶ月ぐらいじゃなかったのかな。
今年もあっという間でしたよ。よよよ。
というわけで、現在、ギター・マガジン編集部は2月号の校了まっただ中。
てんやわんやの校正中です。
これはどこの編集部でも同じで、
無事仕事を終えて正月を迎えようと頑張っているのです。
そういえばこないだ雨が降りました。
冬の冷たい雨ほど嫌なものはありません。
あれにやられると、ホント泣きたくなってしまいます。
ユーミンに「冷たい雨」と「12月の雨」という歌がありますが、
あんな気持ちですかね。いや違うな、オッホッホ。
それはそうとして、
ギター・マガジン1月号の
ウエス・モンゴメリー特集はお読みいただけましたか。
しばらく前のエントリーでウエスのDVDのことを書くと言いながら、
のばしのばしにしてきましたが、ここで書きます。

ライヴ・イン’65
(NAXOS)
ウエスは飛行機嫌いで有名で、
海外公演は65年のヨーロッパツアーのただ一回しか行なっていません。
その時の貴重な演奏を収めたのがこのDVDというわけです。
オランダ、ベルギー、イギリスの3カ所での映像です。
まずはオランダの映像。
これはスタジオライブらしきもので、スタジオの中央にいすを据えて、
周りにミュージシャンを従えて、時折指示を飛ばしながら、
楽しそうに演奏しています。
ピアニストに手取り足取りコードを教えているシーンなどもあり、
ジャズとはこんなものかしら?
とその醍醐味を味わわせてくれます。
ウエスがコードを指南しているシーンというだけで鳥肌ものですが、
ミュージシャンがどうやって曲を覚え、それを咀嚼しながら演奏するのか、
その過程をありのままに見せてくれる貴重なシーンと言えるでしょう。
お次はベルギー。
こちらはテレビ番組の収録のようです。
今の日本で言えばミュージックフェアのような感じで、
司会者のMCを挟みながら、ウエスの演奏をじっくりと見せます。
この紹介の仕方が、「アメリカからやってきたスゴイやつ」という
コンセプトがありありで、半ば見ていてすがすがしいくらいです。
右手左手のアップもふんだんにあり、
本当は「天才ウエス」「奇跡のウエス」などとキャッチをつけたいぐらいだが、
かろうじて自制している、といった感じ。
もっと超絶技巧ばかりでいきたいところだったでしょうが、
ほどよい抑制のきいた編集がなされています。
三番目はイギリスで、こちらもテレビ出演。
構成と演出は笑いたくなるぐらいベルギーと似ています。
こちらのほうがややカメラワークに凝っている感じでしょうか。
どれをとっても、全盛期のウエスをとらえた貴重なもので、
その演奏に優劣は感じられません。はっきりいってどれも最高です。
とにかくウエスがイキイキとスウィングしています。
グインと反り返った親指、魔法のようなコードワーク、
自由自在のオクターブ奏法、天性のスウィング感、すさまじいスピード感、
それらのすべてをあますところなくとらえています。
ウエス・ファンは必見。自信を持ってオススメできます。
見所はウエスだけではありません。
このツアーでは、ミュージシャンはすべて地元の人を起用したそうで、
おそらくは初めて顔を合わせる人ばかりだったでしょうに、
その演奏の素晴らしさといったら。
ヨーロッパのジャズにはうといのですが、おのれの無知を恥じました。
さて、このDVDですが、
もひとつおまけにスゴイのは、ライナーをパット・メセニーが書いていること。
それも通り一遍のバイオや映像解説のようなものではなく、
その奏法分析を詳しくやってのけているのです(もちろん英語ですが)。
これにはちょっとびっくりしました。
メセニーがどれだけウエスに影響を受けているかがわかります。
今度こそ絶対ウエスのように弾きたい!
そう思う人は見ておいたほうがいいと思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:24
2007年12月18日
ZEPのブログパーツがまたまた
また増えていたので取ってきました。
さてさて,ギター・マガジン1月号では
12月号に引き続き,ジミー・ペイジ特集の後編をお届けしています。
77年の貴重インタビューの後編を載せているのですが,
ペイジの音楽に対する偏執狂的なこだわりがはっきりわかる
大変面白いインタビューです。
これを読めば,ZEPの曲にどれひとつとして同じものがなく,
それぞれがディープに構築されていることの説明がつきます。
また,Mr.Jimmyのインタビューも大変面白いです。
「ペイジはトレブル・ブーストしながらも,耳障りな高域をカットするためにギター側のトーンを絞ってコントロールするんですよ。逆にボリュームを絞った時はトーンを上げたり。このトーンとボリュームのコンビネーションがあのトーンを生むんです」
などと奥の深い分析をたくさん聞かせてくれました。
う〜ん,おいらも30年以上,ZEPを聴いてるけど,聴けば聴くほど深い。
聴くたびに発見があるのはビートルズと同じです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:21
2007年12月14日
松本孝弘特集もあります!

発売中のギター・マガジン1月号ですが、
新作を発表したB'zの松本孝弘特集もあります。
作品とギターについて語りおろしたロングインタビュー、
そしてアルバムからおいしいフレーズをピックアップして分析しています。
松本孝弘といえば、07年の最強プレイヤーズコンテストの多くの応募者が
好きなギタリストとしてあげていました。
ジェフ・ベック、スティーヴ・ヴァイ、エディ・ヴァン・ヘイレンについで
堂々の第四位。日本人では一位です。
そして、11月に行われた楽器フェアのレポートも掲載。
これはギター・マガジン・オンラインでもただいま掲載中ですので、
ぜひこちらもご覧ください。
そして、最強プレイヤーズコンテストの結果発表とレポートもあります。
惜しくも決勝に進めなかった優秀作品は、
コンテスト特設ページで聴くことができます。
GMセレクションは次の3曲。
「ネオンの騎士」ブラック・サバス
「フル・ハウス」ウエス・モンゴメリー
「Freedom Train」HAWAIIAN6
ぜひともコピーに励んでみてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 22:27
2007年12月13日
ジミー・ペイジ特集後編を掲載!

ギター・マガジン1月号は今日発売されました。
先月から続くジミー・ペイジ特集は、いよいよクライマックスの後編です。
77年のインタビュー後編、ペイジ研究の第一人者Mr.Jimmyによる機材の解説、
ペイジ・サウンドの作り方などなど、ファン必見の内容です。
ジミー・ペイジといえば、
先日のレッド・ツェッペリン再結成ライブは大成功だったようです。
運良く見に行けた懇意のライターさんから昨日電話があり、
「ペイジのギターは昔のままだった」と言っていました。
全体的にすごくいいライブだったそうです。
あ〜、見たかった。このまま続行しないんでしょうか。
さらに、10月に行なわれたラウド・パーク07を徹底取材。
ヘヴィ・ロックのゴッドファーザー、トニー・アイオミを始め、
歴戦の強者どもに多数インタビューを敢行。
すさまじい重力のある特集となっています。
ノウハウ特集は、久々のソロ・ギター。
冬に弾きたい5曲をセレクトし、
お馴染み南沢先生が渾身のアレンジでお送りします。
●「ホワイト・クリスマス」ビング・クロスビー
●「雪のクリスマス」DREAMS COME TRUE
●「雪の華」中島美嘉
●「雪が降る町」ユニコーン
●「交響曲第九番“合唱付”」ベートーヴェン
こんな選曲となっています。
寒い日が続きますが、ギターを弾くと暖まりますよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:46
2007年12月12日
ギター・マガジン1月号は明日発売です
▲表紙巻頭特集はテレキャスター。
▲毎年恒例のギタリスト・ハンドブックが付録です。
ギター・マガジン1月号が明日発売されます。
恒例のギタリスト・ハンドブックも付いています。
さて,ここのところ,ライブに行く日々が続いていましたが,
観たらブログに即アップというのはなかなか達成感がありますね。
やっぱりライブ直後は記憶が生々しいですし。
今後も頑張ります。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:27
2007年12月11日
スカパラのライブに行ってきました
今日は東京スカパラダイスオーケストラのライブに行ってきました。
場所はとなりの武道館です。
最初から最後までハイテンションで楽しさいっぱいのライブで、
バンドの底力を見せつけられました。
メンバー全員が最高潮に高ぶっているのがありありと伝わってきて、
それがあっという間に会場に伝播し、
待ってましたとばかりに大爆発した感じでした。
ライブというよりショーでしたよ。
いいですね〜。ホーンセクションのいるバンド。
アリーナはモッシュピットと化して、みんな気持ちよく踊ってました。
10人編成の大所帯ですが、メンバーそれぞれキャラが立っていて、
なんというか役者なんですよね。スタイリッシュで。
全身で喜びを表わして、全身で音楽してる。
サービス精神満点。気持ちがいいですね。
ギターの加藤さんは、ホーンに負けじとごつい音を放ってました。
ツボを得た的確な裏打ちと、白熱のカッティング。
ものすごく気合いの入った男臭いギターでした。
終演後、楽屋でアンプは何ですか?と聞いたら、
フェンダー・ヴァイブロラックスとマッチレスの組み合わせでした。
こんな楽しいライブは久しぶりだったな。

ちなみに『サックス&ブラス・マガジンvolume03』の表紙は、
スカパラの北原さんと谷中さんです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:53
2007年12月10日
アル・クーパーのライブに行ってきました
今日はアル・クーパーのライブに行ってきました。
アル・クーパーといえば、
我々ギター弾きにはなんといっても『フィルモアの奇蹟』。
マイク・ブルームフィールドとのライブ・アルバムですね。
あそこまで白熱のセッションではありませんでしたが、
イナタくゆるい大人のセッションでした。
サックスとトランペットもフィーチャーした豪華な布陣です。
同行のギタリストはけっこう年配でしたが、
演奏はとても若々しく、迫力がありました。
ストラトのいい音で縦横無尽のソロを聴かせてくれました。
テレもときどき使いましたが、しばしば見かけるように
この人もフロントピックアップをハムバッキングに換えていました。
これで弾いたちょっとジャジィなソロは絶品。
このハムバッキングは、ギブソンタイプのそれではなく、
シンラインに付いてるのと同じフェンダーのそれだったように見えました。
クーパー自身はキーボード奏者ですが、
途中でギタリストからストラトを受け取って、弾き始めました。
カントリー系のパキパキっとしたピッキングで2曲披露。
ヘタウマですが、とても音楽的でした。
キーボードに戻りしばらくすると、
ゲストで三味線奏者の上妻宏光が登場。
意外な取り合わせにちょっとびっくりしましたが、
プレイのほうはもっとびっくりで、そのむんむんのロック臭に会場は拍手喝采。
速弾きもスゴイ! 連続で繰り出す3連系高速フレーズは感動的で、
ときおりスウィープ(ギターで言えば)らしきバチさばきを見せ、
視覚と聴覚の両方で会場を魅了しました。
ぜひとも一度インタビューしてみたいと思いました。
アル・クーパーと三味線が織りなす世界は圧巻でした。
地球上には本当にいろんな音楽があります。
世の中のすべての本を読むことができないのと同じように
すべての音楽を聴くことはできないけれど、
できればすべてを聴いてみたい。
音楽がデータでなかった幸せなあの頃から、そう感じていたような気がします。
それは今後も変わらないでしょう。
音楽雑誌の編集者たるもの、
聴きたい音楽がなくなったらそれは死を意味するのです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:29
2007年12月09日
ジョン・レノン スーパー・ライヴに行ってきました
今日はDream Powerジョン・レノン スーパー・ライヴ
に行ってきました(もう昨日ですが)。
奥田民生、吉井和哉、斉藤和義、くるり、
忌野清志郎&仲井戸麗市などが出演。
武道館は超満員で、とてもいいコンサートでした。
詳しいレポートはまたの機会に譲るとして、
ダントツでよかったのは斉藤和義でした。
「ジェラス・ガイ」を“俺訳”で歌ったのですが、この歌詞にホロリときました。
また、「ベイビー・イッツ・ユー」を選んだところも秀逸。
とても新鮮な感じがしました。
他にはくるりの「シー・セッド・シー・セッド」、
奥田民生の「アンド・ユア・バード・キャン・シング」、
吉井和哉の「ヘルプ」もグッときました。
最後にヨーコさんが登場して、会場にメッセージを投げかけました。
そして、すべての席に置かれていた小さなペンライトを使って、
イルミネーションの交歓を始めました。
I LOVE YOUのかけ声で一斉に点灯。
付けたり消したりのコミュニケーション。
写真はその時に使った「ONOCHORD」です。
これは宇宙とつながることもできる道具だそうです。素敵ですね。
武道館を出ると、フジテレビ『特ダネ!』のADらしき人が
“特ダネで〜す”と大声を張り上げ、
出てくる人に片っ端から声をかけてコンサートの感想を求めていました。
横を見れば、素敵な紳士淑女の熟年カップルが
マイクとカメラを向けられているではありませんか。
一緒に行った編集Fと、しらばっくれてインタビュー受けちゃおうか、
で、ギター・マガジン毎月13日発売です!とアピールしようか
と、一瞬本気になりかけたのですが、
我々は理性も常識もある大人なので、
いや実行したとしても編集で切られることはわかり切っているので、
断念したのでした。
きっと小倉さんも来てたんだろうな、と思いながら。
家に帰ってニュースを見ていたら、
さっそくちらっと取り上げられていました。
清志郎の雄姿がばっちり見られました。
イルミネーションもなかなかきれいに映ってましたよ。
たぶん週明けぐらいまで、テレビで映像が放映されるでしょうから、
そこに映っているペンライトの明かりを見たら、
このブログを思い出してくださいね〜。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 00:05
2007年12月08日
ウエスを制す者はジャズ・ギターを制す
ギター・マガジンの好評連載、
ジャズ・ギタリスト進化論もいよいよ大詰めということで、
1月号ではウエス・モンゴメリーの特集をしています。
ジャズ好きならずとも一度は耳にしたことのあるギタリストでしょう。
オクターブ奏法が有名ですが、
それはウエスの魅力の一面にすぎないことはファンなら承知済み。
圧倒的なテクニックとスウィング感と歌心、
チャーリー・クリスチャンから続くエレクトリック・ジャズ・ギターの系譜では
間違いなく中興の祖と言える存在です。
この連載、それぞれのギタリストにふさわしいキャッチコピーを
毎回毎回、担当者と一緒に頭をひねって考え出すのですが、
これがけっこうな大仕事で、たいてい難渋します。
担当者は下手すると半日ぐらいは考えておいらのところに持ってくるのですが、
一回や二回では決まりません。
そこからあれこれとこねくり回して、
まさに言い得て妙と思えるものにたどり着くまでまた一時間という感じで、
まあ、長い道のりです。
好きでやってるわけじゃないんですがね。
パーティと会議とタイトル決めは短いほどいいということわざもありますから。
例えば第一回のチャーリー・クリスチャンなら
「モダン・ジャズ・ギターの開祖」と比較的すんなりと決まりました。
二回目以降を列挙してみましょう。
●第二回
バーニー・ケッセル
〜正統派ジャズ・ギターの巨人
●第三回
タル・ファーロウ
〜バップ・スタイルを極めた天衣無縫のテクニシャン
●第四回
ハーブ・エリス
〜至高のスウィンギン・グルーヴを演出する達人
●第五回
ケニー・バレル
〜ブルージィかつ華麗にスウィングする王道ジャズの最高峰
どうでしょうか。それなりに自信を持って決めましたが、
そう、そうなんだよ、と頷いていただけるでしょうか。
さて、ウエスをどう表現するかはこの企画中最大の難所でした。
どう言葉を尽くしても、表現できないと思ったからです。
ウエスとは何だろう?
ある人物を評して、その価値を表現しようとするとき、
どんな言葉でも語りきれない。当てはまる言葉がない。
そういう機会はおそらくめったにないのですが、
ごくまれにそんな現場に立ち会った時に、
人は「天才」という言葉を発明したのではないでしょうか。
これは文字通り天賦の才ということですが、
やたらめったらに授かるものではないでしょう。
ウエスとは何かと考えるに、
わかりやすく言うと、
ジャズ・ギターのジミヘンなんだよな、きっと、と思うわけです。
時代が逆だよとツッコまれるのは覚悟の上ですが、
そういうことなんじゃないかなと思います。
でも、「ジャズ・ギター界のジミ・ヘンドリックス」
じゃタイトルになりませんからね。
ここは、これまで使うのを慎重に避けてきたあの言葉、
すなわち「天才」を使う以外にないなと、約一時間考えて結論しました。
それもただの天才ではない、「不世出の」天才。
タイトルは決まりました。
●第六回
ウエス・モンゴメリー
〜不世出の天才ジャズ・ギタリスト
特集の内容は、ウエスの活動歴、使用機材、厳選ディスクガイド、奏法分析、
そして代表曲「ウエスト・コースト・ブルース」の譜面などで構成しました。
GMセレクションでは「フル・ハウス」のギタースコアを取り上げています。

ライヴ・イン’65
(NAXOS)
そうそう、最近、ウエスの65年のヨーロッパツアーの映像を収めた
『Live in '65』というDVDが出たんです。
これはウエスが唯一海外で演奏した時の記録でもあり、
とにかく映像もサウンドも鮮明。
生唾ものの素晴らしい演奏ばかりの78分です。
次回はこれについて書きます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:10
2007年12月07日
国の宝
校了したと思ったら,もう次の入稿でバタバタしておりますが,
昨日,ちょっとエポックメイキングな出来事がありました。
修学旅行生の一団(高2)が編集部を訪ねてきたのです。
長崎県からはるばる。
男子二名,女子七名の9人チームでしたが,
それぞれ雑誌が一体どのようにして作られているのかに
たいそう興味があるということでした。
向学心に燃えた目・目・目。ひたむきなまなざし。
二十四の瞳ならぬ十八の瞳に見つめられたおいらは,
さながら分教場の大石久子先生の気分でしたが,
このろくでもない素晴らしいネット全盛の世界で,
雑誌に強い興味があるなど,金の卵,いや国の宝,
まったくこの国もまだまだ捨てたものではありません。
こういう優れた若い人材は
なんとしてでも大人の手で保護しなくてはなりません。
というわけで,編集部から4人で出迎え,お相手させていただきました。
厳しい質問にも丁寧に優しく答え,
愛と夢と希望のメッセージを与えたつもりですが,
受け止めてくれたでしょうか。
何年後かに,君たちがギター・マガジンの編集をやりたいと,
希望に目を輝かせて編集部の門戸を叩いてくれるのを待ってるよ!
いや,うちでなくてもいいんです。
どこに行っても,
斬新な発想で時代に合った優れた雑誌を作ってほしいと切に願います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:42
2007年12月06日
タイミング
関東地方の皆様,PASMO使ってますか?
おいらはPASMO定期券を使っているのですが,
急いで改札を抜けたい時に,前がつかえているとイライラしますよね。
そんな時,PASMOを改札にタッチして,
そこにつけたまま体だけグイと前に持って行き、
腕がピンと張ってから離す人にたびたび遭遇しますが,
あれはぜひやめていただきたいです。
こっちは,すぐうしろについてタッチのタイミングを計っているのに
そこを思い切り外されてずっこけます。
タッチしたら,ぐずぐずしてないですぐ離せ!と怒鳴りたくなります。
わずかコンマ何秒の差なんでしょうけど,外れたことには変わりはなく,
おそろしく長い時間に感じられます。
ことほどさようにタイミングというものは
人生のさまざまな局面で重要です。
誤解を承知で言えば,
人の一生などすべてタイミングで決まるのかもしれません。
オッホッホ。
さて,PASMOをタッチ画面に置いたまま,
体だけ先行させるというあの行為ですが,
これまで目撃した人は,
どういうわけか例外なくちょっとすまして得意顔なんですよ。
ちょっとキザな感じというか。
なんなんでしょうかね,あれは。
迷惑なのでやめていただきたいです。
そんなことはどうでもいいとして,
ギター・マガジン1月号はもうすぐ発売です。
最強プレイヤーズ・コンテストの覇者は誰?
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:08
2007年12月04日
ギター・マガジン1月号内容は
みなさん、こんにちは。
いつもなら月末から月初は、
校了目前のギター・マガジンの内容をお伝えしているところですのに、
今回はどうにもそのヒマがありませんでした。
というわけで、今ここでお伝えしますね。
表紙巻頭特集はフェンダー・テレキャスター。
ギター・マガジンではめったにギターを表紙にすることはないんですが、
してみると、とてもいいもので、手前みそながらほれぼれします。
レス・ポール、ストラトに続いて三度目のギター表紙です。
52年のビンテージを始め、
さまざまなテレが登場するこの特集にご期待ください。
そういえば、先日取材したアーティストは59年のテレを持ってましたが、
ブロンドの退色具合がなんともいい感じで、
見ているだけで圧倒されました。
いいテレキャスターというのは、音の輪郭が太くて、暖かいんですよね。
意外と音が硬くないんです。
これまでに何度かいいビンテージと言われるテレを弾く機会がありましたが、
どれも同じような印象でした。
おいらも昔、フェンダー・ジャパンのテレを持っていたことがありましたが、
これは割とシャキシャキの音で、
当時はクラッシュとかジャムとかポリスとかパンク系をやってたので、
音楽性に合っていたのですが、
そのうちスラッシュ・メタルをやるようになってからは手放してしまいました。
ああ、いいテレが欲しいですね。
エイモス・ギャレットとかダニー・ガットンみたいなフレーズを
いいテレで弾いてみたいです。できないけど。
テレの魅力は、しぶ〜いグッドオールド・ミュージックから
ニューウェイブ、パンク系まで、無理なく対応できることかもしれません。
ジェームス・バートンが持ってもジョー・ストラマーが持っても、
どっちも違和感がないなんてちょっと不思議じゃないですか。
さて、テレ以外には待望の新作を発表するB'zの松本孝弘特集、
ウエス・モンゴメリー特集、
そしてトニー・アイオミ+ラウド・パーク07特集と、今回も盛りだくさん。
最強プレイヤーズコンテストの結果発表もあります。
もひとつおまけに、ノウハウ特集は冬のソロ・ギター名曲集ということで、
コタツでゆっくりギターが弾ける内容となっています。
ご期待ください。
あ、そうそう。ギター・マガジン・オンライン見てますか?
ギターブログナビはチェックしてますか?
毎週微妙に新しいブログが追加されてますので、チェックしてみてください。
それと、ナビに登録してくださっているギタリストのみなさんは、
これを機に毎日欠かさず書くようになったとか。本当でしょうかね。
でも、書かないとどんどん下に下がっちゃいますよ。オッホッホ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:39
2007年11月29日
ギター・マガジン1月号は鋭意校正中!
今週も入稿やら校正やらで慌ただしく過ごしております。
2月号の表紙巻頭アーティストの取材にも行ってきました。
あ,そうそう。
こないだ行ってきたGO!GO!7188のライブレポを
ギター・マガジン・オンラインにアップしたので,こっちも読んでみてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:41
2007年11月27日
地獄のブログパーツ
地獄のメカニカル・トレーニングのブログパーツができました!
ぜひ皆さんのブログに貼りまくってくださいね。
地獄ブログからゲットできますよ。
例えばこんなの↓ギター編
こちらはベース編↓
もひとつおまけにドラム編↓
楽しいですね〜。
ギター・マガジンに連載中の「月刊☆地獄通信」もチェックしてください。
小林先生が待ってますよ(半裸で)。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:24
2007年11月22日
新作いろいろ
近年,考古学者になることを真剣に検討しているおいらですが,
昨日,飛び込んできたニュースにまたぞろ仰天しました。
なんと佐賀県で末盧国の王墓と見られる遺跡が発見されたというんですよ。
末盧国といえば,魏志倭人伝にも記された古代の国々のひとつ。
今すぐにでも飛んでいってこの目で見たいところですが,
そうは問屋が卸しません。悲しい運命です。
そんなことはどうでもいいとして,
今やギター・マガジン1月号の入稿たけなわ。まもなく締め切りです。
今週は,Base Ball Bear,サンボマスター,バンプオブチキンなどの
注目の新作をたくさん聴きました。
あ,プリズムの30周年記念ライブDVDもじっくり観ました。圧巻でした。
和田アキラさんは,昔と全然変わらない音でびっくりします。
どんなギターとアンプを使っても自分の音にしちゃうんですね。
ラストの「LOVE ME」に静かな感動。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:06
2007年11月21日
デレック・トラックスがやってくる!
このブログの右下のほうにもずっとリンクを貼っておりましたが,
あのデレック・トラックスがまたやってきます!
今回は,クラプトンと一緒ではなく,堂々の単独公演!
しかも,追加公演二回の盛況ぶりです。
25日(日)を皮切りに,大阪や名古屋を回るツアーです。
詳しい日程はコチラをクリックして下さい。
あの超人的スライドテクニックには惚れ惚れしますよ。
もちろんおいらも行ってきます!
そして,年明けのギター・マガジンで,
スペシャルインタビューを予定しています。
ちなみに,前回の来日時には,編集部にも来てくれたのでした。
このブログにも書いたので,コチラとコチラを見てみて下さい。
さらにデレク情報としては,来日記念盤で過去作品が一斉に再発されます。
97年のデビュー・アルバム『デレック・トラックス・バンド』から
06年の『ソングラインズ』までの6枚です。
ソニーのHPでチェックしてみて下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:43
2007年11月20日
ちょっと見ない間に
ちょっと見ない間に,ZEPのブログパーツが増えてました。
ギター・マガジン12月号ではジミー・ペイジ特集をやってるわけですが,
ぜひこちらもご覧下さい。
77年の貴重なロング・インタビューを始め,ペイジ奏法の核心に迫っています。
近頃,ツェッペリンをよく聴いてますが,聴くたびに発見があります。
同じ曲はひとつとしてないんです。
当たり前のことですが、
これが改めてすごいと思いました。
単に曲調とか表面的なことでなくて,
それぞれが違う生命体のように違う脈動をしてるんですよ。
そしておそろしく作り込まれて完成度が高い。ビートルズもそうですね。
日本のアーティストなら奥田民生や
バンプオブチキンに同じものを感じます。
音楽を作る人は素晴らしいですね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:03
2007年11月19日
ギター雑誌の編集者
お久しぶりです。
最近,考古学者になりたいと真剣に考えている変酋長です。
第2の人生というんですかね。
しかし,40過ぎて考古学者になるにはどうしたらいいか見当もつきません。
いや,40過ぎなくても考古学者というのは
どうやってなればいいのかまるでわかりません。
おのれの人生をふりかえってみると,
ひまさえあればレコード屋と本屋と楽器屋をうろうろしていたら,
気づくとギター雑誌の編集者になっていたのでした。
その伝でいけば,考古学者になるには,
遺跡や古墳や博物館をうろうろしていればいいのかもしれませんが,
そうは問屋が卸さないでしょう。
もう少し気合いをいれないと。
そのためにドラム・マガジンのHから回ってきた
「王家の紋章」全巻をまず読破しよう。オッホッホ。
そんなことはどうでもいいのですが,
ギター・マガジンは只今1月号の編集作業たけなわです。
先週はあるギター工場へ取材に行ってきました。
物作りの現場というのはいいものですね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:50
2007年11月07日
中島みゆきとボブ・ディラン
ギター・マガジン・オンラインが立ち上がり,
楽器フェアも終わり,ギター・マガジン12月号も校了するなど,
盆と正月と台風がいっぺんにきて去っていったような慌ただしさでしたが,
編集部はもうすでに1月号の編集に突入。
そんな中,昨日はボブ・ディランの人生と歌の世界をフィクションを交えて
描いた映画『 I'm Not There』の試写会を見に行き,
夜は中島みゆきのライブを見てきました。
気づいたら一日終わって,ブログを書く気力もなく,今年も終わった気分です。
映画は若き日のディランを演じるケイト・ブランシェットが素晴らしい。
もちろん女優ですが,あの『ドント・ルック・バック』に出てくる
ディランにクリソツで,仰天します。
中島みゆきのライブは初めてでしたが,ウワサに聞くあの語りを生体験。
いや〜,強力でした。物凄い人ですね。
歌よりもしゃべりの方が長く,むしろしゃべりの合間に歌うという感じ。
「時代」とか「悪女」とか聴きたかったけど,歌うはずもなく。
ほとんどギターは弾きませんでしたが,
アンコールではギターを持って登場しました。
ちなみにギタリストは本誌とも縁の深い古川昌義と古川望。
これぞ名手といえる極上のプレイを聴かせていました。
どちらも,ソロの音ヌケが素晴らしいんですよ。
ああいう風にはなかなか弾けません。
とにかく衝撃の一夜でした。
みゆきさんには是非アコギ・マガジンに出てもらいたいと虎視眈々としています。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:27
2007年11月05日
ギター・マガジン12月号校了しました!
先週は楽器フェア取材でてんやわんや(死語)でしたが,
ギター・マガジン12月号は今日校了しました。
半年に一度のCD付録号。
表紙巻頭特集はジミー・ペイジです。
12月10日のレッド・ツェッペリン再結成ライブが楽しみですね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:01
2007年11月04日
楽器フェア閉会しました
4日間にわたる楽器フェアが今日閉会しました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
また、リットーミュージックのブースや
最強プレイヤーズコンテストにも来ていただき、ありがとうございます。
おいらは今日は昼頃に入場して、
まずは各メーカーのブースを見て回りました。
さすがに日曜日だけあって、ものすごい混雑ぶり。
あっちからもこっちからも試奏の大音響が鳴り響き、
大変なことになっています。
これぞ楽器フェア!
パシフィコ横浜での開催は三回目になりますが、もうすっかり定着した様子で、
どのブースも一段とあか抜けた感じに見えました。
気になっていたギターもたくさんチェックしました。
その後、イベントライブをできるだけ見ようと各所を回りました。
まずは、コール・クラークのブースで、ロイド・スピーゲルのデモ演を鑑賞。
その巨体から繰り出される迫力のフィンガーピッキングに仰天しました。
次は、急いで二階のフロアにあがり、
フェンダーのイベントで安達久美のライブを鑑賞。
そう、ギター・マガジン2月号の特集「ギターに恋する乙女たち」
でも取り上げた、期待の女性ギタリストです。
ストラトを抱え、ひとりでステージに立ち、ぶっとい音を出してました。
その後は、Deepest PurpleとMr.Jimmyを見ました。
どちらもそのクリソツぶり、いや、なりきりぶりは本物で、会場は大興奮。
特にMr.Jimmyはホントにヤバかったです。
しょっぱなの「移民の歌」が始まった途端に背中がゾクゾクしましたから。
すごいな、ジミーさん。
その後も少しブースまわりへ。
面白い物がたくさんありました。
あっという間に時間は過ぎ、終了間近の頃、
リットーミュージックのブースに戻り、歓談していると、
「ギター・マガジンの編集長さんですか」と声をかけてきた人物がいます。
「コンテストに応募したNといいます」と言うので、
「ああ、あのNさん」とおいら。
そう、コンテストに何回も応募してくれる常連のNさんなのでした。
いつもとても印象深い作品を送ってくれるのではっきりと覚えていました。
しばし、お話をさせていただきました。
最後に「また応募してくださいね」と言うと、
「はい。お会いできてうれしかったです」と言ってくれました。
とても嬉しい瞬間でした。
昨日も書きましたが、最近涙もろくなってるもんで、
ホロリとしながら、Nさんの後ろ姿を見送りました。
来年も待ってるよ、キミの作品を。
さて、写真がなくて寂しいエントリーが続きましたが、
来週から、フェアの模様を続々アップしたいと思います。
お楽しみに!
あと、そうそう、
ギター・マガジン・オンラインの「指板図くん」をぜひ試してみてください。
リットーのブースでオンラインを試してくれた人に、
ダントツの一番人気だったそうです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 22:46
2007年11月03日
楽器フェア速報第二弾!
みなさん、こんばんは。
今日は、楽器フェアでリットーミュージック主催による
最強プレイヤーズ・コンテストが行なわれました。
ギター・マガジン、ベース・マガジン、リズム&ドラム・マガジン、
キーボード・マガジン各誌の予選を勝ち抜いた猛者、24組が集い、
激戦を繰り広げました。
おいらは審査員として参加し、
田川伸治、そうる透、清水興各氏を始めとする審査員の皆様とご一緒しました。
果たしてその結果は?
残念ながらまだ発表できませんが、
とにかく素晴らしい熱戦だったことは伝えておきましょう。
参加者の音楽への情熱、そしてその確かな腕前に感動しました。
最近年のせいか涙もろくてしょうがないのですが、
ドラム部門では思わず鼻の奥が熱くなり、
涙があふれそうになる場面もありましたが、
後ろに座っているお客様に気づかれないよう必死に耐えました。
会場は超満員の大盛況でした。
たくさんの人に見に来ていただき、本当にありがとうございます。
音楽は本当に素晴らしいものです。
次回はぜひあなたがステージに立ってください。待ってます。
そして、出場してくれた皆様、本当にありがとうございます。
運営に至らぬ点もあったかもしれませんが、
長い音楽人生の大切な一日になってくれれば望外の喜びです。
次回もきっとチャレンジしてくださいね。
というわけで、今日はブースに行く時間がまるでなかったので、
会場の模様をお伝えできません。申し訳ないです。
コンテストのあとは、近隣の赤レンガホールへ急行。
マーティン・クラブのライブを見ました。
おなじみ、斉藤誠のライブでしたが、今日はゲストがスペシャル。
なんとロジャー・マッギンなのでした。
そう、ザ・バーズのロジャーです。
いやもう感動。
斉藤さんのバンドに途中から加わったロジャーが歌い出したのは
あの「ターン、ターン、ターン」で、
とろけるように甘いハイトーンに会場はメロメロ。
声といい、ギターといい、昔より素敵です。
そこに斉藤さんのハーモニーが加わると、格別の感があり、
目の前でバーズが再結成したかのようです。
ロジャー・マッギンといえば12弦ギターです。
ギターは、その音からてっきり12弦かと思ったのですが、
実は7弦ギターなのでした。
3弦が複弦になったロジャー仕様のマーティンです。
これが、びっくりするほど12弦らしい音なのです。
3弦の複弦化で12弦らしい音が出るとは素晴らしい発明。
これなら6弦感覚で弾けるわけです。
明日マーティンのブースでこのギターを見てこようと思います。
その後もロジャーは「マイ・バック・ペイジズ」や
「ロックンロール・スター」などバーズのヒット曲を演奏しました。
至福のひとときでした。
明日もいろいろ見てきます。
フェアのオフィシャルブログも面白いですよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 22:59
2007年11月02日
楽器フェア速報第一弾です!
校正の合間をぬって,楽器フェアに行ってきました!
とりあえず,簡単ですが,会場の様子をレポートしますね。
これがパシフィコ横浜です。でかい!
←入り口はこちら。
会場内です。
リットーミュージックのブースにようこそ!
ギター・マガジン・オンラインのプロモーションやってます。
当ブースにお越しいただくと,素敵な携帯ストラップがもらえますよ。
数に限りがあるのでお早めに。
お馴染み地獄シリーズも展示。
コルグのブースで面白い物を発見!
VOXアンプとワウ内蔵のスクーターです。
ギターをしょってこれで乗り付けて,街角で即ライブ可能というすぐれもの。
これならキカイダーのジローがエレキでもOKだ!
いや,モッズ系ギタリストの必携品です。
と思ったら,非売品とのこと。でも一見の価値ありですよ。
そういえば,60年代にVOXカーというのもありましたね。
ジミー・ブライアントがジャケットに使ってましたっけ。
シールドは、ハンドルの下のここへ。
ペダルがワウ(笑)。
こちらはプレミアムギターショウです。
ポール・リード・スミスのトークショーです。
このすぐあと,リットーミュージックのブースで
ポールのサイン会が行なわれました。
来てくれた人ありがとう!
プレミアムギターショウの会場です。
それでは,みなさん,週末は横浜で会いましょう!
最強プレイヤーズ・コンテスト見に来て下さいね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:04
2007年11月01日
奥田民生カバーズを聴いて
ギター・マガジン12月号の校正も大詰め。
半年に一度のCD付録号ですので,ご期待下さい。
先日も紹介しましたが,歪みエフェクターの試奏企画,
関西ブルースシーンの重鎮,塩次伸二によるブルースセミナーなどなど,
今回も充実の内容となっています。
さてさて,今日は『奥田民生・カバーズ』をBGMに書いています。
サンボマスター,スピッツ,木村カエラなどなどアーティストが集合し,
奥田民生の曲をカバーした二枚組ですが,
さすがは民生,集まった面々の豪華さには目を見張ります。
企画物的性格は強いですが,それぞれがそれぞれの持ち味で料理していて,
二枚組にもかかわらず飽きずに聴き通せます。
こうして聴いてみると,民生っていい曲書くなと,改めて驚かされます。
この作品の本質は,その確認作業をすることなのかもしれません。
もうまったく異質の才能というか,そんじょそこらのソングライターとは
全然格が違うということを思い知らされるのです。
オリジナルには慣れ親しんできたはずなのに,
他人が歌ったバージョンで
改めてそれに気づくというのは新鮮な体験ではあります。
カバーに関していろんなアーティストが
いろんな考え方を持っていると思いますが,
圧倒的なクオリティを持つ奥田民生の曲をカバーするということは,
大変な挑戦なんじゃないでしょうか。
みんな,どういう思いでカバーしたのか,
本音のところを聞いてみたい気がします。
オリジナルと同じ事をやっても意味がないし,それならどうするか。
これは真剣勝負でしょう。
あくまで個人的感想ですが,
オリジナルとはひと味違った魅力のあるカバーもあれば,
そうでもないものもあります。
ある意味,アーティストの力量が問われる容赦のない機会かもしれませんね。
ちなみに,おいらは斉藤和義の「カヌー」がベストでした。
軽快な3フィンガーで,フォーキーに仕立てたアレンジは秀逸です。
朴訥なボーカルもよく合っています。
DEPAPEPEの「サウンド・オブ・ミュージック」
(もちろんギター・インスト)も捨てがたいです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:21
2007年10月31日
明日から楽器フェア
ギター・マガジン12月号は,現在校了に向けてまっしぐらですが,
気づけば明日から楽器フェア。
とっとと校正をかたづけて,取材に行きます!
会場はパシフィコ横浜です。
リットーミュージックでは3日(土)に,アネックスホール2にて
最強プレイヤーズ・コンテストの決勝大会を行ないます。
ギター・マガジン,ドラム・マガジン,
ベース・マガジン,キーボード・マガジン各誌の予選を勝ち抜いた
猛者どもが集いますので,ぜひ見に来て下さい。
混雑が予想されるので,整理券を10:30より配布します。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:29
記憶に残る歪み

大事なことを書くのを忘れてました。
ギター・マガジンが運営する
ギター・マガジン・オンラインが立ち上がったのです。
こう書くと,まるで超常現象のように
ひとりでに立ち上がったように聞こえますが,
そうではなく,正確に言えば立ち上げたのです。
茨の道でした(涙)。
くだくだと説明するより見ていただいた方が早いと思うので、
上記をクリックしてみてください。けっこう役に立ちますよ。
これからどんどん面白くしていきますね。ご期待ください。
ゆるゆるとですが。
さて、ころっと話題を変えて歪みエフェクターの話です。
ギター弾きなら、歪み系エフェクターを嫌いな人はいないと思いますが,
皆さんは何を持っていますか?
いくつ持っていますか?
長いことギターを弾いていると、歪み系はいつの間にか増えていくもの。
ギタリストは,一生にいくつ歪みを買うんだろうと
考え込んでしまうことがあります。
一途に同じエフェクターを使い続ける人もいるのでしょうが、
おいらの長年のギター人生経験と独自調査によると、
ギタリストは歪みに関しては浮気者です。
新しいのが登場したとなるや、試してみたくなる。そういうもんですよね。
本命はキープしながらも、ついついつまみ食いしてしまう。
おいらのまわりでも5〜6個ぐらい持ってるなんて人はざらにいます。
近年は、量産ものからハンドメイドまで、
世にさまざまの歪み系エフェクターが発売されており、
楽器店に行っても何を買っていいかわからない人もいることでしょう。
価格も音も千差万別、目移りしてしまいます。
というわけで、ギター・マガジン12月号では
歪みエフェクターの特集をやっています。
しかも、付録CDでそれぞれの音が聴けます!
全17機種、最新歪みエフェクターを、あの末原名人が弾き倒します。
これを聴きこんで、ぜひ好みの一台を見つけてください。
おいらが初めて歪みエフェクターを買ったのは16歳頃のことで、
マクソンのD&Sというモデルでした。
最初のうちは,アコギにギターマイクを付けて,
これで歪ませるという荒技で学園祭に出たりしてました。
なんというか腰の定まった感じのディストーションで,
これにボスのフランジャーをかけると、
レイジーの「ドリーマー」のイントロそっくりになるので
とても気に入っていたのですが、さるライブの時に盗まれてしまいました。
ライブ後、舞台裏に置いて、ちょっと目を離した隙の出来事でした。
高校の学園祭だったんですよ。ショックでした。
これは当時、もう生産終了していたらしく、
二度と同じ物を入手できませんでした。
その後継機であるD&SIIがすでに出ていたのではないかと思いますが、
気が付きませんでした。
その後、いくつかの歪みを買いましたが、
おいらの中では、あの音が今でも最高なんですよね。
記録に残る歪みもいいですが,記憶に残る歪みもいいものです。
ギタリストなら、誰でもそんな一台があるのではないでしょうか。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:00
2007年10月30日
ZEPのブログパーツ新作ゲット
うお〜,レッド・ツェッッペリンのブログパーツ新作をゲットしました!
というわけで,そろそろ公表しますが,
ギター・マガジン12月号の表紙巻頭特集はジミー・ペイジです。
往時の超貴重ロング・インタビューを始め,
お待ちかねの奏法分析,機材解説など盛りだくさんの内容!
ペイジの専門家,あの人も登場します。
21世紀の末法の世の中,
さまざまなギタリストがいますが,
カッコいいギターを弾くなあと感じる人は,
大抵ジミー・ペイジのエッセンスがある人です。
ベテラン勢では,ペイジのエッセンスがない人を探すのは難しいぐらいですが,
若い人だと,本当にたまにしか出会えないという印象があります。
だから,たまに出会うと,こいつわかってるなと思ってしまう。
それは70年代ブリティッシュ・ロックの味と
言い換えてもいいのかもしれませんが,
とにかくロックのカッコよさ,ギターのカッコよさのすべてを持った
レッド・ツェッペリンを,若い人にもっと聴いてほしいです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:44
2007年10月29日
ボブ・ディランとギター

発売中のギター・マガジン11月号ではボブ・ディランの特集をしています。
前にも書いた気がしますが,ディランといえば,
アコギのイメージが強いですよね。
ところがどっこい,実際にはエレキも長いこと使っているのです。
ストラトやエレキャスターといった
おもにフェンダーのエレキを愛好しているようです。
今回の特集では,そのあたりの使用ギターの変遷も追ってみました。
また,ディランのアルバムには何枚も参加している
ナッシュビルの名ギタリスト,チャーリー・マッコイのインタビューに成功。
ディランがなぜナッシュビルでレコーディングすることになったのか,
名盤『ブロンド・オン・ブロンド』はどのようにして作られたのか,
などなどロックの歴史をひもとく貴重な内容を惜しげもなく語ってくれました。
例えばこんなやりとりがあります。
●一連のレコーディングの段取りは?
○ディランが,最初にアコギを弾きながら歌を歌う。それを追いながら,僕らがチャートを書いていく。そして,アレンジを皆で相談し,曲を作り上げる。まあ今もよくナッシュビルで行われているやり方だね。(Translation:Keishi Shikata)
これ以上に興味深い内容が満載です。
さて,おいらはといえば,一度だけディランのライブを見たことがあります。
2001年の来日の時,場所は有楽町の国際フォーラムでした。
当時はチャーリー・セクストンがサポートギタリストを務めていました。
(もうひとりいましたが失念)。
短時間のコンサートでしたが,緊張感たっぷりで,
飽きさせることのない素晴らしい内容でした。
ディランはほとんど黒いストラトを弾きながら歌っていました。
アコギも持ったかもしれませんが,まったく印象にありません。
驚いたのは,とにかくギター・ソロを弾きまくることです。
歌の合間にオブリをちょこちょこと入れるのはもちろん,
とにかく隙あらばソロ,という感じで,延々弾きまくっていました。
MCは一切なし。終始無愛想。
そして,最後の最後,すべての演奏が終わったその瞬間に,
両手を高々と上げて,サンキューとひとこと言ったのですが,
そのカッコよさと言ったら,筆舌に尽くしがたいほどで,
思わずどっと涙がこみあげてきました。
今でもあの刹那をはっきりと思い出すことができます。
音楽を聴いてきてよかったと思うのは,
ああいう本物の感動に出会える時でしょう。

この公演,取材オファーはすべて断られましたが,
開演前にステージ直前まで行くことができたので,
手帳を取り出し,ディランとバンドの機材セットをささっとメモっておきました。
ディランのアンプはフェンダーでした。
う〜ん,我ながら汚い字ですが,雰囲気は伝わるでしょうか。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:48
2007年10月26日
大賞受賞
昨日は甘美な誘惑に負けて,書けませんでした。
というのはウソで,ブログのことをすっかり忘れておりました。
一日中慌ただしくて,気づくと忘れていたというわけです。
忘れると言えば,思い出す話があります。
『ちびまるこちゃん』や『ドラえもん』にもよく描かれているように,
小学生が「宿題を忘れる」という現象が
広く日本中に見られたことと思いますが,
その実態は,別に忘れていたわけではなく
「覚えていたけどやってこなかった」とか
「面倒だからやってこなかった」というのが大半だったと推察されます。
それでも,宿題というのは「やる」か「忘れる」かのどっちかのもので,
確信犯的にやってこないという現象はあってはならないのでした。
のび太だって,きれいさっぱり忘れていたわけではなく,
できないからやらないだけなのですが,なぜか忘れたことになったのでした。
そして,先生が仮に,なぜやってこなかったのかと問うても,
「忘れた」といえば,それ以上問い返すことはできませんでした。
なぜなら,忘れたのですから。
忘れたものを,なぜ忘れたのかと問うても,答えられるわけがありません。
挙げ句の果ては,「廊下に立ってなさい!」という決まり文句が発せられ,
それで問題はきれいさっぱり忘れられたのでした。
ちなみに,廊下に立たせるという懲罰がいつ頃に始まって,
いつ頃まで効力があったのか知りませんが,現在では絶滅していると思われます。
そもそもこれに効力があったこと自体が今となっては不思議ですが,
今の子供を廊下に立たせようものなら,確実に人権問題になりますし,
そもそも悪さをして廊下へ出ることを命じられるような子が
おとなしく廊下に立っていられるわけがありません。
これはラッキーとばかり,喜び勇んで外へ逃げ出してしまうでしょう。
こう考えると,辛抱して廊下に立った昔の子供はとてもいい子だったのです。
まったく日本の風景も変わったものです。
ああ,昭和に時を巻き戻したい。
ネットも携帯もないあの甘美な日々。
話を戻しますが,ことほどさように,「忘れる」というのは,
言い訳としては最強と思われ,
もし,この世に「言い訳コンテスト」なるものがあったとしたら,
大賞受賞となること請け合いです。
とはいっても,小学生ならこれでも通用しますが,
一人前の社会人はこういうことではいけません。
そう,いけませんよ,オッホッホ。
でも,ブログぐらいなら許されませんかね。
ああ,だんだん寒くなってきました。
夜はブログを書き,冬には南へ行く。
そんな最高の社会人生活を送れるように頑張ります。
さてさて,いよいよ楽器フェアが近づいて参りました。
ギター好き,楽器好きにはたまらない,2年の一度のイベントですね。
今回も会場はパシフィコ横浜です。
日程は,11月1〜4日の4日間。
今回もプレミアムギターショウが同時開催となります。
あこがれのあのギター,このギターが会場で購入できますので,お見逃しなく。
ギター・マガジン11月号で,プレミアムギターショウの予告記事を
掲載していますので,そちらもご覧下さい。
もちろんリットーミュージックも出展します。
11月号で実施した「オリジナル・ギター・スタンドを作ろう」で
実際に作ったスタンドを展示しますよ。
そう,あの電動式のやつです。実際に回っているところを確かめて下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:20
2007年10月24日
だからおいらはブログを書く
ちょっと更新しないとすぐに間があいてしまいます。
しかし,ブログを書かないと,なんてラクなんでしょう。
物理的にもラクですが,何より精神的にラクです。
ほぼ一日一筆,ずっと書いてきたけど,一日,どうしても書けず,
次の日は,このまんま書かなくていいなら
どんなにラクかという甘美な誘惑に負け,
一旦書かなくなるとそのまま書かなくなるという
大宇宙の慣性の法則に負けそうになりながらも,
気力を振り絞って今日は書いているおいらです。
そもそもブログを書くのが苦痛なら,始めからやらなきゃいいんですがね。
でもまあ,世の中とはそんな単純なものじゃないですから。
Every 矛盾 tells a storyってことだってあるんですよ。
それに,ブログをやっていて一番楽しいのが
ブログを書かないことだと気づいたことにいくらか価値はあるかもしれません。
ああ,今日はもう書かなくていいや,と決断した時の
あの心の底から沸き上がる,あま〜い気持ち。
これはブログをずっと書き続けないと絶対にわからないでしょう。
この気持ちを再び味わうには,またブログを書き続けるしかないわけですが,
ちょっとやそっと書いても決して味わえないでしょう。
この稀有な瞬間を体験するために,おいらはまたブログを書き続けるのです。
アルファブロガー目指します! って,そのためか。
最近,インターネットはなぜ存在するのか,そのことばかり考えています。
なきゃあないでどうにでもなりそうなものですが,
人間は後戻りのできない生き物ですから,ないとどうにもならんのでしょうね。
テレビならおいらが生まれた時からあったので,
なぜこの世にテレビがあるのかと疑問に思うことはありませんが,
インターネットはなぜあるのか不思議でたまりません。
最近耳にするニュースや社会現象の,
なんでもかんでもがフラット化の影響に思えてなりません。
だからおいらはブログを書いてるわけじゃありませんが。
それはそうと,いよいよ来週,楽器フェアが開催されます。
11月1〜4日の4日間,パシフィコ横浜へ足を運んで下さい。
最強プレイヤーズ・コンテストの決勝大会は3日です。
お見逃しなく!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:09
2007年10月19日
ボスの新作

ボスことブルース・スプリングスティーンの新作
『マジック』がまもなく発売されます。
すでに全英・全米ではチャートNO.1を獲得しているそうで,
さすがボスおそるべしといわざるをえません。
その内容はといえば,往年のボス・ファン10人が10人,
ボスのアルバムはこうあるべきと考えるような,ギターロックの王道です。
ああ,昔こんな曲あったよな,これ「ハングリー・ハート」っぽいなと,
思わず膝を打つような曲もあって安心して聴けると同時に,
きちんと時代をふまえた音作りがなされていて,
今のロック耳を持つ人にも違和感なく聴けるでしょう。
ゴージャス,そしてスリリング。貫禄でねじ伏せた感じですね。
一切迷いの感じられない爽快なアルバムです。
さて,おいらとスプリングスティーンといえば……,
これを話し出すとまた長くなるのでやめますが,
代々木体育館で「ボーン・イン・ザ・USA」を歌うボスを見たのは
おいらが紅顔の美青年だったもう20年以上前のこと。
まるで昨日のことのようですよ,よよよ。
しかし,テレキャスターがよく似合う人です。

Photo:Sony Music
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:41
2007年10月18日
ZEPのブログパーツ
こんなブログパーツがあるんですね。
スゴイ時代だなあ。
ところで,誰か当たった人いますか?
一説には数億人の応募があったそうですが。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:10
2007年10月17日
ボブ・ディランとギター

発売中のギター・マガジン11月号はボブ・ディランが表紙です。
何を隠そうギター・マガジンの四半世紀を超える歴史の中で,
ディランが表紙を飾るのは初めてのことです。
ディランと言えばアコギ,というイメージの方もたくさんいるでしょう。
しかし,むしろエレキをメインにしている時代のほうが長く,
名盤と言われるもので,
エレキがフィーチャーされているものがたくさんあります。
おいらが一番好きなのは,ダントツで『プラネット・ウェイヴス』ですが,
他にも,『ブロンド・オン・ブロンド』,『追憶のハイウェイ61』などがあり,,
そしてグレイトフル・デッドとの共演ライブ盤
『ディラン&ザ・デッド〜ライヴ』も忘れちゃいけません。
表紙の写真はラスト・ワルツの時ですが,
この映画を見たのは,たしか大学生の時で,
なんだかわけもわからず感動して,ほろりときたのを覚えています。
また見返したいですね。
マンドリンで弾かれるあのテーマソングが耳の裏で鳴っています。
ガキの頃はディランの良さなんか全然わからなかった。
でも,ある日突然,滲みるようになったんです。
どうしてですかね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:19
2007年10月16日
お気に入りに追加する
今日はレコ評会議をやりました。
ANATAKIKOU,アヴェンジド・セヴン・フォールド,
マボロシ,ハワイアン6,レヴァランド・アンド・ザ・メイカーズ,9mm,髭など
耳に残る作品がけっこうありました。
ちなみに今日はザ・ピペッツの『ウィ・アー・ザ・ピペッツ』を
BGMに書いていますが,これも素晴らしいですね。
トレイシー・ウルマンのバンド版?
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:36
2007年10月15日
ホルモンのライブを見た!
先週,ZEPP東京でマキシマムザホルモンのライブを見てきました!
前々から見たくてしょうがなかったのですが,
なかなかチャンスがなく,今回ようやく実現。
行ってみると,会場は大変なことになってました。
オープニングがブラフマンというのもすごかったんですが,
ホルモンの人気は凄まじかったです。
行く前から,オカオカに「楽しいですよ,マキシマムのライブは」
と言われていたので,うずまく期待大。
「ぶっ生き返す」ツアーのファイナルということで,最高潮の盛り上がり。
想像以上の凄さでした。
音はデカイし,演奏力は抜群。
亮くんはおもにレス・ポールを弾いてましたが,
やっぱそういうことなんだなあと思いました。
とてつもない破壊力にぐいぐいと体を持って行かれ,
年甲斐もなくヘッドバンギングしてしまいました。
前のほうではダイブやらモッシュやら,大変なことになってます。
おいらがあそこにいたら血まみれだったでしょう。
メタル,ハードコア,ポップ,ファンク,それらごちゃ混ぜのカッコよさ。
まさにモンスターなバンドです。
また行きたい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:43
2007年10月10日
アンプ本ができました

CDで聴くアンプ・ブックができあがりました。
13日に店頭に並びますので,ぜひお手元に。
38機種の音を収録したCD付きです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:46
2007年10月09日
アーチトップ
11月号のインスト特集はふたつあるのですが、
そのうちひとつはアーチトップ・ギターの特集です。
一般的にセミアコとかフルアコとか呼ばれている
ホロー・ボディ・ギターのことですね。
おいらはアコギでギターを始めたんですが、
ディープ・パープルやレッド・ツェッペリンにショックを受けてからは、
エレキが欲しくてたまらず、まずはアコギにギターマイクを付けて、
ディストーションをかけるなんてことをやってました。
しばらくして手に入れたエレキはストラトタイプでした。
このとき、レス・ポール・タイプにしようかどうか
さんざん迷ったんですが、隣町の楽器店まで行って、カタログをもらいまくり、
東海やらグヤトーンやらグレコやらヤマハやらのカタログに
顔面を2センチぐらいのところまで近づけてはため息をつき、
30センチぐらいのところまで離してみたりし、
時には話しかけてみたりもして、
断腸の思いでグヤトーンのストラトタイプを買ったのでした。
今ではカタログもオンライン上で自由自在に見ることができ,
楽器店にもらいに行く必要もありません。
まったくベンリな世の中になったものです。ブツブツ。
もちろんオンラインカタログも素晴らしいですよ。
しかし,楽器店にカタログをもらいに行くというこの行為こそが美徳。
そこから何かが始まる気がしませんか?
もしかしたらカタログが存在すること自体を知らない
若者がいるかもしれませんが,どっこい今でもカタログは健在です。
わざわざ楽器店にカタログをもらいにいくという体験をぜひしてほしいものです。
さてさて,初めてのエレキを買うとき,
最後の最後まで迷ったのが東海のレス・ポール・タイプでしたが、
このとき思い切って両方買っておけばよかったと思います。
そんな余裕があるわけもないですが。
まだ中学生でしたし、ハードロックのことで頭がいっぱいでしたので、
この頃は、ホロー・ボディ・ギターという選択肢は考えもしませんでした。
カタログを穴のあくほど見つめていましたが、
おそらくそこに載っていたであろう
ホローボディはまったく目に入りませんでした。
ソリッドボディもいいいですけど、ホローボディもいい。
それに気づくまでにはしばらく時間がかかりました。
結局、のちに、当時買ったストラトタイプのセンターピックアップをはずし、
リアピックアップの横にくっつけるという大改造を断行するのですが、
それもこれも「ルーム335」の音が出したかったからでした。
そう、その頃はラリー・カールトンにノックアウトされていたのです。
しかし…。
シングルコイルを二つ並べさえすれば
ハムバッキングの音が出ると思っておいらは、
前にも増して激しくとどろくノイズの嵐に仰天したのでした。
ディストーションをかけると、この世のものとは思えない音がしました。
そもそもソリッドボディで、しかもニセハムバッキング。
ホローボディの音がするわけがありません、
それでもあれは335の音だった。
まぶたを閉じれば、あのギターの姿をありありと思い出すことができます。
みなさんはこんなイタい経験をすることなく、
11月号の「箱ものアーチトップ・ギター特集」で
まずは、箱もののすばらしさを認識し、
そしてお気に入りの1本を見つけてくださいませ。
ちなみに、おいらが今持ってるのはナチュラルのエピフォン・カジノで、
非常に気に入っております。いつか公開しますね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 22:15
2007年10月05日
クレイジーケンバンドおかわり

というわけで,おいらもCKBのライブに行って参りました。
ライブの模様は下にあるプク編のレポートを読んでくださいね。
場所は中野サンプラザでした。
ロックではスタンディングのライブハウスが主流の昨今,
サンプラのライブはめったに行く機会がないのですが,
いや〜,やっぱりあそこは落ち着きますね。
おいらの世代は,コンサートといえばサンプラザ,あるいは渋谷公会堂,
もひとつおまけに新宿厚生年金。
たまにここらでライブがあると妙に懐かしくなります。
サンプラザは,いかにもコンサートホール,という構えがいいのと,
山下達郎も好んで使っているように,やはり音がいいのでしょう。
昨夜もいい音でした。
MCでケンさんが,中野サンプラザの思い出話をしてました。
なんでも,彼が高校一年生の時だけ通った堀越学園は
入学式がサンプラザだったそうです。
おいらもここでいろんなコンサートを見ました。
バービーボーイズ,ブライアン・セッツァー,ブライアン・ウィルソン,
ザ・ザ(貴重なジョニー・マー在籍時),山下達郎などなど。
一番最初に見たのは,16〜17の頃,忘れもしない石野真子ですが。
さてさて,ギター・マガジン11月号は昨日校了し,あとは発売を待つばかり。
内容はコチラをご覧下さい。
今月はスコアにも注目!!!
ギタリスト必修の大定番曲を3曲選んであります。
この機会に永久保存を。
↓
■スコア
「クロスロード」クリーム
「ユー・リアリー・ガット・ミー」ヴァン・ヘイレン
「ルーム335」ラリー・カールトン
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:55
2007年10月04日
ギター・マガジン11月号校了しました

ギター・マガジン11月号は今日校了しました!
表紙巻頭特集は,ボブ・ディランです。
今日はこれからクレイジーケンバンドのライブに行ってきます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:07
2007年10月03日
ギター・マガジン11月号はもう一歩で校了
今日校了するはずがもう一歩のところで(泣)。
気が付けば9月も終わってしまいましたが、
なんだか今年の9月は異様に早くなかったですか?
そう感じるのはおいらだけ?
8月は猛暑で、9月になってもそれを引きずっていたので、
秋はまだかまだかと首を長くしているうちに、
昨日まで暑かったのが今日は涼しくなり、
つるべおとしのように10月になっていました。
なんというか一気にワープした感じ。
あるいは中抜きされた感じ。
季節の変わり目は特別に時間が早く進むんですかね。
あと、中途半端な3連休が連続したことも原因でしょう。
一週間が実に短かったですからね。
体調を崩した人も多かったことでしょう。
明日こそ校了。
朝買った『21世紀少年』の下巻を読みながら帰ろう。
ともだちは誰?
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 22:31
2007年10月02日
ギター・マガジン11月号は引き続き鋭意校正中!

表紙の色校が出ました。
これじゃあ,何がなんだかわかりませんね(´□`)
そんなときにこんなニュースが飛び込んできました。
いても立ってもいられません。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:41
2007年09月27日
水行十日,陸行一月
ギター・マガジン11月号は入稿を終えて,
怒濤の校正作業に突入しています。
同時に『CDで聴くアンプ・ブック』も校正中,というか校了間近。
11月号の発売日と同じ10月13日に店頭に並びます。
ギター・マガジンを買いに行ったら,ちょいと横に目をやってください。
きっと,全国どこの書店でも,空気を読んで隣りに並べてくれるでしょう(?)
もし並んでいなければ,おいらがパトロールに参りますわよ,ウフフフフ。
ところで,昨日は奈良の纒向遺跡で
弥生〜古墳時代の木製仮面が発見されたというニュースが飛び込んできたので,
いてもたってもいられませんでした。
纒向遺跡といえば,あの箸墓古墳もあることで有名な,邪馬台国の比定地。
おいら,邪馬台国に関してはどちらかといえば九州説の支持者なのですが,
畿内説にもそれなりの説得力があるため,
早く本当のことが知りたくてたまりません。
この発見が謎の解明につながることを祈ります。
思わず魏志倭人伝を読み返してしまいました。
仮面は12月まで公開されるとのこと。どうにかして見に行きたいです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:20
2007年09月23日
暑さ寒さも
暑さ寒さも彼岸までと申しますが,不思議なことに本当にそうなんですね。
9月に入ってからも猛暑が続いてましたが,一転今日は薄曇り。
今にも空が泣き出しそうな市ヶ谷です。
天気予報によれば,これから秋の空気と入れ替わるそうです。
さて,今猛烈に見たい映画がふたつあるのですが,
なかなか腰が重くて見に行ってません。おまけに締め切り真っ直中。
ひとつは『めがね』という映画です。
以前ここでも書いた『かもめ食堂』の監督が,
やはり『かもめ』主演の小林聡美ともたいまさこで作った映画と聞いただけで,
もうこれは良品保証のようなもの。
かなりゆる〜い内容のようです。おまけに相変わらず食べ物が美味しそう。
見にいかなくちゃ。
もうひとつは『壁男』。
諸星大二郎原作の映画化です。
世の中には物好きな監督がいるものです。
去年,妖怪ハンター・シリーズの「生命の木」が『奇談』として映画化され,
おいらは狂喜乱舞で見に行きましたが,案の定,ヒットはしなかったようで,
それでもまたやるのか,と感動。
しかも『壁男』とは。
主演は『ハチミツとクローバー』で花本修司役を演じていた堺雅人。
いい役者ですね。これはピッタリですよ。
荒唐無稽とも言い切れない,日常に潜む怪異,
諸星先生の真骨頂がきっと味わえることでしょう,
そうそう。こないだ,エヴァの見返しを終えましたが,
昔から賛否両論を呼んでいたという最終二話。
物語に結末を与えず,登場人物の内面を描写して,
何が何だかわからないうちに「ありがとう」で終わってしまうという
あのけったいなラストを見ていたら,あることに気づきました。
「こ,これは暗黒神話じゃないか?」
そう,諸星大二郎の代表作です。
暗黒神話の主人公でアートマンの資格を得た武が,
ブラフマンに決断を迫られるあの場面をダブらせていると確信しました。
エヴァにはオマージュ的に,
いろんなアニメや漫画の場面がちりばめられているそうで,
思い返してみると,諸星的な場面はいくつかあったのでした。
こんなことエヴァ・ファンには周知の事実なのでしょうが,
基礎知識がないのが悔しいので調べてみると,
庵野監督はどうやら猛烈な諸星ファンらしいことがわかりました。
奥方でもある安野モヨコの『監督不行届』にそのことが記されていたのです。
あ〜よかった。気が済んだ。
エヴァは,オチをつけたとされる97年の映画や
新作も見てないし,知らないことが多すぎる。
そうそう,安野モヨコといえば,『働きマン』がドラマ化されるそうで,
こちらも楽しみですわ。
そろそろ入稿に戻ります。
今日の夜は高中正義のライブに行ってきます。
恒例の野音。名物の雨が降らなきゃいいけど(´□`)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:00
2007年09月21日
アンプ本を鋭意製作中!
昨日,右横のTOPICSに貼りましたが,
10月13日,『ギター・マガジン CDで聴くアンプ・ブック』が発売になります。
アンプの本を作るのはなんと9年ぶりで,CD付きは初めてです。
フェンダー,マーシャル,メサ・ブギー,VOXなどなど
全38機種のサウンドを付録CDに収録しました。
試奏と録音を担当してくれたのはギター・マガジンでもお馴染みの末原名人!
これまでのCD企画で数々の素晴らしい名演を聴かせてくれたあの人です。
担当のSによると,レコーディングには並々ならぬ苦労があったようですが,
どうにかこうにか今は校正の最終段階に入ってます。
ギター・マガジンの入稿を尻目に,おいらもせっせと校正しております。
いや〜,これは面白いですよ。
当たり前ですが,アンプの音は全然違うんです!
個人で40機種になんなんとするアンプを試奏するのはほぼ不可能ですから,
ぜひともこのムックでこの感動を体感していただきたいです。
発売は10月13日。
写真は,レコーディングスタジオで音決めをする末原名人です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:43
2007年09月20日
タテ社会の縮図
世の中,暗いニュースばかりですが,
昨日,国技館の土俵に女性が上がったというあのニュースには心底笑いました。
近頃,こんなに面白いニュースはなかったんじゃないでしょうか。
関係者のあの狼狽ぶり。
極めて日本人的なそれぞれの立場に微妙に対応したあの驚き方。
序列に応じて,自分はこのくらいのレベルで驚いて,
とりあえず反応したということを
証拠として残しておきたいというあの反応の仕方。
それは見事なくらいのタテ社会の縮図でしたね。
というか日本という国の本質を見た気がします。
ああいう組織そこらへんにないですか? オッホッホ。
ちびまる子ちゃんに出てくる野口さんなら,きっと腹を抱えたことでしょう。
そもそも女性が土俵に上がってはいけないという理由がおいらには
さっぱり理解できんのですが,別にいいじゃないですかね。
そもそも,じゃあ男性ならよかったのかという疑問もありますが,
マスコミは当然ながらこういう視点では伝えず,意図的に無視して,
おもしろおかしく「女性が」と報道するわけですが,
それはなぜかといえば,そのほうが数字がとれるから。それだけです。
事なきを得た北の湖理事長のコメントがふるってました。
あれでは「土俵には入っていない」そうですが,本当ですか?
それにしても,あれを阻止したのが高見盛だったというのは,
少々できすぎじゃないですかね。
彼以外に適任がいるとはどうしても思えないので,
これはもしかして協会のパフォーマンス?
んなことあるわけないですよね。オッホッホ。
そして,あの女性の勇気ある行動に一票!
誤解されると困るんですが,おいらはこれでも相撲を愛しているんですよ。
幼少の頃から,祖父と一緒にこたつに入って相撲ばかり見ていたので,
ここ40年ぐらいの動きは把握しています。
女性と土俵問題はさておいて,日頃からおかしいなと思っていることがあります。
それは,土俵というものの構造です。
どうして土俵は高く盛り上がっているんでしょうか。
おいらは昔からあれが気になって仕方がないんですよ。
これも30年ぐらい考え続けていることですが,
土俵がピッタリ平面状だったら,
力士の怪我は格段に減るだろうに,といつも思うのです。
反論はいやというほど予想できますので,
安部首相のようにここらで逃亡しますが,土俵は平面がいい,と思います。
さてさて,発売日から一週間ぐらいしかたちませんが,
編集部はもう11月号の入稿に突入しております。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:24
2007年09月17日
ギター・クロスワードでもいかが

やっと秋らしくなったと思ったら、
関東地方ではまた夏がぶり返しておりますが、
みなさん、元気でギターを弾いていますか?
しかし、秋なのに秋でない、信じたくないこの気持ち。
何ともやりきれません。
さて、絶賛発売中のギター・マガジン10月号ですが、
表紙のジョー・ストラマー特集のほかにも、
アーティスト特集を取りそろえております。
まずはポルノグラフィティの新藤晴一。
バンド名をアルバム名に冠した
自信作『ポルノグラフィティ』に関するインタビュー、
そしてアルバムの弾きどころを譜面でピックアップしました。
そしてメタル・ファンなら見逃せないアーク・エネミー特集。
マイケル&クリストファーのアモット兄弟をそろってキャッチし、
最新作『ライズ・オブ・ザ・タイラント』について直撃。
もちろん、最強のツインギター奏法を徹底分析しています。
デスメタルの神髄を聴け!
さてさて、実はギター・マガジンには、
「ギター・クロスワード」という連載があるのですが、
ひっそりと始めてみたら、なんと今月で12回目。一年がたちました。
みなさん、気づいていますかね?
なかなか面白いので、休日のひまつぶしにでもやってみてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 10:57
2007年09月15日
ビ・バップ特集です

今日はチャットモンチーの今度出る新作『生命力』をBGMに書いています。
期待通りの出来映えで,うれしいです。
けっこう新境地の曲もあるような気がしますね。
さて,ギター・マガジン10月号のネタをもうひとつ。
今月のノウハウ特集は,ビ・バップです。
連載のジャズ・ギタリスト進化論が,おかげさまで大好評ですので,
これをきっかけにジャズに目覚めた読者も多いのではないかと,
ジャズ・ギターの基本であるビ・バップを特集することにしました。
ビ・バップとは何?あの流れるようなアドリブはどうやって弾けばいいの?
そんな疑問に答えてくれるでしょう。
秋はやっぱりジャズですね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:19
2007年09月14日
熱く語れ
最強プレイヤーズ・コンテストに応募していただいた皆様,
第一次審査の結果発表は、10月号に載っていますので、ぜひご覧下さい。
編集部では、早くも今日、二次審査を敢行しました。
変酋長ことおいら、副編、そして本誌ライターの安東滋さん,
宮脇俊郎さんの4人で厳正なる審査を行ないました。
さあ,果たして通過者は? 結果は11月号をお楽しみに!
さてさて,最近、エヴァンゲリオンを一話目から見返しています。
こないだからMTVで一挙再放送されていたので,
この機会を逃してなるものかと、せっせと録画しました。
最初に見たのは97年の深夜放送の時ですから、早10年。
まずはテーマソングとその絵柄に思い切り時代を感じましたが、
すぐに物語に引き込まれてしまいました。
見れば見るほど深い。
特に熱く語ろうとは思いませんが、
エヴァのもっとも好きな点は、全体を貫く、真夏の夕暮れのトーンです。
セカンドインパクトで地軸の傾きがおかしくなり、
この頃の日本は四季がなくなって、一年中夏らしいのですが、
ヒグラシが鳴いている夏の午後。人のいない街。
あの雰囲気がたまらなく好きです。
ちなみにおいらは、ダムや古墳同様に巨大ビルも大好きなんですが、
先日、とある海抜ゼロメートル地帯のウォーターフロント(死語)に建つ
とあるビルの美しさに惹かれ、思わず写真を撮りました(冒頭)。
密かにこれを「使徒」と名付けて愛好しています。
なんでかって? いや、なんとなく。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:10
2007年09月13日
パトロール

めっきり秋らしくなり,
そろそろキンモクセイの香りも漂ってくる季節になりました。
ギター・マガジン10月号は今日発売ですので,ぜひともご覧ください。
おいらは発売日の朝は必ず,馴染みの書店を数軒回って,
ギター・マガジンが並んでいるかどうか指差し確認し,
「平積み,よ〜し」と心の中で叫び,次へ移るのですが,
これはもう儀式のようなもので,今回はジョー・ストラマーを拝んで,
よく売れるようにと念力を送りました。
もし,棚差しになっていようものなら,そっと抜き出して,
目立つところに表紙を表にして置き直すことも怠りません。
この行為を称しておいらは「パトロール」と呼んでいるのですが,
ハラハラどきどき,なかなかスリリングです。
今日もある書店のパトロールを終えて帰ろうとすると,
音楽雑誌のコーナーで立ち読みしている若い男がいます。
何を読んでいるのか気になってのぞくと,
この人,手荷物を雑誌の上に置いています。
急に目の前が暗転しました。
おいら,何がイヤかって,本の上にカバン類を置く奴が一番嫌いなのです。
私物の本ならまだいい。しかし,書店に並んだ売り物たる本の上に,
神聖なる本の上にカバンを載せるとは何事か!
こういうバカをときどき見かけると,体中が熱くなります。
面と向かって理を説いて,注意すればいいのかもしれませんが,
そもそもおいらは書店員ではないので,その権利はないでしょう。
しかもそんなことをすればトラブルになる可能性があるので,それは避けたい。
面倒くさいですからね。
苦肉の策として,おいらはそのカバンの下にある本を
「失礼」と言って抜き取ることにしています。
大抵の場合は,これで荷物を上げてくれます。
今日も同様にやったのですが,やっこさん,
カバンをちょっとずらしはしたものの,置いたままなのです。この野郎〜。
と,おいらはロッキングオンジャパンのフェス特集号を
しばらく立ち読みしながら,どうしてくれようかと考えていました。
その後,本を元に戻す勢いでそのカバンをむりやりずらすと,
ようやくカバンを上げました。
トラブルにはならなかった安堵感と,
荷物をどかせた達成感でパトロールを終えましたが,
本当にこの手の人間の心理はわからない。
本の神様の罰があたるよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:11
2007年09月12日
ギター・マガジン10月号のインストは

いよいよ発売日が明日に迫ったギター・マガジン10月号ですが,
今月のインスト特集はプリアンプ。
プリアンプって何?という人から,もっといいプリアンプが欲しいと
感じている人まで,そのなんたるかと利便性を解説し,
今最も熱いプリアンプのラインナップを紹介します。
試奏解説してくれたのは,我らが鈴木健治!
付録CD企画の,ワウ・セミナーや,
カッティング・フィーバーでもお馴染みですね。
名手が語るプリアンプの魅力に耳を傾けて下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:54
2007年09月11日
ギター・マガジン10月号のスコアは

ギター・マガジン10月号の発売まであと2日です。
ギタースコアでは、リクエストの多かった
スティーヴィー・レイ・ヴォーンの「ルード・ムード」を取り上げています。
初期の名インストで,
名曲「スカットル・バッティン」に勝るとも劣らない必殺チューン。
あのスピードであれほど豪快に弾き通すのは至難の業でしょう。
それも、ほとんどリピートが効きません。
ギター譜を完全コピーしていますので、ぜひチャレンジして下さい。
そして,もう1曲はKen Yokoyamaの「Why」。
最新作『Third Time's A Charm』の冒頭を飾るスピードチューンです。
いや〜,これも名曲。ぜひ譜面を見ながらコピーを。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:00
2007年09月10日
強化した表紙はコレ

▲左は強化前,右は強化後。
今日電車の中でツメを切っている若い女子を見ました。
仰天しました。
パチンパチンと鋭い音がするので,音の方を見ると,
立ったままドアにもたれかかり,一心不乱に切っています。
次の関心事はその切ったツメをどうするのかということでしたが,
案の定,無頓着に床に落としていました。
長いこと生きてきましたが,これは初めてのシーンです。
きょうび,もしかしたら,ここは驚くところじゃないのかもなあ,
と思いながら,なんでおいらはこんなに驚いているのだろうと
その理由を考えていたら,終着駅に着いてしまいました。
奥村チヨの歌によると、終着駅は悲しい女の吹きだまりらしいです。
オッホッホ。
ま,そんなことはどうでもいいのですが,
ギター・マガジン10月号から表紙の紙を強化しました。
左が強化前,右が強化後です。
写真ではわからないと思いますので,ぜひ手にとって感触を確かめてみて下さい。
内容はすでにオフィシャルサイトにアップしました。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:04
2007年09月08日
表紙を強化しました
突然ですが、お知らせです。
ギター・マガジンの表紙はとれやすい、というご意見を
ここ数年いただいていましたので、10月号から紙の材質を変更し、強化しました。
これまではホッチキス周辺の紙がもろくなりやぶれてしまったようですが、
今度の紙は、かなり硬いものなので、やぶれにくくなると思われます。
ぜひとも前号と比較してみてください。
今後ともギター・マガジンをよろしくご愛読お願い致します。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:50
2007年09月07日
コンテスト一次審査通過者は10月号で発表!
ギター・マガジン10月号は来週発売です。
6月号から募集を開始した最強プレイヤーズ・コンテストの一次審査通過者は
10月号で発表しますので、参加された方は
期待に胸をふくらませてお待ちください。
今回も多数の応募をありがとうございました。
このあと、二次審査、そして横浜決戦と続きます。
今年の最強ギタリストは誰だ?!
さて、昨日書いた高速道路のジャンクションですが、
あの写真ではジャンクションらしさがまるで伝わらないので、写真を追加します。
どうですか。この大きさわかるでしょうか。
どうやらこれが、道路の分岐点となるジャンクションそのものらしいのですが、
この周囲に広大な工事現場が広がっているというわけです。
同じ現場内に、こういう場所もありました。
何やら円形の物体が建つんでしょうかね。
この先、全体がどんな姿になるのかとても楽しみですが、
定点観測しているほどヒマではないので、とても残念です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:27
2007年09月06日
Bucketheadのアコギ・インプロヴィゼーション集発売

▲Acoustic Shards/Buckethead
バケットヘッド。
頭にはバケツ,顔にはジャイアントロボのお面をかぶり,
一世を風靡した超絶技巧のギタリストですが,
現在も精力的に活動しています。
ギター・マガジンの表紙を飾ったこともあり,
一時はガンズ&ローゼズに参加して話題を呼びました。
その彼が,91年に録音したという
アコースティック・インスト・アルバムがリリースされました。
本誌の記事も書いてくれているJas Obrechtが
プロデュースと録音を担当したもので,
内容は,まったくのインプロヴィゼーションで15曲。
ファンキーでクラシカルで不協和音満載で,
まさに芸術がバクハツしまくった刺激的な作品です。
もちろん超絶テクも爆発。フリージャズにも通じます。
日本では入手しにくいと思いますが,下記のサイトで買えます。
興味のある人はぜひ訪れてみて下さい。
DVDもあります。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:15
地底の王国
台風直撃の恐怖にさらされている編集部ですが,
現在のところ,特にどうということはありません。
これからすごいことになるんでしょうか。戦々恐々です。
さて,Ken Yokoyamaの新作『Third Time's A Charm』が
昨日発売されましたが,もう聴きましたか?
しつこいのは承知で書きますが,未体験の方にこそ聴いていただきたいです。
それでギターが弾きたくなったら,ギター・マガジン9月号に
譜面が載ってますので,こちらもどうぞ。
さて,最近,工場やらダムやらの写真集が発売され,
よく売れているという話を聞きます。
おいらもダム好きのはしくれなので,本屋で見てみましたが,
とても愛情タップリに編集されていて,仰天しました。
その名も『ダム』。
何がいいって,写真がいい。
ダムの巨大さがちゃんとわかるように撮られているんです。
おいらも時々ダムを撮るのでわかるのですが,
あの大きさと偉容を写真に収めるのは並大抵ではありません。
個々のダムのスペックをきちんと把握し,計算しつくし,
さらにありったけの愛情を放流しないと,あの写真は撮れないでしょう。
感動しました。即買いです。
そして工場の方も見てみました。
タイトルは『工場萌え』。
うへ〜,スゴイ。
これも激しく気持ちがわかります。
例えば,湾岸道路を車で走っていると,至るところ工場だらけですが,
特に,夕暮れ時に,東京方面から横浜に向かうとき,
大黒ふ頭近辺にたたずむあの工場群といったら,
思わず運転を忘れて見とれてしまいますが,
ああいう感じの美工場がわんさか載ってます。
猛烈に感動。
ま,世の中には物好きな人がいるものです。オッホッホ。
おいら,ダムも工場も好きですが,
実は工事現場というのが好きで,
街を歩いている時に,偶然,工事現場に出くわしたりすると,うれしくなります。
工事現場といっても,住宅や小さなビル程度では全然萌えませんが,
巨大なものを見ると,いてもたってもいられません。
最近見たものの中でベストはこれ。
なんだかわかります?
高速道路のジャンクションの工事現場なんですよ。
池尻あたりを歩いていたら偶然出くわしたんですが,
いや〜,ジャンクションの建設現場なんか,
一生に一度見られるかどうかでしょう。
こういう現場は,当然安っちいトタン板みたいなもので囲われていて
外からは見えないわけですが,すぐそばに歩道橋があったので,
ラッキーとばかりに上がって,上から見下ろしました。
う〜ん,これこれ。
写真では伝わらないと思いますが,
東京の一等地に出現した,巨大な空き地なんです,これは。
この空間を作るために一体どれだけの愛憎物語があったのか,
想像が頭をかけめぐります。
おいらがこれまでに見た最大級の工事現場は,
なんといっても六本木ヒルズと東京ミッドタウンでした。
どちらもたまたま仕事で行った六本木界隈で見たわけですが,
この手の工事現場はセキュリティが甘いというか,特に意識していないというか,
囲いの隙間から,実によく中が見えるのですよ。
塀の向こうに,何か魔境が広がっているようで心が躍ります。
狭苦しい洞窟を下っていったら,突然視界が開け,そこで地底の王国を見た,
という感じですかね。
実は今,編集部の近くにも,ちょっとした工事現場があって,
毎日毎日,すわ地震かと思うような轟音と振動が伝わってくるのですが,
それが,ここからだと実によく見えるんですよね。
あんまり大きくないんですが,ちょっと惹かれるんですよ。

ここは一体何が建つんだろう。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:37
2007年09月05日
ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー公開

ジョー・ストラマーの生涯を描いた映画
『ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』が9月8日から公開されます。
感動必至ですので,ギター・マガジン読者の皆様もぜひ足を運んでみてください。
東京を皮切りに全国順次ロードショーされます。
そして,ギター・マガジン10月号の表紙巻頭特集は
ジョー・ストラマー! お見逃しなく!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:05
2007年09月04日
ギター・マガジン10月号校了!

ギター・マガジン10月号,校了しました!
今月の表紙巻頭特集はジョー・ストラマーです。
9月8日から映画『ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』が公開されます。
こちらも必見ですよ!
他には,アーク・エネミー特集,新藤晴一(ポルノグラフィティ)特集,
タル・ファーロウ特集,プリアンプ特集,
ビ・バップのノウハウ特集などなど,ギターで弾きどころたっぷりの内容です。
発売は9月13日。もう少しお待ちを。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:11
2007年08月31日
夏がゆきます
今日で8月も終わり。
毎年書いてますが,8月が終わると,1年終わったという気分になります。
みなさんはどうですか。
大竹伸朗の『テレピン月日』でも読み返そうか。
それとも高野文子の「玄関」か。
8月は,懸案の『ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』が見られてよかった。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:52
2007年08月30日
Ken Yokoyamaの新作がもうすぐ発売

ギター・マガジン9月号で特集した
Ken Yokoyamaの新作がもうすぐ発売されます。
『Third Time's A Charm』と題された本作は,
パンク,ロック,ポップ……なんでもいいですが,
全曲聴き通して飽きることのない,それどころか興奮しっぱなしの作品です。
いいギタリストのルーツにはメタルがある,という格言がありますが,
彼のルーツにもランディ・ローズやヴァン・ヘイレンなどのメタルがあり,
その確かなテクニックとスピード感を裏付けています。
未体験の方にはぜひ聴いていただきたいですね。
いくつかの譜面はギター・マガジン9月号に載ってますので,
ぜひ見ながらギターを弾いて下さい。
ちなみに,ギター・マガジン10月号では
アルバムのオープニングを飾った
「Why」を完全ギタースコアで取り上げています。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:05
2007年08月29日
アコギでGO!へGO!

▲吉川忠英
その昔,姉妹誌のアコースティック・ギター・マガジンが行なっていたイベント,
アコギでGO!が復活します。
これは,日本が誇るアコギの名手・吉川忠英さんがホストとなり,
毎回,豪華なゲストを迎えて夢のようなライブを繰り広げたものでした。
参加したアコギストをあげると,中川イサト,岡崎倫典,斎藤誠,
福山雅治,内田勘太郎,中野督夫,
押尾コータローなどなど,まさに豪華けんらん!
過去の出演者についてはコチラをご覧いただきたいのですが,
今回は,9月4日,吉祥寺のスターパインズ・カフェで開催されます。
そう,来週なんですよ。忠英さんをホストに今回も豪華面子が集合します。
■2007年9月4日火曜日
STAR PINE' S CAFE 10th ANNIVERSARY
GO!-GO! 〜アコギでGO! Special!!〜
出演: 吉川忠英(ホスト アコギスト)/ 中川イサト/狩野良昭/ビリケン
opening act: もりたかし/ 奧野裕介
Open 18:30/start 19:30
前売 ¥4000+1drink/当日¥4500+1drink
お問い合わせはSTAR PINE'S CAFE(TEL:0422-23-2251)まで。
http://www.mandala.gr.jp/spc/10th.html

▲中川イサト
アコギ好きはもちろんのこと,ギター好きなら絶対に見逃せません。
名手のプレイとはこんなにすごいものかとうならされますよ。
ぜひご参加下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:45
2007年08月22日
哀しみの恋人達
もうすぐ夏が終わりますね。
夏が終わるというフレーズにはなにか特別な響きがある気がします。
おいらがそう思うだけのことかもしれませんが,
なんだか物悲しいというか,大切なものをなくしてしまった時の喪失感というか,
いっときのセンチメンタルですかね。オッホッホ。
まあ,そんなことはどうでもいいとして,
今日も立派にクソ暑いので,おセンチをもてあそんでいるヒマもありません。

さて,ちょっと前のことですが,ギター・マガジン7月号で
ジェフ・ベックの最新ライブ
『OFFICAIL BOOTLEG U.S.A./ライヴ・ベック'06』の特集をしました。
読んでくださった方も多いと思いますが,
もしかして,このライブが出たことを知らない方もいると思います。
このアルバムは,06年のUSAコンサートを収めた最新実況盤で,
ベックのオフィシャルサイトや
コンサート会場などで販売されていたものですが,
今年になってソニーから日本盤が出ました。
ジェフ・ベックの凄さをここで改めて語ったところで,
読者の皆さんには釈迦に説法でしょうが,
とにかく,年を取れば取るほど
ギター・プレイが研ぎ澄まされていくところが最大のすごさでしょう。
このアルバムについて,ギター・マガジンのディスクレビューに
おいらは次のように書きました。

ベックの真骨頂を味わえる
究極のライブ盤がまた登場。
前人未踏のプレイ満載!
ギターに正しい弾き方があるとすれば、それはジェフ・ベックのプレイであると確信をもって言うことができる。御年60歳を超えても進化をやめないその姿はあまりにも神々しく、前人未踏の霊峰に挑み続ける冒険家を思わせる。ライブでの先の読めないインプロヴィゼーションがベックの真骨頂だが、その魅力をたっぷりと味わえる実況盤がまたひとつ登場した。06年4月のアメリカ・ツアーからの音源で、コンサートの最初から最後までをそのまま収録した、一切編集なしという究極の代物。選曲はご覧のとおり、キャリアの総決算的なメニューで、ファンが聴きたかったあの曲、この曲はほとんど網羅されていると言っていいだろう。1曲目からいきなり凄まじいテンションでスタート。その緊張感に耳を持って行かれ、最後まで聴き通せずにはいられないのだ。一体どうすれば、ここまでプレイを研ぎ澄ますことができるのか。そしてその分厚い音色。一音一音が重層的で、倍音が溢れ出ている。私見だが、ベックの指にはブースターが付いているのだろう。限界に挑むかのように疾走する「スキャッターブレイン」、哀愁がしたたり落ちる「哀しみの恋人達」、驚くべき速さのトリルを駆使した「スター・サイクル」、究極のアーミング・テクニックが冴える「ナディア」などなど見せ場満載。ウドー・フェスでも披露した「オーヴァー・ザ・レインボー」を世界初収録している。
7月号では,このライブから「スキャッターブレイン」と
「オーヴァー・ザ・レインボー」を完全マスター譜面で掲載しています。
聴き慣れた「スキャッターブレイン」がこうもスリリングに変わるものか,
あの「オヴァー・ザ・レインボー」がこうも情感豊かに表現されるものか,
と仰天することでしょう。ぜひ譜面を見ながら弾いてみてください。
最新号の9月号では,このアルバムから
「哀しみの恋人達」をスコアで取り上げています。
こちらも,ファンは丸暗記している定番曲ですが,
ぜひこっちのライブバージョンにもトライしていただきたいです。
ベックの奥深い魅力に触れられることは間違いありません。
ちなみに,9月号のギター・スコアではKen Yokoyamaの
「Not Fooling Anyone」も載せていますので,お見逃しなく。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:11
2007年08月21日
ペンタトニックを攻略
昨夜はエグベルト・ジスモンチのライブを見に行ってきました。
16年ぶりの来日公演ということで,ファンにとっては,
何を置いても駆けつけねばならない貴重な機会だったことでしょう。
会場内は,熱気,というと違うかもしれませんが,
期待と歓喜の入り交じったただならぬ雰囲気が漂っていて,
開演前からその雰囲気に圧倒されてしまいました。
ライブは,それはそれは素晴らしい内容で,
ギター・マガジン10月号できっちりレポートしますが,
最高の演奏者の最高の演奏を見た,ということだけは断言しておきます。
いまだ興奮覚めやらぬおいらです。
会場では,ギター・マガジンでもお馴染みの
著名ギタリストの姿を何人もお見かけしました。
さて,最近のブログは,ギター・マガジンの宣伝ばかりしていると
思われるかも知れませんが,おいらはギター・マガジンの変酋長ですから,
当たり前のことをしているだけなのです。
ぜひとも辟易せずにおつきあい下さい。
というわけで,今月号の特集の話をまたしましょう。

ペンタトニック・スケールはみなさん知っていますよね。
5音階から成るスケールですが,
ロック・ギターではこのスケールを心得ておくと,
たいがいのギター・ソロはこなせるようになります。
エリック・クラプトンしかり,エリック・ジョンソンしかり,
ジェフ・ベックしかり,スーパー・ギタリストと言われる
大半のギタリストが,
ペンタトニックを基本にしてギター・ソロを弾いているのです。
ギター・マガジン9月号では,実践で役に立つ
ペンタトニックの常套句とでも言うべきフレーズを40個厳選しました。
これさえ覚えておけば,いろんな場面で役立つでしょう。
ちょっと項目だけ列挙してみましょう。
○6弦ルートのマイナー・ペンタ・フレーズ
○半音ずつ上昇してインパクト・アップ
○異弦同フレットによる音程差の大きなフレーズ
○C△7でBマイナー・ペンタを弾く
○13thをマイナー・ペンタに取り入れる
○Dm7,F△7でAマイナー・ペンタを自信たっぷりに
○スライドを取り入れて華麗なるポジション移動
○メジャー・ペンタにメジャー・スケールを織り交ぜて弾く
○マイナー・ペンタとメジャー・ペンタをミックス
中級以上の人なら,「そんなの知ってるよ」と思うかも知れませんが,
意外と忘れていたポイントがあるかもしれません。
たかがペンタ,されどペンタ。
その応用範囲は,海よりも深いのです。
ギター・マガジン9月号の特集で実力アップして下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:37
2007年08月20日
優れたロッカーは優れたラブソングを書く
東京地方は,土曜にちょっと涼しくなったと思ったら,
また猛暑に逆戻りしてしまいました。
みなさんは,暑さにめげずギターを弾いていますか?
さて,ギター・マガジン9月号の表紙を飾ったKen Yokoyama(写真)ですが,
新作『Third Time's A Charm』はまだ発売されていないので,
どんな内容なのか,気になっている人も多いと思います。
ハイ・スタンダードやこれまでのソロ・アルバムを聴いたことのある人なら,
だいたい見当はつくと思いますが,見当はずれには決して終わらない
素晴らしい作品です。
ギター・マガジン9月号のDISC REVIEWで
おいらは『Third Time's A Charm』を次のように評しました。

やるべきことをしっかりわきまえ,
優れたロッカーは
優れたラブソングを書く
言葉を尽くして語ることが無意味に思えてしまうほどの作品。ここに音楽があるのに,触れる機会を持てないとしたらそれはとてももったいないことだ。前作から約2年の3作目。横山健という男の空恐ろしいほどの才能をひしひしと感じさせる最強のアルバムが今放たれる。実際,どこにこれだけフックのあるメロディを隠していたのだろうと思わせるほど,あとからあとからわき出る一撃必殺の名曲揃い。そして,確かなテクニックとスピード感満点のギター。リフのひとつひとつが背中をズンズン押してくる。ここぞとばかりに登場するギター・ソロは勇者の高笑いのようだ。広い意味での愛を歌った曲が多いが,優れたロッカーは優れたラブソングを書くというのは本当で,華も嵐もある人生経験を下敷きにした人間同士の機微を切々とつづっている。性を語る女は男にとって脅威であると歌った「That Girl」,愛息に捧げた「Father's Arms」,自称パンクスにFUCKIN'を突きつけた「Ricky PunksII(The Lamepire Strikes Back」など,その深い意味にゾクゾクとさせられる。例によってカバー・ソングのセンスも抜群で,今回はモンキーズの定番曲「Day Dream Believer」とお馴染みの「Somewhere Over The Rainbow」をチョイス。エレキのソロ・ギターでプレイされた「Somewhere Over The Rainbow」は,最大の聴きどころだ。やるべきことをしっかりわきまえ,それを余裕でやったという稀有にして爽快な傑作。
ギター・マガジン9月号では,「Over The Rainbow」を始め,
主な曲をピックアップして分析していますので,
アルバム発売前にギター・マガジンで予習しておいてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:48
2007年08月18日
指が覚えているジャズ

今日の東京地方は朝から薄曇りで、いくぶん過ごしやすいようです。
こういう時は、日がな一日ジャズでも聴いて過ごすか、
というわけでバーニー・ケッセルの『EASY LIKE』をBGMに書いています。
ギター・マガジン9月号のジャズ・ギタリスト進化論では
ケッセルを取り上げているわけですが、記事を読みながら聴いてみると、
これまでに気づかなかった発見があって、手前みそながら、非常に興味深いです。
ジャズに限らず音楽とは耳で聴くものですが、
我々のようにギターを弾く人にとっては、指で聴くという楽しみがあります。
これは考えてみれば、幸せなことだなと思いますよ。
誤解しないでいただきたいですが、ギターを弾かない人が
幸せではないということではないですよ。
昔々聴いた曲を、頭では忘れてしまっても、
いざギターを持ってみれば、指が覚えていてすらりと弾ける、
そんな経験をした人も多いでしょう。
ことにギター歴が長い人ほど、そんな瞬間があったはずです。
そのフレーズが、素敵なジャズだったら、ちょっとよくないですか。
前にも書きましたが、植木等さんにずいぶん前にインタビューした時、
いきなりギターを手にして「スターダスト」のメロディを弾き出しました。
その時の、感動は今でも忘れられません。
あれこそ、指が覚えている、ということでしょう。
おいらもああいう大人になりたいです。
というわけで、ケッセルの習得にいそしむ今日この頃です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 10:51
2007年08月17日
名手・名ギタリストの記事を見逃すな
お暑うございます。
昨日は各地で40°を超え,観測史上最高気温を記録したところもあったそうで,
もう何がなんだかわけがわかりません。
子供の頃、学研か小学館発行の「世界の国々」とかそのたぐいの
学習書をよく読んでいたことがありました。
そこに、世界で一番気温の高い国、低い国みたいなランキングがあり、
アフリカの某国では昼間は毎日37°以上になると書いてありました。
37°ということは、人間の平均的な体温より高いわけです。
そこでその暑さをわれわれ日本人に実感させるために、
そんなに暑いと、人間同士抱き合っていたほうが涼しいのだ、
と、30年以上前の記憶ですので、断言はできませんが、
おおむねそのようなことが書いてあり、おおいに仰天したことを覚えています。
当時、日本の最高気温はどうがんばっても、
30°がせいぜいで、30°を超えるとニュースになっていました。
地球温暖化という言葉はなかったと思いますし、
あったとしても、日本沈没やノストラダムスの大予言の方がより切実な時代で、
気温37°など、まったくもって想像もできませんでしたが、
近年、あっさりとこの身に体感させられてしまいました。よよよ。
しかしなあ、37°は当たり前、38°も珍しくない昨今ですが、
その本に書いてあったようなことをして涼しくなるとも思えません。
昔は,表に出る時には,日射病になるから帽子をかぶりなさいと言われました。
今や帽子をかぶろうがかぶるまいが,外に出ようが出まいが,
熱中症の危険にさらされます。日射病は絶滅してしまったのでしょうか。
まあ、そんなわけで、
いま夏休みで帰省やレジャーなどにお出かけの読者も多いと思いますが、
旅先の書店にもギター・マガジンは置いてありますので、
帰りがけにでもお買い求めください。
9月号では、スティーヴ・クロッパーという名ギタリストの特集もしています。
クロッパーは、言わずと知れた、ソウル・ギターのパイオニア。
ブッカーT&ザ・MG'sの一員として、
オーティス・レディングを始めとするスタックスレーベルの
数々名ソウルシンガーのバックを務め、
近年はブルースブラザースバンドでも活躍しています。
映画を見た人も多いですよね。
テレキャスターがあれほど似合う人もそうそういないでしょう。
今回の特集では、直撃インタビューで、
ブルーズブラザーズのこと、テレキャスターのこと、
プロデュースワークのこと、などさまざまな貴重な事実を語ってもらいました。
さらに、クロッパー奏法の神髄に、本誌のエースライター、安東滋が迫ります。
ギタリストなら絶対に聴いておくべき、名盤もセレクト。
さらにさらに、あの忌野清志郎が、クロッパーについて語ってくれました。
クロッパーとの共演経験も持つ日本が誇るソウルマン、
清志郎の言葉には思わずヒザを打つほどの説得力がありますよ。
クロッパーのギターがなぜいいのか? これを読めばわかります。
ソウルギターを目指す人、必読!
ギター・マガジンでは、創刊以来、
いぶし銀の名手の特集をたびたび行なってきました。
今年は、デヴィッドTウォーカー(2月号)、ダニー・コーチマー(3月号)、
ミック・ロンソン(5月号)。
自らはあまり表舞台に立たないサイドマン・タイプのギタリストたちですが、
そこにはキラリと光る素晴らしいものがあります。
これからも名手の特集を続けていきます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:30
2007年08月13日
Ken Yokoyamaとカリフォルニアの青い空
みなさん、サマソニは行きましたか?
ギター・マガジン編集部からは、総勢4人の猛者どもが行って参りました。
今年もすさまじい盛り上がりを見せたようです。
さて、今日は13日、通常ならギター・マガジンの発売日ですが、
今月はあれやこれやの事情で発売日が2日繰り上がり、
先週の土曜日にすでに発売されています。
このクソ暑い夏だからこそ、クソ暑いギター・マガジンでも手にとって、
クソ暑くギターを弾いてください。
写真は、9月号表紙巻頭のKen Yokoyamaの表紙撮影風景です。
パラボラアンテナの見える都内某スタジオで撮影しました。
横山さんは過去何度も表紙を飾っているので、
今回はどんな絵柄で行こうか、
カメラマン、デザイナー、担当編集のNともども頭を悩ませ、
「夏だし、カリフォルニアの青い空のイメージで行こう!」と
悩んだわりにはストレートなアイディアに決定しました。
撮影には、海と空を描いた南国系のバックドロップを使いました。
一昔前は、バックドロップを使った撮影はごく当たり前だったのですが、
最近とんと見かけないので、逆に今使うのも面白いかもと考えたのです。
結果はどうでしょうか。
おいらは大満足ですが、ぜひとも記事内で確かめてみてください。

表紙になった写真ですが、
まさに「ギタリスト=横山健」の等身大をとらえた一枚です。
ギターの構え方、構図、表情、どれをとっても、
しびれるようなギタリストじゃありませんか。
それに、手の美しさ。
おいらの持論に、一流のギタリストは手が美しい、というのがありますが、
この左手の美しさ、しなやかさ、
そして、右手の絶妙なピッキング角度、素晴らしいですね。
このまんま銅像にしたいぐらいですわ。
ほれぼれしますよ。オッホッホ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:08
2007年08月10日
クールなジャズで週末を

今日も暑いですね。
あんまり暑いと生きてるだけでよけいに体力を消耗するような気がしますが、
これは思い過ごしですかね。
ま、思い過ごしも恋のうちといいますからね。オッホッホ。
それはそうと、ギター・マガジン9月号ができあがって参りました。
書店には明日から並びます。
くどいのを承知で書きますが、今月は普段より二日早い発売です。
8月号の連載開始以来大反響をいただいている、
ジャズ・ギタリスト進化論ですが、
9月号は正当派ジャズ・ギターの巨人、バーニー・ケッセルです。
彼のトリオ、ザ・ポール・ウィナーズの1stから
名演「サテンドール」を譜面化していますので、
ぜひトライしてみてください。
週末はクールなジャズとギター・マガジンでお過ごしください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:20
2007年08月09日
手書きのブログでビジネスチャンス
先日,キーボード・マガジンの編集長で,
自称マテリアルガールのYとエレベーターに乗り合わせたので,
「久々にブログ更新されたじゃん」と話しかけると,
「ええ,まあ」とかなんとか言ってます。
「楽しみにしてるよ」とおいら。
「はあ,忙しくてなかなか書けないんですよね」と溜息。
すると,突然目をキラキラと輝かせ,
「変酋長,書いてくれませんか」と,最高の笑顔でニコニコしています。
そんなこんなで、たった30秒ぐらいの邂逅の間に、
「じゃ,あることないこと書いちゃうよ」と返事して別れました。
ふふふふふ。KM編集部の皆様,楽しみにしていてください(笑)。
さて,最近,編集部にお客様がいらっしゃると
「ブログ読んでますよ」と言われることが多くなりました。
それはそれでまことに嬉しいのですが,
おいらとしては「ギター・マガジン読んでますよ」
と言われた方がどれだけ嬉しいことか。
この切ない変酋長心をわかっていただけるでしょうか。
今度から「ギター・マガジン読んでますよ」と言って下さい。
ウソでもいいですから。
「どのページが面白かったですか?」などとは絶対に聞きませんから。
さて,それはそれとして,
多くの人はおいらがこのブログを伊達や酔狂で書いてると思っているようですが,
それもまったくの誤解です。
なんで書いてるかというと,ずばり,仕事ですよ。
これっぽっちも趣味なんかじゃありません。
これがまったくの趣味だったら,思わず目を覆うような
エログロナンセンスなものになってるでしょう。
今でも十分ナンセンスですがね。オッホッホ。
さてさて、こないだ,古き良き手書き原稿の話を書きましたが,
ブログも手書きができればいいなと最近感じています。
人間の筆跡には味がありますからね。
達筆には達筆なりの,悪筆には悪筆なりのね。
おいらはどうにもとまらない悪筆なので,読めないかもしれませんが,
こんな味も素っ気もない書体のテキストデータよりはマシでしょう。
そうじゃありませんかね。
誰か手書きで簡単に更新できるブログを開発していただきたいです。
手で書いたものがそのままブログになるなら、
まさに日記感覚で利用する人が増えるんじゃないですかね。
そうすれば大きなビジネスチャンスが!
そんなことはどうでもいいんですが、
最近よく考えるのはブログって何だろうということ。
日記ですか?
でも、日記というのは、昭和の頃までは人に見せないのが原則でした。
また、板尾創路も言ってるように「人の日記を読むのは最低」でした。
人に見せたくて書いてるものは日記ではないんでしょうかね。
よくわかりませんね。
ま、告知ツールであることは間違いないですが、
またしばらく考え続けます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 00:05
2007年08月07日
ギター・マガジンで納涼を
しかし,暑いですね。
ま,夏は暑い方がいいですけどね。
おまけになんでこんなに忙しいんでしょうか。
ただの愚痴ですよ,オッホッホ。
あまり暑いので,宮ヶ瀬ダムの放流シーンでもご覧下さい。
写真では伝わりませんが,けっこうな迫力なんですよ。
そばにいると,水しぶきでびしょびしょになります。
ギター・マガジン9月号の内容は
オフィシャルページにすでにアップしましたのでチェックして下さい。
今週の土曜発売です。夏休みの友に,納涼にもどうぞ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:17
2007年08月06日
横山健の使用アンプ
暑いですね。いよいよ夏本番です。
週末は各地でロックフェスが開催されていますが,
皆さんは行きましたか?
ギター・マガジン9月号の表紙巻頭を飾るKen Yokoyamaは
先週,ロックインジャパンフェスに出演。
会場を興奮のるつぼにたたき込んだようです。
写真は今回の撮影時に,横山さんが使ったアンプです。
どこかで見たことありますよね。
そう,ちょっと前にyouさんが使ったものと同じです。
編集部特製のこの小型アンプ,今では表紙撮影に欠かせない小道具です。
もちろん音もグー。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:11
2007年08月02日
ギター・マガジン9月号表紙巻頭アーティストは
ギター・マガジン9月号は校了の大詰めを迎えています。
表紙巻頭アーティストは,
待望の3rd アルバム『Third Time's A Charm』を発表するKen Yokoyama。
前作,前々作以上にフックのあるメロディの詰まった
最強のパンク・アルバムについてたっぷり語ってもらいました。
発売は8月11日(土)。夏休みの関係で,普段より2日早まります。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:24
2007年08月01日
文章がデータでなかった頃の幸せな話
ギター・マガジン9月号の校正はいよいよ佳境に突入し,
このブログもバタバタと書いています。
今回は,ソウル・ギターの元祖,スティーヴ・クロッパーの大特集,
オーケストラとの共演アルバムを発表したスティーヴ・ヴァイの特集,
日本産妖怪ヘヴィメタル・バンド陰陽座特集,
ジャズ・ギタリスト進化論はバーニー・ケッセル特集などなど
読みどころ弾きどころ満載の一冊となっております。
そして,表紙・巻頭アーティストは????
……発表はもう少し引っ張ることにします。
さて,昨日たまたまサックス&ブラス・マガジンの編集部をのぞいてみたら,
あるミュージシャンからの手書きのファックス原稿がきていました。
うわ〜,なつかしいなあ,これ,と感慨もひとしお。
そうです,おいらが編集を始めた約20年前,
原稿は取りに行くのが当たり前。
ファックスはまだコンビニにもなく,
大きめの文房具店などにしかない時代で,
取りに行く時間がない時は,ライターを拝み倒して,
ファックスしてもらっていたのでした。
それがどうだ。
近頃の若い編集者は,原稿はメールで送られてくるのが当たり前と思ってやがる。
それをろくに推敲もせずに入稿するから,校正が大変で仕方ねえや,べらんめえ。
なにがテキストデータだ,ちきしょうめ。
いいたかないが,おいらの若い頃は……ああ,ブツクサ。
と嘆いてみたところで,生きた化石扱いされるのがオチなので,やめますが,
手書きの原稿というものは味があるものです。
サックス&ブラス・マガジンに来たそのファックスを眺めましたが,
書いた人の人柄から音楽性までがにじみ出る味わい深いものでした。
おもわず編集部に「これ,このまま入稿したら」と言ってしまったほどです。
ことほどさように,データ化されていない文章には
何かホヤホヤと湯気のようなものが匂いたっていたような気がします。
文章の善し悪しは別としてね。
結局は活字になるから同じなんですけどね。
しか〜し,その活字も昔々は,活版印刷といって,
職工さんが一字一字活字を拾って,版組して味のある……。
そのあと,現代の味も素っ気もないDTPが出てくる前は,
電算写植という優れたシステムが……。
……このくらいにして,校正に戻ります。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:50
2007年07月31日
それが答えだ
みなさん,フジロックには行きましたか?
ギター・マガジン編集部からは「ほう」でお馴染みのBが行ってきました。
昨日よれよれになって帰ってきて,
先輩諸氏に怒られながら,血眼になって校正をしておりました。
となりのベース・マガジンでは,Bとアフロ兄弟の I が行ってきたのですが,
戻るなり開口一番「いや〜,アンサーよかったよ〜」と言い出したので,
BM編集部一同,口をあんぐり。
その後もI は「アンサーよかった」を連発しています。
普段はレゲエ大明神のIが突然,
オールドスクールなハードロック・バンドを絶賛したので,
みな面食らったのでしょう。
一体何が起こったのだと,身を乗り出してきました。
IのとなりのKと向かいの机のKも目を丸くして,
どこがよかったのだと,I に問うています。
その顔には「一体どうなっちゃったんだ」と書いてあるのが見えました。
しかし,I は最高の笑顔で「いや〜,アンサーよかった」とそればかり。
おいらは,近くで見ていて,このやりとりが微笑ましくてなりませんでした。
オッホッホ。
ちなみに,その後Bは,都内のある楽器店で行なわれた
アンサーのサイン会に出かけていきました。
冒頭の写真はその模様です。
さてさて,編集部は只今,ギター・マガジン9月号の校正にいそしんでいます。
おまけに秋に発売予定の別冊の制作も始まり,なんだかバタバタ。
気が付けば7月ももう終わりです。
いよいよ暑い夏がやってきます。
イトトンボが舞う渓流の岩場に寝ころんで,
地球の回る音でもゆっくりと聞いていたいものです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:40
2007年07月26日
スウェーデンの折りたたみ式ギター その6
そんなわけで,スウェーデン発の折りたたみ式ギターを紹介してきましたが,
いかがでしたか?
興味のある方はDEVILLAINのサイトものぞいてみてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:59
2007年07月25日
スウェーデンの折りたたみ式ギター その5
こんな具合にギターをセンターでフォールドすると,
弦はするすると回転式テイルピースに収納されていきます。
この機構がとてもよく考えられていて,特許だそうです。
おいらも実際にやってみましたが,弦が絡まることもなく,
実にスムーズに巻き取られていきます。お見事。
さて,折りたたむには,ボディ裏にある二つの栓を開け閉めします。
ひとつはネックジョント付近に,もうひとつはボディエンドにあります。
折りたたむには栓をゆるめ,弾ける状態にしたら栓をしめます。
これにはけっこうな力がいります。
一旦たたんで戻したら,チューニングが心配ですね。
しかし,これがけっこうまともなんですよ。
決して箸にも棒にもかからないという感じではなくて,
ちょちょいとペグをいじって微調整するぐらいで済みます。
これには驚きでした。(まだつづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:54
2007年07月24日
スウェーデンの折りたたみ式ギター その4
今日はキース・ジャレットの『ECM WORKS』をBGMに書いています。
なんでかって?
いや,なんか今日みたいな夏らしい日にはいいかなと思いまして。
そう,今日の市ヶ谷周辺は,昨日までの曇天がウソのように晴れ渡り,
実にすがすがしい天気となりました。
アルバート・ハモンドふうに言えば,カリフォルニアの青い空,
天地真理ふうに言えば,恋する夏の日という感じですかね。
不快指数は65〜70。
おおむね誰もが快いという感じでしょう。
ナニ? 不快指数を知らない?!
そういう人はお父さんかお母さんに聞くか,wikipediaにでも行って下さい。
不快指数という言葉,今ではめっきり聞きませんが,なぜでしょうかね。
また30年ぐらいその理由を考えないといけませんね。
さて,今日は家を出てすぐ,アオスジアゲハを見かけました。
駅に急ぐおいらの顔の前をひらりと横切ったのです。
これだから恋する夏の日(しつこい)はいいですね。
アゲハを見るとわけもなく嬉しくなります。
そしてそして,編集部のある市ヶ谷駅で降りたところ,
ここでもアオスジアゲハを見かけたのです。
のびのびと羽を伸ばしてひらりひらりと,おいらの前を飛んでいきました。
ネコに前を横切られると不吉だそうですが,アゲハはどうなんでしょうかね。
なんかいいことあるかな。オッホッホ。
さてさて,そろそろ飽きた人もいるかと思いますが,
スウェーデンの折りたたみ式ギターの話を続けます。
写真の人が,このギターを作った
DeVillan Guitar CompanyのLeif Rehnstromさんです。
なんでも,パイロットでギターを弾く友人が飛行機に持ち込める
ギターを常々探していたところ,満足できるものがなかったため,
開発を依頼されたということです。
長年の取り組みの結果できあがったのがこれ。
モデル名はCENTERFOLDというのですが,
これは直訳すると「真ん中で折り曲げる」という意味で,
まさにギターのセンターで折り曲げてたためる構造です。
たたむのはいいんだけど,チューニングやらなんやら
いろいろ問題が起こるだろう,
と,ギターを知っている人なら当然そう考えますね。
その辺は実にうまくクリアしているんです。(まだつづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:33
2007年07月23日
スウェーデンの折りたたみ式ギター その3
昨日は日比谷野音でブルース&ソウル・カーニバルを見てきました。
雨が心配されましたが,薄曇りのちょうどよい陽気で,
満員の会場はほろ酔い加減の人で埋め尽くされてました。
野外フェスはこのくらいのゆるさが
ちょうどいいんじゃないでしょうかね。
目当ての吾妻光良&スウィンギン・バッパーズはやっぱよかったです。
ああいうふうにギターが弾けると本当に気持ちいいでしょうね。
カミソリのようによく切れるシャープなシングルノート,
洒脱なコードワーク,帰ってすぐにコピーしたくなりました。
メインアクトのココ・テイラーもすごかったです。
か細いからだから出てくる野太い声と気迫に圧倒されました。
ギターは,ギター・マガジンのコラムでもお馴染みのシュン菊田。
ツヤと切れ味のある素晴らしいブルースギターを
日比谷の森に響かせてくれました。
さてさて,スウェーデンの折りたたみ式ギターの続きです。
冒頭の写真はその全貌です。開くとこうなるわけですね。
ボディはマホガニーで,ネックはメイプル。
ブリッジを含む折りたたみのメカニズムはアルミ製です。
正直言ってかなり重いです。持つとズシリときます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:37
2007年07月20日
上陸! スウェーデンの折りたたみ式ギター その2
こんなケースにすっぽり入ります。
なんかアゲハ蝶のサナギみたいですね。
背負うとこんな感じ。満員電車でも大丈夫ですよ〜。
会社が終わったあとの練習にもグー。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 22:16
2007年07月19日
上陸! スウェーデンの折りたたみ式ギター
これ何だと思います?
スウェーデン製の折りたたみ式ギターなんですよ。
実は先日,スウェーデン大使館にやってきたこのギターを取材してきました。
実に機能的でよく考えられていて,びっくりものです。
しばらくこのギターを紹介することにしましょう。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:21
2007年07月18日
パラボラの見えるスタジオで
今日は更新が夜になってしまいました。
というのも,今の今まで取材に行ってたからなんですが。
帰ってからとなりの武道館でやってる
ガンズのライブに行こうかと思ってたんですが,間に合いませんでした。
きっと今頃,すでに見に行ったオカは熱狂のさなかでしょう。
さて,今日の取材相手は,ギター・マガジン9月号の表紙巻頭ギタリストです。
編集部Nを中心とする取材班を組み,
「ほう」でお馴染みのBも連れて,都内某スタジオへ。
いろいろありましたが,無事取材を終えました。
それが誰か,おいおい発表しますが,
それまでBのナイスボディででもご覧下さい。
スタジオから見えた謎の巨大パラボラアンテナも印象的でした。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:05
2007年07月17日
LONDON CALLING その2

雨の中、足下の悪い中を、Bとふたりで出かけた
『ライフ・オブ・ジョー・ストラマー』の試写会でしたが、
結果的には満員で入場できませんでした。
そこをなんとか、と思うのが人情ですが、
消防法とかで立ち見もだめだと言うのです。
しばらく粘りましたが、どうにもならないようなので引き上げて、
渋谷周辺のギターショップを一回りして帰ってきました。
途中、Bは長年探していたあこがれの一本に遭遇し、
買おうかどうか真剣に悩んでいたのが印象に残りました。
こんな場面で。
さて、編集部に帰ったら帰ったで、やることは山積みです。
試写会のことなどすっかり忘れ去って仕事をしていると、
突然、サックス&ブラス・マガジンのSがやってきて言いました。
「さっき、クラッシュの映画に行きましたか?」
「うん、行ったけどさ」
「実は試写会に行ったうちの嫁からメールがあって、
さっき、変酋長を見かけたんだけど、
映画が終わって探したら、忽然と消えていた。
もしかしたらとてもよく似た人だったのかもしれないが、
それにしても不思議である。
まるで狐につままれたような気分なので、確認してほしい,
というわけなんですよ」
「ああ、なるほど」
「まるで蒸発したようだというんです」
「蒸発? そんな死語をよく知ってるね」
「どうしても気になるようです」
「いや、実は入れなかったんだよね」
「え、そうなんですか、じゃあ行ったことは行ったんですね」
「行った。でもそれを知ってどうするわけ?」
「いや、どうもしません。彼女の気が済むだけです」
「それではお答えしましょう、それはよく似た人ではありません。本物です」
「わかりました〜!」とSは満面の笑顔でメールを返し、
そそくさとあっちに行ってしまいました。
見られなかった試写会。
それでもBは欲しかったギターに遭遇し、Sの嫁は気が済んで、
おいらには何も残りませんでした。
体のあっちこっちに穴が開いているのに、どこにふたをしたらいいかわからない。
そんな気分です。
こうなると、見られなかった映画をどうしても見たいと思うのが人情です。
試写会の機会はまだあるようなので、リベンジを誓いました。
体にあいた穴をふさぐにはそれしかないようです。
というわけで,連休明けの編集部は,
もうギター・マガジン9月号の締め切りに追われているのでした。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:00
2007年07月13日
LONDON CALLING
先日,『ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー(原題:LONDON CALLING』)
という映画の試写会に行ってきました。
クラッシュやロンドン・パンク好きは必見の作品ですが,
詳しくはオフィシャルサイトを見て下さい。
「ほう」でお馴染みのBと一緒に出かけたのですが,
出がけに,雨は降ってるかなと窓を確かめると微妙な感じなので,
傘を持っていくことにしました。
外に出ると,けっこう降ってました。
ばさっと傘を広げて歩き出すと,Bが,
「僕,傘さすのマジ嫌いなんですよ」
と言いながら傘をさしています。
「あ,それわかるわ」とおいら。
誰だって傘を差すのは嫌い(というか雨が嫌い)でしょうが,
Bが言ってるのは
「こういう微妙な降り具合の時に,傘というものは,手がふさがるし,
死ぬほど面倒なので差したくないとか,
帰宅時に最寄り駅に着いた途端、降られたが傘は持ってない,
家までは徒歩10分ぐらいかかるが,近いと言えば近いし、
コンビニ傘は絶対買いたくない,買うくらいならぬれたほうがましだ」
と,こういうことだと,おいらは瞬時に察知しました。
日本人ならではの「察し」の機能が働いたことはもちろんですが,
その上,おいらもまったく同感だからです。
基本的には傘を差すくらいならぬれたほうがまし,なのですが,
あまり大降りの時にずぶぬれで歩いていると変な人と思われるので,
仕方なく差しているわけです。風邪もひくしね。
まあ,そんなこんなで,傘嫌いの大の男が2人仕方なく傘を差しながら,
とぼとぼと歩いていると,Bが突然こう切り出しました。
「嫌いなものが共通する方がうまくいきませんか?」
一瞬なんのことを言われたのかわかりませんでした。
まだまだ「察し」の修行が足りないおいらです。
「へ? なんのこと言ってるの? もしかして彼女のこと?」
「いや,彼女もそうですけど,人付き合いです。
嫌いなものが同じだと,いちいち対立しなくてすむんですよ」
度肝を抜かれました。確かにその通りです。
おいら,40年以上生きてきて,そんな大事なことに気づかなかった。
好きなものが一致することが人づきあいの要諦かと思っていた。
今,Bは若いのに,人間関係というこの世で一番厄介なものについての
真実を語ろうとしている。
もしかして,最近,向田邦子でも読み込んでるのか。
しかし,ここは変酋長としてしっかり受け止めてやらねば。
Bは続けます。
「好きなものが一緒で対立することはないじゃないですか。
嫌いなものが違うと,絶対ケンカになるんですよ。
だから,最近,僕は必ず相手に嫌いなものを聞くようにしています」
たしかに! 成長したな〜,そういえば最近「ほう」は出なくなったし。
歩きながら,「嫌いなものが同じだと,対立しなくてすむ」という
Bの言葉を反芻していました。雷に打たれたような衝撃でした。
過去のおのれの人生に照らして,なるほどなあと当てはまること多々。
横を歩くBは,今度は「僕はズボンの試着もイヤなんですよ」とかなんとか言ってる。
「あ,それわかるわ」と内心思いました。
そうやって語らっているうちに半蔵門駅に着きました。
いよいよクラッシュの映画の試写会です。(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:39
2007年07月12日
NEW DIRECTION
ついに出ました!
ジム・オルークも血眼になって探したという
高柳昌行とニュー・ディレクションの『April is the cruellest month』。
凄まじいです。ジャケも素晴らしい!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:06
2007年07月11日
アフロは育つ
ギター・マガジン8月号が今日できあがって参りました。
店頭にはあさってから並びますので,楽しみにしていてください。
通巻350号記念号です。
特別企画として用意したのはThe Axis' Gear Returns!
2001年から2006年までに撮影したギタリストのライブ機材から,
これはというギターを選りすぐって再びお見せしようという企画です。
ジェフ・ベック,メタリカ,ニール・ヤング,AC/DC,
ジョン・フルシアンテ,ジャック・ホワイト(ホワイト・ストライプス),
スリップノット,ジューダス・プリースト,ソニック・ユース,
ウィーザー,バンプオブチキン,アジカン,山下達郎,大村憲司,桑田佳祐
などなど,必見のギターをご覧下さい。
表紙巻頭特集はスティーヴィー・レイ・ヴォーン。
新連載ジャズ・ギタリスト進化論 第一回チャーリー・クリスチャン,
インスト企画はギタリスト向けオーディオ・インターフェイスの特集
などなど,特集関連も充実。
発売日を待て!
さて,なぜかリットーミュージック内にアフロヘアが急増中という話題を
先日も書きましたが,ちょっとおもしろいことに気づいたのでその続報です。
それは何かって?
当たり前ですが,アフロは育つんですよ。
アフロのスタッフに毎日接しているとなかなか気づかないんですが,
数日目を離すと,おや,育ったなと感じる。
これはさわやかな感動でした。
これが例えば,道ですれ違っただけの人なら,
民家の庭のつるばらとか,
梅雨空にじっと我慢のあじさいとかと同じように,
一期一会の出会いで終わってしまい,その後を知る機会はありません。
しかし,自社のスタッフであれば,いつでも観察できるわけで,
ふ〜んこんなふうになるのかと,ひとつ得した気分になりました。
小学生の頃に,朝顔を種まきから育てた時のような気分ですね。
そんなことを考えながら日々を過ごしていた時に,
たまたまアフロのひとりであるHとエレベーター前で一緒になりました。
開口一番,Hは「ブログで取り上げてくれてありがとうございます」と
満面の笑顔を若干ひきつらせ気味に先制ジャブ。
「おお,育ってるねえ」とおいら。
するとHは「でも,これはアフロじゃないんですよ」
「え,じゃ何なの?」
「これはおばちゃんパーマじゃないですかねえ」
「へ?」
「アフロとおばちゃんパーマでは巻き方が全然違うんです」
「そうなんだ。そのネタ,さっそくいただき!」
というわけでブログのネタをくれたH君,ありがとう!
おかげで,アフロとおばちゃんパーマはどう違うのか
また考え込むハメになりましたが。よよよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:55
2007年07月10日
このセンス普通じゃない
今日は筒美京平トリビュート『the popular music』をBGMに書いています。
京平先生については特に説明は不要と思いますので割愛しますが,
このアルバムは,日本のアーティストが
こぞって筒美作品をカバーした作品集です。
参加者は,山崎まさよし,草野マサムネ,クレイジーケンバンドなど
ギター・マガジンにも縁があるアーティストから,
柴咲コウ,BONNIE PINKなどの人気女性シンガー,
そして,「千の風」の秋川雅史まで,豪華な人ばかりで,
よくある寄せ集めの企画ものには終わってません。
ざっと聴きましたが,
クレイジーケンの「また遭う日まで」,徳永英明の「たそがれマイ・ラブ」,
島谷ひとみの「魅せられて」,柴咲コウの「ブルー・ライト・ヨコハマ」
が耳に残りました。白眉はクレイジーケンですね。
さて,こないだ、たまたまアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』を見ました。
おいらなどは最初のカラー版から知ってる世代ですが、
(さすがにモノクロ版は知らない)
何度もリメイクされる秘密は何なのでしょうね。
やっぱりみんな妖怪が好きということでしょうか。
ちょっと前に映画になった手塚治虫の『どろろ』も妖怪ものだし、
京極夏彦の小説も相変わらず人気がありますよね。
もちろんおいらも妖怪好きのはしくれです。
まあ、それはそれとして、
鬼太郎はリメイクのたびに、「今」を取り入れるというか、
時代設定をそれなりに更新するんです。
子供が見ることを前提にしていると思われるので、それも当たり前なんですが、
こないだの話にちょっとびっくりする場面がありました。
鬼太郎に何か頼み事があるとき、
どうすればいいか40歳以上の人ならすぐわかりますよね。
そう、妖怪ポストに手紙を出すのです。
そうすると、鬼太郎がかけつけてくれて事件解決、という寸法です。
その昔のアニメでは、たしか、鬼太郎の家の前にこのポストがあり、
人間は当たり前にこの所在を知っており、手紙を入れに行ってました。
ところが最新版では、まず鬼太郎は「ネットで話題になっている」存在で,
妖怪ポストなるものに手紙を出せば来てくれるというウワサが
BBS上に蔓延しています。まるで都市伝説です。
で、依頼人である中学生の少女は、ネットを見て、鬼太郎に手紙を書きます。
書くのはいいが、どうやって投函するんだろうと固唾をのんで見守っていると、
なんだか知りませんが、空間からポストが現われて、
少女は迷うことなくそこへ手紙を入れたのでした。
驚愕です。
手紙はすぐ鬼太郎に届き、鬼太郎は猫娘をともなって少女宅へ駆けつけます。
ガラガラッと引き戸(家は意外に古風)を開けて顔をのぞかせる鬼太郎。
その姿(おもに鬼太郎のファッション)を凝視して、
しばし間をおいたあと、少女はこう言います。
「このセンス普通じゃない」
このセリフにおいらは思わずのけぞってしまいました。
おいおい、お嬢さん、その言いぐさはないだろう。
そりゃあ、普通じゃないよ。
ゲゲゲの鬼太郎だよ、幽霊族のヒーローだよ。
鬼太郎といえば霊能チャンチャンコにリモコン下駄、頭に目玉おやじと決まってるでしょう。
オシャレが生き甲斐とか真顔で言ってる
そこらのくだらない男子どもと一緒にしちゃあいけないよ。
う〜ん、おいらはとても違和感を感じるセリフですが、
若い人が見たら別に気にならないんでしょうかね。
脚本を書いた人はもちろん意図的にこうしたんでしょうが。
でもね〜……。
あ〜あ、こういわれちゃ鬼太郎も形無しだ、とその日一日暗澹たる気分でした。
よよよ。
ちなみに鬼太郎のアニメでは毎回テーマソングを誰が歌うか楽しみなのですが,
今回は泉谷しげるでした。
アレンジは洗練されたファンクで,
ギターのカッティングがカッコいいので,思わずコピーしたくなりました。
あれは誰が弾いてるんだろう。
前回のテーマソングは,憂歌団だったんですが,
これは内田勘太郎のスウィンギンなギターがさえ渡るアレンジで,
やっぱりコピーしたくなりました。
何を隠そう,編集会議でこのバージョンを
スコアにしようと提案したことがあるのですが,
見事に却下されたことを覚えています。よよよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:10
2007年07月09日
高柳昌行と植木等 ふたりのジャズ・ギタリスト その3

さて,しばらく間があいてしまいましたが,高柳さんと植木さんの話を続けます。
冒頭の写真は,おいらが95年にギター・グラフィックの取材で
植木さんにお会いした時にいただいたサインで,
編集部の家宝としてしまってあります。
この取材ではいろいろなことを聞くことができました。
ギターを始めたきっかけ,初めて買ったギター,
ジャズを志した理由とその時期,そしてギター・マガジン7月号でも
再撮影させて頂いたギブソン ES-175を買った時期とその理由などなど。
中でも興味深かったのは,
萩原哲晶のグループであるデューク・オクテットの
オーディションに受かった時のことです。
このオーディションには,高柳昌行や荒井のぼるも来ていたということですが,
選ばれたのは植木さんでした。
その理由は「譜面が読めたこと」だったそうです。
植木さんと高柳さんが同じオーディションを受けたというのは
なんとも興味深い話ではありませんか。
この当時,植木さんはまだES-175は使っていませんでした。
おそらくはハーモニーのギターを使っていたものと思われます。
植木さんが175を買ったのは65年頃のことです。
このギターの年式は64年なので,ほぼ新品同様で買ったものです。
今もきれいな状態で保管されているこのギター。
ギター・マガジン7月号の「伝説のギターをたずねて」で
ぜひご覧いただきたいと思います。
ちなみに荒井のぼるは,やはり当時の第一線のギタリストで,
日本で初めてギブソンのレス・ポールを使った人と言われています。
50年代の中期,ソリッド・エレクトリック・ギターを開発していたテスコに
そのレス・ポールを見せて,開発に協力したのでした。
このあたりは興味のある方もいるでしょうから,機会を改めたいと思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:12
2007年07月06日
ギター・マガジン8月号もうすぐできます

いつもなら、校了の時期に次号の内容をちらりとお知らせしていたんですが、
ほかの話題でぐずぐすしているうちに、
オフィシャルサイトにアップされましたので、こちらをご覧ください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:59
2007年07月05日
校了後のひととき
昨日、ギター・マガジン8月号を校了しましたが、
すぐさま9月号やら何やらいろいろな仕事に追われています。
8月号では、久々にジャズの連載がスタート。
チャーリー・クリスチャンを源流とする
エレクトリック・ジャズ・ギタリストの進化の過程を追いかけていく企画です。
名付けて「ジャズ・ギタリスト進化論」。
これから、ちょっとジャズに力を入れていきますよ。
というわけで、今日のBGMはケニー・バレルの『Kenny Burrel』。
ジャズの快楽を味わえる素晴らしい作品です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 23:08
2007年07月02日
成毛滋を偲ぶ会
先週の金曜日,朝から慌ただしくギター・マガジン8月号を校正した後,
午後はひたすら編集会議をやってギター・マガジン9月号の内容を固め,
そして夜は,成毛滋さんを偲ぶ会に出席してきました。
それは楽器業界の主催で行なわれたもので,
場所は神田のとあるライブレストラン。
成毛さんが常連だったお店とのことでした。
周りを見渡すと,それはそれは錚々たる方々ばかりで,
生前の成毛さんの豊かな交遊を偲ばせました。
そこにいらしたのは,戦後の楽器業界を作り上げた方ばかり。
言ってみれば,国産ギターの品質を世界水準に引き上げ,
ギターの普及に命を賭けてきた人ばかりです。
おいらのような若輩の席などなさそうに思われましたが,
とにかく頑張って出席してきました。
会場には大きなスクリーンが用意され,
フライドエッグなど成毛さんの貴重なライブ映像が流れ,
それをバックに列席者のスピーチが始まります。
ギターメーカー,ミュージシャンなどそれぞれの立場で
成毛さんとの思い出話,苦労話などを語ります。
成毛さんは60年代からこの方,楽器業界になくてはならない人として,
楽器作りにこだわり続けてきたのでした。
どれも初めて聞く話ばかりで,
改めて成毛さんの功績や偉大さを知ることができました。
みなさんが異口同音に語るのは,
成毛さんがいかに楽器を大切にしたかということ,
そして,少しでも楽器を粗末に扱ったりすると
烈火のごとく怒ったということです。
成毛さんが提唱したギターとは次のようなものでした。
・まず安価であること
・ただし,性能は高くなければならない
・日本人は外国人と比較して手のサイズが小さい。
よってナローネック,スリムネック,ミディアムスケールを採用すべき
会場には,成毛さんが深く開発に関わった
グレコのEG-800(冒頭の写真)が飾られていました。
その昔,一斉を風靡したレス・ポール・タイプです。
ギブソンもフェンダーも高値の華だったあの頃,
70年代のギター少年が,“グレコのレス・ポール”ににどれだけお世話になり,
そして夢を与えられたか,リアルタイム世代のおいらはよく知っています。
会場にあったEG-800に触ってみました。
手にぴたりとくるスリムネック,ボディにはコンター加工。
ああ,こんなに軽くて弾きやすいギターだったっけ,と嬉しくなりました。
これなくして今の日本の技術水準はありえなかったでしょう。
かくも成毛さんの功績は大きいのだということを実感しました。
やがて,ゆかりのあるミュージシャンによる演奏が始まりました。
会場のあちこちで成毛さんの思い出話に花が咲き,和やかな歓談が続きました。
湿っぽいことは大嫌いでロックを愛したという成毛さんは,
喜んでいたのではないでしょうか。
最後に閉会のご挨拶をされた成毛さんの奥様は
「滋はきっと今ここに来ている」と言っていました。
改めて,日本の偉大なギタリストのご冥福をお祈りします。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:41
2007年06月29日
高柳昌行と植木等 ふたりのジャズ・ギタリストその2
高柳さんといえば,戦後の日本を代表するジャズ・ギタリストで,
まさに伝説と呼べる人です。
フリー・ジャズやノイズ・ミュージックに取り組んだことでも知られますが,
例えば70年録音の『プロフィール・オブJOJO』などを聴くと,
はじけるようなバップ・フレーズと歌心のあるメロディが満載で,
その素晴らしさに圧倒されます。
この頃のメイン・ギターがES-175だったようで,
当時のレコードの裏ジャケットなどでその姿を確認できます。
今回の撮影にはおいらもついていきました。
どうしても見たかったんです。
担当のSが一生懸命撮影のセッティングをしている横で,
おいらはケースを開けました。
オーバーな表現ですが,一目ですごいオーラを感じました。
圧倒的な存在感。
フルアコのギターは,フルアコであるというだけで,
どういうわけか一割増しぐらい価値があるように見えるものですが,
それを差し引いても,そのボディから漂ってくる「匂い」は甘美でした。
恐れ多いことですが,弾かせてもらいました。
亡くなった当時のまま保管されていたということなのですが,
驚くほど調整が行き届いており,
このままライブでも使えそうなほど良い状態でした。
左手にピタッとくるフィット感。ほどよい弦高。
ピロピロと弾いていると,
どういうわけか4弦をヒュッヒュッとスライドしたくなります。
指が自然に素早く動いていくのです。
よく見ると,4弦だけがフラットワウンド弦でした。
もしかしたら,これが高柳スタイルの秘密かもしれないと思いました。
ケースの中には,直筆の譜面も入っていました。
五線上にオタマジャクシを重ね,コードネームが振ってありました。
味わい深い筆跡で。
7月号に掲載したギターのうしろに写っているのは,その譜面です。
ギターとギタリストの出会いが運命なら,
ギター編集者とギターの出会いは使命なのかもしれません。
それを読者に伝えるための。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:06
2007年06月28日
ギター・マガジン8月号鋭意制作中!
ただいま,ギター・マガジン8月号の校正中です。
出たばかりのCharのインストゥルメンタル・ベスト
『FLYING TOY'S』を聴けば,赤ペンも躍ります。
Flying Toy’s instrumental best(初回盤)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:41
2007年06月27日
高柳昌行と植木等 ふたりのジャズ・ギタリスト
現在発売中のギター・マガジン7月号で
「伝説のギターをたずねて」という特別企画をやっています。
大抵のギタリストは,長いギター生活の中で,
この1本というべき愛すべきパートナーに巡り会うものですが,
そういった出会いが生み出す伝説を美麗な写真と解説で追った企画です。
エリック・クラプトンとブラッキー,フランク・ザッパとギブソンSG,
ジェフ・ベックとテレキャスター,ジョン・レノンとリッケンバッカー325,
ジョー・ストラマーとテレキャスター……
こうして列挙してみると,
運命のギターを抱えたギタリストたちの立ち姿が
ありありと目の前に現われるようではありませんか。萌えますね。
不思議なのはなぜそのギターでなければならないのかということですが,
これは正直言って神のみぞ知るというか,誰にもわからないことでしょう。
まるで天体の運行のように,そうあるべきと決められた両者が惹かれ合って,
互いの琴線に触れた時に,素敵なメロディを奏でるのだ,
そうとしか言いようがありません。
あたかも大宇宙に満ちているさまざまな物理法則と同じように,
ギタリストとギターの出会いの法則は決まっているのかもしれません。
おいらの場合,一応ギタリストなんですが,
30年以上もギターを弾いてきているというのに,
残念ながら未だに運命の1本に出会ってません。
大宇宙の法則もヘタなギタリストには当てはまらない,ということでしょうか。
よよよ。
この企画では,我が国の伝説のジャズ・ギタリストのギターを2本取材しました。
高柳昌行と植木等。
ギターはどちらもギブソンES-175でした。(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:44
2007年06月25日
大感動! ジェームス・バートンのライブ
昨日,おとといとギターショー関連で慌ただしかったもので
書きそびれましたが,22日の金曜日,
ジェームス・バートンのライブを見てきました。
エルヴィス・プレスリーやリッキー・ネルソンを支えた,
ロックンロール・ギターの生きた伝説,ジェームス・バートンです。
仮にもおいらはギター・マガジンの変酋長なので,
これを見逃すわけにはまいりません!
実は先年の来日公演は見逃したので,今度見逃したら末代までの恥,
とばかり,勇んで会場の銀座TACTに行きました。
そこは超満員で,始まる前から,
期待が渦巻いているのが目に見えるほど客席のテンションはハイ!
オープニングは元ヴィレッジ・シンガーズの小松久と
黒澤久雄(元ブロード・サイド・フォー/黒澤明の子息)が務め,
バートンが登場! 感動です。
あのジェームス・バートンが目と鼻の先にいるなんて。
ライブは想像以上に素晴らしくて,心底感激しました。
バートンのギターは,ベテランらしいイナタい音かと思っていたのですが,
まったく違い,イナタいどころか,洗練されていて
イキイキとフレッシュで躍動していました。
こんな素敵なギターをバックに歌っていたエルヴィスは
本当に幸せだったことでしょう。
オフィシャルなレポートは
ギター・マガジン8月号に書きましたので,ぜひ読んでみてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:34
2007年06月24日
TOKYO GUITAR SHOW 2007 閉幕
今日も東京ギターショーに行ってきました!
お台場は小雨交じりの曇天でしたが,大にぎわいでした。
会場にはいいギターと,素敵な笑顔がたくさんあり,
グッドサウンドが鳴り響いていました。
ギター・マガジン8月号で,ショーの模様をレポートします。
お楽しみに。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:05
2007年06月22日
オファーする
ギター・マガジン編集部は,8月号の締め切り真っ只中です。
内容はいつものように強力ですが,
発売されるまで,7月号をじっくりと弾き倒して下さい。
スコア関係では,マキシマムザホルモンの「ぶっ生き返す」のほかに,
ジャニス・ジョプリンの「ジャニスの祈り(Move Over)」なんて,
しぶ〜い曲も載せてます。
ジャニスのバックバンドだった,
ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーについては,
あまりの素晴らしさにいつか特集を組みたいぐらいですが,
まずは,この曲を弾きたい人は意外と多いのではないかと選びました。
このギター・ソロ,抜群ですよね。
途中転調するところなんか,あまりのスリリングさに悶死しそうです。
耳コピが難しいソロですが,
譜面にしてみると,基本はペンタの王道フレーズでした。
こういうのをさらりと,インプロヴィゼーションで弾けたら,
ギターの腕前は相当なものですね。
さてさて,今日は近年あっちこっちで耳にする
「オファーする」という言葉を考えてみましょう。
テレビや雑誌などが俳優に出演を依頼する時に使ったり,
取材依頼する時に使うことが多いようです。
音楽雑誌の社会でも,編集者がアーティストに取材の依頼をすることを
「オファーする」と言うのですが,
これは誰がいつ頃から言い始めたんでしょうか。
おいらが編集を始めた80年代の中盤にはなかった言い方で,
ずいぶん長い間,こういう言い方はしませんでした。
なんだか知りませんが,90年代ぐらいから突然降って沸いた表現方法のようで,
ギター・マガジン編集部でも,気づけば,全員が当たり前のように使っています。
テレビの影響が大きいような気もしますね。
ワイドショーでもよく聞きますし,
ダウンタウンあたりが普通のトークで,
「こないだ,なんとかっていう映画に出てくれっていうオファーがあったんや」
みたいな会話をしているのを聞いていて,刷り込まれたのかもしれません。
あと,ヘタな翻訳インタビューに頻出する表現でもあります。
若い人が気軽に「オファーする」を使うのを聞くと,仰天します。
いきなりオファーかよ,と思う。
この感覚,わかる人いませんかね。
ま,ソースはいろいろありますし,
どっかのストリートで,当たり前の表現として拾ってきたのかもしれません。
まったくもって近頃の若者の気持ちも生態もさっぱりわかりません。
ギター・マガジンでは「ほう」でお馴染みの編集Bなどは,
入ってきたその日から,「オファーのほうしときましょうか」なんて
ニコニコしながら言ってましたからね。
「いや,オファーのほうではなくて,依頼をしとけ」と
おいらが指示したことは言うまでもありませんが。
でも,この便利な「オファーする」という言い方が出現する前は,
なんて言ってたんだろうなと考えると,これが思い出せないんですよ。
「依頼する」というのが有力ですが,これは改まった言い方で,
くだけた会話では使ってなかったと思います。
「お願いする」だったかな。あとは「頼んでみる」とか。
単に「言う」とか言ってかもしれません。
依頼するでは堅苦しい,他に適当な言い方が見あたらない,
そんな時に「オファーする」はちょうどよかったのかもしれません。
今は「オファーのお願いをしとけ」なんて平気で言いますから,
昔なら「お願いのお願いをしとけ」ということで,なんだか変ですね。
今のところ,この表現はプライベートな場面では使われないようですが,
そのうち「誕生日に彼氏にプレゼントをオファーする」とか
「結婚式に友人の出席をオファーする」とか
「母親に明日の昼の弁当をオファーする」とか,
日常会話で使われるようになるかもしれません。
そしたらおもしろい,というか別にどうでもいいですがね。
昔,しりあがり寿の漫画に出てくるこういうシチュエーションがありました。
会社の年配の部長が,部下の女子にお茶をいれてもらうのに
「お茶を一杯企画してくれないか」と言うと,
部下の女子はその言い方をヘンに思いながらも,
「企画しました!」といって持って行き,双方満足するというものです。
オファーするのちょっとよそ行きな感じは
なんだかこれと似ている気もします。
え,違いますか。
長くなりましたが,明日から東京ギターショーです。
週末はお台場へ!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:14
2007年06月21日
村井邦彦BOX発売!
今日は『The Melody Maker〜村井邦彦の世界〜』をBGMに書いています。
村井邦彦といえば,「翼をください」の作曲者として有名ですが,
他にも数え切れないほどの,名曲・ヒット曲を書いた偉大な作曲家です。
そして,アルファレコードの創設者,プロデューサーとして,
赤い鳥,ガロ,荒井由実,カシオペア,シーナ&ロケッツ,YMOなど,
日本の音楽史上最も重要なアーティストを次々に世に送り出しました。
マイナー&カルトなところでは戸川純とかタンゴヨーロッパもアルファです。
ちなみにタンゴヨーロッパはおいらの大好きなバンドで,
書こうと思えばいくらでも書くことができますが,
間違いなくうざい文章になるので,ここではやめておきましょう。
ただ,彼女らの1stで未だCD化されていない80年代の名盤『乙女の純情』,
これだけはぜひともCD化してください,と勝手にお願いしておきます。
蛇足ですが,ガロについてはアコギ・マガジンのブログに書いていますので,
時間と興味のある人は読んでみてください。
さて,村井先生のヒット曲をざっとあげてみると,
「朝まで待てない」ザ・モップス,
「エメラルドの伝説」ザ・テンプターズなどのグループ・サウンズ,
「夜と朝のあいだに」ピーター,「経験」辺見マリ,
「ざんげの値打ちもない」北原ミレイなどの昭和歌謡,
「或る日突然」トワ・エ・モワ,「忘れていた朝」赤い鳥,
「美しすぎて」ガロ,「美しい星」森山良子などのソフトロック
といった風にジャンル別にたくさんあります。
40歳を超えている人なら,誰でも一度は聴いたことがあるでしょう。
90年代からこの方,一部に熱狂的なソフトロック再評価の波がありますから,
若い人でも知っているかもしれませんね。
今回のボックスは5枚組で,
上にあげたジャンルからまんべんなく選曲されており,
さらに村井先生の近年のオーケストラ作品集も付いています。
こうして聴いてみると,このメロディセンスは素晴らしいの一言です。
60年代からジャズやボッサなどの洗練された要素をいち早く邦楽に取り入れた
その功績は計り知れないものがあります。
そして,なんといってもハーモニー。
5thディメンションやロジャー・ニコルズなどの
本場A&Mサウンドに範をとったと思われる,
抜群のコーラスワークは村井サウンドの真骨頂です。
赤い鳥を,ガロを聴いてみて下さい。
そのめくるめくハーモニーに悶死しそうになります。
さらにさらに,洗練されたハーモニーと同居する
場末の酒場の路地の匂いのするメロディ。
このもの悲しさがたまらないのです。
98年,大村憲司さんが亡くなった時に,
村井先生にコメントをいただいたことがあります。
大村さんは70年代の初め頃,赤い鳥に在籍しており,
その後,ソロ・アルバムで大名盤『KENJI SHOCK』を
村井さんのプロデュースの下,アルファレコードからリリースしました。
村井先生はある意味,大村さんの育ての親でもあるのです。
当時,八方手を尽くして村井先生の所在を突き止め,
アメリカに住んでおられた先生に国際電話をかけました。
まずは大村さんが亡くなったことを伝えると,
そのことをご存知でなかった先生は,大変驚かれて,
おいらが知らせたことに感謝の言葉をくれました。
そして,昔の思い出,大村さんへの追悼の言葉を丁寧に語りだしました。
その魅力のあるやわらかな語り口が今でも耳に残っています。
このボックスのDisc2は「Ryoko,Junko,Emiko」
のサブタイトルが付けられています。
これは森山良子,山本潤子(赤い鳥,ハイ・ファイ・セット),
白鳥恵美子(トワ・エ・モワ)のことですが,
当時のソフトロックの3大歌姫のウィスパーボイスをギュギュッと凝縮した,
大変魅力のある選曲がなされています。
ここでは「美しい星」という名曲中の名曲を,3人の声で聴くことができ,
それはもううっとりするほどドリーミー,この上ない極上の幸せ気分に浸れます。
う〜ん,しかし何かが足りない。
Ryoko,Junko,Emikoだから仕方がないのですが,
実はこの曲,天地真理の名唱があり,
なんとかひとつボックスのどこかに入れて欲しかったと,
心に小さな穴があいたおいらなのでした。
日頃,ギター・マガジンを編集しながら,
ジミヘンかっけえ〜とか,レッチリ最高!とか,
レイ・ヴォーンしびれる〜(死語)とか職業的に叫んでみても,
おいらの戻ってくるところはココだとしみじみ思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:22
2007年06月20日
クセになるホルモン
最近,ギターを持つと,
ついマキシマム ザ ホルモンの「ぶっ生き返す!」を弾いてしまいます。
ギター・マガジン7月号のスコアでも取り上げている曲ですが,
譜面を校正しながら弾いていて,すっかりやみつきになってしまいました。
それほど難しそうではないのですが,
どっこい随所に鋭い仕掛けが効いていて,一筋縄ではいきません。
個人的には自分の手クセにないプレイが続出するので,ひいこら言いました。
なんとか完コピに向けて頑張ります。
読者の皆さんも,まずはローDにチューニングして,
ギター・マガジンの譜面を見ながら,トライしてみてください。
きっと新しい世界がのぞけますよ。
さて,昨日,石立鉄男のことを書きましたが,
何の気なしにふと「山口いづみ」を検索してみると,
なんと,本人ブログがトップに表示されました。
ギョギョッ! 山口いづみ本人なの? ホントにホント?
半信半疑とはこのことです。
早速クリックしてみると,間違いありません。
こういう時,変な時代になったなと感じると同時に,
本当に不思議な気持ちになります。
接点などあろうはずもない人と,突然つながったような気がするのですから。
有名人ならまだいいですが,
自分の名前とか中学の時の友達とかを検索して
なにやらヒットした時,恐ろしい気持ちになります。
若い人はそうでもないんですかね。
さて,山口いづみといえば,水戸黄門などの時代劇が有名でしたが,
今でも歌っていたんですね。
ブログには自分のライブ談などが書かれています。
下の方を見ていくと,石立さんのことにも触れていました。
そして,昨年のライブで「そよ風のように」を歌ったことも。
虫が知らせたのでしょうかね。
この曲は『コメディードラマ・ソングブック』という
コンピ盤に収録されています。
興味のある人は聴いてみてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:25
2007年06月19日
デザイナーのSさんと(久々に)
先日,俳優の石立鉄男さんが亡くなりました。
石立さんのことはこのブログでもたびたび書いてきました。
ギター・マガジンのデザイナーのひとりであるSさんが
石立ファンであることも。
石立さんが亡くなった数日後,デザイナーのSさんが来社したのですが,
何か言いたそうな顔で,おいらの席までやってくるのが見えました。
ああ,これは石立さんのことに違いないとピンと来ましたが,
はたしてそのとおりでした。
「石立鉄男が亡くなりましたね」とSさん。
「はい,びっくりしました。悲しいです」
「ワイドショーでお葬式を見ましたけど,
ゆかりのある芸能人がコメントしてましたよ。
岡崎友紀とか杉田かおるとか」
「そうですか。大原麗子は?」
「いや,出てきませんでしたね」
「残念です。きっと馴染みが薄いんでしょうね」
「ところで,変酋長は“雑居時代”はゲットしたんですか?」
「いいえ,猛烈に見たいんですが,DVDボックスを買うほどでもないかと」
「まあ,それはそうでしょう」
「う〜ん,全部見たいってわけでもないんですよね。1話だけでいい。
切り売りしてくれないでしょうか。とにかく大原麗子が見たいんです」
「はははは,見たいのは大原麗子ですか」
「はい,前にも書きましたが,おいらの美人の基準は,
“雑居時代”の大原麗子ですから。
後にも先にも,あれ以上の美人は見たことがありません。
この基準は永遠に変わらないと思います」
「その基準は,現代のほとんどの人がわからないでしょうねえ」
「ほっといて下さい。見たいなあ……,もしかして」と思い,
You Tubeを検索してみると,なんとありました!
雑居時代の映像のようです。
現われたのは,主題歌とタイトルバックでした。
歌は山口いづみの歌う「そよ風のように」。
専門家の間では,和製ソフトロックのマスターピースとされている曲です。
ものの2分ぐらい,紙芝居のような懐かしい映像。
脚本=松木ひろし 主演=石立鉄男云々……
残念ながらドラマ本編はありませんでした。
山口いづみは,ドラマでは大原麗子の妹役でした。
この人も美人なので好きでした。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:44
2007年06月18日
尾崎孝と内田勘太郎ライブ その4

Photo:Minoru Yuasa
しばらくあいだがあいちゃいましたが,
尾崎さんと勘太郎さんのライブレポを続けます。
勘太郎さんのソロ・コーナーが終わって,小休止。
そして,尾崎さんがバンドをひきつれて再度舞台に上がりました。
向かって左に尾崎さん,右にはご子息の博志さん。
親子揃ってペダル・スティールです。
これはサッカーで言えば,
右と左のウイングがペダルスティールというようなポジションでしょうか,
なかなか壮観なものがありました。う〜ん,親子鷹。
沖縄録音の最新作『Feel Me! Touch Me!』からの曲がさっそく始まります。
このアルバムは,尾崎さんの多彩な音楽性があふれ出た会心の作で,
ペダルスティールというと,どうしてもカントリーというイメージがありますが,
どっこい,カントリー色はほとんどなく,
むしろファンク&ソウル,さらにはアイランドミュージック的な
要素がたっぷりつまったゆる〜い感じが魅力です。
ライブで聴くと,ゆるさ倍増。
南国のホテルのラウンジにでもいる気分。
3曲目から勘太郎さんが加わりました。
アルバムでもゲストで参加していた「グリーン・オニオン」が始まりました。
勘太郎さんが加わると,ググッとブルース色が強まる(当たり前)のですが,
これには尾崎さんもよい刺激を受けていると見えます。
スティールギターがより一層ソウルフルに鳴り出しました。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:57
2007年06月15日
ピースサイン
今日はエイモス・ギャレットの『Acoustic Album』をBGMに書いています。
名手の中の名手の最新アルバムですが,期待通りの素晴らしい出来映え。
軽快にスウィングするギターと,あのしぶ〜いバリトン・ボイスがたまりません。
アコギなのに,あの「トコロテン」のようなギターを聴かせてくれます。
こういう作品を聴くたびに,生きてて良かったと思いますよ。
先頃来日も果たし,九州から北海道までツアーしたので,
見に行かれた方もいるのではないでしょうか。
ギター・マガジンではもちろんインタビューを敢行しました。
タイミングを見計らって掲載しますのでご期待下さい。
さてさて,今日は久々に30年来の疑問をまたひとつ披瀝したいと思います。
写真を撮られるときに,誰もがよくやるポーズにピースというのがありますよね。
ジャンケンで言えばチョキですが,これは一体いつ頃から始まったのでしょうか。
ピースサインそのものはおそらく太古の昔からあるのでしょうが,
なぜそれを写真撮影の時にするのかというのがここでの論点です。
とりあえず,WIKIPEDIAで調べてみると,恐ろしいことにちゃんと載ってます。
ちょっとここをクリックしてみて下さい。
なるほど。クリック一発。まったく便利な世の中になったもんだね。
こうして人はものを考えなくなっていくんですね。
ま,そんなことはどうでもいいとして,
その発祥から,写真撮影の時に用いられるようになった経緯まで言及しています。
これでほぼ謎は解けたようなもんですが,
おいらにはちょっと納得できない部分があるんです。
それは開始の時期です。
この記述によると,
「1980年代頃までは、子供を中心に写真撮影をされるときに
ピースサインをするのが流行した」とありますが,
おいらの記憶では,むしろピースをするようになったのは
80年代以降のような気がするのです。
まあ,原文の「80年代頃までは」という言い方が,
おそろしく幅広いので,どっかでかぶっているのかもしれませんが。
70年代にはこういう習慣は見かけなかったような気がするんですよね。
おいらが紅顔の美少年だった中高生の頃の記憶をたどってみても,
ひとつも思いあたりません。
ただし,自分の記憶力にはまったく自信がないので,
アルバムを開いてみたらびっくり仰天,ピースの嵐ということもあり得ますが。
しかし,むしろはっきり覚えているのは,
社会人になった80年代中盤あたりから,
まわりの人々がやけにピースをするようになったことです。
僕はこの現象にものすごい違和感を覚え,
背中がむずかゆくなったので,覚えているのです。
これは,おいらが生まれ育ったところにはなかった習慣かもしれず,
また,おいらが働きだした頃の周囲のひとたちが
たまたま80年代中盤からピースを実行しただけのことかもしれません。
時期のことはさておいて,なぜピースをするのかという疑問ですが,
これはWIKIに,納得できる仮説がありました。
それは
「井上順がカメラのCMでアドリブでピースサインをした
影響だとも言われている」というもの。
ホントかね(笑)。でもいい説明ですね〜。
おいらはこれを支持!
まったくの見当はずれとも思えませんしね。
おいらのように小心で引っ込み思案で内気な人間は,
写真を撮られる時にどういうポーズをしたらいいか大変困ります。
これは程度の差こそあれ,誰でも同じではないでしょうか。
そういう時のピースはまさに干天の慈雨,砂漠にオアシス,
というわけで,誰でも簡単にできるこのシンプルなポーズに
みんなとびついたのではないでしょうか。
井上順のあの親しみやすい笑顔でやられたらひとたまりもありませんよ。
ギター・マガジンでは,
ギタリストの撮影を毎日のように行なっているわけですが,
撮影の時には必ずギターを持ってきてもらうようにしています。
ギタリストというものは,ギターを持った時が一番カッコイイから
というのが最も大きな理由ですが,
もうひとつの理由として,ギタリストはギターがないと,
撮影の時にどうしたいいかわからない,という現実があるからです。
要は手持ちぶさたなんですね。
まれにギターなしで撮影することはありますが,
どうにも腰が定まらない感じになってしまいます。
しかし,公式の撮影でピースをしたギタリストは皆無だったな。
(実はひとつだけ例外がありますが)
ファッション雑誌のモデルがピースをしている写真というのも見たことないし,
今考えると,ピースというのは
基本的にはくだけた場面で用いるのだなと,気づきます。
なかなか深いもんですね,ピースというのは。
というわけで,疑問は尽きないのですよ。オッホッホ。
現在でもピースサインは立派に生きており,
誰でもここ10年のアルバムを開けば,
自分や友人がピースをしている写真を最低10枚ぐらいは発見するでしょう。
おいらはそういう自分を発見するのが恐くて,
とてもではありませんが,昔の写真を見ることはできません。
ピースではありませんが,80年代の初頭に流行した「友達の輪!!」のポーズで
当時のバンドメンバー全員が写っている写真があることは
はっきり記憶しているのですが,
これなどはもう墓場まで持って行くしかありません。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:33
2007年06月14日
老婆心
ギター・マガジン7月号はすでに店頭に並んでいますので,
みなさん,ぜひお手にとってご覧下さい。
おとといの晩ですが,
このブログでも書いた中山うりのライブを見に行ってきました。
会場は渋谷のDUO。さすがの人気で,超満員。
いわゆる音楽業界関係者と思しき人々も多数来ているように見受けられ,
その注目度の高さがうかがわれました。
いや〜,素晴らしいライブでしたよ。
唯一無二の歌声。以前に坪田直子やら原田郁子やらを
引き合いにだした自分が恥ずかしい。
音楽というのは目に見えないものですが,
ステージにいる彼女を見れば,目の前に音楽がいるとはっきりわかるのです。
これは恐るべき才能です。
おそらく好き嫌いがはっきりしそうですが,
未体験の方にはぜひオススメしたいです。
さて,今日もいつものように,隣のデリに珈琲を買いに行きました。
最近のおいらのお気に入りは「フレンチ」という銘柄で,
前にも書いたような気がしますが,苦みと酸味の具合が絶妙なのです。
おっと,キシリトールも買わなくちゃと,
レジ横のスタンドから,ひょいと1本ピックアップ。
うにょ〜し,TEZUKA MODERNOストラップまた応募するぞ,
と気合いを入れました。
時分どきです。店内は昼食を買い求める人々で混雑していました。
レジに並ぶと,前には20代前半と思しき男性。
自然にその買い物に目がいき,仰天しました。
直径30センチぐらいの円形の弁当に,
プリッツ,ハイチュー,そしてコーラ!
おいおい,それは食い過ぎだろう。一度に食うの?
カロリー高杉〜。せめて,コーラはやめといたほうが。
辞書によると,こういうのは老婆心とか大きなお世話とかいうようですが,
考えはとまりません。
ざっと見積もって2000Kカロリー(ほんとか)。
もしおいらが栄養士の資格を持っていれば,確実に栄養指導したでしょう。
しかし,おいらはギター・マガジンの変酋長なのでしませんでした。
もしおいらがレジのおばちゃんだったら,
あんた,カロリー高すぎだから,これとこれは我慢しときなさいと,
おせっかいをやいたかもしれません。
しかし,おいらはギター・マガジンの変酋長なので,それもしませんでした。
まあ,ことほどさように他人の買い物は気になるというお話です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:04
2007年06月13日
ギター・マガジン7月号は今日発売!

突然ですが,去年のこの時期に
世の中が右へならえしてたものを覚えてますか?
ほとんどの人が覚えてないと思いますが,
サッカー・ワールドカップだったんですよ。
しかも,日本が勝たないのであまり盛り上がりませんでした。
まったく現金なもんですよ,オッホッホ。
おまけに梅雨でしたね。
今年はワールドカップはないし,梅雨もまだ来ないしで,
ギターを弾くにはもってこいですね。
なんもかんも忘れてギターを弾きましょう!
というわけで,ギター・マガジン7月号は今日発売されました。
you(ジャンヌダルク)を表紙巻頭に,充実企画が目白押し!
詳しくはこちらをご覧下さい!
最強プレイヤーズ・コンテストの豪華賞品も発表します。
これについてはこちらをどうぞ。
締め切りは8月10日です。ふるって参加してください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:44
2007年06月12日
尾崎孝と内田勘太郎ライブ その3

Photo by Minoru Yuasa
尾崎さん,勘太郎さんのデュオで2曲やったあと,
勘太郎さんのソロ・コーナーに突入。
ギター1本抱えてそのまま残った勘太郎さんは,
目の覚めるようなフィンガーピッキングで
ラグタイム・ブルースを弾き出しました。
その指さばきの鮮やかなこと,一音一音の力強いこと。
弾くという字は弾む(はずむ)とも読みますが,
なぜそう読むのかが一瞬にしてわかりました。
名手といわれる人の演奏を見ていると,
これが音楽というものか,楽器とはこういう風に弾くものだったのかと,
天啓のようにひらめくことがありますが,この夜はまさにそんな瞬間でした。
心が弾み,胸が躍る8曲。
あっという間の夢のような時間でした。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:32
2007年06月11日
尾崎孝と内田勘太郎ライブ その2

Photo By Minoru Yuasa
「スターダスト」,それはそれは素晴らしい演奏でした。
写真は壇上のおふたりです。
手前の尾崎さんが弾いているのはEMMONSのペダル・スティールです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:46
2007年06月08日
尾崎孝と内田勘太郎ライブ
晴れたら空に豆まいて……そんなちょっと不思議な名前のライブハウスに
尾崎孝&内田勘太郎のライブを見に行ってきました。
一昨年の同じ頃ですが,やはり尾崎さんがホストとなって行なわれた
Rockin' Of Agesというイベントがあったのですが,
それの第二弾的なライブです。
そして,尾崎さんの最新作『Feel Me Touch Me』の発売記念でもあります。
尾崎さんといえば,日本のスピーディ・ウエストの異名をとる(?)
ペダル・スティールの第一人者で,徳武弘文率いるDr.K Projectの一員です。
あの凄まじいスライドバーさばきを久しぶりに見られると思うとワクワク。
しかも,勘太郎さんとのジョイントですので,こっちも楽しみでした。
ライブハウスは,まだ新しいようですが,ちょっと古風で
日本情緒とアジアンテイストが微妙に入り交じったような,
なんとも落ち着いた空間でした。桟敷席もあったりしてグー。
会場には徳武さんも来てました。
ライブは,まず尾崎&勘太郎のデュオでスタート。
渋いブルースで始まり,二曲目は「スターダスト」でした。
勘太郎さんのソロ・アルバムでかつておふたりが共演した曲ですが,
ライブでは初演のようです。
これがもう,うっとりするほど素晴らしい出来映えでした。
ペダル・スティールと生ギターの組み合わせはあまり聞いたことがありませんが,
これほどドリーミーなハーモニーを生み出すことができるとは。
名手同士のあうんの呼吸で,演奏中に曲がどんどん深化していくのです。
楽器というのはこういう風に弾くものなのだ,と深く感じ入りました。
というわけで,ライブレポはしばらく続きます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:33
2007年06月06日
生のルーティーン
東京はすっかり夏の様相です。
天気予報によれば,今年の夏は猛暑らしいですが,
その前に梅雨がやってくると思うとうんざりしますね。
でもまあ,四季があるのはありがたいもの。
人間はつまるところ生をルーティーン化し,
繰り返しのサイクルの中でいきる動物だとおいらは思っているので,
四季のはっきりした日本という国に生まれたことは幸せです。
国というのが,たとえ政府のことを差すとしてもね。オッホッホ。
ま,そんなことはどうでもいいんですが,
ものすごい勢いで更新していると思いませんか?
大宇宙を貫く慣性の法則が働きだしたようです。
ギター・マガジン7月号が昨日校了したことはすでにお伝えしましたが,
もう少し内容をお知らせしましょう。
特別企画「伝説のギターをたずねて」には,
このブログでも以前紹介した植木等のES-175も登場します。
植木さんの事務所である渡辺プロにオファーすると,
快く受けて下さいました。
ギター・グラフィックで見逃した方は必見ですよ。
さらに,同じES-175ですが,
日本ジャズの偉人,高柳昌行の貴重なギターも撮影に成功しました。
おいらも取材に立ち会いましたが,
ギター・ケースを開けた途端に,何か特別なオーラが漂ってきました。
もう見ているだけで圧倒される一本です。
ギター・マガジン編集部はすでに8月号の準備に大わらわ(死語)です。
今月,23,24日は恒例のトーキョー・ギター・ショーもありますね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:12
2007年06月01日
ギター・マガジン7月号表紙・巻頭アーティストは
今日はクライ・オン・キューの『トゥルース・トゥー・ライム』を
BGMに書いています。
クライ・オン・キューは,デヴィッド・リンドレーの
エル・ラーヨ・エキスのメンバーだったバーニー・ラーセンのユニットで,
夏にぴったりのグッドレゲエを聴かせてくれます。
リンドレーもしかりですが,LAの人がレゲエをやると,
リズムが割り切れたいい感じになりますね。
おいらは本場レゲエよりこっちのほうが好み。
このくらいのゆるさがちょうどよいです。
さて,編集部はギター・マガジン7月号の校了に向けてまっしぐらです。
そんな中,物凄い勢いで更新していくのはなかなか骨が折れますが,
ここで次号の表紙・巻頭アーティストをお知らせしましょう。
初のインスト・ソロ・アルバムを発売する
you(ジャンヌダルク)がその人です。
すでにオフィシャル・サイトでは発表されていたので,
ファンの方はご存じだったかと思います。
このソロ・アルバム,youの才能が詰まった会心の作と言えるでしょう。
持ち前のテクニックとメロディセンスをフルに発揮し,
ギタリストにもそうでない人にも訴えかける何か普遍のキラメキに満ちています。
取材は先日,都内某スタジオで行いました。
インタビューから撮影まで含めて5時間あまりの長丁場でしたが,
こちらのリクエストにはすべて丁寧に答えてくれ,
とても内容の濃い取材となりました。
写真は,MACを操作しているyou。
アルバムの曲のバックトラックを再生し,
それに合わせてギターを弾いてもらっているところです。
編集部はそれを忠実に採譜して誌上で譜面にします。
つまり本人直伝,完全譜面というわけです。
それにしてもyouのプレイは見事でした。
ここを弾いてくれと言うと,ささっとバックトラックを呼び出して,
ポンとリターンキーを叩いたかと思うと,
すぐさまピックを持って,ソロを弾き出すのです。
アルバムのフレーズを完璧に再現してくれました。
MACの左に青の小さいボックスがありますが,
これは何を隠そうギター・マガジン編集部が自作したディバイスで,
バックトラックとギターの音を同時に再生できるアンプです。
数年前に連載していた
「エフェクターを作ろう」という企画で作ったものなんですが,
けっこうあっちこっちの取材で役立っております。
ちなみに,あの桑田佳祐も撮影時にこのアンプで音を出しました。
というわけで,ギタリストyouのすべてがわかる
表紙・巻頭企画をお楽しみに。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:58
2007年05月30日
鈴木茂とファイアーバード
昨日ひさびさに更新したので,
これからものすごい勢いで書いていこうかなと思ってますが,
ものすごい勢いというのがどういうことなのか見当もつきません。
今日は丸一日ギター・マガジン7月号を校正してました。
手前みそではありますが,次の号も大変充実しています。
特別企画として用意したのが「伝説のギターをたずねて」という企画。
ギタリストには,この1本というべき,良き相棒のギターがあるものです。
そんなギターとギタリストの物語を選りすぐって紹介する
ちょっとした短編集というところですね。
その企画の取材で先日,鈴木茂さんのところへ行ってきました。
鈴木さんといえば,フィエスタレッドのストラトが有名ですが,
忘れちゃいけないのがギブソン・ファイアーバードです。
はっぴいえんどの名盤『風街ろまん』のほぼ全編で使われたのが
ファイアーバードだったことはあまり知られていないのではないでしょうか。
取材と撮影は某スタジオで行ったのですが,
おいらもちょっと弾かせてもらいました。
お,弾きやすい。フレットレスワンダー?
マーシャルに差して弾いたのですが,その相性の良さにびっくり。
この組み合わせで弾くのは初めてでした。
ガッツがあってかつ丸い音で,いつまでも弾いていたくなるようないい音。
なるほど,風街の匂いがすると思いました。
ファイバードにはあまり縁がなかったんですが,俄然欲しくなりましたね。
冒頭の写真がそれです。
正面写真とインタビューの内容はギター・マガジン7月号をご覧下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:56
2007年05月29日
KEN YOKOYAMAライブ!
今日はZARDの「揺れる想い」をBGMに書いています。
ご冥福をお祈りいたします。
昨日は音楽系SNSマイスペースのシークレットライブに行ってきました。
出演者はピザオブデス・レーベルからレイザーズ・エッヂと横山健。
会場は都内某ライブハウスですが,前日からの徹夜組も出たそうで,
はちきれんばかりの満員で,若い熱気がムンムン(死語)。
例のアフロの編集者Bと一緒に行ったのですが,
よっぽどその髪型が気に入っているようで,会場に向かう電車の中で
「いや〜,朝,髪いじらなくて楽ですよ〜」なんて言ってます。
「ふ〜ん」
「でも,なんかぼわっとして暑いんですよね」
「夏がそうさせるんだって言ってたじゃん」
「そうなんですけど……。今朝なんか,両サイドのところがくるくるってなって,
お蝶婦人みたいになってました。ガハハハハ」
「……お蝶婦人!?」
20代中盤のBからこの言葉が出てくるのに驚きましたが,
アフロの奥の深さにはもっとびっくりしました。
お蝶婦人の髪型はアフロの変形?
そんなことはどうでもいいとして,
横山健のライブはそれはそれは凄まじかったですよ。
ハイスタ時代からまったく衰えてないなあと驚嘆!
こんなカッコイイライブができるなんてカッコイイ!
狭い会場は,凄まじいダイブの嵐で,よく怪我人が出ないものだと思いました。
こころみに,Bに「お前も行け!」と目で合図しましたが,
「僕がやると下の人をつぶすので,もっぱら支えるのが専門なんです」と言われ,
「変酋長こそどうですか」と逆襲されました。
冗談で言ってるのか本気で言ってるのかまったくわからないのが,Bの特徴です。
「ありえね〜,冗談はよしこさん」ということで断りました。
ホント死ぬわ。
いやでも,おいらもあと25年若かったら迷わず飛び込んでますがね。
オッホッホ。
しかし,さすが横山健。曲がいい! ギターがイイ!
このライブの模様は,近々マイスペースのHPにアップされるそうです。
帰りにマイスペース特製のKEN YOKOYAMAポスターをもらいました。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:11
2007年05月17日
非常口
▲避難はこちら。
ギター・マガジン6月号はすでに店頭に並んでおりますが,
みなさん,お手にとっていただいたでしょうか。
中でも,有山じゅんじのラグタイム・セミナー,
鈴木健治のカッティング・セミナーは,時間を忘れて楽しくギターが弾ける
格好の企画ですので,ぜひお試し下さい。
名手入魂のセミナーです。
これがこなせれば,ギターの腕前が
ワンランクもツーランクもあがること保証いたします!
さて,なにやらS&R編集部でもアフロデビューとの情報をキャッチしたので,
さっそくお花見気分で観察に行ってまいりましたら,見事な満開でした。
う〜ん,人はなぜアフロにするのか,
その理由を今日,ギター・マガジン編集部のBに聞いてみたところ,
「夏がそうさせるんです」と言ってました。
おいらには到底信じられませんが,本当なんでしょうか。
そういえば,栗田有紀の「豆姉妹」という小説の主人公が,
衝動的に美容院でアフロにしてくれと言いだし,
美容院のスタッフ一同オタオタ,
本当にいいのか,後悔しないかと再三確認するという場面がありますが,
かくもアフロとは本人ではなく,回りをアタフタさせるものなんでしょうか。
今日は,ギター・マガジン7月号の
表紙巻頭特集のアーティストを取材して参りました。
ほぼ丸一日のヘヴィな取材となりましたが,
こちらの細かいリクエストに快く答えてくれたアーティストに感謝!
詳しくはまたこのブログでお知らせします。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:15
2007年05月08日
久々にバウ
▲インパクト大lll(-_-;)lll
連休あけの火曜日,皆様いかがお過ごしでしょうか。
ギター・マガジン6月号の内容はすでにオフィシャルサイトに
アップしてありますので,ご覧下さい。
2月に発売したポール・リード・スミスの・ムックはおかげさまで大好評ですが,
この本を見て,実際の音を聴きたくなった人のために,
じっくりとお届けするのがCD連動の
「ポール・リード・スミス〜魅惑のカラフルトーンを味わう」。
モダンイーグル,カスタム24,シングルカットなどなど,
同社を代表するモデルのトーンをお馴染み末原名人がばっちり聴かせてくれます。
ノウハウ特集は,鈴木健治によるカッティングセミナーと
有山じゅんじによるラグタイム入門。
いや〜,これは楽しいですよ,
校正の時に弾いていたら,楽しくて楽しくて,赤字を入れるのを忘れたほどです。
ほかにも,機材系企画盛りだくさん。実用企画満載で12日に発売です。
冒頭の写真は連休中に,とある渓流沿いでみつけた看板です。
字がグー。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:30
2007年05月02日
馬頭星雲が好き

『宇宙からの歌,宇宙への音』
世の中は連休の谷間ですが,皆様いかがおすごしですか。
編集部があるフロアには,ギター・マガジン,ベース・マガジン,
アコースティック・ギター・マガジンが川の字に並んでいるのですが,
どういうわけか,アフロヘアが急増中!
最初にベースの Iが突然バクハツしたかと思ったら,
アコギのKが続き,そしてギターのBまでが追随しました。
どういうわけか,このアフロ3人男,同じライン上に並んでおりまして,
おいらの席からはまるで水平線上に島が3つ並んでいるように見えます。
しかもゆるやかな弧を描いているのです。
よくわからないと思いますが……。
もしかしたら,このライン上にはまだアフロ休火山がいるのかもしれません。
次に噴火するのは誰なのでしょうか。
人はなぜアフロにするのか,これも30年ぐらい考え続けた疑問のひとつですが,
この3人に聞けば,謎が解けると意気揚々としております。
ちなみに,Bはオマー・ロドリゲスを目指してるようです。
さて,連休の谷間の話ですが,
われわれギター・マガジン編集部は人並みに明日から休日がとれそうです。
というのも,ギター・マガジン6月号を無事校了したからなんですよ。
内容の方は,おいおいお知らせいたしますが,
半期に一度のCD付録号で,またしても強力な企画が満載です。
これでもかというほど魅惑の企画ばかりです。
ぜひともお楽しみに。
ちなみに表紙巻頭特殊は,エディ・ヴァン・ヘイレン!
キャリアの初期にフォーカスして,その魅力を完全パック。
あのメイン・ギター,フランケンシュタインのリイシューを徹底解剖します。
そして,今年もやります。ギター・コンテスト!
今回は,完全コピー部門を設立しました。
お手本通りにそっくり弾ければOKという主旨ですので,
腕自慢のギター弾きはぜひ参加されたし!
いや,このお手本音源,スゴイですよ,マジ,スゴイです。
おいらにゃとても弾けません。
しかし,聴いてると体がむずむずし,コピーせずにはいられません。
本当ですので,ぜひお楽しみに!
さてさて,ギター・マガジン5月号からノッサンこと小野瀬雅生さんの
コラムが始まったのをご存じですか?
クレイジーケンバンドのノッサンです。
久々においらが編集担当ということで,原稿をいただいております。
以前にも書きましたが,ノッサンは『エンタクシー』という雑誌で,
食べ歩きコラムを連載していましたが,
おいらはこれが読みたくてこの雑誌をしばらく買ってました。
文章に何とも味があるというか,人柄がそのまま現れているというか,
とにかく好きな文章でした。
最近では小説にも手を広げていて,最新の『エンタクシー』には
素敵な短編が掲載されています。
いつかギター・マガジンでも何か書いてもらいたいと思っていたところ,
オファーしてみるとすんなりOK。大変喜んでくれました。
何度か取材をさせていただいたことはあったのですが,
いざ,打ち合わせで顔を合わせると,相当な読書家であることが判明。
勝手ながら心が通じ合えたような気がしました。
どうやらノッサンはSFが大好きなようで,
それに伴い,宇宙や物理学関係にも相当造詣が深い様子。
おいら,宇宙オタクのはしくれなので,なんだか妙に話が合いました。
で,ノッサンが薦めてくれたのが『エレガントな宇宙』という本。
いわゆる超ひも理論の本ですが,
難しいことを比較的平易に解説しているというので,
早速読んでみたら,面白くて止まらなくなりました。
量子論はさっぱりわかりませんでしたが,相対性理論に理解が深まりました。
ほかにもいくつかオススメの本を教えてもらい,なんだか心が温まりました。
さてさて,宇宙といえば,
弊社から『宇宙からの歌,宇宙への音』というディスクガイドが出ています。
おかげさまで売れ行き好調のようですが,
これは何かというと,宇宙に一家言持つ気鋭のライター諸氏に
「宇宙的だと思うディスク」をあげてもらい,
一冊にまとめたという代物ものです。
果たしてこんなテーマでいいのかと思いますが,
内容は,それはそれは刺激的で素晴らしいです。
ああ,あれもあるこれもある,と思うところもあり,
全然しら〜んというのもいっぱいありますが,にっちもさっちもどうにも刺激的。
オビには「宇宙の深淵を飲み込んだ名盤・奇盤・珍盤大集合!」とありますが,
まさにそのとおりですね。ぜひ一家に一冊!
宇宙といえば,オリオン座の馬頭星雲というほど,
おいらは馬頭星雲が好きなのですが,
こうなんというか,馬頭星雲をこの手に掌握したような,
満足感を得られる一冊です。
ちなみに馬頭星雲は,諸星大二郎の『暗黒神話』では,スサノオでありました。
だからどうしたというわけではありませんが。
それでは,みなさま楽しい連休を。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:30
2007年04月19日
クラウザーさんがギター・マガジンの表紙です!
デトロイト・メタル・シティのクラウザーさんが
ギター・マガジンの表紙に初登場!
ヒットシングル「SATSUGAI」のギター・プレイについて徹底的に語り下ろす!
……というテーマでTシャツを作ってみました。
実はこれ,デトロイト・メタル・シティとそのシンパがコラボして
思い思いのTシャツを作ってしまおうという企画なのです。
実際にはこんな感じ。
ギター・マガジンの他にも当社ではベース・マガジン,
リズム&ドラム・マガジン,キーボード・マガジンが参加。
そして,クラウザーさんが敬愛するカヒミ・カリィやカジヒデキを含む
豪華メンバーが参加しています。
デトロイト・メタル・シティの単行本3巻発売を記念して行われるイベントで
各Tシャツを一気に展示。
4月27〜29日 渋谷タワーレコードへ急げ!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:45
2007年04月12日
地獄のリンク
昨晩のチャットモンチーのライブは素晴らしかったです。
会場の渋谷AXは超満員でした。
詳しいライブの様子は
ギター・マガジン6月号でレポートしますので,お楽しみに。
さて,ギター・マガジン5月号は明日発売されるわけですが,
この号からあの地獄先生こと小林信一さんのセミナーが始まります。
名付けて「月刊☆地獄通信」。
この☆が,つのだ☆ひろの☆と関係あるのかどうかはよくわかりません。
地獄のメカニカル・トレーニング・シリーズで猛特訓に励んでいる諸君は,
ぜひこちらにもチャレンジしてみてくださいね。
地獄シリーズといえば,先日からブログが立ち上がっているのをご存じですか?
著者の近況,新刊の制作状況などを担当のタケヤが実況中継していますので,
チェックしてみて下さい。
今年度はセミナーの充実を図ろうと思っていますが,
まずは「ホーム・リペアのテクニック」のコーナーを先月からカラーにしました。
読者が知っておくべき必須リペアのテクニックを毎月伝授しているこのコーナー,
連載セミナーの中でもとりわけ人気です。
もう長いこと続けていますが,
ギターのハードウエアや作業の手順はモノクロではなかなか伝わりづらいので,
カラーページにしました。いかがでしょうか。
筆者である西村秀昭さんは,
池袋でリペアショップG.TECH OFFICEを営むプロ中のプロ。
編集部が最も信頼を置いているガンコな職人肌のリペアマンです。
長年の経験で培われた技術で,リペアの実際をわかりやすく解説してくれます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:31
2007年04月11日
誤審
今日はサンディ・トムの『鏡の中のサンディ(Smile…It Confuses People』を
BGMに書いています。スコットランド出身の女性シンガーソングライターですが,
最近めきめきと人気上昇中。
なんというか,ポール・サイモンのファンキーとボブ・ディランのフォーキーを
併せ持った大きな才能という感じで,
エレン・マクルウェインを彷彿させる瞬間もあります。愛聴盤です。
日本盤だけに収録されているディランのカバー,邦題「くよくよするなよ」
でお馴染みの「ドント・シンク・トゥワイス」が妙に心に滲みます。
さて,昨日たまたまニュースを見ていたら,
どっかの球団の監督が試合で退場になったと伝えていました。
審判に抗議したら問答無用で退場となったようですが,このこれ。
このこれですよ。実に不思議です。
これも30年ぐらいは優に考え続けていることですけど,
サッカーやら野球やらの球技で,試合中に選手や監督が審判に抗議すると即退場。
本当に不思議です。
はたで見ていて,どうみても正当な抗議と思える場合でも,
十中八九,問答無用で退場です。
あとでひもといてみれば,誤審ということもけっこうあるのに。
実はこんなおいらでも学生時代にある球技をやっていて,
試合中に相手方の明らかな反則について審判に抗議したことがありますが,
光の速度で退場を喰らいました。
この大宇宙にこんな理不尽があっていいものかと,
憤懣やる方ないことこの上なかったです。
その怒りをどこへぶつけていいかわからず,数日は悶々としてました。
この抗議即退場の図式は疑問です。
いずれにしても,抗議が正当かどうか審判は必ず聞く,
チーム間で対立があるなら,両者の言い分を聞くというのが
フェアなんじゃないでしょうか。
その上で退場にするならすればいいと思います。
なに,そんなことしてたら試合が中断して時間がいくらあっても足らない?
それが最優先されてるんですかね。
あと,退場の理由はプレイ上の反則行為だけにすべきではないでしょうか。
時には審判を侮辱したとか,汚い言葉を使ったとかで
反則行為の有無とは無関係に退場になることがありますが,
これはまったくのスリカエです。
本当,スポーツを見る気なくしますわ。オッホッホ。
というわけで,何だか長くなってしまいましたが,
30年来の疑問をまたひとつ披瀝いたしました。
今日はこれからチャットモンチーのライブを見に行ってきます!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:32
2007年04月06日
またまたホールズワースがやって来る
昨年もこのブログで話題にしましが,
アラン・ホールズワースがまたやって来ます。
今日の東京STB139を皮切りに,全6公演。
詳しくはこちらをご覧下さい。
今回はキーボードを加えた4人編成です。楽しみですね。
以前も載せましたが,アランの手をもう一度,
この手のワイドストレッチから凄まじいフレーズが飛び出すことでしょう。
さて,昨日知ったのですが,成毛滋さんがお亡くなりになりました。
僕は直接お会いしたことはありませんでしたが,
ギター・グラフィックの取材で何度もお世話になりました。

ギター・グラフィック第7号(97年)より
成毛さんといえば,日本のロック・ギターのパイオニアです。
60年代にはフィンガーズで活躍し,
70年代には高中正義らとフライドエッグで活動。
その後もセッションワークなどで活躍しました。
現在40代以上のギター・ファンには,なんといっても
グレコの教則カセットでお馴染みでしょう。
あのカセットにお世話になった人は数知れないのではないでしょうか。
日本のギターの品質向上のため多大な貢献をされた方でもあります。
つつしんでご冥福をお祈り致します。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:29
2007年04月04日
フェンダー・ギターのフィギュア

ギター・マガジン5月号は昨日で校了しましたが,
息つくまもなく,6月号の編集に突入しています。
今日はチャットモンチーの新曲「女子たちに明日はない」をBGMに書いています。
今回もいい曲でうれしいです。
さて,先頃からギター・マガジン編集部内でも話題となっている
食玩のフェンダー・ギター・コレクションを今日買ってみました。
フェンダーとのオフィシャル・コラボレーションで作られただけあって,
細部までなかなかよくできています。
これまでにもいくつかギターのフィギュアはありましたけど,
ここまできちんと再現されたものはなかったのではないでしょうか。

なんといっても弦がきちんと張られているところがポイント。
トレモロ・アームは着脱式で,ノブは取り外せます。
写真は70年代のストラトですが,ボディ・バックはご覧の通り。

ネック・ジョイントにちゃんとティルト穴まであるのですよ。
しかも,ギター・スタンド付き。
コレクター心をくすぐるこの配慮がうれしいですね。
このフェンダー・ギター・コレクションは全8モデルで13バージョンだそうです。
ジャズ・ベースもあるので,ベーシストもいかがですか?
どうやらシークレットものもあるらしいのですが,それは出てのお楽しみ。
おいらはテレキャスター・シンラインが欲しいので,
それが出るまで買ってしまいそうです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:04
2007年04月03日
ギター・マガジン5月号もうすぐ校了
今日はキンモクセイの新作『さくら』をBGMに書いています。
桜と名の付く新旧の名曲のカバー集ですが,
ありがちなテーマかと思いきや,実は意外となかったかも。
森山直太朗の「さくら(独唱)」や福山雅治の「桜坂」など,
パッと思いつく近年のヒット曲はもちろんのこと,
坂本冬美「夜桜お七」,井上陽水「桜三月散歩道」なんて,
ニクいセレクションも含まれています。
さすが“ポピュラー・ミュージック・グループ”を標榜するバンドだけあって,
目の付けどころが違います。
さらにさらに,松田聖子「チェリーブラッサム」,
太田裕美「木綿のハンカチーフ」といった
単に歌いたかっただけだろうというような少々強引な曲もあります。
オリジナル・ソング「さくら」も収録。
ギルバート・オサリヴァン直系の静かなバラードで,なかなかの佳曲です。
演奏力には定評があるこのバンド,
ポップ・ソングのツボを見事なまでに知ってますね。
さて,あっという間に年度が変わり,入学・入社の季節です。
市ヶ谷大通りの桜も,昨日からの冷たい雨にやられて,青息吐息。
今年の桜も終わりです。
編集部は何にも変わらず締め切りに追いまくられていますが,
今日はその校了日です。
ギター・マガジン5月号は,
レッチリのジョン・フルシアンテを表紙巻頭に爆走中。
6月の振り替え公演が楽しみなこの頃ですが,
ロングセラーを続けている最新作『ステイディアム・アーケイディアム』の
全曲のギターサウンドの秘密をジョン自らが語り明かしたインタビューと,
奇跡のようなフルシアンテ奏法を徹底分析します。
そして,その人気がとどまるところを知らないストレイテナーの
ホリエアツシがギター・マガジン初登場。
あのエモーショナルなギターの魅力を掘り下げます。
さらにさらに,デヴィッド・ボウイの良き相棒として,
70年代のブリティッシュ・グラム・ロックの時代を駆け抜けた
伝説の貴公子,ミック・ロンソンを大特集。
ボウイ&ロンソンの大ファンとして知られる
吉井和哉への直撃インタビューも敢行。
グラム・スター,ミック・ロンソンの魅力を200%増幅でお届けします。
インスト特集は,小型チューブ・アンプ。
フェンダー,エピフォン,カー,モジェイヴなどなど
各社から発売されている20ワット以下の魅惑的な小型アンプが大集合。
古市コータロー兄貴が弾き倒します。
というような次第ですが,もっと詳しい内容は
オフィシャルページの方に近々アップされますので,見て下さい。
そういえば,先日,フィリップ・セイスとジ・アルフィー……
じゃなかったジ・アンサーのライブを見てきました。
フィリップはとにかく音がデカかった!!
思ったよりSRVっぽい感じではなく,独自の音を出してました。
その実力は本物であることを確信。
ライブ後,ちょっと話をする機会があったので,
「あんた,めちゃくちゃ音でかいね」と(一応英語で)おいらが言ったら,
「そうかい。そいつはうれしいな。ラウドは俺のモットーなんだよ」と
正しい英語で喜んでいました。
図らずも一緒に写真を撮りましたが,こっぱずかしいのでお見せできません。
それでは校正に戻ります。もうすぐ校了です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:19
2007年03月28日
ジャズ・ギタリスト 植木等逝く

マスコミ報道などで周知のことと思いますが,植木等さんが亡くなりました。
つつしんでご冥福をお祈り致します。
たった一度だけ取材させていただく機会がありました。
95年4月のことですから,もうまるまる12年も前です。
当時,ギター・グラフィックという
箸にも棒にもかからないギター専門誌を編集していた僕は,
芸人さんのギターにいたく興味がありました。
ポップスの世界のギタリストが持つギターがなんであるのか知りたいのと同様に,
玉川カルテット,灘康次とモダンカンカン,東京ボーイズなどなど,
『大正テレビ寄席』や『笑点』に出てくるいわゆるボーイズの人たちが
持っているギターがなんであるのか知りたくてたまりませんでした。
クレイジーキャッツのギタリストでもあった植木さんも同様です。
歴代の名作映画で,時折植木さんがギターを持って登場する姿を拝見するたびに,
目を皿のようにして,どこのギターか見極めようとしたものです。
いろいろな映像や写真から判断するに,
メイン・ギターはギブソンES-175でした。
なんとか取材する機会はないものかと,ことあるごとにオファーをしました。
そしてようやくそのチャンスが巡ってきたのです。
取材にはギターを持ってきていただきました。
まごうことなきギブソンES-175でした。
インタビューの場に入って来るなり,
さっとギターを抱えて,こなれたパッセージを奏でました。
ホーギー・カーマイケルの「スターダスト」でした。
じんわりと心に滲みました。
おこがましい言い方ですが,この時のわずか4小節ほどのフレーズに
ジャズ・ギタリストとしての確かな力量を感じ取りました。
どんな質問にも快く答えて下さいました。
ギターのこと,音楽のことについてしつこく食い下がる僕に,
少しも億劫がることなく,丁寧に丁寧に。
写真は,ギター・グラフィック第3号に掲載したインタビューのトビラです。
リリー・フランキーさんに題字とイラストを描いていただきました。
あのメロディは今でも心に焼き付いています。
安らかにお眠り下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:52
2007年03月27日
サインが欲しい その2
みなさん,こんにちは。
ライ・クーダーの新作『マイ・ネイム・イズ・バディ』をBGMに書いています。
久々のアメリカン・ルーツ・ミュージック路線で,ボーカルもの。
初期の名盤『紫の渓谷』を思い起こさせるような暖かい肌触りです。
ブルース未満のほどよい泥臭さがたまりません。
さて,サインの話が中断してしまいました。
人はなぜサインが欲しいのか。30年くらいは優に考えている疑問です。
30年以上考えている疑問はほかにもいくつもあるのですが,
常に同時に考えているわけではないので,大抵の場合は忘れています。
それでもこれはなぜなんだろうと,どうなるんだろうと,
まるで天啓に体を打たれるように疑問が湧き起こってくることがあります。
こないだ,家で掃除機をかけていたら,突然炎のごとくやられました。
掃除機のコードを巻くリールが壊れたら,
コードはどうやってしまえばいいんだろう,という疑問でした。
おいらも長いこと生きて,掃除機をかけてきましたが,
未だかつてリールが壊れた経験はありません。
掃除機本体ならあるのですが,リールはありません。
もしリールが壊れて,コードが出しっぱなしになってしまったらと思うと,
恐怖で背筋がゾクゾクしました。
え,リールを直せばいいだろうって?
そりゃそうですが,直す気しますかね。ブツブツ。
その時は慌ててコードをしまいましたが,
きちんと本体に収納されたので,それ以来考えないようにしています。
掃除機のリールが壊れたことある人がいらしたら,
どう対処したかぜひ教えて下さい。
というわけで,サインがなぜ欲しいかですが,,
その前に,今日はフィリップ・セイスとジ・アンサーのライブに行ってきます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:10
2007年03月21日
背中
今日は椎名林檎&斎藤ネコの『平成風俗』をBGMに書いています。
椎名林檎って,やっぱり才能ありますね(しみじみ)。
さて,ようやく少し暖かくなったようで,東京は桜の開花宣言がなされました。
開花を判断する「標準木」というのが,おとなりの靖国神社にあるそうなので,
あとでちょっくら行って確かめてこようかと思っています。
市ヶ谷大通りの桜並木は,まだまだつぼみのままですが。
こういう春の気配のある日は,無性に本屋に行きたくなります。
今日も編集部に来る前に,数件の本屋に寄ってきましたが,
ちょっとのつもりが大幅に時間を食ってしまいました。
ま,春じゃなくたって,行きたくなるんだけどね。
本屋の何が好きかというと,そりゃ全部好きなんですが,
特に好きなのは書棚です。
背表紙をこちらに向けて,本がずらりと並んでいるのを見ると萌えますね。
本の作り手にとって背表紙はとても重要です。
何しろ,世の中の本屋には,平積みされている本より,
棚にささっている本のほうが圧倒的に多いんですから。
だから,編集者たるもの,背表紙の見せ方には相当気をつかっているはずです。
お客さんにパッと見て手にとってもらえるにはどうしたらいいか。
そういう思いがつまっているはず。
もちろん表紙や裏表紙にも思いは詰まっているわけですが,
背に思いを込められるかどうか,
そこがいい編集者かどうかの分かれ目のような気がします。
ま,編集者たるもの,いつも背中には気をつけろってことですね。
何をおいらはエラそうに言ってるんでしょうかね。オッホッホ。
さて,そんな思いが詰まっている(はずの)書棚は圧巻です。
配色,フォント,紙質,手触りなどなど,それぞれ特徴のある
背表紙が並んだところを見るのは大変好きです。
先日のことですが,よく行く古本屋で,親しい知人にばったり会ったんですよ。
親しい知人なら友人だろうと突っ込まれる方もいるでしょうが,
社会人の人間関係というものは,ことほどさように単純ではありません。
ま,親しい知人なんです。
書棚の前に仁王立ちして,
顔を10センチぐらいのところまで近づけて,
じっとにらんでいる変なオッサンがいるなと思ったら,知人でした。
「あれ,偶然ですね」とおいら。
「あははははは」とどぎまぎする知人。
実は,この人と偶然にこの本屋で会うのはこれが初めてではありません。
しかし,こういうとき,なんとなくコソコソした気分になるのはなぜでしょうか。
妙に間が悪いというか,間が持たないというか。
個人の密かな楽しみを暴かれたような気分。
そしたらその知人が
「いや〜,背表紙っていいねえ」と突然口を開き,
「背表紙を眺めてるだけで幸せな気分になるよ」なんて言ってます。
まったく同感のおいらは,「そうですよね」とあいづち。
それから,ふたりでしばらく背表紙を凝視してました。
さて,おいらがよく見ている検索サイトに,
本好きにとってはたまらないものがあります。
「想 imagine」というんですが,ご存じですか。
これは本専門の検索サイトで,何か探したい本がある時,
キーワードを打ち込むと,それに関連する本をずらずらと表示してくれます。
それも,実際の本の背表紙を並べてくれるんです(正確には新書と文庫のみ)。
バーチャル本棚ですね。
通常の検索サイトだと,本だけを抜き出してはくれないので,大変重宝します。
例えばギターならギター,古墳なら古墳,ダムならダムと
打ち込むと,それらに関する本が出てくる出てくる。
試しに「古墳」と入れてみて下さい。
世の中にこれだけ古墳の本があったのかと仰天しますよ。
背表紙の絵柄を見ると,読んでやろうという気が猛烈に起こるのが不思議です。
興味のある人は,ちょっとのぞいてみて,いろいろ検索してみて下さい。
面白いですよ。
本屋に行けない時は,このサイトで背表紙を眺め,一喜一憂しています。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:41
2007年03月20日
サインが欲しい その1
今日はマキシマムザホルモンの『ぶっ生き返す』をBGMに書いています。
いま一番のお気に入りアルバムで,先週からこればっかり聴いています。
一聴,レッチリの影響大のミクスチャー系ですが,
ユーモアあり泣きのメロディありの芸達者。
腹の底をえぐるような重低音と切れ味鋭いギターが魅力です。
捨て曲なしですね。
このアルバム,となりのベーマガ編集部からもよく聴こえてきます。
さて,今すぐにでも桜が咲くのかと思ったら,
このところの東京はひどく寒い日がつづいています。
なんか冬に逆戻りしちゃいましたね。
寒いと覚悟して寒いのはいいのですが,
暖かくなると信じてから寒くなるのとではエライ違いがあります。
同じ気温でも倍ぐらい寒く感じるのはなぜでしょうか。
市ヶ谷の桜の芽は凍えそうに縮こまっています。
さてさて,冒頭に載せたのは,
ジェフ・ベックのサイン入りギター・マガジンです。もちろん本物ですよ。
家宝としてギター・マガジン編集部にいつも飾ってあるもので,
編集部員は朝夕に一度ずつ柏手を打つ決まりになっております。
するとあら不思議,ギターがうまくなるのはもちろん,
締め切りも厳守できるという霊験あらたかな代物です。
そんなことはどうでもいいとして,
サインとは実に不思議なものです。
誰でも一度は有名人のサインが欲しいと思ったことがあるのではないでしょうか。
実際にもらったことのある人も多いでしょう。
それではなぜサインが欲しいのでしょうか。
これもまた,おいらが30年ぐらいは優に考えている疑問のひとつです。
しばらくこの疑問について考えてみたいと思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:50
2007年03月14日
鈴木茂 手作りのエフェクター
こんにちは。一旦持ち直した平均株価がまた下がったようですね。
今日はケラー・ウィリアムスの『ドリーム』をBGMに書いています。
ギター1本抱えて,打ち込みをバックにパフォーマンスすることで,
ひとりジャム・バンドなんて言われてる御仁ですが,
この新作はベラ・フレック,チャーリー・ハンター,
ボブ・ウィアー,スティーヴ・キモックなどなど
その道の達人というか奇人変人を多数ゲストに迎えた快作。
なんともスリリングでダンサブルな内容です。
ギター的な聴きどころも満載ですので,気になる人はぜひ。
さてさて,桜の開花も間近と噂される,末法の世の中ですが,
昨日,鈴木茂さんから電話があったんですよ。
いまさら説明する必要もないですが,
ギター・マガジン誌上でもお馴染み,元はっぴいえんどの鈴木茂さんです。
こんにちは,最近どうですか?という近況報告を交わし合ったあと,
「いや〜,実はまたエフェクターを作ったんですよ」と鈴木さん。
鈴木さんは,アナログ機材にうるさいことで大変有名ですが,
そのこだわりのあまり,エフェクターなどに自分で改良を加えたり,
エフェクターをまるごと自作したりするのです。
ギター・マガジンでも「エフェクターを作ろう」の企画に
講師としてお招きしたいほどの本格派ぶり。
5年ほど前に,鈴木さんがエレクトロ・ハーモニックスとコラボして作った
コンパクト・ブースターを紹介したことがありました。
その鈴木さんが,またエフェクターを作りました。
その名も「ブースター・アンプ(仮称)」。
以前からマエストロのエコープレックスを
プリアンプとして使っていた鈴木さんは,
なんとかこれをコンパクト化できないかと考えていたそうで,
そのアイディアを具現化したのがこのエフェクターです。
許可を得て,写真を掲載しますね。
もちろん鈴木さんのハンドメイドです。

電話でいろいろ話しましたが,そのこだわりには並々ならぬものがありました。
「全部自分で作るんですか?」との問いに「そうですよ」とケロリ。
「昔,僕は子供の頃,ラジオを自分で作るのが大好きだったんですよ,
だから楽しくて」なんて言っています。
ふむふむ,いわゆるラジオボーイですな。
『無線と実験』とか『ラジオ技術』とか読んでたのかなと,
とっさに想像して納得。
実を言うと,おいらこれまでにそういう方にけっこうお会いしていたからです。
そのうちおいらもぜひ試奏させていただこうと思っていますが,
興味のある方は,ぜひ鈴木さんのオフィシャルサイトをのぞいてみてください。
通信販売で買えるようにもなっています。
ラジオボーイ。
いい響きですね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:49
2007年03月07日
やっぱり雑誌が好き
今日はジ・アンサーの『ライズ』をBGMに書いています。
イギリスから突然現われた新鋭ですが,
ツェッペリン直系のブリティッシュ・ハード・ロックに
シン・リジィ的ハード・ブギーの香りをプラスしたゴリゴリのギター・ロック。
このまんまタイムマシンで70年代に持って行っても
まったく違和感はないでしょう。
いや〜,カッコイイ。
ギターはジミー・ペイジ系ですが,
ボーカルはデヴィッド・カヴァーデイル系です。
どこでもドアでも使って早いところ来日してもらいたいもの,と思っていたら,
早速やってくるんですね。
それもなんとフィリップ・セイスとの合同ライブです。
ヒマとお金のある人はチェックすることをオススメしますよ。
おいら,ギター・マガジンの変酋長だからかもしれませんが,
ライブに行ってギターが物足りないと
激しいフラストレーションを感じるのです。
しかし,この両者のライブは,
こと浴びるギターの量に関しては大満足請け合いでしょう。
大音量とギターのフレーズに打ちのめされたいです(M)。
何度も何度もライブを見に行っていると感じることですが,
いいライブというのは,ギターがリズムを支配してるんですよね。
ドラムでもベースでもないんですよ(おっと)。
なんて,そこまでは言いませんが,
一流のギタリストは間違いなく現場のリズムを支配しています。
ジミー・ペイジしかり,ジミヘンしかりね。
リズムをしっかりと支配できるのは良いギタリストの必要条件でしょう。
そんなわけで,くだんのライブに期待大です。
さて,昨日は雑誌がどうしたこうしたというようなことを書きました。
まったくもって今の世の中はネット全盛で,
うっかりすると,なんでもかんでもネットで用は足りてしまいます,
でも,ちょっと待った。本当にそうなんでしょうか。
先日,編集会議という雑誌からアンケートの依頼があったんですよ。
なんでも,「日本の編集長300人(仮)」なる特集を組むということで,
さまざまな雑誌の編集長にさまざまな質問をぶつけるというものでした。
おいら性格が引っ込み思案で,
裏方向きにできているもので,この手の依頼は非常に苦手です。
しかしまあ,ギター・マガジンをプロモーションする
またとないチャンスですので,顔で笑って心で泣いて引き受けました。ホホホ。
ちなみに,ドラム・マガジンやキーボード・マガジンなど,
リットー各誌の編集長も登場しております。
(顔写真付きで)
その掲載誌がこないだ送られてきたんで,開いてみたんですが,
ふむふむ,なるほど錚々たる面子。
常日頃,気になっていた雑誌の編集長も多数掲載されていました。
おいらが一般読者の立場だったら,感心して終わったことと思います。
実際けっこう面白かったし。
ただいくつか,これはどうなんだろうという点もありました。
特集のリード(前文)にはまずこうありました。
「日本の雑誌界を賑わす編集長が登場!」と。
ありゃ〜,こう来たか。
う〜む,日本に雑誌界なるものがあったとは今の今まで知りませんでした。
これを揚げ足取りと感じる人もいるかもしれませんが,
この手の存在するかどうかわからない安易なくくりを用いる人を
常に警戒しているおいらとしては,とても嫌な予感がしました。
案の定,肝心な自分のアンケートの答えは,
少々不本意な形で掲載されておりました。
ああ,やっぱりなという思いがふつふつと。
我々も,ギタリストの方々からアンケートをいただくことがありますが,
せっかくの答えが不本意なものにならぬよう気を付けようと
改めて自戒した次第です。
さて,誌面には掲載されませんでしたが,
もともとの質問には
編集長様がお考えになる「雑誌の持つ最大の魅力」とは何でしょうか。
というのがありました。オプションとの条件付きでしたが。
この手の質問は,問う方はらくちんです。
しかし,答える方は,塗炭の苦しみを味わいます。
それでも,根が生真面目なおいらは一生懸命考えて,答えました。
「本であるということ」と。
答えた時点では気に入っていたのですが,
2〜3日後に,まるで天から降ってきたみたいに別の答えが浮かびました。
それは
「小宇宙であること」というものでした。
思わず,顔が上気し,鼻の奥が熱くなりました。
そうだそうだ,そうだったんだよ。
雑誌の持つ最大の魅力と言ったら,それ自体が宇宙を形成していること,
これ以外にないじゃないかと,我ながら感動。
この答えに,以前の答えを足すと完璧になります。
「本であり,宇宙であること」
う〜ん,マンダム(死語)。
ネットのような無限の宇宙とは違って,はっきりと手に収められる小宇宙。
銀河鉄道999に,メーテルや鉄郎の手のひらに乗るサイズの
小さな銀河団が出てきたのを覚えていませんか?
雑誌とはまさにあのようなものではないかと思うのです。
そして,宇宙である以上,相対性理論から言っても,そこには重力があります。
その重力こそが読者を引きつけるのではないでしょうか。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:10
2007年03月06日
ギター・マガジン4月号校了しました
今日はフィリップ・セイスの今度出る新作
『シルヴァー・ホイール・オブ・スターズ』をBGMに書いています。
昨年出た1stアルバムで度肝を抜かれた人も多いでしょうが,
ジミヘンとSRVのソウルを受け継いだ
その極太のプレイにさらに磨きがかかっています。
こういう正統派のロックがメインストリームから退いて久しいですが,
そんな向かい風はなんのその。
堂々ロックのメインストリームの力がみなぎってます。
オールドロック・ファンならずとも新鮮な魅力を感じること請け合いです。
90年代の頭に,スティーヴィー・サラスが出てきた時のような感じですかね。
初来日の時は,締め切りもほっぽり出して
ギター・マガジン編集部のほとんどが
ライブ(クアトロだった)を見に行ったものです。
ちなみに,ほかに編集部のほぼ全員が見に行ったライブとしては,
おいらが覚えている限り,竹内まりやの武道館しかありません
(達郎がギターだった)。
ま,そんなことはどうでもいいとして,
カナダ出身の若きギター・ヒーローからますます目が離せません。
めっちゃいい音を出すストラト弾きですよ。
今度来日するので,この目で確かめてこようと思ってます。
さて,ギター・マガジン4月号は先週末にめでたく校了しました。
これまでにおいらは何度校了に立ち会ってきたかわかりませんが,
そのたびに深い安堵感と達成感を覚えています。
編集の醍醐味はこの一瞬と言っていいでしょう。
おいらが学生の頃は,雑誌編集者志望者は掃いて捨てるほといたものですが,
近年はどうなんでしょうか。
ウエブ全盛のこんな世の中だからこそ,
雑誌を熱烈に愛する若者に編集者を志望してほしいものです。
ギター・マガジン4月号は,
ランディ・ローズの超レアショットを表紙に,
アンディ・サマーズ特集,高崎晃特集,
メランコン・ギター特集,TCエレクトロニック特集,
ロック的アルペジオ特集などの企画を掲載。
もうすぐ書店に並びます。
今はもう5月号の編集作業に突入してます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:56
2007年02月28日
ポール・リードの本が発売
久々でございます。何やら平均株価が下がったようですね。
今日の東京はポカポカで,
それなのになんだか知りませんが,社内は入った途端にモワッとくるほど暖かく,
きっと暖房の設定が変わってないんだろうな,
なんでだろうな,などと考えております。
今日もおいらは,となりのデリで珈琲を買ってきたのですが,
アイスコーヒーにすればよかったと少々後悔。
最近,ここの「フレンチ」という銘柄が非常に気に入ってます。
以前は「ブラジル」か「有機ブラジル」を愛好していたのですが,
フレンチに気づいた途端,ハマリました。
苦みと酸味の具合がちょうどいいのです。
ま,そんなことはどうでもいいとして,
07年に入ってから,布袋始め日米3大ギタリストの取材やら,
ダニー・コーチマーやら,ポール・リード本やらで
あっという間に2ヵ月が過ぎ去り,今はもう4月号の校了時期。
春ですよ,春。
ほんと,時間はどこから生まれてくるんでしょうね。
4月号の内容はといえば,表紙巻頭にランディ・ローズ特集を用意しました。
いまなんでランディかって?
没後25年だからです(きっぱり)。
今回は生誕地LAに取材を敢行。
悲劇のギター・ヒーローの素晴らしさを浮き彫りにします。
しかし,ランディ・ローズと言われてもピンとこない若い世代も多いでしょうね。
だいたいが,この特集を担当してるチェリーからして25歳かそこらなんですから。
しかし,若い人にこそ読んで知っていただきたい。
誤解を恐れずにいえば,エディ・ヴァン・ヘイレンに匹敵するギタリストです。
ということで,,ギター・マガジン4月号をぜひご覧下さい。
グラミーで再結成したポリスのアンディ・サマーズ特集,
TCエレクトロニック特集など,強力な特集もあります。
さてさて,ギター・マガジン編集部入魂の
別冊『ポール・リード・スミス』がついに発売されました。
ポール本人が手作りしていた時代の貴重なプロトタイプから
プライベート・ストックまで,美麗なギター満載!
しかも,DVD付きです!
DVDには,プライベートストックの責任者,
ジョー・ナッグスによるボディ・カーヴィングの実演,
工場の全貌,そしてポール本人による実演付きモデル解説という
他のどこでも見られない映像が収録されています。
手前みそながら,これは本当に面白いですよ。
売り切れ必至(だといいが),ぜひ書店楽器店でご覧下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:21
2007年02月15日
アコギでクラプトン
今日の市ヶ谷はすごく暖かいです。
今にも桜が咲き出しそうな勢いですよ。
5年ぐらい前に,桜が狂い咲きして仰天したことがありましたが,
今年もあんな風になるのかしら。困ったもんですね。
さて,今日はデヴィッドT・ウォーカーの『プレス・オン』をBGMに書いています。
ギター・マガジン2月号でデヴィッドTを特集しましたが,
読んでいただけましたか?
モータウンからドリカムまで,星の数ほどのセッションで名演を残している
ギタリストですが,その魅力と言ったら,とろけるようなメロウなフレーズです。
ぜひ機会があれば触れてみて下さい。
![]()
さてさて,ギター・マガジンの姉妹誌である
アコースティック・ギター・マガジンからホットなニュースをひとつ。
実はこのたび,アコギ・マガジン企画したコンピレーションが発売されました。
その名も『アコギでクラプトン』。
アコギ・マガジン誌上でお馴染みのギタリストたちが
エリック・クラプトンの曲を思い思いにアコギでカバーするという内容で,
参加ギタリストは,斎藤誠,吉川忠英,中村善郎,吉田次郎,
バンバンバザール,アナム&マキ,古川昌義,高田漣,岡崎倫典,
有山じゅんじ,岸部眞明,そしてゲストの皆さんです。
いや〜,もっと早くこのこと書こうと思ってたんですが,
このところ,猛烈にあわただしく,楽しみと言ったら,
特命係長・只野仁とタモリ倶楽部を
続けて見ながらビールを飲むことぐらいしかなかったもので,
すっかり滞っていました。
で,『アコギでクラプトン』ですが,よくある安易な企画ものとは全然違います。
さすがの職人的ギタリストがここぞとばかり腕をふるったもので,
クラプトンへの愛情に溢れた素晴らしいカバーが並んでいます。
どれもそれぞれ持ち味があって,最後まで飽きずに聴き通せるのですが,
おいらのお気に入りトラックはバンバンバザールの「いとしのレイラ」と
岸部眞明の『ワンダフル・トゥナイト」,
そして有山じゅんじの「ティアーズ・イン・ヘヴン」ですね。
ゆる〜く力の抜けたこの「レイラ」,
そして清流のような静けさを持つ「ワンダフル・トゥナイト」。
有山さんの「ティアーズ・イン・ヘヴン」も,
古いカントリー・ブルース調でグー。
いや,しかし倫典さんの「ベルボトム・ブルース」もエモーショナルでいいし,
忠英さんの「キャント・ファインド・マイ・ウェイ・ホーム」も渋い!
キリがないですね。
この『アコギでクラプトン』ですが,
アコギ・マガジンの携帯サイトから購入できます。
下記のQRコードをケイタイで読み取ってみてください

また,iTUNES Music Storeでもダウンロード購入もできますので,
興味のある人はぜひ。
ちなみに,今日のトップアルバムの20位にいました。
ところで,岸部さんは,元旦に放送されたNHKの富士山の番組で
サントラを担当してましたが,映像と見事にマッチした素晴らしい音楽でした。
富士山にまつわる数々の美しく幻想的な映像と音楽の融合に,惚れ惚れしました。
嬉しいことに,この音楽集は『奇跡の山』としてCD化されています。
この日,おいら思わず富士を見にいっちゃいましたよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:03
2007年02月13日
もうすぐ春ですね
今日はクリフォード・ブラウンのベスト盤
『Ultimate Clifford Brown』をBGMに書いています。
おいらの一番好きなトランペッターです。
この上質の歌心はなんど聴いても惚れ惚れしますね。
いや〜,それにしても前回からずいぶん間があいてしまいました。
ギター・マガジン3月号の内容をちびちび告知するなどといいながら,
それもできずにいるうちに,今日発売されてしまいました。
内容は,こちらをご参照下さい。
布袋×ブライアン・セッツァー×チャーのクールな表紙で店頭に並んでいます。

どうですか,この雄姿。日米3大ギタリストの共演です。
このライブを大阪に見に行ったことは,ブログでもお伝えしましたが,
ただ見に行っただけでなく,いろいろと取材をしました。
本番前の布袋の緊張感溢れる顔に接し,
この大イベントの裏舞台を体感したことで,
より一層臨場感の溢れる誌面作りができたと思います。
ライブ中に布袋は高らかに宣言しました。
このライブは
「技術を競うのではなく,ソウルとソウル,スタイルとスタイルを競う」
場であると。
3者3様のスタイルでありながら,根底にはロックンロールがある男たち。
ステージではそれぞれのロックンロールが炸裂し,
それはそれは刺激的でエキサイティングなライブでした。
ギターってやっぱり素晴らしい,ギター弾きでよかったと心から思いました。
ライブの数日後,東京・横浜公演の直前に,3人の対談を行ないました。
奇跡的な対談と言っていいでしょう。
Taik Sessionという言葉がありますが,この日の対談は,まさに言葉どおりで,
ステージ上と同じようなマジカルなセッションとなりました。
ライブの全容(使用機材も含む),そしてトーク・セッションの全容は
ギター・マガジン3月号にて読めます。お見逃しなく!
この世紀のイベントをギター専門誌として歴史の中に
きちんとあとづけできたことはおいらの変酋長としての誇りでもあります。
ところで,なんでここのところブログをさぼっていたかと言いますと,
それは物理的に書く時間がなかったからですが,
なんで書く時間がなかったかといいますと,
2月の末に出る別冊『ポール・リード・スミス』と
『サックス&ブラス・マガジン第2号』の大詰めを迎えていたからなのです。
どちらもデトロイトメタルシティなみに,ヘヴィな内容ですので,
ぜひとも発売を楽しみにしていてください。
ちなみに,冒頭の写真は,PRS本に付くポスターの校正刷りです。
また,クリフォード・ブラウンを聴きたくなったのは,
サックス&ブラス・マガジンが出るからです。
それはそうと,昨日の夜,仕事を終えて帰る時,
編集部を出た途端に,春の匂いを感じました。
こういう空気の湿り気を感じると,おセンチ体質のおいらとしては,
つい学生の頃の卒業シーズンなどを思い出し,
太田裕美の「木綿のハンカチーフ」やら
斉藤由貴の「卒業」やらのメロディが脳裏によみがえり,
ハートがドキドキしてしまいます。
もうすぐ春ですね。
彼を誘ってみませんか……
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:45
2007年01月30日
デトロイトメタルシティ
今日はストレイテナーの今度発売される新作『リニア』をBGMに書いています。
最近人気急上昇中ですが,
それを裏付けるような充実の内容です。
ダークなムードぷんぷんのスリリングなロックですが,
このコード進行でこのメロディ?と思わずツッコミたくなるくらいの美メロ満載。
昨年秋に大阪にエルレガーデンを見に行った時,
対バンしていたのがストレイテナーでした。
その時もいいなと思ったんですが,今後のライブも楽しみです。
さてさて,昨日ひょんなことから,
ずっと読みたいと思っていた漫画を借りることになりました。
『デトロイトメタルシティ』って知ってますか。
それまで夢中で読んでた小川洋子の『薬指の標本』を放り出して,
一気に読みましたが,いや〜,想像を超える面白さ!
本当はネオアコをやりたいデスメタルバンドのギタリストの話です。
この先の展開に期待! この作者はギターを弾くのかな。
弾くならぜひギター・マガジンの
「みんなギターで大きくなった」のコーナーにご登場いただきたいです。
ところで,昨年秋についに待望のガロのボックスセットが出ました。
それについてアコギ・マガジンのブログに書きましたので,
興味のある人は読んでみてください。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:26
2007年01月29日
アーティスト
今日は木村カエラの新作『Scratch』をBGMに書いています。
早くも3rdアルバムですが,クオリティはまったく衰えてません。
粒ぞろいの楽曲満載。メロディと歌がいいですねえ。
CMで使われてる曲もけっこう入ってます。
そのひとつが「Tree Clibmers」で,モード学園のコマーシャルで使われてますが,
初めて聴いた時から,ギターのリフが妙に印象に残ったんですよ。
ちょっと複雑な音使いだなと。
だからというわけではありませんが,
この曲をギター・マガジン3月号のスコアで取り上げています。
待ってた人,多いのでは?
(ちなみにエルレガーデンの「Marie」も取り上げています。)
「Tree Climbers」でギターを弾いてるのはAsparagusというバンドもやってる
渡邊忍というギタリストですが,彼のギターは素晴らしいですね。
あんなリフよく思いついたものです。
譜面の校正を見ながら弾いてみましたが,
あんな運指はおいらの手グセには全然なくて,四苦八苦しました。
世代の問題かなとあきらめて,自分を慰めてますが。
何にせよ,後発の世代というのは,物を作るのが大変だと常々思いますが,
才能のある人は,特に苦労とは思わないのかもね。
漫画でも映画でも音楽でも小説でもなんでも……。
毎日毎日,音楽やら何やらに接していると,
よくも日々これだけの新しいものが生まれてくるものだと感心します。
もちろんいいものもあればそうでないものもありますが,とにかく生まれる。
新しい物を生み出す人は,
先人の敷いたレールなどまったく知らないことも多いのに,
それでも素晴らしい物を出してくる。
おいらのように,少なくとも30年以上はベッタリ音楽を聴いている人間は,
新しい物に対して,過去のパターンとかフレーズとかの引き出しから
元ネタを想像してしまうのが習い性になってるんですが,
その手の分析をまったく受け付けない人がときどきいます。
そういう人に出会えた時は,感動です。
今まで何度かありました。
そして,こう思ったのです。
アーティストとは想像力でものを作る人のことだと。
こうして文字にしてみると,あまりに当たり前すぎて,
自分でもヒイてしまいそうになりますが,
これを実感するのに,おいらは十何年もかかりました。
トホホ〜イ。
さて,ギター・マガジン3月号の編集作業もいよいよ佳境。
海外派遣組のミスターとチェリーも帰ってきたし,校了へ向けてまっしぐら。
ギター・マガジン3月号の内容は,
明日からちょこちょことお知らせしていきます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:56
2007年01月17日
奥田民生とダニー・コーチマー
今日はデスクワークが多く,ほぼ一日中,奥田民生のベスト盤を聴いてましたが,
どれもこれも素晴らしい曲ばかりで,
繰り返し聴いてもまるで飽きません。
改めて奥田民生の音楽の素晴らしさを実感しました。
音楽として素晴らしいのはもちろんですが,
昔々の洋楽にあったいわゆる男臭いロックの匂いというやつが,
あっちこっちに宿ってるんですね。
別にロックだからどうというわけではありませんが,やっぱりロックと言いたい。
この安定感とスリリングな感じ。ギター・ロックのすべてがありますよ。
実は昨年末,奥田民生の取材をしたんです。
The Verbsという,スティーヴ・ジョーダンのユニットに参加して
数カ所でライブをやったことはファンならご存じかと思いますが,
このバンドには,あの伝説の名セッション・ギタリスト,
ダニー・コーチマーが参加しており,そのダニーとの対談が実現したのです。
奥田民生は,単なるゲスト扱いではなく「メンバー」としての参加で,
ライブのメニューの半分ぐらいは彼の曲でした。
ここでも彼はギターを弾きまくったのですが,その音の太いこと太いこと。
最近のライブで使っているという,謎のツールも活躍してました。
マイクにワイヤーでセットされた何やらノブのようなものを回すと,
グワングワンにディレイ(リバーブ?)が
かかるという妖しげなエフェクターです。
この謎のツールはギター・マガジン3月号でばっちり紹介しますよ。
というわけで,冒頭の写真は民生&ダニーの愛器です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:29
2007年01月16日
日米3大ギタリストの饗宴
14日,日米3大ギタリストの夢の饗宴を大阪城ホールで見てきました!
そう,布袋寅泰×ブライアン・セッツァー×チャーのライブです。
ギター・マガジン読者なら,一体どんな内容になるのか
気になって仕方がなかったと思われますが,
それはもうエキサイティングだったと言っておきましょう。
布袋のテレキャスター,チャーのストラトキャスター,
ブライアンのグレッチから繰り出されるギタートーンは,唯一無二。
まさにロックンロールそのもの。
布袋がMCで言ったように,
“技と技を競うのではなく,スタイルとスタイルを競う”
史上稀なる貴重な瞬間でした。
東京,横浜公演は今週末です。ギター弾きなら見逃すな!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:43
2007年01月10日
白いカーネーション
今日は井上陽水の『センチメンタル』をBGMに書いています。
以前から見たかった『かもめ食堂』という映画を
この正月の間に見たのですが、
その中で主役の小林聡美が鼻歌を口ずさむシーンが出てきます。
パッと出てきた聴き覚えのあるメロディ。思わず懐かしさがこみあげます。
うわ、これ陽水じゃん、なんちゅう曲だっけ。
このシーンがなんともゆるくて、時間が止まったよう。
それからそのメロディが頭から離れませんでした。
映画のエンドロールを見ると「白いカーネーション」という曲でした。
そうだった、そうだった、というわけで、
CD棚をあさると、2ndアルバム『センチメンタル』(72年)に入ってました。
思えば、このアルバム、小学生の時分から、
一体何度聴いたことかわかりません。
『クリムゾン・キングの宮殿』同様、
30年以上聴いてるアルバムのひとつですね、
「紙飛行機」「能古島の片想い」「東へ西へ」など
片っ端からギターでコピーしました。
特に好きだったのは「能古島〜」で、
愛用のアリアのフォークギターで繰り返し繰り返し、
暗き自部屋にて弾き語っていました。
この曲はコード進行が何ともシャレていて、
前半はカラッと明るいのに、
サビで突然マイナー調になるところが好きでした。
今聴いても全然色あせないのですが、
それどころか新たな発見すらありました。
前半はフォーク調で進むのですが、
後半で突然トランペットのソロが始まり、ボードヴィル調のアレンジになります。
バックにはバンジョーのストロークが。
それに続いて弦楽四重奏的なストリングスが奏でられ、
それがエンディングとなります。
当時は全然認識していませんでしたが、
今考えるとこれはとても不思議なアレンジです。
それなのにまるで違和感がない。
なんというビューティフルな音楽でしょう
ある意味、これはプログレです。
よくもこんなアレンジを思いついたと思いますが、
これぞ星勝マジックということでしょうか。
「白いカーネーション」は、ギター的には地味な曲なので,
当時はそれほど一生懸命聴きませんでしたが、
今聴くとものすごくいい曲で、しかもギターで弾きたくなります。
じわじわと滲みてくるこのかわいらしいメロディ。
これをさりげなく映画の挿入歌に使った製作者のセンスは素晴らしい!
そんなこんなで初期井上陽水の良さを再認識した次第です。
ビートルズの遺伝子をしっかり受け継いだ
アーティストは日本にはなかなかいないものですが、陽水は数少ない継承者です。
なんといっても「帰れない二人」がその代表曲ですが、
アルバムでいえば、この『センチメンタル』が最もいい例ですね。
『かもめ食堂』に話を戻します。
とても面白い映画なので、興味のある方はぜひ見てみて下さい。
フィンランドでひとり、食堂を開いた日本人女性の物語です。
最初は客がまったく寄りつかないものの、
だんだん地元の人に受け入れられていく様子を
ゆる〜くコミカルに描いています。
脇を固めるのは片桐はいりと、もたいまさこというわけで、
ある時代のある深夜番組にはまった人には馴染みがあるのではないでしょうか。
フィンランドの風景というものも、これまた素晴らしくビューティフルです。
あんな国に住みたいものだと溜息が出ました。
ことに太陽の光の美しさ音いったら!
そして、主役の小林聡美が素晴らしいです。
その手が作る料理のおいしそうなこと。
『転校生』の頃からファンですが、やっぱり素敵な役者ですね。
毎年毎年、今年こそいっぱい映画を見るぞと誓うのですが、
実行できた試しがありません。
う〜ん、今年こそは。
『どろろ』と『蟲師』はとりあえず見逃せないと思っていますが。

さて、ギター・マガジン2月号は13日に発売です。
デレック・トラックスの雄姿がもうすぐあなたのお手元に!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:53
2007年01月05日
あけましておめでとうございます
皆様,あけましておめでとうございます!
今年もギター・マガジンをよろしくご愛読お願い致します。
2月には何やらすごいギターの別冊本も用意しています。
とりあえず元旦夕暮れの富士などご覧下さい。
年明け一番で『鉄コン筋クリート』見ました〜。
スゲエよかった(特に蒼井優)。宝町に住んでみたい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:04
2006年12月28日
今年よく聴いたアルバムは
▲デレック・トラックス サイン入りギター・マガジン12月号
読者の皆様,いよいよ暮れも押し詰まりました。
社会人の方々は,今日が仕事納めの人も多いのではないでしょうか。
しかし,社会人て何なんでしょうね。
変な言い方ですね。
社会の窓というのも変な言い方です。
パンツのジッパー,いやズボンのチャックを社会の窓と称しますが,
もはや死語ですか?
おいらの知らないうちにジーパンがデニムになってしまったように,
社会の窓も今風の呼称があるのでしょうか。誰か教えて下さい。
それに,女子のズボンのチャックもやっぱり社会の窓なんですか?
社会の窓と言えば,もう30年以上前のことですが,
小学校の廊下に掲示板があり,
そのタイトルが「社会のまど」だったのです。
まあ,うなずけるタイトルですが,
おいらはこれを見るたびに,なぜかおかしくて吹き出してしまったことを
今でも覚えています。
あの時以来,なぜズボンのチャックを社会の窓と呼ぶのか考え続けています。
これは,詩とイルミネーションよりも長く考え続けていることで,
他にもおいらには30年かそこらは優に考え続けている
くだらない疑問がいっぱいあります。
人とは答えの出ない疑問を抱えたまま生き続けていくものなのでしょうか。
しかし,社会の窓とは抜群のネーミングですよね。オッホッホ。
さて,今年も音楽だけはたくさん聴きました。
いいものもあれば良くないものもありましたが,
特によく聴いたものをいくつかあげてみましょう。
『ELEVEN FIRE CRACKERS』エルレガーデン
ギター・マガジン1月号の表紙を飾ったエルレガーデン。
最新作は,文句なしの傑作でした。思わず血がたぎり,
ほとんどの曲をギターでコピーしました。
『耳鳴り』チャットモンチー
詞よし,メロよし,ギターよし。
底知れぬ才能を持つ期待のガールズ・バンド。
来年はもっとスゴイことになるよ。
『Indutrial Zen』ジョン・マクラフリン
久々のフュージョン・サイドのアルバム。
マクラフリンの超高速かつ正確無比なプレイが
たっぷりと堪能できます。
『オン・アン・アイランド』デヴィッド・ギルモア
キャリア3作目のソロ・アルバム。間違いなく最高傑作です。
エモーショナルなストラト・サウンドは誰にも真似できません。
『ULTRA BLUE』宇多田ヒカル
期待していなかっただけに,あまりの出来の良さに衝撃を受けました。
ほんと,素晴らしい。天からメロディが降ってきた!
『Seven & Bi-Decade』吾妻光良&The Swinging Boppers
スウィング・ギター最高! 吾妻サイコー!
『ヨークス・トゥ・キープ』アルバート・ハモンドJr.
ストロークスのギタリストの初ソロ・アルバム。
フィル・スペクターやブライアン・ウィルソンへの
オマージュかと思うような,キラリと光るポップ・ソングを満載。
捨て曲なしです。
『幻想飛行』ボストン
このアルバムを聞き続けて早30年。
トム・ショルツ自らによるリマスターと
紙ジャケ発売は嬉しい出来事でした。
『グッド・ニュース』パサディナ・ルーフ・オーケストラ
70年代英国の大所帯スウィング・バンド。
20年代にタイムスリップしたかのような
グッドオールドミュージック満載です。
『ステイディアム・アーケイディアム』レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
マニアックなポップ・ソング愛好家の
フルシアンテがやりたい邦題やった(と思われる)最新作。
来日公演が楽しみですね。
『モーツァルト ピアノ・ソナタ集』グレン・グールド
溜息の出るような華麗なピアノ演奏が好きです。
『ライヴ・アット・ザ・ジョージア・シアター』デレック・トラックス・バンド
ギター・マガジン2月号の表紙を飾るデレック・トラックスの
リーダー・バンド,白熱のライブ・パフォーマンス。
これを聴けばその凄さがわかる!
『コンティニュアム』ジョン・メイヤー
文句なしのソウル・アルバム。
熟練のセッション・ギター・プレイヤーのような枯れた面も。
“うまい”ギターから“いい”ギターへ変貌を遂げた最高傑作。
『RADWIMPS4〜おかずのごはん』RADWIMPS
はじめ聴いた時は,何とも言えないアレルギー反応を催したが,
どういうわけかもう一度聴きたくなり,二度目以降は恐るべき才能と確信した。
『COLOR OF LIFE』押尾コータロー
押尾流ポップ・インストゥルメンタルの真骨頂。
元気が出るアルバムです。
『First Message』絢香
好きなんですよね〜。ドライブのお供でした。
『ザ・ロード・トゥ・エスコンディード』J.J.ケイル&エリック・クラプトン
これを聴いて,クラプトンってやっぱスゴイなと思いました。
すんごくいいんですもん。レイドバック加減が絶妙です。
ああ,キリがないですね。
今,ざっと思いついたものをあげましたが,もっとたくさんあります。
みなさんはいかがでしたか?
それでは良いお年を。
来年もギター・マガジンをよろしくお願いします。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:21
2006年12月26日
ギター・マガジン2月号校了です
ギター・マガジン2月号はたったいま校了しました。
ふ〜。毎度毎度年末進行は過酷なもの。
今年も怒濤の入稿でした。
やれやれという気分で『明治チェルシーの唄』など聴いております。
“ほうら,チェルシー〜”というあのCMソング,
時代時代でいろんなアーティストが歌ってるの知ってます?
初代はシモンズ。「恋人もいないのに」のあのシモンズです。
不惑過ぎの人じゃないとわからないかな。
二代目は,おいらの心酔するガロです。
ガロ版チェルシーの唄は,
それはそれはうっとりするほどドリーミーでビューティフル。
マークのあの甘い歌い出しに続いて,
トミーとボーカルのゴージャスなハーモニーが加わるあの瞬間,
もう死んでもいいとさえ思いますよ。
ほかには,ペドロ&カプリシャス,南沙織,サーカスなどが歌ってますが,
最近では上原多香子やPUFFYは馴染みがあるのではないでしょうか。
最新版はCHEMISTRYのようですね。
小林亜星作曲の不朽のナンバーを時代順にコンパイルしたこのCD,
最近とても気に入ってます。
あなたにもわけてあげたいですね。
2月号の内容については明日また書きます。
強力ですよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:06
2006年12月20日
DEREK TRUCKS ウワサどおりのスゴさでした

今日は和製ソフトロックの定番コンピ
『ソフトロック・ドライヴィン〜美しい星』アルファ篇をBGMに書いています。
ガロの「地球はメリーゴーランド」,赤い鳥の「美しい星」,
川村純子の「思いでは朝陽のように」などなど,
まるで本場A&M産のナンバーさながらの名曲ばかりが詰まっています。
アルファといえば,日本を代表する作曲家
村井邦彦氏が経営していたレーベルですが,
ここに収録されている曲の大半は村井氏の作曲です。
めくるめくハーモニーポップを満載したこのコンピ,
ソフトロック好きにオススメします。
90年代の中期に各社から同シリーズが出ていましたが,
あっという間に店頭から消えたため,入手できなかった好事家も
多かったのではないでしょうか。
このたび,当時は実現しなかったソニー編も合わせて出ていますので,
その筋の愛好家はぜひチェックしてみて下さい。

Photo:Yutaka Nishimura (写真は11月20日)
さて,少々遅きに失しましたが,
エリック・クラプトンのライブに行って参りました。
そう,そしてウワサのデレック・トラックスの実力を確かめてきましたよ。
いや〜,スゴイ。ウワサどおりのギター・プレイ,いやそれ以上でした。
一部ではデュアン・オールマンの再来とまでささやかれていますが,
それは決して言いすぎではないでしょう。
あの若さであの腕。あのスライド・ギターは本物です。
おいらは8日の武道館に行きましたが,
1曲目の「Tell The Truth」から,野太い音が炸裂!
そして,信じられないほどの音程の正確さ。
鋭いスタッカートで短く音を切ったり,
一音弾いて指板上をバーを自在に滑らせ,スラーで音階を紡いでいく技術。
見ていて惚れ惚れしました。
若きスライド・ギター・マスターの面目躍如たる瞬間です。
この日はデレク・&ドミノスのナンバーからのメニューが多く,
会場を埋めたファンは大喜びだったことでしょう。
残念ながら「エニーデイ」はやりませんでしたが,
「リトル・ウィング」とか「恋は悲しきもの」とかもう最高でしたわ(涙)。
やっぱり『いとしのレイラ』は名盤ですね。
デレック・トラックス。
間違いなく歴史に名を残すギタリストですので,
まだ体験していない人は聴いてもらいたいです。
このブログでもちらっと匂わせてきましたが,
デレックが編集部にやってきました!!!!!
そう,ツアーの合間を縫って,来てくれたのです。
その日はもう社内騒然。
長時間にわたって取材に応じてくれ,
その間,嫌な顔ひとつせず,ニコニコとこちらの注文に答えてくれました。
そして,目の前であの秘技スライド・ギターをたっぷりと見せてくれましたが,
スタジオ内に集まった編集部一同に溜息が漏れ,
終わった瞬間に凄まじい拍手が巻き起こりました。
ジャパメタ一辺倒だった編集チェリー,
ガレージ&サイケの編集Mr.までが,
その日から一転,スライドギターの練習を始めるという変わりよう。
その時のチェリーのコメントがふるっています。
「いや〜,メタルは負けました」だと。
何を隠そう,このおいらも,家に帰って
スライド・ギターを猛特訓したことはまだ誰にも言ってませんが……。
オッホッホ。
とにかく,さわやかな好青年で,ナイスガイでした。
この日は本当にいろんなことをやってもらったのですが,
このブログで徐々に明かしていきましょう。
もちろんその全貌は2月号をお楽しみということで。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:20
2006年12月12日
オリジナリティとは何か その1
いよいよ暮れも押し詰まって参りました。
2006年はもうすっかり終わった気分ですが,
気持ちは先行しながら時間のほうが追いついてくるこの感じ,
年齢とともに体にこたえてくるのです。イヤですね〜。
そして,編集部は現在年末締め切り真っ只中。
ブログで締め切りネタなどもう読み飽きた人もいると思いますが。
編集者というものは,締め切りの時は締め切りだと,
ことさら強調したがる人種なのです。
今日もあっちこっちへ出かけたり,考えたりで息つく間もありませんでした。
久々にギタリストの佐橋佳幸さんと,ある打ち合わせで会ったんですけど,
ちょっと気持ちが元気になりましたね。
さて,詩とイルミネーションの例のように,
おいらはどうでもいいようなことをうだうだと考えてしまう
悪いクセがあるのですが,最近頭から離れないのは,
オリジナリティとは何かという問題です。
難問ですね。
自分史を振り返ってみると,
太古の昔からおいらはこのことを考えていた記憶があります。
仕事柄ミュージシャンにお会いする機会も多いので,
そのたびにその思いは強くなります。
何なんでしょうかね,オリジナリティって?
難しいことを尋ねるのはやさしいんですよね。
誰かこの問いに答えてくれないでしょうか。
さて,今日はチャットモンチーの「シャングリラ」を聴きながら書いています。
いい曲だ〜。今年一体何回聴いたかわかりません。
「僕のことダメな人って叱りながら愛してくれ」って……。
く〜〜,これは究極の愛だな。
なんでこんなに男子の気持ちがわかるのかね(しみじみ)。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:13
2006年12月07日
詩とイルミネーション その4
今日は宇多田ヒカルの「ぼくはくま」をBGMに書いています。
イントロの「アイ・アム・ザ・ウォルラス」な感じのメロトロンぽい
エレピ(?)の音も衝撃ですが,なんかなごむんですよね。
絵も可愛いしね。童謡を歌わせてもさすがですね。
かなり愛聴してます。
さて,キング・クリムゾン絡みのネタもずいぶん間があいてしまいました。
『クリムゾン・キングの宮殿』のジャケットに書かれていた
“詩とイルミネーション”というクレジット。
メンバーのピート・シンフィールドのクレジットです。
他のメンバーは,ギターとかドラムとかベースとか,
馴染みのある楽器が普通に書かれているのに,
この“詩とイルミネーション”はいろんな点で理解に苦しみました。
まず“詩”はわかりますが,これは別に担当楽器ではありません。
いちいち作詞専任のクレジットをいれるなんて,
さすがプログレだなあと思いました。
そして,問題の“イルミネーション”。
これは普通に考えれば“照明”です。
ん,しかし照明? 本当か?
と素直に納得できないのが普通ではないでしょうか。
プログレだからいいのでしょうか。
当時おいらは,いくらなんでも照明の意味じゃないよな,と
けっこういろんな辞書を当たって,イルミネーションの照明以外の意味を
調べてみましたが,無駄でしたね。
やっぱり照明は照明なんです。
となると,シンフィールドは照明を担当していたことになりますが,
アルバムを作るための照明の仕事ってなんだ?とまた考え込んでしまいました。
これはもしかして比喩で,この人は太陽や月のような性格で,
そのおおらかな人柄でメンバーを励ましていたんじゃないか,
それを照明と呼んだんじゃないかと,本気で考えたりもしました。
本当ですよ。
それにしても,詩とイルミネーションという,
まるで概念の違う言葉がまるで違和感なく並んでいることも,
このクレジットのミステリーなのです。
これはキング・クリムゾンだから不思議ではありませんが,
エアロスミスやワムとかだったら,相当違和感あるでしょ。
まるで謎の呪文です。
これはあくまで憶測にすぎませんが,
当時の発売元である東芝EMIの担当者も
イルミネーションの意味を理解していなかったと思われます。
だから,あえて“詩と照明”と書かずに,
“詩とイルミネーション”とクレジットした。
なんだか意味はわからなくても,やたらとインパクトがあり,
不思議な安定感と存在感があるからです。
憶測ですよ。
というわけで,長年おいらはピート・シンフィールドが担当していた
イルミネーションの意味がわからず,
人生の節目節目でプログレ好きの友人に問うてみたりしたのですが,
結局のところ,言葉を濁され,曖昧なままでした。
ところが,このブログを書くにあたって,
知り合いのプログレ専門編集者に聞いてみたのです。
すると,彼は「確信はないけど」と前置きしながら,
「照明だと思う」と答えたのです。
なんでも,初期のクリムゾンはライブで照明に凝っていたので,
それを担当していたのがピートなのだろうということでした。
ふ〜ん。そうなのか。
その編集者は,今度ピートにインタビューする機会があるので,
そのことも必ず聞いておくよと言ってました。
楽しみですね。
しかし,本当に照明だったら,なんだかガッカリだなあ。
もっと,ロマンティックな神秘的な作業であってほしかったですよ。
お前はそんなことも知らないのかと嘆く人もいるかもしれませんが,
それは勘弁して下さい。
しかし,30年来の疑問がほぼ氷解し,それが期待と違っていたとき,
けっこう落胆するものですね。
ま,そんなことはどうでもいいでしょう。
重要なのはロバート・フリップのギターということで,
ギター・マガジン1月号のフリップ特集を楽しみにして下さい。
ところで,明日,クラプトンのライブに行ってきます。
各地で話題を巻き起こしているデレック・トラックスのギター・プレイを
この目で確認してきますね〜。みなさんは行きましたか?
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:00
2006年12月04日
ギター・マガジン校了
ギター・マガジン1月号はたったいま校了しました!
エルレガーデンの表紙巻頭特集,キング・クリムゾン特集,
ラウドパーク06の出演ギタリスト12名怒濤のインタビュー,
フェンダージャパン特集などなど,いつもどおりの濃〜い内容でお届けします。
お楽しみに!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:13
2006年12月01日
ギター・マガジン1月号表紙・巻頭アーティストは
今日はキング・クリムゾンの『アースバウンド』をBGMに書いています。
音質が劣悪なことで軽視されがちなライブ盤ですが,
確かに音は悪いけど,演奏のテンションは猛烈に高く,
なかなかどうしてエキサイティングなアルバムです。
ここのところ,クリムゾンに関する記述がやけに多かったのは,
何を隠そう,1月号でクリムゾンの特集をやっているからです。
先頃出たベスト盤『濃縮キング・クリムゾン』はゲットしましたか?
特集では,かのロバート・フリップのギター奏法の秘密に迫るべく,
徹底分析を行っています。
まずは「21世紀のスキッツォイド・マン」の完全マスター企画。
あのイントロ・リフ,バッキング,ギター・ソロ,
そしてサックスとの高速ユニゾンフレーズなどなどを誌上再現。
この譜面さえあれば,ばっちりとマスターできるでしょう。
おいらはといえば,昔リフだけは耳コピしたものの,
すっかり忘れていたので,校正しながら
再チャレンジ(この言葉嫌いですが)してみたら,
いや〜,難しい! 弾けない!
特にユニゾンフレーズのところは,
リズムもフィンガリングもボロボロでした(泣)。
しかし,燃えます,このギター・フレーズ。楽しいんです。
猛烈に練習して,完璧に弾きこなしたいという欲求がフツフツと沸いてきます。
これはよっぽどの実力者でなければ完全耳コピーは難しいでしょう。
譜面があっても難しいんですから。
スケールはなんてことないペンタなんですけど,
このリズムと速さで弾くには鍛錬を要します。
皆さんもぜひチャレンジしてみてください。
この特集では,他に「太陽と戦慄」「レッド」「エレファント・トーク」など
思わず弾いてみたくなる楽曲を取り上げています。
そして,表紙巻頭特集はエルレガーデンです。
大阪まで追いかけて,表紙用のライブ写真を撮り,機材写真も撮ってきました。
細美武士&生形真一の取り下ろし最新インタビュー,
そして最新作『ELEVEN FIRE CRACKERS』の全曲奏法分析,
レコーディング使用機材などなどで,
エルレガーデンのギター・プレイを丸裸にします!
ところで,U2の来日公演は素晴らしかったようですね。
クラプトンの公演も各地で大盛況のようです。
なんといっても,デレック・トラックスの凄さにみな度肝を抜かれている様子。
おいらも,クラプトン系のいろんなブログを拝見していますが,
デレックの凄さに驚嘆する内容がたくさん見られます。
デレック・トラックス最高! 2月号を待て!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:57
2006年11月27日
私だけの十字架
今日はチリアーノの「私だけの十字架」をBGMに書いています。
というのは,ついに『特捜最前線』のDVDが
発売されたという情報を耳にしたからです。
この日をどれだけ待ったことか。よよよ。
数ある刑事ドラマの中でもおいらが最高峰と信じて疑わないのがこれです。
長坂秀佳の書く人の体臭や口臭までが匂ってくるような哀愁のある脚本が
このドラマの真骨頂ですが,俳優陣も素晴らしい。
二谷英朗,大滝秀治,藤岡弘,横光克彦,桜木健一,渡辺篤志などなど,
渋いキャストがコクのあるドラマを作り上げていました。
そして,エンディングテーマの「私だけの十字架」。
チリアーノという,他では聞いたことのない,国籍不明の男声が歌う
哀愁のメロディは,おいらのハートにぐさっと刺さりました。
なんて物悲しい歌でしょう。
歌もいいですが,伴奏の木村好夫系のギターがまたいいんです。
ドラマの悲哀をこってりと味わったあとに,
このエンディングテーマでさらにしみじみする。
それは高校生だったおいらの水曜の夜10時の過ごし方でした。
余談ですが,チリアーノをギターのクロード・チアリと
思っている人がいるようですが,これはたぶん違うでしょう。
『特捜最前線』発売。
これはたびたびこのブログでも話題にしている
本誌デザイナーのSさんにすぐに教えてあげねば。とっさに思いました。
Sさんは,名うての刑事ドラマ研究家。もちろん「特捜」ファンです。
何しろ,おいらの手元にあるチリアーノはSさんがダビングしてくれたのですから。
よし,ここはSさんをたきつけてDVDを買ってもらい,
おいらはそれを借りよう,そう思うのでした。
ところで,編集部は1月号の入稿がやっと終わり,校正中です。
明日は,編集部に今最も注目すべきギタリストがやってきます。
各地で大きな話題を巻き起こしている若きスライドギターマスターです。
その神業とも言えるギタープレイの全容を2月号でお伝えしますので,
楽しみにしていて下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:08
2006年11月24日
スティーヴ・ハケットがやってくる!
今日はディアフーフの新作『フレンド・オポチュニティ』をBGMに書いています。
今,チャットモンチーの「シャングリラ」に次ぐお気に入りですが,
ほどよいポップ感とサイケ感がたまりません。
女子ボーカルのふわりとした声もグー。
しかし,どうやったらこのギターの出るんですかね。
これ,60年代末ぐらいのガレージ・バンドのエレキの音ですよ。
はまる〜。
というわけで,タイトルに戻りますが,
今週末,六本木スイートベイジルにスティーヴ・ハケットがやってきます。
古くはジェネシスのギタリストとして知られ,
近年ではソロで活躍しています。
クラシック・ギターの名手でもありますね。
ハケットといえば,もう20年以上も前の話ですが,
NHKの朝のニュース番組のBGMで曲が使われていたことがあります。
その曲があまりによかったので,なんとか曲名を知りたいと
プログレ好きの先輩やあれこれ人に聞いたりしましたが,
いっこうにわかりません。
今のようにネットで検索すればだいたいわかるというような
便利な時代ではなかったので,
こうなりゃNHKに直接聞くしかないと思い,電話しました。
今ならメールするところですが,
わざわざテレビ局に電話したという行為に我ながら感動します。
電話番号は新聞に載ってたんですよ。
今でもあるのかチェックしてませんが,
その頃の新聞には,各テレビ局の問い合わせ先が載っていたのでした。
何しろ天下のNHKですから,それなりの扱いを受けるかと心配しましたが,
さすがに問い合わせ先の係の人は丁寧でした。
これこれこういう番組のこれこれこういう曲のタイトルを知りたいと問うと,
迅速に調べてくれて,あっという間に判明しました。
あまりにすんなりと事が運んだので拍子抜けしました。
へ,そんなはずはないだろ。
ああいわれたらこう言おうと,戦々恐々としていたのに,全然大丈夫じゃん!
不満でした……いや,感謝しました。
まあ,わかったので文句をいうわけにもいきません。
こちらもお礼を言いました。
で,判明した曲のタイトルは「マリゴールド」。
ハケットが奏でるガット・ギターのしらべがとても美しい佳曲です。
次にこの曲が入っているアルバムを調べなければなりません。
こういう時,今ならネットで検索すればものの1分でわかります。
しかし,当時の若者はレコ屋を歩いて探すしかなかったんだよ!
……完全な八つ当たりでしたね。すいません。
それからおいらは町に飛び出し,レコ屋を片っ端からチェック。
スティーヴ・ハケットのコーナーが設けてあるところは
なかなか見つかりませんでしたが,
何件目かの体ごと検索でどうにかヒット。
目当てのアルバムは『ベイ・オブ・キングス』でした。
買いました。今でも家にあります。
こうやって探し出したレコードを聞く喜び。
これはもう筆舌に尽くしがたいです。
ハケットの美しいしらべに耳を傾けたのでした。
そのハケットがやってきます。
今回は,アコースティック・ツアーということなので,
もしかしたら「マリゴールド」もやってくれるかも。期待!
詳しくはココをご覧下さい。楽しみです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:08
2006年11月22日
大阪でエルレガーデンを見てきた!
今日はチャットモンチーの最新シングル「シャングリラ」をBGMに書いています。
いや〜,チャットモンチー好き!
さてさて,先週は大阪はなんばハッチでエルレガーデンを見てきました。
新作の『ELEVEN FIRE CRACKERS』も発売され,
対バン・ツアー真っ最中の彼らですが,やはりライブは真骨頂。
堂々たるステージに会場は震撼。最高のステージでした。
ホールを埋め尽くした10代20代の若者はダイブの嵐で,もう大変です。
この日はライブの模様と使用機材の撮影もしました。
ということは…………
ギター・マガジン1月号に大ボリュームで登場していただきます。
ぜひお楽しみに!!!
大阪から帰って,『ELEVEN〜』をヘヴィローテーション。
一日10回ぐらいは聴いてるなあ。
大半の曲はすでにコピーしました。締め切りなのに。
うお〜,バンドやりてえ。
おいらのカジノが泣いてる。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:36
2006年11月15日
詩とイルミネーション その3
今日はザ・ワールド・ヘリテッジの『イコモス』をBGMに書いています。
ワールド・ヘリテッジとは,吉田達也(d),ナスノミツル(b),
勝井祐二(violin),山本精一(g),鬼怒無月(g)という
国内即興シーンの強豪が集結したバンド。
見る人が見れば,ものすごい面子だとすぐわかるはずです。
ギター・マガジンとしては
何よりも山本&鬼怒の夢の共演に興味が行きます。
どちらも日常的に多数のバンドを抱え,
日々ギター道を追求している巨人同士。
もう期待通りの壮絶なインプロヴィゼーションが繰り広げられています。
必聴!!!
特にROVOやボンデージフルーツ,
是巨人が好きな人にお薦めです。
さて,久々に詩とイルミネーションの話に戻りましょう。
中途半端にエアチェックされた『宮殿』を前に
咳をしても一人……そこまででしたね。
この世のものとは思えない素晴らしい音楽にただ呆然。
それまでおもにビートルズやらカーペンターズやら
天地真理やら桜田淳子やらの
3分間ポップスが好物だったおいらには
キング・クリムゾンという,
やたらに長くて幻想的でクラシカルな音楽は刺激が強すぎました。
麻薬のようなものです(やったことないからわからないけど)。
悔やまれるのは,とにかく完璧に録音できなかったこと。
一刻も早くテープを巻き戻して再生したいのですが,
こういう時おいらのメンタリティからすると,
「不完全なものは聴きたくない」となってしまうのです。
まったく厄介な代物ですわ。オッホッホ。
しかし,人間というものは,やはり確かめられずにはいられないのです。
そう,どのくらい不完全だったのかを確認したい。
そこに何らかの奇跡が起きて,
頭からきちんと録音されているのではないかというそこはかとない期待。
音楽の神様がおいらに恵みを与えてくれたのではないかという図々しい願望。
しばらく迷った末に,意を決して巻き戻し,再生してみると……
ああ,やっぱり認識していたとおり「エピタフ」のアルペジオからだった……
できれば味わいたくないガッカリ感を味わってへこみました。
このモヤモヤを解消するには,方法はひとつしかありません。
『宮殿』のレコードを買うことです。
しかし,金がない。時間もない。
週末まで待って,日銭バイト敢行。
町に一件しかないレコ屋直行。
と,ヘタな日本人ラップみたいな韻を踏んでついに手に入れました。
『クリムゾン・キングの宮殿』ですYO〜。
木枯らしの吹く田舎町を自転車を飛ばして帰り,
レコードに針を落とした時の達成感は今もこの胸にあります。
しかし,この上ない満足感にひたったのも束の間。
新たな「引っかかり」が胸に芽生えます。
そう,ジャケットに記されていた
ピート・シンフィールド 詩とイルミネーション
なるクレジット。
この「イルミネーション」というのは何を差しているのでしょうか。
30年ぐらいこの意味を考え続けているのですが,未だにわからないのです。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:16
2006年11月10日
ギターはやっぱりクラプトン
気がつけばあっという間に11月。
それももう10日も過ぎてしまいました。
今年も終わったなあ〜。
ギター・マガジン12月号が校了したばかりだというのに,
編集部はもう2月号の内容まで用意しています。
いや〜,あれやこれやであわただしい毎日です。
そういえば,いよいよエリック・クラプトンがやってきますね!
約一ヶ月の長いツアーなので,読者の中にもきっと行かれる方は
多いんじゃないでしょうか。楽しみですね。
クラプトンのギターももちろん楽しみですが,
同行のデレック・トラックスにも注目。
ギター・マガジンでもたびたび取り上げてきましたが,
いよいよ大舞台へと羽ばたいた
若きスライド・ギター・マスターのプレイは絶対チェックです。
若くして確立されたあのトーンは,唯一無二です。
それはまるで,比類なきトーンマスター,
エリック・ジョンソンと同質のものと言って良いでしょう。
というわけで今日のBGMはクラプトンがJ.J.ケイルとコラボした新作
『ザ・ロード・トゥ・エスコンディード』です。
いや〜,ブルージィ。
これぞレイドバックのクラプトンの決定版!
ゆる〜いグルーヴが最高ですわ。
ケイルとクラプトンの朴訥とした歌いっぷりが素晴らしい。
こういう軽妙洒脱なクラプトンが特に好きだな。
カントリー風やら南部風やら,さまざまなタイプのギターもたっぷり聴けますよ。
13日発売のギター・マガジン12月号では
クラプトンを表紙に,このアルバムの特集をやってますので,お見逃しなく!
そういえば,うっかりしてましたが,
いつものPlaylist Magazineに新原稿を書きました。
このサイト,魅力あるプレイリストが増えて,
とっても充実してきましたので,ぜひチェックしてみて下さい。
今,音楽ギフト券などが当たるプレゼントも実施中です。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:14
2006年11月02日
ギター・マガジン12月号
今日は高田漣の『12 notes』をBGMに書いています。
アコギ・マガジンではお馴染みのギタリストですが,
相当の腕前の持ち主で,ペダル・スティール・ギターの名手でもあります。
昨日発売されたばかりのこのアルバムは,
ちょっとハイ・ラマズな匂いもするオーガニックな名品。
高橋幸広や細野晴臣などゲストも多彩です。
さてさて,今日はキング・クリムゾンの話はお休みして,
ギター・マガジン最新号の内容をお伝えしましょう。
次号は半年に一度のCD付録号です。
まず表紙巻頭特集は,まもなく待望の来日を果たすエリック・クラプトン。
新作となるJ.J.ケイルとのコラボレーション作品を徹底分析します。
ツアー・メンバーとしてめきめき知名度を上げている
あの若きスライド・マスター,
デレック・トラックスの取り下ろしインタビューもあります。
そしてCDの内容はといえば,
まずはお待ちかね,地獄先生こと小林信一氏が贈る
『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ』の
最新フレーズ17連発“超濃縮版”!
大ヒットシリーズの著者が,閻魔大王もびっくりのエクストリームな
トレーニング・メニューを披露してくれました。
インスト特集は,お馴染み末原名人による恒例企画。
今回はストラト,レス・ポール,テレキャスターなどなど
古典的名ギターのリイシュー・モデルを一堂に集め,
ほれぼれするような多彩なサンプル・サウンドを作ってくれました。
絶好調の末原名人にご期待下さい。
さらにさらに,インスト企画として,ボス30周年記念の特別メニューを。
西山毅,會田茂一が,ボス・コンパクト・エフェクターを使いこなし,
うっとりするようなサウンド世界を構築する企画です。
名付けて“エフェクターが100倍楽しくなる魅惑のサウンド・バトル”!
これもご期待下さい。
そして,いよいよ発表です。
誌上ギター・コンテストの勝者やいかに。
他にも,押尾コータロー,新藤晴一(ポルノグラフィティ)のインタビュー,
先に行なわれた日本史上最強のヘヴィロック・フェス,
ラウドパーク06のレポートなどなど,
もうはち切れんばかりのボリュームとテンションでお届けします!!!
思わずギターが弾きたくなりますよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:34
2006年10月31日
詩とイルミネーション その2
ふと右のカレンダーを見ると,今月は火曜は必ず書いていることに気づきました。
(オカオカのを含む)
別に意図したわけじゃないんですが,
月曜日は週明けでバタバタする上に,
会議やらなんやらで席にいないことが多いので,
いきおい火曜になるということでしょう。
開いてるマス目があると埋めたくなるのは人情ですから,
強迫観念にかられて今日も書いています。
これから会議のあわただしい時間なんですが。
今日のBGMはカーカスの『屍体愛好癖』です。
なんでかって?
いや,実はさっきオカオカがやってきて,
「変酋長,邦題のすごいやつあるんですけど」
と最高の笑顔で渡してくれたのがこれなんです。
メタル系に傑作邦題が多いのはよく知られていますが,これはデス・メタル。
想像を絶しました(汗)。
激しいブラストビートに首が痛くなりそうです。
そういえば,邦題ケーススタディをやるといいながら,
すっかりほっぽらかしてしまったので,
のちのちこれも詳しく見てみたいと思います。
さて,キング・クリムゾンの『宮殿』の話に戻りますね。
おいらがこのアルバムを初めて聴いたのは中学生の時。
NHK FMの『軽音楽をあなたに』という番組でした。
この番組は,うるさいDJ(アナウンサー)のMCもほとんどなく,
アルバムをまるごと一枚かけてくれるという
大変ありがたい内容だったので,もうエアチェックしまくりました。
『FMレコパル』で内容には常に目を光らせていましたが,
『宮殿』が特集された日は,実はそれほど興味がなく,
今日はオフだな,ぐらいに思っていたのですが,
身に付いた習慣とは恐ろしいもの。
いつものように自転車をすっ飛ばして帰り,なにげにラジオを聴いていました。
今日はエアチェックするつもりがないから気楽です。
いつもならポーズボタンに人差指を乗せて戦々恐々としているのですが,
この日はリラックスしていました。
記憶が曖昧ですが,たぶんクリムゾンのことを知らなかったんだと思います。
だから別にいいやと思ってたんですが,
「エピタフ」のあのイントロが出た途端,たまげました。
なにこれ?
そこからは姿勢を正し,慌ててテープの用意をし,
大変遺憾ながら途中から録音を始めました。
最後の「クリムゾン・キングの宮殿」の壮大なメロトロン・サウンドは
この世のものとは思えませんでした。圧倒されました。
これがキング・クリムゾンか……。
す,素晴らしい。
この時ほど,おのれの音楽に対する無知と認識不足を悔いたことはありません。
手元には,「エピタフ」のアルペジオあたりから中途半端に録音された『宮殿』。
完敗です。
咳をしてもひとり……
尾崎放哉の歌が鉄槌となって脳髄に食い込みました。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:51
2006年10月27日
詩とイルミネーション その1
今日は今度出るキング・クリムゾンのベスト,
『濃縮キング・クリムゾン』をBGMに書いています。
ロバート・フリップ責任監修+ライナーノーツ付きの決定盤。
有名曲はだいたいカバーされてますが,
何しろ彼らの音楽は曲が長いので,
「短縮版」という形で収録されているものもあります。
このあたり賛否両論呼びそうですが,
例えば「太陽と戦慄パート1」などは,
オリジナルにあるアンビエントな部分は省かれ,
ギター・パートのおいしいところがすぐに出てくるので,
コピーするのには返ってこっちのほうが都合がいいや,
と実用的に考えることもできます。
クリムゾンは大好きなんだけど,
曲は長いし,音があるんだかないんだかわからない,
あのまだるっこしい部分がどうにかならんかなあと思っている
おいらのようなファンには嬉しい編集ですね。
他にはお馴染みの「21世紀のスキッツォイドマン」,
「レッド」,「エレファント・トーク」,「ディシプリン」などなど
思わずコピーしたくなる曲がたくさん入っています。
そうでないのもありますが。
さて,クリムゾンといえば,
長いこと音楽を聴いていれば,いろんな思い出がくっついてきます。
以前書いたと思いますが,中学生の時,
先輩の家のレコード棚からなにげにひっぱりだしたレコードが
『クリムゾン・キングの宮殿』で,
ジャケを開いたら,ものすごい剣幕で先輩に怒られたことがあります。
見開きジャケは,開ききると,背に「筋」がついてしまうのです。
猛烈な勢いでおいらからレコードを取り返した先輩は
0.1秒以下のスピードでジャケットを閉じると,
背を上から下まで撫でていました。
あの時,部屋にこだました「パタン」という音は今でも
おいらの脳裏に焼き付いています。
覆水盆に返らずなんだけどね。悪いことしたな。
それ以来,「見開きジャケは全開禁止」というオキテが
おいらの体には染みついてしまいました。
不幸な体験です。
『クリムゾン・キングの宮殿』は押しも押されもせぬ
ロックの歴史的名盤ということになっており,
おいらも同意見ですが,
たとえクリムゾンやプログレが好きでなくても,
これだけは嫌いとは言えない,
「踏み絵」のようなアルバムだと言っていいでしょう。
今の若者のことはさっぱりわかりませんが,
少なくとも現在30代中盤ぐらいの音楽ファンの間では
間違いなくそうだと断言できます。
もし,このアルバムを「聴いたことがない」などと言ったら,
表面上は「あ,そう」ですまされるかもしれませんが,
心の中では「信用できない奴」のトレイに
その瞬間から移動されてしまいます。ホントか。
おいらは優しいし公平中立なので,
もちろんそんなことはしませんがね。オッホッホ。
幸いおいらのまわりには,「濃い」人ばかりだったので,
そういう経験自体がありませんが。
まあでも,『宮殿』に限らず,そういう性格を持つアルバムは
ほかにもゴマンとあるでしょうね。ああ,面白い。
この『宮殿』は確かに傑作です。
おいらが初めて聴いたのは忘れもしない中学生の時。
ま,30年ぐらい前ですね。
当時,おいらは放課後は,
だいたいギターを弾いてるかラジオやレコードを聴いてるかのどっちかで,
とにかく音楽音楽音楽。
休日はバイトで,帰りにレコード買うか,
カセットテープを買うかという生活。
今思い出しても,よくもあれだけ集中的に
音楽を聴けたものだと思うほど,音楽漬けの毎日でした。
今もそうっちゃそうですが,趣味と仕事は違うからね〜。
いろんな意味で(泣)。
音楽がなきゃ死んでたね。間違いなく。
恋のひとつもしなかったのかって?
オッホッホ,それを恋と呼べるかどうかは別としてね。
そりゃあ,その年頃の男子が考えることなんて皆同じですよ。
まあ「別腹」ってことで深く追及しないで下さい。
で,『宮殿』ですが,初めて聴いたのはFMラジオでした。
忘れもしないNHK FMの『軽音楽をあなたに』です。
スタッフの「愛しのあなた」がテーマソングで,
平日の夕方にやってた帯番組です。
この番組で放送された音楽をどれだけエアチェックしたか数え切れないですね。
ラジカセしか持っておらず,
タイマーは高価で別売りだったあの頃,
学校が終わると自転車をすっとばして家に戻り,
ラジオの前に座って録音ボタンを押した時の安堵感。
あれは今でも忘れられません。
前々から『FMレコパル』などの雑誌で,
放送メニューを入念にチェックし,
狙いを定めた音楽をやっと手元に保存できる。
これでもういつでも聴ける,という高揚した気持ち。
あんなに嬉しいことはそうそうありませんでした。
ところが,当の『宮殿』は録音し損なってしまったのです。よよよ。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:27
2006年10月24日
命中
あまりあいだを開けると,
せっかく読んで頂いている読者に忘れられるなあと思いつつ,
締め切りを押して書いております。
ちなみに今日のBGMは
タル・ファーロウの『リサイタル・バイ・タル・ファーロウ』です。
有名な『タル』もいいですが,
このライブ盤もタル・ファーロウの魅力を味わうには必須。
ホーンとの絡みもいい感じです。
さて,夕べはGラヴのライブに行ってきました。
彼がデビューしたのはたしか94年ですが,
あれからもう12年。干支で言えばひとまわりです。
イタリア製のビザール・ギターをトレードマークに,
ゆる〜く歌うあの姿は鮮烈でした。
一応,次号でライブレポートを書きますので,読んでみてください。
先週は押尾コータローにインタビューしてきました。
レーベルをSMEに移籍して初の作品です。
いつにも増してアッパーでハッピーなその内容。
今回は「色」がテーマだそうで,
それについてじっくり聴いてきました。
全12曲のチューニングもばっちり聞いたので,
押尾コピーに励む諸君は楽しみにしていてください。
これも次号です。
さっき,買い物に出たら,いきなり雨が目に入りました。
たった一粒なのに,いろいろ考えてしまってすごくいやでした。
そういう経験ありません?
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:22
2006年10月18日
4人はアイドル
今日はエルレガーデンの新作『ELEVEN FIRE CRACKERS』をBGMに書いています。
待ちに待った新作ですが,待った甲斐あり!
先行シングル「Salamander」をも凌駕するトラックの数々!
いや〜,いきなりギターを持ってコピーしたくなりました。
なんですかね,この高揚感は。
昔々,エアロやZEPを聴いた時のあの衝動と似ています。
俺もロックをやりたい!!と思わせるあの高揚感。
素晴らしい!
おいらがもう20歳若かったら,間違いなくバンドでやってます。
今からでも遅くないって? オッホッホ。
ところで,昨日はビートルズの“新作”の試聴会に行ってきたんですよ。
『LOVE』と題された相当の鳴り物入りアルバムですが,
期待半分・恐いもの見たさ半分でした。
内容はだいたい察しがつくものの,なにしろ聴いてなければ
語る資格はないので,万難を排して出かけたというわけです。
聴きました。
これを新作というには,おいらはビートルズを聴き過ぎている。
そう思いました。
なにしろ30年以上も聴いているのですから。
さて,も一度エルレを聴こう。
筆もはかどるってもんですわ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:15
2006年10月17日
めぐるめぐるよ
今日は中島みゆきの11月に出る新作『ララバイSINGER』をBGMに書いています。
TOKIOが歌ったあの「宙船(そらふね)」の
本人バージョンを収録した話題作ですが,
全体的には素朴なフォーク・アルバムの感が強く,
「時代」の頃の彼女が戻ってきた感じです。
特に1曲目の「桜らららら」は,
甘酸っぱい3フィンガー・フォークソングで,
ちょっと泣きそうになってしまいました。
いやだね,歳とると涙もろくなって。よよよ。
さて,TOKIOといえば,いま発売中のギター・マガジン11月号に
長瀬智也&城島茂のライブ機材レポートが載っているので,
ぜひお見逃しなく!
フィエスタ・レッドのストラト,
アレン・コリンズ・エクスプローラー,
フェンダー“ノーキャスター”
PRSマッカーティなどなど,
TOKIOを支えるレア&ビューティをきっちり紹介しています。
長瀬&城島のコメントもあり!
ほかのどこでも読めない貴重な取材です。
15日の小沼ようすけクリニックは大盛況でした。
会場で配られた,小沼特製「自宅練習メニュー」は
来場者の宝物となったことでしょう。
クリニックの模様は12月号でレポートします。
そうそう,11月号では小沼ようすけを始め,
エリック・クラプトンやジェフ・ベックも取り上げている
永遠のスタンダード「オーバー・ザ・レインボー」を題材に
ソロ・ギターのやり直し特集をしています。
もううまくならないとあきらめていた人はぜひ!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:01
2006年10月12日
邦題のオキテ その7
今日はアート・ペッパーの『モダン・アート』をBGMに書いています。
というのも,サックス&ブラス・マガジンの余韻さめやらぬからです。
おかげさまでサックス&ブラス・マガジンは大好評をいただき,
絶賛発売中でございます。ぜひ書店などでご覧下さい。
余韻さめやらぬといえば,我らが小沼ようすけ著の
『nu jazz スタイル ソロ・ギター』も大好評!
じわじわと支持の輪を広げています。
その小沼さんが,10/15日(日)と22日(日),
東京と名古屋にて,この本に対応したクリニックを行ないます!
本をお持ちの方,興味のある方,ぜひとも足を運んでみて下さい。
小沼さんの凄さはCDでも十分わかりますが,聴くと見るとでは大違い。
こんなにうまかったのか,こんなに凄かったのか,とびっくり仰天するでしょう。
ニコニコしながらさらりと弾きこなすそのフレーズの
軽やかなこと,スウィンギンなこと。
小沼ようすけは“見る”ミュージシャンでもあります。
小沼奏法の真髄が明かされるクリニックにぜひ!
さて,邦題のオキテもいよいよ佳境。
最後の“超訳”型を見てみましょう。
基本的にこのタイプは,原題をさほど重視せず,
アーティストや曲のイメージで決められたものと思えばいいでしょう。
まずは極め付きのこのふたつ。
「アメリカン・モーニング」(Just When I Needed You Most)
ランディ・ヴァン・ウォーマー
「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」(Arthur's Theme)
クリストファー・クロス
原題の片鱗一切なし。
しかも日本語ではなく,
英語でまったく新しいタイトルをひねりだす
というウルトラCをやってのけています。
もし邦題しか知らない人が,そのまんま英語に置き換えたとしたら,
ネイティブにはさっぱり通じないという現象が起きますね。
この手の類似現象としては,
外国人アーティストにたまたまジミヘンに関する質問をしたとします。
その時に英語で「ジミヘ〜ン」と 言ってもまったく通じません。
こういう場合,できる通訳さんはちゃんと「Hendrix」と訳してくれます。
それと同じですかね(笑)。
え,実際にそれで失敗したことがあるのかって?
あるわけないでしょう,オッホッホ。
話がそれました。
この2曲はどちらも大ヒット曲ですが,
強烈な邦題が目くらましとなって,原題がすっかりかすんだ例です。
実際,邦題は覚えていても,原題を覚えている人はほとんどいないでしょう。
完璧な成功例ですね。
おいらはこのタイプを“打ち手の小槌型”と呼びたいです。
打ち手の小槌型の変形としては,もっとディープなものもあります。
原題が何もないところからひねり出してくる見事な離れ業。
このタイプは,アルバムタイトルがなく,
アーティスト名をセルフタイトルにしたアルバムに多いようです。
『野獣生誕』(Aerosmith)エアロスミス
『浪漫』(Rickie Lee Jones)リッキー・リー・ジョーンズ
『神〜帰ってきたフライング・アロウ』(Michael Schenker Group)
マイケル・シェンカー・グループ
『慈愛の輝き』(George Harrison)ジョージ・ハリスン
『ジョンの魂』(Plastic Ono Band)ジョン・レノン
『幻想飛行』(Boston)ボストン
といったところでしょうか。
そして“超訳”型として最もよく見られるのが次のようなタイプでしょう。
どうですか,この数々の印象深いタイトル。
これは冗談ではありません。
「ジャニスの祈り」(Move Over)ジャニス・ジョプリン
「青春の光と影」(Both Sides Now)ジョニ・ミッチェル
「孤独の旅路」(Heart Of Gold)ニール・ヤング
『オーロラの救世主』(A New World Record)ELO
「いかすぜあの娘」(I Want You)キッス
「恋のハッピー・デイト」(Gotta Pull Myself Together)ノーランズ
「甘い罠」(I Want You To Want Me)チープ・トリック
「青春に捧げるメロディ」(Dedication)ベイ・シティ・ローラーズ
「ブギウギ列車夜行便」(Train Kept A Rollin')エアロスミス
「すっきりしたぜ」(I'll Feel A Whole Lot Better)ザ・バーズ
「地獄へ道づれ」(Another One Bite The Dust)クイーン
「ハイスクールはダンステリア」(Girl Just To Want To Have Fun)
シンディ・ローパー
「太陽と戦慄」(Larks Tongues In Aspic)キング・クリムゾン
「浮気娘」(Think For Yourself)ザ・ビートルズ
「天使のささやき」(When Will I See You Again)スリー・ディグリーズ
「夢見るトレイシー」(They Don't Know)トレイシー・ウルマン
「見つめ合う恋」(A Kind Of Hush)ハーマンズ・ハーミッツ
「想い出のサニー・ビート」(Oblivious)アズテック・カメラ
「暗闇にドッキリ」(Shot In The Dark)オジー・オズボーン
「ズィンク・アロイと朝焼けの仮面ライダー」
(Zinc Alloy And Hidden Riders Of Tomorrow Or A Creamed Cage in August)
Tレックス
それぞれ,邦題の決め手は楽曲やアーティストのイメージなんでしょうが,
時々,ジャケットのイメージで決まるものもあるようです。
最後のTレックスは,もう無法地帯に突入していますね。
商標権とか大丈夫なんでしょうか(笑)。
次は“盆栽型”。
『狂気』(The Dark Dide Of The Moon)ピンク・フロイド
『鬱』(A Momentary Lapse Of Reason)ピンク・フロイド
「長い夜」(25 Or 6 To 4)シカゴ
おみごと〜。
長々と邦題について書いてきました。
今後も,心に残る邦題がたくさん生まれて欲しいものです。
ところで,おいらの一番好きな邦題は,
「恋のピンチヒッター」(Substitute)ザ・フー
です。
Substituteは直訳すれば,「代役」ということですが,
それを「恋のピンチヒッター」と訳したこのセンスには脱帽せずにいられません。
この邦題だけで,60年代の日本でザ・フーがどういうバンドと
見られていたかがわかるし,曲調もわかる。
そして,どうにも日本人に馴染みにくい単語を
大衆スポーツである野球用語に置き換えるというにくいワザ。
そして強烈なインパクト。
これぞ非の打ち所のない本物の邦題でしょう。
まさに日本語を知っているかどうかが試される瞬間です。
本物かどうかは,それがシンプルかどうか考えてみればいい,
とジョン・レノンが言ってましたが,
その条件を十分に満たしています。
これほどシンプルなアプローチが他にあるでしょうか。
今の今までこれを超える邦題は
生まれていないとおいらは考えています。
好きな邦題をもう少しあげてみます。
「恋はあせらず」(You Can't Hurry Love)シュープリームス
「ひとりぼっちのあいつ」(Nowhereman)ザ・ビートルズ
「運命のひとひねり」(Simple Twist Of Fate)ボブ・ディラン
「恋人と別れる50の方法」(Fifty Ways To Leave Your Lover)ポール・サイモン
「表紙で本はわからない」(You Can't Judge A Book By Its Cover)
スティーヴィー・ワンダー
「素顔のままで」(Just The Way You Are)ビリー・ジョエル
「その時ハートは盗まれた」(I Saw Her Standing There)ザ・ビートルズ
「恋することのもどかしさ」(Maybe I'm Amazed)ポール・マッカートニー
『赤心の歌』(The Naked Songs)アル・クーパー
「悲しいうわさ」(I Heard It Through The Grapevine)マーヴィン・ゲイ
「二人だけのデート」(I Only Want To Be With You)
ダスティ・スプリングフィールド
ジ〜ンと来ませんか。
いい,本当にいい。
別にどれがどの型に当てはまるかなんて
本当はどうでもいいのです。
秋の夜長に酒でも飲みながら味わいたいものです。
さまざまな邦題を与えてくれたレコード会社の人,ありがとう。
さて,次からはケース・スタディと称して,
アーティスト別に邦題を検証してみます。
まだ続くのかよ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:56
2006年10月11日
邦題のオキテ その6
先日,友人からメールがあって,
「新聞に邦題ネタが載ってたよ」というので見てみると,
たしかに,載っていました。
「洋楽に日本語タイトル復活」というタイトルで,
ダニエル・パウターの「バッド・デイ〜ついてない日の応援歌」を例に出し,
洋楽の世界に邦題復活の兆しが見える,というような主旨でした。
他にも例の『驚異』などいくつかが紹介されていました。
興味深いのは,現ユニバーサルミュージック会長の石坂敬一さんの
コメントをとっていたこと。
その昔『原子心母』や『狂気』の邦題をつけた張本人です。
邦題をつけるには
“音楽性や作品を的確に理解し,
そして日本語をどれだけ知っているか試される”
(朝日新聞 10月6日夕刊より引用)と語っておられました。
う〜ん,邦題最前線で活躍された氏ならではの深いコメントです。
傑作名作邦題はこうして生まれてきたのですね。
さて,邦題のオキテですが,どこまで書いたっけな。
次は意訳型でしたね。
思いつくままにずらりと並べてみましょう。
「素敵じゃないか」(Wouldn't It Be Nice)ビーチ・ボーイズ
「生きながらブルースに葬られ」(Buried Alive In The Blues)
ジャニス・ジョプリン
「くよくよするなよ」(Don't Think Twice,It's All Right)ボブ・ディラン
「恋をちょっぴり」(Give A Little Love)ベイ・シティ・ローラーズ
「とけない魔法」(Prolonging Magic)ケーク
「四月になれば彼女は」(April Come She Will)サイモンとガーファンクル
「胸いっぱいの愛を」(Whole Lotta Love)レッド・ツェッペリン
「モタモタするな」(Stop Messin' Around)フリートウッド・マック
「愛という名の欲望」(Crazy Little Things Called Love)クイーン
「どうにもならない望み」(Helplessly Hoping)CSN&Y
「駆け足の人生」(Life In The Fast Lane)イーグルス
いくらでもありますが,このくらいにしておきましょう。
これらは原文の意味を忠実にくみ取ろうとする姿勢が見られます。
また,次のように,やや逸脱しながらも
ギリギリのラインでつけられたパターンもあります。
特に,原題に“〜の”という接頭語を付け足したり,
意図的に語頭を改変したりするもの。
アーティストのイメージに沿ってつけられたものが多く,
けっこう見応えがあり,中にはかなりの名訳も含まれています。
「恋のゲーム」(It's A Game)ベイ・シティ・ローラーズ
「宇宙のファンタジー」(Fantasy)アース・ウィンド&ファイアー
「恋のサバイバル」(I Will Survive)グロリア・ゲイナー
「恋のナイト・フィーヴァー」(Night Fever)ビー・ジーズ
「いとしのセシリア」(Cecilia)サイモンとガーファンクル
「悪魔のドクター・ラヴ」(Calling Dr.Love)キッス
「想い出のサマーナイツ」(Summer Nights)
オリビア・ニュートン・ジョン&ジョン・トラボルタ
「紫の炎」(Burn)ディープ・パープル
「霧のベイカー・ストリート」(Baker Street )ジェリー・ラファティ
「僕のコダクローム」(Kodachrome)ポール・サイモン
『緑の地平線』(Horizen)カーペンターズ
「孤独のメッセージ」(Message In A Bottle)ザ・ポリス
「冬の散歩道」(A Hazy Shade Of Winter)サイモンとガーファンクル
「遥かなるドーヴァー」(Cliffs Of Dover)エリック・ジョンソン
「二人のイエスタデイ」(Since Yesterday)ストロベリー・スイッチブレイド
「おしゃれフリーク」(Le Freak)シック
「帰らぬお前はワイルド・ワン」(Wild One)シン・リジィ
「悲しきサルタン」(Sultans Of Swing)ダイアー・ストレイツ
「カーマは気まぐれ」(Karma Chameleon)カルチャー・クラブ
「まるっきりパラダイス」(Just Like Paradise)デヴィッド・リー・ロス
などなど。
このパターンでは“愛の”とか“恋の”がよく見られますが,
負けず劣らず,“青春の““いとしの”は,アイドル系に多く見られ,
“地獄の”“悪魔の”はキッスやAC/DC,“宇宙の”はアースの専売特許ですかね。
“〜の”という言葉が頭についたタイトルは,
原題が英単語一語であることが多く,それではいかにも座りが悪いから
わざわざつけるのでしょう。
そして意訳型にもあります。例の“盆栽型”。
「太陽賛歌」(Set The Controls For The Heart Of The Sun)ピンク・フロイド
「駄目な僕」(I Just Wasn't Made For These Times)ブライアン・ウィルソン
『俺と仲間』(I've Got My Own Album To Do)ロン・ウッド
『童夢』(Every Good Boy Deserves Favor)ムーディ・ブルース
『暴動』(There's A Riot Goin' On)スライ&ファミリー・ストーン
厳密に漢字ばかりではありませんが,どうです,この印象に残るタイトル。
長ったらしい英語が見事にスポッとコンパクトなサイズに収まっています。
これを機能美と呼ばずしてなんと呼びましょうか。
他の意訳型には,英語の一部を省略して
カタカナのまま邦題化するものもあります。
おいらは“すっとばし型”と呼んでいます。
「サンシャイン・ラヴ」(Sunshine Of Your Love)クリーム
「ストレンジ・ウーマン」(Strange Kind Of Woman)ディープ・パープル
『ファースト・キッス』(The First Of A Million Kisses)
フェアグラウンド・アトラクション
『ミルキー・ナイト』
(Cobra And Phases Group Play Voltage In The Milky Night)
ステレオラブ
「アリバイ」(Waiting For An Alibi)シン・リジィ
ざっとこんなところでしょうか。
まだまだ分類できそうですが,今日はもう力尽きました。
いよいよ次は,珍作・迷作の宝庫である,
“超訳“型を見てみましょう。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:01
2006年10月06日
邦題のオキテ その5
今日はバッファロー・スプリングフィールドの
『バッファロー・スプリングフィールド』をBGMに書いています。
このところ,邦題について書き連ねるために,
毎日毎日家のCD棚を渉猟しているわけですが,
ニール・ヤングはどうだっけなあと手を止めると,やはりいろいろありました。
「孤独の旅路」(Heart Of Gold)とかね。
そのついでに,無性にバッファローが聴きたくなったというわけです。
もちろん邦題もありますよ。
「君を愛していると思う」(Sit Down I Think I Love You )など。
もうこの話題飽きましたかね〜?
でも,書き続けるのには理由があるんですよ。
読者の中には,このオッサンはなんでこんなことについて
くどくどと書いてるんだろうと疑問に思う人もいるかもしれません。
特に若い人はそうかもしれませんね。
というのは,どうも若い人ほど邦題には馴染みがないようなのです。
うちの編集部でもSなどは,まるっきりの邦題チェリーボーイ。
ビートルマニアのくせに「恋を抱きしめよう」が原曲と一致しないんですから。
なげかわしいったらありゃしません。
今の時代は,輸入盤が普通に買えるし,
配信でも音楽は手に入りますから,そもそも邦題を知る機会がないのでしょう。
加えて,近年になればなるほど,
邦題自体がめっきり減って,もはや絶滅寸前です。
これは洋楽ディレクターの若返りといったことにもよるのでしょうが,
今となっては邦題はダサい,意味がない,
などの考え方が主流になってきているからではないでしょうか。
あ,これはまったくの推測ですので,
レコード会社の人,違ったらごめんなさい。
しかしおいらは声を大にして言いたい。
もっと邦題を!と。
この素晴らしい日本語文化を廃れさせてはいけません。
映画や書物などでは昔と変わらず邦題の洪水じゃありませんか。
しかも,これはちょっとどうなの?と思うものも多い。
というわけで最初に戻りますが,
なんでおいらが邦題について書いてるかと言えば,
好きだからです。大好きなのですよ。
理由はこの一点です!
だから,今度出るエアロスミスのベスト盤,
『エアロスミス濃縮極極ベスト』
原題:Devil's Got A New Disguise(The Very Best Of AEROSMITH)
のようなタイトルを見つけると拍手喝采を送りたくなりますわ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:54
2006年10月03日
邦題のオキテ その4
今日はアイアン・メイデンの最新作
『ア・マター・オブ・ライフ・アンド・デス〜戦記』をBGMに書いています。
デイヴ・マーレイ,エイドリアン・スミス,ヤニック・ガーズの
トリプル・ギターから繰り出される鉄壁のアンサンブルは唯一無二。
最強ヘヴィメタル・アイコンの健在ぶりを見せつけてくれます。
もうお気づきかと思いますが,ここにも邦題がつけられています。
原題の" A Matter Of Life And Death”に続いて,“〜戦記”。
まあ,いらないっちゃいらないですが,あったほうが圧倒的にシマるのですよ。
邦題とはそういうもんかも。
何を隠そう,11月号ではアイアン・メイデンの特集もやってます。
デイヴ・マーレイの取り下ろしインタビューを始め,
最新作の奏法分析,過去の代表曲の奏法分析,ディスコグラフィー,
3人男のギター使用遍歴を探るグラフなどなどからなる大ボリュームです。
今,その最終校正中なんですが,いや〜,さすがはメイデン。
凄まじい邦題のオンパレード(死語)です。
まずはデビュー・アルバムのタイトルからして『鋼鉄の処女』ですから,
あとはもう推して知るべし。
傑作名作がズラリと並んでいます。
「撃墜王の孤独」(The Aces High)
「魔力の刻印」(The Number Of The Beast)
「誇り高き戦い」(Run To The Hills)
などなど。
そういえば,おいらも若い頃はメイデンの
「プローラー」や「キラーズ」なんかを一生懸命コピーしたっけなあ。
うお〜,メイデン最高!!!!!
というわけで,11月号のメイデン特集,楽しみにお待ち下さい!!!
さて,前回の続きです。
邦題の付け方は以下の3つに大別されると書きました。
1.直訳型
2.意訳型
3.“超訳”型
これらがそれぞれいくつかに細分化されるのですが,
まずは直訳型から見ていきましょう。
これは文字通り,原題をそのまま訳したタイトル。
「ピンボールの魔術師」(Pinball Wizard)ザ・フー
「世界は日の出を待っている」(The World Is Waiting For The Sunrise)
レス・ポール&メリー・フォード
「奇妙な果実」(Strange Fruits)ビリー・ホリデイ
のような例ですね。
命名者は当然原題のニュアンスは大切にしようとするでしょうから,
これが最も妥当なやり方なのでしょう。
直訳とはいっても,ある程度意訳の要素も含んでいます。
説得力は抜群ですが,その代わり,正直言って面白みには欠けるのが難点。
しかし,例えば,
「知りたくないの」(I Really Don't Want To Know)スタンダード曲
「魔法を信じるかい?」(Do You Believe In Magic?)ラヴィン・スプーンフル
のように,微妙に語尾のニュアンスを工夫して,
人間臭さ(例えば性別とか年齢とか)を加えているものもあります。
あと,なぜ訳す?と問いたくなるもの。
「彼女」(She)キッス
『英吉利の薔薇』(English Rose)フリートウッド・マック
「夢」(Dreams)オールマン・ブラザーズ・バンド
「腹黒い女」(Black Hearted Woman)オールマン・ブラザーズ・バンド
“Black Hearted”は本当に“腹黒い”という意味なんだろうかと,
余計なことまで考えてしまいますね。
そして,邦題が熟語風の漢字にピタッと収まるタイプ。
『原子心母』(Atom Heart Mother)ピンク・フロイド
こういう日本語が本当にあるのかという問題はおいといて,
とにかく爽快というか,機能美に溢れています。
おいらは特にこのタイプを“盆栽型”と名付けたいです。
ごちゃごちゃっとした英語を数語の漢字に凝縮するというテクニックは
まさに日本人ならでは。
盆栽を愛でる心に通じるのではないでしょうか。
え,Atom Heart Motherは別にごちゃごちゃ長くないし,
けっこうわかりやすい単語ばかりじゃないかって?
ん〜,そうなんですよ。
つなげると意味不明ですが,ひとつひとつはわりあい馴染みのある英単語。
ここでは,少々強引に引き合いに出しました。
実は,この“盆栽型”は直訳型にはあまり見られず,
むしろ意訳型や“超訳”型のほうにこそ,その醍醐味があるのです。
ですので,もう少しお待ち下さい。
直訳型でしかも盆栽型の例は,もう少し探してみないといけませんね。
今日はこのくらいでしょうかね。
次回は意訳型を。
先ほどようやく11月号が校了。
お疲れ様でした〜。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:29
2006年10月02日
邦題のオキテ その3
今日はピンク・フロイドの『狂気』をBGMに書いています。
本誌読者ならこのアルバムを聴いたことのない人は少ないと思いますが,
おいらもかれこれ30年ぐらい聴き続けて一向に飽きない,真の名盤です。
聴くたびに何かしら新しい発見がありますし,
それよりも何よりもデイヴ・ギルモアのギターの素晴らしさ,凄さ。
これは筆舌に尽くしがたいです。
ジミヘン,クラプトン,ベックなどと同様,ギルモアもストラトマスターの一人。
この人独特のひきつれるようなトーンは何度でもお代わりして味わいたいです。
本誌11月号ではそのギルモアを表紙に,
出たばかりのライブDVD『驚異』の大特集を組んでいます。
この映像の目玉はなんといっても,完璧に再現された『狂気』のステージ。
いやはやもうこの世のものとは思えない,一大スペクタクルです。
まさに光と音の洪水。
特集では,ギルモアがこのライブについて語った95年のインタビューを始め,
アルバム『狂気』の奏法解説もフィーチャーして,
『驚異』のすべてを徹底分析します。
ぜひチェックして下さい。
さて,ピンク・フロイドといえばやはり邦題です。
『狂気』はもちろんのこと,
『原子心母』,『炎』,『鬱』,『対』などなど傑作タイトルの宝庫で,
もはや邦題なくしては成立しないといっても過言ではないでしょう。
『狂気』の原題である“Dark Side Of The Moon”というのは
割合よく知られていると思いますが,DVD『驚異』の原題は“PULSE”。
ちょっと考えるとそのまま「パルス」でよさそうなものです。
実際,95年にVHS版が出た時にはこのタイトルでした。
しかし,リマスタリングされたり数々の特典映像が付与された
今回のDVD版では堂々たる邦題がつけられました。
この邦題を付けた人は誰か?
リリース元であるソニーの担当ディレクター氏です。
“驚異”という邦題になぜ至ったか?
その過程をドキュメントした氏のブログが公開されていますので,
こちらもぜひチェックしてみて下さい。
レコード会社のディレクターが邦題命名の苦悩を公開するなど,
昔ではありえなかったことで,物凄く興味深い内容が語られています。
さて,やっと邦題,いや本題に入りましょう。
前回の続きですが,邦題はタイトルを印象づけて,
曲なりアルバムなりをより多く売るためと書きました。
そして,そのつけ方には実にユニークな点が見られます。
そのオキテを考察してみることにしましょう。
おいらの分析によれば,邦題のつけ方は次の三つに大別されます。
1.直訳型
2.意訳型
3.“超訳”型
以上をふまえて,具体的な事例を次から見ていきましょう。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:01
2006年09月29日
邦題のオキテ その2
今日はスティーヴ・ハケットの
新作『ワイルド・オーキッズ』をBGMに書いています。
このアルバムにも邦題はないかなと探したところ,ありました!
「トランシルヴァニア特急」という曲です。
原題は「Transylvanian Express」。
全17曲中,この曲だけ和訳が試みられていますが,
こうしたくなる気持ちはおいらにも痛いほどわかります。
語感がいいですからね。
深く考えず,条件反射的につけられたのではないでしょうか。
特急といえば,エディ・マネーに「天国行き超特急」というのがありましたが,
これの原題は「Two Tickets to Paradise」。
なるほど,当たらずとも遠からじ。
意訳の範疇ですね。
あと“Expressもの”といえば,
クロスビー,スティルス&ナッシュの
「Marakesh Express」が思い浮かびますが,
こちらの邦題は「マラケッシュ急行」でした。
さて,スティーヴ・ハケットは来日も決まりましたね。
今回はアコースティック・トリオでの公演となるそうです。
前回の続きですが,邦題はなんのために付けられるのか?
これに対する答はごく簡単です。
みなさんもお察しのとおり,タイトルを印象づけて,
曲なりアルバムなりをより多く売るためでしょう。
長ったらしい英語のタイトルなどまことに始末に困るわけで,
ええい,それなら一度聞いただけで瞬時に覚えられるような
邦題を勝手に(?)つけちまえ,ということですね。
と,理由については特に面白い要素はありませんが,
ユニークなのはやはりそのつけ方でしょう。
それについて考えてみたいと思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 21:00
2006年09月27日
邦題のオキテ その1
今日はシザー・シスターズの『ときめきダンシン』をBGMに書いています。
各所で話題沸騰の1stシングル「ときめきダンシン」は,
昔ながらのディスコ・チューンで,とってもグーな曲。
初めて聴いた時は,レオ・セイヤーの「恋の魔法使い」かと疑いました。
近頃,イカシた邦題のついた洋楽曲をあまり見かけませんが,
この曲は,我が国古来の伝統にのっとった
久々の“真打ち”登場だなと嬉しくなりました。
原題は「I Don't Feel Like Dancin'」です。
で,「恋の魔法使い」のほうは「You Make Me Feel Like Dancin'」。
ほほ〜,これは偶然の一致ではなさそうですね。
ちなみにアルバム・タイトルの原題は『Ta-Dah』。
タダかよ!
そんなことはどうでもいいんですが,
日本には戦前からこの方,洋楽曲に邦題をつけるという伝統があります。
洋楽はすべてジャズソングと称された遥か昭和の初期,
「月光値千金(Get Out And Get Under The Moon)」,
「私の青空(My Blue Heaven)」
「スウィングしなけりゃ意味ないね(It Don't Mean A Thing)」
などなどのタイトルがその歌とともに親しまれてきたのです。
その後も邦題は数限りなく増産されたわけですが,
おいらが本格的にロックに目覚めた70年代中期,
時代はまさに邦題の百花繚乱,
我が世の春を謳歌していました。
当時の邦題王といえば,なんと言ってもキッス!
『地獄の軍団』,『地獄からの使者』,『地獄のロック・ファイアー』,
『地獄の接吻』などなど,頭に“地獄の〜”を付けたアルバムを連発。
もうあっちもこっちも地獄だらけの運動会という感じで,
わけがわかりませんでしたが,確かにどれを聴いてもそんなイメージで,
「キッス=地獄」の方程式を確立。
バンドのイメージをがっちり固定しました。
曲で言えば「悪魔のドクター・ラヴ(Calling Dr.Love)」,
「果てしなきロック・ファイアー(Makin' Love)」などなど
秀逸なものがありました。
さて,邦題はなんのために付けられるのでしょうか?
しばらく,邦題の名作を振り返りながら,
この問題を考えてみたいと思います。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:18
2006年09月25日
似て非なるもの
ご無沙汰です。
ちょいと冥王星を見に,太陽系の彼方まで行ってました。
今日はコーネリアスの5年ぶりの新作『sensuous』をBGMに書いています。
意外……といっては失礼ですが,けっこういいですね。
ギタリストというものは,ときどきこういうことをやりたくなるもんですが,
それをちゃんと音楽にしているところが素晴らしい(当たり前ですが)。
で,次に聴いたのがサディスティック・ミカ・バンドの新作『ナルキッソス』。
先日もお伝えしましたが,いよいよアルバム発売ということで,期待感も高まります。
大変失礼ながら再結成のアルバムにはあまりいいものがないのが常ですが,
これは違います。さすがの風格。貫禄。
バンドのマジックというものが本当にあるんだということを教えてくれます。
それもこれもミュージシャンが一流だからですが。
で,今聴いているのがリー・モーガンの『キャンディ』。
サックス奏者に比べると,トランペットのスゴイ人は
数が少ないですが,リー・モーガンはカッコ良さでは天下一品ですね。
リーの吹く常套句的フレーズがサックス&ブラス・マガジンに載ってますので,
ぜひともコピーの参考にしてください。
とまあ,複数の作品について感情の赴くままに書き散らしましたが,
本誌ではこんな風には書けないんですよ。
紙のほうでは批評を書くことが仕事なんで,
一人称の感想文は書きません。
その反動か,ブログでは感想が中心になります。
批評と感想……似て非なるものですが,
読むほうはどちらでもよかったりします。
あるいは感想のほうが面白いという人もいるでしょう。
書くほうも明確に境界線を持っていない場合も多い。
批評だか感想だかわからない得体の知れない文章が
ネット上にはうようよしています(ネット上でなくても)。
それはそれでいいと思いますが。
まあ,ブログで硬いこと書いたって仕方ないですからね。
今後もゆるい調子でいくでしょう。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:15
2006年09月11日
管楽器はお好き?

今日はソニー・ロリンズの
『サキソフォン・コロッサス』をBGMに書いています。
永遠のジャズ・スタンダードとして知られる名盤ですが,
なんで聴いてるかというと,実はリットーミュージックから
管楽器の専門誌が発行されるからなんです。
その名も『サックス&ブラス・マガジン』!
発売日は9月28日です。
内容はといいますと,その名の通り,サックスを主軸に,
トランペット,トロンボーンのノウハウ満載,
クールなプレイヤー多数登場,楽器の知識も学べる
ありそうでなかった本格的管楽器専門誌です。
音楽ジャンルは,ジャズ,スカ,ソウル,ファンクなどなど,
ポピュラー・ミュージックを中心に扱っています。
このブログでもたびたび書いてきましたが,
おいら,中学生の頃,ブラバンの助っ人でベースを弾いていたことがあり,
友人に管楽器吹きが多かったため,なんとなく管楽器は身近でした。
それに,よくよく聴いてみれば,
ロックやソウルにも管楽器が使われていることが多く,
その音は自然に体に染みついています。
ギター歴も30年を超え,さすがにこれ以上進歩は望めないと思うと,
他の楽器に手を出してみようかなと思う気持ちはおいらにもあります。
そんなときはやっぱり管楽器。
だってカッコイイじゃないですか。
ソニー・ロリンズのようにサックスを吹きたいとか,
クリフォード・ブラウンのようにトランペットを吹きたいなとか思いません?
このムック,元ギター・マガジンのSが編集しています。
自らサックス教室に通い,日々練習しながら,八面六臂の仕事ぶり。
息つく間もなかったと思いますが,どうにかこうにか
もうすぐ校了というところまでこぎ着けました。
おいらも校正など目を通していますが,なるほどと感心することしきりです。
特に面白いのはミュージシャンの心情ですね。
誰もが自分の楽器に誇りを持っていて,心底楽しいと感じている。
ああ,ギターとまったく同じだなと思いました。
そして,管楽器の世界を自分も体験してみたいと思いました。
だって,めちゃくちゃ楽しそうなんですから!
ギタリストでも管楽器をやる人はいます。
松原正樹さんは,もともとトロンボーンをやっていたそうで,
最近になってサックスを始め,最新作でもその腕前を披露しています。
デヴィッド・ギルモアもそうですね。
近年サックスをやるそうです。
アラン・ホールズワースは,実はサックス奏者になりたかったと,
先日のインタビューで言ってました。
もともとジャズ・ギターのアドリブは,
管楽器のフレーズをコピーすることから始まったという説がありますが,
たしかにそれはうなずけます。
松原さんもインタビューで
「サックスの息継ぎの感じをギターで取り入れたいなと思ってた」
と発言していました。
サックス&ブラス・マガジンにはセミナーや譜面もたくさん用意していますが,
その譜面を見ていて気づくことがあります。
それはTAB譜がないこと(当たり前),
B♭あるいはE♭を基調に楽譜が書かれていること(当たり前),
そして,高速フレーズの長い羅列がないことです。
そう,管楽器は息継ぎをしなくてはいけないので,
構造上,音が途切れることなく吹き続けることはできないわけで,
それゆえに生まれる独特の間合いやフレージングがあるということです。
ギターだと,やろうと思えば,初めから終わりまで
6連スウィープで引き倒すなんていう芸当が不可能ではありませんが,
まあ,それを聴きたがる人はあまりいないですよね。
管楽器の息継ぎの感じをギターに取り入れたという松原さんの発想は,
あの独特の味にもつながっているのではないでしょうか。
というわけですから,ギタリスト諸君もぜひ管楽器を吹こう!
あ,故郷のブラバン時代の友人S君,
あの時のアルト(テナーだっけ)はまだあるかな。
ぜひ引っ張り出してきて吹いてみよう!
おっと,ギター・マガジンの最新号はあさって発売です。
セッツァー×布袋のかっちょいい表紙をみかけたらぜひ!
誌上ギター・コンテストの第一次審査通過者発表もあります!

投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:40
2006年09月05日
大掃除
Gラヴの新作『レモネード』をBGMに書いています。
今日は朝から倉庫の整理で編集部はてんやわんや(死語)でした。
おいらのように長くこの仕事をしていると,
資料やら写真やらが必然的に積もり積もっていきます。
その中にはあれやらこれやらいろんなものが含まれておりますが,
引っ越しのたびに行き先ラベルを重ねて貼って,持ち歩いています。
前回の引っ越しの時にラベルのレイヤーを数えたら,
10枚重ねなんてのもあった(汗)。
中には何が入っているのかわからず開けるのが恐いようなものもあります。
そういえば,筒井康隆にそんな小説がありましたね。
高校時代にロッカーの中に
何か食べ物だったか生き物だったかを残したまんま卒業してしまい,
何十年か後に,そのことを思い出して,
あの中は今どうなっているんだろうと,
母校を訪ねるという話で,
やっとの思いでたどりついてロッカーを開けてみるとそこには!
主人公の絶叫と共に小説は終わるのでした。
「鍵」という作品でした。
まあ,そんなことはどうでもいいとして,
半日ばかりかけて整理を終えてみれば,
段ボールの数は約半減。気持ちのいいものです。
やはり捨てる技術は大事です。
それはそうと夏も終わり。
おいらの家路には林道があるのですが,
先週は夜中でもセミが鳴きまくり,暑苦しい帰り道でした。
それが今週からは秋の虫の輪唱に変わりました。
秋はいいですね。もうすぐキンモクセイも薫るでしょう。
予定されていたガロのボックスセットが延期になり,
少し寂しい夏の終わりです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:02
2006年09月04日
校正VOW!
今日はリリー・アレンの「Smile」をBGMに書いています。
いい曲ですね〜。
さて,その昔,宝島の『VOW』という本が一世を風靡したことがありましたが,
ご多分に漏れず,おいらも大ファンでした。
若い人はもう知らないかな。
その中でも誤植のコーナーというのは
今思い出してもハラを抱えて笑ってしまいますが,
強烈に印象に残っているのがひとつ。
ある新聞のテレビ欄に掲載された文字で,
サイモンガーとファンクル
というのがありました。
もちろんサイモンとガーファンクルのことです。
ぷぷぷ。
なんでこんなにおかしいんだろ。
ところが笑えない笑えない。
今月本誌を校正していると,それに匹敵するようなものが!
ジョンスコ・フィールド
うっと思わず,VOWが頭をよぎりましたが,
冷静に赤字を入れておきました。
ジョン・スコフィールドが正しい表記です。
気を付けようね〜。
今後ともおいらを笑かすような誤植を……
じゃなかった,正しい表記を。
というわけで,10月号も校了間近。
発売をお楽しみに!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:14
2006年09月01日
September Rain
早いものでもう9月。
秋の長雨を誘うように,しょっぱなから雨の東京です。
というわけで,BGMは太田裕美の「九月の雨」。
これしかありませんね。
太田裕美には,「木綿のハンカチーフ」を始め,
「赤いハイヒール」「南風」「しあわせ未満」など名曲がたくさんありますが,
一番好きなのが「九月の雨」です。
これを,せぷてんば〜れいんれいん〜と
カラオケで熱唱するとたいがいの人はヒキますが,
そういう人とは昨晩お会いしましょうかしらね,オッホッホ。
誰がなんと言おうと,これはジャパニーズ・レア・グルーヴの大傑作。
モータウンばりのベース,そしてシャープなストラトのカッティングがグー。
歌もさることながら,演奏が素晴らしいのです。
我が国の70年代歌謡曲が生んだ至宝をぜひ体験してみて下さい。
この調子で歌謡曲の話をするとたいがいの人はヒクので,
面と向かってはあまりしないようにしていますが,
その反動で時々ブログ上ではき出したくなるというわけです。
さて,昨夜はゲイリー・ボイルのライブを見に行ってきました。
こんなスゴイ人がいたんですねえ。
ブリティッシュ・ジャズ・ロックの世界は深い。
そして濃い。
スリリングなプレイをたっぷりと堪能してきました。
今日は10月号の最終校正に取りかかります。
ブライアン×布袋の表紙巻頭特集,
メタリカ来日20周年を記念した大特集,
小沼ようすけが試奏するギブソン・セミアコ特集+メンフィス工場レポ+
新装カスタムショップ・レポ,
さらには,ヌーノ×DEPAPEPE対談,
古市コータロー×マーシー(クロマニヨンズ)対談などなどの
メニューでお届けします。お楽しみに。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:23
2006年08月30日
180°
今日はボブ・ディランの
発売されたばかりの新作『モダン・タイムズ』をBGMに書いています。
古き良きゆる〜いロックンロール・サウンド満載で,
とてもいいアルバムです。リラックスして聴けますね。
おいらもとはといえば,ボブ・ディランはとても苦手でした。
メロディがあるんだかないんだかわからないその歌,
うまいのかヘタなのかわからないギター。
特に初期のもろフォークの頃の作品は,
なんとか勉強しようと努力するのですが,
2〜3曲でネをあげてました。
生理的に受け付けないとしか言いようがなかったのです。
ところが,世の中にボブ・ディランのカバーというのはたくさんあり,
これは大抵名品なのです。
「ミスター・タンブリンマン」しかり「風に吹かれて」しかり,
「マイ・バック・ペイジズ」しかり……。
他人が歌うと,そのメロディラインの美しさがくっきりします。
不思議だなあといつも思ってました。
音楽の好きな人と話していると,
10回に1回ぐらいはボブ・ディランの話が出ます。
そういう時は万事休す。
ボブ・ディランが大好きな人というのは,
その素晴らしさを,幾千万の言葉を費やしても語り尽くせないという
モードで語ることが多いので,
そういう時は適当に相づちをうつか,
聞きかじりの知識でその場を流すという態度に徹していました。
しかし,だんだん我慢ができなくなってきて,
そんなにディランのことを話したいなら,
こっちは桜田淳子かGAROかバッドフィンガーの話でも
ディープにしてやろうと思ったりするのですが,
実際にしたことはありません。
そして思うのです。
「ディランのどこがいいんだろう」と。
それがいつの頃からでしょうかね。
ある時,たまたま流れていたディランの歌がグッと心に染みたのです。
「I Want You」でした。
何ともいいようのない味わい。
あれはギターのシングルノート・リフがズルイとも言えますが,
とにかく切なく胸に突き刺さってくるのです。
それからは,敗戦を境に突然民主主義になった日本人みたいに,
ディランが好きになりました。20年ぐらい前のことですね。
ボブ・ディランは何しろアルバムの数が多いので,
何から聴いていいか最初は全然わかりませんでした。
それでも自慢の鼻を働かせていろいろ聴きあさり,
ああ,聴いてよかった,
なんでもっと早く聴かなかったんだろうと後悔しました。
新作は44枚目だそう。
なんともすごいですね。
ああ,ゆったりと流れるスウィンギン・ディラン。
いい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:13
2006年08月29日
伝説のギタリスト
今日は木村カエラの「Tree Climbers」をBGMに書いています。
モード学園のCMで流れている曲で,
歌もカッコイイですが,ギターもカッコイイですよ。
さて,9月号ではアラン・ホールズワースのインタビューをお届けしましたが,
いかがでしたでしょうか。
アランは,アンド・フォレスト・ミュージックの主催する
「ジャズ・ロック・スーパー・ギタリスト・シリーズ」の一環として
来日したわけですが,このシリーズ,第二弾以降が続々と予定されております。
まずはゲイリー・ボイル。今夜の名古屋を皮切りに,大阪・東京をツアー。
11月にはジョン・グッドソールが予定されていましたが,
本人の健康上の理由により延期となったそうです。
その代わりといってはなんですが,
急遽,ヤン・アッカーマンの公演が決定。
知る人ぞ知るフォーカスのギタリストですね。
ゲイリー・ボイルは70年代にアイソトープという
ジャズ・ロック・バンドで活躍した人で,
今回改めて聴いてみましたが,凄まじい腕前の持ち主でした。
アラン・ホールズワース+ジェフ・ベックといった感じで,
とってもスリリング。今週,ライブに行ってきます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:01
2006年08月25日
迷いの星の影
今日はthe band apartの『Alfred And Cavity』をBGMに書いています。
トーキング・ヘッズとクリムゾンを足したような,
プログレ・ファンキーな音がカッコイイです。
昨日からの報道によれば,
冥王星は惑星ではないということになったそうです。
なんとなくショックですね。
落胆の理由について,昨夜から考えているのですが,
これは,という決定的な理由がどうしても見つかりません。
特に理由はないということかな。
いや,別に冥王星が惑星失格の烙印を押されようが,
日常生活になんの支障もないわけですが,どういうわけかショックです。
先週,ニュースなどでも大々的に報道されたので,
みんな知ってると思いますが,
当初の話は太陽系に惑星を3つか4つ加えるかどうかという議論だったのに,
ふたを開けてみると,一個削除。
デリートキーをポンと叩いて終了!というわけです。
えええっつ!! 何それ???
聞きかじりですが,要は新惑星を加えるには
そもそも惑星とは何かという定義が必要で,
それを吟味していくうちに冥王星は惑星じゃないんじゃないか
ということになったらしいです。
つまり,どうやら惑星の定義そのものがなかった,
あるいは曖昧なまま放置されてきたらしいのですね。
冥王星はほかの惑星に比べて極端にサイズが小さいことから,
そもそも惑星の資格を問題視されていた星だったそうですが,
何しろ発見者がアメリカ人。
太陽系では唯一アメリカ人が発見した“惑星”だとのことで,
一番外側で頑張ることができた理由は
推して知るべしというわけでしょう。
あ,これはあくまでおいらの個人的推測(邪推ですよ)。
まあ,無理があったんでしょうね,
無理というものはいつかは破綻しますから,
当然の成り行きなのかもしれません。
それにしても冥王星(あるいは冥王星ファン)にしてみれば,業腹でしょう。
こういうのは俗世間では「とばっちり」と称します。
冥王星を惑星と認めると,ほかにいくらでも候補があるらしく,
収拾がつかなくなるというのが大筋の理由のようです。
まったく夢がないですよね。
確かに候補はたくさんあるのかもしれないけど,
冥王星だけはみんな知ってるし,馴染みもあるし,
固いこと言わないで,OKにすればいいのに。
物事には例外というものがあるでしょうが。
決めたのは権威ある学者の団体なんでしょうけど,
学者というものは,きっとひとりひとりは星空に夢を馳せながらも,
集団になると,途端に夢を捨てるんでしょうかね。
あ,別に学者批判じゃないですからね。
単なる気楽な門外漢の思いこみですから。
惑星ではなくなったとはいえ,
別に星そのものが消え失せるわけではないので,
いいといえばいいのですが,
人間世界のあっちこっちに歪みが起きますね(小さいですが)。
教科書の書き換えがまず筆頭にあげられますが,
こんなものは別に先生が教室でひとこと説明すれば済むことです。
別に訂正して刷り直す必要などないでしょう。
ウィキペディアみたいに即書き換え可能ならいいんですけどね。
まあでもこの調子で,微妙に修正されながら,
人々は冥王星のことなど忘れてしまうでしょう。
さて,冥王星といえば,銀河鉄道999の停車駅。
土星の衛星タイタンの次の次に停まるところです。
停車時間は地球時間の6.39日。
物語では,太陽系の外れという設定になってますから,
この設定そのものに影響が出るのはちょっと嫌ですね。
そうか,これが落胆の理由か。
冥王星は,機械の体を手に入れた人が,生身の体を捨てて行く星です。
その亡骸は凍った大地の下に眠ります。
氷の墓地の番人,シャドウは何を思うのでしょうか。
ネットで冥王星復活運動でもやろか。
投票サイトを作って,何人集まったら復活!みたいな。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:04
2006年08月24日
ミカエラ・バンド

サディスティック・ミカ・バンド再結成の報を
以前ここでもお伝えしましたが,
いよいよアルバムも作って本格的に再始動ということになったそうで,
メンバー全員による記者会見が開かれました。
さっそく行って参りましたが,
会場の都内某所へいそいそと向かっていると,
途中,高中さんとバッタリ路上で出くわしました。
「ああ,どうも,ミカ・バンドが再結成するんで,
これから記者会見なんですよ」と高中さん。
「だから,僕もそこへ行くところです」とおいら。
「あ,そうか,じゃあとで」
「……」
なんだか不思議なやりとりに煙に巻かれた気分でしたが,
会場に着くと,いわゆる報道陣でごった返していました。
テレビ局,新聞,雑誌などなどさまざまな人種でいっぱいです。
しばらくしてメンバー登場。
リーダーの加藤和彦,高橋幸宏,小原礼,
そして我らが高中正義。
新ボーカルの木村カエラも壇上に。
すでにあちこちで流れているシングル「タイムマシンにおねがい」は
ミカ・バンドの代表曲ですが,
木村カエラのボーカルがピッタリなんですよね。
オリジナルよりいいくらい。
私事ですが,学生時代,おいらもバンドでコピーしたことがあります。
会見ではそれぞれがそれぞれの抱負を述べ,和やかに終了。
ミカ・バンドの新作は10/25に発売予定です。
はたしてどんなアルバムでしょうか。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:31
2006年07月24日
行ってきました!ウドー・フェス
先週はのっけから超大物ギタリストの対談取材が入り,
その後も入稿やら取材やらに追いまくられたために,
更新するヒマが全然ありませんでした。
超大物対談の正体は近日明らかにしますのでお楽しみに。
のってるかい〜? のってるぜ。
今日は宇多田ヒカルの『ULTRA BLUE』をBGMに書いていますが,
はっきり言ってびっくりするほどいいアルバムです。
先日,とあるラジオ番組にヒッキーが出ていて,
ルーツを語っていたんですが,そのルーツというのが新しい!
(おいらから見ればということですが)
若いので当たり前ですが,
あんまりクラシックなソウルやロックなんかは出てこないんです。
印象に残ったのは,ジェフ・バックリィでした。
「ハレルヤ」という曲をかけて,その素晴らしさと,
この曲にどれだけ影響されたかをとうとうと語っていましたが,
おいらは「う〜ん,新しい」と思いました。
本当に才能のある人というのは,
インプットとアウトプットが別回路なんだということを痛感した瞬間です。
膨大な量の音楽を聴かなくても,出るものは出る。
同列ではないかもしれないけど,大塚愛などにもそれは感じますね。
なんであの子はあんないい曲が作れるんだろうというのが,
おいらの中の不思議です。
ついでにいえば,チャットモンチーの大橋絵莉子もそうですが。
さて,行って参りましたよ,ウドー・フェス。
おそらく音楽好きブロガーの間では,レポートまっさかりでしょうけど,
ここでも少し報告させていただきます。
もちろん次号の誌面でも掲載しますよ。
22日の富士スピードウェイ。
空はぐずついていましたが,どうにか泣き出すこともなく,
暑くもなく寒くもないといった案配で,フェスは開催されました。
後半さすがに寒くなってきましたが。
駐車場に車を入れて,降りると,天空にこだまする聴き覚えのある音。
バディ・ガイのストラトの音でした。
芯の通ったクリーン・トーンに気分が盛り上がります。
ステージに急ぎました。おお,カッコイイ!
と,この調子で書いていると,
いくら時間があっても足りないので,はしょります。
午後,チャーのステージを見ました。
個人的にはこれが一番よかった。
なんかリラックスしたライブでした。
「Osampo」「Piano」をゆるい感じでやってスタートし,
サンタナやベック,ジミヘンのカバー・コーナーもありました。
ジミヘンの「マニック・ディプレッション」カッコよかった!
途中,P-90×2のレス・ポール・ゴールドトップが登場する場面も。
その昔,「闘牛士」を弾く時に同じタイプのレス・ポールを使っていたっけ。
ラストは「Shinin' You ,Shinin' Day」と「Smoky」でした。
おいら,実はこの「Shinin' You,Shinin' Day」が一番好きな曲です。
ライブでは定番曲なので,これまでに何度聴いたかわかりませんが,
この日の演奏が一番よかったな〜。
なぜだろう。野外だから?
この曲がデビュー・シングル「NAVY BLUE」のB面だったことは,
ファンには周知の事実ですが,初めからこんな曲を作っていたのだから,
やっぱりおそるべき才能と言わずにおれません。
インタビューでこの曲について聞いたことがありますが,
これはピアノで作ったと語っていました。
「Smoky」もかっこいいけど,
チャーの魅力を凝縮した曲であることは間違いないでしょう。
これからもずっとライブでやってほしいです。
さて,あっという間に時間は過ぎて,
そろそろ疲れもたまりだした頃,会場で合流したドラム・マガジンのHらと
そこらへんにしゃがんでまったりしていました。
するとHが「ここは普段何に使うんですか?」などと
ユニークなことを真顔で言うので,
「スピードウェイだよ! レース場だよ! がっかりだよ!」と
思わずスケバン恐子の口調で答えてしまいました。
23日のレポートはきっとオカオカが書いてくれるでしょう。
バトンタッチ,よろしく。
さあ,入稿でもするかね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:06
2006年07月15日
激しい雨が
今日はブロンディーのベスト盤をBGMに書いています。
なぜ突然ブロンディーかというと,セミナーに使いたいので
CDを持ってきてくれと新人のBに頼まれたからなんですよ。
CMで使われている「夢見るNo.1」を譜面化するそうです。
ブロンディーといえば,おいらの世代はリアルタイム。
「コール・ミー」がなんといっても有名ですけど,
「ハート・オブ・グラス」「ドリーミン」「サンデー・ガール」
など名曲がたくさんありますね。
おいらは「ハート・オブ・グラス」が大好きなんですよね。
この曲を聴くと,いつでも胸がときめきます。
クリス・シュタインのギターも好きです。
さて,今日はブロンディーを聴きながら,
ホールズワースの翻訳原稿とにらめっこしております。
例の乱数表というか魔法陣のような図表を使って説明してくれた
インプロヴィゼーションの難解な理論をどうまとめたものか
思案にくれております。
しかし,ブロンディーっていいな。気が散る。
外は激しい雷雨のようです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:48
2006年07月14日
ホールズワース・ショック その3
今日はガロの『GARO LIVE』をBGMに書いています。
古き良きフォーク時代のライブですから,
メンバーのMCも会場の黄色い声もやけにリアルで,
何とも懐かしい気分にさせられます。
イルカやかぐや姫のライブもこんな感じだったっけな。
ガロのアルバムは全部で8枚ありますが,
『LIVE』は『ガロ』『ガロ3』に次いで好きなアルバムです。
「学生街の喫茶店」が爆発的にヒットした直後,
それに乗じて,サクッと録音した感じが否めず,
全体に非常にラフですが,内容はいいんですよね。
彼らの音楽性のいいところとコーラスワークの素晴らしさを感じ取れます。
あとでかなり直したという噂も聞きますが。
このアルバムのベストテイクは「忘れていたもの」でしょう。
スタジオ版は存在しない小曲ですが,これぞガロの真骨頂。
マークの甘いリードに絡むトミーとボーカルの
とろけるようなハーモニーは絶品中の絶品です。
あと,マーク畢生の名曲「涙はいらない」のライブバージョンも
むちゃくちゃイカシています。
甘く切なく美しく。うっとりしますね。
このアルバムの見開きジャケにはギブソンJ-200を弾くトミーと
マーティンD-45を弾くマークの姿が写っていたのを思い出します。
その姿のかっこいいのなんのって!
それはそうと,なんと,いよいよガロのボックスセットが発売されるそうです。
いや〜,これは奇跡ですね。
おそらく二度とこんな機会はないでしょう。
実はレコード会社の担当者の方とはたびたび話していたんですが,
実現の運びまで並々ならぬ苦労があったことと思います。
映像も収録されるということで,楽しみで仕方がありません。
さて,昨日はトム・モレロの左手をアップしましたが,いかがでしたか?
これからもギタリストの手をどんどんクローズアップしていきますね。
さてさて,ホールズワースですが,まだまだネタがあるんですよ。
彼はビル・ディラップという個人ビルダーのギターをメインにしているのですが,
それについて質問すると,構造について力説を始めました。
「ボディのこことこの部分がホロー構造になっているんだよ」と言いながら,
身振り手振りで説明するのですが,いまいちよくわかりません。
すると,こんな絵を描いてくれました。

横から見た図と上から見た図です。
ぐしゃぐしゃっと斜線で塗った部分以外がホロー構造なのです。
このギターの写真は9月号で紹介しますので,ぜひ照らし合わせてみて下さい。
これは8月号で特集しているチェンバー・ボディ・ギターにも通じますね。
こちらもぜひお見逃しなく。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:37
2006年07月12日
古墳ギャルのコフィー
今日はロス・ロンリー・ボーイズの『セイクレッド』をBGMに書いています。
テキサス出身の3兄弟バンドで,ラテンの匂いのするブルースが身上です。
音楽もいいですが,注目すべきはギターのヘンリー・ガルサの腕前。
SRVにも通じる粘っこいエモーショナルなプレイは必聴です。
さて,先日のアラン・ホールズワースで始めた
「ギタリストの手」シリーズですが,
現在,ゾクゾクと撮りだめ中です。
あの大物ギタリストが近日登場予定!
しかも,ライターは「〜のほう」でお馴染みの新人Bです。
ご期待下さい。
さて,ギター・マガジンの最新号は明日発売です。
すでに内容はオフィシャルサイトにアップされていますが,
ジミヘン特集を始め,話題のチェンバー・ボディ・ギター特集,
久々にブルースに回帰したゲイリー・ムーア特集,
夏だ! エレキだ! サーフィンだ!というわけで,サーフィン・ギター特集
などでお届けします。
チャットモンチー,DIR EN GREY,マーティ・フリードマンなどのインタビュー,
ジャンヌダルクyouのライブ機材なども必読です。
さてさて,先日あるアニメを知りました。
「古墳ギャルのコフィー」というんですが,みなさん知ってます?
なにやら先日まで深夜に放映されていたらしいんですが,
まったくその存在を知りませんでした。
この作品,ネット発のフラッシュアニメで,
近々DVD化されるようなんですが,
それに先だってプロモのためにテレビで放映されたそうなんです。
主人公は前方後円墳でしかも女子高生という,
かなりありえない設定ですが,大の古墳好きのおいらとしては
猛烈に興味をそそられました。
一部では熱狂的な人気があるようです。
う〜,誰が見てるの? やっぱり古代マニア?
さっそくネットでオフィシャルページを発見。
なんといくつかの話がダウンロードできるではありませんか。
見てみました。
おもしろい! ハラを抱えて笑いました。
コフィーは古墳高校なる学校に通っていて,
当然ながら登場人物(?)はすべて古墳。
コフィーの憧れの男子はニントクというんですが,このキャラがたまりません。
話は,前方後円墳の上にマンション立てちゃうぞ!とか,
学校にピラミッドが攻めてくるとか,
現実離れしているようでちょっと切実だったり。
興味のある人は見てみて下さい。
ニントクは当然ながら仁徳天皇陵がモデルなんでしょうね。
ほかにもダニエルというキャラは古墳でなく墳丘墓だったり,
ちょっとした古代史のギャグ化にクスリとします。
ああ,久々にどっかの古墳に行きたい。
ちなみにこれが本物の仁徳天皇陵ですが,
とても一枚の写真に収めきれるような大きさではありません。
その大きさたるや想像を遥かに超えていました。
もうほとんど山です。
歩いて一周したら1時間ぐらいかかりました(汗)。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:34
2006年07月06日
ホールズワース・ショック その1
今日はU.K.の『U.K.』をBGMに書いています。
“憂国の四士”という邦題が付いていましたね。
このアルバムではアラン・ホールズワースがギターを弾いているわけですが,
おいらが初めてホールズワースを知ったのもこれ。
78年のことですから,中三の時ですね。
プログレの名盤として名高い作品ですが,
ホールズワースのギターもこの世のものとは思えないほど素晴らしく,
その圧倒的なテクニックと独創的なフレージングに惚れ惚れしました。
中でも「Nevermore」のイントロの流れるようなアコギ・プレイは特筆ものです。
調性感のないコード・ボイシング,その上を滑るスピーディなソロ,
全体が機能美に溢れています。
コピーしようと何度もチャレンジしましたが,
一体どの音をどうやって弾いているのか全然わからず,
断念して今に至っています。
以来,アラン・ホールズワースという凄いギタリストの存在は
常に心の中にありましたが,もっぱらメタルのほうに心を奪われてしまったため,
あまり追求はしませんでした。
時は流れて,大学生の頃ですが,あるバンドが学祭のライブで,
いきなりソフト・マシーンをやり始めたんです。
その時,ギタリストが
「アラン・ホールズワースというギタリストがいた頃の曲で……」
とかなんとか言ったので,ハッとして気合いを入れて聴いていると,
その曲のカッコイイのなんのって。
これはしまったと思い,
さっそくソフト・マシーンをゲットすべくあれこれ調べ始めました。
幸い先輩に根っからのユーロ・プログレ・マニアがいたので,
教えを乞うと,ホールズワースが参加しているソフト・マシーンの作品は
『バンドルズ』のみだというので,それを貸してもらい聴くと,
たしかにあの時あのバンドがやっていた曲が入っていました。
いや〜,カッコイイ! 素晴らしい! ホールズワース最高!
というわけで,以上がおいらのホールズワース・ショックです。
日本には熱心なファンがいるので,
毎年のように来日していましたが,昨年は来ませんでしたね。
そのホールズワースが来日!
昨日ライブをやりました。
恥ずかしながらライブは初めてだったんですが,
いや〜,凄かったですよ。
トリオ編成で,ベースのジミー・ジョンソンも
ドラムのチャド・ワッカーマンもハンパじゃないですね。
目の覚めるようなインプロヴィゼーションの連続で,
最初から最後まで手に汗握るテンションで見ることができました。
そして,今日,ホールズワースにインタビューしてきました。
明日はそのことについて書いてみます。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:38
2006年07月04日
斬新ですね
今日は映画『ラジオ・デイズ』のサントラをBGMに書いています。
ウッディ・アレンの映画で,もうだいぶ前に見たのですが,
使われている音楽が素晴らしくて,すぐにサントラを買いに走りました。
戦前のスウィング・ジャズの心躍るこの感じ,素敵ですね。
おいらのラジオ・デイズといえば,中高生の頃で,
ひたすらラジカセにかじりついてFMからエアチェックしまくってました。
この頃のテープは膨大な数がありましたが,
たび重なる引っ越しの際に断腸の思いで捨てて,
今では「桃井かおり&憂歌団スタジオ・ライブ」とか
「竹内まりやスタジオ・ライブ」とか,
貴重なものだけになってしまいました。
今時ラジオからエアチェックする人なんてほとんどいないんでしょうね。
いつだったか,アコギ・マガジンのMに「エアチェックって何ですか?」
と真顔で聞かれた時には腰が抜けましたが,よわい30前後の人間でも
エアチェックの意味すらわからないということは,もう完全な死語ですかね。
語り出せばきりがありませんが,貸しレコード屋のない時代,
貧乏学生の音楽ソースといえば,ラジオが一等賞。
毎日毎週新聞をチェックしたり,FMレコパルなどのFM誌を買って,
録音すべき番組に狙いをつけて,カセットテープを買い,
ほかのどうでもいいスケジュールは排除して,
ラジオの前に正座し,準備万端でエアチェックしたものです。
おいらの生活の中心は間違いなくラジオでした。
なんか前にも書いたような気がしますね。
この頃は,タイマー録音ができなかったため,
常にそばにいなければなりません。
それはそれでいいのですが,どうにかならんもんかなあとは思っていました。
今の人はエアチェック自体知らないわけですから,
タイマー録音ができなかったなどと言ったら,びっくり仰天でしょう。
おいらが中学生の頃,タイマーは別売りでした。
この別売りだったという話を,以前,ベース・マガジンのTにしたら,
「斬新ですね」と言われました。よよよ。
ラジカセを買うだけでいっぱいいっぱいなのに,
どうして別売りのタイマーが買えましょう。
今時タイマーのインストールされていないオーディオ製品を見ることは
あまりありませんが,この当時は完全別売りで機能も値段もさまざま,
コンポの一部門と見なされていました。
おいらがタイマーを買ったのは,中3の頃ではなかったかと思います。
当時励んでいたゴルフ場のキャディのバイトの帰りに,町の電気屋で買いました。
狙いを定めていたソニー製品でした。
嬉しかったなあ。
これのおかげでリアルタイム・エアチェックの必要がなくなったんですから。
これで学校行ってる時も,深夜も自由自在にエアチェックできる!
と胸を躍らせたものです。
校正の一休みのつもりがつい長くなってしまいました。
今日で8月号は校了です。
ジミヘン特集,ゲイリー・ムーア特集,
チェンバー・ボディ・ギター特集など
いつもどおりコテコテの内容でお届けします。
あ,ギター・コンテストの締め切りまであと1ヵ月ぐらいです。
まだ応募していない人はぜひチャレンジして下さいね〜。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:58
2006年06月30日
折り返し
今日は山崎まさよしの新作『Address』をBGMに書いています。
これ聴いて早くベース・マガジンのレビュー書かなくちゃ。
次号ギター・マガジンには彼のインタビューが載りますので,
ぜひチェックして下さい。
6月も今日で終わり。
梅雨ももう終わりかと思うと嬉しいですが,
1年の半分を過ぎてしまいました。
信じられます?
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:05
2006年06月29日
ふたつのユーミン その5
東京はいい天気です。
梅雨もそろそろ明けるのかな。
今日はボストンの『ドント・ルック・バック』をBGMに書いています。
え,こないだ聴いてたじゃないかって?
あれは『幻想飛行』ですよ。
『ドント・ルック・バック』は78年に出た2ndで,
『幻想飛行』 との違いは,曲ぐらいのもの(当たり前),
コンセプトもサウンドもまるっきり同じと言っていいほど似通った作品です。
2枚対で聴いてこそ,初期ボストンの魅力がわかります。
ボストンといえば“No sinthesyzer used,No computer used”という
クレジットが有名でした。
つまり「シンセもコンピューターも使ってないよ」という意味ですが,
現代のようにデジタル録音当たり前の世の中なら,
アッと驚くタメゴローですが,
当時,シンセやコンピューターを全面的に使用して作られた音楽が
それほどあるとは思えず(おいらが知らないだけかもしれませんが),
なんでわざわざこんなことを言うのか非常に不思議でした。
確かにボストンのサウンドは尋常でないほど分厚く,
なにやら壮大なものでしたが,聴いたとおりのアナログの音。
そりゃあ,そんなもの使ってないだろ,と単純に思ったものです。
しかし,このクレジットは妙に説得力があり,みるみる一人歩きしていきました。
おそらく,ボストンといえば,
瞬時にこの文句が浮かんでくる人は多いでしょう。
さて,ボストンは『ドント・ルック・バック』を出してから
ずいぶん長いこと3rdを出しませんでした。
出たのは86年ですから,その間,8年で,
今考えるとそれほどというわけでもないですが,
当時のロック・ファンには途方もなく長い時間でした。
毎年毎年,ボストンの新譜はまだかと論議の的になり,
ボストンがいつ次作を出すかで一晩酒が飲めたほどです(ウソ)。
おいらに関して言えば,もう待ちくたびれすぎたし,
その8年の間に音楽の趣味はくるくる変わったので,
出た時には,特に感慨はありませんでした。
ごめん,ボストン。
何はともあれ,初期ボストンの2枚は名盤ですので,
特に若い人にお薦めしておきます。
さて,ユーミンの話の続きです。
いいかげん,ここらで締めくくりましょうね。
ユーミンのオフィシャルデータブックには載っていないのですが,
「何もきかないで」という曲が岡崎友紀にあります。
ユーミン版は『Cobalt Hour』に収録されており,文句なしの名曲。
鈴木茂のエイモス・ギャレットばりのギター・ソロが,
この世のものとは思えないほど素敵で,これだけでも聴く価値があります。
岡崎版はアレンジを聴く限り,どうやらユーミン版の踏襲のようで,
歌はまあまあな感じですが,
ギター・ソロは「似てねえ〜」感じのコピーのよう。
実際,どっちが先なんだろ。
これ以上コメントはないんですがね。
なんだかわからない終わり方でしたね。
行き先を決めずに書き出すおいらの悪いクセだな。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:56
2006年06月28日
ふるえて眠れ
今日は7月に出る『CHAR SINGLES 1976-2005』をBGMに書いています。
今年はチャーのデビュー30周年ということで,
それを記念して発売される豪華3枚組です。
キャニオン時代から,江戸屋,ユニバーサルまでを網羅,
レーベルを超えたコンプリート・アンソロジーですね。
おいらのチャーとの出会いは『ぎんざNOW!』。
前にも書いたかもしれませんが,
この番組で初めて見たチャーは衝撃でした。
長身に甘いルックス,抜群のギターの腕と歌唱力,
どこぞの王子様かと思いました。
知らないギター(ムスタングですが)を持って,
弾きまくるその姿はカッコイイのなんのって。
「逆光線」と「闘牛士」が特にカッコよかったですね。
「闘牛士」ではP-90付きのレス・ポール・ゴールドトップを
持っていたのを見た記憶があり,これが鮮烈に印象に残っています。
チャーが歌うシーンでは,
テレビの前にテレコ(ラジカセではなく英会話用のLLカセット)を置き,
家族全員に黙っているようにと命じ,録音しました。
そして,あれはどうやって弾いてるんだろうと,
顔を画面から10センチのところまで近づけて見入りました。
本当ですよ。
Fmaj7というコードは「闘牛士」で覚えました。
あのイントロのリフはおいらにとっては革新的であり,
ハイコードでFmaj7→Em7→Am7と降りてくる
効率的かつ響きの良い進行がまるで魔法のように思えたものです。
この進行を繰り返して弾いているだけで幸せになれました。
いい時代ですね。
ただし,おいらのギターはフォークギターだったので,
左手がつるほど痛くなりましたが……。
のちにエレキで同じリフを弾いたとき,なんてラクかと思いましたよ。
このアルバムは,コンプリート・コレクションとうたっているだけあって,
今では入手しづらいものも網羅されています。
「Girl」とか「ブルークリスマス」とか
「マドンナを堕落させよう」(祝!初CD化)とかね。
おいらは「Girl」がムチャクチャ好きで,これもコピーしましたが,
ファンには賛否両論の曲のようです。
これまでにチャーには何度もインタビューしましたが,
いつだったか初期の頃の曲について聞くと,
「俺は“Girl”が好きなんだよね」とはっきり言ったので,
大変嬉しく思いました。
チャー・ファン垂涎の3枚組,7月19日発売です。
チャーに関しても,書こうと思えばいくらでも書けますが,
またの機会にゆずりましょう。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:20
2006年06月27日
ふたつのユーミン その4
今日はユーライア・ヒープの『対自核』をBGMに書いています。
6月〜7月にかけて,ヒープ全盛期のアルバム16枚が紙ジャケ発売されます。
このプログレ的展開と哀愁のメロディがたまらんですねえ。
さて,今日は泣きたくなるほど時間がないんですよ。
完全な埋め草です。
先日書いた小林麻美の「雨音はショパンの調べ」は訳詞がユーミンなんですね。
豆知識だよ〜!!!!(by スケバン恐子)
かろうじて内容がひっかかってました。
それではまた。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 17:50
2006年06月26日
行ってきましたギター・ショー
今日はペンギン・カフェ・オーケストラの
『PENGUIN CAFE ORCHESTRA』をBGMに書いています。
おいらが学生の頃に,「AIR A DANSER」という曲が
西武だったかパルコだったかのCMに使われていて,
すごくいいなと思い,レコードを買った記憶があります。
ん,発売は81年?? うえ〜,もう25年も前ですか。
まったくもって昨日のことのようですよ(泣)。
いわゆるニュー・エイジのハシリとも言える,
このアコースティックな感じは今の時代にもピッタリです。
特に夏に合いますね。
さて,行って参りました,トーキョー・ギター・ショー。
今年は会場を拡大して,昨年以上のにぎわいだったようです。
よだれの出るようなギターが目白押し。
小沼ようすけ,小野瀬雅生,竹中絵里,ギターウルフなど
イベントも盛りだくさんでした。
次号にて詳細をレポートしますので,
行けなかった方は楽しみにして下さいね。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:50
2006年06月23日
ふたつのユーミン その3
今日はジョニー・サンダースの
『アフター・ザ・ドールズ1977-1987』をBGMに書いています。
ニューヨーク・ドールズ脱退後の音源の編集盤ですが,
あの名盤『L.A.M.F』からの曲が大半とあって,ゴキゲン(死語)です。
しかし,このギターの音のよさ。
こういうカッコイイ音はどうやったら出せるんでしょうね。
思わず弾きたくなってきました。
さて,昨日の続きです。
週末が締め切りだというのに,カレンダーを見たら,
どうしても埋めなくてはという脅迫観念にかられて書いています。
そう,締め切りと強迫観念が人を原稿に向かわせるのです。
ああ……むくわれたい……。
岡崎友紀の「Do You Remember Me?」は
オマケみたいなものだと昨日書きましたが,
こういうことを考えると,すぐその他の類似ケースを思いつくのが悪いクセ。
ふと,小林麻美の「雨音はショパンの調べ」が思い浮かびました。
なに? 小林麻美を知らない?
おいらの知る限り,70年代のアイドルでこれほどの美人はいませんでした。
かわいいとか,きれいとか,愛嬌があるとか,
いろんな表現で語れるアイドルはいくらでもいましたが,
「美人」のひとことで言い表せる人はごく稀,
その中の最高峰は小林麻美であると断言できます(きっぱり)。
……お父さんにも聞いてみてください。
歌手としては大成しませんでしたが,女優業もこなし,
モデルとしても一世を風靡しました。
84年にガゼボの「I Like Chopin」をカバーして,それがなぜか大ヒット。
美人は得です。
この曲は未だにそこら辺のドトールとかでも流れているので,
知っている人も多いでしょう。
しかし,小林麻美の真骨頂はやはり70年代です。
72年に「初恋のメロディー」という筒美京平作曲の超名曲でデビューし,
「落ち葉のメロディー」,「アパートの鍵」,
「恋のレッスン」,「ある事情」などのシングルを出しました。
しかし,大半の曲が筒美京平作であるにもかかわらず,
正直言って鳴かず飛ばずでした。
今思えば,71〜73年というのは,いわばアイドル・ベルト地帯。
天地真理,南沙織,アグネス・チャン,
山口百恵,桜田淳子,キャンディーズなどなど
正当派アイドルがこぞってデビューし,
センセーションを巻き起こしていた時期で,
美人ではあったが,なんとなくお姉さん系で音程も微妙な小林麻美は,
すっかり埋もれてしまったのではないかと思います。
当時,『はっちゃきマチャアキ』だかなんだかというタイトルの
堺正章をメインキャラにしたバラエティ番組があり,
(カックラキン大放送の前身?)
そこに毎週,小林麻美が歌うコーナーがありました。
当時はなぜそんなコーナーがあるのか不思議でしたが,
今考えると所属事務所が田辺エージェンシーであったからだろうと
合点がいきます(堺正章も同事務所)。
そこで聴いた「初恋のメロディー」の甘い美メロと
あの途方もない美貌は忘れようとしても忘れられません。
おいらの記憶ではシングル3枚分ぐらいまでこのコーナーはありました。
ここでもう一度シングルのタイトルを繰り返しておきます。
「初恋のメロディー」「落ち葉のメロディー」「ある事情」
「アパートの鍵」「恋のレッスン」……
タイトルだけ見ても,小林麻美が
ちょっと趣きの変わったアイドルだということがわかるでしょう。
これは桜田淳子や天地真理ではありえません。
まさに「恋のレッスン」な感じ,「ある事情」な感じの
美人アイドルが小林麻美という人でした。
クラシックでいえば,ラフマニノフな感じというか,
ドビュッシーな感じというか。
だからどうしたという話ですが……。
え,ユーミンの続きはどうしたのかって?
すっかり忘れていました。
それはまた来週。
明日はTOKYOギター・ショーに行ってきます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:26
2006年06月22日
ふたつのユーミン その2
今日はトム・ヨークのソロ・アルバム『The Eraser』をBGMに書いています。
レディオヘッドの『ベンズ』のようなギター・アルバムを
いつまでも期待しているおいらのような頭の固いファンは,
ソロでもやはりこの路線かと,溜息が出ますが,
クオリティはものすごく高いんですよね。
聴くたびに脳髄に染み込むこの魔力。
これぞ音楽と言いたくなります。
さて,昨日の続きですが,
ユーミンは呉田軽穂(グレタ・ガルボに由来)なる変名で
他人に曲を提供することもしばしばですが,
なんと言ってもメジャーなのは,松田聖子の一連の作品でしょう。
「渚のバルコニー」とか「制服」とか「瞳はダイアモンド」とかね。
あげていくとキリがないですが,
あまり有名でないものの中にもいいものがある,ということで,
今日押したいのは岡崎友紀の「Good Luck And Good Bye」です。
この曲自体,ユーミンのバージョンで広く知られていますから
意外もしれませんが,もともとは岡崎友紀のために書き下ろした曲のようです。
なに? 岡崎友紀を知らない?
そういう人はお父さんかお母さんに聞いて下さい。
「おくさまは18才」「なんたって18才」と言えば,思い出すはずです。
前にも書いたかもしれませんが,以前,チャーにインタビューした時に,
なぜか子供の頃のアイドルは誰かという話になり,
「岡崎友紀」と力説していたのを覚えています。
完全に遠い目になってましたね。
もちろんおいらも大好きでしたけど,
あの可愛さはちょっと言葉では表わせません。
ちょっと強引ですが,今で言えば上戸彩という感じですかね。
岡崎友紀といえば,トランジスタグラマー。
なに? トランジスタグラマーがわからない?
そういう人もお父さんに聞いて下さい。
岡崎友紀は70年代初頭から中盤にかけてとにかくドラマに出ずっぱりで,
女優としてものすごく人気がありました。
が,歌手としてもけっこう活動していたんですよ。
というと,キタキマユもカバーした「Do You Remember Me?」を
思い出す人も多いでしょうが,おいらに言わせれば,
あれはおまけみたいなものです。
もっとイイ曲が山のように……。
なかなか本題にたどり着かないうちに,
ついつい行数を稼いでしまうのが悪いクセ。
でも,ここらあたりまで書くと疲れるので,
続きはまた明日にします。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:03
2006年06月21日
ふたつのユーミン その1
いよいよ8月号も締め切り真っ只中に突入です。
今週末にはお台場でTOKYO GUITAR SHOWがあるので,
それまでに入稿をしっかり終わらせて,ゆっくり見に行けよ〜と
若い者には言ってあるので,みんなきっと頑張ってくれるでしょう。
さて,ふとブログカレンダーに目をやると,
今月はけっこうまめに書いていることに気づきました。
こうなると,できるだけマスを埋めたいと思うのが人情。
今日も頑張って書きましょう。
今日はアン・ルイスの「甘い予感」をBGMに書いています。
アン・ルイスといえば,「六本木心中」と相場は決まっています。
古いファンなら「女はそれを我慢できない」かな。
もうアン・ルイスを知らない若い人もいるでしょうけど,
70年代から80年代にかけて,ものすごく人気のあったシンガーなんですよ。
おいらは,70年代のアンが大好きで,
いたいけなチェリーボーイだった頃は
「グッバイ・マイ・ラヴ」とか「リンダ」とかを聴いて,
甘酸っぱい気持ちになったものです。
はたと気づきましたが,
おいらの場合,「甘酸っぱい」が,
名曲かどうかのキーワードになってることが多いですね。
オホホホホ。
そのアン・ルイスの中でも,名曲中の名曲が「甘い予感」です。
77年にシングル発売された曲で,
一般的にはそれほど知られていないかもしれませんが,
作者はユーミンで,のちに本人も79年のアルバム『OLIVE』に収録しています。
アンのバージョンは,さわやかな湘南サウンド風のコーラスと
ゆる〜いグルーヴが心地よいダンスミュージックで,
一昔前なら和ものフリーソウルとして発掘されてもおかしくなかったでしょう。
対してユーミンのバージョンは,ガラリと変わって,スローなレゲエ調。
これはこれでいいんですが,おいらはアン版のほうが好きです。
この曲はおそらくユーミンが書き下ろしたんだと思いますが,
「時を駆ける少女」や「まちぶせ」のように華々しくなくても
ユーミンが人に書いた曲で,隠れ名曲というのがけっこうあります。
明日もそんな曲について書いてみたいと思います。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:42
2006年06月20日
June Bride その4
今日はサンタナの『キャラヴァンサライ』をBGMに書いています。
う〜,なんだか今サンタナにはまっているんですよ。
7月にウドー・ミュージック・フェスで来日しますが,楽しみですね。
ウッドストックで40万人の聴衆の度肝を抜いて以来,
ある意味,野外ライブはサンタナのお家芸。
きっと素晴らしいステージになるでしょう。
さて,昨日の続きです。
嫁にやったギターが出戻ることになってしまいました。
昨年のある日,Nから突然メールが来ました。
「もう愛情がなくなった」
お前は,貴乃花かあ!!!?
いやいや,そんな内容ではなく,
もうあまり弾く機会もないし,それなら引き取る気はないかというのです。
ん〜と考えて,OKしました。
翌日彼がギターを持ってきました。
ケースを開けてみると,確かにこの子です。
手元にあったときから劣化した様子も見えず,
あの時のままの可愛らしい魅力を放っていました。
よしよしいい子だ。もうどこへも行くなよ……。
というわけで,今は編集部に置きっぱなしにしてあります。
先日,「ほう」でお馴染みの新人のBにこのギターの話をすると,
ビザール・ギター好きの彼は予想通り食いついてきました。
見せると,
「うわ〜,これいいっすねえ」とまんざらでもない反応。
彼はなんでも,今度のライブで飛び道具的に使うギターを探しているそうで,
だったら,これを使いなよと薦めておきました。
娘の晴れ舞台をこの目で見たいものです。
よよよ。
(おしまい)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:16
2006年06月19日
June Bride その3
今日はフェリックス・キャヴァリエの『デスティニー』をBGMに書いています。
元ラスカルズのフェリックスが発表したソロ第二弾(75年)。
抜群のブルーアイド・ソウルですね。
グルーヴがなんとも言えず心地よいです。
さて,先週の続きです。
大事なギターを嫁にやる決意を固めたおいらは,
断腸の思いで手放しました。
幸せになるんだよ,と心で泣いて。
嫁ぎ先は,編集部イチのむっつりスケベで通っているNでした。
しかし,スケベはお互い様,
まあ,見たところ,好青年だし,ギターはうまいし,
仕事熱心だし,きっと大事にしてくれると信じていました。
ちょっとマニアックな趣味があるという噂が気になりましたが。
「嫁」とか「嫁ぐ」とかいう言葉を普通に使っていますが,
これは別にここだけの話じゃないんですよ。
90年代の初頭から中盤にかけて,
おいらは雑誌ではなく,ギターの別冊本をいくつも作ったので,
さまざまなコレクターの方たちと知り合いになり,
ギターの提供など多大な協力をしていただきました。
コレクターは,コレクター間でギターを
売ったり買ったりすることもしばしばですが,
思い入れのあるギターほど,誰に売るかを慎重に検討する傾向があります。
やはり「大事にしてくれる人のところへやりたい」と思うのが人情。
すると,「嫁ぐ」という表現が自然に出てくるのです。
全部が全部ではないと思いますが,
おいらが仲良くしていただいたコレクターはほとんどの人がこのタイプでした。
久々にある懇意のコレクターを訪ねたとします。
部屋に飾ってあるギターをざっと見渡すと,いつものアレがない。
「どうしたんですか? アレないですね」とおいら。
「ああ,あの子は○○さんに嫁にやったんだよ」
という具合ですね。
もちろん実話ですよ。
何にせよ,愛情を感じる瞬間です。
売った人も買った人も愛を持ち続けるなんて,
ギターも幸せじゃないですか。
そしておいらもギターを嫁にやり,月日は流れました。
その間,消息はまったく聞こえてこなかったものの,
Nが大事にしてくれてるものだろうと信じていました。
ところが,昨年のある日,突然,
おいらのもとに帰ってくることになったのです。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:20
2006年06月16日
小沼とサンボ
6月の花嫁の話は中断して,
明日・あさっては小沼ようすけとサンボマスターのライブに行って参ります。
山口隆の望み(?)どおり,梅雨時の日比谷野音は豪雨になるのか?
サンボの野音は果たして伝説となるのか?
この目で確かめてきま〜す。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:13
June Bride その2
今日はボストンの『幻想飛行』をBGMに書いています。
2ndの『ドント・ルック・バック』とともに7月に
紙ジャケで再発されることが決定しました。
いや〜,感無量です。
どちらも70年代ロックの,いやロックの金字塔といえるほどの名盤ですが,
おいらに関していえば,中学時代,
どちらもレコードがすり切れるほど聴き,
隅から隅までコピーした想い出の作品です。
今でもギターを持つと,思わず「More Than A Feeling(宇宙の彼方へ)」の
イントロのアルペジオを弾いてしまうのですが,
このアルバムが出たのは76年,
ということは30年もこのフレーズを弾いてることになるのね(泣)。
このイントロのコードはDです。
チューニングのピッタリ合ったギターで
このアルペジオを完璧に弾きこなした時,無上の幸福感が訪れます。
たまに新しいギターを試奏した時など,
必ずこのフレーズを弾きながらチューニングをします。
開放のDに,3弦2フレットのAをぶつけた時の響きがきちんと合っていれば合格。
これが合わないギターはダメです。
ボストンについては書き始めるとキリがないので,またの機会にゆずりましょう。
とにかく必聴!
さて,昨日の続きです,
知り合いにギターを見に来ないかと言われたおいらは,
数日後見に出かけました。
飛んで火にいる夏の虫,とはおいらのこと。
一目見るなり,ハートをギュッとつかまれました。
会った途端に一目惚れです。
いや〜,ショックでしたね。
世の中にこんなギターがあったとは。
おいらも『60年代ビザール・ギターズ』という稀覯本を編集した男です。
相当な数のビザール・ギターを見ていますが,これはもう別格でしたよ。
「買います」と即座に叫んでいました。
というわけで連れて帰って来たこのギターですが,
当時,編集部でも話題を巻き起こしました。
「なんすか,これ〜」というのがたいがいの反応でしたが,
そのあとなんとなく愛着が湧くのか,
みんなちょっと弾いたり,なでたりしています。
見かけによらず,メチャクチャ弾きやすいんですよ。
おまけに音がイイ。
信じてませんね。一度弾かせてあげたいですよ。
しばらく編集部においてマスコット代わりにしてました。
そして,その後,別れが訪れます。
編集部のNが譲ってくれと言い出したのです。
う〜ん,と考えました。
実はその頃,ギターの本数が激増していたので,
ここらで歯止めをかけなくてはと思っていたところでした。
断腸の思いで,おいらはこのギターをNに譲ることにしました。
娘を嫁にやる父親の心境とはまさにこのようなものでしょう。
幸せになるんだよ,とそっとつぶやいて,送り出しました。
よよよ。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:59
2006年06月15日
June Bride その1
今日はジョン・マクラフリンの新作『Industrial Zen』をBGMに書いています。
近年はシャクティでインド音楽に専心していたマクラフリンが
久々に怒濤の弾きまくりジャズロックを展開した傑作です。
いや〜,素晴らしい。
以前にも書きましたが,一応おいらはギター・マガジンの変酋長なので,
仕事相手に,どんなギターを持っているんですか?とよく聞かれます。
相手にしてみれば,この人は変酋長なんだから,
当然いいギターとか高いギターとか普通に持ってるだろうという
先入観を持っていることが多く,
その感じが大抵の場合,顔に書いてあるので,
ああまたか,と内心溜息をつきながら応対することもしばしば。
相手も別に心底関心があって聞いてるわけではなく,
話のついでというか,会話を円滑に運ぶために
あいさつ程度に聞いてるんでしょうけど,
こっちにしてみればけっこう困ったりします。
この手の質問にもだいぶ慣れたので,近年は相手によって
答えを使い分けることにしています。
例えば相手があまりギターに詳しくない人であったとします。
「そうですね。テスコとケイとダンエレクトロですね。
ダンエレクトロはジミー・ペイジが使ってたのと同じやつで,
あれ,中が空洞なんですよ。ブリッジはバダスに換えてます……」
などとやった場合,確実にヒカレるので,そんな愚行は犯しません。
「ストラトとかレス・ポールとか持ってますけどね」
と答えておけば万全でしょう。
しかし,中にはかなりのギター・マニアというのもいて,
こりゃ,同好の士だなとピンと来た場合は,本当のことを話したりもします。
さあ,おいらはどんなギターを持っているのでしょう。
たまには手持ちのギターを紹介してみましょうか。
今はそんなにたくさん持ってませんけど,
こんな1本を紹介しましょう。
これなんだと思います?
ヘッドにはDECARというデカール(笑)。
どうやらアメリカ製らしいのですが,メーカー不明。
おいらは60年代初頭のケイ製ではないかとにらんでいますが。
もう14年ほど前,知り合いから買いました。
ある日,この知り合いが電話をかけてきて,
手元に面白いギターがあるから見に来いと言います。
絶対キミは気に入るからと,しつこいほど言うのです。
話を聞いてみると,彼がアメリカの楽器店から通販で買ったもので,
もともと通販リストには「レス・ポール」と記載されていたそうです。
値段も安かったし,特に疑いもなく入れてみたところ,来てみてびっくり。
どこがレス・ポールじゃ〜!
レス・ポールではないものの,見たこともないギターだし,
何とも言えないこのルックス,たまらなく切ないこの感じ。
そこで彼はおいらのことが瞬時に思い浮かんだそうです。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:40
2006年06月14日
秘密兵器
今日は松原正樹の新作『Humarhythm IV』をBGMに書いています。
松原さんは,近年,人間のリズムにこだわったこのシリーズを
続けていますが,その集大成的なテクニカルかつグルーヴィな作品です。
ちょっとプログレっぽい部分もありますね。
今日,このアルバムに関するインタビューに行ってきました。
自宅にお邪魔したのですが,松原さんちにはスタジオがあるんですよ。
ドラムを置けるブースもあって,バンドでの録音可能。
せえので一発録りができる,
PRO TOOLS完備の素敵なスタジオです。
男の隠れ家としては最適ですねえ。
今日はここでギターの撮影をしたり,
リビングでインタビューをしたりしました。
その内容は次号にて掲載しますが,
実はこんなものも撮影したんですよ。
これ何だと思います?
往年のファンならわかるかな。
よく残ってましたねえ。
詳細は次号でお確かめ下さい。
そうそう,以前,インタビュー後に,居酒屋で飲んだ時,
ほろ酔い加減の松原さんが突然怪談話を始めたんですよ。
どこそこのスタジオには幽霊が出るとかそういう話で,
それがけっこう印象に残っていたので,
今日も,レコーディング中に何か不思議な現象は起きませんでしたかと聞いたら,
あっさり「なかったよ」と言われました。
自宅スタジオでそんなことあったら,おっかないですけどね(笑)。
というわけで,詳細はぜひ8月号で。
ちなみに,プレイリストマガジンに3回目の原稿を書きました。
今回は80年代の和ものです。興味のある方はぜひ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:50
2006年06月13日
ミホミホマコト
負けちゃいましたね……。
3点目が入ったところで,おいらテレビを消しました。
あれくらい後味の悪い試合も珍しい……。
さあ,サッカーを忘れて本屋に行こう!
ギター・マガジン最新号はもう発売されています。
さて,気を取り直して,
今日は,ミホミホマコトの『ミホミホマコト』をBGMに書いています。
ミホミホマコトは,川本真琴,朝日美穂,もりばやしみほによる
コーラスユニットで,おいら的には,川本真琴復活!の
記念すべきリリースとして非常に喜んでいます。
しかし,長かったなあ。
『ゴブルディーグーク』(2001年)を出して,一度ライブがあったけど,
あれ以来,うんともすんとも言わないのですから。
渋谷AXのライブは貴重な瞬間でした。
あの夜,あの小さな体でレス・ポールを弾いていた姿が目に焼き付いています。
デビュー作の「愛の才能」で,
何やら女・岡村靖幸みたいな子が出てきたなと思ったら,
作者は当の岡村ちゃんだったので,びっくりしたのも束の間,
続く「1/2」「DNA」は本人作で,その本物ぶりをあらわにし,
アルバム『川本真琴』で才能爆発。
これはもうまれに見る傑作アルバムで,名曲満載。
特に「タイムマシーン」にはしみじみ涙しました。
「やきそばパン」も必聴!
その後しばらくして発売された『ゴブルディーグーク』もいい作品でしたが,
本人プロモがほとんどなかったこともあり,あまり話題になりませんでした。
さらにこれは私的な分析ですが,
運の悪いことに,当時,凄まじい勢いで台頭してきたaikoに
市場をまるごとかっさらわれてしまったような印象があります。
たびたびライブなどはやっていたようですが,
沈黙していた川本真琴が,ついに始動。
作品を聴いてみると,初期の頃に戻ったような曲が飛び出してきました。
「1/2」系の16ビートのストロークが軽快な曲です。
これを待ってました,って感じですね。
声も全然変わってないし,あのハッピーな感じがそのまんま。
やっぱ,この人の声が好きなんだな,としみじみ思います。
朝日美穂,もりばやしみほのご両人も
知る人ぞ知る,90年代の独立系才女。
今でも根強い人気を誇ります。
だから,このユニットは実はけっこうすごいんですよ。
よく練られたコーラスアレンジにうっとり。
声質が3人ともよく似ているので,
ハーモニーがとても美しいです。女ガロ?
ブログもあります。
しばらくこればっかり聴くことになりそう。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:41
2006年06月12日
1周年
今日は中島美嘉の「雪の華」をBGMに書いています。
この曲,本当にいいですね。
歌も素晴らしく,この人には山口百恵に通じるものを感じます。
さて,このブログができてから早1年がたちます。
正確には去年の6月7日にスタートしました。
この間,光陰矢のごとし,まさにあっという間でした。
僕らは時間に追われるのが商売で,
締め切りがないと働けないカラダになっていますが,
時間の体感速度というものは,
歳をとるごとに加速度的に早くなっています。
1年といっても,40過ぎの1年というものは,
ガキの頃の1ヵ月ぐらいの感覚ですね。
中学生だった頃,1年坊と2年坊ではエライ違いでしたよね。
その1年の差が先輩後輩の厳格なけじめのラインで,
その後,その関係性が何十年も続いたりします。
笑えない話ですが。
あ,BGMが「愛してる」に変わりました。
これもマジで名曲です(しみじみ)。
時間については,このブログでも何度も書いたような気がしますが,
その実態は永遠に解けない謎のようなものです。
物の本によれば,体の大きさによって,流れる時間の長さが違うそうです。
時間は一様ではないようなんですよ。
不思議ですよね。
そういう不思議なことを,子供の頃に考えたりはしないし,
考えたとしても,とても信じられなかったでしょう。
ガキの頃,21世紀が来るなんて,おいらは想像できなかった。
その頃,自分が何歳になっているか数えることはできたけど,
そんな歳になるはずはないと思った。
お,BGMが一青窈の「ハナミズキ」に変わりました。
これも名曲!
誰だ,こんな素晴らしいプレイリストを作ったのは?
あ,オカミーでした。
一青窈と言えば,映画『珈琲時光』もお薦めです。
どんなに長生きしても,最初の20年間が人生の一番長い半分だ。
と言った人がいますが,この歳になると,しみじみ実感しますよ。
今日はオーストラリア戦ですね。
勝っても負けても,ギター・マガジンは明日発売されます。
キースとロンが表紙の,イカシた7月号をお買い逃しなく。

投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:44
2006年06月07日
まずメタルより始めよ
今日はキャス・エリオットの
『Bubble Gum,Lemonade and...Something For Mama』を
BGMに書いています。
キャス・エリオットはママス&パパスのメンバーで,
通称ママ・キャスとしても知られています。
『Bubble Gum〜』は,タイトルの示すとおり,
ドリーミーなバブルガム・ポップス満載の作品で,
ママ・キャスのソロ・アルバムの中でも最高傑作と信じて疑いません。
4〜5年前に国内盤でCD化されましたが,
おそらくそれっきりで店頭から姿を消したと思われます。
しかし,この作品こそ,ソフトロック・ファン垂涎の名作で,
ソフトロック好きなら絶対に押さえておくべきマスト盤。
実はおいらママス&パパスの大ファンで,
その流れでメンバーのソロも聴きあさったのですが,
なんといってもママ・キャスの作品が群を抜いています。
まず声が好き,という大前提はありますが,
オールドタイミーなジャズ・ソングとか
メロディックで心躍るポップソングを得意としているのです。
ポール・マッカートニーの「マイ・ラヴ」なんかもカバーしています。
デイヴ・メイスンと共同名義の作品もあります。
興味のある人はぜひ聴いてみてください。
さて,今朝,編集部に来ると,
宣伝部のKさんが,なんと『猫村さん』の2巻を貸してくれました。
うれし〜。あれ以来,結局,本屋をのぞくヒマもなく,
なんとなくぐずぐずしていたんですよね。
よ〜し,読むぞ。
おまけに,廊下ですれ違ったドラム・マガジンのHは,
最高の笑顔で近寄ってきて,「行きましたよ,ナスカ展」
と言うではありませんか。
今度,古代ナスカについてゆっくり話すことになりました。
さて,先日,さる映画のプロモ用コメントを依頼されました。
『メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー』というんですが,
みなさん,知ってますか?
筋金入りのメタル・ファンであるカナダ人の人類学者が,
ある時,「なぜメタルは嫌われるのか」という疑問に取り憑かれ,
ドキュメント映画の制作を決意。
欧米各地を電波少年のごとき突撃取材で歩き回り,
アリス・クーパー,ロニー・ジェイムス・ディオ,
レミー,ブルース・ディッキンソン,
ロブ・ゾンビ,トニー・アイオミなどなど,
メタル界の重鎮にインタビュー。
メタル・フェスに集まるファン達にもインタビュー。
ゆきゆきて,メタルとは何か,その本質に迫るという内容です。
日本でひがな一日メタルを聴いているだけでは
絶対にわからない真実がわかるのですが,
それは衝撃的ですらあります。
見終えた時,おいらは思わず
メロイック・サインを高々と掲げておりました。
思えば,アイアン・メイデンやガールで
NWOBHMにノックアウトされ,
その後,オジーに夢中になり,
四六時中,ランディ・ローズをコピーしまくった,
あの日がよみがえります。
メタル・ファンならずともギター弾きにはぜひ見てほしい映画です。
いつだったか,本誌デザイナーのMさんと話した時,
「メタルを通ってないギタリストは信用できない」みたいな話で
盛り上がったことがありますが,これは言い過ぎにしても,
一面真実ではあろうと思います。
メタル最高! まずメタルより始めよ!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:59
2006年06月06日
おいら的に問題な日本語
今日はジョン・ミラーの『Safe Sweet Home』をBGMに書いています。
ジョンは,当代きってのアコースティック・スウィング・ギタリストで,
軽やかに跳ねるフィンガーピッキングと
オールドタイミーなサウンドが魅力です。
実は今週,来日公演が行なわれるので,今から楽しみです。
横浜公演見に行くぞ〜。
7月号も校了し,比較的ゆるやかな編集部ですが,
おいらは会議やら打ち合わせやらで忙殺され,
自分の仕事(ブログも含む)がちっともできません。
あっという間に,夜になってしまいました。
さて,編集部には昨年末からAとBという新人がやってきました。
Aはジャパメタ命のイタリア男,
Bは家電量販店出身のオルタナ男です。
新人の大事な仕事のひとつに電話の取り次ぎがあるのですが,
Bはさすがに接客業出身だけあって,始めから慣れたものでした。
「はい,リットーミュージックです。お世話になっております……」
とスムーズな応対をしていました。
ところが,しばらくするうちに,
Bの口調がなんだかおかしいことに気づきました。
ちょっと耳を澄ましてみると,
「申しわけございませんが,○○のほうは,席のほう外しております。
戻りましたら,お電話のほう差し上げますが……」
なんて言ってる。
ははあ,これか。
それから,たびたび耳に入ってくるBの電話。
「……のほうは,……ほうでよろしかったでしょうか」
おいらの隣にいるプク編のSもこれは気になっていたようで,
ふたりで顔を見合わせました。
背中がむずむずして仕方がなかったおいらは,
Bの電話が終わるなり言いました。
「ほうって言うな」
へ? ときょとんとするB。
「ほうはなくても通じるだろ」とおいら。
「は。確かに。なんか言っちゃうんですよね」
「なんでや?! 頼むからやめてくれ。気持ち悪い」
「すいません」
「電話の相手にも失礼だよ」
「はい。気を付けます」
「じゃあ,こうしよう。これからはポイント制にして,
いちほうにつき1ポイントずつためていくぞ。
10ポイントで入稿1ページ加算!!!!」
「ひえ〜っ,そ,それは(泣)」
「それいいですね。僕がカウントします」とプク編のS。
という次第で,なぜか語尾に「ほう」を付ける
Bの試練の日々が始まったのでした。
クセというものは,直そうと思ってもなかなか直せないもの。
それからもBは,ほうを連発し,ポイントはたまっていきました。
そして,入稿担当ページも増えていったのです。
ある日,こんな会話もありました。
「あの〜,原稿のほう,ファックスのほう,しておきます」
その「ほう」はいらんだろう!!!!
ん〜,イライライラ。
見かねたおいらはBと話し合うことにしました。
「家電量販店で働いていたのはどのくらい?」
「2年ぐらいです」
「その前は,学生だよな。
当時,友達同士の会話で,
ほうとか言わなかっただろ。
今日,ライブのほうどうする?
テストのほう終わったから,飲みのほう行こうよ,
とか言ってたわけ?」
「いいえ」
「じゃ,やっぱりその2年がキモだな」
「はい」
「そういう言い方がマニュアルとしてあるわけ?
よろしかったでしょうか,とか」
「ありません」
「ふ〜ん,じゃ,周りがそうだからつられたんだね」
「そうだと思います」
おいら,古い人間なので,「ほう」がとてつもなく嫌なんですが,
「よろしかったでしょうか」と「ちがくて」という言い方が
にっちもさっちもどうにも嫌なんです。
生理的に絶対に受け付けません。
この言葉を聞くと,本当に,
仙骨のあたりから頸骨のあたりまで,背筋がぞくぞくっと寒くなります。
話し合いの続きです。
「君が今付き合ってる彼女の父親がおいらだったとしよう」
「へ?」
「だから,おいらが君の彼女の父親だと仮定しよう」
「しないでください」
「だから,仮定だって」
「はい」
「君が家に来てこう言ったとする。
“娘さんのほうと,結婚のほう,してもよろしかったでしょうか”」
「…………」
「ムスメはやら〜ん!(激怒)」
まあ,おいらなら確実にそう叫ぶでしょう。
しかし,これは決して荒唐無稽な話ではないように思います。
末法のこの時代,日本のどこかで
日々こんな光景が繰り広げられているのではないでしょうか。
ああ,くわばらくわばら。
きちんと教育致します。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:01
2006年06月02日
ひまわり娘
今日はチャカと昆虫採集の
『歌の引力実験室』をBGMに書いています。
チャカといっても,もう知らないひとも多いかもしれません。
現在はジャズ歌手として活躍していますが,
その昔,PSY・S(サイズ)というポップス・ユニットがあり,
そのボーカルを務めていた女性です。
80年代後半に一世を風靡しました。
不思議なことにまったく再評価の機運は見られませんが,
今聴いても素敵な音楽ばかりです。
PSY・S同様,80年代のJ-POPにはいいものがたくさんあるのですが,
なかなかリバイバルされないようです。
例えば,バービーボーイズ,ゴーバンズ,大沢誉志幸,
フェアチャイルド,プラチナキット,種とも子,すかんち
などなどですね。
おいらは,当時リアルタイムで,日常的に聴いていたし,
20年ぐらい前のことなんか,ほんの昨日のことのようなので,
懐かしいという気持ちすらあまり起こりません。
いつの時代の音楽も背中合わせです。
種とも子の「タイムドライバーは仮免」とか
ムチャクチャいい曲でしたがね〜。
そうそう,村上ゆきというシンガーが7月に出るアルバムで
大沢の「そして僕は途方に暮れる」をカバーしているのですが,
これがすごくいい感じなので,気になる人はぜひ聴いてみてください。
あ,すかんちもこないだ一時再結成しましたね。
ブッチャーズの田渕ひさ子が,
本誌のコラムでそのファンぶりを書いていましたっけ。
話がずれましたが,チャカがサイド・プロジェクトとしてやっていた
カバー・ユニットが,「チャカと昆虫採集」でした。
ギターで名手・古川昌義が参加しています。
歌謡曲や童謡など古き良きスタンダード・ソングをカバーするユニットで,
伊藤咲子の「ひまわり娘」,平浩二の「バス・ストップ」といった
70年代歌謡曲ファンには垂涎ものの名曲や,
平井堅を先取りした「大きな古時計」,
松田聖子の「SWEET MEMORIES」などなど,
ほんと,この人よくわかってると思わずうなるような選曲の妙で,
アコースティックなステージを繰り広げ,
ライブ盤としてリリースしたのが『歌の引力実験室』というわけです。
さらにさらに,おいらの超・超大好きなガロの大名曲,
「地球はメリーゴーラウンド」をカバーしているのを聴いた時には,
もう死んでもいいと思ったくらいです。
またまた話がずれますが,70年代のミュージシャンで
ガロぐらい過小評価されているバンドはいないでしょう。
いつかガロについては激しく書き散らそうと思っていますが,
70年代の日本のバンドでおいらの最大のアイドルはガロであり,
彼らが生み出した音楽は筆舌に尽くしがたいほど素晴らしいのです。
トミー,マーク,ボーカルの3人組のとろけるようなハーモニーは
まさにクロスビー・スティルス&ナッシュ!
「地球はメリーゴーラウンド」「涙はいらない」「美しすぎて」
「水色の世界」「暗い部屋」「公演通り」……
キリがありませんが,とにかくなんでこんな素晴らしい音楽が
再評価されないのか不思議でなりません。
え,「学生街の喫茶店」が入ってないじゃないかって?
あの曲もクオリティは高いですけど,
おいらに言わせれば,あれは仮初めの姿。
あまり真剣に評価すべき曲ではありません。
ガロに聴いてはいけない曲があるとしたら,筆頭にこの曲を持ってきます。
……興奮しました。ガロについては機会を改めます。
さて,チャカと昆虫採集のこのアルバムは,もう15年来の愛聴盤で,
無人島にでも月にでも火星にでも必ず持って行きたい一枚です。
ところで,編集部は今日で校了なもので,
朝からバタバタしております。
ひとまず筆を置きましょう。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:35
2006年06月01日
買い逃した
たしか昨日が『きょうの猫村さん』の2巻の発売日だったと気づいて,
即本屋に走ったのですが,なんと品切れ。
ちっくしょ〜(小梅太夫風)。
爆発的人気ですねえ。早く重版されないかしら。
ほかの本屋に行ってみるか。
アマゾンで買うか。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:50
2006年05月25日
音楽に負ける
今日はベートーヴェンの
ピアノ協奏曲第二番変ロ長調を聴きながら書いています。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲の中で最も好きな曲です。
特に,第三楽章が素晴らしい!
この躍動感と力強いハーモニー。
まさにロックンロールですわ。
さて,いつもこのブログを書くたびに,
なんかオチのあるまとまったネタを書かなくてはと思うのですが,
そう思うとなかなか筆は進まないもので,
ついつい更新がまばらになってしまいます。
しかし,オチなどなくてもいいからと開き直ると,
さらっと書けるということに,昨日のネタで気づきました。
ま,ブログというものはそういうものかもしれませんね。
しかし,この締め切り真っ只中になぜ書くんだと言われると,
むかしむかし,中間試験とか期末試験の時期になると,
なんだかそわそわして,無性にギターが弾きたくなったり,
マイ・カセットを作りたくなったりするのと同じで,
ま,要は現実逃避なんだろうと思います。
と,ここで編集部を見渡すと,
みな血まなこで黙々と入稿作業にいそしんでいます。
なんたって今日が締め切りですからね。
がんばれよ〜。
どんな仕事があっても,音楽と女には負けてしまう。
なんて言った人がいるけど,
音楽雑誌の編集者たるもの本当はこうありたいもんですね。
でも,締め切り守れよ!
歯みがけよ!
また来週!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:37
2006年05月24日
Girlfriend is better
7月号の締め切りもいよいよ佳境で編集部には異様な殺気が満ちております。
そんな雰囲気を和ませようと,ここのところずっと
チャットモンチーの新譜『耳鳴り』ばかりをかけておりますが,
もしかして逆効果?
きっとみんなもう聴き飽きたかもなあ。
やっぱこのバンドいいですねえ。
iTUNESのトップ再生リストを見たら,「ハナノユメ」がダントツの一位でした。
ああ,原稿がなかなか進まない。
つい聴き入ってしまう。
曲もいいんだけど,この声が好き。
チャラにも通じる天賦の才ですね。
ギターのアレンジもストレートなようでいて,凝ったサウンドです。
ニルヴァーナ+ウィーザー+マイブラという感じでしょうか。
ちなみに,7月号は今夏に来日する
ジェフ・ベックの大特集,B'z松本孝弘の特集,
まよえる初心者に送る,正しいエフェクターのつなぎ方特集など
鉄壁のラインナップでお届けします。
そして,もうひとつスペシャル企画が!
次号をお楽しみに。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:45
2006年05月17日
古代マニアの彼女と一緒に その2
今日は古井戸の『酔醒』をBGMに書いています。
チャボさんのギターが最高にイカシたブルースの名盤ですね。
「飲んだくれジョニイ」最高!
さて,昨日の続きですが,
場内には,ナスカ地方から発掘された土器や人形,
宝飾や着物などさまざまなものが展示され,
ナスカ文明全体を俯瞰しようと試みていました。
ミイラもありました。
楽器を抱えた人形も多数あり,興味深く見ました。
打楽器が多かったようです。
物凄い混雑だったため,
各展示ケースの前には黒山のひとだかりで,
なかなか前に進めません。
これだけの数のナスカ好きが
日頃一体どこに生息していたのかと考えると不思議です。
しかも若者が多い。
おいらのあとに続いていた若いカップルは,
どうやら彼女のほうが積極的で,
彼氏に向かってしきりにナスカの歴史を説明しています。
さらに,マチュピチュやらエジプトやらのことまで
話が及び,君はハンコックかといいたくなるほどの知識量。
彼氏のほうはタジタジでした。
こういう古代マニアの女性と付き合うとさぞかし楽しいでしょうね。
オッホッホ。
お待ちかねの地上絵の展示は最後の最後にありました。
ここには,巨大なスクリーンにCGで作ったナスカの全体映像を流す
地上絵体験コーナーがあり,これが圧巻。
VRの技術を駆使した素晴らしい映像でした。
本当にナスカの上空を飛んだ気になります。
あ,あれがクモ,あれがフクロウ男,と次々現われます。
地上絵の仕組みって知ってます?
いくら雨の降らない砂漠とはいえ,
地上に描いた絵が1000年以上も消えずに残っているなんて不思議ですよね。
この絵は,砂漠一面にびっしり転がった黒い石を
幅1メートルぐらいの線状に取り除き,
下の白い部分を露出させて作ったものだそうです。
へえ,なるほど。だから消えないのか。
それにしても,あの完璧な直線には驚きますよ。
しかも,それが延々何キロも続くものもあるんですから。
この「構造」を知ると,確かに宇宙人の仕業にしては地道な作業です。
人間でも十分可能だと納得しました。
地上絵は儀式のために作られたもので,
当時の人々は絵の線にあたる道を歩いたというのが有力な説らしいです。
どうですか,古代マニアの彼女と一緒に?
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:53
2006年05月16日
古代マニアの彼女と一緒に その1
今日はTOOLの『10,000 Days』をBGMに書いています。
いや〜,相変わらずカッコイイですね,このバンド。
ヘヴィでプログレッシヴで陰鬱で。
何者にも左右されない頑固な音楽性がたまりません。
さて,こないだナスカ展に行ってまいりました。
古代マニアのおいらとしては,
ナスカの地上絵には大変興味があったのです。
誰が何のために?という疑問を始めとして,
日頃考えている疑問に少しでも答えが得られないかと期待に胸は膨らみました。
その前に,ナスカの地上絵って知ってますよね。
むかしむかしのそのまたむかし,
ナスカ地方(ペルー)の広大な砂漠に描かれた
猿やらフクロウ男やらハチドリといったでかい絵です。
絵ばかりではなく,恐ろしく長い直線,台形など,
幾何学的な模様も数多くあり,それはさながら滑走路。
空からしか全景を把握することはできません。
ピラミッドやら古墳やらと同じで,
こういうものを見ると,条件反射的に感動してしまいます。
そしてまず頭に浮かぶのが宇宙人……。
いやいや待った。安易にそこに結びつけるのは早い。
などと思いながら空想を楽しむわけです。
会場は想像以上の混みよう。
というか,入場制限が出るほどの盛況でした。
連休でも夏休みでもないただの日曜日にナスカ展を
見に来る人がこんなにいるわけ?
自分のことは棚にあげて,この人達はなぜ来たんだろうと考えました。
大半が地上絵に興味がある人でしょうね。
もちろん,ナスカの文化そのものに興味がある人も
いっぱいいたと思いますが。
はたして地上絵は宇宙人の仕業か?
と期待して入場すると,しょっぱなから否定モードです。
「地上絵は宇宙人が残したメッセージかとの説も
語られてきましたが,そんなことはありません」
といった意味合いの説明書きが……。
やれやれ,何もそんなにはっきり言わなくても,
と思いましたが,それが否定できる理由と
実際にその絵を描いた人たちはナスカ人(つまり地球人)であることの
根拠がいくつか述べられていました。
あんまり書くとネタバレになりますが,
その理由のひとつは,地上絵の多くは
ナスカ地方から発掘された土器に書いてある模様と同じなんだそうです。
会場にはもちろん土器も展示されていたので,見てみると,
なるほど,同じだ。猿とか蜘蛛とかハチドリとか。
単に絵柄が同じというだけでなく,
その絵が示さんとする意思表示のようなものが確かに
同じだと感じさせるのです。
ふ〜ん,なるほど。
でも,土器は人間が作ったかもしれないけど,
地上絵は宇宙人が描いたかもしれないじゃないか!
と反論しようとしてみてもまるで空しかったですよ。
(つづく)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:30
2006年05月12日
チューバの似合う男
今日は東京スカパラダイスオーケストラの
「星降る夜」をBGMに書いています。
甲本ヒロトがゲストボーカルのやつですね。
数年前にもありましたが,
スカパラがゲストボーカルを迎えた3部作シリーズは
実によい曲ばかりなので好きです。
「星降る夜」も抜群のハッピーチューン。
思わず口ずさんでしまいます。
スカパラといえば,管楽器がメインなわけですが,
みなさん管楽器は好きですか?
おいらは,むかしむかし,中学生の頃,
なぜか友人にブラバンの連中が多かったので,
助っ人でベースを弾いていたことがあり,
なんとな〜く,身近に感じるのですよ。
その頃おいらはまだエレキギターを持っておらず,
もっぱらアリアのフォークギターで,
かぐや姫やらイルカやらキッスやらエアロやら
ビートルズやらチープトリックやらボストンやらを
弾いていたのですが,運命のいたずらでしょうか,
エレキベースのほうを先に体験することになってしまいました。
前にも書いたような気がしますが,
吹奏楽部の楽譜というのはタブ譜がないので(当たり前),
非常に戸惑った覚えがあります。
おまけに,ベースってヘ音記号なんですよ(当たり前)。
練習室にて楽譜を前に愕然とするおいら。
これでも一応ギターの腕を買われて,
ベースとして引っ張られたというのに,
何もできないこのていたらく。
へこみました。
普通,ブラバンの低音部はチューバが担います。
おいらはチューバのとなりに座らされ,
要はチューバと同じ譜面を弾くのが仕事でした。
チューバ担当のNという男は,
もともとおいらの友人で,体も大きく,
実にチューバの似合う男。
譜面もバッチリで,あざやかに吹きこなしておりました。
そのNの助けも借りて,どうにかこうにか譜面についていきました。
ま,間違えてもどうせチューバが支えてるし,
ベースなんてあってもなくてもいいだろ,とほとんど開き直って。
ところが,間違えると目立つんですよ。
ユニゾンフレーズだけに,意外なほど目立つ。困りました。
仕方なく猛特訓して,どうにか格好がつくようになりました。
他の友人はアルトサックスとテナーサックスで,
おいらが密かにあこがれていた後輩の女の子はフルートでした。
当時,おいらはとにかく弦楽器に夢中だったので,
特に管楽器にあこがれを持ったことはないですが,
今になってみると,ものすごくかっこいいなと思います。
特に好きなのはトランペット。
クリフォード・ブラウンのように吹けたらかっこいいだろうな。。
サックスもいいですね。
ブラバンでは都合2年ぐらいベースをやったのですが,
どういうわけか部員にはしてもらえませんでした。
当時は不思議に思わなかったけど,
別に資格がないわけではないし,普通の部員と同じに
練習も発表会もこなしたのに,なんでなんだろうと今になると思います。
エレキベースだから?
そういえば,10年ぐらい前に,桜田淳子の「はじめての出来事」という
曲を聴いていてびっくりしたことがあります。
この曲にはベースが入っておらず,
ベースのパートをチューバが担当しているのです。
この,ブオンブオンという破裂音は
まさしくNが吹いていたチューバと同じ。
70年代の歌謡曲は,ブラスやストリングスを
ぜいたくに使ったアレンジが多く見受けられますが,
ベースの代わりにチューバというのは初めて気が付きました。
ああ,ブラバンの経験は無駄じゃなかったと感謝した瞬間です。
トランペットでも習いに行こうかな。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:45
2006年05月11日
吊革にビンカフェ
昨日,大江戸線に乗っていると,
ふと目に飛び込んできた吊革。
そこにはなんとこんな絵柄が!

おお,素敵じゃないか。
ギター・マガジン別冊『ビンテージ・ギター・カフェ』の広告です。
5月中に都営新宿線,都営浅草線,都営大江戸線に乗ると,
いくつかの車両で見られます。
お仕事の帰りに,学校の帰りにぜひご覧下さい。
もちろん行きにもどうぞ。
センチメンタル
今日はJUDY AND MARYの
ベスト・アルバム『FRESH』をBGMに書いています。
名曲揃いですが,特に好きなのは「クラシック」という曲で,
これを聴くと,本当に胸が痛みますわ。
そういえば,5月号のスコアで「小さな頃から」を取り上げたんですが,
その時の選曲会議は面白かったですね。
おいらを筆頭に世代もバラバラな編集部ですが,
おいらが「ジュディマリはどうかな」と言った途端に,
みんな遠い目になりました。
一瞬の沈黙。本当ですよ。
ああ,なるほど,いま頭の中で走馬燈が回っているわけね。
普段はジャパメタ命で鳴らすイタリア男のMや,
ガレージ&カルトヒーローマニアのSまでが,
競い合うようにジュディマリの想い出を語るじゃありませんか。
Mはしきりに"「LOVER SOUL」っていい曲ですよね",
とオウムのように繰り返すし,
その横でNは目頭を押さえてるしな。
ふ〜ん,青春なのね。
おいらの世代の青春胸キュン・ソングといえば,
ジューシィフルーツの「恋のベンチシート」とか
ユーミンの「魔法の鏡」とかになっちゃうんですが,
あれはあれでよかったとしても,
おいらも若い頃にジュディマリを聴いて恋でもしたかったよ。
いやいや,コピーバンドをやりたかったよ。
てなわけで,普段はバラバラな趣味の男臭い編集部ですが,
なんと共通項はジュディマリだったというおセンチ集団であることが判明。
溜飲を下げましたねえ(なんで)。
そういえば,数年前に,竹内まりやが武道館ライブで復活した時に,
編集部の大半が万難を排して見に行ったということがありましたが,
ちょっと圧巻でしたねえ。
それもこれも,変酋長自らがおセンチ体質だからってことでしょうか。
オッホッホ。
いやいや,TAKUYAのギターが素晴らしいことは言うまでもないですよ。
しつこいですが,「クラシック」は名曲ですねえ。
今日は特に本題ありません。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:19
2006年05月10日
ジャズる快楽
今日は美空ひばりの
ジャズ・アルバム『La Vie En Rose』をBGMに書いています。
ずいぶん昔に「La Vie En Rose」(バラ色の人生)が
CM曲に使われていましたが,あれを聴いて死ぬほど感動したおいらは,
すぐにレコ屋に走って,このアルバムを手に入れました。
美空ひばりのジャズ,これはもう極上のテイストです。
何を置いてもスウィング感が素晴らしい!
さすがは戦後の混乱期からのしあがった天才歌手,
街角に米兵が溢れたあの時代に,
本物のエンターテインメントを身につけた
この人ならではのグルーブだと思います。
聴いていてウキウキワクワク。
自分までスウィングしてしまいます。
「恋人よ我が胸に帰れ」「ペイパームーン」「スターダスト」……
どれもこれも素敵!
ああ,一度でいいからライブを見てみたかった。
天性の歌い手はなんでも歌いこなすということなんでしょうけど,
ジャズのひばりが抜群に好きです。
ヘレン・メリルもサラ・ヴォーンもいいけど,
美空ひばりに一票!
さてさて,編集部は早くも7月号の編集作業にかかっております。
まったくもって因果な商売ですね。
息つく間もヘチマもありません。
その間隙をぬって,
別冊『小沼ようすけ“nu jazz”スタイル・ソロ・ギター』も校了間近。
いや〜,この本は面白いですよ。
弾いてて楽しい! ジャズが弾いててこんなに楽しいなんて。
本人書きおろしのセミナーもあるんですが,
これも目で追いながら弾いていくと,
自然に本格的なアレンジが習得できるすぐれもので,
いかにも自画自賛臭いですが,本当に役に立つ本だと保証できます。
小沼ファンならずとも,ぜひゲットしてください!
まだ続きますよ。
連休前から気になっていたネタがひとつ。
奈良は明日香村のキトラ古墳の壁画が一部公開されるというので,
胸を躍らせていたおいらですが,ついに12日に公開の運びに。
公開されるのは「白虎」です。
ああ,いても立ってもいられない。
見たい。
キトラ古墳というのは,有名な高松塚古墳のすぐそばにあり,
極めて小さな古墳で,築造年代もほぼ一緒,
装飾古墳(内部に壁画がある)であることも共通していて,
おいらのような古代マニアの想像力をぐっとかき立ててくれる
夢のような古墳です。
青龍,白虎,玄武,朱雀,
星宿図とともに,東西南北に配置されたこれらの絵は
高松塚,キトラともに共通で,そこに関係性を見ずにいられない。
古墳好きなら,誰も考えていることですが。
何はともあれ,ダムやら古墳やらピラミッドやら,
人間が作った巨大建造物が大好きなおいらですが,
どういうわけか,眺めていると落ち着くんですよね。
心がホカホカになる。なんでだろう。
人間が小さいので,大きな物を見ると感動するんでしょうかね。
今まで見た古墳の中で,ダントツで好きなのは,
大阪のニサンザイ古墳です。
どうですか,この雄大さ,神々しさ。
写真だと伝わらないですねえ。
古墳の中でも前方後円墳が圧倒的に好きなんですが,
ニサンザイは奈良の箸墓と並んで好きな前方後円墳です。
この古墳は市街地に突然あるんですが,
排気ガスの渦巻く大通りからちょいと横に入って,
その雄々しい姿が見えた時は体がふるえたものです。
圧巻! 声になりませんでした。
当然ながら歩いて1周。20分ぐらいかかりました。
歩きながら大きな感動を味わっていました。
あれほど気分が充実した体験はないですよ,まったく。
生きてて良かった。
実はおいらの故郷にも古墳群があります。
その中のひとつがこれ。
ある小古墳の玄室内です。
7世紀前半のものですから,1500年以上前です。
見事な石積作りは,まさか当時のもの?
と思ったら,どうやら近年再現されたもののようです。
それでも,中に入ってみたくなるのが人情。
そろりと入ってしゃがみ込むと,う〜ん,幸せ。
バラ色の人生なんて,この程度で十分ですわ,オッホッホ。
キトラはいつか行くとして,
九州の西都原古墳群や岡山の古墳にも行ってみたいものです。
『暗黒神話』にも出てきた竹原古墳はマスト!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:06
2006年05月02日
ヨコハマのメリーさん
今日はマクドナルド&ジャイルズの
『マクドナルド&ジャイルズ』をBGMに書いています。
牧歌的でフォーキーな感じがとても好きなアルバムです。
先週末で6月号を校了。
業界用語でいうところの「連休進行」を見事乗り切り,
さあ明日から休むぞという体勢ですが,
そうは簡単に問屋が卸さないようで,
昨日今日と次号の仕込みやら会議やら
打ち合わせやらで忙殺されております。
6月号は,レッチリのジョン・フルシアンテを表紙巻頭で特集。
新作『ステイディアム・アーケイディアム』に関する
超ロング・インタビューと奏法分析でお届けします。
なんと2枚組の新作は,従来のファンクロック路線も素敵ですが,
ビーチボーイズのようなコーラスワークや
ブライアン・メイのギター・オーケストレーション的な
ハーモニーがあちこちにちりばめられたポップな作品です。
曲のバラエティがとにかく豊富!
個人的にはこういうアルバムを待ってましたよ。
いや,傑作です。
他には,半年に一度の付録CDもあります。
お馴染み末原名人による
「レッド・ツェッペリン・サウンド再現」を始め,
恒例のギター・コンテスト,本田毅によるディレイの使い方指南,
すぐに使えるスケールのデータベースなど,
思わずギターが弾きたくなる実用企画満載の内容です。
さらにさらに,小沼ようすけの特集も。
新作『3,2&1』に関するインタビューと奏法分析をお届けします。
そして小沼ファン,ソロ・ギター・ファンに朗報!
過去に本誌に連載されていたセミナー
「nu jazzアレンジで弾くソロ・ギター」の書籍化が決定しました。
これは,本誌連載時にも多大な反響をいただいたもので,
小沼独自の“nu jazz“スタイルでアレンジした
スタンダード曲の数々が楽しめます。
書籍化にあたっては,
「小沼ようすけ“nu jazz”スタイル・ソロ・ギター」と改題。
さらに,彼の生い立ちをつづったバイオグラフィー,
書きおろしセミナー,
押尾コータローとの対談(再録)などなどを追加しました。
日本ジャズ界の貴公子,小沼ようすけの魅力を
たっぷりと味わえる決定版です。5/25発売!
と,ここで本人ブログをのぞいてみると,
涙のにじむような努力の跡が!
編集部,Fとの入稿バトルに付き合ってくれてありがとう!
ふ〜,宣伝はこれくらいにしましょう。
明日からの連休,みなさんはどうしますか。
いろいろご予定があるかと思います。
おいらはとりあえず映画でも見ようかと思っております。
ちょっと気になる映画があるんですよ。
『ヨコハマメリー』という映画です。
戦後,横浜は伊勢佐木町界隈に立ち続けた
娼婦のメリーさんの生涯を描いたもので,相当な力作のようです。
ちょっと前に友人のカメラマンのUさん(横浜出身)から
聞いて見たいと思っていました。
というのも,おいらは学生時代,横浜に住んでいたのですが,
ある時,メリーさんを見かけたことがあるのです。
都市伝説のようなものでしょうか。
そういう人がいるという話は,
なんとなく誰かから聞いて知っていました。
あるとき,日ノ出町と関内の間,
福富町のあたりをぶらぶらしていたら,
少女人形のような服を着てとぼとぼと歩いている女性に遭遇。
直感的に,あ,この人がメリーさんだとピンと来ました。
Uさんも会ったことがあると言ってましたが,
横浜に住む人の記憶にメリーさんは確実に刻まれているようです。
その姿は年齢が年齢ですから,物悲しい感じでしたが,
どこか凛としてプライドが高そうだったことを覚えています。
この人は,どういう半生を送ってきたのだろうと,
すれ違う誰もが思ったに違いありません。
映画を見に行く人は,そういう体験を持つ人が
大半なのではないでしょうか。
映画では多数の関係者の証言をもとに,
メリーさんの生き様を再現しているようです。
それは日本の戦後の姿に他ならないわけで,
横浜という特殊な街の舞台裏を見せてくれるのでしょう。
終わらないうちに見に行かなくちゃ。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:29
2006年04月27日
職業病
今日はブロッサム・ディアリーの
『ブロッサム・ディアリー』をBGMに書いています。
気が付けば前回の書き込みから1週間。
しかし,本当に1週間て早いですね。
この仕事に就いてからというもの,
日々締め切りに追われる毎日で,
もはや締め切りのない人生など想像もできない体になっていますが,
これも一種の職業病ということでしょうか。
無理して締め切りがなかったら?などと考えてみると,
とてつもない不安に襲われるというわけで,
どっちにしても締め切りに支配される人生をおいらは
これからも送るのでしょうか。
あたら人生をすり減らしております。
しかし,いろんなミュージシャンにインタビューしていて,
「締め切りがなかったら,作品なんて作らないよ」という
趣旨の発言をする人はけっこういます。
そのたびに,ふむふむ,同じだなと安堵したりするわけですよ(サンボ風)。
それでも,締め切りのサイクルから抜け出せないのは,なぜでしょうか。
仕事だからと言ってしまえば身もフタもないですが,
一番の理由は,達成感でしょう。
月刊誌では,毎月毎月その達成感がある。
これは,締め切りの苦しみを遥かに上回るのです。
おいらも長いことこの仕事をしてますが,
これまでに編集してきたすべての本を校了し終えた時の
達成感はすべて覚えています。
それらはひとつひとつまったく異なるもので,
例えば表紙を見るだけで,企画の立ち上げから完成までの
ドキュメントを走馬燈のように思い出すことができます。
最近,昨日の記憶もおぼつかないのに,
こういうことだけはきちんとメモリーされているんですよ。
まあこれも間違いなく職業病でしょう。おっほっほ。
締め切りはどんな雑誌にも訪れます。
だから,スローライフ系の雑誌とか一体どんな状況で
編集してるんだろうなと考えておかしくなることがあります。
推して知るべしということでしょうが,みんな大変ですね〜。
大なり小なり,締め切りは誰にでもあります。
間違いなく言えるのは,人生で大事なことは
締め切りが教えてくれるってことでしょう。
さあ,校了に戻るぞ。
次号はレッチリのジョン・フルシアンテを表紙に特別付録CD号。
気合いの入った実用企画満載でお届けします。
ギター・コンテストもやりますよ〜。
たくさんの応募待ってます!
書き終わって,ふと右のカレンダーを見ると,
書き込んだ日付がもう少しで赤字のシンメトリー。
つうかTバック(?)。12日も書いてれば完璧だった。
ああ,親父になるってイヤだ(泣)。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:27
2006年04月20日
地震が……
さっき,ベース・マガジンのHがやってきて,
レミオロメンの新作『HORIZON』のレコ評を書けというので,
ひたすら聴いていると,およよ,突然揺れだしましたね。
最近,地震多いなあ〜。
とっさに,ブックマークしてる「地震余地ブログ」なる
ユニークなブログにアクセス。
すると,今日の書き込みにそれらしいことが書いてあるじゃないですか!
信じていいのかよくないのかさっぱりわからないんですが,つい見てしまう。
おっと,仕事に戻ろっと。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:47
2006年04月14日
ふたたびプレイリストに
今日は,いきものがかりの「SAKURA」,
そして,5月発売の「HANABI」を聴きながら書いています。
王道の青春ラブソングに胸がキュンとします。
嫌いじゃないなあ。
となりのFが,「ちょっとヒスブルっぽいですね」と言ってましたが,
なるほど確かに……。
オリジナル曲もいいんですが,カバーもグーです。
ユーミンの「卒業写真」はわかるとして,
太田裕美の「木綿のハンカチーフ」は意外。
おいらの世代を狙ってるんでしょうか。
これは本人たちの趣味かな,それとも?
それはそうと,PLAYLIST MAGAZINEに二回目の原稿を書きました。
お暇でしたら,見てみて下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:07
2006年04月13日
写研の明朝体に恋
今日はジェイミー・カラムの
『キャッチング・テイルズ』をBGMに書いています。
この人,本当にいい曲を書きます。
ギター弾きならもっといいんですがね。
それはそうと,5月号が発売されました!
サンボマスターの山口隆が堂々表紙に登場!
読み応えのあるインタビューをぜひご覧下さい。

さて,表紙に打った「サンボマスター 山口隆」の文字。
デジタル画面を見慣れた今の人には異色に映りませんでしたか?
それとも,誰も気づいていませんかね。
この文字には,写研という老舗メーカーが開発した
原則としてパソコン上では扱えない書体(フォント)を用いています。
DTPが普及した90年代中盤以降,
パソコンの画面に映る貧弱で醜いフォントの数々に
おいらは閉口し,嫌悪し,ついには諦観しました。
特に明朝体のみにくさには吐き気を催すほどで,
死んでも使いたくないと思ったものですが,
業務上,やむをえず,リュウミンなるフォントを使っています。
そんな時いつも思うのは,
「ああ,写研の明朝体が使いたいな〜」でした。
みなさんも,「写植」という言葉をご存じかもしれません。
これは写真植字の略なんですが,
これは,その昔の活字に代わるものとして,
写研が開発した画期的な印字方法です。
最初は,何百万円もする写植機という大がかりな機械を用いて,
職人さんが手打ちするという方法でスタートし,
のちに,電算写植というコンピューターシステムのようなものに移行。
おいらが出版に関わるようになったのは,
手打ちから電算への移行期の80年代末でしたが,
腕のある写植屋さんの手打ち原稿というものは,
それはそれはほれぼれするほど美しく,
ツメ具合とか文字の大きさのバランスとかが完璧。
文字が生きているように見えたものです。
電算写植も,なんというか微妙にアナログな世界だったようで,
打ち上がったものの出来が,人によってずいぶん違いました。
要は「ツメ」です。
「ツメが甘い」という言葉はあらゆる世界で使われますが,
出版の世界でツメが甘いのは本当に目を覆うばかりです。
今はツメソフトなる,あまり優秀とは思えない技術で,
クリック一発で詰めてそれでよしとしていますが,
文字にはそれぞれのバランスというものがあり,
すべてを均等に詰めて美しくなるわけがないのです。
その辺を理解しているデザイナーやオペレーターは,
いちいち一字一句詰めるような
根気のある仕事をしてくれますが,
そういう人はごくまれ。
なげかわしいことです。
言ってもしょうがないですが,ツメのバランスと美しさを
理解できないデザイナーとは仕事はしたくないですね〜。
デジタルフォントでもゴシック系には美しいものがあるんですが,
明朝体のいいものにはついぞお目にかかったことがありません。
ああ,写研の明朝体が使いたいなあ(溜息)。
というわけで,サンボ表紙の今回,使ってやるぞと心に決めました。
なぜかって? サンボだからですよ。
なんとなく,似合いそうじゃないですか。
ごく少数ですが,まだ写植のシステムを使っているところはあります。
そういうところに印字してもらってスキャンしてデータ化。
イラストレータ上で配置!
そう考えたのですが,なんと写研書体をEPSファイルで供給するという
夢のような仕事をしている写研フォントメール便なるサイトを見つけました。
いったいどういうシステムなのか知りませんが,
とにかくパソコンで写研書体が扱えるというのです。
ウゲゲ,フォントに? いや,ホントに?
早速トライ。おいらの最も好きなBM-A-OKLという書体と
EM-A-OKLという書体で,「サンボマスター 山口隆」の字を依頼。
横書きと縦書き,大きさもいくつか変えました。
そして,翌朝,メールを開くと,来た来た。
おいらの大好きな写研の明朝体が。
うお〜,Get The Glory! 栄光をつかめ!
嬉しかった〜(しみじみ)。
間髪入れずに,いつものデザイナー Mさんにメール添付。
「ゲットしましたよ,Mさん,これで素敵なデザインを」と書いて送付。
おいらと同じく写研の明朝体に恋をしているMさんは,
水を得た魚のように,抜群のツメテクニックを発揮し,
これ以上はないというほどの美しさで一字一字のツメ具合を調整。
見事な縦文字に仕上げてくれました。
う〜ん,やっぱりBM-A-OKL(石井太明朝体)はいい!
世の中にこれほど美しい書体があるでしょうか。
いつまで眺めていても飽きません。
ここ10年,世の中の出版物は総じて読みづらくなったと
おいらは感じているのですが,
その犯人は,デジタルフォントの明朝体
であるような気がして仕方がありません。
写研よろしく!!!!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 20:30
2006年04月07日
人はみな平等と思うとき その2
今日はデイヴ・ギルモアの22年ぶりのソロ・アルバム
『オン・アン・アイランド』をBGMに書いています。
中学生の時に聴いた『原子心母』にノックアウトされ,
それ以来,むさぼるように
ピンク・フロイドの作品を聴き継いできました。
『雲の影』『おせっかい』『狂気』『炎』そして『ザ・ウォール』,
どれもこれも素晴らしく,ギルモアのギターは光っていました。
『ザ・ウォール』で確立された
あのひきつれるようなストラトのトーンは
それ以来いささかも揺らぐことなく,
孤高の響きを放ち続けています。
このソロ・アルバムでも,その魅力がたっぷり味わえますよ。
我を忘れて一枚聴き通したのは,久々です。
ちなみに,ギルモアの最新インタビューを6月号(次号ではない)
でお届けしますので,ぜひお楽しみに。
さて,今朝,立ち寄ったいつもの駅のトイレ。
相変わらず大のほうには行列ができていましたが,
今日はいつもと少々違う様子。
モップを持った掃除のおじさんが列の先頭に並んでいたのです。
そのうしろに,切ない顔をした若い男子二人。
めったにない取り合わせです。
この光景が目に入った途端,
おいらの頭はものすごい早さで回転し,状況を把握しました。
当然ながら,男子二人は一秒でも早くトイレに入りたい。
対しておじさんは,手早く掃除をすませたい……のだと。
これは困ったことになったぞ。
いや,別においらが困るわけじゃないんですが,
おじさんと男子二人は異なる立場で困っていたはずです。
それが証拠に,おじさんと二人はちらちらと互いを伺って,
なんとなく牽制し合っている様子。
しかし,ココが不思議なところですが,
どちらも一言も言葉を発しないんですよ。
これが欧米人なら,互いに互いの立場をのべ,
いかに自分のほうが正当性が高いか主張して
自分の利益になる行動をとりそうなものですが,そうはならない。
じっと押し黙ったまま,ときどきチラと目をやるばかり。
本当に日本人の男というのは不思議ですね。
もちろんおいらも日本人の男ですから,
どうしてそうなるかの心理的メカニズムは
手に取るようにわかりますが。
うわ〜,この先どうなるんだろう。
どちらかがひとこと言えば,事態は一変するのに。
例えば,おじさんなら
「悪いけど,先に掃除をしたいのでよそへ行きなさい。
これが私の仕事だからね」
男子二人なら「そんな冷たいこと言わないで,先にさせてくださいよ」と。
トイレを出る時も状況は変わっていませんでした。
先にトイレに入れたのはどちらだったんでしょう。
さすがのおいらもそれを最後まで見届けるほどヒマではないので,
返す返すも残念ながらトイレをあとにしました。
でもなあとふと思います。
おじさんも単にトイレに入りたかっただけかも。
桜ももうおしまいですね。
その1はこちら。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 15:04
2006年04月06日
九段の森の満開の下
今日はホワイト・ストライプスの『エレファント』をBGMに書いています。
エアライン(ナショナル製)のギターをメインに
最高にイカシたロックンロールをプレイするジャック・ホワイトは,
ジェフ・ベックも絶賛する大物です。
……という特集が5月号にありますので,ぜひご覧下さい!
先日,いつもお世話になっている某ギター・メーカーの
Kさんを訪ねたのですが,
開口一番,「変酋長,市ヶ谷の桜はどうなの?」ときました。
およよ,なんのことやらとへどもどしていると,
「コーヒーの買い方は?」とか
「サンボマスターのライブ行ったの?」などと追撃してきます。
よよよ,ブログのことですか!!!
どうやらKさんはこのブログを熱心に読んでいるらしいのです。
こんな身近にありがたい読者が……と,
途端にうれし恥ずかし朝帰りな気持ちになりました。
あのあとすぐにアップしようと思ったのですが,
校了真っ直中で手が着かずにすいませ〜ん。
一応満開時の写真は撮っておきました。
今年はなんだか開花の期間が長いようですね。
昨日も大雨だったのに,まだ原型をとどめております。
信濃町あたりの並木も立派に咲いていましたよ。
2006年03月28日
途中経過
桜の森の満開の途上,思わずパチリ。
う〜ん,写真がイマイチですが,載せてみました。
明日あたりはいよいよですかね。
雨が降らないことを祈ります。
桜といえば,吉田秋生の『櫻の園』が思い出されます。
漫画もいいですが,中原俊監督の映画も素晴らしいです。
『博士の愛した数式』にも素敵な桜が出てきましたね。
ところで,先頃,発売した別冊の『ビンテージ・ギター・カフェ』に
各所から絶賛の声が届いています。
まだご覧になっていない方は,ぜひともお手にとってみて下さい。
デジマートで連動企画も展開中!
2006年03月27日
次号表紙にあの男が登場!
今日はデイヴ・メイスンの
『イッツ・ライク・ユー・ネヴァー・レフト』をBGMに書いています。
73年作のこのアルバムは,
この時代特有のブリティッシュ・ロックの匂いがありますね。
フェイセズ,ロッド・スチュワート,
バッドフィンガーにも通じるポップさ,
アコースティックとアンプリファイドのほどよいブレンド。
ジョージ・ハリスンがスライドで参加しているのもポイントです。
あのディミニッシュな泣きのスライドが聴けますよ。
さて,ようやく次号の入稿も終わり,桜もほころびました。
そろそろ次号の内容をお伝えしましょう。
まずは,あの男,サンボマスターの山口隆を
初の表紙・巻頭で大フィーチャー。
撮影に大阪まで追いかけ,殺人的スケジュールの合間を縫って,
東京のスタジオで追加撮影+インタビュー。
機材写真もばっちり押さえましたよ。
インタビューはなんと4時間にも及びました。
担当のFがひいこら言いながらテープを起こしてました。
山口さんは,昔から熱心なギター・マガジン読者だったとのことで,
印象に残ったバックナンバーの表紙アーティストを
片っ端からあげながら,あの企画はこうでこうでこう面白かったと,
マシンガンのように語ってくれました。
本誌読者から本誌表紙アーティストが登場するなんて,
こんな嬉しいことはありません。
編集者冥利に尽きる瞬間です。
サンボマスターの新作『僕と君の全てをロックンロールと呼べ』は
おそるべき傑作です。
ニール・ヤングのごとき山口のギターの咆哮。
これを聴いておいらは体が震えた。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:35
2006年03月24日
弥生の空は
相変わらずのはっきりしない天気は春の訪れのせいでして,
大村憲司畢生の名盤『春がいっぱい』をBGMに,
締めきりまっただなかを押して書いてみます。
編集部のある市ヶ谷近辺は,なかなかどうして桜の名所です。
外堀の土手や東郷公園など,毎年それはそれは見事な
ソメイヨシノが咲き乱れ,春爛漫の夢見心地を味わわせてくれます。
大通りにも桜の木が立ち並び,最盛期には圧巻の様相を呈すのですが,
今はまだつぼみのまま。
しかし,この通りは,両サイドに大小のビルがデンと構えているため,
場所によって日陰と日向の案配が著しく異なるのです。
自然,日当たりの良いところは真っ先に開花。
時分どきをすぎてようやく光の差すところなどは,
まわりが咲き乱れるのをよそに,
いつまでも暗くひっそりとつぼみを固くしているのです。
開花の時間差。
これがはっきりとわかるのがこの辺の桜の特徴です。
というわけで,比較的日当たりのいい我が編集部のビル近辺では,
昨日にはもうチラホラと花びらが開いていました。
近辺のスーパーやコンビニもさっそく花見モードに。
紙コップやらツマミやらお座りシートなどを
店頭に並べて,臨戦態勢を整えています。
やっとほころんだ,と思ってからが長いもの。
今日も同じ場所で写真を撮りましたが,
あんまり変わってませんね。
でも,週末にいきなり満開になってしまうかも。
どうせ雨が降るでしょうから,やがて散りゆくでしょう。
何がイヤかって,せっかく咲いた桜が雨で散ることほど
イヤなことはありません。
諸行無常とはいえ,どうしようもない理不尽を感じます。
桜が思いどおりにならないのは人生と同じかもしれませんね。
桜の満開を見た回数がその人の年齢です。
おいらは何回見たんだろう。
そしてあと何回見ることができるんだろう。
こんなことガキの頃は考えたこともなかったな。
いつまでもいい桜を見続けたいものです。
2006年03月15日
選挙区、いや選曲
今日はZAZEN BOYSの『ZAZEN BOYS III』をBGMに書いています。
う〜、変態ギターが耳に心地よいです。
ベース・マガジンのブログで I に書かれてしまいましたが、
実は、わたくし、PLAYLIST MAGAZINEというサイトに依頼され、
原稿を書かせてもらいました。
このサイトは、各界のさまざまな人たちに
独自の視点で選んだ曲リストを公開してもらうというもので、
こんなおいらでも1億総DJ気分の味わえる実にイカシたサイトです。
選曲テーマは何にしようかずいぶん悩みました。
一応おいらはギター・マガジンの変酋長なので、
依頼する方も当然それを視野に入れているだろう。
となると、そこからあまりにも外れたテーマにするわけにもいかない。
自分の趣味をグッと押し出して、
例えば、岡崎友紀ベストとか桜田淳子ベストとか,
そういうのでハッピーにやるのも楽しいけど,
見る人はヒクだろうなと考えるとそうもいきません。
どうにでもやりようがあるだけに,返って踏み出せないという
なかなか難しいことになってしまい,
締め切りはどんどん迫ってきました。
何度か試行錯誤を繰り返すうちにたどりついたのがビートルズでした。
それもカバー・ソング。
ビートルズのカバーはそれこそ星の数ほどありますが,
いいなと思うものにはなかなか巡り会えません。
特にソウル系やジャズ系のカバーはたくさんあるんですが,
個人的にはどれもこれもピンとこないのです。
そんなわけで,ロックとポップスから選ぶことにしました。
こう見えてもおいらはガキの頃から
テーマ別のカセットテープ編集には命を賭けた男です。
別においらだけじゃないですよ。
おいらの世代は大抵そうなんです(断言)。
自慢じゃないですが(自慢ですが),
納得のいくテープを編集するために徹夜をしたことは
一度や二度じゃありません。
本当の話ですが,おいらの友人にこの手の奴はくさるほどいます。
徹夜が全然苦にならないんですよ,不思議なことに。
あんなに楽しいことはないです(断言)。
ザッと粗選曲して,曲順や収録時間をにらみながら,録音していきます。
アナログレコードの頃は,針を落とした“ブッ”という音が入らぬよう,
慎重にタイミングを見計らってポーズボタンを解除します。
テープは60分か90分を使います。
46分とか120分はありえません。
テープ片面のリーダーテープぎりぎりのところで終えるのには
熟練のテクニックと経験が必要です。
これを目検討でやる。そこが職人の心意気ってもんです。
片面の曲が終わって,すかさずテープが停止した時の,
この爽快感は筆舌に尽くしがたいですね。
「快感!」(薬師丸ひろ子風)って感じ。
時代は変わり,LPがCDになり,編集のしやすは格段に向上。
もう,天と地ほどの差がありました。
おまけに同一CD内ならプログラムできるし,うれし〜。
そんなこんなで作ったテープは数知れず。
え,なんのために作るのかって?
決まってるじゃありませんか。いとしのあの子にあげるためですよ。
あげる相手によっておのずと内容は変わります。
あの子にもこの子にもあげたなあ〜。
内容は秘密です,ホホホホホ。
それが今ではiTUNES内でいかようにもどのようにでも編集できるし,
媒体はCDだし,なんだかつまらない時代になりましたね。
LPからテープに編集する技術なら誰にも負けませんがねえ。
ま,そんなことはどうでもいいとして,
おいらのプレイリストが載った
PLAYLIST MAGAZINE,ぜひのぞいてみてください。
ティファニー必聴!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:34
2006年03月14日
大阪にサンボを見た!
最新号が出る前にビートルズの話を終わらせようと思ったのですが,
案の定,先を越されてしまいました。
ビートルズ表紙のギター・マガジン最新号は
すでに書店に並んでいますので,ぜひチェックして下さい。
久々のビートルズ大特集に,アジカン特集,
バンプ,東京事変,フランツ・フェルディナンドの機材などなど,
今月も満タンでお届けします。
オカオカのNAMMショー・レポートもありますよ!
さて,アークティック・モンキーズの1stアルバムをBGMに,
新ネタを書いてみましょう。
先週,大阪のベイサイド・ジェニーというライブハウスに行ってきました。
サンボマスターを取材するためです。
この日はイベント形式のライブで,
他に銀杏BOYZ,ラフィンノーズ,
フラワーカンパニーズ,トモフスキーも出ていました。
ずいぶん懐かしい名前もあるなあと思いながら一路大阪へ。
ラフィンが出るの? じゃ,チャーミーに会える?
などとちょっとした期待もありました。
ベイサイドジェニーは閉店することになったそうで,
この日はその記念イベントでした。
過去に,ここに出演してきたゆかりの
深い人ばかりを集めてのライブとなった模様です。
会場は若者で満杯。うわ〜,スゲエ人。
サンボの出番は一番目です。
カメラマンのHさんに舞台のかぶりつきに待機してもらい,
取材班は関係者スペースへ。
このスペースは二階にあり,ステージを斜めに見下ろすことができます。
サンボ登場。ものすごい声援。熱狂。
山口隆があおるあおる。
黄色いレス・ポール・スペシャルを手に……。
会場は大合唱。山口の歌に合わせて唇を動かしています。
最初からこんなに盛り上がっちゃっていいの!?
歌にギターに力がある。恐るべきバンドです。
聴いていて体が震えました。
サンボマスター山口隆,次号に堂々登場!
ぜひお楽しみに。
すべて終了したのは23時頃。
楽屋付近をうろうろしていたら,
チャーミーが出てきて「お疲れ様」と言ってくれました。
うぉ〜,GET THE GLORY!!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:24
2006年02月27日
All You Need Is The Beatles!その3
ビートルズの話をするつもりが,
案の定それてしまいましたね。
じきに軌道を戻しますので,
しばらくおいらの幼少期ネタにおつきあい下さい。
おいらが洋楽を聴き始めたのは3〜4歳の頃です。
聴いていたのはビートルズばかりではありませんでした。
テレビで『ビート・ポップス』を見ていた(見させられていた?)せいで,
60年代のありとあらゆるロックやポップスを耳にしていたはずです。
そのひとつがビー・ジーズの「マサチューセッツ」(67年)。
ストリングスで始まるイントロを聴いただけで
背筋がゾクゾクしますが,本当にいい曲だと思います。
B面の「ホリデイ」は,
のちにクロディーヌ・ロンジェもカバーした名品。
AB面甲乙つけがたいカップリングでした。
こんなのもありましたね。
グーシーズの「ミニ・ミニ・ロック」(67年)です。
どうやらドイツのバンドらしいのですが,
詳細はまったくわからず,
叔母が持っていたドーナツ盤以外一度も聴いたことがありません。
♪ミニ・ミニ・ロック,ミニ・ミニ・ロックロック!と
英語で繰り返すだけの,ディスコ・ソングですが,
これがとびきり軽快でパンチがあり,大好きでした。
今聴いてもおそらくOKでしょう。
どこぞのDJにぜひ発掘していただきたいです。
60年代中盤の世界的なミニ・スカート・ブームを
背景に生まれた曲だと解説に書いてあります。
(当時はシングルにも解説があった)
ここで紹介しているレコードは
すべてのちに叔母からもらった(奪った)ものですが,
手元にあるのに当時まったく聴いた覚えのないものもあります。
それがこれ。
うえ〜,ホリーズのコンパクト盤。
曲はもちろん知ってますけど,
こんなコンパクト盤聴いた覚え全然ナシ。
なんか,ビートルズの「ミッシェル」が入ってる
コンパクト盤に感じが似てますね。
なぬ? コンパクト盤を知らない?
知らない人はお父さんに聞きなさいと言いたいところですが,
教えることにしましょう。
コンパクト盤はシングルでもアルバムでもない
4曲入りのレコードで,
大きさはシングルと同じですが,33 1/3回転です。
なぬ? 回転とは何かって?
お父さんに聞いて下さい……。
例えば,ビートルズなら
「ミッシェル」「ひとりぼっちのあいつ」「消えた恋」「ガール」の
コンパクト盤なんかが有名です。
実は,次号のビートルズ特集で対談をお願いした
斎藤誠さんがこのコンパクト盤について触れていますので,
ぜひ読んでみて下さい。
ちなみにコンパクト盤の値段はこのころは500円でした。
シングルが370円だったので,かなりお得です。
しかし,当時の大卒初任給は2万〜2万5千円ぐらいだった由。
500円は決して安くはなかったでしょう。
こうなりゃ調子に乗ってもう少し行きましょう。
おいらはもちろん邦楽も好きでした。例えばこれ。
内藤洋子の「白馬のルンナ」(67年)です。
思い出すだけで目頭が熱くなります。
女優の喜多島舞のお母さんですが,
喜多島舞自体もうあまりテレビで見かけないので,
何が何だかわからないかもしれませんね。
次はこれ。山本リンダの「こまっちゃうナ」(66年)。
若い人はもう物真似すら知らないかもしれませんが,
80年代くらいに幅広く知られた「リンダ,コマッチャウ!」という
物真似の元ネタがこれです。
山本リンダといえば,「どうにもとまらない」とか「狙い打ち」
と相場は決まってますが,
デビュー当時はこんな感じのブリッコなお姉さんでした。
この人,今で言えば倖田來未なんですよ。好きだったな。
(続く)
2006年02月23日
All You Need Is The Beatles!その2
叔母の部屋で,まるでビクター犬のように
ビートルズに耳を傾けていたおいら。
その姿はさぞかし可愛らしかったと思われますが,
今となっては証明できるものはありません。
その頃,テレビで『ビート・ポップス』という
音楽番組をやっていたんですが,ご存じの方いませんか。
今で言えば,『HEY ! HEY! HEY!』のようなもんですかね。
要は歌番組なんですが,すごくイカシた感じというか,
洋楽チックでダンスなんかも取り入れたバラエティ……
だったと記憶しています。
司会は大橋巨泉で星加ルミ子なんかも出ていた気がする。
ミュージシャンやら観客やらがダンスホールのようなスタジオに集合して,
ゴーゴーやモンキーダンスを踊るんですよ。
おそらくはイギリスの『レディ・ステディ・ゴー』あたりの
パクリだったと思うんですけどね。
余談ですが,RCサクセションが『ビート・ポップス』
というアルバムを作った時,
おいらはすぐにこの番組のことが思い浮かびました。
きっとキヨシローも見てたんじゃないかと。
その番組のテーマ曲は「ひとりぼっちの子猫チャン」というんですが,
おいらも長いこと生きてきて,ほかではほとんど聴いたことがないので,
一般的にはあまり知られていないのかもしれません。
いや,しかしとびきりいい曲なんですよ。
弾むリズムにココロウキウキのダンスミュージックでした。
ただしソウル系ではなく,イージーリスニング系で,
のちのポール・モーリアにもつながるような感じです。
この曲は,胸の奥に刷り込まれていて,
いつでもどこでも頭から最後までハミングできます。
うちの叔母は,この曲のドーナツ盤を持っていました。
これです。
↑こんな感じで,みんなで踊っている。
のちに叔母からもらったものですが,
こういうものを未だに大事にしている自分の性格が
ときどきとてつもなくイヤになりますね。
だれか捨てる技術を教えて下さい。
クレジット見ると,67年。
これを聴きながら無邪気に踊っていたであろう
3〜4歳のおいらが目に浮かんできます。
(続く)
2006年02月22日
All You Need Is The Beatles!その1
近頃の若者はどうやらビートルズを聴かないらしい,
とのウワサを耳にしたので,こいつはケシカラン!というわけで,
次号ではビートルズの特集をやることにしました。
え,先月ポール特集をやったじゃないかって?
いいじゃないですか,ビートルズなんだから。
聴かれない,といっても同年代の他のアーティストに比べれば
圧倒的に聴かれているでしょうし,
15年かそこらも生きていれば,
ビートルズの曲は自然に耳に入っているはず。
聴き覚えのある曲はたくさんあるでしょう。
だから,ここでは「昔ほどは聴かれていないと思われる」
ぐらいの意味で理解して下さい。
かくいうおいらは,幼少の頃から親しんでおり,
ビートルズなしでは人生そのものがなかったと言ってもいいくらい……。
水やらガスやら電気やらと変わることのない生活上のインフラです。
ビートルズを聴いていなければ,
ギターを弾くこともなかったでしょうし,
こんな職業を選んでいないことも確実です。
幼少の頃から聴いていた……などと書くと,
ウソと思われるかもしれませんが,
おいらの記憶では聴き始めたのは3歳頃で,
66〜67年だったのではないかと思います。
というのは,おいらの叔母と申しますのが,
当時多感なティーンエイジャー。
熱狂的なビートルズ・ファンであり,
その後は,グループ・サウンズへとのめり込んでいくという,
お定まりのミーハー女子高生だったのです。
この叔母が四六時中おいらに,
ビートルズやらタイガースやらを聴かせました。
……う,おいらの身の上話なんか聞きたくないですよね。
でもまあ,No Beatles No Lifeというわけで,
この叔母がいなかったら,
おいらはこのブログを書いていなかったと思われるので,
まあ辛抱して読んでやってください。
3歳のおいらは,ひなたの匂いのする叔母の部屋で
レコードを聴くのが好きでした。
「恋を抱きしめよう」や「イン・マイ・ライフ」に耳を傾け,
何度も何度も,もう一度かけてとせがんだそうです。
(続く)
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:11
2006年02月18日
カフェにお立ち寄り下さい
立春をすぎてようやく暖かい日もちらほら。
空気も湿って三寒四温。春の訪れは間近です。
春になると心ウキウキ!というわけで,
ジャネット・クラインの小粋なスウィング・アルバム『OH!』を
BGMにこれを書いています。
2月は28日しかないので,通常より締め切りが早く,
あっという間に入稿は佳境に入ってます。
そんな中,編集部TKが並行して進めていたムック
『ビンテージ・ギター・カフェ』がいよいよ登場します。
本誌の人気連載をまとめた超強力版です。
この企画はいわゆるビンテージもののギターを
毎月1本選んで,美麗なカラーグラフで紹介,
さらにプロ・ミュージシャンに試奏してもらい,
そのコメントを加えるというもので,
97年に開始。気づけば,9年も続いていました。
それなら,いっちょうまとめてやろうじゃないかということで,
このたびの出版となったわけです。
ムック化にあたって,50年代のストラトやレス・ポールなど
特別に新規試奏8本を追加。
試奏者は,あの鈴木茂さんと PATAさんです。
これだけの数が出そろうと,いやはやなんとも見応えがあります。
校正を読んでいて,思わず「これ,めちゃくちゃ面白いじゃん」と
叫んでしまいました。いやいや自画自賛じゃないですよ。
やはりこれだけの年代物のギターを並べると,
それぞれの相関関係や時代背景がつらなって,
壮大な物語を形成しているのです。
ギター好きにはぜひとも読んで頂きたいですね。
3月10日発売です! お楽しみに!
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 12:18
2006年02月10日
ソロ・ギター・ファンの皆様へ!

ソロ・ギター・ファンの皆様にはたまらない
CD付きムックをアコギ・マガジン編集部が鋭意制作中です。
題して『ソロ・ギターの饗宴』!
この本のどこがスゴイかといいますと,
日本を代表するアコギの名手,吉川忠英,古川昌義,吉田次郎の3人が
スタンダード曲6曲を思い思いにアレンジしているところです。
その6曲をあげてみましょう。
「チェンジ・ザ・ワールド」
「禁じられた遊び(愛のロマンス)」
「哀愁のヨーロッパ」
「ダンス・ウィズ・ミー」
「少年時代」
「第三の男」
ソロ・ギター弾くにはバッチリの選曲。
どうです,思わず指がウズウズしてきませんか?
模範演奏(もちろん本人演奏)はすべて付録CDに収録。
完全マッチングスコアでお届けします
3月10日発売! ぜひチェックして下さい。
オフィシャルサイトからはサンプル音源も聴けるので,
さっそく,おいらも弾いてみます。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 10:56
2006年02月08日
となりの武道館2
今日はとなりの武道館でGLAYのライブを見てきました。
約1年ぶりのライブということで,相当気合いが入ってました。
観客の盛り上がりもすごかった。
この模様は4月号でレポートします。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 22:57
2006年02月03日
それでも地球は回る
今日もいつものようにとなりのデリにコーヒーを買いに行きました。
備え付けのカウンターから,空のカップをひょいと取り上げ,
「いつものよ〜に,まく〜があ〜きい〜」と鼻歌まじりに,
サーバーから「有機ブラジル」を注ぎ込んで,
再びデスクに戻ってふたをしようとしていると,
あるお客さんが,すぐ後ろのレジの人に話しかけていました。
「このコーヒーはお金を払ってから入れるんですか?」と。
レジの人が答えて曰く,
「どちらでもいいんですよ。
先にお金をいただければ,赤テープを貼りますし」。
それを聞いたお客さんは,「じゃあ」とカップを持ってきて,
その場でお金を払っていました。
このブログの常連読者なら,この時おいらが何を考えたかわかりますね。
そうです,「この手があったのか」と考えていたのです。
初めに金を払っておけば,店内でミルクを入れようが入れまいが,
罪悪感など感じなくてもすむではないか。そう考えたのです。
まさしくこれはコペルニクス的転回。
いや,それでも地球は回る。
こうなると,そのお客さんがその後どのような行動をとるのか
見届けずにはいられません。
レジで金を払いながら,さりげなく注視しておりました。
するとどうしたと思います?
おいらの読みどおり,そのお客さんはコーヒーをカップに注ぐと,
ひとつなぎの動作でカウンターのミルクを取り上げ,
紙のふたを開けてカップに注いだのです。
ものの数秒。一連の行動に一切の迷いはありませんでした。
この時のおいらの達成感は言葉にできません。
なるほどなあ,この手があったんだなあと,笑顔で店をあとにしました。
次から真似してみようかな,でもなんとなく抵抗あるなあ。
ブツブツ……。
編集部に戻り,さあ飲むぞとミルクを入れようとしたら,
見事にミルクをもらうのを忘れていました。
飲み慣れないブラック・コーヒーの苦い味は,
集中力が好奇心に負けた罰ですか?
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:53
2006年02月01日
そろそろ次号の内容を
3月号も校了間近ですので,そろそろおもな内容をお伝えします。
表紙・巻頭特集はポール・マッカートニー。
最新インタビューを含む20ページの大特集です。
ビートルズで一番ギターがうまいのはポールとまで言われた
そのギターの魅力について徹底的に掘り下げます。
名曲「ミッシェル」と「ブラックバード」の完全マスター・スコアも収録。
「ミッシェル」はカポ5で弾くと,本物そっくりになるって知ってました?
アーティスト特集は他に,悲劇のストーンズ,ブライアン・ジョーンズ。
インスト企画は,誰もが抱えるネックの悩みを解消するテクニックを紹介,
特集は,ジャンヌダルクのyou,デパペペ,西山毅など
プロ・ギタリストのウォーミングアップ・フレーズを伝授してもらう企画。
さらに,安東滋の“帰ってきた“常套句シリーズとして
「オブリガート」を特集。
ふ〜。
インタビューは,SEX MACHINEGUNS,東京事変,
ZAZEN BOYS,トレイ・アナスタシオ,SUGIZO,ヌーノ,
KOJI(元ラクリマクリスティー),バックチェリーなどなどが登場します。
お楽しみに〜。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:25
2006年01月25日
人はみな平等と思うとき
道ばたにはドラマが落ちている……。
実はこのブログの隠れテーマはこれなんですが,
あまり気づいた人はいなかったと思います。
今日も目にしたなんでもない光景について書いてみましょう。
駅のトイレ。
誰でも利用しますよね。
男子の場合,もっぱら小用のほうを利用するわけですが,
窮余の際には,大きいほうも使います。
日本男子たるもの,外で大用を足すなどできれば避けたいのですが,
相手が生理現象だけにどうにもなりません。
むかしむかし,小学生の頃,
学校のトイレで大用を足したがためにいじめられた
あの悪夢の記憶がトラウマになって襲ってきても,
そんなことかまっていられません。
余談ですが,今の小学生間でも,学校で大用を足すことは
禁忌事項となっているケースが多いらしく,
なんとばかげたことかと,大人になった今では思います。
健康が第一だろう!と。
このブログを読んでいる小学生諸君(いないか),
どんどんやりなさい!
さて,駅のトイレというものは,概して混んでいます。
それが大きな駅であればあるほど。
利用者が多いから当たり前ですが,
大きな駅ほど設備が新しくきれいな場合が多いため,
一つ手前の駅の汚いトイレを使うよりは,
ちょっと我慢してきれいなほうを使いたいと思うのは人情でしょう。
とにかく大きな駅のトイレは混んでいるのです。
今日の朝,郊外の某特急停車駅。
小用のためにトイレに寄ったおいらは,
そこで興味深い行列を見ました。
大用の扉の前に長い行列ができている……。
これは滅多にない光景なので,
ちょっとびっくりしました。
うわ,と驚きましたが,
その横をするすると抜けて小用へ。
終わって出ようとする時です。
大用に並んでいる人の顔が目に入りました。
(入るときは後ろ姿しか見えない)。
やや下向きで,誰とも目を合わせないようにした切ない表情……。
この気持ち痛いほどわかります。
みな一様に顔色が悪い。
誰も好き好んで並んでいるわけではありません。
仕方がなかったんだよと,その目は訴えています。
人間はみな平等だと感じる瞬間です。
心の中で,ああ,早くトイレがあいてくれますようにと
祈らずにはいられませんでした。
並んでいる人とは対照的なのが,出てきた人の表情です。
なんか憑きものが落ちたような顔をしています。
出てくる人の態度にはいくつか類型があります。
出てきていきなり多くの人が並んでいることに気づき,
大げさにびっくりする人。
バタンとドアを開け放ち,
矢でも鉄砲でも持ってこいという顔で行ってしまう人。
静かにドアを開けて,申し訳なさそうにいそいそと出ていく人
などなどです。
それぞれがどういう心理なんだろうなと,
おいらは考え込まずにいられないんですが,
それよりも並んでいる人のほうが先決です。
やっとあいたトイレ。
事は急を要します。
さっさと入ってラクになればいいのですが,
長々と人が頑張っていたトイレにすっと入るのは勇気がいるもの。
なぜなら,そこには土産が残されているからです。
匂いのことですね。
時には,流さない人がいて,うわっと目を覆うケースもあるでしょう。
しかし,ゴタクを並べている余裕はありません。
やれ急げ!
終わりました。
もう大丈夫です。しかし……
自分の土産も確実に残されているよな,
後ろに並んでいる人たちは
この土産を受け取ることになるんだなと考えると,
今度はブルーな気持ちになります。
でも,だからって死ぬわけじゃないしな。
悪いなと思いながら,列の横を抜けて外へ。
待つ者と出て行く者。
狭いトイレに天国と地獄が隣り合わせになっています。
生き物にはすべて匂いがある。
こんな当たり前のことを,男たちの切ない表情が教えてくれるのです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 14:30
2006年01月23日
TOOLS NOW!
いよいよ3月号の入稿も佳境で,
編集部内は大変なことになっています。
うへ〜,明日が締め切りだ。
来月は,ポール・マッカートニーの最新インタビューを含む
表紙・巻頭特集を始め,ブライアン・ジョーンズ特集,
ネックのお手入れ特集などなど,盛りだくさんの内容です。
なんで,ポールが表紙なのかって?
そりゃ,ポールはもともとギタリストだからに決まってるじゃないですか。
昨年秋に出た最新アルバムではエピフォン・カジノをメインに
ギターをかなり弾いています。
ポール・ファン並びに,ビートルズ・ファンのみなさま,
ぜひともお楽しみに。
もちろん,ブライアン・ジョーンズ・ファンの皆様も。
さて,こんな締めきりたけなわの今日,
風邪をおして出社してきたFは,
来るなりバタバタとスタジオへ消えていきました。
しばらくして戻ってくると,奇異な質問を発しました。
「誰か綿棒持ってない?」と。
ん,綿棒?
普通持ってないだろ,と思う間もなく,
すかさず,となりのベース・マガジンの若手Oが
すっと音も立てずに綿棒のパックを差し出しました。
円柱状のプラケースに入っているやつです。
このタイミングはお見事。
ベース・マガジン,ギター・マガジン一同,
Fの無理難題にどう対処しようかと一斉にパソコンを叩く手を止めて,
考え込む体勢をとろうとしたのですが,
その隙間すら与えない絶妙なタイミングです。
やるのお,O。
これまでにも,レンチとかドライバーとか,
ルーペとかペンライトとか,
そんなものを持ってないかと聞き回る人はいたのですが,
綿棒はおいらも初めてでした。
ん,耳クソでもほじるんか?
何に使うんだろうと興味を持ったおいらはFに聞きました。
すると,どうやら接点復活材を塗るのに使うようです。
なるほど。
それにしても,なぜOは綿棒を持っていたのでしょうか。
それもひとケースも。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 19:26
2006年01月21日
しんしんしん
今日の東京は朝から雪。
底冷えのする土曜日です。
それでも我が編集部は,大半が出てきて入稿作業に没頭しています。
雪はやまない。
しんしんしんという音は聞こえない,
大都会のコンクリートジャングル(またかよ)。
代わりにレミオロメンの「粉雪」でも聴きましょう。
となりで買った熱い珈琲がうまい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 16:55
2006年01月19日
J-POPのイカシたベース・プレイ
昨日のことですが,おいらがポール・マッカートニーの
インタビュー翻訳原稿の推敲に没頭していたところ,
ふと人の気配がして横を見ると,
ベース・マガジンの期待の若手 I が亡霊のように立っていました。
やや,なんだと思うまもなく,
開口一番 I は,
「実はJ-POPのベースラインの特集をやるんですけど,
お薦めの曲はありませんか」と言うではありませんか。
ほお,これはまた奇特な特集を。
「え,今のJ-POPはよくわからないよ。昔の歌謡曲なら詳しいけど」
と返すと,
「昔でも今でもいいんです」とのこと。
どうも,歌謡曲ならおいらと,
社内では相場が決まっているらしく,
この手の相談をたびたび受けるのですが,
こういう時,内心嬉しく思いながらも,
あまりマニアックなものや萌えなものを連発して,
引かれても困るので,嬉し恥ずかし朝帰りというか,
なんというか加減が難しくて考え込んでしまいます。
しかも,今回はベース。
ギターなら,いくらでもすぐに思いつきますが,
さすがのおいらもベースまではきっちりチェックしてません。
それでも,まあどうにかなるかと記憶をたぐります。
とりあえず,仕方ないなという顔をしながらも,i TUNESをオープン。
そこに常時備蓄してある,歌謡曲,ニューミュージック,
J-POPのリストを繰りながら,
これがいいんじゃないかなと提案していきました。
とりあえず一番にあげたのはジュリー。
まあ,ジュリーならロックとも言えるし,
相手が20代の若者でも,通ずるところはあるかなと思い,
軽いジャブのつもりであげてみました。
「“憎みきれないろくでなし”とかいいんじゃないかな」
すかさず,曲をスタート。
おいらにとってはお馴染みのギターのリフが飛び出します。
思った通りベースもかっこいいです。
I は「ほお」とかいいながら聴いています。
「あとは“TOKIO”とかね」
なかなかの好反応のようです。
むむむ,それならこれはどうだ。
「浅野ゆう子の“セクシー・バス・ストップ”とかさ」
「え,浅野ゆう子って歌手だったんですか?」
しくじった。それすら知らなかったか……。
おいらが考え込んでいると,
「松田聖子とかユーミンにはないですかねえ」と I が言うので,
それならおいらの専門分野じゃないかと,間髪入れずに
「松田聖子なら絶対“夏の扉”だよ」と言い放ち,
iTUNESのリストをスクロールしたところ,
なんと,聖子のアルバムはけっこうストックしているのにもかかわらず,
「夏の扉」はありませんでした。むむむ。
「あれれ,ない。でも,たしかベースは大仏さん(高水健司)で
チョッパーがかっこよかったよ」
というと,I は「はあ」とかいいながら,聴いています。
「ユーミンはどうですか?」というので,
「荒井由実時代? それとも松任谷?」
「荒井でお願いします」
「それなら“COBALT HOUR”だね」
すかさずその曲を探し出してクリック。
細野晴臣のトロピカルでファンキーなベースが飛び出してきました。
「かっこいいですね」とI 。
お,初めてまともに反応したな,とやや満足なおいら。
その後も続々70年代後半から80年代前半の歌謡曲の
これはと思う曲をあげていき,
その時代のベースの傾向はこうだったんだよねえ,などと
講釈までたれるハメになってしまいました。
「70年代の後半はなんといってもディスコ全盛だったから,
そういうのが多いよね。ファンキーというかさ。
露骨にモータウンをパクッたようなのもあるし。
石野真子の“日曜日はストレンジャー”とかね」
I はやはり「ほお」とか「はあ」とかいいながら聴いています。
ちょっと行き過ぎたかなと反省しているとIが
「井上陽水なら何でしょうか?」と聞くので,
しばらく考えた後,「やっぱり“感謝知らずの女”だよ」と
言ってやると,知らない様子。
「え,知らないの。あんな名曲を」
「ええ,ベスト盤に入ってますかね」
「入ってると思うよ」
I がすかさずベスト盤を取って戻ってきましたが,
見事に入ってませんでした。
「じゃあ,“夢の中へ”とかかねえ」
「…………」
「はあ」とかいいながらもしっかりメモをとり,
「参考になりました」とにこやかに帰っていった I。
最後の最後に控えめに聴かせた太田裕美の「9月の雨」が
おいらの一番のお薦めだと気づいてくれたでしょうか。
どんな特集ができるのか非常に楽しみです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 11:59
2006年01月17日
レコ評会議
今日はレコ評会議がありました。
おもに2月発売の新譜を各担当者が持ち寄り,
3月号のレビューに載せるものを決めます。
今日もいろんな新譜を聴きましたが,
いいなあと思ったものがたくさんありました。
リトル・ウィリーズ,トータス&ボニー・プリンス・ビリー,
エル・プレジデンテ,アークティック・モンキーズ,
木村カエラ,マッチブック・ロマンスなどなどですね。
イチオシは,トータス&ボニー・プリンス・ビリーの
『The Brave And The Bold』。
ちょっとワールド・ミュージックの香のするエレポップです。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:21
2006年01月16日
男どき女どき時分どき
山手線内、中央線の真ん中あたりに位置する市ヶ谷……。
わが編集部はこの界隈にございます。
春には外堀の桜が咲き乱れ,
夏の夜にはみたま祭りの提灯が街頭を彩るなど,
それなりの情緒も人情もある場所なのですが,
けっこうなビジネス街でもあります。
大通りを見渡せば,素っ気ないビルが両サイドにびっしり。
昔で言うコンクリートジャングルですね。
休日などはほとんど人通りもなく,
南沙織が「街は色づくのに〜」と歌っても,
愛する人は来ない大都会の片隅,そんなところです。
ビジネス街ですから,街には大量のビジネスマンやOLが溢れています。
特に時分どきには,歩道を人が埋め尽くし,
歩行困難になるほどの混みようです。
英語で言うと,What a large turnout! という感じでしょうか。
この大通りに放置されている自転車のカゴにゴミを捨てる人がいて,
それがつもり積もって大変なことになっている,
というようなことをずいぶん前に書きましたが,
ちょっと観察していると,その他にもいろいろなドラマがあります。
例えば,時分どきのビジネスマン。
ちょっとゆるいんですよね。
あれを見ると,おいら腰が抜けたような気分になります。
スーツで正装したビジネスマンが4〜5人で連れ立って,ランチへ。
このゆるさ,わかりますか。
昼の市ヶ谷は,ランチへ向かうビジネスマンの集団で花盛りになります。
あっちからもこっちからも漂うゆる〜いオーラ。
普段,ピシッと背筋を伸ばして猛烈に働いている人だろうに,
このときばかりは,歩き方に腰が入ってないというか,
ゆる〜いグルーヴがあるんです。
最高の笑顔で顔に「メシ」と書いてあり,
メシに行くという喜びを全身をゆるめて表わしています。
なんか虚をつかれた格好というかね(ちょっと日本語が変か)。
財布以外は何も持たず,どうにでもなれという感じです。
財布だけ持ってぶらぶらさせてるその手がまたゆるいんですよ。
なんかね。
寒い冬でも,大抵の人は上着を着ないんですよね。
これは不思議ですが,やっぱり営業や仕事に行くのではなく,
メシ食いに行くだけだから,
という決然とした気持ちの表われのような気がします。
夏は夏で,やっぱりワイシャツとネクタイのままで,上着はなし。
これが食べる前と食べたあとでまた微妙に違う。
まず歩くスピードが全然違います。
もちろん,食べる前のほうが早く,食べた後はゆっくりです。
昼時の市ヶ谷大通り,ゆるいビジネスマンの群れを縫って歩くとき,
男のドラマを見る気がします。
この5人の集団はどんなところで働いていて,
それぞれの関係はどうなっているんだろうなと。
ある人は,メシ食ったあとに,大事な商談をしに行くのかもしれない。
ある人は,昨日までに大仕事をなし遂げて,
今日はゆっくり昼飯でも食ってるのかもしれない。
ある人は,今日が定年で最後の昼食かもしれない,
後ろを歩いているきれいなOLさんは,もしかしたら,
こういうゆる〜い時の男達が好物かもしれない,などなどとね。
きっと,市ヶ谷でも新宿でも渋谷でも品川でも
甲府でも宇都宮でも梅田でも札幌でも
おんなじなんじゃないかという気がします。
水ぬるむ春,男ゆるむ昼
ということかしら。
市ヶ谷の大通りは数年前から歩行禁煙になって,
おいらはとてもありがたいのですが,
押し出しが立派でいい服を着て,
いかにも偉そうな人が平気の平左でタバコをくゆらしながら,
昼時に徒党を組んで,ここを闊歩していたりします。
こういう人に「ここは禁煙ですよ」と指摘してやると非常に面白いので,
気が向くとやっています。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 18:56
2006年01月06日
謹賀新年
みなさま,あけましておめでとうございます。
ギター・マガジンならびに当ブログを今年もよろしくご愛読ください。
実は新年の仕事始めは昨日だったのですが,
年始回りに忙しく,ほとんど仕事場にいなかったため,
初更新が今日になってしまいました。
昨年の10月以来,平日は皆勤で更新していたのですが,
その記録も年頭からあっさり途絶えました
(誰も気にしていなかったかもしれませんが)。
なんだか気が楽になりましたね。
今,年始の挨拶も一段落し,仕事モードに突入です。
締め切りは待ってくれませんからね。
さて,昨年の暮れに,編集部のとなりのビルに
こぎれいなデリがオープンしました。
一応「デリ」と銘打っているので,デリなんでしょうが,
実際はちょっとオシャレなコンビニという感じでしょうか。
できたて(に見える)パンやおにぎりなどもおいてあり,
われわれのような昼夜兼行の不規則な編集家業には
非常にありがたいお店です。
ここには,コーヒー・コーナーがあり,
10種類以上の入れ立てのコーヒーが
サーバーで常時用意されていて,
まるでファミレスのドリンクバーの様相ですが,
これがまたありがたいのです。しかも136円と安い。
どうやら,一定の時間が過ぎると捨てて煎れかえているようで,
いついってもたいがい熱々のおいしいコーヒーが買えます。
コーヒー好きのおいらとしては,このデリができてから,
毎日のように通っています。
このコーヒー・コーナーは,所定の位置から紙コップを取り,
それに自分でコーヒーを注いで
レジに持って行くというセルフサービスで,
ミルクや砂糖がほしければ,これもまた所定位置から取ります。
特になんということはないシステムですね。非常に合理的だと思います。
さて,このなんでもない流れの中に,
最近ちょっと気になることがあるんです。
開店から一月ほどたって,常連も増えて,
みんな店自体に慣れてきたからだと思うんですが,
ちょっと気になることをする人がいるんです。
紙コップにコーヒーを入れてレジに持って行き,金を払う。
これが自然な支払いの流れだと思うんですが,
コーヒーを紙コップに入れ,ミルクや砂糖を入れてから,
金を払う人がいるんです。
さあ,みなさんはこの行動をどう思いますか?
おそらく人によって反応が違うと思います。
おいらなどは,この行動にものすごい違和感を覚えますがねえ。
おまえ,金を払ってないんだから,
まだミルクを入れちゃいかんだろう。
子供の頃,親に怒られなかったかな?
金を払う前にお菓子のビニールをやぶっちゃいけませんと。
と,このようにとっさに思うわけです。
昨年の仕事納めの頃に,このような行動を取る人を
数人見かけたので,おいらは目を丸くして眺めていましたが,
そのまんま持ち逃げするわけでもなし,
まあ,ええじゃないかと納得はするわけです。
考えてみれば,最終的にミルクは入れるわけで,
だったら,ここで入れていったほうがゴミは出ないし,
一手間省けた気にもなります。
う〜ん,これは難しい問題だ。
しかし,いくら合理的といっても,どうにも気が引ける。
そこでおいらもやってみることにしました。
何事もチャレンジですから。
コーヒーを入れた紙コップに,勇気を出して店でミルクを注入。
なんだ,このドキドキ感は。
そして,レジで支払い。あっという間でした。
別にどうということはない作業ですし,
誰かにとがめられたわけでもありません。
しかし,わき上がる妙な罪悪感。
なんなんでしょうか,この感覚は。
ダメだ,おいらには向いてない。
というわけで,それからはまたミルクを入れずに買うようになりました。
なんという安堵感でしょう。やっぱりこっちが合ってるようです。
こういう買い方をしたほうが遥かにコーヒーがおいしいのです。
さて,1月9日(月)ベース・マガジン主催のイベントが
新宿ロフトであります。
ベーマガいちおしの若手ベーシスト8人がが豪腕を競うこのライブ,
見ておいて損はないと思います。熱いグルーヴが味わえますよ。
ぜひお足をお運び下さい。
投稿者 ギター・マガジン編集部 : 13:33
2005年12月27日
人のリフ見て我がリフ直せ
誰かがこんなこと言ってましたね。
それはさておき,リフというのはギターを志す者にとって
計り知れない魅力を持つものだと最近改めて実感しました。
CMでもよく流れているフランツ・フェルディナンドの
「ドゥ・ユー・ウォント・トゥー」を
次号のスコアで取り上げてるんですが,
聴いた途端に思わず弾きたくなるリフがあります。
この曲が入っている
『ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター』という
長ったらしいタイトルの最新アルバムは,
ギター・リフを中心とした曲が多い,近頃珍しいアルバムで,
思わず弾いてみたくなるリフが満載されています。
リフのパターンなんてもう使い果たされ,
いいものは望めないんじゃないかと思っていたおいらには衝撃でした。
これでも長いこと生きてギターを弾いているので,
古今東西のリフというリフを聴いてきたつもりでした。
それでも,あるとこにはあるんですね。
ギター・マガジンでも創刊以来,
幾度となくリフ特集をやってきました。
その中で取り上げたリフを列挙してみれば,
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「デイ・トリッパー」
「ホール・ロッタ・ラヴ」「ブラッグ・ドッグ」
「クレイジー・トレイン」「asayake」「ブラウン・シュガー」
「ウォーク・ディス・ウェイ」「闘牛士」
「アームド・アンド・レディ」などなどキリがありません。
しかし,近年はこういう特集自体が成立しない状況なんです。
なぜなら,これといったリフがほとんどないから。
あっても,特別にマニアックな音楽であるとか,
どっかで聴いたことのあるものや
昔の曲の焼き直しにしか思えないものが多い。
いやいや,見るべきところを見ればたくさんあると
お叱りをうけるかもしれませんね。
そんな中,フランツのリフはおいらには新鮮だったのです。
おいらもギタリストのはしくれですが,
いいリフを弾くと,心が躍るんですよね。
そして,ますますギターを弾くのが楽しくなる。
あの気持ち良さは弾いたものでないとわからないと思いますが,
「クレイジー・トレイン」とか「ホール・ロッタ・ラヴ」とか
1時間ぐらい弾いてても飽きないかも。
60〜70年代にはそんな気持ち良いリフがわんさとあって,
それを弾きたいがためにギターを手にした人も多かったでしょう。
いいリフを弾くバンドがもっと増えれば,
自然にギター人口が増えるってのがおいらの持論なんですが。
なんでいいリフを弾くと楽しいんだろう。
これは不思議ですけど,ちょっと前に
本誌のインタビューでトライセラトップスの
和田唱さんが語っていたことが印象に残っています。
いわく「リフに言葉を乗せるとグルーヴが出るんですよ」と。
なるほどなと思いました。
このグルーヴを味わいたくて,僕らはリフを弾くのでしょう。
2005年12月26日
リッチー特集
2月号のリッチー特集の内容をもう少しお知らせします。
なんといっても目玉は取り下ろしの最新インタビューです。
1月に発売されるブラックモアズ・ナイトの新作について,
上機嫌で語ってくれました。
さらに,レインボウ絶頂期のインタビューも掲載。
なぜマーシャルを使うのか,ストラトを使うのかといった
機材面に関しても豊富に語った貴重なインタビューです。
さらに,リッチーが使用していたのとほぼ同仕様の
機材を写真で紹介しながら,往年の使用機材を解説します。
まだまだありますが,この先は本誌で。
2005年12月22日
もう少し内容を
2月号の内容ですが,
29ページに及ぶリッチー・ブラックモア大特集に加え,
アメリカ〜メキシコ現地取材によるFENDER特集,モトリー・クルー特集,
ギタリスト25人の“忘れ得ぬ,あの瞬間”完結編などとなっています。
忘れ得ぬ〜には,布袋寅泰,内田勘太郎,PATA,春畑道哉(TUBE),
TAKUYA,小沼ようすけ,藤原基央(BUMP OF CHICKEN)が登場!
それぞれのギター人生の重要な一瞬に焦点を当てたインタビューです。
2005年12月20日
実は携帯サイトもあります
このブログに直接きてくださっている方は
もしかしてご存じないかもと思ったので,ご案内申し上げます。
実は,ギター・マガジンには携帯サイトもありまして,
最新号の内容が随時アップされるほか,このブログも読めます。
よろしかったら,そちらのほうもご活用下さい。
2005年12月19日
2月号は
年末進行もいよいよ大詰めでございます。
2月号は,なんと10年ぶりのリッチー・ブラックモア特集を筆頭に,
盛りだくさんの企画を用意しています。
リッチーの最新インタビューもゲット。お楽しみに!
2005年12月09日
デザイナーのMさんと その4
話はさらに続いて,ネット配信に行き着きました。
「どうなんですかね,配信は」とMさん。
「遅かれ早かれ趨勢としてそっちに行かざるをえないでしょう。
いや,来年中には大半が配信になるような気が。
もう音がどうのこうのと言っててもしょうがないし」
「MP3の音しか知らない若い人も多いわけですもんね」
「そうなんです。あれしか聴いてなかったら,
別に疑問には思いませんよね」
「人間は慣れますからね」
「そう,アナログの音が最高!と
世界の中心で叫んでみても,ただ心がシクシクするばかりです」
「でも,やっぱジャケは欲しいですよね。
デザイン的にすごくいいのあるし」
「そうなんですよ。ジャケは欲しい。ジャケ買いも楽しいですからね。
当たるも八卦,当たらぬも八卦」
「ジャケ買いのスリルですよね」
「こないだレコード会社の人とも話したんですけど,
CDを存続させるにはすべてをプログレにすればいいという
ようなことを冗談交じりに言ってましたよ」
「どういう意味ですか?」
「プログレは1曲が長いからダウンロードするのに時間がかかる。
だったら,CDで買った方が早いと。
しかもプログレの好きな人はジャケットにこだわる場合が多いので,
紙ジャケなら,なおいいというわけです」
「なるほど」
「中身は配信で,ジャケだけ別売りというのもいいかもしれませんね。
これは新たなビジネスチャンスかも」
「そうかも」
(おしまい)
2005年12月08日
デザイナーのMさんと その3
ひとしきりアナログ談義が続いたあと,CDの話になりました。
「ところで,Mさん,CDは何で聴いてます?」とおいら。
「だいたいパソコンですね。
買ってきたらまずパソコンに取り込むんですよ」
「最近はおいらもパソコンかiPODが多いですね。
紙ジャケのCDだと,一旦パソコンに取り込んだら,
とりわけ大事に封をしてしまっておきます。
そういえば,昔は,LPを買ったら,必ずカセットに録音して,
レコードのほうは大事にしまっておいたもんですけど,
なんでこの年になってまでおんなじようなことやってるんだろうと,
心がシクシクしますよ」
「ブハハハハハ。わかるわかる」
「紙ジャケはホント罪ですね。
日本の紙ジャケは本当に精巧にできてるんで,
昔のLPの見開きの感じも忠実に再現されてるでしょ。
開くタイプじゃないやつはまだいいんですけど,
見開きジャケットは,決して全開にできません」
「へ? それって,ペタンと平面にできないってことですか?」
「そうです。それをやると,ジャケの背の部分に
“開きじわ”がつくんですよ。これが許せない。
というか,イヤな思い出が……」
「イヤな思い出?」
「はい。中学生の頃に先輩の家で,レコードを見せてもらったんですけど,
棚を順々に見ながら,なにげに手に取った見開きジャケの
レコードを何も考えずにパッと開いてしまったんですよ。
そしたら,猛烈な勢いで先輩に怒られました。
“お,お前,そんなに開いたら,スジがつくじゃないか!”と。
ものすごい剣幕でしたよ。たしかそのレコードはキング・クリムゾンで,
それが余計にいけなかったのかもしれないですけど」
「へええ〜,僕も同じような経験ありますよ。
見開きジャケのLPを開くのはやっちゃいけないことでした」
「あれ以来,トラウマなんですよね。
それまで全然意識してなかったのに,
自分のLPも開けなくなってしまいました。
その伝で,紙ジャケのCDもダメ。
三つ子の魂百までとはよく言ったもんです」
「中学生の頃とか,LPなんてめったに買えませんでしたからね」
「本当ですよ。どれだけレコードを大事にしたか。
だから,ヒップホップとかでDJがLPをスクラッチに使うのを見て,
仰天しましたよ。なんと罰当たりな!と」
「ブハハハハ。わかります。
僕は今,アナログはできるだけ粗末に扱うようにしてますけどね」
「Mさん」
「なんです?」
「カッコイイ!」
(つづく)
2005年12月07日
デザイナーのMさんと その2
デザイナーのMさんの事務所には,
アナログ盤が聴けるプレイヤーが置いてあります。
LPもかなりの数があり,デザイン待ちの合間に,
常にアナログが聴ける環境っていいなあと,
一枚一枚引き出してはためつすがめつするわけですが,
その幅の広さにうなることしきり。
人のLP棚は本当に面白いですね。
Mさんは気に入ったアーティストのLPを
複数枚買うことがあるそうで,
例えば,レインボウの同じアルバムで5枚持ってるのがあるとか。
「一枚一枚,音が違うんですよ」とMさん。
「あ,なるほど。減り方とかが違うんですね」
「そうなんです。状態がいいのを買うと,
めちゃくちゃ音がよかったりします。
だから,何枚も買って音の違いを確認するんです」
「アナログの良さはそこですよね。
溝の減り方が明らかに違うから,音も違う。
そういえば,昔,テスコの創業者のひとりであるHさんという人を
ずっと取材していたんですが,その人がよく言ってました。
戦前,Hさんが東京でハワイアン・バンドをやっていた頃,
輸入物のSP盤を買っては聴いていたそうですが。
SP盤というのは,何度か聴くと壊れてダメになったと。
そのたびに買い換えたんだそうです。
そういう買い換え需要でベストセラーになったものもあるそうですよ」
「SP盤ですか。78回転の」
「そうです。SPって重いんですよね。あれはたまらないですよ。
落とすとすぐ割れるし」
「フハハハハ。戦前の人はスゴイ」
「でも,アナログって,たまに聴くと,本当に音がいいですよね。
というか,奥行きがあって,あったかい」
「そうですね」
(つづく)
2005年12月02日
チャットモンチー
『chatmonchy has come』チャットモンチー
最近のお気に入りバンドです。
「ハナノユメ」という曲を一度聴いたら,
耳から離れなくなりました。
これは6曲入りのデビュー・ミニ・アルバムで,
なんかいい感じに脱力した
ポップなオルタナ系(?)or グランジ(?)サウンド。
曲もいいんですけど,歌が抜群にいいです。
天性のものを感じますね。
フィーリーズの1stをちょっといただいちゃったような
ジャケットがまたグーです。
2005年12月01日
1月号表紙・巻頭アーティストは!
1月号の表紙・巻頭アーティストは
BUMP OF CHICKENの藤原基央です。
その音楽の素晴らしさ,ギターのカッコよさは
ここで説明するまでもないでしょう。
「天体観測」のリフや「ギルド」のバッキング・ギター,
そして,独特のボイシングを持つ
コード・プレイなどに天賦の才を感じます。
インタビューでは,なぜ自分が音楽を作るのか,
その動機を力強く語ってくれているのですが,
答えの明快さは感動的ですらありました。
そして,彼が無類のギター好きであることも判明。
限られた時間の中で,真摯にギターのことを語り,
帰り際「もっとギターのことをしゃべりたかった」と残念そうな顔も。
バンプの音楽を聴くたびに思います。
もし,おいらがいま学生だったら,
間違いなくバンドでやっていただろうなあ,と。
1月号の藤原基央特集をぜひお楽しみに。
2005年11月22日
こっちも最強! ポルシェ メンテナンスの本
(山椎社・講談社刊)
知人で敬愛する鶴田昭臣さんが書いた
ポルシェのメンテ本を紹介します。
鶴田さんとはあるギター・メーカーの記事の取材がご縁で
お近づきになったのですが,
その人間性と話の面白さにたちまち惹かれました。
車のチューニングという概念がまだ一般的でなかった頃から
パーツの開発やレーシングマシンの開発に携わり,ドイツ滞在も経験,
90年代の初頭にはポルシェのメンテナンス・ショップ,Imecを設立。
ポルシェ・オーナーに圧倒的な支持を得ています。
先駆者の苦労話や開発話が面白いのはギターも車も同じことで,
お話をうかがいながら,ギターとの共通点の多さに感嘆しました。
そして,仕事をするとはどういうことか,男の夢とはどんなものか,
鶴田さんは静かな口調で熱く語ってくれました。
その鶴田さんがこのたび本を出したのです。
『ポルシェ 最強メンテナンス』と題されたこの本は,
1.ポルシェオーナーがまちがっている10項目+1
2.999以降の水冷ポルシェに楽しく乗るために!!
3.空冷ポルシェの楽しみと必要なメンテナンス再考察
4.ターボ車を元気にするメンテナンスはこれだ!!
5.つければいいってもんじゃない 社外パーツの取り付け!!
6.ブレーキとサスペンション 足下をビシッとする秘訣
7.鶴田のホームグラウンド アイメックの秘密を大公開!!
の7章からなり,独特の視点から
ポルシェを楽しむ方法を伝授してくれます。
ポルシェなどおいらには恐れ多いですが,
その昔,ガキの頃,『サーキットの狼』に夢中になり,
スーパーカーにあこがれたことはあります。
早瀬が乗っていたポルシェはカッコよかった。
その時の記憶はそのままですし,
高速道路で瞬時にして回りの車を追い抜いていく
疾風のような加速力には驚嘆せずにはいられません。
ポルシェが好きで実際に所有しているギター・コレクターを
おいらは何人か知っていますし,
ギターと車は同種の魅力があるような気がします。
オーナーあるいは,これから乗ろうと思っている方,
この本もいかがですか?
2005年10月25日
キノコどこの子
秋や春先に里山を歩くと,雑木林のあちこちにキノコを見かけます。
おいら,どういうわけか,キノコには生理的な恐怖感があって,
いきなり出くわすと,背筋がゾワッとするのですが,
これがどうしてなのか未だにわかりません。
子供の頃に読んだ楳図かずおの『漂流教室』に,
空腹にあえいだ子供たちがわけのわからないキノコをたまらず食べると,
未来人類(クモ人間みたいなやつ)になってしまうという話があり,
とてつもなく恐かった記憶があるためかもしれません。
あるいは,キノコといえば毒,みたいな誤った先入観があるからかも。
恐いと言っても,別に店頭に並んでるシイタケやナメコなどは
全然平気なんですよ。恐いのは天然のものです。
特にいや〜な感じがするのは,いきなり土からニョキッと生えてるやつ。
倒木に生えてるやつや,養殖のシイタケなんかはそれほどでもありません。
一番ゾワッとするのは,ビル街とか住宅街とか,
人間のテリトリーでキノコを見かけた時です。
実はこないだ,そういう機会があったんですよ。
おいらが住んでるマンションの植え込みにて発見。
うわ〜。ゾワ〜。
“緑地を大切にしましょう”みたいなところです。
こういうところで,キノコに出くわすと思い切りへこむなあ。
しかも,いっぱい生えてる。
この“いっぱい生えてる感”が余計にキモイのです。
しか〜し,一回ゾワッとくると,しげしげ眺めたくなるんですよ。
これも不思議な生理現象です。
で,このキノコなんていうキノコだろうと,名前を知りたくなる。
思わず近寄ってみたりして。これはもしかしてドコモダケ?(違うか)
好事家として生まれたおいらの宿命ですかね。
なんか見ちゃいけないものみたいなんだけど,見たい。
しかし,花と違って可愛くねえなあ。
もう少し近寄ってみたりして。
ますます背筋が寒くなってきました。
ところで,キノコって何なんだろう。
木の子だから,やっぱり植物だよな。食えるし。
そう考えると,いてもたってもいられなくなり,
キノコについて物の本で調べてみました。すると……
なんとキノコは植物ではなかったんです。
(そんなことも知らないのかよ,と言わないで)
クモが昆虫ではないというのと同じですかね。
(これは知ってる)
キノコは菌類なんだそうです。
つまりカビとかの仲間なんですよ。
地中深くなが〜く根を張って,土の上に傘を出し,
そこから胞子をばらまきまくるらしい。
うえ〜,よけいに恐くなってきた。
しかし,キノコには自然界で重要な役割があるそうです。
落ち葉や虫の死骸などを処理して,
土に返しているんですって。全然知りませんでした。
なんかとても重要なことを学んだ気がしましたよ。
これからは,これを思い出して,キノコを眺めることにしましょう。
ところで,同じ植え込みの中で面白いものを発見しました。
木の根っこのところにありました。これ何だと思います?
アリの巣なんですよ。
木の根のところに盛り土をして巣を作ってるんです。
うわ〜,これはスゲエや。ちょっと感動。
天然の美ですね。
写真ではよく見えないと思いますけど,
この場面,ちゃんとアリが出入りしているんですよ。
しばらく,うっとり眺めていました。
え,キノコよりアリの巣が美しいなんて変だ?
そうですかね。
そういえば,その昔,木の葉のこってタレントがいたなあ。
関係ないけど。
ああ,片山さつきの髪の毛バッサリ切りたい。
2005年10月19日
携帯電話兄弟(?)
本誌の広告を担当してくれているSという男がいるのですが、
昨日も、おいらのところへやってきて、仕事の話をしていました。
すると、突然、「変酋長、同じですよ」と叫びました。
「へ? 何が」と彼の視線の先を嘔吐、いや負うと、
たまたま机上に置いてあったおいらの携帯を射抜いていました。
「自分とおんなじ携帯です」とS。
「そ、そうなの?」
「なんか、いやですね」
「おまえに言われたかないわ!」
「いやだなあ」と言いながら、
ポケットから携帯を取り出すS。
それを見ると、確かに同じ機種で、色まで同じ。
「うわ、本当だ。なんかヤだな」
「いやですね」
「こういうのもやっぱり兄弟っていうのか」
「言われたくないですね、アニキ」
「う。まさかと思うけど、ストラップは同じじゃないよな」と
おいらは自分の携帯に付けている
謀ギター・ブランドのストラップを見せました。
すると「うわ、同じです。色は違うけど」とストラップをひらひらさせるS。
実はこのストラップは、とある発表会で粗品として頂戴したもので、
ふたりとも同じ発表会に出席していたのです。
「へこむよな」
「はい」
男同士、深く考え込むふたりでした。
実を言うと、Sの携帯と自分の携帯が同じ機種であることは、
おいらはとっくの昔に知っていたのです。
ちょっと前に打ち合わせしている時に
Sの携帯に電話がかかってきました。
そこで、おいらは見てしまいました。
「あ、おんなじ! 色まで」
この時、とっさに指摘しようと思ったのですが、
Sは電話の真っ最中で、しかもやや長話になり、
終わった時には指摘するタイミングを逸していました。
こういう人情の綾にかかわる微妙なことを指摘するには
タイミングが最も大事です。
この勘所をひとつ間違えるだけで,
その後の人間関係に大きな影響を与えますから。
「あなた、鼻毛が見えてますよ」とはなかなか言えないのと同じでしょう。
(これはタイミングの問題ではないか)。
いずれにしろ,そのタイミングを逃してしまい、
なんとなくそのままになっていたのでした。
別に指摘しなかったからといって、人類の未来が変わるわけじゃなし。
しかし、ストラップまで同じとは。うかつだった。
あの時に指摘していれば、
ストラップの重複だけは避けられたかもしれないのに。
なぜなら、発表会はあの時よりもずっとあとだったからです。
Sもおいらもギター好き、その謀ブランドも好きです。
そのストラップを仲良く付けてしまうことは容易に予想できたはずで、
Sも携帯機種のかぶりをインプットして入れば、
脳内警戒警報が鳴り響いて、もっと慎重になったはずなのです。
ま、どっちみち付けたかもしれませんがね。
もう付けてしまったものはしょうがないしな。
と、開き直るおいらでした。
2005年10月06日
ラヂオの時間
先日の渡辺香津美の取材のときのことをもう少し。
この日、取材はNHKのラジオスタジオで行ないました。
これまでにも何度かNHKで取材することはあったのですが、
ラジオのスタジオというのは初めて。
ちょっと興味がありました。
カメラマンのUさんと待ち合わせて入り口をくぐり、
目的のスタジオへ向かいます。
途中、廊下のソファのそこここに、
何やら武士の扮装をした俳優らしき人たちが休憩しています。
あ、大河ドラマだな、とピンと来ました。
すると、Uさんが
「変酋長、変酋長」と呼び止めます。
「なんですか」
「今、石原さとみがいましたよ」と最高の笑顔。
「ええええっつ! マジすか」
「本当です」
く〜、じゃあやっぱり大河ドラマだ、「義経」だ。
タッキーはどうでもいいけど、わざわざNHKまで来て、
石原さとみを見逃すとは。惜しいことをしました。
さて、スタジオに到着。
まだ本番収録中で、DJ香津美の軽妙なトークを聞きながら
ミキサーのある調整室で待たせてもらうことに。
待っているあいだ、スタジオを見回すと、
想像していたよりはるかに立派でした。
本番が終わり、香津美さんがブースを出てきたのでご挨拶。
撮影場所を決めるために、ちょっとブースに立ち入ると、広い広い。
40畳くらいはありそうです。
この広いスタジオの中央あたりに
ちょっとしたDJスペースをしつらえてあり、
そこで香津美さんはマイクに語りかけるのです。
(DJ香津美の雄姿は12月号で。乞うご期待)
この広いスタジオを見ていたら、
『ラヂオの時間』という映画を思い出しました。
三谷幸喜監督による作品で、
生放送でラジオドラマをやることにしたのはいいが、
さまざまな問題が持ち上がり、
ドラマの筋が脚本とはまったく変わってしまうというコメディです。
スタジオの感じとか調整室の感じとかがあの映画にそっくりなんです。
こういう感じか(しみじみ)。
横の方にピアノがあったので、寄っていくと、
なんとスタインウェイのグランドピアノです。
このスタジオ、聞けば、ビッグバンドの生演奏も可能ということ。
きっと数々の名演を生み出してきたのでしょう。
ブース全体に歴史の重みが刻まれていました。
中学生の頃から、エアチェックにいそしんでいたおいらとしては、
FMラジオには並々ならぬ愛着があります。
おいらが昔聴いたクロスオーバー系の生セッションとか、
竹内まりやのスタジオライブとか、
桃井かおり+憂歌団セッションとかも
もしかしたらこのスタジオでやったのかもしれないな
と考えると、と感慨もひとしおでした。
香津美さんの取材は無事終了。
お疲れさまでした。
エレベーターを降りて「もしかしたら」と思い、
さっきのソファのところを見ましたが、
石原さとみの姿はありませんでした。(了)




























































